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NEWSLETTER No.138 (January, 2010)

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NEWSLETTER No.138 (January, 2010)
NEWSLETTER No.138
(January, 2010)
特定非営利活動法人
www.jafsa.org
JAFSA(国際教育交流協議会)
〒162-0041 東京都新宿区早稲田鶴巻町538 平成ビル5階 電話:03-5155-3780 FAX:03-5155-3786
E-mail : [email protected]
JAFSAは2010年も新しい価値の創造に向けて飛躍します!
ー 新しい価値の創造と国際教育交流 ー
***CONTENTS***
JAFSAにおける組織強化とは?…p.1 /
JFK企画「国際教育交流初任者研修(受入れ・送出し)」…p.2∼6 /
プリティッシュ・カウンシル/JAFSA共催 …p.7∼8 /
2009年EAIE年次総会参加報告…p.9∼10 / 2009年KAIE年次総会参加報告…p.11∼13 /
―グローバルネットワーク―共催交流会開催報告…p.14 /
JFK企画 研修/セミナー報告…p.15 / JAFSA+他団体共催セミナー開催報告…p.16∼17 /
理事会実施報告… p.18 / Welcome to JAFSA(新規入会団体会員紹介)…p.19 /
事務局日誌…p.20∼21 / 団体正会員・賛助会員一覧…p.22∼23
<事務局からのお知らせ>
*JAFSAプラス寄付のご協力お礼→p.18 /
*ジャーナル販売のご案内→p.8 / JAFSA関連書籍のご案内→p.21
JAFSAにおける組織強化とは?
- 団体会員、賛助会員が飛躍的な伸びで総団体会員数は269団体に!!暦年では2010年が始まり、
‘09年度としてはあと3
か月を残すのみとなりました。昨年の今頃この記事
を書いたころは、250団体の目標達成をお知らせし
ていました。それから1年で約20団体増加していま
す。
‘08年度の団体正会員は‘07年度より10団体増
えて228団体、前年比 8.5%
増。2010年1月8日現在9か月
の実績となりますが、
‘08年度
より更に4団体増えて232団
体、前年度比1.8%増となり
ました。
また、賛助会員も多く加盟
してくださっています。
‘08年
度の賛助会員は‘07年度より
14団体増えて29団体、前年
度比ほぼ倍増。2010年1月8
日現在、前年度より更に8団体増えて37団体、前年
度比28%増となりました。また財政基盤も40周年
に比べても更に改善しています。
大学の国際化が待ったなしで勝負にかかっている
事務局長 高田幸詩朗
時に、組織としてのJAFSAが期待されているという
ことに他ならないと考えられます。
「留学生30万人
受入計画」
は一部事業が減速しているという見方も
ありますが、国際教育に対する姿勢は以前より増し
て望まれています。また、大学の国際化は、各大学
がより一層国際的な生き残り
をかけて取り組む最重要課題
となっているはずです。
JAFSAはその中で、時代の
要請に応えて進化する必要が
ありますし、ダイバーシティ
の手を止めることはできませ
ん。経済の先行きは厳しいと
言われ続けていますが、教育
は一日にしてならず、先行投
資を考えつつ地道に事業を行
ってまいります。個人会員の方からもさまざまなア
イデアをいただき、また担い手として期待していま
す。JAFSAは団体・個人会員一体となり、産学官の
連携を取りつつ、飛躍してまいります。
「中国学位・学歴認証システム」の登録業務開始!好評受付中!
1
JFK企画
「国際教育交流 初任者研修(受入れ・送出し)」
…余田 勝彦(常翔学園 国際交
流担当課長)
参加者の所属機関の「受入れプ
ログラム」紹介
送出し講義1、受入れ講義4
11:00∼12:30
[※受入れ・送出し合同]
「国際交流担当者を経験して」
…澤谷 敏行
(関西学院大学 キャリアセンター
次長)
(12:30∼13:30
初任者研修集合写真
昼食)
送出し講義2、受入れ講義5
13:30∼15:00
日 時:2009年8月26日(木)∼8月28日(金)
[※受入れ・送出し合同]
場 所:常翔学園 研修センター(大阪)
「交換留学におけるリスクマネ
参加者:(a)受入れ 22名/(b)送出し 22名
ジメント−事故・事件への対応−」
(両方通しての参加者は16名)
…小西 幸男
(甲南大学 国際センター准教授・
ゼネラルマネージャー)
研修スケジュール
(15:00∼15:30
休憩)
(a)受入れ研修…8月26日(水)∼27日(木)
15:30∼16:00 「送出し研修」参加者自己紹介
(b)送出し研修…8月27日(木)∼28日(金)
16:00∼17:30
※一部の講義は、(a)(b)合同で実施
送出し講義3
「送出し業務全般」…北條 英明
(以下、敬称略)
(龍谷大学 国際文化学部教務
課長)
●8月26日(水)
13:00∼13:30「受入れ研修」参加者自己紹介
13:30∼15:00
17:30∼18:00
質疑応答
18:30∼20:00
情報交換会
受入れ講義1
「受入れ業務全般」
…塩川 雅美
(JFKプログラム・ディレクター)
(15:00∼15:30
15:30∼17:00
休憩)
受入れ講義2
「入管情報」…和田 正統
(流通科学大学 アジア流通研究
センター学生交流担当)
17:00∼18:00
質疑応答 18:30∼20:00
情報交換会
●8月27日(木)
9:00∼10:30
受入れ講義3
「さまざまな受入れプログラム」
2
情報交換会
受入れ講義1「受入れ業務全般」
●8月28日(金)
9:00∼10:30
送出し講義4
受入れ講義1
「受入れ業務全般」
「多様な送出しプログラム−桃
山学院大学のプログラム紹介−」
…竹島 亮輔
(桃山学院大学 国際センター課長)
11:00∼12:30
送出し講義5
「さまざまな送出しプログラム」
…塩川雅美
(JFKプログラム・ディレクター)
参加者の所属機関の「送出しプ
12:30∼13:00
講 師:塩川 雅美氏
(JFKプログラム・ディレクター)
この講義では、留学生受入れ理念と現状、
「 留学
生」の定義など、初任者としてまず知っておかなけ
ればならない基本的な事項が示された。
特に興味深かったのは保証人に関する項目であ
ログラム」紹介
る。保証人がいない場合の対処法として、大学の教
質疑応答
職員が個人で保証人にならないほうがよいという
ことである。具体的には大学が留学生から金銭を
受託し、機関保証するのである。この方法は、さま
ざまな契約の場でも応用できると感じ、大変参考に
なった。他にも、すぐにでも実践してみようと思う事
全体報告全体報告
例が数多く示された。
また塩川氏は、担当してすぐに直面しそうな問題
を、アドバイスも含めて紹介された。長年国際交流
8月26日−29日、JFK(JAFSA Forum in Kansai)
企画「国際教育交流初任者研修」が常翔学園研修
センターにて行われた。プログラムは3日間の前半
が受入れ、
後半が送出し講習というふうに構成され、
に携わってこられた氏だが、
「初心を忘れない」姿勢
を身を以て示されているのだと感じた。
これから受入れ業務に取り組む者への、熱いエー
ルが込められているような気がした。
長年、国際交流を経験してきた講師陣の講義を聞
報告者:阿部 恭子(摂南大学)
きながら、国際交流が置かれている現状を参加者
全員が把握できるようなプログラム構成であった。
参加者は関西に限らず、関東や中国地方からの
参加者も多く、また、社会人1年目の新人から長年
大学職員を経験してきた人までさまざまであった
FK初任者研修 受入れ講義2
受入れ講義2「入管情報」
「入管情報」
が、所属機関の例をあげてのディスカッションや情
報交換会では、現場で起きている問題をどう解決し
ていけるか、具体的な例を挙げて分け隔てなく話し
合える雰囲気があった。
このように多様な参加者が情報共有をし、研修後
も困ったときは助け合えるネットワークをつくれた
ことが今回の初任者研修を非常に充実したものに
したと思う。
報告者:牧野 ちあき(京都造形芸術大学)
和田 正統 講師
講 師:和田 正統氏
(流通科学大学アジア流通研究センター
学生交流担当)
各大学が対応に苦慮している留学生の実態把握
3
(在留資格、資格外活動などの継続的確認作業)に
おいて、同氏の豊富な経験に裏打ちされた業務実
践、問題点等を伺うことができた。流通科学大学で
受入れ講義4・送出し講義1「国際交流担当者を経
受入れ講義4・送出し講義1
験して」
「国際交流担当者を経験して」
はオリエンテーションの複数回実施により、窓口報
告義務を周知徹底しているほか、同報告未対応者に
はメール・電話等での確認作業に際し、
「 勉強は大
丈夫か?」、
「風邪を引いてないか?」など学習面、生
活面のケアまで行うことで学生との信頼関係を築
いているとのこと。デジタル時代といえども、
コミュ
ニケーションによる“人と人とのつながり”の重要
性を痛感させられるものであった。
なお、同講義で示唆されていた在留資格「留学」
の一本化に伴う在留期限延長に関する点について
は、留学生対応の最前線に立つ国際交流担当者と
して手続きの簡略化が図れる反面、
コミュニケーシ
澤谷 敏行 講師
ョンの希薄化により、顔の見えない国際交流になり
かねない危険性もはらんでいると感じた。
講 師:澤谷 敏行氏
(関西学院大学 キャリアセンター次長)
報告者:小越 秀弥(獨協大学)
国際交流業務を経て学内のさまざまな部署を経
験した澤谷氏による講義であった。
JFK初任者研修
