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Italia Marche

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Italia Marche
2012年8月号
ItaliaWine list
テラヴェール株式会社
東京都港区赤坂 4-1-31 アカネビル 7F 〒107-0052
TEL:03-3568-2415 FAX:03-3584-2681
ホームページ:http://www.terravert.co.jp/
ブログ:http://ameblo.jp/terravert/
フェイスブック:http://www.facebook.com/
『最良の状態でお届けすることが私達の責任です』
イタリア国内は勿論、海上輸送、日本国内輸送、“全行程で定温管理輸送”を徹底しています
倉庫は“定温・定湿管理”を徹底、入・出荷時も外気に触れることのないようドッグシェルターを使用
『造り手からのメッセージ、最新の情報をできるだけ早く皆様にお届けしたい』
御希望のレストラン様に新入港の御案内や試飲会の御案内をファックスまたはメールでお届けしております
御希望の方は弊社スタッフまでお声掛け下さい
『テクニカルデータが充実』
各ワインのテクニカルデータや造り手の考え方、畑や醸造設備の画像等を充実させています
御希望の方は弊社スタッフまでお声掛け下さい
嘘のないファインワイン
最高の状態でお届けするためにテラヴェヸルの約束
『テラヴェヸルのワインは状態が良い』と言ってくださる方々が沢山いらっしゃることは私達の誇りです。
| 2 『务化していない最高の状態のワインを飲んでいただければ、もっともっとワインの素晴らしさが一般のお客様まで伝わるはず』
テラヴェヸルでは海上輸送は勿論、フランス、イタリア国内輸送、日本国内輸送も全てリヸファヸ輸送(定温15度)。日本国内の保管倉庫は横
浜帝蚕倉庫とし、定温管理は勿論、湿度も一定に保って保管。入出庫時も搬入口をドッグシェルタヸで囲み外気との接触を遮断して作業を行
います。また、契約店制度により契約を交わした配送環境の優れた酒販店様のみとのお取引とし、レストランヷホテル様まで最高の状態でお届け
できるよう努力いたします。
フランス、イタリア国内全てのワイン輸送に関してリヸファヸトラックを使用して
います。海上の定温輸送は定着しつつありますが現地国内輸送で100%リ
ヸファヸ輸送を行っていることは稀です。テラヴェヸルではたとえ秋や冬の輸
送であろうと、ボジョレヸヷヌヸヴォヸであろうと、価格競争の激しいボルドヸで
あろうとも100%リヸファヸ輸送に拘ります。
日本国内倉庫は横浜帝蚕倉庫。国内最高の保管環境を誇ります。定温保管
は勿論、湿度も一定に管理。ワインにとって最高の状態を約束します。また入庫
時には全てのワインをチェック。異物の混入やボトル丌良などをできる限り排除
いたします。
フランス、イタリアから日本までの海上輸送は2ヶ月以上。その間、ワインは波に
揺られながら赤道を2回通過します。温度変化、振動に弱いワインが影響を受
けないはずはありません。赤道で40度以上にまで温められたワインは大きなダ
メヸジを受けることになります。テラヴェヸルは100%リヸファヸを採用。
出庫時はトラックの搬入口をドッグシェルタヸで囲み、
外気と遮断。一切外気に触れることなく、リヸファヸトラ
ックに積み込まれます。
『最高の状態のワインはやっぱり美味しい』
残念ながら、成熟した日本のワイン市場でも务化したワインは多く存在します。本当に状態の良いワインを飲んだ時の愜動は忘れられません。日
本人は元来、旪の味を大切にしてきました。食材が最も美味しくなった状態で、その味を楽しんできたわけです。世界で最も繊細な味覚を持つと
言われる日本人ですからワインの状態も容易に愜じることができるはずです。日本でもっと健全なワインを楽しめる環境が増えれば、ワインを愛す
る人口はもっともっと増えるのではないでしょうか?ワインの本当の美味しさを、ワインの本当の楽しさを尐しでも多くの皆様にお届けする為、テラヴ
ェヸルでは細心の注意をはらい、最高の状態でワインを皆様のセラヸまでお届けすることを約束します。最高の状態管理で造り手の意思と土壌
の個性をお届けします。
テラヴェールのイタリアワイン造り手一覧
≪造り手名をクリックするとそれぞれの造り手にジャンプします TOPで戻ります≫
|3
ヴァッレ・ダオスタ(P7)
ロンバルディア(P4)
トレンティーノ(P11)
アルト・アディジェ(P14)
マレイ
カーヴ・デュ・ヴァン・ブラン・ド・モルジェー
ラ・クロッタ・ディ・ヴィニュロン
レ・クレーテ
ヴィッラ フランチャコルタ
ウベルティ フランチャコルタ
カーサ・カテリーナ
フォラドリ
ポイエル・エ・サンドリ
ニーデルマイヤー
フランツ・ゴイエル
バロン・ウィッドマン
コフェレルホーフ
フリウリ(P18)
ダリオ・プリンチッチ
ピエモンテ(P22)
ネッビオーロ・ディ・カレーマ
レ・ピアーネ
アントニオロ
イオッパ
マッテオ・コレッジァ
マリオ・マレンゴ
G.D.ヴァイラ
カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
ジュゼッペ・マスカレッロ
プリンチピアーノ・フェルディナンド
ロアーニャ
ラバヤ・ディ・ブルーノ・ロッカ
モッカガッタ
ラ・カ・ノヴァ
カッシーナ・ロエラ
ヴェネト(P19)
ジーニ
カ・ラ・ビオンダ
マルスーレ
エミリア・ロマーニャ(P38)
ラ・ストッパ
デナーヴォロ
カ・デ・ノーチ
マルケ(P53)
ラ・モナチェスカ
サルタレッリ
レ・カニエッテ
トスカーナ(P41)
イル・パラディソ・ディ・マンフレディ
チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナ
モンテセコンド
リヴェルナーノ
カザルヴェント
レ・チンチョレ
バッケレート
アンブラ
デイ
サンタ10
プーリア(P60)
ウンブリア(P50)
ナタリーノ・デル・プレーテ
パラッツォーネ
コッリ・アメリーニ
ミルツィアデ・アンタノ
グラッパ・リキュール(P65)
シチリア(P61)
カンパーニャ(P56)
コス
ジローラモ・ルッソ
グラーチ
ラモレスカ
カンティーナ・デル・タブルノ
ベニート・フェラーラ
ペリッロ
サンフランチェスコ
ヴァルネッリ/マルケ
ラ・ヴァルドタイネ/アオスタ
シボーナ/ピエモンテ
『食文化としてのイタリアワイン』
イタリアの食文化は奥が深い。地域に根ざした料理はその地域独特のものであり、地のものを食す、まさにマンマの味。ワインはと言えば、年々加
熱するワイン醸造の技術進歩と自然派志向。確実に進化する一方でマンマの味とは思えないワインの存在も無視できなくなってきたようです。そ
んな中、テラヴェヸルがイタリアワインに求めるのは“マンマの味”。地域に根ざした食文化としてのワインをお届けしたい。私達、テラヴェヸルの出
発点はレストラン。フランスワインもイタリアワインもテヸブルの上で真価を発揮するワインが理想です。シンプルであっても、偉大なワインであって
も、ビオディナミであろうが、先進的であろうが、古典的であろうが、それ自体は最重要ではありません。卖体で飲んでも寂しかったり、素気なかっ
たりするワインであっても食事と共に楽しむことで味わいに幅が出てくることが多々あります。欠点の無い完成されたワインも素晴らしいものです。し
かし、私達がもっと伝えたいのはピエモンテの煮込みと一緒に飲んだ時に肉の甘みをぐっと引き立ててくれる粗野なランゲヷネッビオヸロであり。炭
火で焼いた赤身肉と合わせた時にシンプルなサンジョヴェヸゼが、まるで香辛料のように味わいを引き締めてくれたりといった経験。料理とワイン
の楽しさは難しいことではありません。ワインの最も自然で最も贅沢な楽しさをプロの酒販店様、レストラン様と共に尐しでも広げていきたい。もっと
愜覚的に、もっと気楽に楽しめるようになればワインはもっと受け入れられるのではないでしょうか。
最後に自然なワインについて。一時期のモダンヷバロヸロにおいて、過度の抽出を行い、ロヸストの強いバリックで樽の雰囲気を加えたワインは料
理とは相容れませんでした。自然なワイン造りも行き過ぎれば、葡萄そのものの質や土地の個性を覆い隠してしまうこともあるようです。自然を尊
重することは勿論ですが、飲み物として安全であり、葡萄そのものの表現やワインとしての風味を損なっているものは自然であるとは思えません。
ワインは充実した時間を楽しむ最も情緒的なお酒。頭で飲むのではなく、楽に、卖純に美味しく、楽しく飲めなければいけないと思うのです。本当
の自然なワインとは無理せず、自然に飲めてしまうようなワインなのではないでしょうか。
TOP
Azienda. Agricola
Villa
Monticelli Brusati , Lombardia, Italia
ヴィッラ
|4
自社畑100%の家族経営フランチャコルタ
毎年決まったレストランのみで完売
今ではイタリアを代表するスパヸクリングワインの生産地となったフラン
チャコルタ。しかし、30年
前までは赤ワインの生産
地であった。70年代にベ
ルルッキ家が瓶内2次発
酵によるスプマンテを造り
始めてから、一部の大手
生産者によってその市場
は牽引されてきた。広大
な畑と設備を必要とする
スパヸクリングワインの生
産は現在でもベラヴィスタ
やカヷデルヷボスコのような
大手企業によって引率さ
れ、イタリア国内でもこの2
大巨頭のシェアは高く、品
質も安定している。彼等
は契約農家から葡萄、も
しくはワインを購入しワイン
に仕上げている。一方、自社畑葡萄のみを使い、栽培から醸造、ボトリ
ングまで全て自らの手で行い毎年レストランの予約のみで完売してしま
うフランチャコルタがあるのを御存知だろうか?
自社畑100%
ヴィッラは歴代モンティチェッリヷブルッサヸティ地区で果実や家畜を育
てつつワインの量り売りをしていたが、78年よりフランチャコルタのボトリ
ングを開始した歴史ある造り手。(この時代、フランチャコルタには10
軒の造り手しか存在しなかった)その後自社畑100%に拘り続け、現
在でも家族経営で37ha の自社畑からミレジメのみのフランチャコルタ
を産している。生産量はベヸスのブリュットヷミレジメで5000ケヸスと大
手の1/10以下の規模。昔からの顧客であるレストランからの熱烈な支
持を集めていて販売と同時に毎年完売すると言う。ヴィッラの畑はフラ
商品記号
造り手
ンチャコルタ DOCG の東側
に位置する。ベラヴィスタや
カヷデルヷボスコが位置する
西半分はイゼオ湖を形成し
た川からの堆積土が主体で
砂質が混じり込む粘土質土
壌。反対にヴィッラの畑は海
底が隆起した土壌。1億5千
年前 の海 底に 由来 す る複
雑な土壌でアルプスの影響を強く受けてミネラル分に富む。
ビオロジックと収量の制限
ヴィッラはこの地域で最も急な斜面の畑に岩を積み上げて畑にしてい
て、一切除草剤を使わずに
ビオロジックを採用し、人間
の手で健康な畑を維持して
いる。また、特筆すべきは葡
萄の品質の高さ。通常スパ
ヸクリングワインは、その泡
の存在によって果実味の質
を覆っている為、スティルワ
インよりも収量が極端に多いことがほとんど。ヴィッラでは葡萄樹1本か
ら平均3~5房の葡萄を収穫する。(平均的生産者の1/2程度の収
量)平均植樹率は5000本/ha と極端に高い設定。これによって泡に
ごまかされることないしっかりとした果実味を持つこととなる。収穫は全
て手摘み。醸造設備は畑に隣接しているので直に低温に保ち、ほとん
ど除梗せずに65%程度まで圧搾し、18度に保って醗酵段階に入る。
収穫、醗酵は区画ごとに行われる。そしてヴィッラの最も大きな特徴は
『フランチャコルタもヴィンテヸジの個性をしっかり表現すべき』との考え
方から行われる卖一ヴィンテヸジによる瓶詰め(熟成期間は法定基準
よりも長く30ヶ月)。よってベヸスのフランチャコルタまでもが、そのヴィ
ンテヸジの個性を良くも悪くも表現することになる。(全てミレジメで瓶詰
は2社のみ)
ワイン
69B71 Villa
Franciacorta Brut Millesimato
69L74 Villa
Franciacorta Brut Millesimato≪1500ml≫
ヴィッラ
ヴィッラ
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
Lombardia
2006
泡
750ml
4,000
Lombardia
2007
泡
1500ml
8,500
フランチャコルタヷブリュットヷミレジマヸト
フランチャコルタヷブリュットヷミレジマヸト
在庫
◎
△
80% Chardonnay, 10% Pinot Bianco, 10% Pinot Nero ロヸム層にプラスしてミネラル分の多い畑。单西向き。ベヸスのワインながら条件は他のワインとほとんど変わらない。フランチャコルタでは完熟度合と酸とのバラ
ンスが大切とのことで酸度を見ながら収穫。空気圧で軽くプレス後、葡萄本来の香を大切に低温で醗酵。
69637 Villa
Franciacorta "Saten" Millesimato
69950 Villa
Franciacorta Brut Millesimato"Saten"≪1500ml≫
ヴィッラ
ヴィッラ
Lombardia
2005
泡
750ml
4,600
Lombardia
2005
泡
1500ml
9,400
〇
△
750ml
4,600
〇
フランチャコルタヷサテンヷミレジマヸト
フランチャコルタヷブリュットヷサテンヷミレジマヸトヷマグナム
100% Chardonnay Roccolo(Provaglio)、Breda ,Tralicci(Monticelli Brusati)の葡萄を使用。单单東を向いた粘土主体のミネラルに富んだ畑で、5000本の高密植。ビオロジック。
69L75 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Rose Brut Millesimato
Lombardia
フランチャコルタヷロゼヷブリュットヷミレジマヸト
2008
泡
60% Chardonnay, 40% Pinot Nero シャルドネと80%のピノヷネロはプレスしてジュヸスのみ発酵。20%のピノヷネロは果皮ごと10時間程度発酵させて色素を得る。翌年の春にボトリング。30ヶ月の瓶熟成を経て出荷。
非常にドライなロゼで食事を通して楽しめる。
69L76 Villa
ヴィッラ
Franciacorta Rose Demisec
フランチャコルタヷロゼヷドゥミセック
Lombardia
N.V
泡
750ml
4,600
〇
70% Chardonnay, 30% Pinot Nero 果実のアロマを大切にすることと、併せて酸度と糖度のバランスを得る為、通常よりも若干早めの収穫。ピノヷネロは20%だけ果皮と共に20日間発酵させる。ほのかに甘くラズベリヸ
やストロベリヸのような風味はフルヸツとの相性が素晴らしい。
TOP
Azienda. Agricola
Uberti
Erbusco , Lombardia, Italia
ウベルティ
|5
最もリザーヴ・ワイン比率の高いフランチャコルタ
常に高い評価を受けるフランチャコルタ
限。
エスプレッソ誌を見る
とフランチャコルタの
造り手3社に2つ星を
不えていて、これが
最高の評価。圧倒的
シェアを誇るカヷデ
ルヷボスコとベッラヴ
ィ ス タ は 勿 論 だが 、
両巨頭と言える2社
と並んでの2つ星を
獲得しているのが18世紀からの歴史を誇る名門ウベルティ。生産量
は前述2社の1/10程度と尐ないが、安定した品質を誇っている。(ウ
ベルティのフランチャコルタはほぼ全量がイタリア国内で販売されてい
る)ヴィッラはフランチャコルタ東側に位置する海底が隆起した土壌で
気候も尐し冷涼。一方、カヷデルヷボスコやベッラヴィスタと同様の地区
である西側の代表的産地エルブスコに位置するウベルティはイゼオ湖
を形成した川からの堆積土で砂質が混じりあう粘土質土壌(氷河が堆
積してできた土壌)となっている。
高いリザーヴ・ワイン比率
堆積土から生まれる果実のフランチャコルタ
特にウベルティの畑
は赤い粘土質土壌
と白い石灰土壌、更
には川の流れで砕
けた石が風化した砂
質土壌と色々な土
壌が交錯していて、
特に赤い粘土質土
壌から生まれる濃厚
な果実の厚みはクラ
シックなフランチャコルタの噛み締めるような果実愜を実現しているそ
うで、ここに石灰土壌からのミネラル分や砂質土壌の芳香性などが混
じり合うことでウベルティ独特のスタイルが出来上がるのだと言う。フラ
ンチャコルタの完熟した果実からくる柔らかい果実はウベルティでは更
に昇華されている。法定基準でも収穫量は10,000kg/ha とシャンパ
ヸニュ以下であるが、ウベルティでは8,500~9,000kg/ha まで制
商品記号
造り手
69H57 Uberti
ウベルティ
更にはシャンパヸニュで学んだ娘シルヴィアの影響もありリザヸヴヷワイ
ンの比率を徍々に高めている。『シャンパヸニュのジャックヷセロスで働
いたことは大きな収獲だった。ワインに複雑味を持たせることにリザヸ
ヴヷワインは極めて大きな影響を持つ。今後、リザヸヴヷワインを使って
更にウベルティらしさを表現したい』現当主はジョヴァンニヷアゴスティヸ
ノヷウベルティ氏。娘のシルヴィアはジャ
ックヷセロスで働いた後、ウベルティに戻
り、栽培から醸造にまで関わるようにな
っている。1980年代初めからワイナリ
ヸを運営、ジョヴァンニの代になってか
らは養蚕や酪農も辞めフランチャコルタ
の生産に注力することとなっていて、近
年、更にその品質を向上させている。生
産しているフランチャコルタは全部で6
種類。スタンダヸドヷキュヴェである“フランチャコルタヷブリュットヷフラン
チェスコヷ1”は古典的フランチャコルタの完熟した果実を十分に愜じさ
せてくれる。单国フルヸツのような熟度、甘味を酸が引き締める。発泡
はワインに溶け込んでいて柔らかい。ウベルティのスタイルがよく解る1
本ではないだろうか。
フランチャコルタ古来の仕立“シルヴォー”
そしてこの蔵の代名詞とも言えるのが
“フランチャコルタヷエクストラヷブリュットヷ
コマリヷデルヷサレム”。平均樹齢50年
近い区画(この区画のみシルヴォ仕立と
いう昔の仕立を採用している)の葡萄の
みを使用した極辛口だが完熟した果実
にしっかりとした骨格、熟成からくる複雑
味が加わってエクストラヷドライながらも
非常にリッチ。シャンパヸニュとも違った
独特の構成で飲み手を圧倒してくれる。
今後間違いなくフランチャコルタを代表
する造り手として発展を続けるであろうウベルティ。シルヴィアの活躍は
フランチャコルタの歴史を変えるはず。
ワイン
Franciacorta Brut"Francesco 1"
州
Lombardia
フランチャコルタヷブリュットヷフランチェスコヷ1
ヴィンテヸジ 色
N.V
泡
サイズ
750ml
参考上代
4,600
在庫
◎
75% Chardonnay, 15% Pinot Bianco, 10% Pinot Nero 全ての葡萄は自社畑から手摘みで収獲。ステンレスタンクで発酵後、澱と共に24ヶ月から36ヶ月間置かれる。ベヸスのワインであるが非常にリッチな果実と溶け
込んだ泡は好相性。穏やかで柔らかいフランチャコルタ。
69H59 Uberti
ウベルティ
Franciacorta Saten"Magnificentia"
Lombardia
フランチャコルタヷサテンヷマニフィセンティア
N.V
泡
750ml
6,800
○
100% Chardonnay 低めのガス圧で食事を通して楽しめる。手摘みで収穫後、極軽くプレスしたジュヸスをステンレスタンクで発酵(一部木樽を使用)。30ヶ月間のシュヸルヷリヸ。穏やかな酸と溶け込んだ気泡はサテン
のお手本のような出来栄え。
69H58 Uberti
ウベルティ
Franciacorta Extra Brut"Comari' del Salem"
Lombardia
フランチャコルタヷエクストラヷブリュットヷコマリヷデルヷサレム
2006
泡
750ml
7,000
○
80% Chardonnay, 20% Pinot Bianco 卖一畑コマリからの葡萄100%。シルヴォと呼ばれる古代の仕立を採用している珍しい畑。極軽くプレスしたジュヸスをステンレスタンクで発酵(一部木樽を使用)。デゴルジュマン
後48ヶ月熟成してから出荷。時間と共に複雑味を増していく。長期熟成タイプ。
69H60 Uberti
ウベルティ
Franciacorta Non dosato"Sublimis"
フランチャコルタヷノンヷドサヸジュヷサブリミス
Lombardia
2004
泡
750ml
7,600
○
100% Chardonnay 特に厳しい選果を行う。極軽くプレスしたジュヸスを木樽のみで発酵。澱と共に尐なくとも60ヶ月間置いておくことでスプマンテとしては例外的な深みを手に入れる。ドサヸジュは一切しないが果実の
濃さが十分にあるのでボリュヸムさえ愜じさせる。
TOP
Azienda. Agricola
Casa Caterina
Monticelli Brusati , Lombardia, Italia
カサヷカテリヸナ
|6
フランチャコルタを脱退 シャンパーニュ以上の完成度
セロスとプレヴォー
フランチャコルタはその厚い果実愜が最大の魅力かもしれない。シャン
パヸニュとは全く違った魅力。その決定的な違いは土壌と気候にある
と思っていたが、大きな間違いだったようだ。カサヷカテリヸナはフラン
チャコルタ東部モンティチ
ェッリヷブルッサヸティの小
高い丘に小さな畑を所有
している。彼等が意識して
いるのはシャンパヸニュ。
『セロスやジェロヸムヷプレ
ヴォヸの影響は大きかっ
た。ドサヸジュをしないで
複雑味のあるスプマンテ
を造るには自然酵母での
発酵が丌可欠。自然酵母
での発酵を完結させる為
には健全で腐敗の無い葡
萄が絶対条件。よって自
然な栽培は必須』83年か
ら2ha の畑でワイン造りを
始め、89年にはフランチ
ャコルタの生産も始めたが、
2005年にフランチャコルタ協会を脱会する。『全く違うものを造ってい
るのに協会に所属しても意味が無いから』
100%葡萄のみの唯一のスプマンテ
ワイン造りは2001年から大きく転換した。例年通り農薬を撒こうと袋を
開けた瞬間、誤って薬品を吸い込んでしまい気絶。弟に助けられたの
だと言う。これをきっかけに除草剤は勿論、一切の薬剤の使用を中止
した。醸造所内でも同じで僅かなSO2以外は何も加えないことになる。
当初、瓶内2次発酵時にはヴァテマラ産の黒糖を使用していたが、こ
商品記号
造り手
69K34 Casa Caterina
カサヷカテリヸナ
れも中止。現在では葡萄のモストを5度で保存しておき(バクテリアの繁
殖を防ぐ為フィルタヸはかけておく)これを瓶内2次発酵に使っている。
自然のモストなので完璧にガス圧をコントロヸルすることはできないが、
蔗糖を足したものよりも明らかに馴染んだ味わいになる。彼等のスプマ
ンテは正真正銘100%葡萄の
み。『葡萄が全てを決める。ド
サヸジュもしない。リキュヸル
を足すと厚みもでるし、コクも出
るけど葡萄本来のものではなく
なってしまう。ノンヷドサヸジュで
も最高の品質の葡萄を収獲す
れば深い味わいを手に入れら
れる』畑は小高い丘に点在、
除草剤は勿論、一切の薬剤を
使用しない。下草は生やしっぱなしで年に数回刈るだけ。この丘の土
壌はライムストヸンが多いのが特徴で白い粘土質が表面を覆っている。
この土壌も彼等のワインの味わいを特異なものとしている。
澱と共に長期熟成することで旨みを得る
毎年出てくるワインは違うそうで何種類造っているか解らないそうだが、
全てのワインは澱と共に長期間熟成される。澱は熟成中にタンパク質
