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「おにぎり」による食中毒事象の概要
「おにぎり」による食中毒事象の概要 平成 24 年 8 月 19 日 記者発表資料 食中毒事象の概要 (1)初発日時 (2)有 症 者 (3)主な症状 (4)原因物質 (5)原因食品 (6)発症原因 平成24年8月15日(水)午後 8 時半頃 宇治市炭山地区・池尾地区住民 嘔吐・下痢・腹痛 黄色ブドウ球菌 8月15日に提供されたおにぎり 製造後、喫食までの間において食中毒細菌が増殖した ためと思われる。 有症者へのフォロー ① DMAT の医師・看護師(京都医療センター3人)による診察 8月16日 ② 医療救護所の開設(宇治病院 5 人) 8月16日∼17日 ③ 京都府の医療救護班(第一日赤6人・第二日赤 6 人)による診察 8月17日∼ ④ 宇治久世医師会の医療救護班による診察(第二岡本総合病院 4 人) 8月18日∼ ⑤ 保健師による訪問健康調査 8月16日∼18日 有症者の現在の状況 8月 19 日 12 時現在で、 救急搬送者数 34名(うち、入院者 1 名) 救急搬送以外に独自に受診された方 48名(うち、入院者5名) 合計82名(内1名は重複受診) 6名の入院者は全員快方に向かっている。 医療機関にかかっておられない有症者 13名(保健師訪問調査) 17日より行った保健師による聞き取り調査の結果、食中毒様症状も 改善しており、かなり落ち着いた状況になっている。本日も医療チー ムの派遣を行い、住民の健康状況の把握に努めている。 事象の問題点 1. 2. 3. 4. 災害対策本部内の連携不足 食品の衛生管理の基本的知識の不足 輸送における食品の取り扱いについての指示の不徹底 避難住民の方への早期喫食の注意喚起の欠如 食糧調達の経過 8 月 14 日 午後 8 月 15 日 9 時 30 分頃 10 時 00 分頃 10 時 30 分頃 10 時 40 分頃 11 時 00 分頃 11 時 10 分 11 時 30 分頃 飲料水等救援物資の搬送が 15 日 11 時より開始される ので、食糧の調達の準備作業に着手し、A 業者に発注 する。 A 業者が安心館におにぎりを納品する。 (発泡スチロー ル箱) 安心館 3 階の大会議室でパンとおにぎりを段ボール箱に 梱包する。 (ヘリコプターでの輸送のため) 太陽が丘に向けてマイクロバス・キャブに分乗してパン とおにぎり、飲料水等救援物資を積載し、安心館を出発 する。 (運転手1名、職員3名) 太陽が丘に到着する。 ヘリ 1 便目到着。 炭山の着陸地点の安全確認及び誘導のため、救助隊員2 名が先行搭乗する。 マイクロバス・公用車に救援物資を積載した状態で車内 で待機する。 ヘリ離陸。炭山(元工芸高校グラウンド)に到着。現地 を確認し、救助隊員2名を下ろす。 ヘリ2便目到着。 さらに救助隊2名(池尾の要員) 、市職員2名(炭山の 現地要員)が搭乗する。マイクロバス・公用車は救援 物資とともに車内で待機。 ヘリ2便目離陸。炭山で市職員2名を下ろし、さらに 救助隊員2名を池尾に下ろす。 燃料補給のため基地(横大路)に戻る。 11 時 40 分 12 時 10 分頃 12 時 30 分頃 12 時 55 分頃 13 時 05 分 13 時 30 分頃 13 時 38 分 13 時 45 分頃 13 時 55 分 物資を下ろす作業に着手。 12 時 20 分頃下ろし終える。 重量のチェックと物資の仕分けを行う。 にわか雨があり、濡れないように、物資の上にブルー シートを折り返してかぶせる。 3便目到着。 物資(飲料水)を搭載し、離陸。炭山にて地元住民に 引き渡す。 (車両に積み込む) 4便目到着。 物資(飲料水)を搭載し、離陸。炭山にて地元住民に 引き渡す。 (車両に積み込む) 池尾に陸路にて運搬する車両が到着したため、池尾分 の食糧を引き渡す。 5便目到着。 物資(食糧)を搭載し、離陸。炭山にて地元住民に引 き渡す。 (車両に積み込む) ∼ 昼食物資の搬送が終了したため、ヘリは基地に戻る。∼