受入れ講義3
受入れ講義3「さまざまな受入れプログラム」
「さまざまな受入れプログラム」
前半では、大学行政管理学会における職員研究
から「大学職員の役割の変遷」
(福島2007.9)
「孫福
論」
(孫福2002.8)等の紹介があった。職員は教員
講 師:余田 勝彦氏
(常翔学園 国際交流担当課長)
の管理下のもと「従属的」労働、いわゆるお手伝い
さん的役割の業務を行っていた時代を経て、教員
職員両輪的役割・ハイブリット型専門職・アドミニス
本研修の最終日、アットホームな雰囲気のなか執
り行なわれた「受入れ講義3」では、各大学から、喫
トレーター型へ変遷してきた。なお、現在学内には
沢山の専門性をもつ職員を必要とする。
緊の課題に対しての取り組みや、優れた実践につい
後半では、澤谷氏の大学職員としてキャリアを振
ての具体的な事例の発表があった。その中で、本学
り返っての講義であった。澤谷氏は、偶然にもその
でも実践すべき内容や改善点を見出せることがで
時代時代に色々な業務を経験してきた中でキャリ
き、有意義な時間になった。そして何より、講義を通
アを磨いてきたようであった。
して人的ネットワークが築けたことは私の財産とな
った。
事務職員は人事異動で他部署にいく場合がある。
異動直後は自身のモチベーションを上げる必要が
今日の大学は、新しい教育の流れや課題に向け、
学内・学外の枠を越えてこれまで以上に一丸となっ
ある。澤谷氏は逆に、モチベーションが低下した時
期もあったが、それも自身のキャリアの1つだと述べ
て取り組まなければならない重要な時期にきてい
られていた。国際交流担当を経験し、
フレキシブル
る。その状況下のなか、本研修で得た仲間を今後の
な行動を取れるようになったことが、異動した部署
糧をして、励んでいく所存である。
でもおおいに役立っているとのことであった。
また、本研修で得たことを、本学の重点項目ごと
に整理・再構築し、具体的に還元することが、私に課
せられた使命であると痛感している。
最後に、本研修に参加する機会を与えてくださっ
たJAFSAの皆様、ならびに常翔学園の皆様に厚く御
礼申し上げます。
報告者:今泉 佑介(聖徳大学)
4
報告者:山本 定盛(神戸国際大学)
JFK初任者研修 JFK初任者研修 受入れ講義5・送出し講義2
送出し講義3「送出し業務全般」
受入れ講義5・送出し講義2
「交換留学におけるリスクマネジメン
ト−事故・事件
「交換留学におけるリスクマネジメン
ト
への対応−」
送出し講義3
「送出し業務全般」
−事故・事件への対応−」
北條 英明 講師
小西 幸男 講師
講 師:小西 幸男氏
(甲南大学 国際センター准教授・
ゼネラルマネージャー)
講 師:北條 英明氏
(龍谷大学 国際文化学部教務課課長)
北條氏は講義の最初から研修参加者の心を捉え
ていた。流暢な語り口調とユーモア溢れるセンスで
新型インフルエンザの流行により、危機管理の重
流れを掴んだ北條氏より「留学とはなんぞや」とい
要性を改めて認識する中、甲南大学の取組みにつ
う題材で送出し(派遣留学)の概要、留学するにあ
いて紹介があった。
たって学生がすべき事、そして送出し業務を担当す
危機管理には、大きく分けて、制度面、管理面、精
るスタッフの業務内容から心構えまでを熱く教授い
神面のマネジメントが必要であり、甲南大学では、大
ただいた。また、講義の後には、参加者との公私を
学で保険制度に加入、短期語学研修時には学生に
超えたざっくばらんな質疑応答があった。
携帯電話を持たせる等の対策により有事に備える
講義は主に次の3つの内容に絞られた。①留学を
とともに、留学カウンセリングで学生の精神面のフ
する際の、学生自身がすべき事と留学担当者がすべ
ォローを行っている。
き事との区分け、②留学担当者として職員自身が学
また海外へ送り出す学生の保護者を対象とした
生と一緒に目標を掲げ、共に成長することで確固た
オリエンテーションを実施して、大学の危機管理体
る信頼関係を築くこと、③国際交流を一部署や学
制を明確に示している。その結果、増加傾向にあっ
生との間で終わらせるのではなく、大学の政策の一
た保護者からのクレームを減少することに繋がった
環としての役割を把握し、他部署・他大学との連携
とのことであった。
を築いていくこと、の3点であった。
一方で、学生が、犯罪を犯す危険性があることも
示唆し、
『最大限に学生を守るが、犯罪者(となる学
熱い語り口調中に、実務者としての冷静さを感じ
取れた有意義な講義であった。
生)は守らない』という言葉に身の引き締まる思い
であった。
報告者:田口 詩織(桃山学院大学)
今回の講義は、
初任者の我々が自校の取り組みを
振り返り、新たな「気づき」を得る貴重な機会となっ
た。
報告者:中島 玲子(山口県立大学)
5
FK初任者研修
JFK初任者研修 送出し講義4
送出し講義5「さまざまな送出しプログラム」
送出し講義4
「多様な送出しプログラム−桃山学院大学のプログ
「多様な送出しプログラム
送出し講義5
「さまざまな送出しプログラム」
ラム紹介−」
−桃山学院大学のプログラム紹介−」
講 師:塩川 雅美氏
(JFKプログラム・ディレクター)
この講義では、
「 1. 派遣留学制度概要、留学者数
増加のための工夫など」
「2. 特定の派遣プログラム
紹介」について、
参加者全員による発表が行われた。
1.では、
全国的に派遣留学者が減少している中で、
英語力対策・留学サポート強化・留学経験者の活
用・説明会の充実など、各大学の状況に適した対策
が紹介された。また、
どの大学も国際交流センター
竹島 亮輔 講師
の利用者増加に力を入れていることが確認できた。
2.では、
ユニークなプログラムが多数紹介された。
講 師:竹島 亮輔氏
(桃山学院大学 国際センター課長)
近年では、語学+αの留学を望む学生が多いため、
インターンシップやスタディツアーなどの体験型プ
ログラムが急増している。しかし、学生のモチベー
桃山学院大学の送出しプログラムは、①長期派遣
留学、②半年英語特訓留学、③短期海外研修などが
ション不足等、課題も残る。
合計20名の発表全てに対して、必ずコメントをく
ある。注目したいのは、海外ボランティアプログラム
ださる塩川氏には頭が下がった。どの大学も国際
である。インドでは社会支援として、施設でのボラン
交流を大学全体としてのウリとしており、全入時代
ティア活動などを約2週間行う。インドネシアでは地
の今、いかに魅力的な独自の国際交流を提供でき
域ボランティアとして約4週間滞在し、使用言語は英
るかが決め手となる。他大学の取り組みを知るこ
語のみとなっている。内モンゴルでは緑化ボランテ
とで、各大学の「オリジナル」を再認識できる良い機
ィアとして約2週間学生を派遣している。このほかに
会であった。
も、最近ではスポーツ交流としてイタリアのペルー
ジャでの市民マラソンに学生を派遣するなど、他大
学がまだ取り組んでいない送出しプログラムを数多
く実施している。派遣プログラムを充実させるため
に、桃山学院大学の国際センターでは、旅行気分の
学生の気持ちをどのようにして切り替えさせるか、
保護者の対応はどうするかなどにも取り組んでい
る。英語の得意な学生ばかりを送るのではなく、派
遣することで学生を優秀にしていく派遣方針がとら
れている。
報告者:古賀 文敏(大阪経済大学)
6
報告者:田坂 千秋(神戸市外国語大学)
British Council / JAFSA共催
“International Office Staff Training/ Discussions and Negotiations”
国際担当職員対象 英語ビジネス対応力スキル・アップ研修
−ディスカッションとネゴシエーション(議論と交渉)−
日 時:2009年10月2日(金)10:00∼18:00
場 所:東京理科大学 理窓会館3階第一会議室
講 師:Michael Thundercliffe 氏
(ブリティッシュ・カウンシル東京センター
法人・教育機関マネージャー)
参加者:14名
(参加者所属機関:小樽商科大学、関西国
際大学、京都女子大学、神戸市外国語大
学、札幌大学、信州大学、拓殖大学、千葉
工業大学、東京理科大学、文京学院大学、
琉球大学、早稲田大学、和洋女子大学)
研修風景
磨きをかけ、効果的な交渉力を付けることを目標に
しているようだった。授業では、受講生全員と話す
研修内容(セッション構成)
1) Cultural Differences and Planning
2) Opening and Structuring
機会があり、
さらに先生ともコミュニケーションを取
ることができるという最適な人数だった。
研修では、
まず、日本と欧米の会議や交渉方法の
3) Agreeing and Disagreeing Politely
違いについて学んだ。世界共通だと思っていた会
4) Making Suggestions
議中のマナーが、実は海外では一般的ではなかっ
5) Summarising and Closing
たり、逆に日本では敬遠されている行動が許されて
6) Extended Role-play and Feedback
いたりと、意外と異なることに驚いた。また、同じ事
を言うにしても、カジュアルな表現とビジネスシー
「国際担当職員対象英語ビジネス対応力スキ
ンに適した表現を学び、それぞれの微妙な意味合
ル・アップ研修」は、合計3回シリーズの研修である。
いの違いや、相手に与える印象についても学んだ。
その第2回目となる「議論と交渉」が、10月2日に開
次に、海外の大学と協定を締結するという状況を想
講された。日常業務の中で、大なり小なり交渉が行
定し、交渉をうまくまとめるために必要不可欠なス
われている国際交流担当職員としては、非常に興味
キルを、段階的に学んでいった。
深い研修であった。