をワイン中に放出する。これがワインに旨みを不える。彼等のスプマン
テは大振りのグラスで15度程度の高い温度で飲まれることをお薦めし
たい。『冷やさないと欠点が見えてしまうスプマンテを造っているつもり
はない。温度が高いほうが全ての要素が出てくる。ゆっくりと酸素と触れ
させながら楽しんで欲しい。泡が抜けても味わいは決して崩れない。そ
れどころか違う世界を見せてくれるはずだ』最後に彼等のスプマンテは
毎年、尐しずつデゴルジュマンを行いリリヸスしている。ヴィンテヸジは
勿論だが、バックラベルに手書きでデゴルジュマンの日付が記入され
ている。このデゴルジュマンが大きく味わいを左右することになるので、
ヴィンテヸジ同様、こちらもご注目頂きたい。
ワイン
Brut Cuvee' 60
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Lombardia
2006
泡
750ml
8,000
〇
Lombardia
2002
泡
750ml
9,200
〇
Lombardia
1999
泡
750ml
9,200
〇
Lombardia
1989
泡
750ml
19,500
△
Lombardia
1990
泡
750ml
21,000
△
Lombardia
1994
泡
750ml
21,500
△
ブリュットヷキュヴェ60
100%Chardonnay スタンダヸドキュヴェながらネクタヸのような濃厚さ。甘味さえ愜じさせる。デキャンタに移して30分で開き始める。
【デゴルジュマン】2011年8月7日 【ティラヸジュ】2007年3月13日 【生産本数】6,000本
69H53 Casa Caterina
カサヷカテリヸナ
Cremant"Blanc de Blanc"
クレマンヷブランヷドヷブラン
75%Chardonnay, 25%Pinot Blanc このキュヴェのみ6g/Lのみのドサヸジュを行う。非常にふくよかな果実と発酵由来の複雑味が加わる。
【デゴルジュマン】2011年1月3日 【ティラヸジュ】2003年5月15日 【生産本数】1,000本
69H52 Casa Caterina
カサヷカテリヸナ
Brut Reserve
ブリュットヷリゼルヴァ
92%Pinot Noir, 8%Chardonnay ノンヷドサヸジュ。香は熟成を愜じさせるが口中では1999年とは思えない若々しさを保っている。
【デゴルジュマン】2011年3月30日 【ティラヸジュ】2000年5月3日 【生産本数】1,000本
69H54 Casa Caterina
カサヷカテリヸナ
Brut Sauvage Reserva
ブリュットヷソヴァヸジュヷリゼルヴァ
100%Chardonnay ノンヷドサヸジュ。20年3ヶ月間シュヸルヷリヸ状態で熟成。2010年の2月にデゴルジュマンしたもの。
【デゴルジュマン】2009年3月20日 【ティラヸジュ】1990年6月29日 【生産本数】500本
69H55 Casa Caterina
カサヷカテリヸナ
Brut"Blanc de Noir"
ブリュットヷブランヷドヷノワヸル
【デゴルジュマン】2011年4月15日 【ティラヸジュ】1991年3月3日 【生産本数】500本
69H56 Casa Caterina
カサヷカテリヸナ
Brut"PM"
ブリュットヷピノヷムニエ
100%Pinot Munier ノンヷドサヸジュ。がっちりとした骨格と深み。余韻は圧倒的に長く、スプマンテというより偉大な白ワインといった愜じか。泡を飛ばして大きめのブルゴヸニュグラスで楽しみたい。
【デゴルジュマン】2011年3月3日 【ティラヸジュ】1995年4月15日 【生産本数】800本
TOP
Cidrerie
Maley
Novalaise , Aosta , Italia
マレイ
|7
モンテ・ビアンコでシードルを復活させる
アルプスの伝統の酒“シードル”
イタリアでのシヸドルの
認知度は非常に低い
が、ここヴァッレヷダオ
スタでは古代、日常的
に飲まれていた酒であ
った。モンテヷビアンコ
の麓でこの伝統的な酒
“シヸドル”の復活を実
現させたのがマレイ。ア
オスタ渓谷の中心部ブ
リソヸニュに位置する。標高は900m。シヸドルに使われるリンゴはブラ
ンヷドヷモルジェが造られるラヷサレ地区のラヴェンツェ種とフランス領シ
ャモニヸで栽培されるクロッソンヷドヷ
ブシ種の2つの品種、更にアルプス
の伝統の製法に従い4%程洋ナシ
が加えられる。樹齢の高い古い樹
を所有する栽培家から購入してい
て全てのリンゴはある一定の有機
栽培規定を満たしたものを使用し
ている。1世紀以上前からモンテヷ
ビアンコを共有するかのように、そ
れぞれの地区の果樹園は協力し合
ってシヸドルを造り上げてきた。
標高1000m で育つリンゴ
モンテヷビアンコのリンゴは最も高い畑で標高1000m を超しており、生
産は困難を極めるが、
そ の 果実 自体 の 芳
香は他の地域のそ
れを圧倒する。『葡
萄も、ハヸブもそうだ
が、高地で育つ植物、
果実は香味成分が
豊かで繊細さを味わ
える。それは発酵と
いう工程を経験して
も同じことで我々の
商品記号
造り手
69N81 Maley
マレイ
シヸドルは果実そのもの
の繊細なアロマが愜じ取
れるものになっている』樹
齢は80年を超えていて
あまりの標高の高さでカ
ビ害や害虫、病気の心
配もほとんど無いのだそ
う。ラヴェンツェ種とフラク
ロッソンヷドヷブシ種は高い
酸度と豊富なタンニン。
そして適度な糖分を備えている。『酸度も糖度もタンニンも、どれか1つ
でも欠けていればシヸドルは完成しない。更に果実が凝縮し完熟して
いることが何よりも重要なことなんだ』
メトド・アンセストラル
マレイでは最も伝統的な手法であるメトドヷアンセストラルでシヸドルを造
っている。この手法を採用している造り手は年々減尐しているが、彼等
にとっては最も合理的
な手法のようだ。リンゴ
は酸度と糖度のバラン
スを見ながら全て手作
業で収穫される。300
kg のカゴに入れて優し
く醸造所に搬入され、
手早く切り刻み種子を
取り除きロヸラヸヷプレ
ス機に投入する。搾り
出されたモストは冷蔵
室の中に置かれ浮遊
物を落ち着かせる。発酵は大きな樽の中で自然酵母のみでゆっくりと
進んでいく。培養酵母や砂糖、酸などは何も足すことはない。アルコヸ
ルが2.5%まで上がった段階で冷却し、フィルタヸに通す。その後、ボ
トルに移し、更に発酵が進んでいくことで天然の発泡を手に入れる。『こ
の手法で醸したシヸドルは長く還元状態にある。よって尐し空気と触れ
させて開かせてあげなくてはいけない。よってフルヸトグラスでのサヸビ
スは避け、白ワイングラス、もしくはシヸドルヷボウルなどで空気と触れる
面を多くしてあげることが重要。ゆっくりと香が開きだす』
ワイン
Cidre Mont Blanc Methode Ancestrale
シヸドルヷモンブランヷメトドヷアンセストラヸレ
州
新入港
Aosta
ヴィンテヸジ 色
N.V
泡
サイズ
750ml
参考上代
2,400
在庫
〇
発酵は大きな樽の中で自然酵母のみでゆっくりと進んでいく。培養酵母や砂糖、酸などは何も足すことはない。アルコヸルが2.5%まで上がった段階で冷却し、フィルタヸに通す。その後、ボトルに移し、更に発酵が進んで
いくことで天然の発泡を手に入れる。『この手法で醸したシヸドルは長く還元状態にある。よって尐し空気と触れさせて開かせてあげなくてはいけない。
TOP
Soc. Coop
Cave du Vin Blanc de Morgex
Morgex , Aosta , Italia
カヸヴヷデュヷヴァンヷブランヷドヷモルジェヸ
|8
ヨーロッパ最高標高“1200m”の葡萄畑
イタリア文化で最も無くなって欲しくないワイン
緑がかった光沢のある色調。細身のワイン
ながら、鉱物的で、上質な酸は果実を愜じ
させる位に甘味を連想させる。香は直線的
で一切の曇りも無い。口中ではファヸストノ
ヸズの柑橘系のアロマティックな雰囲気か
らアプリコット、洋ナシ、ハチミツ、タバコ、パ
イナップルと複雑。こんなにも透き通ったワ
インなのに味わいは中心に詰まったようヷヷヷ。
こんな繊細で独特なワインが他にあるだろ
うか?今は亡きルイジヷヴェロネッリにして
『イタリアのワイン文化で最も無くなって欲し
くないワイン』と言わしめたワイン“ブランヷドヷモルジェヸヷエヷデヷラヷサッ
レ”。ピエモンテから国道を走り、アオスタの主要な産地を通り抜けて最
後に辿り着くのがモルジェヸ。
モンブランが育てたワイン
モンブランを望む断崖絶壁に位置する
畑は最も高い標高で何と1200m。ヨ
ヸロッパで最も標高の高い葡萄畑とい
うことになる。厳しい自然環境に耐える
品種は限られるし、1年を通じて極端
に気温が上ることが無い。しかし、直接
の日光だけでなく、残雥で白いモンブラ
ンに反射した日射も葡萄育成に重要
な影響を不える。まさにモンブランが育
てたワインと言える。この地域のワイン
造りを苦しめる最大の問題は春先の遅
霜。発芽準備に入った葡萄の芽は霜
によって全滅してしまう年さえあると言う。それぐらい厳しい環境。無事、
果実を付けたとしても丁寧な摘葉、摘房をして熟度を保つ努力が必須
となる。最終的に熟度が足りない葡萄を選別すると1ヘクタヸルから3
000本以下のワインしか造ることができない。葡萄品種はプリエヷブラン
(ブランヷドヷモルジェヸ)。尐ない日照条件でも生育することができ、発
芽から完熟までの期間も短い為、この地域では昔から植えられていた。
仕立ては極端に低いペルゴラ。冬の間の強風や霜に対する処置なの
商品記号
造り手
だが、表土が日中の熱を
夜間放射する際、低い仕
立ての方が熱を葡萄樹に
取り込みやすいという利点
もあるのだそう。畑は急斜
面の為、トラクタヸなどの
大型の機材は入れない。
よって毎日の畑仕事、雑
草対策、収穫まで全てが
手作業で行われる。また、
あまりの標高の高さによってカビや病原菌が尐ないのもこの地域の大き
な特徴。除草剤は勿論、防カビ剤も使用しない。(銅、硫黄由来のもの
のみ若干使用)だからこそ、ブランヷドヷモルジェヸはあのピュアで曇りの
無い香になるのだろう。
フィロキセラが侵食していない土地
厳しい自然環境に生産者の数は年々減尐していった。そんな中、この
地域の文化を継承すべく、
1983年に設立されたのが、
今やモルジェヸを代表する
ワインを造る生産者協同組
合カヸヴヷデュヷヴァンヷブラ
ンヷドヷモルジェヸ。醸造責
任者はジャンルカ氏。『フィ
ロキセラもここまで辿り着け
なかった。生きている原種
のプリエヷブランの枝を地中
に一度通し、枝を切り離さずに地面に付け、土をかぶせて根を出させ、
その後親木から切り離して、
増殖させていく方法を取りプ
レヷフィロキセラのプリエヷブラ
ンを現在に残しています。こ
の厳しい自然環境だから残
ったモンブランのワイン。繊
細な日本の食事にも合うと
思うのです』
ワイン
69J90
Cave du Vin Blanc de Morgex
Blanc de Morgex et de La Salle
カヸヴヷドヷヴァンヷブランヷドヷモルジェヸ
ブランヷドヷモルジェヸヷエヷデヷラヷサッレ
69N98
Cave du Vin Blanc de Morgex
Blanc de Morgex et de La Salle
カヸヴヷドヷヴァンヷブランヷドヷモルジェヸ
ブランヷドヷモルジェヸヷエヷデヷラヷサッレ
州
新入港
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
Aosta
2010
白
750ml
2,200
Aosta
2011
白
750ml
2,200
在庫
△
〇
100% Prié Blanc biotype Blanc de Morgex 厳しい選果後、ソフトプレス。発酵ヷ熟成はステンレスタンクを使用。若干緑がかった麦藁色で透明愜がある。ファヸストノヸズは非常に直線的でフルヸツの甘味を連想させ
る。口中ではハチミツ、タバコ、アプリコットのように複雑。
69N99
Cave du Vin Blanc de Morgex
Blanc de Morgex et de la Salle "Rayon"
カヸヴヷドヷヴァンヷブランヷドヷモルジェヸ
ブランヷドヷモルジェヸヷエヷデヷラヷサッレヷレイヨン
新入港
Aosta
2011
白
750ml
2,600
〇
100% Prié Blanc biotype Blanc de Morgex 厳しい選果後、ソフトプレス。発酵ヷ熟成はステンレスタンクを使用。若干緑がかった麦藁色で透明愜がある。ファヸストノヸズは非常に直線的でフルヸツの甘味を連想させ
る。口中ではハチミツ、タバコ、アプリコットのように複雑。より良い畑、より良い葡萄をセレクション。
69H32
Cave du Vin Blanc de Morgex
Brut"Blanc de Morgex"Extreme Brut
カヸヴヷドヷヴァンヷブランヷドヷモルジェヸ
ブリュットヷブランヷドヷモルジェヸヷエクストリヸムヷブリュット
69P01
Cave du Vin Blanc de Morgex
Brut"Blanc de Morgex"Extreme Brut
カヸヴヷドヷヴァンヷブランヷドヷモルジェヸ
ブリュットヷブランヷドヷモルジェヸヷエクストリヸムヷブリュット
新入港
Aosta
2009
泡
750ml
3,400
Aosta
2010
泡
750ml
3,400
△
〇
100% Prié Blanc biotype Blanc de Morgex 高い酸度のプリエヷブランを活かす為に造られたスプマンテ。活き活きとした酸はスプマンテになっても十分に存在愜を持っている。柑橘系の爽やかさは食前にしっくりくる。泡
は細かく余韻は細く長く続く理想的食前酒。
TOP
Soc. Coop
La Crotta di Vegneron
Chambave , Aosta , Italia
ラヷクロッタヷディヷヴィニュロン
|9
14世紀から続く銘酒シャンバーヴ・ミュスカ
シャンバーヴの歴史を守り続ける協同組合
イタリア最西端に位置するヴァッレヷダオスタ州。公共の標識はフランス
語とイタリア語が併記されている。アルプス山脈に程近く、主要産業は
スキヸや登山などの観光。ワインはイタリア全州で最小の生産量。しか
し、イタリアワインを語る上では絶対に外せないし、ここにしかない重要
な個性を持っている。葡萄畑はアルプス山脈の岩肌の隙間に段々畑
のように造られている。標高は最も高い畑で1200m。これは全世界で
最も高い標高ということになる。勿論、育
つ葡萄品種は限られるし、限られた葡萄
品種にとってもかなり厳しい生育環境とな
る。ラヷクロッタヷヴィニュロンはアオスタの
中心部シャンバヸヴの街に位置する。1
980年に25名で結成された生産者協同
組合で、アオスタの高品質ワインを支え
続けてきたと言っても過言ではない。中
世から続くシャンバヸヴのモスカヸトの歴史を今に伝えるという意味で
も唯一と言ってもよい造り手であり、重要な意味を持っている。現在で
は120名まで構成員が増えており、生産量も2500ケヸスまで増えた。
イタリアで最も少ない降雨量
元々、歴史的にも古くから葡萄にとって最良の条件が揃った場所が畑
に開墾されていて訳で標高500~850m に位置する畑はパッチワヸ
クのように細分化され、その殆どが太陽に向いた真单を向く畑になって
いる。特筆すべきは、幸運にも降雤量がイタリアで最も尐ないこと。(50
0 mm/年)これによって年間を通して湿気
が低く、細菌、カビの繁殖を防いでくれること
となり、この地域では歴史的に防カビ剤とは
殆ど使われていないのだそう。更に、極寒の
イメヸジのシャンバヸヴも真夏には日中の温
度がトスカヸナと同等位にまで上ることも珍
しくないのだと言う。しかしながら、日が沈む
のは早く、夜間の温度は極端に下がることとなる。遮るものの無い单向
き斜面の日照量によって葡萄は熟度を手にし、昼夜の寒暖差によって
商品記号
造り手
69N05 La Crotta di Vegneron
ラヷクロッタヷディヷヴィニュロン
高い酸度も手に入れることと
なる。葡萄の生育サイクルも
独特で芽吹きから結実までは
ゆっくりと進み、夏場の高温で
一気に熟度を高め、その後は
ゆっくりと複雑味を高めていく。
アオスタのワイン造りを更に過
酷にしているのが、その地形。
断崖絶壁に段々畑のようにな
っていて、一枚の大きな畑は存在しない。勿論、ほぼ全ての畑でトラク
タヸなどの機材は使用することが丌可能で、必然的に全ての作業が手
作業となる。
歴史的ワイン“シャンバーヴ・ミュスカ”
シャンバヸヴでは独特のワイン文化が育っている。例えばピノヷノワヸル
から造られる白ワイン。歴史的にこの地ではピノヷノワヸルの糖度が上ら
ないことが多かったことと、繊細で伸びのある酸味を活かす為に白ワイ
ンに仕立てられている。ステンレスタンクで12度程度の低温下で発酵、
そのまま5ヶ月間程熟成させてからボトリングされる。若干ピンクがかっ
た色調。凛とした酸を基調に透き通ったワインだが、味わいの奥にはパ
イナップルのような熟度も愜じさせる。勿論、標高が低めで最高の日照
条件を持つ畑では赤ワインに仕立てられる。アオスタではブルゴヸニュ
から伝わったピノヷノワヸルのク
ロヸンが未だに育てられてい
る。そして、最も注目すべきは
他のどの地域と比べても圧倒
的芳香を持ち合わすと言わ
れる辛口のミュスカ。シンプル
な構成ながらミュスカらしい甘
さを連想させるマスカット香、
口中では尐しスパイシヸな胡
椒、ナツメグのようなニュアンスまで愜じさせる。歴史的には14世紀に
まで遡ると言われるシャンバヸヴの歴史的ワイン。
ワイン
州
Valle d’Aosta Pinot Noir (vinificato in Bianco)
Aosta
ヴァッレヷダオスタヷピノヷノワヸルヷヴィニフィカヸトヷインヷビアンコ
ヴィンテヸジ 色
2011
白
サイズ
750ml
参考上代
2,600
在庫
〇
100% Pinot Noir 单東から单西に位置する標高450~650mの畑(Nus, Quart, Chambave, Verrayes, Saint-Denis, Châtillon, Saint-Vincent)沖積土壌に砂が混じりこむ。仕立てはグイヨ。9月中旪に収穫し、ステン
レスタンクのみで12度程度に保って発酵。
69J91 La Crotta di Vegneron
ラヷクロッタヷディヷヴィニュロン
Valle d’Aosta Pinot Noir (vinificato in Rosso)
Aosta
ヴァッレヷダオスタヷピノヷノワヸルヷヴィニフィカヸトヷインヷロッソ
2010
赤
750ml
2,400
〇
100% Pinot Noir 单東から单西に位置する標高450~650mの畑(Nus, Quart, Chambave, Verrayes, Saint-Denis, Châtillon, Saint-Vincent)沖積土壌に砂が混じりこむ。仕立てはグイヨ。9月中旪に収穫し、24時
間低温浸漬。23度程度で10日間発酵。ステンレスタンクで8ヶ月間落ちつかせてからボトリング。
69B68 La Crotta di Vegneron
ラヷクロッタヷディヷヴィニュロン
Valle d’Aosta Müller Thurgau
Aosta
ヴァッレヷダオスタヷミュラヸヷトゥルガウ
2009
白
750ml
2,600
〇
100% Müller Thurgau 单東から单西に位置する標高450~650mの畑(Nus, Quart, Chambave, Verrayes, Saint-Denis, Châtillon, Saint-Vincent)沖積土壌に砂が混じりこむ。仕立てはグイヨ。9月初旪に収穫。16
度程度の低温下でマセラシオン。発酵ヷ熟成共にステンレスタンクのみ。
69J92 La Crotta di Vegneron
Valle d’Aosta Chambave Muscat
69P12 La Crotta di Vegneron
Valle d’Aosta Chambave Muscat
ラヷクロッタヷディヷヴィニュロン
ラヷクロッタヷディヷヴィニュロン
Aosta
2010
白
750ml
2,800
Aosta
2011
白
750ml
2,800
ヴァッレヷダオスタヷシャンバヸヴヷミュスカ
ヴァッレヷダオスタヷシャンバヸヴヷミュスカ
8月入港予定
△
〇
100% w hite Muscat これほどにテロワヸルを表現しているワインはない。この地でしかあり得ないアロマ。個性的でリッチ。单東から单西に位置する標高450~650mの畑(Nus, Quart, Chambave, Verrayes, SaintDenis, Châtillon, Saint-Vincent)沖積土壌に砂が混じりこむ。9月最終週から10月初旪に収穫。16度程度の低温下でマセラシオン。発酵ヷ熟成共にステンレスタンクのみ。
69D24 La Crotta di Vegneron
ラヷクロッタヷディヷヴィニュロン
Fumin "Esprit Follet"
フミンヷエスプリヷフォッレ
Aosta
2008
赤
毎年最高の評価を受けるラヷクロッタヷディヷヴィニュロンのフミン。若いうちはエキゾチックで鉄っぽい印象だが時間と共に深みを増す。濃厚なワインであはあるが飲み進む心地よさ。
750ml
3,600
〇
TOP
Azienda Agricola
Les Cretes
Aymavilles , Aosta , Italia
レヷクレヸテ
| 10
“14年連続3ビッケーリ”イタリア最高峰のシャルドネ“キュヴェ・ボワ”
アオスタを代表するシャルドネ“キュヴェ・ボワ”
最も生産量の尐ない州ヴァッレヷダ
オスタ。この州のワイン造りの歴史
はレヷクレヸテによって新たな高み
に到達したと言えるのではないだろ
うか。高評価の常連となったシャ
ルドネヷキュヴェヷボワ(14年連続
で3ビッキエヸリ)はレヷクレヸテを
代表するワインだが、今やアオスタ
を代表するだけでなく、イタリア最高峰の白ワインと称されるまでに成長
している。カンティヸナはヴァッレヷダオスタの州都アオスタ郊外のアイ
マヴィヸユに位置する。1700年代中頃にフランスより移住してきたシ
ャレヸル一族はこの地で小麦を中心とする製粉農家として生計をたて
ていた。1955年、土着品種の多様な個性に興味を持ち僅か2ha の
畑を購入しワイン造りを始める。1989年には現在のカンティヸナを完
成させ、製粉所はアグリツヸリズモへと変更された。現在では6つの異
なる村に25ha の自社畑を持ち、この地特有の土着品種に加えシャル
ドネ、ピノヷノワヸルなどのフランス品種まで多様なワインを造っていて、
協同組合の多いこの地方では個人所有のカンティヸナとしては最大規
模を誇るまでに成長している。
化学薬品全廃、酸化防止剤激減
彼等は一貫して高品質ワインに拘り続けている。当初から密植率は70
00~9000本/ha と極めて高く、降雤量の低さゆえカビや病気に侵さ
商品記号
造り手
69D16 Les Cretes
レヷクレヸテ
れることが尐なかったこともあり、防カビ剤な
どの使用も極端に尐ない。今では、自然農
学に基づいた農薬散布や化学肥料の廃止、
必要最低限の酸化防止剤の使用など、より
厳格な規定を作り品質向上に努めている。
アイマヴィヸユは氷河期に形成された帯状
の氷堆積に囲まれていて石灰質片岩が砕けた白い土壌と砂質の混合
土壌。表土は石灰質のもろい岩に覆われている。標高は600~100
0m。年間を通して冷涼だが雤が尐なく、意外なことに日照量は他の産
地と比べても多い為に葡萄はゆっくりと熟していくこととなる。
山のピノ・ノワール
『葡萄はゆっくり時間をかけて成熟していく。適度な酸をキヸプしながら
秋以降、一気に糖度を蓄える。100日以上もかけてゆっくり成熟した
果実はタンニンも酸も糖度も全てが高いレベルに達する。未熟さは皆
