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出雲ごみダイエット通信【第18号】
出雲ごみダイエット通信 第18号 2015 年7月号 発行/出雲市経済環境部環境政策課減量推進係 E-mail:[email protected] 〒693-8530 出雲市今市町70 ☏0853-21-6988 FAX 0853-21-6597 子どもの成長とともに着られなくなってしまう子ども服。子どもの成長はうれしいことで すが、みなさまは、着られなくなってしまった子ども服をどのようにしていますか? あっさり捨ててしまうのはもったいないですよね! 古着屋さんや地域のイベントを活用してみませんか? 1 久多美と東で子ども服の交換会が開催されました! ~久多美コミュニティセンター・東コミュニティセンター~ 平田地域の久多美地区と東地区で子ども服の 交換会が開催されました。平成27年5月14 日、15日の両日、それぞれのコミュニティセン ターで子ども服を回収され、久多美コミュニティ センターで集まった子ども服は、東コミュニティ センターへ、東コミュニティセンターで集まった 子ども服は、久多美コミュニティセンターへ送ら 久多美コミュニティセンターでの配布の様子。 れました。その後、久多美コミュニティセンター 他のお母さんたちといっしょに、ゆったりと服選び。 では、5月25日~6月5日に希望者に無料で配布され、大変喜ばれました。 東コミュニティセンターでは、7月25日 の「ひがし納涼夏祭り」のイベントの一つとし て希望者に無料で配布され、こちらも多くの 方に喜ばれました。 子育てをするお父さん、お母さんにとって、 子ども服がたくさん手に入るだけでなく、同 じ地域で、同年代のお子さんを持つ他の方々 と交流する良い機会にもなりました。 東コミュニティセンターでは夏祭りで配布されました。 お祭りには、たくさんの子どもたちが集まりました。 子ども服の交換会を開催された久多美地 地域の方が、子どもたちの服選びをサポート! 区、東地区それぞれのセンター長にお話を伺いました。 2 2つのコミュニティセンターの間で衣類の交換をされるというのは、おもしろいアイデアで すね!今回、どのような経緯で開催に至ったのでしょうか? ○烏田富夫センター長(久多美コミュニティセンター)のお話 毎朝、あいさつ運動で子どもたちの登校する姿を 見ていて、「中学校に入学したら小学生の時に着て いた服はどうするのかな」「小さくて着れなくなっ た服はどうするの」という思いと、 「着替えがたくさ んあったら子どもたちも喜ぶだろうな」という思い で子ども服再利用のための交換会を計画しました。 近場で子ども服の交換をすると、その服が誰のも 久多美コミュニティセンター、烏田センター長。 バイタリティーあふれるアイデアマンです! のだったか分かってしまい、それが嫌なこともある だろう、という考えから、2つのコミュニティセン ターで衣類を集め、交換して希望者に配布する、というやり方を思いつきました。東コミュニテ ィセンターに相談したところ、快く応じていただき、今回の企画が実現しました。 コミセンだよりやケーブルテレビの音声告知でお知らせしたところ、たくさんの方に衣類を持 ち寄っていただき、また、喜んで持ち帰られました。今回の企画はとてもよかったと思っていま す。捨てることよりも、利用してもらうことで子育てをされている方を応援したいと思いますの で、今後も続けていきたいと思います。 子どもは地域の宝であり、地域全体で子どもたちを見守っていきたいと考えていますので、1 人でも多くの地域のみなさまのご協力をお願い致します。 ○田中敬耕センター長(東コミュニティセンター)のお話 久多美コミュニティセンターからお話をいただき、 私も小学生がいろいろな服を着れるようになるとい いと思い、今回の交換会を実施しました。 PTAなどに声をかけたところ、持ち込まれた方は 10名ほどでしたが、たくさんの衣類が集まりまし た。衣類が集まりすぎても対応できなくなってしまう ので、今回は小学生までの服としましたが、中には「も う少し大きな、中学生向けの服でも衣類の交換会をし 東コミュニティセンター、田中センター長。 突然の取材でしたが、にこやかに応じていただきました。 て欲しい」という意見もありましたので、今後検討したいと思っています。 3 出雲西高校インターアクトクラブ活動発表 & 意見交換会が開催されました! ~出雲市環境保全連合会荒木支部~ 平成27年7月16日(木)に、荒木コミュニティセンターで自治会や婦人会などの地域のみ なさまと、出雲西高インターアクトクラブのみなさま、また、ゲストとして、神門通り甦りの会 の田邊達也さん、出雲市役所大社支所市民サービス課大塚悟さん、荒木コミュニティセンター長 鎌田文雄さんが参加され、環境をテーマとした意見交換会がありました。 