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平成27年度における警視庁特定事業主行動計画の実施状況
平成27年度における警視庁特定事業主行動計画の実施状況 第1 目的 次世代育成支援対策推進法に基づき、平成17年3月に策定した「警視庁特定事業主行動 計画(以下「行動計画」という。)」について、平成27年度の実施状況を把握し、今後の 行動計画に基づく取組の着実な実施に役立てるため報告するもの。 第2 行動計画の報告対象期間 平成27年4月1日から平成28年3月31日までの1年間 第3 1 実施状況 職員の勤務環境に関する事項 (1) 妊娠中及び出産後における配慮 母性保護及び母性健康管理の観点から設けられている特別休暇等の制度について周知を 図る。 当庁のネットワークにおいて、各種休暇等の参考条文、解説、質疑応答を掲載 した「勤務関係資料閲覧サイト」により、周知を図った。 (2) 週休日等の実施及び各種休暇の取得の促進 ア 週休日の計画的な割り振り 幹部は、計画的に週休日を割り振るとともに、週休日に勤務を命じないこととし、や むを得ず勤務を命じた場合には、週休日を変更し、変更後の週休日に勤務をさせないも のとする。 また、委員会事務局において、所属に対して週休日等の勤務状況を送付するなど、勤 務管理の適正化及び週休日に対する意識改革を図る。 幹部が部下職員に私生活を充実させるための働き方を実践させるため、週休日 の実施が低調な職員のリストを毎月、該当所属に送付し、週休日の実施の促進を 図ったほか、週休日及び各種休暇の取得促進についての巡回教養を実施した。 イ 連続休暇の取得の促進 所属長以下の各級幹部(以下単に「各級幹部」という。)は、幹部会議等において、 定期的に年次有給休暇(以下「年休」という。)の取得の促進を督励し、年休を取得し やすい職場環境の醸成を図る。また、委員会事務局において、所属別の年休取得状況を - 1 - 随時公表するなど、取得意識の向上を図る。 ウ 記念日休暇等の取得の促進 (ア) 警視庁リフレッシュ休暇制度実施要綱の制定について(平成2年12月11日通達 甲(副監.総.企.管)第16号)に定める記念日休暇等(以下単に「記念日休暇等」 という。)について周知し、家族の誕生日、結婚記念日、子供の入学式等を契機とし た記念日休暇等の取得の促進を図る。 また、リフレッシュ休暇の種類等を検討し、その拡充を図る。 ワーク・ライフ・バランスの確立を推進するため、警視庁リフレッシュ休暇制 度実施要綱を改正し、冬季休暇の取得時期を変更したほか、職員に対する啓発資 料である「リフレッシュニュース」を発行し、夏季、冬季及び永年勤続等におけ る連続休暇の取得の促進を図った。 (イ) 各級幹部は、記念日休暇等を形骸化させることのないよう、部下の記念日を確実に 把握するとともに、その取得を督励する。 (ウ) 各級幹部が率先して記念日休暇等を取得し、ワーク・ライフ・バランスの具現者 としての範を示すことにより、記念日休暇等を取得しやすい職場環境の醸成を図る。 エ 出産支援休暇及び育児参加休暇の取得の促進 各級幹部は、男性職員が取得できる子供の出生時における出産支援休暇及び配偶者の 産前産後の期間における育児参加休暇について周知を図るとともに、その取得を督励す る。 オ 子どもの看護休暇の取得の促進 子どもの看護休暇について周知を図り、取得の促進を図る。 当庁のネットワークにおいて、各種休暇等の参考条文、解説、質疑応答を掲載 した「勤務関係資料閲覧サイト」により、周知を図った。 (3) 育児休業等を取得しやすい職場環境の整備等 ア 育児休業等制度の周知 育児休業、育児短時間勤務及び部分休業の取得手続等について周知を図る。 (勤務分科会) 育児休業等の手続に関する執務資料を作成し、周知を図った。 