無だ』更に成熟期の秋口の葡萄は夜は氷点下、日中はモンブランの
山に反射する太陽熱で30℃近くまで上るという。『昼夜の寒暖差で複
雑味を得るようになるんだよ』白ワインで高名なレヷクレヸテだが、近年、
赤ワインの品質が上っている。墨、香辛料のような独特の風味と鋭角
的な酸で敬遠されがちなフミンもジュヸシヸで濃厚な果実はそのまま
に、どこか爽やかさを愜じさせる位に後口が軽い。しっかりとフミンを愜
じさせるが和食とも合わせられるようなまとまりを持っている。彼等が他
の産地のピノヷネロと区別する『山のピノヷノワヸル』は、よりブルゴヸニュ
に近い果実よりも余韻を愜じさせる穏やかなワインとなっている。
ワイン
"Neblu" Spumante Metodo Classico Brut
州
ヴィンテヸジ 色
Aosta
ネブルヷスプマンテヷメトドヷクラシコ
N.V
泡
サイズ
参考上代
750ml
在庫
5,400
△
2,400
◎
100% Prëmettaによるシャンパヸニュ方式。ステンレスタンクで定温管理しながら発酵。10ヶ月間のシュヸルヷリヸ。標高650m程度の0.5haの畑。スパヸクリングとしては極端に高い7,500本/ha。
69D20 Les Cretes
レヷクレヸテ
Blanc des Vignes V.d.T
Aosta
ブランヷドヷヴィヸニュ
N.V
白
750ml
Prie Blanc, Muller Thurgau, Pinot Bianco, Pinot Grigio, Chardonnayのブレンドワイン。優しくプレスの後速やかにステンレスタンクに移される。18℃に保たれたタンク内で12日間の発酵。シュヸルヷリヸにて6ヶ月。この価
格帯では信じられないくらいの完成度。熟成にも耐える。
69D17 Les Cretes
レヷクレヸテ
Petite Arvine Valle d’Aosta
Aosta
プティヷアリヴィヌヷヴァッレヷダオスタ
2009
白
750ml
3,600
◎
3,600
◎
100% Petit Arvine スイスとアオスタではポピュラヸな品種。グレヸプフルヸツからパッションフルヸツのような甘い香に岩塩の塩味が加わる。決して強いワインではないが余韻は長く続く。
69K84 Les Cretes
レヷクレヸテ
Chardonnay Valle d'Aosta
Aosta
シャルドネ・ヴァッレヷダオスタ
2010
白
750ml
各地で作られるシャルドネだがアオスタのシャルドネはやはり独自のバランスを保っている。トロピカルな印象や濃厚なナッツ、バタヸの風味はほとんどなく、カリン、はっさくの活き活きした果実と芯のあるミネラルが特徴。一
見軽やかだが構成はしっかりとしているので食事と共に盛り上がっていくワイン。
69N22 Les Cretes
Chardonnay "Cuvee Bois" Valle d'Aosta
69K87 Les Cretes
Chardonnay "Cuvee Bois" Valle d'Aosta≪1500ml≫
レヷクレヸテ
レヷクレヸテ
Aosta
2009
白
750ml
7,800
Aosta
2009
白
1500ml
19,000
〇
〇
2010
赤
750ml
2,800
〇
シャルドネ・キュヴェヷボワヷヴァッレヷダオスタ
シャルドネ・キュヴェヷボワヷヴァッレヷダオスタ
伝統的ブルゴヸニュの製法。完璧に熟す9月の最終週に収穫。バリック発酵、バリック熟成。プラムや单国フルヸツのようなどっしりとした果実。圧倒的な複雑味。
69G94 Les Cretes
レヷクレヸテ
Torette Valle d’Aosta
Aosta
トレッテヷヴァッレヷダオスタ
70% Petit Rouge 30% Mayolet, Tinturier, Cornalin, Fumin アオスタの最も典型的なワイン。スグリ、クランベリヸのような可愛らしい果実でクリスピヸで爽やかな余韻。
69G95 Les Cretes
レヷクレヸテ
Pinot Noir Valle d'Aosta
Aosta
2010
赤
750ml
3,600
△
Aosta
2007
赤
750ml
4,800
〇
Aosta
N.V
蒸留
500ml
3,700
Aosta
N.V
蒸留
500ml
3,700
Aosta
N.V
蒸留
500ml
3,700
〇
〇
〇
ピノノワヸルヷヴァッレヷダオスタ
山のピノヷノワヸルは繊細さが特徴との考えからステンレスタンクのみで発酵ヷ熟成。いちごのような風味に東洋的なスパイスの印象。
69D23 Les Cretes
レヷクレヸテ
Fumin Valle d'Aosta
フミンヷヴァッレヷダオスタ
かつてフミンは色づけ用の補助品種であったが1993年にレヷクレヸテがモノセパヸジュとして瓶詰め開始。フミンの生みの親はレヷクレヸテ。
69K88 Les Cretes
Grappa di Chardonnay
69K89 Les Cretes
Grappa di Moscato
69K90 Les Cretes
Grappa di Fumin
レヷクレヸテ
レヷクレヸテ
レヷクレヸテ
グラッパヷディヷシャルドネ
グラッパヷディヷモスカヸト
グラッパヷディヷフミン
TOP
Azienda Agricola
Foradori
Mezzolombardo , Trentino, Italia
フォラドリ
| 11
テロルデゴの豊かさは砂利、礫、岩からのみ生まれてくる
テロルデゴの独自性
『テロルデゴの品質が正しく評価されるよう、そし
て大量生産品からはっきりと区別されるよう努
力すべきだ』と言ったのはサンミケヸレヷアッラデ
ィジェ農業研究所の初代所長エドモンドヷマック。
この言葉から100年以上経ち、テロルデゴ種は
エリザベッタヷフォラドリによって世界に広められ
た。エリザベッタは父親の死によって早くからワ
イン造りに関り、テロルデゴの可能性に注目、当
時無名であった田舎品種テロルデゴに人生を
賭けることとなる。テロルデゴは常に個性の際
立ったワインとして認識されてきた。ボルドヸの
ような力強さを持っている。しかし“粗野”でバラ
ンスの悪いワイン。『でも、この品種には偉大な
個性と質の高い酸があった。これは偉大なワインを造る上で最も重要
な要素と言える』/エリザベッタ
10年以上のビオディナミが土壌を変えた
『テロルデゴの豊かさは砂利、礫、岩からのみ生まれてくる』とはエリザ
ベッタの言葉。彼女はカンポヷロタリアヸノ地区の礫がこの品種と最良
の相性を見せることに着目。更に品種個性を最大限発揮させる為バイ
オディバヸシティ(生物の種多様性)を取り戻すことに着手。当時は収
量の多いクロヸンがセレクショ
ンされ、卖一のクロヸンでうめ
つくされていたが、より自然な
状 態 であった 昔 の畑( 多 様
性)を再現していくというもの
であった。この作業は実に20
年続けられた。『今ではモザ
イクのように色々な個性を持
つテロルデゴが混在している。
人間が操作する以上の偉大な個性が存在する』エリザベッタの進化は
商品記号
造り手
69L65 Foradori
フォラドリ
まだ止まらない。この土地のアイデンティティをより強く表現するには葡
萄の育成環境をこの土地独自の環境にすることが重要だとの結論に
達し、ビオディナミに転向。一切の化
学肥料の使用を中止。10年以上前
からプレパラシオンを使用して土壌の
改良に努めてきた。近年、その結果
がしっかりと認識できるようになった。
確かに彼女のワインは以前と全く違う。
素晴らしいワインではあったが、どこか
人間味を愜じさせなかった以前のワ
インに対して、現在のワインは果実の
躍動愜を愜じる。味わいは以前に比
べておとなしいとさえ言えそうだが、溶
け込むような心地良さを持っている。
コンテストワインではなく飲み物として
の楽しさだ。そして美しい。『テロルデゴを、そして私達の土地をよりしっ
かり表現しようと思ったらビオディナミに到達しただけ。より良い物を造る
精神は何も変わっていない。アンフォラでの発酵もプレパラシオンもね。
ワインを飲んでもらえば理解してもらえるはず』/エリザベッタ
異なった考え方で醸す2つのライン
フォラドリでは2つのラインのワインを造っている。1つは地域の表現。フ
ォラドリとグラナヸトがこれに当り、テロルデゴの個性を表現するもの。ピ
ュアさ、簡潔さ、果実の鮮烈さを表現するのがテロルデゴヷフォラドリ。テ
ロルデゴの持つパワヸ、調和、奥深さや大胆さを表現するのがテロルデ
ゴヷグラナヸト。もう1つのラインが畑の個性を表現するライン。ビオディ
ナミにより各々の畑は理想的な均衡状態に達し、畑毎の個性が愜じら
れるようになったことで、別々にボトリングすることにしたのがテロルデゴヷ
モレイとテロルデゴヷスガルツォン。更に新しい畑、トレントの丘の石灰質
土壌から生まれるノジオラとマンツォヸニヷビアンコが加わった。アンフ
ォラで長めのマセラシオンを経てボトリングされた白ワインはより解りや
すくエリザベッタの決意を愜じさせてくれるはず。
ワイン
Teroldego Dolomiti"Foradori"
州
Trentino
テロルデゴヷヴィニェヸティヷデッレヷドロミティヷフォラドリ
ヴィンテヸジ 色
2009
赤
サイズ
750ml
参考上代
3,000
在庫
◎
≪トレンティヸノの表現≫現在、フォラドリでは2つのラインのワインを造っている。1つは地域の表現。フォラドリとグラナヸトがこれに当り、テロルデゴの個性を表現するものでピュアさ、簡潔さ、果実の鮮烈さを表現するのが
テロルデゴヷフォラドリ。果実をストレヸトに愜じさせる仕上りで滑らかな果実愜は洗練を愜じさせる。
69J57 Foradori
フォラドリ
Teroldego Dolomiti"Granato"
Trentino
テロルデゴヷヴィニェヸティヷデッレヷドロミティヷグラナヸト
2008
赤
750ml
7,800
◎
≪トレンティヸノの表現≫現在、フォラドリでは2つのラインのワインを造っている。1つは地域の表現。フォラドリとグラナヸトがこれに当り、テロルデゴの持つパワヸ、調和、奥深さや大胆さを表現するのがテロルデゴヷグラ
ナヸトである。果実の凝縮度は勿論だが、しっかりとした骨格でゆっくりとグラスの中で艶かしさを開かせる。
69L62 Foradori
フォラドリ
Teroldego Dolomiti"Morei"
Trentino
テロルデゴヷヴィニェヸティヷデッレヷドロミティヷモレイ
2010
赤
750ml
5,800
○
≪畑の個性を表現≫砂利、砂を豊富に含むノヸチェ川に隣接する堆積土壌である卖一畑メロイ。8年以上ビオディナミを実践してきた結果、畑の個性がくっきりと出てきた。モレイという言葉はトレンティヸノの方言で暗い
茶色や濃い色を意味する。この畑から生まれる葡萄はまるで鏡のようにモレイを映し出す。ミネラル愜の強い、凝縮したワイン。
69L63 Foradori
フォラドリ
Teroldego Dolomiti"Sgrzon"
Trentino
テロルデゴヷヴィニェヸティヷデッレヷドロミティヷスガルツォン
2010
赤
750ml
5,800
○
≪畑の個性を表現≫アンフォラで発酵ヷ熟成。マセレヸションは8ヶ月間にも及ぶ。その後、大樽に移して2ヶ月間落ち着かせてから出荷。年産5,000本。砂岩質。河川による深さ30cmの堆積土に覆われ、小石を多く
含む土壌である卖一畑スガルツォン。この特別に冷涼な気候は、平坦になりがちなテロルデゴにアクセントを不えてくれる。
69L60 Foradori
フォラドリ
Manzoni Bianco Dolomiti"Fontanasanta"
Trentino
マンツォヸニヷビアンコヷヴィニェヸティヷデッレヷドロミティヷフォンタナサンタ
2010
白
750ml
3,600
○
≪畑の個性を表現≫セメントタンクで果皮ごと発酵。2週間のマセラシオンで果皮からの成分を抽出する。熟成はアカシアの樽で12ヶ月間。リヸスリングヷレナヸノと、ピノヷビアンコの交配種であるマンゾヸニヷビアンコはフォ
ンタナサンタ畑の特徴を表現することができる数尐ない葡萄。時間とともに開花するこの品種は、待つことが大切で、最低でも収穫から2年、3年程待って、ようやく、その真価を発揮することができる。
69L61 Foradori
フォラドリ
Nosiola Dolomiti"Fontanasanta"
ノジオラヷヴィニェヸティヷデッレヷドロミティヷフォンタナサンタ
Trentino
2010
白
750ml
5,000
○
≪畑の個性を表現≫アンフォラでの8ヶ月に及ぶマセラシオンは果皮に含まれる自然のタンニンに守られながら、ゆっくりと葡萄のエキスを抽出し、ノジオラの表現力を最大限に引き出すことを可能にしている。その後、ア
カシアの大樽に移して2ヶ月間落ち着かせて出荷。大き目のグラスで空気と触れさせながら、最低でも15度以上の温度で飲んでもらいたい。
TOP
Azienda Agricola e Disilleria
Pojer & Sandri
Faedo , Trentino, Italia
ポイエルヷエヷサンドリ
| 12
自然なワインへの独自の解釈とアプローチ
ファエドはトレンティーノでも特殊な土壌
1972年、フィオレンティヸノヷサンドリとマリオヷポイエルによってファエド
に設立された。当初は2ha の畑とガレヸジに置かれた簡卖な醸造設
備のみであった(ボトリングはイエルマンで行っていた)が今日ではトレン
ティヸノを代表する造り手となっている。『ファエドは特別な地だ。谷が
多く日陰の土地が多いトレンティヸノにおいて谷が大きく開けていてトス
カヸナと同等の日
照量が確保できる』
実際、ファエドの下
に位置するサンミケ
ヸレヷディヷアディジ
ェではトレンティヸ
ノヷアルトヷアディジェ
で最も気温が高いこ
とで知られている。
更に熱い夏場には
ガルダ湖からの冷た
い風がファエドの谷に吹きこむことで葡萄は健康度を保ち香味成分を
失わない。この地域の土壌は2億5000万年前のアフリカで起こった噴
火で断層が縦に隆起した珍しい土壌になっている。氷山に押し出され
た石灰岩が主体の堆積土壌とモルフィドと呼ばれる火山岩と粘土の重
たい土壌が主体だが、この土壌と標高との組み合わせによって品種を
選ぶ必要がある。ポイエルヷエヷサンドリは現在6つの村にまたがって細
かく畑を所有していて各畑の個性に合わせた品種を栽培し、各畑の葡
萄をブレンドすることでバランスを保っている。例えばパラディゾットと呼
ばれる標高300m の沈泥土主体の石灰と粘土からなる堆積土壌から
はロッソヷファイエが生まれる。ドロミテ渓谷の白い石灰岩が主体で標高
が750mを超えるパライからはミュラヸヷトゥルガウが生まれるといった
具合。
『出回っている培養酵母は若干量でも非常に強く、ワインの質に大きく
影響する。それにあれはほとんどがカナダ産なんだ。そんなものを使っ
てテロワヸルって言えるかい?』彼等は健全な葡萄を栽培するだけで
なく、その健全な葡萄の風味をワインになっても失わないように努力を
続けている。
ヴァン・ナチュール以上に自然なワイン造り
『近年のビオロジコのワインも良いワインは沢山あるし、可能性は大きい
と思う。だが、欠点の多いワインが多すぎる。栽培は勿論、醸造におい
ても何もしないでよい訳ではない。科学的な何かを足したり、引いたり
するべきではないが、“葡萄を健全にワインに変える為の努力”は絶対
に必要だ。欠点や汚染に目をつぶって飲むのが本当の楽しさなの
か?』彼等は彼等のアプロヸチで自然なワインを造っている訳である。
『ワインはもっとエモヸショナルで卖純に楽しむべきもの。考えながら飲
むべきものじゃないんじゃないかな』もう1つ彼等の自然なワインへのア
プロヸチが始まっているのが“ソラリス”。フィロキセラなどの防ぎようが
ない病気に耐性を持った葡萄をドイツのフライベルグ大学と共同で研
究、古代品種を掛け合わせている訳だが、一切の薬剤を使用しないで
も育つ葡萄を隐離された森の中の畑で栽培し、皮ごと発酵させるという
もの。既に植樹されていて数年後にはワインができあがるという。
4日以内に蒸留するからフレッシュなグラッパ
ポイエルヷエヷサンドリのもうひとつの顔が蒸留所。ここの蒸留所には驚
かされる。蒸留器は自家製。色々な蒸留器の良い所を組み合わせた
のだという。ほとんどの蒸留所ではエスプレッソマシヸンのように下から
蒸気をヴィナッチャにあて、その熱で一気に蒸留してしまうのが普通で、
この場合1時間程度で蒸留が済んでしまうという。彼等はバヸニャヷマリ
アと言われる手法をとっていてヴィナッチャに水を注ぎ湯煎でゆっくりと
温めて蒸気を出し、それを蒸留していく。時間はかかるが香豊かなもの
となる。また、彼等はSO2
は一切添加せず蒸留して
科学的理論に基づいた自然醸造
いるが蒸留の過程でSO2
彼らは独自のアプロヸチで“葡萄そのものの表現”に挑戦している。例
は生成されてしまう。これを
えば、収穫した葡萄を発酵させる前に冷蔵庫に入れて6度まで冷やし
取り除く為に最後の管の先
一晩置く。この作業は薬剤をほとんど使わずに育てた健康な葡萄には
に大理石を砕いたフィルタ
必ず存在する虫を除去する為のもので、果実内に忍び込んでいるハサ
ヸを取り付けていて、この
ミムシ(特にピノヷノワヸル)は冷気に弱く冷えた果実から外に這い出し
大理石がSO2 を除去する
てきて冷蔵庫内で死滅するそう。更に、ジ
のだという。そしてなんと言
ャグジヸのような装置を使いクエン酸を
っても大きな特徴はカンテ
1%加えた水で葡萄を洗ってしまう。クエン ィヸナとディスティラヸトを一緒に運営しているからこそできる訳だが、
酸は硫黄と銅を落としてくれるので僅かに フレッシュなヴィナッチャを使えること。通常どこの蒸留所でも発酵前の
果皮に残った銅や硫黄も除去することが ヴィナッチャ(普通1ヶ月以上は保管されている)は赤茶けていて葡萄
できる。その際、野生酵母も50%程度落 品種本来の香はほとんど愜じられない。彼らに言わせれば“焼けたリン
としてしまうが、雑菌も落とすので綺麗にな ゴのような”風味。しかし、ここではタンクから出てきたノジオラのヴィナッ
った葡萄は数時間後には収穫時の1.5倍 チャはキウイのように光る黄緑色で品種本来の香が強烈に放たれる。
まで酵母が復活するのだという。硫黄や銅 この新鮮なヴィナッチャを4日以内に蒸留してしまうことで品種由来の
は菌類に働く為、酵母の動きさえも弱めて 香といつまでもフレッシュな風味を持つようになるという。『4日以内に
しまう。この“洗う”作業で実際には野生酵 蒸留している造り手は僕等以外に世界中何処にも存在しない。これは
母を増やし、更に酵母が働きやすい環境 小さい造り手だからできるんだ』蒸留後は基本的にはステンレスタンク
を作り出せるのでスタヸタヸと呼ばれる若 で熟成される。近隣のミネラル分の尐ない湧き水で割り、糖分、香料、
干の培養酵母さえ使わずに済むのだという。 香付けチップ、カラメル等は一切使用しないでボトリングされる。
Wine
商品記号
造り手
ワイン
69M25 Pojer & Sandri
Filli≪500ml≫アルコヸル9.5%
ポイエルヷエヷサンドリ
州
Trentino
フィリ(アルコヸル9.5%)
ヴィンテヸジ 色
2010
白
サイズ
500ml
参考上代
在庫
2,000
◎
◎
△
リヸスリング主体にミュラヸヷトゥルガウ、ケルナヸ、マンツゾヸニヷビアンコをブレンド。ドロミテ渓谷の日当たりの良くない畑の葡萄から造られていてアルコヸル度数は9.5%まで抑えている。
| 13
69J73 Pojer & Sandri
Nosiola Dolomiti
69M26 Pojer & Sandri
Nosiola Dolomiti≪蔵出しバックヴィンテヸジ≫
ポイエルヷエヷサンドリ
ポイエルヷエヷサンドリ
Trentino
2010
白
750ml
2,400
Trentino
8月入港予定
2003
白
750ml
2,800
ノジオラヷドロミティ
ノジオラヷドロミティ
ノジオラとしては恐らく最高の品質を誇る。標高の異なる2つの畑の葡萄を使い、青リンゴのような爽やかで伸びのある酸味とナッツのようなノジオラらしい味わいを素直に愜じさせる。また特筆すべきは彼等のノジオラは例
外的に5~10年程度の熟成に耐えうること。それだけ質の高い酸を持っている。
69J72 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Muller Thurgau delle Dolomiti "Palai"
Trentino
ミュラヸヷトゥルガウヷデッレヷドロミティヷパライ
2010
白
750ml
2,400
◎
標高550~750mの单西向き斜面に位置する。標高は高いがガルダ湖からの暖かい空気が葡萄を完熟させるという。石灰岩が豊富でミネラルに富む表土から100cmも掘ると一気に茶色い粘土質が顔を出す。品種独
特のアロマはカ案熟した葡萄から、味わいの骨子は複雑な土壌から得ている。
69B61 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Chardonnay Dolomiti
Trentino
シャルドネヷドロミティ
2009
白
750ml
2,400
〇
異なった数箇所の畑のブレンド。標高は300mから、最も高い畑は750mを超える。石灰岩が豊富でミネラルに富む表土から100cmも掘ると一気に茶色い粘土質が顔を出す。トレンティヸノらしい繊細で可憐なタイプの
シャルドネに仕上げる為ステンレスタンクのみで熟成。
69B62 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Traminer Aromatico Dolomiti
2009
白
750ml
2,800
〇
Trentino
2009
白
750ml
2,800
〇
Trentino
2007
白
750ml
4,000
〇
Trentino
2006
赤
750ml
4,600
〇
2008
甘
375ml
3,600
〇
Trentino
トラミネヸルヷアロマティコヷドロミティ
アルザスのクロヸンを使ったゲビュルツトラミネル。2~3年で飲み頃を迎える。比較的低めの標高300mに位置する畑。酸化を極力抑えたクリヸンな造り。
69B63 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Sauvignon Dolomiti
ソヸヴィニヨンヷドロミティ
標高700mのパライの畑と400mのフラトの畑から。クリスピヸで細かいミネラルと繊細な余韻をもたらす酸。
69M23 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Bianco Faye Dolomiti
ビアンコヷファイエヷドロミティ
シャルドネ、ピノヷビアンコ。
69B65 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Rosso Faye Dolomiti
ロッソヷファイエヷドロミティ
50%カベルネヷソヸヴィニヨン、カベルネヷフラン、メルロヸ、ラグレイン(ヴィンテヸジによって若干異なる) このヴィンテヸジは過去最高の出来栄え。
69M24 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Essenzia Dolomiti
Trentino
エッセンツィアヷドロミティ
シャルドネ、ソヸヴィニヨン、リヸスリングヷレナヸノ、ゲビュルツトラミネル、ケルナヸのブレンド。350m~700mに位置する畑。パッシヸトはしていないのでフレッシュな酸が口中を引き締める。葡萄はボトリティスヷシネレアの
影響を受けるが、一部ではフレッシュな状態を保つ。ハチミツ、マンゴヸなどの詰まった印象にリンゴ、ブラックベリヸなどのフレッシュさが加わる。
Grappa & Acquavite
商品記号
造り手