意見交換会の前に、出雲西高インターアクトクラブの生徒さ んから、これまでの同クラブの活動が紹介されました。主な活 動として、宍道湖へのヨシの植栽と刈り取り、尾原ダムへの植 林、韓国の学生との海岸清掃、赤川へのEM団子投入などをし ておられ、地域のみなさまも感心されている様子でした。顧問 の渡部學先生からは、同クラブの海外での活動の様子や、同ク 出雲西高インターアクトクラブのみなさま 自分たちの活動を堂々と発表されました。 ラブの活動が認められ、高校生地球環境論文コンクール最優秀賞など、様々な賞を受けているこ とが紹介されました。 その後グループごとに分かれ、 「ふるさとの環境を守るために 何ができる!」をメインテーマに意見交換がありました。50 分ほどの間に活発な議論がかわされ、その中で「環境問題は、 目に見える結果が出にくく、世代間の意識の差もあるために、 なかなか一歩が踏み出せない」 「一人ひとりの力ではなく、みん 多様な意見が出ました! なで力を合わせて取り組むことが重要」 「ごみ拾いなどを、イベ ントでなく文化にしないといけない。たとえば、出雲大社の境内にポイ捨てをする人はいない」 など、多くの意見が出ました。 参加された方に感想を伺ったところ、「インターアクトクラブのみなさんの活動に感心した」 「自分も気を付けたいと反省した」 「若い力はすばらしい」 「若い人と年配の人が力を合わせれば、 すごい力がでる」など、大変良い刺激を受けられた様子でした。また、出雲西高の生徒さんにと っても、普段交流のない地域の方々との意見交換ができ、大変有意義な会になったようです。 4 突撃!ごみ減量化レポート! このコーナーは、みなさまのご家庭や職場で、ごみ減量を工夫し実践している方を取材 し、紹介するという情報コーナーです。 今回は、大社町連合婦人会 いしはらよし え 石原吉枝さんにお話を伺いました。 **************************************************************************** 石原さんは大社町を中心に様々な活動をされていますね。今回は、ごみの減量化につながるこ とについて、教えてください! ごみの減量化について私が取り組んでいることは、コンポスト を使った生ごみの堆肥化です。野菜の皮などの調理くずを堆肥化 して、畑に使っています。また、畑に生える草も、刈った後に一箇 所に積み上げて、腐葉土のようにしてから堆肥にしています。草 を燃えるごみにすると、すごい量になってしまいますよね。草は 分解するのに時間がかかりますが、米ぬかやぼかし、EM活性液 を入れてからブルーシートをかぶせておくと、分解が早いです。 このようにすると、収集に出す燃えるごみは、1週間に小さい袋 コンポストで作った堆肥で トマト、ネギ、あすっこ等が 栽培されていました。 スタイリッシュですね! 1つくらいで済みます。 他には、割りばしや廃食油をリサイクルするようにしています。 割りばしや廃食油を分けておいて、コミュニティセンターにある回 収場所に持って行きます。コミュニティセンターで割りばしや廃食 油を回収していることは、ご存じない方がけっこういらっしゃいま すね。 割りばし・廃食油のリサイクル回収 (荒木コミュニティセンター) EM活性液やぼかしは、作るのは大変ですか? そんなことはないですよ。レシピが ありますので、簡単に作れます。私も自分で作りますが、時間がない ときは、買ってきたりもしますよ。他の方が作られたものがJAのグ リーンセンターや野菜市で販売していることがあるので、そこで買 っています。私も、作ったEM活性液を荒木コミュニティセンターに 置かせていただいています。このEM活性液の売上金は、荒木地区婦 人会の環境活動費として活用しています。 5 EM活性液や、米のとぎ汁発酵液 生ごみの堆肥化は大変ですか?作るときに不快感があったりとかはないですか? 調理してすぐの生ごみは、臭くも汚くもないです。ごみを出す時も、燃えるごみ袋に生ごみを 入れないので、衛生的ですし、カラスにもつつかれません。 たしかに、生ごみはもともとは食品ですね。 それでも、夏場などは堆肥化に失敗して、腐って臭いが出 たり、虫がわいたりすることがあります。コンポストに毎日 新しい生ごみを入れると堆肥化しにくいですから、今は、生 ごみを発泡スチロールの箱にぼかしと一緒に入れて発酵さ せ、そのあとでコンポストに入れて堆肥にするようにしてい ます。虫も出にくいですし、もし失敗しても少しの量なので 発泡スチロールもコンポストとして使えます 対処しやすいです。 (※生ごみが堆肥になるためには、発酵する時間が必要です。堆肥化の方法については、ごみダ イエット通信創刊号、第2号でも詳しく紹介していますので、ご覧ください。) なるほど、それはいいアイデアですね!堆肥化を促すために、コンポストを2つ用意して交互 に使う、というのは聞いたことがありますが、別容器であらかじめ発酵させるというのは初めて 聞きました。