特に効果的だと感じたのは、それぞれの段階に
今回の研修には、北は北海道、南は沖縄から14人
おける重要なポイントを学ぶ際に、受講者同士のペ
が集まった。第1回目からの参加者は、私を含め、2
アワークやグループワークを通じて、鍵となるフレ
名のみだったが、研修開始前からそれぞれ自己紹
ーズや話の進め方を充分に練習できたことだ。英
介をしたり、業務についての情報交換をしたりして、
語でコミュニケーションを取ることができるといっ
話しやすい雰囲気で研修が始まった。
ても、使用する語彙やフレーズに偏りがあったり、あ
受講生は、3つのグループに分かれて座ることに
るいは同じ事を言うのにも、別の表現を知らなかっ
なっており、授業中に受講生同士で作業ができるよ
たりと、それぞれの癖があるものだ。しかし、今回の
うになっていた。受講生の英語力は、日常業務を英
研修では、受講者が新しい表現を学び、
また、知って
語でこなし、大体の事は英語でコミュニケーション
いるけれども使いきれていない表現を、何遍も練
を取ることができるようなレベルで、さらに表現に
習する機会が与えられた。
7
だ。単なる英語のレッスンという訳ではなく、大学職
員として使用頻度の高い英語の表現や、議論の組み
立て方を学び、所属する大学のセールスポイントを、
限られた時間の中で売り込む練習を積むことがで
きた。さらに、比較的小規模な研修であったため、
受講者同士の情報交換に時間を費やすことがで
き、国際交流担当者同士のネットワークを作る足が
かりとなった。国際交流担当職員として、
とても実り
の多い研修だった。
第1回目に引き続き、Michael Thundercliffe先生が
研修風景
研修後の懇親会・情報交換会は、一日中英語漬け
になって頑張った達成感や疲労感があったためか、
とてもリラックスした雰囲気で行われた。共通する
業務に関する情報を交換したり、それぞれの大学の
特徴、また国際交流の今後について話す良い機会
長時間に及ぶ研修を担当してくださったが、ユーモ
アを交えながら、受講生のどんな質問にも真摯に答
えてくださったことに感謝している。質の高い研修
を提供してくださったブリティッシュ・カウンシルと、
国際交流担当者のための研修の企画と質の維持の
ために尽力されているJAFSAの方々にお礼を申し
となった。
前回と今回の研修を通じて感じたのは、英語と業
上げたい。
務の実践的なスキルを上げたいと考える国際交流
報告者:花田 香津子(小樽商科大学)
担当職員のニーズに応える内容だったということ
JAFSAはASIE* の加盟団体です!
会員限定!
!!
ジャーナル販売のご案内
ASIE(Association for Studies in International Education)は、NAFSA(米国)、EAIE(欧州)はじめ
国際教育に携わる世界各国機関が参加している組織で、JAFSAもparticipating organizationとして
加わっております。JSIE(Journal of Studies in International Education)は、ASIEによって出版され
ている国際教育分野のジャーナルで、年4回発行されています。
このジャーナルの下記issueについて【会員限定】で販売しています。直接購読よりお求めやすい
価格になっており、数に限りがございますので、
ご希望の方はお早めにお申し込みください。
・2008年度春∼冬号(4冊セット)
・2009年度春、夏号(2冊セット)
販売価格・お申込み方法等の詳細はJAFSAウェブサイトへ!
www.jafsa.org
*ASIE加盟団体
AIEA, AMPEI, APAIE, British Council, CBIE, CIEE, EAIE, IEAA, IEASA, JAFSA, NAFSA, Nuffic, WES
8
2009年(第21回)EAIE年次総会 参加報告
2009年9月16日∼19日(於 スペイン マドリッド)
セッション風景(左端 高橋氏)
出展ブースの様子
2009年度のEAIE年次総会は、9月16日から19日
その難しさについて説明された。
の間スペインのマドリッドにて開催された。今年度
その他に、台湾、韓国の大学と組んだ早稲田大学
のテーマは「Connecting Continents( 大陸を繋げ
の高橋氏は ”Challenges of English-taught classes
る)」ということで、現在のグローバリゼーションの
at Asian universities ”のセッションで日本での
プロセスを象徴しているタイムリーなテーマといえ
Global 30の実態や英語での専門科目の設置の難
る。総会には世界各地から約3800人もの参加者が
しさについて発表した。
あった。参加者が年々増加しているのは、国際教育
交流が世界的に重要視されているという実態を表
している。この中で、日本からの大学・国際教育関
係者の参加者は必ずしも増加しているとはいえな
い。JAFSAとしてはヨーロッパと同様に積極的な姿
勢で国際教育交流に取り組み、
また、All Japanで日
本のプレゼンスを示し、総会でのより積極的な発表
やヨーロッパ諸国との積極な研究教育交流を目指
してほしいと皆さんに呼びかけたい。
オープニング・プレネリーでは、イギリスのSir
Robert Swanという北極および南極両方を制覇し
た方が発表し、世界の若者を多数巻き込んだ環境
保護プロジェクトを通して北極や南極のゴミ採取を
している話で観客を感動させた。
記念写真
(左からJASSO鈴木氏、
EAIE会長Einar Aas氏、
高田事務局長、
ハラダ氏)
セッションに並行して、各同種団体との交流会議
や幹部会等も開催され、JAFSAはEAIEの同種団体
今年はJAFSAセッションを含む150のセッション
レセプション、国際教育同種団体ネットワーク会議
と35のワーク・ショップが準備された。
(JAFSA セッ
(NIEA)やJournal of Studies in International
ション報告を参照。)個人的には、”Unravelling a
Education(JSIE)の編集・組織委員会等に参加して
Babylonian mystery: authentication, legalization
いる。
and certification”というセッションが非常に勉強に
2010年の年次総会は、フランスのナント市での
なり、弁護士や法律の専門家による入学時の提出
開催が決定した。来年度こそ多くのJAFSA個人会
書類の見分け方、書類の信憑性を証明する各機関
員及び日本の大学の積極的な参加を期待したい。
の押印の意味やこれらをより分かりやすく確認する
ための国連による統一基準やシステムの法整備と
報告者:ジョージ・R・ハラダ(広島経済大学)
9
JAFSAセッション報告
約70分程度で発表を終え、その後、20分程度、質
疑応答が行なわれた。
セッションは大会最終日の午後に行なわれたに
もかかわらず、30名以上の参加者があった。また質
疑応答の時間には、参加者と発表者の間だけでな
く、参加者同士の意見交換が行なわれるなど、充実
したセッションにすることができたと考えている。
発表者は、JAFSAより助成を受けているというこ
ともあり、ある程度、
「公正さ(例えば、国公私大学に
ついて平等に言及するとか、大都市と地方都市につ
発表の様子(左から藤田氏、牧氏、鈴木氏)
日 時:2009年9月19日(金)
13:30∼15:00(現地時間)
いて平等に言及する等)」を意識して発表すべきだ
ろうと考えた。そこで、話の専門性としては一般レ
ベルを設定し、日本への留学を希望する学生の指
導や派遣に携わっている国際教育関係教員および
発表者:鈴木 在乃、藤田 糸子(以上2名京都大学)
、
職員に対して、彼らの手助けになるような情報をで
牧 かずみ(信州大学)
(五十音順)
きるだけ広範囲にわたって提供するという意図で
発表を行なった。
発表タイトル:
゛
Preparing Your Students for Studying
at Japanese Colleges and Universities゛
上記の目的は達せられたと考えるが、一部の参加
者は、すでに日本留学に関するかなりの知識を持っ
た上で、日本の大学の「国際化」に関わる問題(例
参加者:約35名
えば、
「 G30」)について議論したかったようである。
2009年9月16日(火)から19日(土)までスペイン
結果的には、もう少し突っ込んだ議論をしてもよか
のマドリッドで開催されたEuropean Association for
ったと考えられるが、一方、参加者全員がそのよう
International Education (EAIE)の第21回年次大会に
な関心を持っていた訳ではない。どのような参加者
おいて、上記3名はJAFSAより助成を受けてセッショ
に的を絞って話すかは難しい問題であると感じた。
ン発表を行なった。発表に関する主なデータは上
今回の大会参加、
セッション発表を通して、欧米や
記の通り、また、発表項目と担当者は以下の通りで
アジアの国々が高等教育における戦略化を積極的
ある(発表順)。
に押し進めていることが実感できた。今回の経験
・International students in Japan (Fujita)
を、発表者各人が今後の職場の中で充分に生かし
・Scholarships and financial aid (Maki)
ていきたいと考えている。
・Visa/Legal issues (Maki)
・Housing, dining and living (Suzuki)
報告者:藤田 糸子(京都大学)
・Japanese language (Fujita)
EAIE2010におけるJAFSAセッション発表者決定!