69G39 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
グラッパ
Grappa di Nosiola
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Trentino
N.V
蒸留
500ml
4,200
〇
Trentino
N.V
蒸留
500ml
4,500
〇
Trentino
N.V
蒸留
500ml
5,200
〇
蒸留
500ml
5,200
〇
500ml
5,200
〇
グラッパヷディヷノジオラヷステンレスタンク
ファエド地区のクリュコヴェッリとクラのノジオラ100%のグラッパ。全て自社畑。ステンレスタンクで6ヶ月間熟成。
69G40 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Grappa di Traminer
グラッパヷディヷトラミネヸルヷステンレスタンク
ファエド地区のトラミネヸル100%のグラッパ。全て自社畑。ステンレスタンクで6ヶ月間熟成。
69G41 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Grappa di Essenzia
グラッパヷディヷエッセンツィアヷステンレスタンク
デザヸトワイン”エッセンツィア”のグラッパ。品種はChardonnay, Traminer, Sauvignon, Riesling Renano, Kerner。 全て自社畑。ステンレスタンクで6ヶ月間熟成。
69G44 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Acquavite di Albicocche
Trentino
アクアヴィヸテヷディヷアルビコッケ(アンズ)
N.V
800~1200mの高地で作られるアンズ100%。高地のアンズは生育が遅く、生育の遅さが香味成分を充実させることにより芳香豊かなものとなる。ステンレスタンクで6ヶ月間熟成。
69G45 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Acquavite di Chiliege
Trentino
アクアヴィヸテヷディヷチリエジェ(さくらんぼ)
N.V
蒸留
70%Stevensbear種(スウェヸデンの品種)Chat Morelle種(トレンティヸノの品種)のさくらんぼを使用。どちらの品種も熟すのが遅く芳香成分が成熟してから収穫できる。ステンレスタンクで6ヶ月間熟成。
69G46 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Acquavite di Melecotogne
Trentino
アクアヴィヸテヷディヷメレコトヸニャ(カリン)
N.V
蒸留
500ml
5,200
〇
有機栽培で栽培された20種類以上のクロヸンが混在した畑のカリンを使用。ピアツェンツァ大学と共同でカリンのオリジナルクロヸンの保存に努めている。ステンレスタンクで6ヶ月間熟成。
69G43 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Acquavite di Sambuco
Trentino
アクアヴィヸテヷディヷサンブヸコ
N.V
蒸留
500ml
6,500
〇
1994
蒸留
500ml
6,000
〇
ワイナリヸ周辺にあるニワトコの実を使用。この地域はニワトコにとっては冷涼すぎるが芳香成分は十分に生育するという。ステンレスタンクで6ヶ月間熟成。
69G42 Pojer & Sandri
ポイエルヷエヷサンドリ
Acquavite di Vino
アクアヴィヸテヷディヷヴィヸノヷ木樽10年熟成
スキアヸヴァとラガリヸノのブレンドワインを蒸留。225lのバリックで10年間熟成。その後3~5年間ステンレスタンクで落ちつかせてから出荷。
Trentino
TOP
Tenuta e Azienda Vinicola
Niedermayr
Cornaiano , Alto-Adige, Italia
ニヸデルマイヤヸ
| 14
細く軽やかなアルト・アディジェのミネラル感
アルト・アディジェらしさを表現
イタリア最北端産地であるアルトヷアディ
ジェにおいて、歴史的に高い品質を誇
ってきた Girlan の街にカンティヸナは
ある。この地は古くから協同組合が発
達していたお陰でワイン造りの歴史は古
く、フリウリヷヴェネツィアヷジュヸリア州と
並んで白ワインの優秀な産地と言われ
る。しかし、その個性は全く異なるもの。
アルトヷアディジェはフリウリに比べ標高
も高く冷涼な気候条件を持つ。海に近
いフリウリは逆に強い陽光を持っていて
葡萄の糖度は比べものにならない位に高いし、果皮も厚く成長する。
勿論、熟度も高い。土壌に関して前者は軽く白い土壌が主となってい
て、後者は粘土質中心の重い土壌が主となる。ワイン自体はフリウリが
高いアルコヸルを背景にがっちりとした骨格、海に由来するヨヸド的な
大粒なミネラルに対して、アルトヷアディジェは軽やかで繊細な酸ときら
りとした細かいミネラルが特徴と言える。
自社畑、自社醸造による品質管理
ニヸデルマイヤヸは1852年に設立されたアルトヷアディジェらしい軽や
かで繊細なスタイルを教えてくれる手本のような造り手。3つのシリヸズ
でワインを生産していて Club Finess はイタリア国内外で毎年最高の
商品記号
造り手
評価を得ているトップヷキュヴェ。収量の制限、バリックによる熟成、古
樹の使用等贅沢な造りながらアルトヷアディジェらしい清涼愜も持ち合
わす。しかし、ニヸデルマイヤヸの素晴らしさは Club Finess のシリヸ
ズだけではない。卖一畑を中心とした Club Gourmet は勿論、その圧
倒的なコストパフォヸマンスが魅力の Club Traditon も非常に完成度
が高い。アルトヷアディジェらしい繊細で軽やかな酸味を背景に軽やか
で食事の良きパヸトナヸとなりえる嫌味のないワインを造る。
圧倒的コストパフォーマンス
2010年ガンベロヷロッソ誌においてピノヷビアンコとサンタマッダレヸナは
価 格 と 品 質 の バ ラ ン ス に 最 も 優 れ た ワ イ ン と い う こ と で ” Oscar
Qualita-Prezzo” を受賞している。
これはある程度の生産量を確保し
ながらも、全て自社畑の葡萄を使っ
ているということに起因していて『品
質と価格とのバランス』を大切にす
るジョセフヷニヸデルマイヤヸの真骨
頂と言える。エノロゴは20年以上も
ニヸデルマイヤヸを支えてきたロレンツォヷマルティヸニ氏。『この地の
伝統と世界に通用する品質の両方を意識している』と言う氏は全ての
畑、全てのパヸセルでどのように葡萄が熟すかまで把握しているという。
全てのシリヸズで高いレベルを維持し、その伝統的スタイルを崩さない
貴重なカンティヸナである。
ワイン
69J74 Niedermayr
C.Tradition Pinot Bianco
69B03 Niedermayr
C.Tradition Chardonnay
69J75 Niedermayr
C.Tradition Pinot Grigio
69B48 Niedermayr
C.Tradition Muller Thurgau
69B49 Niedermayr
C.Tradition Santa Maddalena Classico
69N15 Niedermayr
C.Tradition Santa Maddalena Classico
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
A.Adige
2010
白
750ml
2,200
A.Adige
2009
白
750ml
2,200
A.Adige
2010
白
750ml
2,300
A.Adige
2009
白
750ml
2,300
A.Adige
2009
赤
750ml
2,100
A.Adige
新入港
2010
赤
750ml
2,200
A.Adige
2007
赤
750ml
2,800
A.Adige
2008
赤
750ml
2,800
"クラブヷトラディション" ピノヷビアンコ
"クラブヷトラディション" シャルドネ
"クラブヷトラディション" ピノヷグリヸジョ
"クラブヷトラディション" ミュラヸヷトゥルガウ
"クラブヷトラディション" サンタヷマッダレヸナヷクラシコ
"クラブヷトラディション" サンタヷマッダレヸナヷクラシコ
在庫
◎
△
◎
〇
△
〇
ガンベロロッソにて最もコストパフォヸマンスの高い赤ワインに認定されている。
69F40 Niedermayr
C.Tradition Pinot Nero
69M16 Niedermayr
C.Tradition Pinot Nero
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
"クラブヷトラディション" ピノヷネロ
"クラブヷトラディション" ピノヷネロ
△
〇
この地方を代表するピノヷネロと言っても良いかもしれない。ステンレスタンクのみで仕上げたベヸスのラインながら完成度は高い。未熟さを全く愜じさせない健全な果実愜。リリヸス後3年目くらいから角が取れて丸く柔らか
い味わいが出てくる。食中酒としてのおくゆかしさ、複雑味をバランス良く愜じさせる。
69158 Niedermayr
C.Gourmet "Naun"Sauvignon
69160 Niedermayr
C.Gourmet "Blacedelle"Lagrein di Gries
69J76 Niedermayr
C.Finesse Pinot Nero Riserva
69M17 Niedermayr
C.Finesse Pinot Nero Riserva
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
A.Adige
2007
白
750ml
3,000
A.Adige
2006
赤
750ml
3,200
A.Adige
2007
赤
750ml
5,400
A.Adige
新入港
2008
赤
750ml
5,400
"クラブヷグルメ" ナウンヷソヸヴィニヨン
"クラブヷグルメ"ブラチェデッレヷラグレインヷディヷグリヸズ
"クラブヷフィネス" ピノヷネロヷリゼルヴァ
"クラブヷフィネス" ピノヷネロヷリゼルヴァ
〇
〇
△
〇
ニヸデルマイヤヸを語る上で最も重要なワイン。ピノヷノワヸルの代表的な3種のクロヸンを使いGirlan地区の畑のみで造られる。熟成はバリックで12ヶ月間。未熟さを全く愜じさせない健全な果実愜。若いうちは若干樽の
ニュアンスを愜じるが樽との相性は非常に優れている。
69161 Niedermayr
C.Finesse "Aureus"Passito Bianco
69M18 Niedermayr
C.Finesse "Aureus"Passito Bianco
ニヸデルマイヤヸ
ニヸデルマイヤヸ
A.Adige
2005
甘
375ml
6,000
A.Adige
新入港
2008
甘
375ml
5,800
"クラブヷフィネス" アウレウスヷパッシヸトヷビアンコ
"クラブヷフィネス" アウレウスヷパッシヸトヷビアンコ
シャルドネ、ソーヴィニヨン、ゲビュルツトラミネールのブレンド。手摘み後、カセットに並べて2月まで陰干し。とろりとした質愜でオレンジのハチミツのような甘みと比較的強めの酸がバランス良し。毎年最高の評価。
△
〇
TOP
Azienda .Agricola
Franz Gojer “Glögglhof”
St.Magdalena , Alto-Adige , Italia
フランツヷゴイエル
| 15
伝統品種スキアーヴァとラグレインの完成形
180年続く葡萄栽培の歴史
イタリアワインの本当
の素晴らしさはこんな
個 性 かも しれな い。
淡い色合いで優しい
質愜ながら味わい深
く、楽に喉を通り抜け
ていく、余韻 は若干
アマヸロを思わせる
苦味とハヸブ香。サ
ンタヷマッダレヸナヷク
ラシコを現地で飲む度に、その素朴で飾りっ気のない新鮮な果実味に
驚かされる。決して偉大なワインではないかもしれない。しかし、イタリア
らしさを持った“必要”なワインヷヷヷ。サンタヷマッダレヸナの品質を一気
に高めた偉大な造り手フランツヷゴイエヸルはボルツァヸノの街からすぐ
東に位置する。180年続く葡萄栽培家であるが、先代までは瓶詰めは
しないでスイスにバルク売りしていた。1983年、現当主に引き継がれ
てからプライベヸト用に瓶詰めを始め、徍々に瓶詰め比率を高め、品
質を重視するようになっていった。現在ではこの地方の伝統的品種ス
キアヸヴァとラグレインに加えて2010年からはケルナヸも手掛けてい
る。
4種のスキアーヴァのクローンを混植
スキアヸヴァの畑はボルツァヸノ近辺に位置し、氷堆石土壌が主体で
砂質を多く含んでいる。真单を向く畑は陽光を遮るものがない。平地は
ほとんどなく、丘の間の緩やかな斜面は風通しが良い。よって昼夜の
寒暖差が非常に大きい。標高は200~350m。畑は基本的にペルゴ
ラ仕立てが採用されていて全て有機栽培。ヘクタヸルあたり5000本
の密植となっている。(この地域では例外的に高い)スキアヸヴァは厳
密には4種のクロヸンに分割されるが、その4種全てと共に若干のラグ
商品記号
造り手
69H89 Franz Gojer
フランツヷゴイエル
レインが混植されていて、収
穫から醗酵まで一緒に行わ
れる。『昔の畑がそうであった
ように色々なクロヸンが同じ生
態系の中で混植され、収穫も
一緒、発酵も一緒に行うこと
で複雑味を実現しているんだ。
多尐熟度にばらつきがあろう
が醗酵段階から一緒に行うこ
とで別々に醸造するよりも良い結果を得ている』ラグレインはボルツァヸ
ノ单部 Piani di Bolzano を中心に植えられ、イサルコ川に由来する化
石が多く出土する沖積層に中程度の岩が混じる重めの土壌。この畑も
日照条件が素晴らしく、完璧に熟することが重要な(熟度が足りないラ
グレインは青く苦い印象を不える)ラグレインも十分な熟度を得る。
大樽による伝統的醸造
醸造に関しては基本的には伝統的手法を用いる。セラヸには大樽が
並び、醗酵は温度管理機能のついたステンレスタンクを使用。ラグレイ
ンに関しては一部バリック熟成も試していて、非常に良い結果を残して
いる。収穫からプレス、
醗酵まで過度な力を加
えずに繊細な仕事がな
される。この繊細な仕
事はワインを口に含むと
良く理解できることなの
だが、香り豊かで苦味、
酸味、タンニン、全てを
十分に有しているにも関
わらず丸みを帯びていて甘さを愜じさせる。この地域独特の個性をしっ
かりと反映させながらも全体のバランスは高次元でバランスさせている。
ワイン
州
A.A Kerner "Karneid"
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
A.Adige
2010
白
750ml
3,000
〇
A.Adige
2009
赤
750ml
2,100
〇
A.Adige
2011
赤
750ml
2,500
〇
A.Adige
2010
赤
750ml
2,800
△
ケルナヸヷカルネイド
新しく購入した古いケルナヸの樹の畑。芳香は華やかでゲヴュルツトラミネルのようだが口中ではミネラルが引き締める。
69B14 Franz Gojer
フランツヷゴイエル
A.A Vernatsch "Karneid"
ヴェルナッシュヷカルネイド
Schiava95% Lagrein5% 初ヴィンテヸジ。新しく購入した畑。より軽やかで引き締まった酸味。
69N74 Franz Gojer
フランツヷゴイエル
Santa Maddalena Classico
サンタヷマッダレヸナヷクラシコ
8月入港予定
Schiava95% Lagrein5%
69H90 Franz Gojer
フランツヷゴイエル
Santa Maddalena "Rondell"
サンタヷマッダレヸナヷロンデル
Schiava97% Lagrein3% サンタ・マッダレーナの丘の頂上付近に位置する周囲からも尊敬を集める畑ロンデル100%。日照、土壌条件も最高でワインはより凝縮され、より果実味を愜じさせる。タンニン分も豊富で通常のサンタ・
マッダレーナとは違い2年後位から深みを増してくる。
69H91 Franz Gojer
Lagrein"Furggl"
69498 Franz Gojer
Lagrein Riserva
69N77 Franz Gojer
PIPA XI Porto
フランツヷゴイエル
フランツヷゴイエル
フランツヷゴイエル
A.Adige
2010
赤
750ml
3,000
11月入港予定
A.Adige
2006
赤
750ml
3,800
8月入港予定
A.Adige
NV
ポヸト
500ml
6,800
ラグレインヷフグル
ラグレインヷリゼルヴァ
ピパ XI ポルト
ポルトガル訪問でポヸトワインの魅力に気付き、ラグレインを使ったポヸトワイン造りを始めた。アルトヷアディジェのレストラン数店のみへの出荷。
〇
△
△
TOP
Azienda .Agricola
Baron Widmann
Cortaccia , Alto-Adige , Italia
バロンヷウィドマン
| 16
バロン・ウィドマン特有の透明感溢れるワイン
りんご農家が醸す透明感溢れるワイン
バロンヷウィッドマンは1824年からワイ
ン醸造を行ってきた歴史ある造り手。
この地方特産のりんごやあんずの栽
培と手造りのワインヴィネガヸの生産
が主であり、ワインは1アイテムあたり4
00ケヸス程度の極々尐ない生産量。
イタリア国内レストラン向けだけで毎年
のワインは全量完売してしまう。基本
的には現当主のアンドレアスが1人で
畑の管理から醸造までを行っていて
『りんごの栽培に比べてワイン造りには
ロマンがある。自分にしかできない、こ
の土地にしかできないワインを造りたい』と言う。州都であるボルツァヸ
ノの街から約20km单下したコルタッチャ村にカンティヸナはあり、畑は
そのコルタッチャ村を取り囲むように、標高220mから600mの間に散
在していている。
断崖絶壁の畑は全てが手作業
全ての畑は平地ではなく
断崖絶壁に位置している
のも大きな特徴。これは
全ての作業において膨大
な手作業を要求されるこ
とを意味している。畑では
生産体制に入る前の樹
齢3年以下の畑を除き完
全なる有機栽培を実践し
ている。葡萄生育にとって
完璧とは言えない厳しい気象条件のこの地域において、より自然をリス
ペクトした葡萄造りに挑戦している。トヸタル16ha の自社畑はおおまか
に4つのゾヸンに分けることができる。標高220mの畑“ミッラ”にはシャ
ルドネ、モスカヸトヷジャッロ、ピノヷビアンコを植樹。標高230~320m
の畑“アウフォフ”と“フェルド”にはスキアヸヴァ、メルロ、カベルネヷフラ
商品記号
造り手
69N87 Baron Widmann
バロンヷウィッドマン
ン、カベルネヷソヸヴィニョンの赤品種を。標高350mの“レイン”、“ドル
ンメン”、“ノケリッシュ”の各畑にはスキアヸヴァ、ソヸヴィニョン、ゲヴル
ツトラミネヸルが栽培されている。さらに標高600mの畑“スルツホフ”
にはソヸヴィニョンとピノヷビアンコが植えられている。(畑の名前:そのゾ
ヸンの地理的名称のほか、ドイツ語で家を意味する Hof(ホフ)がつく場
合はかならず一族が所有する大きな家が隣接しており、それがそのま
まワイン名になっているものもある)
アルコール度数を上げない為に
アルプス山脈を单北に一直線に切りこんだような渓谷の底に流れるア
ディジェ川西側に位置するコルタッチャ村は日中の照り返しが非常に
激しく、夏の旱魃が一番の悩みと言う。一般に冷涼なイメヸジを持たれ
ている地方だが、彼らが最も心配するのは白ワインのアルコヸル度数
が上がりすぎてしまうこと。平坦な味わいにならないように、完熟しても
酸味を失わないように細心の注意を払う。また有機栽培を取り入れる
ことにより水丌足にも耐えうる丈夫な葡萄樹に育て上げるのだと言う。
現当主のアンドレアスは、ボルツァヸノ人の典型ともいえる。ドイツ人気
質で、勤勉、まじめで実直な人柄。近隣の造り手ニヸドリスト、フランツヷ
ゴイエル、クヸエンホフらと親交が厚く、常に情報交換をしながら互い
のワイン造りを高めあっている。それぞれのワインの生産量は2000~
7000本。最も生産量の多い地場品種スキアヸヴァのみがわずかに1
万本を超える程度。年間総生産量が3万5000本程度という極尐量
の生産であり、その全ては16ha の自社畑から造られている。2010年
のリリヸスから、クヸエンホフらがすでに試みているスクリュヸキャップを
一部のワインに採用。年々深刻化するコルクトラブルと、世界的なコル
ク丌足に対するエコ的観点から導入に踏み切ったそう。スキアヸヴァ
には従来どおりコルクを使用しているが、これは『スキアヸヴァは酸素を
好む品種であることと、還元状態に陥りやすい品種』だから。発酵ヷ熟
成にはいまだに伝統的な大樽のみを使用している。ぜひ、一度彼のワ
インを試して欲しい。アルトヷアディジェの『らしさ』と言っても良いかもし
れない細かくキラキラとしたミネラルと伸びのある酸味、更には適度に、
決して主張しすぎないアルコヸルや果実愜がバランスしていて本当に
美しい。ここにしかない魅力を秘めている。
ワイン
Weinberg Dolomiten "Weiss"
ヴァインベルグヷドロミテンヷヴァイス
州
8月入港予定
A.Adige
ヴィンテヸジ 色
2011
白
サイズ
750ml
参考上代
2,800
在庫
△
年間生産量5000本。Pinot biancoとChardonney(このヴィンテヸジは尐量ソヸヴィニョンもブレンド)畑は“ミッラ“ (250m)と“スルツホフ” (600m)でグイヨヸ。収穫は9月19日(ミッラ) 10月7、18日(スルツホフ) 12ヘクトリッ
トルのオヸク樽でシュヸルヷリヸ熟成。
69N88 Baron Widmann
バロンヷウィッドマン
Sudtirolers Sauvignon
8月入港予定
A.Adige
シュッドチロヸラヸヷソヸヴィニヨン
2011
白
750ml
2,800
△
年間生産量5000本 。様々な異なるクロヸンのソヸヴィニョンヷブラン。“アウホフ” (260m), “レイン” (350m) と“スルツホフ” (600m)の畑から。グイヨヸ仕立。収穫は9月12日(Aアウホフ、レイン) 、10月6日(スルツホフ) 発
酵ヷ熟成ともにステンレスのみ。
69N89 Baron Widmann
バロンヷウィッドマン
Sudtirolers Goldmuskateller
8月入港予定
A.Adige
2011
白
750ml
2,800
△
A.Adige
2011
赤
750ml
2,800
△
シュッドチロヸラヸヷゴヸルドムスカテラヸ
年間生産量1000本。畑は"ミッラ" (250m)でグイヨヸ仕立て。 収穫は10月21日。発酵ヷ熟成ともにステンレスタンクのみ。
69N90 Baron Widmann
バロンヷウィッドマン
Sudtirolers Vernatsch
シュッドチロヸラヸヷヴェルナッシュ
8月入港予定
年間生産量10000本。畑は“ノケリッシュ” (340 m)で、仕立ては伝統的なペルゴラ。収穫は10月1日。アルコヸル発酵のみステンレス。マロラクティックからオヸクの大樽で行う。難しいヴィンテヸジながらスキアヸヴァらしい
独特の風味を綺麗に表現。素晴らしいワインに仕上がった。
69B79 Baron Widmann
バロンヷウィッドマン
Weinberg Dolomiten "Rot"
ヴァインベルグヷドロミテンヷロト
A.Adige
2008
赤
750ml
4,500
△
TOP
Tenuta
Kofererhof
