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大会終了後 10 日経ちましたが、その間、当日出題した問題についての

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大会終了後 10 日経ちましたが、その間、当日出題した問題についての
大会終了後 10 日経ちましたが、その間、当日出題した問題についての疑義や
抗議をいただきました。
いずれも、私の作問能力・確認能力の不足に起因するものであり、事前にぬ
かりなくチェックしていれば防げたものでした。
ここに、当日参加された皆様、特に、直接不利益を被った方々に対し、お詫
びを申し上げます。
併せて、その内容を以下に公表するとともに、自身の戒めといたします。
1.「1オングストロームは何メートルでしょう?」
この問題については、当日その場で指摘されたとおり、ペーパーで全く同じ
問題を出題したにもかかわらず、本戦でも使用してしまいました。
正解だったのでむろん○としましたが(当日、もし誤答かタイムアップだっ
たら無効とするつもりでした)、躊躇してボタンを押さなかった方もいらした
かと思います。
出題かぶりを十分確認せず出題したため、無用な混乱を招き、申し訳ありま
せんでした。
2.「『海の神ポセイドンよりも多くの人を溺れさせた』とジョークのネタに
されることもある、ギリシャ神話における酒の神はどなたでしょう?」
当日は「…ネタにされる…」で押され、誤答(「酒」)でした。
その後の問題文に「ギリシャ神話における酒の神」とあるのに、私が当日示
した想定解答が「バッカス」だったため、「バッカスはローマ神話における名
前ではないか」という指摘が後日ありました。
もちろん、ディオニソスでも正解とするつもりでしたが、ジョークとしての
用例は「ポセイドン」と「バッカス」の対比が多いことと、英和辞典等でバッ
カスをギリシャ神話の酒の神と紹介している用例を複数確認したことから、上
記の問題文としました。
3.「プロミネンスが観測される場所でもある、太陽の光球とコロナの間に挟
まれた磁気を帯びたガスの層を何というでしょう?」
当日は「…何という…」で押され、誤答(「コロナ」)としました。
当日は「彩層」を正解としましたが、「プロミネンスは彩層の上の層である
コロナにおける現象である」との指摘を後日いただきました。
コロナに噴き出したものだけでなく、彩層の中で発生している現象もプロミ
ネンスというと、資料を読んでいながら誤解していたために起きた間違いです。
指摘された方には直接メッセージを送り、当方の非を伝えましたが、ここに
改めてお詫び申し上げます。
4.「ホームセンターのコメリがシンボルマークにしており、状況次第で態度
を変える人のたとえにも使われる、住宅の屋根などに取り付けられる構造物は
何でしょう?」
当日は「…シンボルマークにしてお…」で押され、誤答(「にわとり」)と
しました。
当日は「かざみどり」を正解としましたが、「コメリのサイトには『時を告
げる鶏のシンボルマーク』と書かれている」との指摘を後日いただきました。
指摘された方には、数時間後に「何の言い訳もありません」「即×とせず、
判定とするか問題無効とすべきでした」とのメッセージを送りました。
その一方で、コメリの広報にシンボルマークについて尋ねたところ、1 月 22
日に、「当社のマークは鶏と太陽ですが、屋根の上にあるマークが『かざみど
り』のように見えることから『かざみどり』と表現することもあり、店舗BG
Mでも『かざみどり』と歌っています。」という回答が届きました。
指摘された方にはその日の夜に、コメリ広報のメール全文と併せて、
・「会社として、マークのことを『かざみどり』と表現することもある、とい
う見解だったことを踏まえ、また、あの問題は後限定もあることから『にわと
り』を即×とした当方の判断」について「ご了承」「ご甘受」いただきたい。
・記録集において、本件の要点を掲載する。
という内容のメールを送りました。
その後、指摘された方からは
・コメリのメールから都合の良いところを抜き出して即×とした判断について
理解を求められても承服できない。
・即×は誤りであり、後限定があるからというなら、こうした事態を予測した
正誤判定基準を考える必要があった。
・当初の「謝罪」が「了承」「甘受」となったことについて絶望した。
という返信をいただきました。
22 日のメールでも「誤答を誘う問題文だったことは事実であり、重要な勝負
のあやを左右させたことについては、申し訳なく思っています」と書いていた
ことから、私としては、謝罪のスタンスを変えたつもりはなかったのですが、
指摘された方は 22 日の私のメールを見て「逃げた」「卑怯」という印象を持た
れたのでしょう。
確かに、22 日にその方に送ったメールの内容には、自身及び大会に対する保
身や正当化の意味もこもっていたのかもしれません。
指摘された方に対して非常に誠意のない対応をしてしまったものだと反省し
ております。
冒頭に申したとおり、以上 4 問に関する過失は、私の作問能力・確認能力の
不足によるものですが、もっと突き詰めると、大会を開くのに必要な能力がな
いにもかかわらず、「ちゃんとできる」といった不遜な思い上がりが諸々の根
源にあったのだと思います。
私自身の能力不足・未熟な人格により、当日せっかく参加してくださった方々
に不愉快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
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