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石狩・空知・後志地方の地震活動図

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石狩・空知・後志地方の地震活動図
石狩・空知・後志地方の地震活動図
2016年10月1日∼2016年10月31日
震央分布図
0
札幌管区気象台
50km
総数=56
44N
M
8.0
7.0
深さ
0
6.0 30
5.0 80
43N
4.0
150
3.0
300
2.0
1.0 600
0.0 km
139E
140E
141E
142E
※ これは暫定値であり、データは後日変更することがある。
記号Mはマグニチュードを表す。
図中橙色の線は地震調査研究推進本部による活断層を表す。
過去の地震活動と比較するため、前3ヶ月(今期間を含まない)の震央を灰色のシンボルで表す。
地震概況(2016年10月)
・石狩・空知・後志地方の震度観測点で震度1以上を観測した地震は3回(先月4回)
※10月3日と10月7日の浦河沖、10月12日の日高地方東部の震央は震央分布図の範囲外
(「震度1以上を観測した地震の表」参照)
<防災メモ>
[断層運動と地震]
この活動図は、札幌管区気象台のホームページに掲載しておりますのでご利用ください。
ホームページのアドレスは、「http://www.jma-net.go.jp/sapporo/jishin/earthquake_report/earthquake_report.html」です。
震度1以上を観測した地震の表(2016年10月)
年 月 日 時 分 震央地名 北緯(N) 東経(E) 深さ(km) 規模(M)
地方 震度 震度観測点名
2016年10月 3日 17時48分 浦河沖 41°55.3′N 142°26.2′E 67km M4.5
石狩地方 震度2 江別市緑町*(21)
震度1 石狩市聚富(07) 当別町白樺*(09) 新篠津村第47線*(12) 札幌北区太平*(06)
札幌北区新琴似*(06) 札幌東区元町*(12) 札幌南区真駒内*(11)
札幌厚別区もみじ台*(12) 江別市高砂町(14) 千歳市北栄(11) 新千歳空港(10)
千歳市若草*(14) 千歳市支笏湖温泉*(13) 恵庭市京町*(13) 北広島市共栄*(10)
後志地方 震度1 小樽市勝納町(06) 喜茂別町喜茂別*(05)
空知地方 震度1 岩見沢市5条(05) 岩見沢市栗沢町東本町*(10) 三笠市幸町*(09)
南幌町栄町*(14) 由仁町新光*(07)
2016年10月 7日 09時14分 浦河沖 41°58.4′N 142°33.6′E 63km M4.2
石狩地方 震度1 札幌東区元町*(09) 札幌厚別区もみじ台*(09) 江別市緑町*(10)
千歳市北栄(06) 新千歳空港(05) 千歳市若草*(08) 千歳市支笏湖温泉*(06)
恵庭市京町*(11)
空知地方 震度1 南幌町栄町*(10)
2016年10月12日 04時02分 日高地方東部 42°19.5′N 143°02.5′E 50km M5.0
石狩地方 震度2 新篠津村第47線*(15) 札幌東区元町*(17) 札幌南区真駒内*(18)
札幌厚別区もみじ台*(15) 江別市緑町*(17) 千歳市北栄(16) 新千歳空港(15)
千歳市若草*(20) 千歳市支笏湖温泉*(19) 恵庭市京町*(17)
震度1 石狩市花川(08) 石狩市聚富(08) 石狩市厚田*(05) 石狩市花畔*(08)
当別町白樺*(08) 札幌中央区北2条(06) 札幌北区太平*(14) 札幌北区篠路*(13)
札幌北区新琴似*(13) 札幌豊平区月寒東*(11) 札幌南区簾舞*(11)
札幌手稲区前田*(12) 江別市高砂町(11) 札幌清田区平岡*(13) 恵庭市漁平(08)
北広島市共栄*(11)
空知地方 震度2 三笠市幸町*(16) 長沼町中央*(15)
震度1 北竜町竜西(06) 滝川市大町(09) 滝川市新町*(10) 岩見沢市5条(09)
岩見沢市鳩が丘*(10) 岩見沢市栗沢町東本町*(14) 美唄市西5条(12)
美唄市西3条*(09) 南幌町栄町*(14) 由仁町新光*(09) 栗山町松風*(13)
月形町円山公園*(10)
後志地方 震度1 小樽市勝納町(14) 小樽市花園町*(07) 余市町朝日町(07) 余市町浜中町*(10)
赤井川村赤井川*(07) 喜茂別町喜茂別*(06)
各地の震度は、石狩・空知・後志地方のみを扱っている。
*のついている地点は地方公共団体または国立研究開発法人防災科学技術研究所の震度観測点である。
震源の緯度、経度、深さ、規模は暫定値であり、データは後日変更することがある。
( )内の数値は計測震度の値を10倍にしたもので、計測震度の値を下表に当てはめて換算したものが気象庁の震度
階級である。
計測震度と震度階級の関係
計測震度
震度階級
∼0.4
0
0.5∼1.4 1.5∼2.4 2.5∼3.4 3.5∼4.4 4.5∼4.9 5.0∼5.4 5.5∼5.9 6.0∼6.4
1
2
3
4
5弱
5強
6弱
6強
6.5∼
7
本資料は、国立研究開発法人防災科学技術研究所、北海道大学、弘前大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大
学、高知大学、九州大学、鹿児島大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所、国土地理院、国立研究開発法人海洋研究
開発機構、青森県、東京都、静岡県、神奈川県温泉地学研究所及び気象庁のデータを用いて作成している。 また、2016年熊本地震緊急観測グループのオンライン臨時観測点(河原、熊野座)、米国大学間地震学研究連合
(IRIS)の観測点(台北、玉峰、寧安橋、玉里、台東)のデータを用いて作成している。
防災メモ
断層運動と地震
1
断層運動とその種類
プレート運動による張力や圧縮の力は、
逆断層
正断層
上盤
上盤
下盤
積させます。岩盤が耐えきれる限界を超
えると、ある面を境にして岩盤が急激に
下盤
左横ずれ断層
地下の岩盤に長時間かかってひずみを蓄
右横ずれ断層
破壊され地震が生じます。その破壊され
た面を断層面といい、既存の断層を動か
したり、新たに断層を作ったりする動き
を断層運動と呼びます。
断層運動は、
「正断層」
「逆断層」
「横ず
れ断層」の3つの基本的なタイプがあり、
防災科学技術研究所「地震の基礎知識」より
岩盤に働く力の向きにより、異なる動き
を生じさせます。
正断層は、水平の方向に岩盤が引っ張られたため、断層面をはさんで上盤が下盤へ滑り
落ちる動きをしたものをいいます。逆断層は、水平の方向から岩盤が圧縮され、断層面を
はさんで上盤がずり上がる動きをしたものをいいます。横ずれ断層は、岩盤に圧力や張力
がかかって断層面をはさんでそれぞれの岩盤が逆方向にずれる動きをするもののことをい
います。
実際の断層運動では、地下の岩盤に働く力の向きは複雑なため、縦ずれ断層と横ずれ断
層の運動量が合わさり、断層面に沿って斜めの方向にずれるものが多く見られます。
この場合、ずれる量の大きいほうの断層タイプで表します。
2
発生場所による地震の種別
日本列島や周辺で発生する地震は、
発生する場所や発生の仕方によって、
「プレート境界の地震」
「沈み込むプレ
ート内の地震」
「陸域の浅い地震」など
のタイプに分けられます。
気象庁 HP「地震発生のしくみ」より
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