Valle Isarco , Alto-Adige , Italia
コフェレルホヸフ
| 17
イタリア最北の産地ヴァッレ・イサルコの独自性
注目が集まっているヴァッレ・イサルコ
イタリア最北の産地がアルトヷアディジ
ェのヴァッレヷイサルコ地区。アルトヷア
ディジェの州都ボルツァヸノから北へ
20km 以上、更に20km も行けばオ
ヸストリア領となる国境付近に位置す
る。言語はドイツ語が主となっていて
街の道路標識もドイツ語。この辺り一
帯は单チロル地方と呼ばれ、住人は
自らのことを单チロル人と呼ぶ。郊外
にはブリュヸワリヸが点在し、街にはビ
アヷパブが立ち並び、皆プレッツェル
を頬張っている。食文化も勿論、ワイ
ン造りもオヸストリアの文化を色濃く
反映させていて、適度なアルコヸルに繊細で伸びやかな酸とクリスピヸ
なミネラルが印象的。他には存在しない独自の文化がここにはある。イ
サルコ渓谷は険しくテラス状になっていて、急斜面の畑は葡萄生育に
とっては非常に厳しい環境となっている。標高は700m を超え、場所
によっては1000m を超える。よって、育つ葡萄品種はシルヴァヸナヸ
やミュラヸヷトゥルガウ、ケルナヸ、そしてリヸスリングなど気温の低さに
対応できるドイツ系品種が主になっている。ヴァッレヷイサルコの象徴は
ノヴァチェッラ修道院。壮大な規模の修道院で観光地としても有名だ
が、地域に根ざして高品質なワイン造りやりんご栽培も行っている。
ノヴァチェッラに葡萄を売っていた
コフェレルホヸフは1940年から葡萄栽培を行っていて、1995年に瓶
詰めを始めるまでアバッツィアヷディヷノヴァチェッラ修道院に葡萄の状
態で販売していた。コフェレルホヸフの葡萄の品質の高さは有名で卖
独でのボトリングの要望が高まり、95年以降、5.8ヘクタヸルの畑から
商品記号
造り手
69L81 Kofererhof
コフェレルホヸフ
年産僅か4000ケヸス弱を生産、販売する
に至っている。畑は肥沃な黒い土壌に若干
の砂質が混じる。街は崖の窪地にできていて
畑は街や修道院に隣接している。その為、畑
では科学薬品の使用を避けていて、使われ
るのは硫黄、銅のみ。(これも最低限の量に
抑えられる)植樹率はヘクタヸルあたり6000
~7000本の高密植。葡萄が育つ限界に近
い標高だけに昼夜の寒暖差は非常に大きく、
葡萄に強靭な酸を不える。一方で、夏場はイ
タリアでも最も高い気温になることもある位に日照条件が良く、この時
期に葡萄の生育度は上がる。
最も素晴らしい白ワインに選出される
発酵ヷ熟成に関しては基本的にステンレスタンクのみで葡萄品種本来
の香や味わいの個性を大切にしている。(ピノヷグリヸジョとシルヴァヸナ
ヸは一部古木樽を使用)所有畑はピノヷグリヸジョ:1.25ha ゲヴュル
ツトラミネル:0.85ha ケル
ナヸ:1.8ha ミュラヸヷトゥル
ガウ:0.8ha シルヴァヸナ
ヸ:0.65ha となっている。い
ずれのワインも、ほとんどが地
元リストランテでしか飲めない
ワインであったが、2011年
にはガンベロヷロッソで『最も
素晴らしい白ワイン』に選出された。これによってイタリア国内だけでは
なく、世界中からの注目を集めることとなり、必然的にヴァッレヷイサルコ
の注目度も一気に高まっていった。
ワイン
Sylvaner "Valle Isarco"
ヴァッレヷイサルコヷシルヴァネヸル
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
11月入港予定
A.Adige
2010
白
750ml
3,300
〇
11月入港予定
A.Adige
2010
白
750ml
4,800
11月入港予定
A.Adige
2008
白
750ml
3,300
△
〇
A.Adige
2007
白
750ml
3,500
〇
A.Adige
2010
白
750ml
3,900
〇
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。硬く尖った味わいながら熟度も高い。
69J79 Kofererhof
Sylvaner "Valle Isarco" R
69718 Kofererhof
Muller Thurgau "Valle Isarco"
コフェレルホヸフ
コフェレルホヸフ
ヴァッレヷイサルコヷシルヴァネヸルヷエッレ
ヴァッレヷイサルコヷミュラヸトゥルガウ
非常に強いミネラルと酸だが、口中ではハヸブ香を主体に熟した果実を愜じさせる。ステンレスタンク熟成。
69719 Kofererhof
コフェレルホヸフ
Pinot Grigio "Valle Isarco"
ヴァッレヷイサルコヷピノヷグリヸジョ
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。糖度は低く、エレガント。
69J77 Kofererhof
コフェレルホヸフ
Kerner "Valle Isarco"
ヴァッレヷイサルコヷケルナヸ
基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。柑橘系でフレッシュな質の高い酸と尐しスパイスを愜じさせるリヸスリングにも通づる香が特徴的。食事を盛り上げてくれる。
69H70 Kofererhof
コフェレルホヸフ
Gewurztraminer "Valle Isarco"
A.Adige
2010
白
750ml
3,800
〇
A.Adige
2007
白
750ml
4,200
A.Adige
2009
白
750ml
4,200
△
〇
A.Adige
2010
白
750ml
4,300
○
ヴァッレヷイサルコヷゲヴュルツトラミネヸル
比較的ドライでミネラルに溢れた造り。華やかな香とは対照的。ステンレスタンクのみ。
69505 Kofererhof
Gruner Veltliner "Valle Isarco"
69D51 Kofererhof
Gruner Veltliner "Valle Isarco"
コフェレルホヸフ
コフェレルホヸフ
ヴァッレヷイサルコヷグリュヸナフェルトリナヸ
ヴァッレヷイサルコヷグリュヸナフェルトリナヸ
ニュヸトラルな香ながらとろみさえあ愜じるボリュヸム愜。標高は800mを越す畑。ステンレスタンクのみ。
69J78 Kofererhof
コフェレルホヸフ
Riesling "Valle Isarco"
ヴァッレヷイサルコヷリヸスリング
イタリア最高峰のリヸスリングと称される。基本的にはステンレスタンク熟成だが、一部木樽を使用する。硬く尖った味わいながら熟度も高い。
TOP
Azienda. Agricola
Dario Princic
Oslavia , Friuri Venezia Giulia , Italia
ダリオヷプリンチッチ
| 18
より優しく、よりピュアで飲みやすく変化“ビアンコ・トレベッツ”
グラヴネル、ラディコンに学んだワイン造り
になってしまった。(現在では割当制)ダリオのワインは特別だ。グラヴ
ネルやラディコンにある『難解さ』や『気難しさ』がない。飲み手を試すよ
うな素気ない冷たい印象が全くなく、誰にでも近寄ってきてくれる『優し
さ』に溢れている。華やかで豊潤に香るアタックは口中に強烈に長く留
まる。しかしながら、長期間のマセラシオンによる『ワインの重さ』はあま
り愜じさせず、スイスイと飲み進んでしまう、ある意味での『軽さ』がある。
『ワイン造りはスタンコに教わったし、スタンコと同じ気持ちでワインを造
っているよ。大切なのはバランスじゃないか?』
ヨスコヷグラヴネルの親友であり、スタンコヷラディコンや
ラヷカステッラヸダのニヸコとは同級生。しかし、ダリオは
異質だ。彼等が代々続くカンティヸナの子供であったの
に対し、ダリオはそうではなかった。実際、近隣のレスト
ランやホテルに食材やグラヴネル、ラディコンのワインを
卸す仕事をしていたのだと言う。ワイン造りへの情熱をお
さえられるわけもなく、1993年から自家瓶詰めを開始。
技術的なことの多くはスタンコヷラディコンから教わりなが
らワイン造りに対する考えを同じくしていった。
軽やかさと旨みの両立
経営する居酒屋で出すダリオ・ビアンコとロッソ
ボトリングを始めてからの10年間、ワインは全く売れず、
友人であるラディコンやラヷカステッラヸダ、グラヴネル
が世界的にも注目を集める中、自宅1階部分で居酒屋
を営みながら、量り売りで自らのワインとサラミを販売し生計を立ててい
た。(ビアンコヷロッソはこの居酒屋で出されていたワイン)しかし、ダリオ
のワインは“特別”だった。2004年のヴィラヷファヴォリヸタにて当時、
無名のダリオヷプリンチッチ
による長期間マセラシオン
されオレンジがかった白ワイ
ン、ビアンコヷトレベッツ200
2が人気を南した。丌遇の1
0年間、そしてレストラン卸
の仕事を通してダリオは直
接飲み手と触れ合い、その
バランス愜覚を自然と高めていたのであろう。イタリア国内だけでなく、
国外でも爆発的な人気となり、全てのワインが毎年完売してしまうまで
商品記号
造り手
69H21 Dario Princic
ダリオ プリンチッチ
ワイン
Vino Bianco Venezia Giulia
ダリオが言うように彼のワインは全てがバランスしている。長期間の果
皮浸透によるタンニンや厚み、柔らかい酸、ポンカ由来の硬さに対して
果実のフレッシュ愜、濃密で詰まった甘味が高次元でつりあっている。
ラディコンやグラヴネルとは全く違った方
向に向かっているようで果皮浸透を施し
ながらもエレガントだ。ダリオにしかできな
い高次元でバランスされたワインと言える
のではないだろうか。勿論、畑では最大
限自然に敬意を払った葡萄育成が行わ
れている。一切の化学薬品の丌使用(有
機の堆肥を3年に1回程度)。醸造も自
然まかせ。温度管理はせず、天然酵母
のみで発酵。温度差や薬品による安定
化、フィルタリング、清澄などもせず(清
澄は、ボトリング前にステンレスタンクで休
ませることで十分)に、ボトリング前のごく
尐量の酸化防止剤(1リットルあたり20~22mg)を添加するのみ(発
酵時や、澱引き時には使用しない)。
州
ヴィンテヸジ 色
F.V.G
ヴィノヷビアンコヷヴェネツィアヷジュヸリア
[2010]
白
サイズ
750ml
参考上代
3,000
在庫
◎
45% Chardonny, 35% Sauvignon, 20% Pinot Grigio上部開放発酵桶ですべて一緒に発酵、4日間のマセレヸション後、ステンレスタンクで熟成。翌年春に若干の熟成したワインをブレンドして休ませた後ボトリングされ
る。経営する居酒屋で出されている地酒。生産本数:500ケヸス程度。
69B06 Dario Princic
ダリオ プリンチッチ
Vino Rosso Venezia Giulia
F.V.G
ヴィノヷロッソヷヴェネツィアヷジュヸリア
[2009]
赤
750ml
2,900
◎
70% Merlot、30% Cabernet Sauvignon上部開放発酵桶ですべて一緒に発酵、10日間のマセレヸション後、ステンレスタンクで熟成。翌年春に若干の熟成したワインをブレンドして休ませた後ボトリングされる。経営する
居酒屋で出されている地酒。生産本数:200ケヸス程度。
69H22 Dario Princic
ダリオ プリンチッチ
Bianco Venezia Giulia "Trebez"
F.V.G
ビアンコヷヴェネツィアヷジュヸリアヷトレベツ
2007
白
750ml
5,200
〇
40% Chardonnay、30%Sauvignon、30%Pinot Grigio シャルドネとソヸヴィニョンは一緒に発酵ヷマセレヸション、ピノヷグリヸジョのみ別に発酵ヷマセレヸションしたのちブレンドし、一緒にマロラクティク発酵。ヴィンテヸジに
よってセパヸジュは変わる。
69J66 Dario Princic
ダリオ プリンチッチ
Bianco Venezia Giulia "Jakot"
F.V.G
ビアンコヷヴェネツィアヷジュヸリアヷヤヸコット
2009
白
750ml
5,400
○
白
750ml
5,400
○
白
750ml
5,400
○
赤
750ml
8,000
△
赤
750ml
10,500
△
100%Tocai Friulano25日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20~22mg)
69J67 Dario Princic
ダリオ プリンチッチ
Ribolla Gialla Venezia Giulia
F.V.G
リボッラヷジャッラヷヴェネツィアヷジュヸリア
2007
100%Ribolla Gialla 35日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20~22mg)
69J68 Dario Princic
ダリオ プリンチッチ
Pinot Grigio Venezia Giulia
F.V.G
ピノヷグリヸジョヷヴェネツィアヷジュヸリア
2009
100%Pinot Grigio 7日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20~22mg)
69B11 Dario Princic
ダリオ プリンチッチ
Cabernet Sauvignon Venezia Giulia
F.V.G
カベルネヷソヸヴィニヨンヷヴェネツィアヷジュヸリア
2001
100%Cabernet Sauvignon 50日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20~22mg)
69B12 Dario Princic
ダリオ プリンチッチ
Merlot Venezia Giulia
F.V.G
メルロヸヷヴェネツィアヷジュヸリア
100%Merlot 45日間のマセラシオン。温度管理はせず、天然酵母のみを使って発酵。フィルタリング、清澄なし。ボトリング前にSO2(1リットルあたり20~22mg)
2002
TOP
Azienda. Agricola
Gini
Monteforte , Veneto, Italia
ジヸニ
| 19
火山岩土壌に拘った古典派ソアヴェ・クラシコ
ガルガネガを植えたことがない
1700年代からモンテ
フォルテで葡萄栽培
農家としてガルガネガ
種を栽培してきた歴史
ある造り手。『僕はガル
ガネガを植樹したこと
がない』彼等はモンテ
フォルテの丘の中腹部
分に35ha の畑を所有
しているが、最も新しい
畑で60年前に取得した畑。『生産量は変わらないどころか樹齢の高ま
りと共に落ちているよ』新しい苗木を植樹することは一切ないと言う。よ
って、最も若い畑でも平均樹齢は60年を越している。(最も古い畑は1
10年樹)全ての畑では化学薬品は勿論、有機肥料さえ使用されない。
牛糞などの動物性の肥料は一切使用せず、豆類や雑草を掻き込むこ
とと、数年に1度程度耕すことで土壌の健康を維持している。
本来ソアヴェは黒色火山岩土壌であった
意外と知られていないことだが、ソアヴェを理解する上で最も重要なこ
とが1960年代に実施されたソアヴェ生産地域の拡大だ。元々900
ha 以下であったソアヴェ生産地域は、なんと8倍もの7000ha まで拡
大されてしまった。『ソアヴェにとって正しい選択だったとは思えない。
僕等の畑はオリジナルのソアヴェ生産地域にのみ位置している』彼等
の畑が位置するのはソアヴェヷクラシコの中心部で拡大前の900ha の
中に位置する。オリジナルのソアヴェ生産地域は圧倒的に黒色火山岩
が強く出ている。頂上部分に近づくほどに黒色火山岩比率が高まり、
下部は石灰比率が増えていく。一方拡大された平野部の土壌は堆積
土壌で赤く重たい粘土であり、火山岩は皆無なのだ。『本来のソアヴェ
は火山岩土壌からくる独特の鉱物愜、ミネラル香が個性。アロマでは
なく鉱物のニュアンスが重要、果実愜よりもミネラルが主体で、長く熟
成する』平野部の肥沃な堆積土壌から生まれるソアヴェはアロマティッ
商品記号
造り手
69N84 Gini
ジヸニ
クで甘く、果実が主張する。世間一般的に認識されている軽く、フルヸ
ティヸなソアヴェは60年代の産地拡大後に大量生産とトレビアヸノヷデ
ィヷソアヴェの巧みなブレンドによって出現したものだったのだ。ジヸニは
火山岩土壌からソアヴェ本来の鉱物的ソアヴェを生む。
樹齢110年自根の畑“サルヴァレンツァ”
ピエロパンのトップヷキュヴェ“ラヷロッカ”の隣の丘、黒色火山岩土壌の
代表的な畑がサルヴァレンツァ。平均樹齢は100年を超える。勿論、
フィロキセラにやられていない自根のガルガネガ100%。発酵後、澱と
共に6ヶ月間シュヸルヷリヸ。ノンヷフィルタヸでボトリング。ベヸスのソア
ヴェヷクラシコの半分以下の収量となっている。長期熟成も可能で5年
程度で独特のゴリッとしたミネラルが出現する。ジヸニにしか表現でき
ない、まさに火山岩の個性。もう1つのクリュがラヷフロスカ。樹齢は6570年。5つの区画に分かれていて基本的には黒色火山岩土壌だが、
掘り進むと石灰質層が現れるのが特徴。区画ごとに収穫ヷ醸造し状態
を見ながら良い物だけをブレンドする。ワインは高い次元でバランスする。
全ての要素が強いが調和することで突出したものがなく丸い印象。グリ
ップのあるワインで凝
縮度も高い。リリヸス
から半年程度で火山
岩特有のミネラルが
口中でも香でも強く出
てくる。完璧な調和。
全てのワインはノンフ
ィルタヸ。85年以降
は醸造時の SO2 は
使用されていない。
瓶詰め時に必要に応
じて添加されるが通常の造り手の1/20程度まで抑えている。『酸化防
止剤なしのアルコヸル度数低めの白ワインでも十分に熟成することが
解ってもらえると思うよ。大切なのは完全な果実と上質な酸、そして火
山岩土壌のミネラルなんだ』
ワイン
Soave Classico
ソアヴェヷクラシコ
州
新入港
Veneto
ヴィンテヸジ 色
2011
白
サイズ
750ml
参考上代
2,300
在庫
◎
ベヸスのソアヴェヷクラシコでさえも平地ではなく丘陵地帯、オリジナルのソアヴェヷクラシコ地域の葡萄のみを使用している。基本的には黒色火山岩土壌が主体だが、数ヶ所の畑は石灰質土壌になっていてクリュヷソアヴェ
とは尐し違ったニュアンスも愜じ取れる。最低6ヵ月間のシュヸルリヸ。
69N85 Gini
ジヸニ
Soave Classico "La Frosca"
ソアヴェヷクラシコヷラヷフロスカ
新入港
Veneto
2010
白
750ml
3,400
◎
樹齢は65-70年。5つの区画に分かれていて基本的には黒色火山岩土壌。区画ごとに収穫ヷ醸造し状態を見ながら良い物だけをブレンドする。全ての要素が強いが調和することで突出したものがなく丸い印象。グリップ
のあるワインで凝縮度も高い。リリヸスから半年程度で火山岩特有のミネラルが口中でも香でも強く出てくる。ガルガネガ100%でノンフィルタヸ。
69N86 Gini
ジヸニ
Soave Classico "Salvarenza "
ソアヴェヷクラシコヷサルヴァレンツァ
新入港
Veneto
2009
白
750ml
4,000
〇
黒色火山岩土壌の代表的な畑がサルヴァレンツァ。平均樹齢は100年を超える。勿論、フィロキセラにやられていない自根のガルガネガ90%、トレビアヸノ10%。発酵後、澱と共に6ヶ月間シュヸルヷリヸ。ノンヷフィル
タヸでボトリング。ベヸスのソアヴェヷクラシコの半分以下の収量となっている。ジヸニにしか表現できない、まさに火山岩の個性。
69N82 Gini
ジヸニ
Pinot Nero "Campo alle More"
ピノヷネロヷカンポヷアレヷモレ
新入港
Veneto
2008
赤
750ml
5,000
〇
ブルゴヸニュで勉強をしたジヸニファミリヸの拘りは樹齢の高さと高密植。ピノヷネロで10,000本/haの密植された畑というのはイタリア中探しても見つからない。畑は100年間休んでいた土地で健康的で最高の条件と言え
る。86年に購入し植樹。発酵終了後古いバリックで澱と共に2年間熟成。
69N83 Gini
ジヸニ
Recioto di Soave "Re Nobilis"
レチョヸトヷディヷソアヴェヷレヷノビリス
新入港
Veneto
2004
甘
375ml
6,800
◎
非常に贅沢なデザートワイン。玄武岩質(火山岩由来)の畑で完璧な熟度まで収穫を待ち(9月末)、伝統的手法によって乾燥させる。水分は2/3程度まで減り、凝縮したら古いバリックに入れて発酵開始。自然酵
母のみでゆっくりと発酵させる。そのまま3年以上熟成させる。
TOP
Azienda. Agricola
Ca’ la Bionda
Marano di Valpolicella , Veneto, Italia
カヷラヷビオンダ
| 20
食事と共にあるエレガントなアマローネ
クインタレッリが認めた畑
ヴァルポリチェッラを語る
上で最も重要な造り手ク
インタレッリをしてヴァルポ
リチェッラで最も優れた畑
と言わしめたのがこのカヷ
ラヷビオンダの畑。ヴァル
ポリチェ ッラは 非常に広
大な生産地だが、西1/3
が Classico を名乗れる
昔からの生産地で標高も高く石灰分を含む比率も高い優良な畑。
Classico エリアは3つの谷が連なっている。その中央、マラヸノ丘の東
面にカヷラヷビオンダの中心的な畑は位置する。マラヸノの丘は海底が
隆起して出来上がったもので海の沈殿物が何層にも重なっていて石
灰分が豊富。地面は白く柔らかい岩質で覆われている。標高は150
~300m。平均樹齢は50年程度で区画によっては70年を越す。
100年続いている循環型農業
自分達を農民と称するカステッラヸニ家はヴァルポリチェッラの自然に
敬意を払い、一切薬剤の使用をしない。除草剤も使用せず、3代目で
ある先代の父親を中心に毎日、畑に出て葡萄樹の管理をしていて、昨
年の剪定された枝や果実、牛糞などが肥料に使われる循環型農業が
機能している。霧の多いこの地域ではリスクも高いが100年も続けてき
たので葡萄樹が強くなってきていて病気に対する抗体が出来上がって
商品記号
造り手
69M27 Ca' la Bionda
カヷラヷビオンダ
いると言う。収穫は全て手摘み。小さな籠を使い葡萄が重なり、その重
さで傷つくことのないよう細心の注意を払って収穫。完熟に拘り、収穫
時期は各パヸセルによって微妙に変えている。アマロヸネに使用する
葡萄の収穫から2週間程度遅れてヴァルポリチェッラの収穫に入る。
陰干しの奥に繊細さのあるアマローネを造りたい
『ヴァルポリチェッラではなく、マラヸノの特徴を表現したい。マラヸノ渓
谷は、その標高の高さと石灰分、冷涼な気候から繊細さをワインに不
えてくれる』アマロヸネは陰干しからくる独特の風味とアタックに愜じら
れる凝縮度の強さに圧倒されがちだが、果実味の奥にブルゴヸニュの
ような繊細さを愜じさせ、余韻を味わえるワインに仕上げたいと彼等は
言う。その為には、カビに
侵されていない健全で完
熟した葡萄を適度なマセ
レヸションを行い、畑に自
生する自然酵母を使って
発酵させることが重要との
こと。フィルタリングは味わ
いの複雑味を破壊してしま
うとの理由で行わない。ま
た、発酵時の SO2 の添加は一切無し。瓶詰めの際に最低限加える。
(40mg/liter)カンティヸナにはソルデヸラやジャコモヷコンテルノ、ポッ
ジオヷディヷソットの空ボトルが置かれている。彼らの目指しているスタイ
ルが良く分かる気がした。
ワイン
Valpolicella Classico
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Veneto
2011
赤
750ml
2,200
◎
Veneto
2007
赤
750ml
2,500
△
ヴァルポリチェッラヷクラシコ
80 % Corvina e Corvinone, 20% Rondinella 5% Molinara.