欧州の国際教育交流団体EAIE(European Association for International Education)による
第22回年次大会(2010年9月 フランス/ナントにて開催)におけるJAFSAセッション発表者が
下記のとおり決まりました。
(敬称略)
代表者:
末松 和子(東北大学)
発表者:
Cecile Crozatier(NOVARTIS AG)、鈴木 在乃(京都大学)
タイトル:“Career Opportunities in Japan for International Students and Scholars”
10
2009年KAIE年次総会 参加報告
2009年11月19日∼20日(於 韓国 カソリック大学)
―国際教育、大学の未来(International
Education ー the Future of University)―
際教育プログラムの質と量の格差が非常に大きいこ
と、海外大学の韓国へのキャンパス誘致や韓国の大
学のオフショアキャンパス設置などに対する国の施
策の必要性などであった。強調されたのは、どのよ
うに数から質への転換を図るのかという問題点であ
った。これは留学生30万人計画のまっただ中にい
る日本の大学にも同じ問いかけが必要であると考え
る。国立国際教育院の発表者からは海外からの留学
生の受入を大幅に推進する施策や、日韓学生交流に
関する施策などが発表された。韓国からの海外留学
JAFSA参加者(左から2人目が井上氏、同3人目が李氏、同5
人目が石川氏(以上、大阪大学参加者)、同7人目が近藤氏、
同9人目が一宮氏、同10人目が仁田野氏(以上、立命館アジ
ア太平洋大学参加者))、KAIE執行部および会場となった韓
国カトリック大学学長および国際部関係者
よりも、受け入れに傾いているのは日本の施策と大
きく似通っており大変興味深かった。また、奨学金
数の増加と同時に行われるべきであるインフラの整
備
(学生寮、留学生担当教職員の配置、また担当者
に対するトレーニング)
は軽視されている印象を持
KAIE(Korean Association of International
Educators )
年次大会は2009年11月19日から20日
にかけてソウル市郊外に位置する韓国カソリック大
学のInternational Hubと名付けられた宿舎及び会議
室を使用して開催された。今回の登録者数は160名
ほど
(宿舎の関係で参加登録を絞っていたとのこと)
であり、どちらかというと若手の国際教育担当職員
が多く参加していた。
テーマはInternational Education ー the Future of
Universityであり、大講義室での全体会、JAFSAセ
ッションも含めた分科会で活発な議論が展開され
ったが、韓国人参加者からも同じような疑問が提示
されていた。この点については日韓とも人的コスト
をどのように考えるのかが問題であろう。
分科会では初任者研修に当たるものからNAFSA
等への準備の仕方、ヨーロッパの国際教育事情など
幅広いトピックが展開されていた。注目すべきは国
際部署担当者のためのCareer Developmentのセッ
ションがあり、職員として海外留学をし、国際教育
について学習をした大邱大学のカン・ソング氏、延
世大学のチョ・インス氏の発表があり、韓国の国際
教育界が新しい局面に入ったことを象徴していた。
た。JAFSAセッションについてはそれぞれの報告を
参照していただきたい。全体会については韓国語で
行われたため、KAIE会員の2名の通訳担当の方の助
けを借りながら得た情報をここでまとめ、また私な
りの感想も含めて報告したい。
全体会議では国の機関の代表による韓国を取り巻
く国際教育事情についての発表であったが、教育科
学技術部の発表者からは現在はWar of Talent(人材
を巡る戦い)
の時代に入っていること、この中でい
かに韓国が国際競争力を持ち人材を得られるのかに
ついて具体的な数字を用いて説明がなされた。問題
点としてあげられたのは現在の韓国における大学国
会場の様子
11
今回の会議では懐かしい顔にも出会ったが、KAIE
クショップを行ったり、食事をしたり、時には業務以外
幹部を始め多くがこの数年の内に国際教育の分野
の話をしながら人間関係を深め、互いに学び合うよ
で活躍を始めた方達であり、世代交代とそれに伴う
うなプログラムが出来ないかどうかを強く考えた。
エネルギーを強く感じた。JAFSAにおいても若い
世代の方達の活躍が目立っており、是非近い将来こ
報告者:近藤 祐一
(立命館アジア太平洋大学)
の二つの隣国の若い国際教育担当者が共同でワー
JAFSA特別セッションA報告
*立命館アジア太平洋大学からは、大学校費でご参加くださいました。
学の経験から大学の国際化は容易でないことは明
白であるとの見解を示し、具体例4点を挙げて、そ
の理由を浮き彫りにした。具体例4点とはすなわち
①2言語での教育または英語での授業の実施にあ
たっての課題、②国際学生に求められる言語運用
能力に関する考察、③多文化環境ならではの教学
面および生活面における多様な考え方への対応、
④国際学生募集にあたって熟考すべき課題である。
最後に近藤氏より、以上の本学の経験より一定規模
を超える大学の国際化には、大学そのものの抜本
発表の様子
日
時:2009年11月19日(木)16:00∼17:20
発表者:立命館アジア太平洋大学(APU)
総会初日の午後、他に2つのセッションが並行して
行われる中、JAFSA特別セッション1は、聴衆約30名
を前に行われた。今回設定されたテーマ「留学生
30万人計画の現状とGlobal 30(以下、G30)の内容
とその進展について」の下、立命館アジア太平洋大
学の近藤祐一氏、一宮悠里氏、筆者の3名が発表を
行った後、活発な質疑応答が続き、全体で80分ほど
のセッションとなった。一宮氏、筆者の2名は、本学
のスタッフ・ディベロップメントプログラムの一環とし
て参加させて頂いた。
発表では、
まず近藤氏がG30の概要を説明し、10
年前の開学当初よりG30に謳われた方策を具現化
してきている本学の経験を成功と課題の両面から
分析することで、日本のみならず広く大学の国際化
において、その方向性と課題を見出しうるのではな
いかとの投げかけを行った。これを受け、筆者より
本学の概要および本学の特徴的な取り組みを①多
文化生活環境、②多文化学習環境、③アクティブ・ラ
ーニングの3点から説明した。続いて、一宮氏より本
12
的な改革とともに、学生を迎え入れることになる地
域社会も変わっていく必要性があるとの指摘がな
された。
続いて行われた質疑応答では、
「 スタッフ・ディベ
ロップメント」、
「 多様な文化背景を持つ学生の生活
支援におけるAPUの経験」
、
「教員採用」
、
「APUの今
後の課題」等について、次々に質問が出され、韓国
側参加者の関心の高さが伺われた。
KAIE年次総会には、筆者と同世代の20∼30代の
若手職員の参加が目立ち、運営に携わっておられる
若手の方も少なくない。韓国高等教育の国際化に
おける若手の活躍を目の当たりにし、大いに刺激を
受けた。また、今回のような国際会議等への参加を
通じて、経験豊富な諸先輩方から大いに学ぶととも
に、日常的に連絡を取り合う現場の担当者ともこま
めに顔を合わせ、時には仕事以外の話も交え、密接
な人間関係を築いていくことが、大学間の信頼関係
を深め、
より円滑な交流を実現させていくものと確
信し、その重要性を改めて痛感した。参加の機会を
くださったJAFSA事務局ならびにKAIE事務局、参加
者の皆様、会場校の韓国カトリック大学の皆様の献
身的なご支援に厚く御礼申し上げたい。
報告者:仁田野 実季(立命館アジア太平洋大学)
JAFSA特別セッションB報告
阪大学は2005年12月に「大阪大学の国際交流戦
略」を策定し、世界に開かれた魅力ある大学を目指
すために、
( 1)海外研究者・研究機関との連携促進
と、研究成果の世界への発信、
( 2)国際社会でコミ
ュニケートし、創造的・建設的に行動できる人材の
育成、
( 3)アジアにおける共同研究コミュニティ構
築による国際貢献を目標として掲げた。本学では
現在、
これらの目標に基づき、推進体制の整備や学
生 交 流プログラム の 企 画・推 進 、足 下 の 国 際 化
(internal internationalization)などの取り組みを行っ
発表の様子
日
時:2009年11月19日(木)17:20∼18:30
発表者:大阪大学
この度の年次総会における特別セッションにおい
て、立命館アジア太平洋大学(APU)と大阪大学の2
校が、JAFSAの代表として参加し、発表を行った。
