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学校だより 26年5月号 [210KB pdfファイル]
平成 26 年度 5月号 四季の森 このまちに生き、ともに輝く子 ねばり強く取り組む子 思いやりのある子 命を大切にする子 地域に愛着を持つ子 社会への視野を広げる子 http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/shikinomori/ 読書は心の泉 校長 石川 秀子 季節は、満開の桜からハナミズキ、そしてうっすらと藤棚に花の紫色の房が見え始めるころとなりまし た。地域、保護者の皆様に支えられてスタートした平成 26 年度も 1 か月が過ぎ、真新しいランドセルを 背負った 1 年生の「おはようございます」の声からも、尐しずつ学校に慣れてきた自信を感じるようにな ってきました。日頃より、本校の教育活動への皆様の温かい協力とご理解を感謝申し上げます。 さて、四季の森小学校には木のぬくもりが感じられる「森の図書館」があります。暖かな光がいっぱい に差し込み、子どもたちが調べ学習をしたり読書に親しんだりする姿がしばしば見られる、柔らかな空間 です。私もこの森の図書館に身を置くと、わくわくする気持ちとほっと安らぐ感覚を覚えます。私もまた、 読書によって励まされ育てられてきた子どもの一人です。小学生のころ、私は風邪をひきやすく学校を休 みがちな子どもでした。運動を控え家で安静にするように言われる中、母が近くの図書館から借りてきて くれた本を読むことが大きな楽しみでした。その時に出会った「クマのプーさん」「ちいさいモモちゃん」 の場面は、今でも心に思い浮かべられます。同じ本を読んでも人それぞれ、見えるシーンも聞こえる音も においもきっと異なることでしょう。一人ひとりの大切な思い出とともに、本は何年も生き続けます。 横浜市では子どもの読書意欲の向上や情報活用能力の育成に寄与することを目的として、平成 28 年度 までに、全ての市立小・中・特別支援学校の学校図書館に学校司書の配置を計画しています。本校は第 2 期の配置校となり、今年度から学校司書の馬場 智子が勤務しています。 読書活動は、子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かにし、人生をより深く生 きる力を身に付ける大切なものです。本校でも、長年図書ボランティアの皆様が、読み聞かせや図書館の 環境整備に取り組んでいただき、読書の楽しさを子どもたちに伝える活動を続けてくださっています。今 年度もまた多くの皆様がボランティアとしてご参加いただけると伺い、ありがたく思っております。今年 度は学校司書という新たなスタッフを加え、司書教諭を中心に、四季の森小学校の子どもたちの読書活動 の充実を図って参りたいと思います。読み物だけではなく、新聞、雑誌などからも多くの情報や話題が引 き出せます。ご家庭でも、お子さんと一緒に読書を楽しんだり、公共図書館を利用したりするなど、活字 に親しむきっかけを作っていただけると幸いです。 特別支援教室について 横浜市教育委員会の「特別支援教育を推進するための基本方針」をもとに、各小中学校では一般学級 に在籍する特別な支援を必要とする児童生徒の支援の場として特別支援教室の設置が進められ、子ど もに落ち着きを取り戻させたり個別的な指導を行ったりする等の取り組みを行っています。本校でも、 3 年生以上の支援が必要な児童に対し、週 1 回 1 時間程度、算数と国語を中心に取り出し指導を行いま す。今年度の担当は、橋本 是暎教諭です。 取り出し指導については、保護者のご希望と担任及び校内特別支援コーディネーターと相談の上決 定し、取り組んでいきたいと考えています。ご希望の方は担任にご相談ください。