イ (ア) 育児に関する情報提供 育児休業等経験者の体験談、育児休業等を取得しやすい職場環境づくりの取組例等 について、職員に情報提供を行う。 - 2 - 毎月発行する機関誌「自警」に「子育てアドバイザーからのメッセージ」「ダ イバーシティ」というコーナーを設け、職員(男女)の体験談・施策等を紹介し た。 (イ) 各行政機関や民間団体等が実施している保育に関するサービス、施設等の情報提供 を随時行う。 ウ 育児休業等を取得した職員の職場復帰の支援 (ア) 各所属の実情及び復職した職員の心情に添った個別的職場復帰時教養を実施し、 休業期間のブランクによる不安等を解消するとともに、復帰しやすい環境づくりを行う。 育児休業中の者が自所属に近況報告に来た時において面談を行い、また担当幹 部が定期的な電話連絡等を実施した。 職場復帰支援プランに基づき、担当幹部と子育てアドバイザーが連携を図り、 休業中及び職場復帰直後の職員等からの育児の悩みや復帰に関する相談に対応 し、円滑な職場復帰に向けた支援を実施した。 ワーク・ライフ・バランス確立のための基本理念に沿って、育児と仕事の両立 に向けた「育児休業復帰支援講座」において、職場復帰後の悩みを解消するため、 育児に関係する休暇制度を紹介した。 (イ) 休業中の職員に対して、庁内発行の冊子や執務資料を自宅に送付するほか、通信教 育の方法による捜査書類作成訓練、業務に関する情報提供等を実施するなど、職場復 帰に向けての必要な支援を行う。 機関誌「自警」等の執務資料を育児休業中の職員にも配付したほか、希望者に は、通信教育による捜査書類作成訓練の機会を提供している。 (ウ) 子育てアドバイザー(所属において、職員の仕事と育児の両立に関する助言等を行 う巡査部長(同相当職を含む。)以上の職員をいう。以下同じ。)を活用し、妊娠出 産休暇取得前及び取得中、育児休業中並びに職場復帰直後の職員に対し、仕事と育児 の両立に関し適切な助言を行うなど、職員の職場復帰の支援に当たる。 (エ) 警視庁職員互助組合(以下「互助組合」という。)が実施する育児休業復帰支援講 座の周知を図り、職員の積極的な参加を促進する。 エ 職員の育児休業等の取得に伴う欠員の補充 育児休業中の職員の業務を処理することが困難な場合は、臨時職員制度の活用により 欠員の補充を図る。 育児休業を取得する職員の後任となる職員が配置されるまでの間、代替とし て臨時職員を活用した。 - 3 - オ 育児を行う女性職員に対する支援 警視庁キャリア・アドバイザー(女性職員の範となるべく人格及び見識に優れ、後進 の育成のために自身の知識及び経験を伝える適任者として、副総監が指定した者をいう。 以下同じ。)による教養、子育てアドバイザーの助言等により、育児を行う女性職員の キャリア形成を支援する。 カ その他 (ア) 互助組合が実施するベビーシッター及び保育施設の利用補助に係る制度を効果的に 運用する。 各種講習及び所属を訪問しての教養に際し、関係協力団体のベビーシッター制 度等の周知を図り、多種多様な働き方に柔軟に対応した。 (イ) 育児による心身への過重な負担の軽減を図るため、子育て中の職員に対し健康管理 本部による健康相談、警視庁職員相談支援センターによる育児相談等を実施する。 平成27年度中は、警視庁職員相談支援センターにおいて、68件の育児相談 等に対応し、アドバイス等を行った。 (ウ) 警視庁警察学校における全寮制の課程を受講しようとする者のうち、入寮すること で育児への支障が生じる者については、学校教養に参加する機会の確保を図る観点か ら、通学により受講させる。 (4) 適正な勤務管理の督励 ア 超過勤務を縮減するための意識改革等 (ア) 各所属における超過勤務を縮減するための取組好事例集を作成し配付する。 (イ) 超過勤務の多い所属に対して、縮減の督励を行うとともに、勤務改善に関する報告 書の提出を求める。 (ウ) 妊娠中の職員の健康又は安全に配慮し、原則として超過勤務を命じない。 (エ) 各所属の実情に応じて具体的な超過勤務時間の縮減目標を設定するなど、勤務管理 の徹底を図る。 巡回教養を通じて、超過勤務の縮減について意識の醸成を図った。 イ 未就学児童のいる職員に対する勤務の制限 未 就 学 児 童 の い る 職 員 に 対 す る 深 夜 勤 務 の 制 限 並 び に 超 過 勤 務 の 免 除 及び 制 限 に 関する制度について周知を図る。 当庁のネットワークにおいて、各種休暇等の参考条文、解説、質疑応答を掲載 した「勤務関係資料閲覧サイト」により、周知を図った。 - 4 - ウ 定時退庁日の指定 原則として、毎週水曜日(これによりがたい所属にあっては、4週間に4日)をノー 超勤デー(原則として超過勤務を命じない日をいう。)に指定し、各級幹部は定時退庁 の率先垂範及び部下に対する督励を行う。 各所属の実情に応じた定時退庁日の指定を促し、当該指定退庁日における定時 退庁に努めた。 エ 業務の省力化及び合理化の推進 (ア) 警視庁職員士気高揚総合対策委員会等において、職員の業務負担の軽減及び効率的 な事務推進のため、業務の省力化及び合理化を推進する。 (イ) 既存の行事等について、情勢の変化、業務負担の程度等の観点から大胆な見直しを 行うとともに、新たに行事等を実施する場合には、目的、効果及び必要性について十 分検討の上、既存の行事等と統廃合するなど、業務の合理化を図る。 年間複数回実施していた各種月間や会議の回数を見直し、業務負担の軽減と合 理化を図った。 (ウ) 特定の職員に業務が偏ることのないよう、業務の割り振り、業務の処理体制等の見 直しを適宜行う。 (エ) 各業務の担当者が週休日、休暇等で不在の場合であっても、業務が遅滞することの ないよう、複数名により業務を担当する体制の構築を図る。 (5) 未就学児童のいる職員に対する配置換え及び家族住宅の入居指定における配慮 ア 配置換え時における配慮 職員の配置換えに際しては、子育ての状況に配慮し、当該職員の要望等も考慮する。 職員の配置換えに際して、自宅から保育園に預ける時間を配慮するなど、通勤 時間や当該職員の要望を考慮した。 職員から、異動後に部分休業等を取得するか否かを事前に調査し、配置先所属 に事前連絡するなど、新所属におけるサポートに努めた。 イ (ア) 家族住宅の整備等 家族住宅の入居指定に当たっては、当該職員の家族構成等を考慮する。 未就学児童のいる職員の増加傾向に対応するため、家族寮の入居抽選において 全ての「4人以上用」住宅を「3人以上用」住宅として運用するなど、入居抽選 枠を拡大した。 - 5 - (イ) 入居希望者の増加に対応した家族住宅の整備を促進する。 将来的に子どもの成長に十分に耐えられ、比較的長期にわたり生活可能(転寮、 転校が少なくて済む。)な部屋面積を確保するための家族住宅の整備を促進した。 【改築工事】 中野白鷺ハイツ 平成27年5月完成(3LDK) 【改修工事】 三軒茶屋住宅4~6号館 (6) 平成28年3月完成(2LDK) その他 ア 幹部の意識改革 (ア) 警視庁キャリア・アドバイザーの活用、各種会議における指示等により、職場優先 の環境の是正、性別による固定的な役割分担意識の払拭等、意識改革を図る。 新任女性幹部の課題や悩みの解決を支援し、持てる能力を十分に発揮できるよ う「警視庁メンター制度」を効果的に運用した。 「警視庁キャリア・アドバイザー」を活用し、仕事と家庭を両立させながら、 キャリアアップを実現させた体験談や性別による役割分担意識を払拭するための 講演や座談会を行った。 各所属に対する巡回教養及び各種会議での講演会により必要な情報提供を行い 意識改革を図った。 部外講師を招いて講演会を実施し、職員の育成、支援及びワーク・ライフ・バ ランスなどの取組を推進させるための意識改革を図った。 (イ) 各級幹部に対する研修時に、仕事と子育ての両立に対する意識改革及び支援意識の 啓発を図る 。 署長・副署長研修において「適正な警察運営」について、幹部養成研修に おいて「職員相談」に関する教養を実施し、意識改革と支援意識の啓発を行った。 各所属の 子育てアドバイザーを招致し、スキルアップのための研修会を実施し たほか、所属に対して、仕事と育児の両立支援に関する巡回教養を実施し意識改 革を図った。 イ 育児に関する相談業務の充実 警視庁職員相談支援センター及び各種相談制度に関する情報提供を積極的に行い、気 軽に相談に応じられる環境の整備に努める。 庁内及び厚生団体等の広報媒体を活用するほか、各種講習及び所属を訪問して の教養に際し、職員相談制度及び各種相談制度の周知を図った。 ウ 男性職員の育児休業等の取得の促進 各級幹部は、男性職員の育児参画意識の促進を図る教養を随時実施し、育児休業等の - 6 - 取得を督励するとともに、男性職員が育児休業等を取得することに対して理解が得られ るような職場環境の醸成を図る。 男性職員が取得できる育児関連休暇一覧表を作成し、周知を図った。 ワーク・ライフ・バランスの確立に向けた適正な業務管理を推進し、平成27 年度は、出産支援休暇を872名、育児参加休暇を389名が取得した。 エ 女性の地域警察官の職場環境の整備 (ア) 警察署(島部警察署を除く。)の地域課地域総務係に指導力に優れた女性の幹部を 配置することで、女性の地域警察官の意見、要望、困り事等に係る相談体制の充実を 図る。 (イ) 女性の地域警察官の意見及び要望を反映させた装備資器材を開発し、配備する。 (ウ) 交番の改築時等に、女性用トイレ、女性用休憩室等を設けるなど、女性の地域警察 官に配慮した施設の整備を推進する。 平成27年度中は、女性施設が整備されていない25か所の交番を改築・改修 するなどにより、女性の地域警察官に配慮した施設の整備を推進した。 オ 結婚促進対策の一層の充実 (ア) 結婚を希望する職員及び家族を登録し、紹介する等の結婚促進対策を推進する。 庁内及び厚生団体等の広報媒体を活用して、結婚を希望する職員及び職員の子 女等の出会いの機会を設けた。 (イ) 結婚を希望する職員が異性と交流できる場を数多く設け、出会いの機会を作る。 都電による七福神めぐり、アミューズメント施設でのスポーツイベントなど、 趣向を凝らした多人数での交流の場を増やしたり、趣味や特技等を考慮した1対 1での引き合わせの場を作るなど、短時間で交流が深められるような機会を提供 した。 カ 各種ハラスメントの苦情相談に係る制度の周知 セクシュアル・ハラスメント、パワー・ハラスメント等の各種ハラスメントを防止す るため、職員からの苦情の申出及び相談に係る制度の周知を図る。 幹部研修等各種機会を活用し、ハラスメント防止教養を実施したほか、部外講 師を招致して全所属のセクハラ相談員に対する研修会を実施し、セクハラ発生時 の措置要領等に関する理解を深め相談員のレベルアップを図った。 教養資料「セクシュアル・ハラスメントハンドブック」、「パワー・ハラスメン トハンドブック」「図解で見るハラスメント防止」、「士気総ニュース」、「ハラス メント教養DVD」等を発行し、職員の意識改革を図った。 相談窓口(ふれあいホットライン等)について、巡回教養の機会や機関誌「ふ れあい」及び警視庁職員互助組合の広報誌「おほり」を活用し、周知を図った。 - 7 - 2 次世代育成支援対策に関する事項 (1) 育児設備の設置の推進 警察庁舎の改築時等に、授乳室及びおむつ交換のできる場所を設けるほか、便所内にベ ビーチェア等を設置する。 平成27年度中は、大塚警察署の改築を行い、「だれでもトイレ」内にベビー シート、ベビーチェアをそれぞれ設置した。 