大 阪 大 学 から は 、国 際 企 画 推 進 本 部 准 教 授
の 石 川 真 由 美、同じくリサ ーチ・アシスタントの
井 上 加 寿 子、李嬋娟(Lee Sun Youn)の3名が、
「Internationalization of Higher Education in Japan:
A Case from Osaka University(日本の高等教育国
際化:大阪大学の事例)」というテーマで30分間の
発表を行った。まず、
セッションの前半では、1983年
の「留学生10万人計画」とその目標値の2003年の
達成、2008年の「留学生30万人計画」および2009
年の「平成21年度国際化拠点整備事業(グローバ
ル30)」の策定までの経緯とその内容について述
べ、1980年代以降の日本の留学生受け入れ状況と
留学生数の推移について概観した。今年度はグロ
ーバル30に13の拠点大学(国立大学7校、私立大学
6校)が採択され、大阪大学はその中の1大学として
採択された。それに伴い、本学では、2009年5月現
在で1,455名の外国人留学生数を、2020年を目標
年に約2倍の3,000名にすることを目標値として掲
げている。
つづいてセッションの後半では、
こうしたグロー
バル30の採択大学の一つとしての立場から、大阪
大学の掲げる「A University Open to the World(世
界に開かれた魅力ある大学)」の実現に向けたこれ
までの実績と将来的な展望について議論した。大
ている。具体的には、海外拠点の設置と拠点体制の
構 築 、サ ポ ート・オフィス( Support Office for
International Students and Scholars、2007年10月
開設)
等の支援体制の整備、
「FrontierLab@OsakaU」
等の短期留学受け入れをはじめとする様々な学生
交流の受入・派遣プログラムについて、2010年以降
導入予定の新規プログラムの紹介なども含め取り
あげた。
以上のように、
この度の発表では、日本の高等教
育国際化の現状と、大阪大学の国際化の取り組み
について詳細に紹介し、
こうした取り組みの今後の
展望と留学生30万人計画およびグローバル30の今
後の進展について論じた。そして、発表後の30分間
の質疑応答では、2007年10月に本学と大阪外国語
大学が統合したことによるこれまでの国際化への
貢献や効果、本学の国際化推進のための組織的な
バックアップ体制などに関し、具体的内容に踏み込
んだ数多くの発言が得られた。今回のセッションを
通して、韓国の関係者の方々の日本の大学国際化
に対する知識と認識の高さをあらためて感じる結
果となった。
最後に、
この度、JAFSAの国際交流の一環として
KAIE2009年年次総会へ参加させていただき、韓国
の関係者の皆さまとの貴重な意見交換の機会が得
られた。特に、KAIE会長の慶煕大学校(Kyung Hee
University)の金峻鉉(Kim Choon Hyun)氏、開催校
であるカトリック大学の張世薫(Jang Se-Hoon)氏
には大変お世話になった。この場を借りて、JAFSA
およびKAIEの関係者の皆さまに御礼を申し上げる。
報告者:井上 加寿子(大阪大学)
13
−グローバルネットワーク−共催交流会開催報告
第一回日中大学国際教育交流懇談会
名を越す参加者が集まり、盛況となった。
懇談会風景
日
場
時:2009年10月19日(月)10:15∼13:00
所:国立オリンピック青少年総合センター
(東京 渋谷)
中華人民共和国政府機関である中国教育部留学
服務中心(留学サービスセンター)が主催する「第
8回中国留学フェア」(www.japan-china.org/fair)の
ため、中国より30を超える大学の国際交流担当者
約80名が来日、日中両国で大学間交流の重要性が
高まる中、JAFSAはこの機会を活用し、NPO法人日
中留学推進機構設立準備事務局((株)日中文化交
流センター・
(株)
ココイオス
(両社JAFSA賛助会員))
と共催で、
「 第1回 日中大学国際教育交流懇談会」
を実施した。また特別協賛の(株)レオパレス21に
よる講演会も懇談会直前に実施された。総計110
日本側の参加大学・機関:(17大学・5機関)
JAFSA団体会員:会津大学、青山学院大学、桜美林
大学、慶應義塾大学、高知工科大学、国士舘大学、
埼玉大学、芝浦工業大学、千葉大学、東京学芸大学、
東京経済大学、東京理科大学、東北大学、日本大学、
藤女子大学、明治大学、琉球大学
JAFSA賛助会員:
(株)クリーク・アンド・リバー社、
(株)JTB法人東京、
(株)ディスコ、
フォースバレー・
コンシェルジュ(株)、
( 株)メリットファイブ、
( 株)レ
オパレス21
中国側の参加大学・機関:
中国教育部留学服務中心、北京大学、北京語言大
学、中国石油大学、対外経済貿易大学、北京広播電
視大学、首都師範大学、首都師範大学付属中学校、
復旦大学、上海交通大学、同済大学、華東師範大学、
東華大学、天津大学、北華大学、吉林大学、ハルピ
ン師範大学、東北林業大学、佳木斯大学、長春理工
大学、遼寧師範大学、中国海洋大学、南京中医葯大
学、浙江大学、アモイ大学、華中科技大学、長沙理
工大学、電子科技大学、温州大学、中山大学、蘭州
大学、その他
カナダ留学フェア2009秋
−教育関係者ネットワーキング交流会−
日
場
時:2009年11月2日(月)10:30∼16:00
所:カナダ大使館(東京 赤坂)
「カナダ留学フェア2009秋」の一環として、カナ
ダ大使館と共催で教育関係者・エージェント等を対
象に、セミナーおよび教育関係者ネットワーキング
交流会を実施。カナダの英語圏とフランス語3圏よ
り78校参加する過去最大規模となった。日本から
は、JAFSAメンバーも多く参加した。団体会員で18
大学・1機関(亜細亜大学、小樽商科大学、関西学院
大学、神田外語大学、京都大学、慶應義塾大学、信
州大学、多摩大学、東北学院大学、東洋大学、日本
女子大学、一橋大学、法政大学、明海大学、明治大
学、立正大学、立命館大学、早稲田大学、国際教育
高官協議会(CIEE)日本代表部)、その他教育機関
3団体(SAF スタディ・アブロード・ファウンデーショ
ン、
(財)日本英語検定協会、日本スタディ・アブロ
14
ランチレセプションの様子
ード・ファンデーション)、賛助会員4団体((株)JTB
法人東京、
( 株)JTBガイアレック、
トラべレックスジ
ャパン(株)、
(株)留学ジャーナル)など日加総計で
160名以上が参加し、盛況となった。
JFK企画 研修/セミナー報告
第四弾:講演会
「大学の国際交流戦略を考える∼関西外国語大学編∼」
「関西外大に行けば留学できる」と言われるほ
ど留学する学生が多いことで有名な同校の、立派
な留学案内のパンフレットをいただいたが、
「パン
フレットでは学生は入学しない」と山本氏はきっぱ
りおっしゃった。関西外大に入学する日本人学生
も、留学してくる留学生も、そのほとんどが留学経
験者や関係者から評判を聞いて同校を選んでいる
と説明された。良いプログラム運営が広報になっ
ており、そして良いプログラム運営のためにはスタ
ッフの質と意識が大切であると強調された。
山本氏は本音でお話をしてくださり、プログラム
講演者 山本 甫氏
日 時:2009年9月11日(金)
成功は時代の先を読めているからだと思われがち
だが、そんなに先のことがわかるわけではなく、ほ
10:00∼12:00(講演会)
んの少し先を見て素早く意思決定ができる組織作
12:00∼14:00(情報交換会)
りも大切だと言われた。
「やる気になればできる」
場 所:常翔学園 研修センター(大阪市旭区)
講演者:山本 甫氏
(関西外国語大学 理事・国際交流部長)
参加者:25名
とエールを送られたように感じた。
講演後は食事をしながら山本氏、JFKメンバー、
他大学の職員の方や国際交流関連の団体・企業の
方と名刺交換をした。山本氏の講演を聴き、たくさ
んお話を伺うことが勉強になると思い、自分の所属
関西外国語大学の国際交流部長として、国際交
大学とは規模やプログラム内容が全く異なる他大
流プログラムを一から立ち上げ、運営してこられた
学の方にも、積極的に話しかけることができた。講
山本氏が、プログラム作り、課題、改善、新たな取り
演、交流に刺激を受け、国際交流と大学職員という
組みなどを紹介してくださった。冒頭で「規模が違
仕事について改めて考え、決意新たにする良い機
うから真似できない、とおっしゃる方がいるが、国
会となった。山本先生、JFKの皆さま、参加者の皆
際交流の原理、原則は共通しているのだから参考