石原さんオリジナルですか? そうだと思います。発泡スチロールの箱を見た時に、思いついたんですよ。まだ実験中ですが、 うまくいってくれるといいと思っています。 とても楽しそうに取り組んでいらっしゃいますね (^^) 他に、課題に思うことはありますか? 共働きの方は、朝とかあわただしくて、ごみ問題に取り組む時間があまりないように思います。 ですから、私たちと同じやり方でごみの処理をしてほしい、とは言いにくいですね。 忙しい方でも、ごみの減量化が簡単にできることはありますか? 燃えるごみに出す前に、生ごみを乾かすことです。これだけで、かなり軽くなり、腐りにくく なります。生ごみを三角コーナーに入れずに、窓辺で乾かしたり、夏場などは、生ごみが出るた びに小さいビニール袋に入れて、冷蔵庫に入れてしまいます。冷蔵庫でも結構乾燥しますよ。も とは食品ですから、汚くはないと思いますよ。 なるほど。三角コーナーに入れっぱなしにするからいけないんですね(--;) 私も参考にさせていただきます。今回はお話いただき、ありがとうございました! 6 このシリーズは、ごみ処理の現場で働いていらっしゃる職員さんから、市民のみなさまへ 生の声を伝えるためのコーナーです。 さかもとはるひさ 今回は、出雲クリーンシステム協同組合(有限会社 プレート商会)の坂本治久さんにお 話を伺いました。 出雲地域の可燃・不燃ごみの収集を行っている坂本治久さんは、長年 ごみの収集作業を行っていらっしゃるスペシャリストです。 日頃収集作業を行われる中で、何か気づかれることはありますか? 特に、入居者の入れ替わりの多いアパートにみられることですが、ごみ の分別が間違っていたり、ごみ袋に書かれた名前が読み取れなかったりす ることがあります。ルール違反のごみは、注意紙を貼って残しますが、そ プレート商会 代表取締役 坂本 治久さん のごみを出された方がそのまま集積場に放置し、どんどんそのようなごみ がたまっていくことがあります。最終的には大家さんが片づけられている と思いますが、収集しづらく、困りますね。 なるほど。ルール違反のごみ袋と回収すべきごみ袋を分けながら収集をするのは大変ですよ ね。 それでも、ほとんどの方はルールを守ってごみを出されています。ごみ出しのマナーはどんど ん良くなっていると思いますよ。ごみ袋に「ごくろうさまです」とかメッセージが書いてあるこ ともあり、その時はとてもうれしいですね。やる気が出ます! それはうれしいですね(^^)。他に、困ったこととかはありますか? 粗大ごみの回収の時に、ごみを出し忘れている方がいらっしゃいます。伺った時に慌てて粗大 ごみを出されますが、全体の回収が遅れてきてしまうので、収集箇所の多いときには困ります ね。 月に1度の収集ですからね(^^;)。みなさま、お忘れの無いようにお願いします! プレート商会さんは、出雲市の一般廃棄物収集運搬許可業者として、優良・善良であろうと常 に心掛けて業務にあたっていらっしゃいます。これからも市民のみなさまのために、がんばっ てください。 7 お知らせ~information~ 事業者様のご協力により、平成 27 年 7 月7日から紙リサイクルステーション を2か所増設することができました。 ※出雲地域の他の紙リサイクルステーションと同様にご利用いただけます。また、これまで の紙リサイクルステーションも引き続きご利用いただけます。 回収日時:毎週火曜日 午前7:30~午後1:00 祝日と年末年始(12月29日から1月4日)はお休みします。 回収品目:古紙「新聞・新聞折込チラシ」「雑誌・本・雑紙」「紙パック」「ダンボール」 ※次の紙類はリサイクルできませんので、持ち込みはご遠慮ください。 プリント写真、アルバム、感熱紙、感圧紙、油紙、カーボン紙、ビニールコート紙、ワックス 加工紙(紙コップ、米袋) 、シールとその台紙、銀箔の貼ってある紙パック(酒パックなど) 大津朝倉1丁目 グッディー北部店駐車場 塩冶町 丸三駅南店第2駐車場 出雲朝倉郵便局 出雲休日診療所 イゲタ食品 グッディー北部店 丸三駅南店 朝倉南公園 新設箇所 新設箇所 ジュンテンドー 出雲南店 紙リサイクルステーションの設置場所を募集します。 今回は、出雲地域・斐川地域の事業所等に限定します。詳しくは、出雲市役所 美化推進係(0853-21-6989)までお問い合わせください。 環境政策課 地域で衣類の交換会等を開催したいけど、どうしたらいいかわからない・・・ そんな方々をサポートします! ・どのような衣類がリサイクルできるの? ・雨にぬれても大丈夫? ・人手はどのくらい必要? ・回収した衣類が余ったら、どうすればいい? ・回収だけではだめ? ……などなど。 環境政策課のノウハウを生かし、お答えします! ご相談は、出雲市 環境政策課 減量推進係(0853-21-6988)まで。 8