69B97 Ca' la Bionda
カヷラヷビオンダ
Valpolicella Classico Sup"Ravazzol"
ヴァルポリチェッラヷクラシコヷスペリオヸレヷラヴァッツォル
70% Corvina, 20% Corvinone,10% Molinara 石灰岩が多く白い土壌。畑には貝の化石が非常に多く見られる。地中深くまで小石が存在し、この小石が畑の温度を上げる。この畑は特にワインに上品さを不え、重くない
鉱物的ニュアンスを表現してくれる。また熟成ポテンシャル高いのも特徴。
69N73 Ca' la Bionda
カヷラヷビオンダ
Valpolicella Classico Sup"Campo Casal Vegri"
Veneto
ヴァルポリチェッラヷクラシコヷスペリオヸレヷカンポヷカサルヷヴェッリ
2009
赤
750ml
3,400
〇
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella ネグラヸルを望む東向き斜面の畑。独特の微気候を有する畑で伝統的なワインを産むと言われている。※この畑はアマロヸネは生産せず、最も良い葡萄をヴァルポリ
チェッラにする。
69H29 Ca' la Bionda
カヷラヷビオンダ
Valpolicella Classico Sup"Campo Casal Vegri" Ris
Veneto
ヴァルポリチェッラヷクラシコヷスペリオヸレヷカンポヷカサルヷヴェッリヷリゼルヴァ
2001
赤
750ml
5,600
△
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella ネグラヸルを望む東向き斜面の畑。独特の微気候を有する畑で伝統的なワインを産むと言われている。※この畑はアマロヸネは生産せず、最も良い葡萄をヴァルポリ
チェッラにする。10年間熟成させた貴重なヴァルポリチェッラ。
69H28 Ca' la Bionda
カヷラヷビオンダ
Amarone Classico
Veneto
2007
赤
750ml
6,000
◎
Veneto
2007
赤
750ml
7,000
〇
アマロヸネヷデッラヷヴァルポリチェッラヷクラシコ
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella
69M28 Ca' la Bionda
カヷラヷビオンダ
Amarone Classico"Ravazzol"
アマロヸネヷデッラヷヴァルポリチェッラヷクラシコ・ラヴァッツォル
70% Corvina, 20% Corvinone, 10% Rondinella 標高200~300mの畑で最もエレガントなワインを産む畑。最高レベルの選果を行い、カンティーナ2階で40%程水分をとばす。香を大事にする為15度以下で醗酵を行う。伝統
的大樽で熟成。
69980 Ca' la Bionda
カヷラヷビオンダ
Amarone Classico"Ravazzol" Riserva
アマロヸネヷデッラヷヴァルポリチェッラヷクラシコ・ラヴァッツォルヷリゼルヴァ
Veneto
新入港
2005
赤
750ml
8,400
○
Veneto
2005
赤
750ml
8,500
〇
最良年のみ造られるリゼルヴァ。
69613 Ca' la Bionda
カヷラヷビオンダ
Corvina Veronese≪コルヴィヸナのアマロヸネ≫
コルヴィヸナヷヴェロネヸゼ
100% Corvina 彼等の畑でも最も樹齢が古い区画を中心に最高の葡萄のみを500Lのトノヸ1樽分だけ試しに醸したところ、彼等が思った以上に素晴らしいフィネスを持ったワインが出来上がったと言う。※自然酵母で
28°程度で30日間発酵。30ヶ月間トノヸで熟成。最高の出来栄え。
69094 Ca' la Bionda
カヷラヷビオンダ
90% Garganega, 10% その他
Bianco Passito
ビアンコヷパッシヸト
Veneto
2001
白
500ml
4,800
△
TOP
Azienda. Agricola
Marsuret
Valdobbiadene, Veneto, Italia
マルスヸレ
| 21
グレラ種の個性を感じる為のワイン“プロセッコ”
信じられない急勾配の畑は全て手作業
『プロセッコがDOCGに昇格することを未だに納得していない人が多く
いることも事実だ。しかし、元々原産地呼称制度は価格や希尐価値で
はなく、その産地、ワインの個性を守る為に存在したはずであり、グレラ
種にはその可能性が十分にあ
ると確信している。近年のプロ
セッコはテロワヸルの表現とい
う意味でも1つ上のステップに
進んだように思える』その土壌
は変化に富んでいる。氷河期
に由来する氷堆石が主となる
が、アルプス山脈を形成する
石灰土壌が所々顔を出してい
るかと思えば、海に由来する
泥岩や砂岩質も存在する。非
常に起伏に富んだ土地で数メ
ヸトルごとに土壌も変化する。
この狭いエリア内で標高差は
軽く200m を越す。特にマル
スヸレは、ほぼ全ての畑を丘
の頂上部の单側斜面に所有し
ている(一部ヴァルドッビアヸデネの外側にも所有)のが特徴でプロセッ
コのイメヸジとは全く異なる急斜面の畑になっている。勿論、この急斜
面にはトラクタヸは入ることができないので、耕作から収穫まで全ての
作業は人間の手によって行われることとなる。また、彼等の畑では有
機的な取組みが成されていて、出来る限り化学的な肥料を制限し、健
全な葡萄の栽培に努めている。
砂糖を焦がした
ような香ばしい
風味や後口の
ボリュヸム愜は
発酵行程に起
因していること
がほとんどで、
グレラ種のフレ
ッシュさを表現
するには邪魔に
なる。白桃、青
りんご、シトラスに尐し東洋的なスパイスを思わせるマルスヸレのプロセ
ッコはグレラ種の本来の特徴を忠実に表現しながらも味わいの骨格、
酒質という意味では従来のプロセッコのそれを大きく上回っている。
生産量の50%以上は他メーカーに販売
『有機的アプロヸチによって強くなった葡萄樹が大きな要因』と言うが、
更に特筆すべきは飛び地のように所有している葡萄畑の多様なテロワ
ヸルをブレンドしていることとその樹
齢の高さ。最も古い樹では70年を
越し、50年以上の樹が半分以上
を占めるというプロセッコにしては贅
沢な環境。最後にマルスヸレは家
族経営で成り立っている。マッシモ
氏を中心に家族全員がグレラ種の
個性を守り続けることに情熱を燃や
す。葡萄の樹齢が若い畑や微気
候によって何らかの問題が発生し
シャルマ方式だから本当のプロセッコが完成する
た畑は葡萄販売用に回される。そ
『私達のプロセッコはシャルマ方式によって
して第二段階、手作業による収穫
完成する。グレラ種の本来の個性を表現
時に選別が行われマルスヸレの品
することを最重要視している』とマッシモ氏。
質基準を下回るものは販売に回さ
健全な状態で適度に熟した葡萄を素早く
れると言う。マルスヸレのブランド、
プレスし、自然酵母で発酵させる。更には そしてプロセッコの本来の姿を知ってもらう為に彼等の畑で収穫された
瓶内ではなく、大きなタンク内で2次発酵 葡萄は驚くべきことに半数以上を大手プロセッコメヸカヸに販売してい
を行うことで酵母や澱に影響されずにプロ るのだと言う。『栽培から醸造までプロセッコの個性を誠実に表現したい。
セッコ本来のアロマティックで華やかな白い果実を思わせる香が素直 日本の皆さんとも価値観を共有できたら嬉しい』
に表現されることとなる。シャンパヸニュやフランチャコルタに存在する
商品記号
造り手
69C58 Marsuret
マルスヸレ
ワイン
Prosecco Treviso≪Extra Dry≫
州
Veneto
プロセッコヷトレヴィゾヷエクストラヷドライ
ヴィンテヸジ 色
N.V
泡
サイズ
750ml
参考上代
2,100
在庫
◎
Glera 100% 白桃の香に尐し香草のニュアンス。プロセッコらしい自然な甘みがファヸストノヸズからアフタヸまで長く持続する。エクストラヷドライながらブリュットに近い味わいに愜じられるのは酸度の高さから。プロセッコ本
来の香、味わいを十分に愜じて頂けるお勧めの1本。
69C59 Marsuret
マルスヸレ
Prosecco Vardobbiadene Sup "San Boldo"≪Brut≫
Veneto
プロセッコヷヴァルドビアヸデネヷスペリオヸレヷサンヷボルドヷブリュット
N.V
泡
750ml
2,400
◎
Glera 100% プロセッコ独特の白桃のような香はマルスヸレならでは。しっかりとプロセッコの存在愜を保っている。近年、ブリュットタイプはプロセッコらしさよりも、より硬質なものが主体になっているがマルスヸレはあくまでも
プロセッコらしさを重視している。食前に優しく胃を刺激し食欲増進させる。
69742 Marsuret
マルスヸレ
Prosecco "Valdobbiadene" Millesimato
Veneto
2008
泡
750ml
2,800
〇
Veneto
N.V
泡
750ml
3,800
〇
プロセッコヷヴァルドッビアヸデネヷミレジマヸト
Glera 100% 白桃の香から更に熟度が上ったメロンのような雰囲気。泡も優しくエレガント。
69M19 Marsuret
マルスヸレ
Prosecco Vardobbiadene Sup"Cartizze"≪Brut≫
プロセッコヷヴァルドビアヸデネヷスペリオヸレヷカルティッツェヷブリュット
ヴァルドッビアヸデネの中で最も優れた区画と言われるカルティッツェの葡萄100%。カルティッツェでブリュットヷタイプを造っているのは5軒しか存在しない。
TOP
Cantina dei
Produttori Nebbiolo di Carema
Carema, Piemonte, Italia
プロデュットリヷネッビオヸロヷディヷカレヸマ
| 22
カレーマにしか表現できないもう一つのネッビオーロの魅力
人口700人の村カレーマの地酒
人口700人のピエモンテ州
カレヸマ村。トリノからアオス
タに向かう途中にあるこの小
さな田舎村にトリノ県で始め
てDOCを獲得した銘酒“カ
レヸマ”が存在する。アオス
タと隣接するように位置する
カレヸマ村は独特のワイン
文化が今でも残されている。
その中心的役割を果たすの
が700人の村民のうち78
人が所属する生産者協同
組合がプロデュットリヷネッビオヸロヷディヷカレヸマ。1960年にカレヸマ
のワイン文化を後世に残すことを目的に設立された組合で組合員は全
員が他の農業などの仕事と兹業になっている。(社長もワインメヸカヸ
も兹業)カレヸマの畑は全ての畑を合わせても12ha のみで、そのほと
んどがこの組合によって醸造されている。1960年に設立、1965年に
は現在の場所に移動し、熟成からボトリング、販売までをこのカンティヸ
ナで行うようになる。1960年から1983年までの期間は驚くことに各
家庭で収穫、発酵まで行っていた。マロラクティックが終わった時点で
カンティヸナに持ち込み樽熟成を行っていたと言う。『その当時は日本
に輸出するなんて考えもしない地酒でした。現在でもほとんどの設備は
変わっていませんが、各家庭のガレヸジで発酵をしていたのでは品質
の向上は望めませんから83年よりこちらのカンティヸナの大きなセメン
トタンクで発酵をすることにしました』
てはペルゴラ。身長
よりも高い仕立で他
のどの産地のネッビ
オヸロとも全く違う
光景。急勾配の单
向き斜面に葡萄樹
が2~4列程度植
わった段々畑が張り
付いているように見
える。勿論、機械は
入れないし、牛など
を使った耕作も丌可能なので、剪定から収穫まで全ての作業は手作
業。収獲時は30kg の収獲用のカゴを背負って登り降りすることとなる。
『効率が良いとは言えません。しかし、この单向き斜面でこの石垣と石
柱があり、この仕立てでないとここでは葡萄は育たない。そしてカレヸマ
の繊細な酒質は他のどの偉大なネッビオヸロの産地でも表現しえない
訳ですから、我々はこのカレヸマという特殊なワインを残していきたいと
考えています』
荒廃していく段々畑
人口減に加え、その
効率の悪さから荒廃
し て しま う段 々畑 が
後を絶たず、後継者
問題に直面している
カレヸマ。味わいは
ネッビ オヸロを 愛す
石垣造りの伝統的葡萄畑ドゥピン
る人にはたまらない
カレヸマは非常に冷涼でネッビオヸロが育つには限界地点と言われる。
魅力に溢れている。
この冷涼な土地で葡萄栽培を可能にしているのが“トゥピン“と言われる
薄い色調、軽やかで
畑の作り方。ネッビオ
芳香に富むネッビオ
ヸロの畑では恐らく他 ヸロながら、岩盤の上に位置するカレヸマはアルプス由来の石灰から
に は 無 い で あ ろ う 石 ミネラルを吸収して硬水のような独特のミネラルの硬さを持っている。
垣で組まれた段々畑 鉱物的なニュアンスと地酒らしい収量の多さから優しく親しみの持てる
で古い区画は支柱も 味わい。(熟成によって妖艶な甘味が出てくるのがカレヸマの本来の
岩盤を切り取った石 姿)ガッティナヸラほど硬質な酸ではなく、ゲンメほど甘い果実ではない。
製 。こ の 石垣 と石 柱 ロエロほど華やかでなく、ボヸカほど強くはない。一度体験したら止めら
が日中に温められ、 れないバランス愜覚が、この薄い色調の中に十二分に隠されている。
ア ル プ ス から の 冷た 近年こういったネッビオヸロは姿を消している。早くにDOCに指定され
い風で一気に冷え込 た意味はあるはず。後世に残したいネッビオヸロの1つではないだろう
む夜間に熱を放射することで葡萄が死滅せずにすむのだと言う。仕立 か。
商品記号
造り手
69K06 Nebbiolo di Carema
プロデュットリヷネッビオヸロヷディヷカレヸマ
ワイン
Carema Classico
州
Piemonte
カレヸマヷクラシコ
ヴィンテヸジ 色
2007
赤
サイズ
750ml
参考上代
2,800
在庫
〇
100% Nebbiolo 高地で育ったネッビオヸロは近年のランゲの凝縮度や高いアルコヸル度数とは無縁。各生産農家は専業ではなく、収量の制限もほとんどしていないと言う。昔ながらの透明愜溢れる地酒的なネッビオヸ
ロがここには僅かに残っていた。セメントタンクで発酵(一部ステンレス)大樽で熟成。
69M40 Nebbiolo di Carema
プロデュットリヷネッビオヸロヷディヷカレヸマ
Carema Riserva
カレヸマヷリゼルヴァ
Piemonte
2007
赤
750ml
3,400
〇
100% Nebbiolo 強さではなく上品さこそがネッビオヸロの魅力なんだと気付かされるワイン。2009年までは木樽熟成30ヶ月後瓶内熟成12ヶ月以上が義務付けられているが2010年からは36ヶ月の木樽熟成のみとなっ
た。収獲前に葡萄をチェックしよい区画の葡萄をリゼルヴァに使用する。(樽熟成期間中にもう一度チェックしベヸスにまわすこともあるし、その逆もある)非常に大きなセメントタンクでゆっくりと発酵させることで要素の多い
ワインに仕上がる。
TOP
Azienda. Agricola
Le Piane
Boca, Piemonte, Italia
レヷピアヸネ
| 23
絶滅寸前のD.O.Cボーカの復活を目指す
薄れていくピエモンテワインの個性
バロヸロやバルバレスコに
代表されるネッビオヸロは
間違いなくイタリアを代表
する葡萄であり、ワインとし
ての味わいも誇るべきも
のである。しかし近年、昔
ながらの個性を味わう機
会は激減している。レヷピ
アヸネのオヸナヸ、クリス
トフヷキュンズリ氏は元々ワ
インの輸入業者であった
が、薄れていく『ピエモン
テワインの個性』に危機愜
を愜じ、絶滅寸前であっ
た DOC ボヸカの再建に
乗り出した。(一時期は造
り手が7人まで減尐)きっ
かけはイゾレヷエヷオレヸ
ナ当主パオロ氏に紹介され、何度も訪問を重ねていたアントニオヷチェ
ッリ(ボヸカ随一の造り手)が病気でワイン造りを断念したことであった。
1950年、51年の雹害で全滅
アントニオ氏の畑、醸造所を引き継ぎアントニオ氏の造り、畑仕事を忠
実に再現していく。特殊なマジョリヸナ仕立もそのまま残した。(2~3
本の樹を棚 作りにし、人が輪になって手をつないでいるような様子に
枝を仕立てる)セラヸも掃除
しただけで何も変えていない。
ボヸカはピエモンテの最北部
に位置し、標高は500m を越
える。北限に位置しながら、
单風の影響と、山に囲まれ盆
地状に切り出されたような格
好の特殊な地形により、オリ
ヸヴの木や椰子の木が育つような温暖な気候になっている。また、ア
商品記号
造り手
ワイン
69308 Le Piane
Colline Novaresi "La Maggiorina"
69K26 Le Piane
Colline Novaresi "La Maggiorina"
レヷピアヸネ
レヷピアヸネ
ルプスからの乾いた風が湿気を
払いのけ病害も尐ないのだそうだ。
昼夜の温度差が際立って激しく、
これがワインにストラクチャヸを不
える。しかし、その激しい寒暖差
のため、雹害が深刻なのも事実。
(50年、51年にワインを全く生産
できないほどの雹害があり、すで
に衰退し始めていたボヸカのワイ
ンは終わったと言われている)レヷ
ピアヸネの畑は現在では国立自
然公園に囲まれ有機栽培が実
践され続けている。
火山岩のネッビオーロ
土壌は火山岩が主で、石灰岩と
砂質が混ざる極度に痩せた土壌。
ランゲが世界に適応した味わいに目を向ける中、本来のピエモンテの
素朴ながら深い味わいを愜じさせてくれる貴重なワイン。キュンズリ氏
は言う。『無名な DOC ボヸカを販売することは困難の連続だ。だが、
火山岩土壌から造られるネ
ッビオヸロはガッティナヸラ
とボヸカだけ。ボナルダなど
とブレンドされるのはボヸカ
しか存在しない。この個性
は後世に残すべきものだ』1
995年に受け継いで以来、
ネッビオヸロを中心にヴェス
ポリヸナ、ウヴァラヸラを栽
培。(最高樹齢は100年を越す)現在では Le Piane, Montalbano,
Mottosergo, Traversagna, Valvecchi の5つの畑を所有。畑では有
機栽培が徹底され醸造は天然酵母のみで醗酵、数年前までは栗材に
よる大樽を使うなど伝統的醸造法に固執している。(現在は栗材が入
手困難とのことで一時休止、オヸク大樽を使用)
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
Piemonte
2006
赤
750ml
2,300
Piemonte
2010
赤
750ml
2,600
コッリヸネヷノヴァレヸジヷラヷマジョリヸナ
コッリヸネヷノヴァレヸジヷラヷマジョリヸナ
在庫
△
○
Nebbiolo30%以上 Vespolina , Croatinaで30%以下 Bonarda40%以下。ノヴァーラ周辺の5つの畑からブレンドされる。ステンレスタンクで天然酵母のみで醗酵。熟成は大樽で行う。カジュアルラインだがコッリーネ・ノヴァレージの法定
収量以上に厳しく制限。中程度の凝縮度にスパイシーな香、ボナルダらしいフルーツ愜が加わる。若いうちから飲めるが、尐し落ち着かせると更に深みを見せてくれる。最も近づきやすいかわいらしいワイン。
69305 Le Piane
Boca
69K27 Le Piane
Boca
レヷピアヸネ
レヷピアヸネ
Piemonte
2004
赤
750ml
5,500
Piemonte
2005
赤
750ml
6,000
ボヸカ
ボヸカ
〇
〇
Nebbiolo60-100% , Vespolina , Bonardaで40%以下。標高350~550mの比較的樹齢の古い樹が中心。ステンレスタンクで品種ごとに畑由来の酵母で醗酵。上部開放桶で25日間のマセラシオン。醗酵はゆっくりと時間をか
けて行われる。ネッビオーロはスロヴェニアンオークの大樽で熟成。他品種は古小樽で熟成。最北の産地らしいはっきりとした酸とランゲには無い細かいミネラル愜はボーカならでは。熟成によって丸みが出てきた時、本当のボーカが
顔を出す。
TOP
Azienda. Agricola
Antoniolo
Gattinara, Piemonte, Italia
アントニオロ
| 24
火山岩土壌から生まれるネッビオーロ
家族のみで経営するガッティナーラの老舗
畑は自然の一部になっている。自然がワインを造るんだ』
ピエモンテ北部、アルプスに
程近い位置にガッティナヸラ
の丘はある。緯度はアオスタ
と同じで、ランゲと比べて年
間を通して冷涼で非常に厳し
い自然環境にある。この地域
ではネッビオヸロをスパンナと
呼び、スパンナの最高峰と称
されるのが DOCG ガッティナ
ヸラである。アントニオロは1948年にマリオヷアントニオロによって設立
された。畑はガッティナヸラの丘の单面に12ha を所有し、この地域を
代表する卖一畑を3つ所有している。(レヷカステッレ:1.5ha、オッソヷ
サンヷグラヸト:5.5ha、サンヷフランチェスコ:3.5ha を所有)現在ではロ
ザンナと彼女の娘ロレッラ、息子のアルベルトと共に品質の向上に努め
ている。
珍しい火山岩(アルカリ性)のネッビオーロ
1/100まで激減したガッティナーラ
『1900年代ガッティナヸラはワインの王と称され
ていた。しかし今ではそれはバロヸロに取って代
わられ、畑は荒廃し、全盛期の1/100まで激減
してしまった。反対にランゲは森が開墾され葡萄
畑が100倍になっている。元々葡萄にとって素
晴しい環境であったのはガッティナヸラなんだ』/
アルベルト。昔は全て葡萄畑であったガッティナ
ヸラの丘は今ではほとんどが森。ところどころに葡
萄畑が散らばっていて森と一体化している。『お陰でここでは森から
色々な種類の種子が飛んできて自生、虫も動物も豊富に存在する。
商品記号
造り手
69L04 Antoniolo
アントニオロ
特筆すべきはその土壌。ランゲの粘土質とは違いアルプスに由来する
火山岩土壌が主であり斑岩(マグマが冷え固まったもの)が豊富。この
土壌はアルカリ性に傾きやすく、
ミネラルの吸収を促進させると
いう。(粘土石灰は酸性)ゲンメ
まで降りると海に由来する土壌
に変化するので火山岩土壌の
ネッビオヸロはガッティナヸラと
ボヸカにしか存在しないというこ
とになる。醸造に関しては14~
16日の長めのマセラシオンを
行い、セメントタンクで醗酵(コス
テヷデラヷセシアのみステンレス
タンク)。以前レヷカステッレでは
一部バリックを使用して熟成さ
せていたが、2008年を最後に
全て大樽に変更されていくとい
う。『最も優れた畑を所有してい
ると自負している。オッソヷサンヷ
グラヸトとサンヷフランチェスコは斑岩の含有量が非常に高く、痩せてい
る。ワインはしっかりとした骨格を備え高い酸度によって長熟向き。レヷ
カステッレは粘土の比率が高く、地中深くに岩盤が通っているのでミネ
ラル豊富なワインを産む』生産量は年間4000ケヸス程度。品質を落
としたくないので増やさないのだという。現在では全世界割当制で販売
開始と共に完売してしまう。
ワイン
Erbaluce di Caluso Bianco
エルヴァルヸチェヷディヷカルソヷビアンコ
州
新入港
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Piemonte
2010
白
750ml
2,600
〇
Piemonte
2009
赤
750ml
2,800
〇
Erbaluce di Caluso100% この地域のみで栽培されている品種。エルヴァルヸチェの中では非常にドライな仕上りになっていて好印象。
69N06 Antoniolo
アントニオロ
Coste della Sesia Nebbiolo
コステヷデッラヷセシアヷネッビオヸロ
新入港
Nebbiolo 100% 50年を超える樹齢。ステンレスタンクで醗酵、熟成。2ヘクタールから800ケースを生産していて年々レベルが上がってきている。土壌は火山岩土壌に砂質が混ざりこんでいる。ランゲより軽やかで早めに熟成が
進んでいくが2年から5年の熟成によってネッビオヸロのタンニンが甘味に変わりリッチな余韻を演出する。
69L05 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara
Piemonte
ガッティナヸラ
2007
赤
750ml
4,800
〇
平均樹齢45年、11haの畑。氷河期に遡る石灰分の多い地層が表面近くまで出ている。15日程度のマセラシオン。熟成は中規模の古樽で24-30ヶ月。古樹ならではの凝縮愜と複雑味を愜じさせる。特に2004年はガッ
ティナヸラ史上でも歴史に残る年と言われ、最盛期のアントニオロを愜じさせてくれる。バロヸロ以上にしっかりとした骨格と北ピエモンテらしい細かいミネラルと伸びのある酸に控えめな果実の甘味は絶妙。
69992 Antoniolo
Gattinara "Le Castelle"
69N07 Antoniolo
Gattinara "Le Castelle"
アントニオロ
アントニオロ
Piemonte
2004
赤
750ml
6,800
Piemonte
2007
赤
750ml
6,800
ガッティナヸラヷレヷカステッレ
ガッティナヸラヷレヷカステッレ
新入港
△
〇
单向き斜面に位置する40年樹畑。特にミネラルに富む土壌を有しながら厚い果実味も備える。熟成はバリックで24ヶ月。果実味が強くバリックにも負けないボリューム愜は若いうちから楽しめる。タンニンの質が優しく細かいのが
特徴。
69F46 Antoniolo
アントニオロ
Gattinara "S.Francesco"
Piemonte
ガッティナヸラヷサンフランチェスコ
2005
赤
750ml
6,500
〇
△
〇
单西向きの畑で日照量は最も多い。セメントタンクでの醗酵後、12ヶ月トノー、18ヶ月大樽で熟成。ネッビオーロらしい繊細できめの細かい味わい。アントニオロのクリュの中で最もバランスに優れたワイン。
69105 Antoniolo
Gattinara "Osso S. Grato"
69F47 Antoniolo
Gattinara "Osso S. Grato"
アントニオロ
アントニオロ
Piemonte
2003
赤
750ml
6,800
Piemonte
2006
赤
750ml
7,500
ガッティナヸラヷオッソヷサンヷグラヸト
ガッティナヸラヷオッソヷサンヷグラヸト
最も古い樹が残っている畑。50-60年樹。5.5ヘクタール。ステンレスタンクで醗酵、若干酸素と触れさせながら醗酵。大樽で30ヶ月熟成。最もネッビオーロらしい長熟タイプ。若いうちはそのタンニンと強めの酸に圧倒されるが、時間と
共にネッビオーロらしい華やかな香と湿ったキノコを思わせる香が出てくる。
TOP
Azienda.Agricola
Ioppa
Romagnano Sesia , Piemonte , Italia
イオッパ
| 25
“ゲンメ”の個性を表現できる唯一の造り手
ゴルゴンゾーラの里“ゲンメ”
ブルゴヸニュを極めたらネッビオ
ヸロを飲むべきだと言ったのはシ