さま、ありがとうございました。
にしていただける部分があると思う。」と言われた
とおり、単なる事例紹介ではなく、国際交流という
報告者:中村 奈央子(大阪女学院大学・短期大学)
切り口から大学職員としての仕事の取り組み方を
教授された。
まず、仕事に取り組む姿勢として、第一に留学と
いう経験が学生の今後の人生に与える影響は大き
く、国際交流に携わる教職員はそれを意識して仕
事に取り組むこと、第二に、国際交流において、大
学として目指す方向を職員が明確に理解し、大学
としての社会的役割を意識して仕事すること説明
された。次に具体的なプログラム内容については、
経営効率も考えて選ばれているとのことだった。
15
JAFSA +他団体 共催セミナー開催報告
講演「国際保健と留学交流」
報告「留学生によるピア・サポートの実践
−北海道大学 留学生サポート・デスクについて」
北海道地区留学生担当教職員連絡会議共催
こるという「健康転換」の議論や、ヘルスシステム
の違い等の説明がなされ、留学生個人が当然持つ
であろう健康に対する意識の多様性があらためて
確認された。
また、
リスク事象に対して個人や社会がどう認識
しているかという「リスク認知」に関する調査デー
タなどが示され、リスクとリスク認知の間の「リス
ク・パーセプション・ギャップ」についても説明され
た。講演では、様々な専門的知見がいくつかの調
査結果とともに分かりやすく示され、異文化からの
留学生が示す感染症等のリスクに対する反応の違
玉城氏による講演の様子
日 時:2009年10月30日(金)13:30∼16:00
場 所:北海道大学 情報教育館スタジオ型多目的
中講義室
講演者:玉城 英彦氏
(北海道大学大学院医学研究科教授)
報告者:青木 麻衣子氏
(北海道大学留学生センター講師)
参加者:36名(総数)
このセミナーは、新型インフルエンザ等の感染拡
大に対する大学の危機対応のあり方とは少し違っ
た角度から、留学生の健康・衛生に対する意識の多
様性について、また留学生支援の実践的課題につ
いて幅広く学び、議論する目的で開催された。
前半の「国際保健と留学交流」では、公衆衛生の
専門的知見から、WHOでも活躍してこられた玉城
英彦氏に、様々な地域から来る留学生にどのような
「健康」をめぐる背景があるのかを知る手がかりを
頂いた。
最初に、基本的人権としての「健康権」と、身体
的、社会的、精神的な健康の重要性が語られた。こ
こでは「健康」の定義とともに、留学生支援におい
ても、広義の「健康」を念頭に置くべきことに気付
かされた。その後、当該地域・時代の発展状況によ
り、疾病構造や人口構成が変化し、
リスク転換もお
16
いの背景にある意識を医科学的に知る貴重な機会
となった。会場からは、内容そのものについてだけ
でなく、
「違い」が問題になるときの対応の方法等
をめぐって具体的な質問も出た。
後半は、昨年11月に北海道大学で設置された
「留学生サポート・デスク」について、その経緯や現
在の業務、運営についての紹介である。この実践報
告では、実際に留学生がどのような勤務形態で窓
口対応にあたっているか、その仕事内容、1年間の
対応件数の分析が示された。また、問い合わせ対
応を超えた取り組みとしての、不要な本や物品の
回収と配布の企画、ニュースレターの発行、オリエ
ンテーションにおけるポスター・セッションの試み
も報告された。
「情報提供の場」という前提のもと、様々な問い
合わせ・相談にいかに応え、適切に関係部署につな
いでいくかということがなされている。しかし、担
当教職員間の密な連携のもと、学生の仕事に対す
る指導・確認も含む「相当量」の運営業務が必要と
なるという問題もある。学生のピア・サポートは近
年大学関係者の間で関心を集めており、この取り組
みにおいてもその意義と効果が見えつつあるが、
解決・工夫すべき課題も示された。
報告者:高橋 彩(北海道大学)
「大学の国際化を考える」公開セミナー
高等教育の国際化:過去、現在、未来
−G30へのチャレンジと新たな可能性の発見−
立命館大学共催
講演者 ジョセフ・A・メステンハウザー氏
日 時:2009年11月13日(金)16:30∼18:00
場 所:立命館大学 衣笠キャンパス恒心館730
講 師:ジョセフ・A・メステンハウザー氏
(ミネソタ大学名誉教授)
参加者:103名(総数)
メステンハウザー氏とJAFSAとの交流の始まり
は、1960年代にさかのぼる。以来、日本の国際教育
分野の発展の過程において、様々な年代や立場の
JAFSA会員が、
メステンハウザー氏との交流の中で
多くのインスピレーションを得てきた。今回の来日
は、
まさに日本の大学がG30に関わる変革をこれか
ら経験しようとするタイミングであり、
ここでメステ
ンハウザー氏の国際教育に関わる哲学に触れるこ
とができるのは、大変幸運であったと思う。
今回の講演においては、
もう一つ幸運な巡り合わ
せがあった。ミネソタ大学においてちょうど、
メステ
ンハウザー氏による国際教育特別講演シリーズが
始まったところであり、そのために、氏は50年に渡
る国際教育分野における研究と実践の中から得ら
れた膨大な知見をまとめる作業をされていたとこ
ろであった。今回は、その理論的基盤に基づき、日
本の大学がおかれた文脈、
とりわけG30に関連して、
講演を展開していただいた。
講演内容は多岐にわたり、
ここでまとめることは困
難であるが、
筆者の視点から1点、
大学の国際化をす
すめるにあたって必要なdispositionsに関する議論を
ご紹介したいと思う
(なお、
今回の講演内容について
は後日、
論文としてまとめられる予定である)
。
メステンハウザー氏は、
このdispositionsという言
葉を、何かの行動を起こす上で基本となっている無
意識レベルでの信念や考え方、といった意味で使
われた。つまり、大学を国際化する上で、構成員に
どのような信念や考え方が必要なのか、逆に何が
障害になっているのかを、当たり前すぎて言葉にし
ていないレベルで認知する必要があるという。そし
て、国際化の障害となるdispositionsを28項目あげ
られた。どれもそう思っている人にとっては当たり
前すぎて、それについて議論する機会すらなかった
と思われることばかりである。
国際化の障害となるdispositionの例としては、
「国際教育はお金がかかる」
「国際化はみんなのた
めに平等に行うべき」といった、日本の大学が陥り
やすい考え方への指摘もあった。また、
「 技術を教
えるのに文化についての考察は必要ない」
「もうす
でに国際教育は十分されている」
「私は海外に出な
いから国際教育は必要ない」といった認識は、文化
がどのように人間の認知構造に影響しているかと
いう点を十分理解していないことの表れとされて
いる。
「自分の教えたいことを、誰もが学びたがって
いるに違いない」という姿勢に対する指摘は、教員
にとっては耳の痛いところであるが、学生が今後生
きていく世界で必要となる知識やスキルは未知で
あり、私たちの経験してきた世界でのニーズとは異
なるであろうという認識は、国際化過程の中でもと
りわけ新しいカリキュラムを開発する上で重要で
あると思われる。筆者としては、大学全体として、教
員の役割意識や学生との関係性をどれだけ変える
ことができるかが、大学教育の国際化の成果に大
きく影響すると感じた。
なおこの講演は、立命館大学びわこ・くさつキャ
ンパスや立命館アジア太平洋大学にもTV中継さ
れ、JAFSA会員、立命館大学教職員、学生など、合計
103名が参加した。講演後は活発な質疑応答がな
され、予定終了時間を30分オーバーした。大学の
国際化によって私たちは何をしようとしているの
か。学生の学びや評価、教員との関係はどうかわる
のか。その環境づくりのために大学は組織としてど
のようにかわっていかなければならないのか。そし
て、その変化のために、私たちの頭の中でどのよう
な変化が必要なのか。人間の認知システムと文化、
教育、大学組織、など様々な側面から大学の国際化
について議論できる貴重な機会となった。
報告者:堀江 未来(立命館大学)
17
2009年度第2回理事会 実施報告
日 時:2009年9月26日(土)16:00∼21:00/27日(日) 9:00∼11:30
場 所:早稲田大学 26号館301号室
出席者:11名(敬称略)
【団体理事】デビッド・H・サターホワイト(日米教育委員会)
【常務理事】横田雅弘副会長(明治大学)、加藤好郎(慶應義塾大学)、高橋史郎(早稲田大学)、服部 誠
(一橋大学)、ジョージ・R・ハラダ(広島経済大学)
【個人理事】大橋敏子(京都大学)
、岡村光浩(神戸芸術工科大学)
、近藤祐一(立命館アジア太平洋大学)
、