今後も警察庁舎の改築及び大規模改修時に育児設備の設置を推進する。 (2) 子育てに関する地域貢献活動 ア 子育てに関する支援 (ア) 保護者等に対する交通安全教育等を積極的に推進し、家庭における子供の交通安全 教育を支援する。 小学校や保育園等において、児童、幼児を対象とする交通安全教育の際、教職 員のみならず、保護者にも参加を促し教育を実施した。 (イ) 警視庁少年センター、ヤング・テレホン・コーナー等、少年問題に関する相談窓口 を広く都民に周知させるため、積極的な広報を実施して、非行及び犯罪被害の問題で 悩んでいる保護者や子供を支援する。 小学生でも身近に携帯できるものとして、万引き防止及びインターネットの適 正な利用方法等を記載したポケットカードを30万枚作成し、配布した。 友人関係や非行問題で悩む少年や保護者の悩みに応じるため、相談者が周りの 目を気にせず、来訪しやすい場所での出張相談所を開設した。 警視庁ホームページにヤング・テレホン・コーナーを掲載し、必要に応じて 内容を更新した。 イ 子供の体験活動等の支援等 (ア) 教育庁と連携して、学校、PTA、地域住民等が参加するセーフティー教室を積極 的に実施する。 教育庁と連携して、都内の小中高等学校1,187校において、セーフティー 教室を実施した。 (イ) 地域住民及びボランティアと連携して、生産体験活動、ボランティア活動等の社会 参加活動を積極的に推進する。 駐在所勤務員及びふれあいポリスと地域住民や自治体が連携した青少年社会参 加活動を推進し、関係美化活動、ボランティア活動、スポーツ・レクリエーショ ン活動等を実施した。 社会参加活動推進員など少年警察ボランティアと連携した環境美化活動、生産 体験活動、ボランティア活動、スポーツ・レクリエーション活動等を2,692 回実施し、延べ178,906人が参加した。 - 8 - (ウ) 自治体等が主催する交通安全教育に対し、交通安全教育センター等の交通安全施設 の積極的な提供を行い、体験型交通安全教育を行う活動を支援する。 交通安全教育センターでは、一般企業、官公庁、学校等の四輪車、二輪車、自 転車の安全運転講習をはじめ、高齢者や子供に対する教育を実施しており、児童、 幼児に対する横断訓練のほか、保護者と一緒に学ぶファミリー自転車教室を実施 した。 また、ファミリー自転車教室、幼児交通安全教室等の開催については、随時、 警視庁ホームページにおいて情報提供を行った。 ウ 安全で安心して子供を育てられる環境整備の推進及び支援 (ア) ボランティア休暇等の取得の推進を図り、子供の交通事故防止活動、子供の犯罪被 害防止活動その他の地域貢献活動への職員の積極的な参加を促進する。 (イ) 通学路等における幼児及び児童に対する交通安全対策を効果的に実施する。 登下校時における児童・幼児に対する交通安全指導と保護誘導活動を実施する とともに、スクールゾーン及びゾーン30等を通行する車両の運転者に対して注 意喚起するための広報啓発、指導取締りを実施した。 また、小学校児童の保護者等を中心に結成した「通学路安全運転呼びかけ隊」 を順次拡大し、通学路の安全確保を推進した。 (ウ) 関係機関、少年警察ボランティア等との連携により、子供を取り巻く有害環境浄化 活動を推進する。 電子メールにより、犯罪発生状況・防犯対策等情報発信を行った。 警視庁ホームページ掲載の防犯対策情報等を随時、最新情報に更新した。 「いかのおすしの歌」を警視庁ホームページの動画ライブラリーに掲載するとともに 子ども被害対策リーフレット「よいこの約束」を警視庁・東京都ホームページか ら閲覧可能とし、広く子どもの被害防止を呼び掛けた。 自治体と協働し、「子ども110番の家」の委嘱促進を図り、委嘱先に対し、 マニュアルの配布・不審者情報の提供・講習の開催等の支援を行った。 