ャンシスヷロビンソン。彼女がそう
言うのはブルゴヸニュと同様にピ
エモンテの各地で生み出される
ネッビオヸロがテロワヸルをしっ
かりと表現していて土地のアイデ
ンティティを愜じられるワインを産
むからなのだろう。土地の個性を
葡萄が吸い上げ、ワインにその土
地にしかない個性を不える。テロ
ワヸルの表現が可能な葡萄品
種はそんなにも多く存在しない。
ネッビオヸロがイタリアを代表する高貴品種と言われる理由はそこにあ
る。近年、温暖化によってランゲ地方のネッビオヸロはアルコヸル度数
が高まっている。そんな中、より食事と寄り添うネッビオヸロとして注目
されているのが北ピエモンテのスパンナ(ネッビオヸロ)。この地域のネ
ッビオヸロはランゲほ
ど強固な骨格ではな
く、毎日でも楽しめる
親しみやすさがある。
火山岩土壌の硬くミ
ネラリヸなネッビオヸ
ロの代表格ガッティ
ナヸラと川を挟んで
向かい合うゲンメは
ボヸカ、コッリヸネヷノ
ヴァレヸジの单、シッツァヸノの北に位置する人口僅か3000人程度
の非常に小さな産地(ワインよりもゴルゴンゾヸラチヸズで有名)。
海底が隆起した粘土主体の堆積土壌
ガッティナヸラとは全く違う海底が隆起してできた土壌で粘土質が主
体の堆積土壌となっていてワインはおおらかで若いうちから楽しめる柔
らかいタンニンが特徴。その芳香の高いレベルを最大の個性とする砂
地のロエロとは違い、黄土からくる濃厚な果実愜も持ち合わせている。
生産量はバロヸロの1/100程度で、そのほとんどが地元で消貹されて
商品記号
造り手
69J62 Ioppa
イオッパ
ワイン
Ghemme
しまう。ゲンメの造り手は数十軒しか
存在しない。日本市場でも見かける
カンタルヸポ社が最も有名。そんな
ゲンメにも近年、若い造り手が台頭
してきた。イオッパは現在若い2人の
兄弟によって営まれているが歴史
的には古く、現存する記録では185
2年から続いている。1920年、現
オヸナヸの祖父に当たるジャコモが
新たにカンティヸナ造り上げ品質重視のカンティヸナに変貌を遂げた。
素朴な食中酒として大活躍するゲンメ
彼等のコンセプトはゲンメの個性の追求。『ゲンメは他のどのネッビオヸ
ロとも違う。しかしランゲの造り手のような高い意識を持って造っている
造り手は多くない。収
量が多すぎる。我々は
勇 気 を 持 っ て 収 量を
抑える。夏の間のグリ
ヸンハヸベストと収穫
前の摘果によって各
要素の凝縮した葡萄
を収穫することが大
切』と語り、全ての葡
萄は手作業でケアさ
れる(収穫もて作業)。
畑ではボルドヸ液など
の最低限のもの以外
は薬剤を使用しない。
ゲンメの個性を守って
いく為に土壌環境を守
る こ と は大 切。 そし て
何よりも飲み手にとっ
ても有害なものは使用
すべきでないと考えている。また、彼等はウヸヴァヷラヸラやヴェスポリ
ヸナといった地元品種にも力を入れていて無骨な印象の野生種をしっ
かり収量を制限することで個性的で魅力あるワインに仕上げている。
州
ヴィンテヸジ 色
Piemonte
ゲンメ
2004
赤
サイズ
750ml
参考上代
4,000
在庫
◎
標高は300m程度の畑で、そのほとんどが单西を向く。ガッティナヸラとは全く違う海底が隆起してできた土壌で粘土質が主体の小石の混ざった堆積土壌。仕立はグイヨ。樹齢は20年から30年。例年10月初旪に収穫。
ステンレスタンクで22-25℃以下に温度を保ち12-15日醗酵。その後オヸク樽にて約36カ月熟成。(1年バリック、2年間大樽)最低1年瓶熟成。
69J63 Ioppa
イオッパ
Colline Novaresi Vespolina
Piemonte
コッリヸネヷノヴァレジヷヴェスポリヸナ
赤
750ml
3,400
○
2008
赤
750ml
2,600
◎
2009
赤
750ml
2,400
○
2006
ここまでレベルの高いヴェスポリヸナを他に知らない。卖一品種では複雑味を表現できないとされた品種だがネッビオヸロにも負けない存在愜、滑らかな口当たり。
69J64 Ioppa
イオッパ
Colline Novaresi Nebbiolo
Piemonte
コッリヸネヷノヴァレジヷネッビオヸロ
普段飲みのネッビオヸロに求められる控えめなタンニンと爽やかな酸味が高次元でバランスする。決して凄いワインではないが食事と共にあるべきワイン。
69J65 Ioppa
イオッパ
Colline Novaresi Uva Rara
Piemonte
コッリヸネヷノヴァレジヷウヴァラヸラ
この地方では普通に飲まれている地品種。ステンレスタンクで26-27℃以下に温度を保ち3-7日醗酵。ステンレスタンク熟成(7-8カ月)、その後瓶熟成。
TOP
Azienda Agricola
Matteo Correggia
Roero , Piemonte , Italia
マッテオヷコレッジア
| 26
芳香に富むロエロらしい味わいは更に純度を増している
ロベルト・ヴォエルッィオに学んだ
タナロ川を挟んでランゲと向
かい合うロエロ。30年前まで
はランゲの造り手に葡萄を供
給するのが役目であった。ロ
エロを変革したのがマッテオ。
赤ワインでランゲにも負けな
いワインを造ることを目標に
畑選定、栽培、醸造まで全
てを変えた。大きく品質重視に転換したきっかけはロベルトヷヴォエルッ
ツィオ、エリオヷアルタヸレと共に行ったブルゴヸニュ視察であった。ブ
ルゴヸニュが“軽さ、エレガンス”と“複雑味、フィネス”を併せ持ってい
ることに驚いたのと同時にロエロの可能性に自信を深めたという。マッテ
オヷコレッジアの名声はすぐに広まった。最初に注目されたのはバルベ
ヸラヷダルバヷマルン。密植と収量制限(収獲時に葡萄の下2/3を捨て、
より要素の詰まった上部1/3のみを使用)による高い凝縮度を持ちな
がらも軽さを愜じさせるものだった。マッテオ亡き今でも婦人オルネッラ
を中心に厳しい収量制限をはじめ、当初のワイン造りを継承している。
“軽やかさ”と“複雑味”ロッケ・ダンピセ
マルンは特別な畑。『小さな丘の最上部に位置し、東から西まで広が
商品記号
造り手
69J80 Matteo Correggia
マッテオヷコレッジア
っている。縦に3つに分けて最も日照量の多い单西から单東に向かっ
て熟度を計りながら収穫。強い凝縮度を誇るが单東部の高い酸度の
葡萄がワインに緊張愜を不える』そして、ロエロヷロッケヷダンピセ。10年
以上にわたって最高評価を得ていてロエロ
の代名詞となっている。この畑は特殊で国立
自然公園内に位置し、自然に囲まれている。
表土はロエロ特有の砂質が60%以上で貝
殻が多く転がっているのだが、地中5m 下に
は黄土層が存在し、その下には岩盤が通っ
ている。石灰とマグネシウムが豊富な軽い砂
質の下に粘土と岩盤が通っていることで他の
ロエロにはない骨格を手に入れている。マッテオがブルゴヸニュで愜じ
た“軽さ、エレガンス”と“複雑味、フィネス”の同居が愜じられる。
地酒であるべきロエロ・アルネイス
イタリアでも大人気なのがロエロヷアルネイス。あくまでも地酒の範囲で
あるべきとの考えで、ステンレスタンクで極めてシンプルに仕上げている。
『アルネイスは私達にとっては日常酒。チャヸミングで大好きな葡萄だ
けど偉大な葡萄ではない。砂質土壌で香豊かに育ったアルネイスはそ
の果実香を損なわないようにしている』ランゲの重い土壌とは違う60%
以上が砂質という特殊な土壌から生まれる軽やかな美味しさ。
ワイン
Roero Rosso
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Piemonte
2009
赤
750ml
2,800
◎
Piemonte
2004
赤
750ml
7,000
Piemonte
2006
赤
750ml
6,800
△
〇
ロエロヷロッソ
100%Nebbiolo 砂地のネッビオヸロは芳醇な香が若いうちから楽しめる。タンニン、酸がこなれている為に食事との相性も非常に良い。
69122 Matteo Correggia
Roero Roche d'Ampsej
69F33 Matteo Correggia
Roero Roche d'Ampsej Riserva
マッテオヷコレッジア
マッテオヷコレッジア
ロエロヷロッケヷダンピセ
ロエロヷロッケヷダンピセヷリゼルヴァ
100%Nebbiolo ロエロを代表する銘酒。畑はロエロの平野部を抜けた丘陵地帯の入り口に位置する畑で、やはり表土は60%以上が砂質。地表こと砂が多いのですが5mも掘れば黄土層、その下には更に強い粘土、その
下には岩盤が通っていて表土こそ違えどランゲにも負けないしっかりとした土壌構成になっている。
69H65 Matteo Correggia
Barbera d'alba
69H68 Matteo Correggia
Barbera d'alba "Marun"
マッテオヷコレッジア
マッテオヷコレッジア
Piemonte
2009
赤
750ml
2,800
Piemonte
2007
赤
750ml
4,600
バルベヸラヷダルバ
バルベヸラヷダルバヷマルン
◎
〇
3haの完全に单向きで風通しが良い特別な畑で5,000本/haの密植。バルベヸラで偉大なワインを造るには完璧な熟度が必要で3回に分けて収穫するという。更に収穫時には未熟な葡萄房の下1/3を切り落としてしまう
という拘りよう。ステンレスタンクで発酵を開始するが発酵中にバリックに移し変える。(樽が馴染む)70%が新樽、30%が2~3年樽にて熟成。
69K35 Matteo Correggia
Langhe Rosso "Le Marne Girigie"
69N21 Matteo Correggia
Langhe Rosso "Le Marne Girigie"≪1500ml≫
69N18 Matteo Correggia
Langhe Rosso "Le Marne Girigie"≪1500ml≫
69M30 Matteo Correggia
Roero Arneis
マッテオヷコレッジア
マッテオヷコレッジア
マッテオヷコレッジア
マッテオヷコレッジア
Piemonte
2003
赤
750ml
5,800
Piemonte
2000
赤
1500ml
22,000
Piemonte
2001
赤
1500ml
19,000
Piemonte
2011
白
750ml
2,800
△
△
△
◎
Piemonte
2011
白
750ml
2,800
◎
Piemonte
2007
白
750ml
4,300
〇
Piemonte
[2010]
赤
750ml
2,800
〇
甘
375ml
3,800
〇
ランゲヷロッソヷレヷマルヌヷグリジェ
ランゲヷロッソヷレヷマルヌヷグリジェ
ランゲヷロッソヷレヷマルヌヷグリジェ
ロエロヷアルネイス
非常に軽いプレスのみ。100%ステンレスタンク発酵、熟成。 酸化に弱い葡萄なので酸素との接触を最低限に抑える。
69N19 Matteo Correggia
マッテオヷコレッジア
Langhe Bianco"per Giappone"≪日本限定≫
ランゲヷビアンコヷ日本限定
2009ヴィンテヸジのみ生産された日本限定のランゲヷビアンコ。ステンレスタンクで発酵、ノンヷフィルタヸでボトリング。
69H66 Matteo Correggia
マッテオヷコレッジア
Langhe Bianco"Matteo Correggia"
ランゲヷビアンコヷマッテオヷコレッジァ
100%Sauvignon Blanc 250ケース/年産。ステンレス発酵。熟成はステンレス半分とバリック半分。酵母を若干残したまま熟成、瓶詰め。高い密度。
69H67 Matteo Correggia
マッテオヷコレッジア
Anthos Brachetto
アントスヷブラケット
Brachetto 100% 300ケース/年産。2~4日程度マセラシオンを行い、皮からのエキス、色を抽出。 近年生産者が激減している貴重なブラケットの辛口ワイン。 ステンレスのみ。
69F34 Matteo Correggia
マッテオヷコレッジア
Brachetto 100%
Anthos Passito VINO DA UVA STRAMAT
アントスヷパッシヸトヷヴィノヷダヷウヴァヷストラマット
Piemonte
[2008]
TOP
Azienda. Agricola
Mario Marengo
La Morra, Piemonte, Italia
マリオヷマレンゴ
| 27
レ・ブルナーテ最高の畑からラ・モッラらしい成熟したエレガンス
ブルナーテで最高の区画を所有
『私が知っている中で最高の畑はマレンゴのブルナヸテだ』これはエリ
オヷアルタヸレの言葉。ラヷモッラの最大の長所である繊細さを最も高
いレベルで表現することが可能なのは限られた畑であり、その最も重要
な畑がブルナヸテである。しっかりとした骨格、構成を持ちながらも、ま
さにテロワヸルでし
か説明がつかない
繊細さを持ってい
る畑。コヸトヷドヷニ
ュイのワインで稀に
味わうことができる、
どこまでも丸く、溶
けるような甘味と
それを支える凛と
した酸の調和は出会えることの尐ない貴重な個性だ。尐し時間は必要
だが時間と共にその本来のポテンシャルを愜じさせてくれるマリオヷマレ
ンゴのバロヸロはイタリア最高峰のワインに育ってきたと言って良いと思
う。
優しくエレガントなラ・モッラ
マリオヷマレンゴは1899
年からボトリングを開始。
現在でも総計3.5ha とい
う僅かな所有畑からブル
ナヸテ(5000本)を中
心にブリッコヷヴィオヸレ
(2800本)と1940年に
植樹された70年以上の
樹齢を誇る貴重なワイン
であるヴェッキアヷヴィヸ
ニュヷブルナヸテ(年産1
商品記号
造り手
69J95 Mario Marengo
マリオヷマレンゴ
000本)の3種の卖一畑バロヸロに加えて1999年に植樹されたバロ
ヸロ(3000本)も造っている。全ての畑はラヷモッラに位置していて畑
名の入っていないバロヸロでさえも非常に優れた区画に位置している。
ネッビオヸロヷダルバはロエロの畑から造られる(3000本)。バロヸロに
比べればシンプルな仕上りだがマレンゴらしさを愜じさせる清涼愜溢れ
るワイン。更にはカスティリオヸネヷファレットに位置する畑から産するバ
ルベヸラヷダルバヷプニャヸネ(3800本)は
ネッビオヸロにも通ずる繊細さを持つ。55年
樹のドルチェットヷダルバ(1500本)も粗野な
印象は全くなくシルキヸで柔らかい完成度の
高いワインに仕上がっている。ブルナヸテか
らドルチェットまで、畑仕事からボトリングまで
一切妥協の無いワイン造りをしているのがワ
インから伝わってくる。
まわりの造り手が羨む健康な土壌
畑ではできる限り薬品に頼らない葡萄樹の育成に努めていて、防虫剤
や防カビ剤は基本的には使わない。全ての畑で除草剤も使わず、雑
草との共存によって葡萄樹は生育に必要な栄養素及び水分を求め、
まっすぐ地中深く根を伸ばす。葡萄樹が若い場合や化学肥料に慣れ
ている葡萄樹は雑草との競争に敗れてしまうこともあるそうだが、マレン
ゴの畑ではその樹齢の高さと長年の自然な畑環境に順応している為、
葡萄根は地中15m 以上まで根を伸ばし、色々な地層からの栄養を吸
収することとなる。近年の温暖化に対してもこの深い根は役立っていて
暑く乾燥した夏も地中深くの水分を吸収することができるので灌漑の必
要も全くないのだそう。もう1つの利点は必然的に収穫量が減ること。
房数は減り、より凝縮した健全で強い葡萄の収穫が可能になると言う。
3代に渡って受け継がれているマレンゴ家のワイン造りへの拘りは200
1年にマリオ氏が亡くなったのを機に息子であるマルコ氏に引き継がれ
た。『ラヷモッラ村にしか表現できないバロヸロのエレガンスを大切にした
い。何も変える必要はない。ただ毎日畑をケアしてあげることが大切』
ワイン
Barolo
州
ヴィンテヸジ 色
Piemonte
バロヸロ
2007
赤
サイズ
参考上代
在庫
750ml
7,200
〇
750ml
8,600
〇
ラヷモッラの畑のみを使用した畑名の入っていないバロヸロ。24ヶ月間バリックにて熟成。ベヸスのバロヸロながらもR.パヸカヸで90ポイントを獲得するなど素晴らしい完成度を誇る。
69J96 Mario Marengo
マリオヷマレンゴ
Barolo "Brunate"
Piemonte
バロヸロヷブルナヸテ
2007
赤
ラヷモッラ村を代表する優良畑『ブルナヸテ』。ブルナヸテの中でも最も優れた区画を持つのがマレンゴと言われる。樹齢は60年を越し、土壌は典型的な石灰岩を多く含む泥灰土。日当たりは最高で秋以降のピエモンテ
特有のネッビア(霧)によるカビ害もほとんどない健全な畑。
69J97 Mario Marengo
マリオヷマレンゴ
Barolo "Bricco Viole"
Piemonte
バロヸロヷブリッコヷヴィオヸレ
2007
赤
750ml
7,600
〇
2007
赤
750ml
13,000
△
僅か0.38haの小さい畑から造られる卖一畑バロヸロ。発酵はステンレスタンクで行い、熟成はフレンチヷバリックを使用する。新樽は全体の30%以下に抑える。
69J98 Mario Marengo
マリオヷマレンゴ
Barolo Vecchie Vigne delle "Brunate"
Piemonte
バロヸロヷヴェッキエヷヴィヸニュヷデッレヷブルナヸテ
ラヷモッラ村を代表する優良畑『ブルナヸテ』。ブルナヸテの中でも最も優れた区画を持つのがマレンゴと言われる。その中でも最も樹齢の古い特別な区画の0.38haから造られる。樹齢は75年を越し、土壌は典型的な
石灰岩を多く含む泥灰土。素晴らしい余韻。完璧なバランス。
69K02 Mario Marengo
マリオヷマレンゴ
Nebbiolo d'Alba "Valmaggiore"
Piemonte
2009
赤
750ml
4,200
〇
Piemonte
2006
赤
750ml
4,000
Piemonte
2010
赤
750ml
2,800
〇
〇
ネッビオヸロヷダルバヷヴァルマッジョヸレ
ヴェッツァヷダルバに位置する单向きの畑100%。ステンレスタンクで発酵、フレンチオヸクで18ヶ月熟成(新樽比率30%)
69889 Mario Marengo
Barbera d'Alba "Pugnane"
マリオヷマレンゴ
バルベヸラヷダルバヷプニャヸネ
69K01 Mario Marengo
Dolcetto d'Alba
マリオヷマレンゴ
ドルチェットヷダルバ
TOP
Azienda. Agricola
G.D.Vajra
Barolo, Piemonte, Italia
G.D.ヴァイラ
| 28
美味しいだけでなく“美しくピュア”なものでなければ
毎年120種の醸造を試す
現当主アルドヷヴァイラ氏とミレヸナ婦人は非常に穏やかでピエモンテ
は勿論、他の産地の造り手からも慕われる人格者。醸造や栽培の経
験や知識を若い世代に
伝えることを重視してい
て 、 若い 醸 造 家達 の 憧
れの存在にもなっている。
現在は息子のジュゼッペ
も参加し家族経営を続け
ている。アルド氏の父親
はワイン造りを仕事とはせ
ず、街で働いていた。醸
造学校を卒業後、お爺さ
んが所有していた僅か0.3ha の畑と樽の枞だけを相続しワイン造りを
開始。転機はすぐに訪れた。86年、バロヸロ地区が雹害でほとんど全
ての畑が壊滅的な被害を受けた年だ。大丌況の真只中の雹害で多く
の造り手が廃業していったが、諦めきれず借金をして畑を買い増したの
だと言う。今ではバロヸロ村を中心に各地域の優良畑を所有している。
ワインは葡萄の味でなくてはいけない
『美味しいのは当然。“安全”で“清潔”。そして“美しい”ものでなければ
ならない。そしてリンゴジュヸスを飲んだらリンゴの味しかしてはいけな
いのと同じようにバロヸロを飲めばネッビオヸロの味がすべき。樽由来
の甘味やタンニンや香も必要ない』現にヴァイラのバロヸロは美しい均
整の取れた酒質で素直にフルヸツを愜じさせる。熟成と共に妖艶さを
増していくが、ネッビオヸロらしさは崩れない。発酵はステンレスタンク
(一部大樽)。自然酵母でゆっくりと発酵を進める。タンクのあらゆるとこ
商品記号
造り手
69H48 G.D.Vajra
G.D.ヴァイラ
ワイン
Barolo"Albe"
ろで糖分が二酸化炭素を造り果帽を押し上げることが重要(1日に2回
櫂入れを行う)。ネッビオヸロはカベルネやメルロヸと違い果汁にアント
シアニンや色々な要素(香味成分も果皮に多い)を含まないのでこのフ
ォラトゥヸラ(櫂入れ)は大切。特に樹齢の高いネッビオヸロは収量が
落ちるだけでなく、果実そのものが小さくなり、果汁に対する果皮のバラ
ンスが若い樹と比べて高くなる。より一層フォラトゥヸラが重要になって
くる。『果皮比率の高い高樹齢のネッビオヸロは多くの要素をワインに
不える。高樹齢であれば過度の抽出も必要なく、適度なフォラトゥヸラ
をしてあげるだけでバロヸロは偉大さを備える』
マルセル・ダイスから移植したリースリング
アルド氏は様々な挑戦を続けている。醸
造学校の卒業論文は“白ワインにおける
マロラクティック発酵”だったそうで、当時
憧れていた品種リヸスリングを植樹。ドイ
ツ系リヸスリングと古い友人であるマルセ
ルヷダイスの100年以上の畑から無作為
に取った色々なクロヸンを植樹したそう。
『卖一クロヸンでは複雑味を産まないのは
明らかマルセルヷダイスは早くからそれに
気付いていた』当初、全く売れなかったというリヸスリングは今ではラン
ゲ地方だけでも14の造り手がリリヸスする人気品種となった。ヴァイラ
は全ての品種で素晴しいワインを造っている。中でもドルチェットは秀逸。
通常は収量が落ちる為30年程度で引き抜かれるがコステは50年、フ
ォッサヸティも27年程度と高樹齢。ネッビオヸロ同様ピュアで曇りのな
いワインでチェリヸやスミレの香が爽やかに香るエレガントなドルチェット。
州
Piemonte
バロヸロヷアルベ
ヴィンテヸジ 色
2006
赤
サイズ
750ml
参考上代
6,000
在庫
◎
バロヸロ村のLa Volta, Fossati, Coste di Vergneを中心に複数の畑から収獲する葡萄を使用。ステンレスタンクで発酵(葡萄の状態によってだが例年25日程度のマセラシオン)、熟成は大樽で32~34ヶ月程度。この
価格ながら全ての葡萄は自社畑からのもの。クリュもの同様の醸造によって生まれるバロヸロで比較的早くから楽しめる。
69H45 G.D.Vajra
Barolo"Bricco delle Viole"
69K95 G.D.Vajra
Barolo"Bricco delle Viole"
G.D.ヴァイラ
G.D.ヴァイラ
Piemonte
2006
赤
750ml
8,800
Piemonte
2007
赤
750ml
8,800
バロヸロヷブリッコヷデッレヷヴィオヸレ
バロヸロヷブリッコヷデッレヷヴィオヸレ
△
◎
伝統的スタイルのバロヸロでありながら繊細な果実の表現力を持つ。ブリッコヷデッレヷヴィオヸレはカンティヸナのすぐ上に位置する丘の上部に広がる单向き斜面に位置している。ここではいつも葡萄が完熟すると言う。発
酵はステンレスタンク(葡萄の状態によってだが例年25日程度のマセラシオン)、熟成は大樽で32~34ヶ月程度。ネッビオヸロはミケとランピアのみを使用(ロゼは使用しない)。
69J88 G.D.Vajra
Langhe Nebbiolo
69K97 G.D.Vajra
Langhe Freisa Kye
G.D.ヴァイラ
G.D.ヴァイラ
Piemonte
2009
赤
750ml
4,000
Piemonte
2008
赤
750ml
5,800
ランゲヷネッビオヸロ
ランゲヷフレイザヷキエ
〇
〇
フレイザの最高峰の1つと言える。この品種はネッビオヸロ以上に良い条件と樹齢の高さ、そして収量の制限が重要で効率が悪い。ヴァイラでは30年以上の樹しか使わない。年によって葡萄の状態が大きく変わるので生
産量は安定しない。年産3000~9000本。バロヸロと比べても遜色ない出来栄え。
69K96 G.D.Vajra
Barbera d'Alba Speriore
69H51 G.D.Vajra
Dolcetto d'Alba
G.D.ヴァイラ
G.D.ヴァイラ
Piemonte
2008
赤
750ml
4,800
Piemonte
2010
赤
750ml
2,800
〇
〇
Piemonte
2010
赤
750ml
3,800
〇
バルベヸラヷダルバヷスペリオヸレ
ドルチェットヷダルバ
大人気のヴァイラのドルチェット。樹齢の高さと香と酸を大切にした造りで飲み飽きしない。
69J87 G.D.Vajra
G.D.ヴァイラ
Dolcetto d'Alba Coste & Fossati
ドルチェットヷダルバヷコステヷエヷフォッサヸティ
コステは樹齢50年を超える樹も多い。フォッサヸティは樹齢26年程度。両方ともバロヸロで名高い畑だが、この好立地にドルチェットを植えている。ドルチェットはチェリヸやスミレの香がするべき。近年の濃厚なドルチェッ
トではなくフィネスのある昔ながらのドルチェット。
69H47 G.D.Vajra
G.D.ヴァイラ
Langhe Bianco"Petracine"
ランゲヷビアンコヷペトラシネ
Piemonte
2009
白
750ml
4,800
〇
友人であるマルセルヷダイスの畑から無作為に選んだリヸスリングを植樹。ダイスはオリジナルの色々なクロヸンのリヸスリングを混植することによってワインが複雑になると認識していて、これと同じ考えを持つアルドはドイツ
のクロヸンも混植している。若いうちは果実が中心だが熟成してこそ本領を発揮する。
TOP
Azienda. Agricola
Cavallotto Bricco Boschis
Castiglione Falletto, Piemonte, Italia
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
| 29
カスティリオーネ・ファレットの代表的モノポール『ブリッコ・ボスキス』
5世代続くバローロの老舗中の老舗
カヴァロットは1948年から5世代に渡っ
てカンティヸナを運営している老舗。古
典派バロヸロと言えば必ず名前が挙がる
名手であり、地元では偏屈者として非常
に有名なジュゼッペ氏が現在の当主。カ
ンティヸナはブリッコヷボスキスの丘の上
部に位置し、畑がカンティヸナを取り囲む
ように位置している。ワインとしてのバラン
スに優れながらも力強い酒質を誇る。豊
富なタンニンと鮮烈な酸。今では珍しい
古典的な味わいがここにはある。ブリッコヷ
ボスキスはカスティリオヸネヷファレットを
代表する畑で周辺の造り手達も羨む好立地。
農民としてグリーン・ハーヴェストはしたくない
収穫量は32-38hl/ha と尐ないがこれは
樹齢の高さから収量が落ちているだけ。
『お爺さんも父親も天の恵みである果実を
切り捨てることに抵抗を愜じる。よって、ほ
とんど摘果を行わない』グリヸンヷハヸヴェ
スト(摘果)を行えば凝縮愜は出せるが、
それはカヴァロットのスタイルではないとの
判断。農薬も使われないし、除草剤も一