小林 明(明治大学)、溝口忠憲(東京理科大学)
欠席者:9名(敬称略) ※全員委任状提出あり
白井克彦会長(早稲田大学)、河田悌一(関西大学)、モンテ・カセム(立命館アジア太平洋
大学)
、酒井健夫(日本大学)、尾中夏美(岩手大学)、中島美樹子(東北大学)堀江未来(立
命館大学)、角田英一(アジア21世紀奨学財団)
(監事)、坪井 健(駒澤大学)
(監事)
事務局:
高田幸詩朗(事務局長)、小林京子、桜林青子
議 題:1. JAFSAの活動見直しと今後の方向性
2. 組織改編
(1)理事会と常務理事会の役割・機能について
(2)事務局の役割および事務局と理事会・委員会との連携について
3. JAFSA活動に対する優先順位の付与、体制見直しの具現化に向けてのステップ
●『JAFSA プラス(会費バージョン)
』寄付のご協力お礼●
前々号(136号)、前号(137号)以降に気持ち寄付『JAFSA プラス(会費バージョン)』
にご協力いただいた方々のお名前をご紹介いたします。この場をお借りして、改めて心より
お礼申し上げます。
田中 四郎、長塚 博道 (敬称略、50音順)
※『JAFSAプラス』とは、皆様のお気持ちとしてJAFSAに対する活動・知恵・金品の貢献を
総称しています。随時受け付けておりますので、「私にもできるJAFSAプラス!」をよろし
くお願いいたします。
18
★ Welcome to JAFSA!!! ★
2009年10月中旬以降12月までに新規入会された団体会員をご紹介します。
(各入会月日順)
団体正会員(大学)
北陸先端科学技術大学院大学
http://www.jaist.ac.jp
本学はグローバル・スタンダードの教員と研究施設による次代の科学技術創造のリーダーの育
成を目的とした大学院大学です。
(2009年10月入会)
大阪女学院大学・短期大学
http://www.wilmina.ac.jp
大阪市の中央にあり、キリスト教・人権・英語を基本に、大学(国際・英語学部)と短期大学(英語
科)で約1,000名が学ぶ女性大学です。
(2009年12月入会)
団体正会員(各種教育関連機関)
EF International Language Schools日本事務局/
イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社
http://www.efjapan.co.jp/
1965年創業、世界17カ国に40の語学学校、大学、大学院を運営する世界最大級の教育機関です。
日本事務局は、日本から各国のEF校に留学する生徒の窓口です。
(2009年11月入会)
賛助会員
株式会社アクセスコーポレーション
http://www.access-t.co.jp/
大学を核とした学生募集広報、国内外学生向け進学説明会、進学情報誌、WEBサイトの運営、
学校案内パンフレット・HP等の企画制作をご提案しております。
(2009年12月入会)
19
氏、臼杵氏)
事務局日誌
23日
26日
【2009年10月1日∼12月31日】
白石プロジェクトリーダー来訪(中国認証シス
テム打合せ)
27日
SIFE Japan来訪(中谷氏)
(財)ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際
草の根交流センター訪問(事務局長森氏、轟
木氏)
10月
1日
(財)日本英語検定協会訪問(塩崎氏、黒澤氏)
2日
『国際担当職員対象 英語ビジネス対応力
28日
会」開催(@早稲田大学)
ス キ ル ・ ア ッ プ 研 修( Discussions &
29日
Negotiations)
』開催(ブリティッシュ・カウンシ
30日
議共催)
(@北海道大学)
KAIE2009参加者募集締切
(社)海外広報協会来訪(吉野氏、秋田氏)
日本データビジョン㈱来訪(会長鍋倉氏、
岩切氏)
11月
2日
7日
4日
5日
㈱日中文化交流センター来訪(取締役恩田
7日
大学梅田キャンパス)
会打合せ)
岩切氏)
13日
9日
10日
12日
JFK研修打合せ(w/塩川PO、余田氏、竹島氏)
15日
法務省入国管理局入国在留課訪問(茂木氏、
菅野氏)
13日
ジア太平洋大学[TV会議])
16日
合せ)
17日
会」開催(@関西学院大学梅田キャンパス)
19日
表:立命館アジア太平洋大学、大阪大学)
東京電機大学来訪(小林氏)
18日
中国留学フェア2009開会式列席(@新宿エル
タワー)
19日
法人日中留学推進機構設立準備事務局
主催)
(@国立オリンピック記念青少年総合セ
ンター)
20日
22日
20
20日
IIE/Education USA来訪(西川氏)
(財)日本ベトナム文化交流協会来訪(藤波
向鎌治郎氏を偲ぶ会(@国際交流亭/文際交
流協会)
26日
日本エマージェンシーアシスタンス㈱来訪
(河合氏)
「日中大学国際教育交流懇談会」開催(NPO
[㈱日中文化交流センター・㈱ココイオス]
KAIE2009年次総会(@韓国 カソリック大学)
訪問団派遣(∼20日)、JAFSAセッション(発
白石氏)
みずほ育英会懇親会参加
【関西出張(∼18日)
】
「中国学位・学歴認証システム利用登録説明
森山氏、高久氏)
(以上3省庁 w/(財)日本語教育振興協会理
16日
(財)日本語教育振興協会訪問(理事長佐藤
氏・石川氏・小野寺氏)
(中国認証システム打
席事務官渡部氏、伊藤氏)
事長佐藤氏、石川氏、プロジェクトリーダー
共催セミナー「大学の国際化を考える」開催
(立命館大学共催)
(@立命館大学/立命館ア
外務省広報文化交流部人物交流室訪問(首
文科省高等教育局学生留学課訪問(河本氏、
EFエデュケーション・ファースト・ジャパン㈱来
㈱学生情報センター来訪(本卦氏、池内氏)
関西学院大学訪問(澤谷氏)
甲南大学訪問(小西氏)
世田谷社来訪(市川氏、酒井氏)
(ウェブサイト
訪(代表取締役リー氏、澁谷氏)
高橋氏)
14日
EAIE2010 JAFSAセッション発表者募集締切
等打合せ)
【関西出張(∼14日)
】
関西大学訪問(国際部長松波氏、市川氏、
JFK企画講演会
「大学の国際化戦略について」
(大学行政管理学会近畿地区共催)
(@龍谷
氏)+㈱ココイオス来訪(吉田氏)
(日中懇談
日本データビジョン㈱来訪(会長鍋倉氏、
㈱学生情報センター来訪(本卦氏、池内氏)
w/高橋常務理事
㈱メリットファイブ来訪(木内氏、上玉利氏)
8日
東京電機大学国際センター設立記念大会出
席(基調講演)
白石プロジェクトリーダー来訪(中国認証シス
テム打合せ)
日加教育関係者ネットワーキング交流会開催
(カナダ大使館主催)
(@カナダ大使館)
国際交流基金基金賞授賞式(参列)
(@ホテル
オークラ)
共催セミナー「講演『国際保健と留学交流』、
開催(北海道地区留学生担当教職員連絡会
(財)日本語教育振興協会訪問(理事長佐藤
氏、石川氏)w/白石プロジェクトリーダー
6日
ル・コルドンブルー・パリ㈱来訪(佐々木氏)
報告『留学生によるピア・サポートの実践』」
ル共催)
(@東京理科大学)
5日
「中国学位・学歴認証システム利用登録説明
27日
(社)日本私立大学連盟(私大連)
「2009年度国
際教育・交流推進協議会」出席(発表)
(@ア
ルカディア市ヶ谷)
12日
12月
1日
就職イベント、
フォースバレー・コンシェルジュ
㈱アクセスコーポレーション来訪(土屋氏、田
㈱主催)出席(開会スピーチ)
中氏)
【関西出張(∼14日)
】
ISANA2009年次総会(@オーストラリア キャ
JFK企画国際交流担当者研修「国際化を超え
ンベラ)
(∼3日)
(出席:ハラダ常務理事)
2日
「TOP CAREER 2011」
(外国人留学生向け
て」開催(∼14日)
アルプロス・ソリューションズ㈱来訪(中村氏)
ISANA2009年次総会(@キャンベラ)JAFSA
15日
【秋田出張】国際交流担当職員向けセミナー
(講師)
(@国際教養大学)
セッション(発表者:乾氏)
3日
KDDIモバイルイベント出席(@表参道)
7日
2009年度会員名簿発送
8日
NAFSA2010出展打合せTV会議実施(@立命
19日
事務局冬期休業(∼2010年1月4日)
参加・訪問・来訪対応は高田事務局長
館東京キャンパス/立命館朱雀キャンパス/立
命館アジア太平洋大学)
9日
白石プロジェクトリーダー来訪
渉外委員会(@一橋大学丸ノ内キャンパス)
10日
JAFSA-JISSA(留学生奨学団体連絡協議会)
懇談会(@早稲田大学)
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JAFSA「留学生受入れの手引き」のご紹介
留学生問題のエキスパートとして、40年間培ってきたJAFSAのノウハウを、1冊に凝縮!!