マップ上に表示させる、110番の家ウォークラリーを開催する、「子ども11 0番の家」駆け込み訓練を実施する等、「110番の家」活動の周知と参加促進を 図った。 繁華街のゲームセンターやカラオケボックス等の少年のたまり場における街頭 補導活動を984回、延べ 6,018名の少年補導員等との連携により実施した。 - 9 - 保護者に対する広報啓発活動を、保護者会等で1,609回実施した。 携帯電話専売店、家電量販店等の携帯電話事業所2,225店舗に対し、フィ ルタリング利用を促すよう要請した。 江戸東京博物館における「第53回親と子の警察展」において、フィルタリン グ対策としてパネルの展示、パソコンの実演、DVDの上映等により、広報啓発 を図った。 (3) 子供とふれあう機会の充実 ア (ア) 子供及び家族を対象とした職場見学の実施 「ウエルカムけいしちょう」により、子供を対象に警視庁本部見学、警察署等見学 を推進する。 各所属に、通達、事務連絡、警視庁ホームページ等を活用して、警視庁本部 見学、警察博物館見学及び警察署見学の働き掛けを行うとともに、子供及び家族 を対象とした職場見学の受入れについて働き掛けを行い、推進を図った。 (イ) 職員の子供及び家族を対象とした職場見学を実施する。 職員の家族を対象に「警視庁本部見学ファミリーデー」を実施した。 (ウ) 職場見学に職員の子供及び家族が多数参加するよう、職員に対し働き掛けを積極的 に行う。 通達、警視庁ホームページ及び広報センターニュース等を活用した働き掛けを 実施した。 イ (ア) 職員及びその子供を対象とした親子一日レクリエーションの実施 都内において、親子で参加できるウォーキング大会等のレクリエーション活動を実 施する。 平成27年度中、警察共済組合警視庁支部で、職員と家族の絆を深めるウォー キング大会である「すまいるウォーキング」を2回、厚生課で親子アウトドア教 室を1回開催した。 - 10 - (イ) 親子一日レクリエーションに職員及びその子供が多数参加できるよう、事前の広報 を積極的に行う。 「すまいるウォーキング」の実施に当たり、警察共済組合警視庁支部の広報紙 「すまいる」及び機関誌「自警」の「伝・言・板」に掲載したほか、当庁のネッ トワークに掲示用ポスターを配信し、事前の広報を実施した。 また、親子アウトドア教室の実施においても、当庁のネットワークに掲載した ほか、掲示用ポスターを配信し、事前の広報を実施した。 ウ 子供を対象とした各種イベントの実施 (ア) 警視庁広報センター(警察博物館)等において、子供を対象とした各種イベントを 実施する。 平 成 27年 度 は 、 ゴ ー ル デ ン ウ ィ ー ク 中 の イ ベ ン ト と し て 「 ウエルカ ムけいしちょう・ピーポくんフェスタ2015春」を、夏休み期間中の7月下旬 と8月下旬には「ウエルカムけいしちょう・ピーポくんフェスタ2015夏」を 開催し、多くの家族連れ等の見学者に好評を得た。 なりきり体験用の子供鑑識服を制作するなど、子供が楽しく見学できるよう施 設の充実を図った。 (イ) 警視庁ホームページ等により、各種イベントの開催を積極的に広報する。 警視庁ホームページ、広報けいしちょう、広報課ツイッター等を活用し、子供と ふれあうイベントの広報に努めた。 (4) 学習機会の提供等による家庭の教育力の向上 職員に対し、家庭における子育てやしつけ、親子で共有する時間を持つための提案等 に関する情報を提供し、家庭の教育力の向上を図る。 機関誌「自警」に職員の体験談等を紹介する「子育てアドバイザーからのメッ セージ」及び「こども通信」というコーナーを設け、育児支援に関する情報提供 を行うとともに、「趣味の時間」等のコーナーで、親子で楽しめる趣味等の情報 提供を行った。 - 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