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「留学生受入れの手引き」
は文部科学省の施策、
教育界へ導入された市場原理、
厳しい大学間競争といった大学を取り巻く厳しい環境を視野に入れ、各大学の
留学生担当者の日々の実務に役立つことはもとより、所属する大学における政
策提言にも役立つものを目指して作成されています。この機会にぜひお求め
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ざいます。書店に行っても手に入らない貴重な資料です。価格
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②『留学生担当者のためのカウンセリング入門』 著者 井上孝代
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発行所:株式会社アルク/発行年月日:1999年7月1日/定価:各1,000円(税込み)
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21
269団体となりました!
ー増え続ける団体会員(正会員・賛助会員)ー 総計
232団体 ※団体名五十音順
団体正会員一覧
Ⅰ. 大学(203団体) ●は国立大学法人、○は公立大学法人、無印は私立大学
淑徳大学
城西大学
城西国際大学
昭和女子大学 女子美術大学
白百合女子大学
成蹊学園
政策研究大学院大学●
成城大学
聖心女子大学
聖徳大学
専修大学
創価大学
大正大学
大東文化大学
拓殖大学
玉川大学 多摩大学
千葉大学●
千葉工業大学
中央大学
津田塾大学
※各地区会員数後の数値は
国内の大学に限った会員
数の地区別割合(概算)
★印は団体理事校
北海道・東北(12校)
【6.0%】
関東(86校)
【42.8%】
青山学院大学
亜細亜大学
跡見学園女子大学
茨城キリスト教大学
桜美林大学
学習院大学
学習院女子大学
神奈川大学
神田外語大学
関東学院大学
杏林大学
慶應義塾大学
工学院大学
國學院大學
国際医療福祉大学
国際基督教大学
国際武道大学
国士舘大学
駒澤大学
埼玉大学●
芝浦工業大学
十文字学園女子大学
(2010年1月5日現在)
帝京大学
電気通信大学●
テンプル大学
ジャパンキャンパス
桐蔭横浜大学
東海大学
東京大学●
東京学芸大学●
東京経済大学
東京工業大学●
東京国際大学
東京女学館大学
東京女子大学
東京電機大学
東京都市大学
東京農業大学
東京理科大学
東洋大学
東洋英和女学院大学
常磐大学
獨協大学
二松學舎大学
秋田大学●
岩手大学●
小樽商科大学●
国際教養大学○
札幌大学
札幌学院大学
東北大学●
東北学院大学
北星学園大学
北海道大学●
宮城学院女子大学
宮城教育大学●
★日本大学
日本女子大学
一橋大学●
フェリス女学院大学
文化女子大学
文教大学
法政大学
武蔵大学
武蔵野大学
武蔵野美術大学
明海大学
明治大学
明治学院大学
目白大学
横浜国立大学●
横浜市立大学○
立教大学
立正大学
麗澤大学
★早稲田大学
和洋女子大学
中国・四国(11校)
【5.5%】
愛媛大学●
岡山大学●
香川大学●
高知工科大学○
徳島大学●
鳥取大学●
広島大学●
広島経済大学
広島修道大学
松山大学
山口大学●
近畿(48校)
【23.9%】
追手門学院大学
大阪大学●
大阪大谷大学
大阪学院大学
大阪経済大学
大阪経済法科大学
大阪工業大学
大阪国際大学
大阪産業大学
大阪商業大学
大阪女学院大学・短期大学
大谷大学
関西大学
関西外国語大学
関西学院大学
京都大学●
京都外国語大学
京都学園大学
京都工芸繊維大学●
京都産業大学
京都女子大学
京都造形芸術大学
京都橘大学
近畿大学
九州・沖縄(20校)
【10.0%】
大分大学●
鹿児島大学●
鹿児島国際大学
鹿児島純心女子大学
九州大学●
九州国際大学
九州産業大学
九州女子大学
熊本大学●
熊本学園大学
西南学院大学
西南女学院大学
筑紫女学園大学
・短期大学部
長崎大学●
長崎外国語大学
長崎純心大学
福岡大学
名桜大学
★立命館アジア太平洋大学
琉球大学●
皇學館大学
甲南大学
神戸大学●
神戸学院大学
神戸芸術工科大学
神戸国際大学
神戸市外国語大学○
神戸女学院大学
滋賀大学●
四天王寺大学
摂南大学
帝塚山大学
天理大学
同志社大学
同志社女子大学
奈良女子大学●
梅花女子大学
阪南大学
佛教大学
三重大学●
武庫川女子大学
桃山学院大学
立命館大学
龍谷大学
愛知大学
愛知淑徳大学
金沢大学●
金城学院大学
国際大学
静岡大学●
信州大学●
椙山女学園大学
中京大学
中京女子大学
中部大学
豊橋技術科学大学●
名古屋大学●
名古屋外国語大学
名古屋学院大学
名古屋女子大学
南山大学
新潟大学●
日本福祉大学
北陸先端科学技術大学院大学●
松本大学
名城大学
山梨大学●
山梨学院大学
外国大学(3校)韓国
Ⅱ. 在日公館(7団体)
アメリカ大使館
東京アメリカンセンター
中部(24校)
【11.9%】
慶煕大學校(Kyung Hee University)
建国大學校(Konkuk University)
大邸大學校(Daegu University)
★は団体理事機関
オーストラリア政府国際教育機構・
オーストラリア大使館
カナダ大使館
★
日米教育委員会
(フルブライト・ジャパン)
フィンランド大使館・
フィンランドセンター
(ロゴは使用いたしません)
ブリティッシュ・カウンシル
米国ペンシルベニア州政府
日本代表事務所
JAFSA ニューズレター138号 ・発行人 白井 克彦 ・編集人 高田 幸詩朗
2010年1月20日発行
22
・発行所 NPO法人JAFSA
・印刷所 信友印刷株式会社
Ⅲ. 各種教育関連機関(21団体)
㈱アゴス・ジャパン
(財)アジア学生文化協会
EF International Language
Schools 日本事務局
イーストウエスト日本語学校
SAF スタディ・アブロード・
ファウンデーション
(NPO)海外留学生安全対策協議会
カイ日本語スクール
カプランジャパン
国際教育交換協議会(CIEE)
日本代表部
SIFE Japan
一般社団法人JAOS・
海外留学協議会
JASA海外進学センター
(財)ジョン万次郎ホイットフィールド
記念国際草の根交流センター
(財)日本英語検定協会
(独)日本学生支援機構
日本スタディ・アブロード・
ファンデーション
横浜市国際学生会館
(財)ロータリー米山記念奨学会
(財)日本国際教育支援協会
(財)日本国際協力センター
(財)早稲田奉仕園
個人正会員300名 学生会員10名
賛助会員一覧
37団体
㈱JTB法人東京 東日本国際交流センター
㈱ 共立メンテナンス
ジェイアイ傷害火災保険㈱
㈱ レオパレス21
㈱キャンパス
㈱ キャンパス保険センター
・
(ロゴは使用いたしません)
(3社共同賛助)
㈱ ジェイ・エス・ビー
・
ICEF GmbH
㈱アクセスコーポレーション
アルプロス・
ソリューションズ㈱
エルゼビア・ジャパン㈱
㈱かんぽう
木内インターナショナル㈱
㈱クリーク・アンド・リバー社
KDDI Mobile(KDDI America Inc.)
㈲恵文社
㈲国際教育企画
㈱ココイオス
シュプリンガー・ジャパン㈱
ジョブストリート㈱
㈱地球の歩き方 T&E
㈱ディスコ
TIP JAPAN
㈱トラベルヴォイスアンドネット
トラベレックスジャパン㈱
㈱日中文化交流センター
日本エマージェンシーアシスタンス㈱
日本データビジョン㈱
フォースバレー・コンシェルジュ㈱
㈱PLATFORM JAPAN
プロメトリック㈱
㈱凡人社
㈱メリットファイブ
㈱留学ジャーナル
㈱JTBガイアレック
㈱スカイクルージング
日本アイラック㈱
23
p24:広告掲載
24
Fly UP