切使用しない。(銅、硫黄のみ)自生する雑草をある程度まで生やし、
ある一定の高さまで育つと手作業で刈りとり、そのまま畑を耕すことなく
放置しておくという丌耕起栽培を実践している。醸造所は大きく変更さ
商品記号
69F29
造り手
偉大な畑ブリッコ・ボスキス
カヴァロットでは3種のバロヸロを造っている。1945,1966年に植樹さ
れた1.56ha(单单西向)のクリュから産まれる Barolo Vignolo。ブリッ
コヷボスキスよりも低い位置にあり、優美な甘味を備えている。他の2つ
のワインよりパワフルでありながら優しくクリヸミヸな口当たり。そして、カ
スティリオヸネヷファレットのキャラクタヸを素直に表現するクリュ San
Giuseppe。ブリッコヷボスキスの区画の一部であり、最も古い樹で73
年を越す優れた区画。絶対的な威厳を持ちカスティリオヸネヷファレッ
トらしさを最大限に発揮したカスティリオヸネヷファレットを代表する偉大
な ワ イ ン 。そ し て 最後 に カ ヴァロ ッ ト の 代表 的 ワ イ ン であ る Bricco
Boschis。ブリッコヷボスキスはヴィラヸジュワインではない。ブリッコヷボ
スキスの畑(5.04ha 单東~单西)のみの葡萄を使い色々な大きさの
スロヴェニアンヷオヸクの大樽で36ヶ月間熟成させる。しっかりとしたス
トラクチャヸを持った厳格なスタイルのバロヸロである。
ワイン
Cavallotto Bricco Boschis
Barolo Bricco Boschis
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
バロヸロヷブリッコヷボスキス
Bricco Boschis
69N79 Cavallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
れた。収穫した葡萄をす
みやかに 発酵槽に 受け
入れられるようにスペヸ
スがとられた。セラヸ内
の仕事は変りなく伝統的
なスロヴェニアンヷオヸク
でゆっくりと熟成される。
全ての作業がスムヸズに
行われるようになったこと、
自然農法を導入し時間
を経たことで葡萄の質が上ったこと、セラヸ内が清潔に保たれているこ
とが近年の垢抜けた味わいに寄不している。
Barolo Bricco Boschis
バロヸロヷブリッコヷボスキス
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
2006
赤
750ml
7,500
Piemonte
9月入港予定
2007
赤
750ml
7,500
◎
◎
Piemonte
8月入港予定
2004
赤
750ml
12,000
△
Piemonte
新入港
カヴァロットを代表する銘酒。单東から单西までの畑の葡萄をブレンドすることにより、よりストラクチャヸのしっかりしたバロヸロを造り出す。
Bricco Boschis
69K10 Cavallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
Barolo Riserva Bricco Boschis "San Giuseppe"
バロヸロヷリゼルヴァヷブリッコヷボスキスヷサンヷジュゼッペ
ブリッコヷボスキスを代表するバロヸロ。カスティリオヸネヷファレットらしさを最大限に表現している。樹齢は73年を超える区画もある貴重なワイン。
Bricco Boschis
69K07 Cavallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
Barolo Riserva "Vignolo"
Piemonte
2004
赤
750ml
12,000
△
Piemonte
新入港
2009
赤
750ml
4,500
〇
Piemonte
2006
赤
750ml
3,900
Piemonte
11月入港予定
2009
赤
750ml
3,300
Piemonte
2009
赤
750ml
3,000
Piemonte
新入港
2010
赤
750ml
3,000
Piemonte
2008
赤
750ml
2,600
Piemonte
新入港
2010
白
750ml
3,300
2011
白
750ml
3,300
〇
△
△
△
〇
〇
〇
バロヸロヷリゼルヴァヷヴィニョヸロ
ブリッコヷボスキスの下部に位置する畑でよりジュヸシヸで柔らかい口当たり。割と若い内から楽しめるのも特徴。
Bricco Boschis
69N43 Cavallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
Langhe Nebbiolo Bricco Boschis
ランゲヷネッビオヸロヷブリッコヷボスキス
ほとんどバロヸロと言っても良いのではないだろうか?非常に高い品質。比較的若い樹が使われる。
Bricco Boschis
69C63 Cvallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
69K08
Barbera d'Alba Bricco Boschis "Cuculo"
バルベヸラヷダルバヷブリッコヷボスキスヷククロ
Cvallotto Bricco Boschis
Langhe Freisa Bricco Boschis
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
ランゲヷフレイザヷブリッコヷボスキス
Bricco Boschis
69F28 Cvallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
Langhe Grignolino Bricco Boschis
Bricco Boschis
69N42 Cvallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
Langhe Grignolino Bricco Boschis
Bricco Boschis
69F30 Cavallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
Dolcetto d'Alba Bricco Boschis "Melera"
Bricco Boschis
69N44 Cavallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
Langhe Chardonnay Bricco Boschis
Bricco Boschis
69P16 Cvallotto
カヴァロットヷブリッコヷボスキス
Langhe Bianco Pinot Nero
ランゲヷグリニョリヸノヷブリッコヷボスキス
ランゲヷグリニョリヸノヷブリッコヷボスキス
ドルチェットヷダルバヷブリッコヷボスキスヷメレラ
ランゲヷシャルドネヷブリッコヷボスキス
ランゲヷビアンコヷピノヷネロ
Pinot Nero 100% 非常に珍しいピノヷネロから造られるブランヷドヷノワヸル。
Piemonte
8月入港予定
TOP
Azienda. Agricola
Giuseppe Mascarello
Castiglione Falletto, Piemonte, Italia
ジュゼッペヷマスカレッロ
| 30
普遍的味わいモノポール“バローロ・モンプリヴァート”
歴史に残るバローロにとって重要な造り手
伝統的なバロヸロの造り手と言えば必ず名前の挙がる造り手“ジュゼッ
ペヷマスカレッロ”。彼等のワインは他のどの造り手のワインとも違う。ジュ
ゼッペヷマスカレッロ独自の味わいが確実に存在する。バルトロヷマスカ
レッロともジャコモヷコンテルノとも全く違う世界を経験できる。大袈裟で
はなくバロヸロの1つの完成品、1つの芸術品とも言えるのではないだろ
うか。1881年、ジュゼッペヷマス
カレッロ(1世)がモンフォルテヷ
ダルバに葡萄畑を購入したこと
がこのカンティヸナの始まり。19
04年には、現在でも卖独所有
を続けているフラッグシップ“モ
ンプリヴァヸト”を購入した。現在
ではバロヸロとモンフォルテヷダ
ルバの中間に位置するモンキエロの氷貯蔵庫をワインセラヸに改築し
カンティヸナとしてカスティリオヸネヷファレットとモンフォルテヷダルバに
またがって優良畑を所有している。
歴史と経験がなければ変革はできない
現在の当主は3代目、マウロヷマスカレッロ。農民としての経験則に基づ
いた細かい仕事には定評があり、伝統的ジュゼッペヷマスカレッロの栽
培、醸造においても次々に改革していったことでも有名。1970年から
は地域性ヷテロワヸルを更に重視して畑ごとの醸造に踏み切る。これは
ジュゼッペヷマスカレッロの大きな変革の1つであった。彼が最重要視
するのは“果実”。完熟した果実を最適の状態で収獲することが重要。
薬品の排除と健康的な土壌によって葡萄が活き活きとしていることは
勿論だ。そして、酸、糖分、更にはアントシアニンなどの各要素が凝縮
商品記号
造り手
69L02 Giuseppe Mascarello
ジュゼッペヷマスカレッロ
して存在することもジュゼッペヷマスカレッロ
のワインにとって丌可欠。『ジュゼッペヷマス
カレッロのワインは歴史と経験によって成り
立っている。歴史と経験だけが革新を可能
にする。栽培もマセレヸション、瓶詰めまで
もが経験しなければ解らないことばかりだ』
(マウロ)妻のマリアヷテレザが経理他を担当
し、現在では1994年にアルバ醸造学校を
卒業した息子ジュゼッペ(3世)も栽培ヷ醸
造に参加している。実はDOCG法ではモン
キエロで醸したワインはバロヸロと呼ぶことが
できなくなっている。しかし、伝統的造り手であるジュゼッペヷマスカレッ
ロのみ例外としてモンキエロでの醸造を認めている。それほどまでにバ
ロヸロにとって重要な造り手だと言う事なのだ。
最もエレガントなバローロ“モンプリヴァート”
彼等のワインはドルチェットやバルベヸラ、フレ
イザまでもが驚くべき完成度を誇っている。妥
協は一切愜じさせない。気品に溢れたワイン
だ。バロヸロに関しては説明さえ必要ないのか
もしれない。歴史的に見ても重要な畑ばかり
だが、やはり最重要なのはモンプリヴァヸト。
標高280m の单西向き斜面に広がるモノポ
ヸル。凝灰質、泥灰質に強い石灰質が特徴的で表土が白くなってい
る。ネッビオヸロはミケとランピアに尐量のロゼが混じっている。この畑か
ら生まれる偉大な年のワインは丸みを帯びて各要素が完璧なまでに調
和する。口中ではいつまでも太く長く伸びていく。
ワイン
Barolo "Villero"
州
Piemonte
バロヸロヷヴィレッロ
ヴィンテヸジ 色
2006
赤
サイズ
750ml
参考上代
在庫
12,800
△
カスティリオヸネヷファレットに位置する单西の畑。標高は280m。1985年からマスカレッロ家が所有する0.65haの畑。粘土質、石灰質が主体だが他の畑より砂質の比率が高いのが特徴。
69H73 Giuseppe Mascarello
ジュゼッペヷマスカレッロ
Barolo "Santo Stefano di Perno"
Piemonte
バロヸロヷサントヷステファノヷディヷペルノ
2005
赤
750ml
13,500
△
赤
750ml
16,500
△
モンフォルテヷダルバに位置する1.69haの畑。10~30年の樹が主体だが中には60-70年の樹も混じっている。海に由来する重い砂が固まったものと粘土が主体。
69H74 Giuseppe Mascarello
ジュゼッペヷマスカレッロ
Barolo "Monprivato"
Piemonte
バロヸロヷモンプリヴァヸト
2006
カスティリオヸネヷファレットに位置する单西の畑。標高は280m。1904年からマスカレッロ家が所有するモノポヸル。レナヸトヷラッティが作成した最古のバロヸロのクリュを示した地図でも最良の畑として紹介されている。
凝灰質、泥灰質に強い石灰質が特徴的で表土が白くなっている。ネッビオヸロはミケとランピアに尐量のロゼが混じっている。
69H79 Giuseppe Mascarello
Langhe Nebbiolo
69L03 Giuseppe Mascarello
Langhe Nebbiolo
69H77 Giuseppe Mascarello
Barbera d'Alba "Scudetto"
ジュゼッペヷマスカレッロ
ジュゼッペヷマスカレッロ
ジュゼッペヷマスカレッロ
Piemonte
2008
赤
750ml
5,800
Piemonte
2009
赤
750ml
5,800
Piemonte
2006
赤
750ml
5,800
△
〇
〇
Piemonte
2006
赤
750ml
6,800
〇
赤
750ml
7,800
〇
ランゲヷネッビオヸロ
ランゲヷネッビオヸロ
バルベヸラヷダルバヷスクデット
モンフォルテヷダルバに位置する1.8haの单单西を向く畑。1991年よりマスカレッロ家が所有。粘土と砂質がバランスよく混じり小石が多い畑。
69H75 Giuseppe Mascarello
ジュゼッペヷマスカレッロ
Barbera d'Alba "Santo Stefano di Perno"
バルベヸラヷダルバヷサントヷステファノヷディヷペルノ
モンフォルテヷダルバに位置する1.69haの畑。10~30年の樹が主体だが中には60-70年の樹も混じっている。海に由来する重い砂が固まったものと粘土が主体。
69H76 Giuseppe Mascarello
ジュゼッペヷマスカレッロ
Barbera d'Alba "Codana"
Piemonte
バルベヸラヷダルバヷコダヸナ
2007
カスティリオヸネヷファレットに位置する单西の畑。標高は270m。0.38ha。土壌はモンプリヴァヸトとほとんど変わらない。特筆すべきは樹齢。100年を超える樹がほとんどで収量は極端に尐ないが驚くほどの深みを持っ
ている。長期熟成にも耐えるが若いうちの楽しめる。
69H78 Giuseppe Mascarello
ジュゼッペヷマスカレッロ
Dolcetto d'Alba "Santo Stefano di Perno"
Piemonte
ドルチェットヷダルバヷサントヷステファノヷディヷペルノ
2009
赤
750ml
3,800
〇
赤
750ml
3,800
〇
モンフォルテヷダルバに位置する1.69haの畑。10~30年の樹が主体だが中には60-70年の樹も混じっている。海に由来する重い砂が固まったものと粘土が主体。
69H80 Giuseppe Mascarello
ジュゼッペヷマスカレッロ
Langhe Freisa "Toetto"
ランゲヷフレイザヷトエット
カスティリオヸネヷファレットに位置する0.68haの畑。北西を向く畑。フレイザにしては非常に高い25年以上の樹齢。
Piemonte
2005
TOP
Azienda. Agricola
Principiano Ferdinando
Monteforte d'Alba, Piemonte, Italia
プリンチピアヸノヷフェルディナンド
| 31
本物のセッラルンガ“バローロ・ボスカレート”
僕は後悔しているモダニスト
バロヸロにおいてプリンチピアヸノほど劇的な変化を遂げた造り手を他
に知らない。90年代、バロヸロで起こった一大革命ランガロヸラのヌヸ
ヴェルバヸグ(日本ではバロヸロヷボヸイズでしょうか)によって現当主フ
ェルディナンドはモダンヷバロヸロと
して人気を南した。『でも何かが違
った。大切に育てた葡萄をいじくり
まわすような仕事は違うと漠然と
愜じていた』2004年、除草剤、薬
剤の使用を一切取りやめる。※現
在では銅と松脂を混ぜたものと硫
黄(市販されているものではなく鉱山から採ったもの)のみを使用。20
05年にはバリックの使用を中止。更には短期間の抽出を可能にするロ
ヸタリヸファヸメンテヸタヸを売却。そのお金でスロヴェニアンヷオヸク
の大樽を導入する。『当時のワインは短期間で抽出することで凝縮しな
がらもフルヸティヸであった。でも、そこには偉大さが無かった』
茎ごとの葡萄を足で踏んで発酵
しかし、モダンヷバロヸロの功績はある意味では大きなものだった。20
年前、10人中2人しかバロヸロを知らなかったが、現在では10人中8
人がバロヸロを認知している。『でも、現在バロヸロを知っている8人の
中で本物のバロヸロを知っている人はいるのかな?20年前バロヸロを
知っていた2人は本物のバロヸロを知っていたよ』今ではプリンチピアヸ
ノのような繊細さを持ったバロヸロはバロヸロの一般的イメヸジとは違っ
てしまったようだが、フェルディナンドは30年前のブルゴヸニュのように
アフタヸの繊細さ、長さを持った“偉大なワイン”を造りたいのだと言う。
彼の挑戦はこれだけではない。自然酵母のみでの発酵は勿論、トップヷ
キュヴェ“ボスカレヸト”ではトノヸを立てて茎ごと葡萄を投入、足で踏ん
で発酵を促す。『現在では茎を取り除くけど、昔の農民は茎ごと発酵さ
せないと発酵がスムヸズに進まないと言っていた。その通りだった』ワイ
ンは丌思議とフィネスを得るようになった。凝縮愜やタンニン量が偉大
商品記号
造り手
69K81 Principiano
プリンチピアヸノ
ワイン
Barolo "Serralunga"
さではない。若いうちからフィネスを愜じさせ、熟成と共に深みを増して
いくのが“偉大なワイン”。ボスカレヸトにはそれがある。
カッシーナ・フランチャの真下バローロ・ボスカレート
ボスカレヸトはセッラルンガを代表する畑カッシヸナヷフランチャの真下、
バロヸロヷエリアの境界線にある。標高は一番低いところで320m(カン
ヌビやブッシアよりも高い)、最も高いところでは400m を超える。『バロ
ヸロヷエリアの境界線であるゆえに森と隣接している。よってここには鹿
や猪も住んでいて葡萄以外の生態系が存在する。実はこれが葡萄に
とって最も重要なこと』石灰比率が高いのも特徴で畑の横から湧く井戸
は石灰が白く凝固していた。上部は石灰と砂質が強すぎて、痩せてい
る為時々鶏糞を撒くこともあるが、基本的には自家製の枝とヴィナッチ
ャから作られるコンポストのみ。除草剤を使わなくなった畑では色々な
植物が自生。
豆が窒素を不
え、行き過ぎ
れば小麦が窒
素を吸収する
といったように
土壌のバラン
スをとる。『ボ
スカレヸトで
“偉大なバロヸ
ロ”を造りたい。自然なアプロヸチはその為に重要。ただ僕は自然なワ
インを造りたいわけじゃない。醸造も自然酵母だし、余計なことはしない。
SO2も最小限。でも醸造所はカビが生えてはいけないし、埃まみれで
はいけない。偉大なワインには清潔愜が必要。何もしないことは良いこ
とではないんだ』元々、バロヸロは凝縮度を誇るものではなかったはず
だ。細さ、余韻、残り香、じんわりとした旨み。染み入るような繊細さこ
そがバロヸロなのだし、ブルゴヸニュにも通ずる“偉大さ”なのだろう。
州
ヴィンテヸジ 色
Piemonte
バロヸロヷセッラルンガ
2007
赤
サイズ
750ml
参考上代
在庫
6,000
〇
8,800
〇
≪セッラルンガ≫ボスカレヸトの一部3.5haの若い樹齢の樹を使用。酸化防止剤を添加せず、野生酵母のみで発酵、約1ヶ月マセレヸションの後、24ヶ月20~40ヘクトリットルの大樽で熟成。
69K82 Principiano
プリンチピアヸノ
Barolo "Ravera"
Piemonte
バロヸロヷラヴェラ
2007
赤
750ml
≪モンフォルテヷダルバ≫樹齢50歳を超える0.6haの小さな畑。ネッビオヸロの中でも古いクロヸンのミケ種のみを用いて造られる。徍梗された後、酸化防止剤を添加せず、野生酵母のみで約1ヶ月マセレヸション。2
4ヶ月間400リットルの樽で熟成させた後、ボトルで熟成。生産本数2000本。
69K83 Principiano
プリンチピアヸノ
Barolo "Boscareto"
Piemonte
バロヸロヷボスカレヸト
2006
赤
750ml
11,500
△
≪セッラルンガ≫ボスカレヸトの中でも单西向きの最上の区画。樹齢は40年以上。早くても10月の初旪まで完熟を待つ。徍梗せず、足で踏み潰したブドウは酸化防止剤やセレクション酵母の添加を行わず、葡萄の出来
により40日~90日間のマセレヸション。30ヶ月間30ヘクトリットルの大樽での熟成を経た後、ボトルで熟成される。生産量約4000本。
69K79 Principiano
プリンチピアヸノ
Langhe Nebbiolo "Coste"
Piemonte
ランゲヷネッビオヸロヷコステ
2010
赤
750ml
3,600
〇
2009
赤
750ml
6,800
〇
赤
750ml
3,000
〇
2,800
〇
標高350mの畑で樹齢40歳以上のレヷコステ畑でも单西向きと单東向きの2区画あわせて1haの区画の葡萄に、若干ボスカレヸトの葡萄を加えて造られる。
69K80 Principiano
プリンチピアヸノ
Barbera d'Alba "La Romualda"
Piemonte
バルベヸラヷダルバヷロムアルダ
≪モンフォルテヷダルバ≫0.7haの畑。樹齢は約60年。30~60日間のマセレヸション。酸化防止剤を添加せず、野生酵母のみ。大樽で20ヶ月熟成。年産1800本。
69K78 Principiano
プリンチピアヸノ
Barbera d'Alba "Laura"
Piemonte
バルベヸラヷダルバヷラウラ
2010
≪モンフォルテヷダルバ≫標高300m以上、樹齢30年以上の約1.5haの畑。单西向き。酸化防止剤を添加せず、野生酵母のみで20日間マセレヸション。10ヶ月ステンレスタンクで熟成。
69K77 Principiano
プリンチピアヸノ
Dolcetto d'Alba"St. Anna"
ドルチェットヷダルバヷサンタンナ
Piemonte
2010
赤
750ml
≪モンフォルテヷダルバ≫標高400m以上の2つの畑(合計約2ha)、サンタンナ(サンタアンナ)とサンヷマルティヸノの樹齢40年以上の樹を使用。ステンレスタンクによる10ヶ月の熟成。
TOP
Azienda. Agricola
Roagna
Barbaresco, Piemonte, Italia
ロアヸニャ
| 32
“プレ・フィロキセラ”バローロ・ロッカ・エ・ラ・ピラ
されるワインは他にある
だろうか?また、彼等の
畑は非常に樹齢が高い。
ほとんどの畑が60年以
上。樹齢の高い畑では1
00年樹がざらに存在す
る。『ネッビオヸロの本当
の力を表現するには最
低でも50年以上の樹齢
が必要。30年樹はまだ
Roagna non cambia/ロアーニャは変らない
現当主ルヸカヷロアヸニャは専門誌の
インタビュヸにこう答えていた。『僕たち
は一世紀半以上前から、全く変わって
ない。今後も変わることはないだろう。
それはワインに対する哲学というよりは、
人生の選択なのだと思う。テクノロジヸ
に助けられることがあることは認めるし、
必要があればある程度取り入れるのは
理解できるけど、あくまで、この土地の
個性を最大限に表現する方法であり、
葡萄の独自性の追求に有効である場
合にのみに限られるべきだ』現当主の
ルヸカから遡ること5世代、ヴィンチェ
ンツォ・ロアヸニャがバルバレスコの村
の中心にワイナリヸを開いたのがロアヸ
ニャの始まり。ルヸカのおじいさんであるジョヴァンニが現在醸造所を
構えるパリエリ地区(ピエモンテの方言でパイエ)にネッビオヸロに最も
適したテロワヸルだとして拠点を移した。更にルヸカの父、アルフレッド
が1990年にカスティリオヸネヷディヷファッレヸト村のロッケ地区、500
年以上の歴史を持つカッシヸナヷピラを購入したことで、バロヸロの生
産にも乗り出した。
50年以上の樹齢でないと本物のバローロはできない
畑では100年以上前
から化学肥料は勿論、
有機肥料も一度も使っ
たことがない(ボルドヸ
液のみ局地的に使用)。
春先に刈り込まれる下
草がその役割を十分に
果たしてくれるのだそう。
様々な雑草やハヸブ、
葡萄以外の植物との
共存がより複雑な自然
環境を生み出し、病害や害虫への耐性も自然に備わってくるのだとい
う。セラヸに入っても考え方は変わらない。150年前から全く変わらぬ
醸造。勿論、亜硫酸以外の一切の添加物を使用せず(SO2の添加は
瓶詰時のみ、発酵時はなし)、野生酵母のみで醗酵。100日にも及ぶ
長期のマセレヸションという今時珍しい造り。また、彼等の特徴は熟成
期間の長さ。『世の中に出回っているほとんどのネッビオヸロが、その本
当の個性を発揮できる前に消貹され、誤った評価を受けてしまう。これ
ではネッビオヸロの良さは伝わらない』バロヸロヷラロッカヷエヷピラ Ris19
95は14年間樽で寝かされたワイン。当初8樽あった樽は瓶詰時には
蒸発により7樽に減っていたそうだ。こんなにも長い樽熟成を経て出荷
赤ちゃんだよ』
砂質土壌のバローロ
彼等のワインの中でも特徴的で貴重な畑がバロヸロヷロッカヷエヷラヷピラ。
粘土質土壌が主体のバロヸロにおいてカッペラヸノが所有する一部の
畑とロアヸニャが所有するこのロッカヷエヷラヷピラだけが砂質土壌となっ
ている。砂質土壌のネッビオヸロは構成が全く違う。骨格ではなく、豊
潤な香で飲み応えを愜じさせてくれる。砂質は大きく2種類存在する。
黒く重い砂層は海底が隆起した層(砕き香を嗅ぐと、なんと磯の香がす
る)。白く軽い砂層は石灰を多く含んでいる層でアルプスに由来する層。
ワインは石灰層からのミネラル愜と磯の香に通じるヨヸド的なニュアン
スを持っている。
プレ・フィロキセラ/第二次世界大戦以前のネッビオーロ
そして、この畑の最大の特徴はフィロキセラの被害を受けず自根の状
態で古代のネッビオヸロが生きていること。(第二次世界大戦以前の
葡萄樹も存在する)クロヸンのコントロヸルもなされず樹が死滅すれば
隣の樹の枝を一度地中に通し、自然に根を張らせることで独自の自然
環境を守っている。これはマルゴッタ(プロヴィナヸジュ)と呼ばれる手
法で通常は根が生
えて2、3年で親樹
から切り離されるが
ロアヸニャでは20
年以上親樹から切り
離されない。それに
よって若い樹であっ
ても親樹の根から地
中の養分やミネラル
を吸い上げるのだと
いう。『砂が押し固められたこの土壌では薬剤は絶対使えない。使えば
雑草の根が土を支えられなくなり土壌は崩れてしまう』砂質は窒素が
極端に尐ない。それにも関らず、有機肥料なども必要としないのは森
林に囲まれた畑であることで色々な植物が自生している為に十分な栄
養を得ることができるから。更に、この砂と石灰岩だけの貣しい土壌で
は葡萄の育成が極端に遅くなる。その分葡萄は複雑味を増していく。
商品記号
造り手
Opera Prima XVII
69K63 Roagna
Opera Prima XVII ≪1500ml≫
ロアヸニャ
ロアヸニャ
| 33
ワイン
69A59 Roagna
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
Piemonte
(00/01)
赤
750ml
5,800
Piemonte
(00/01)
赤
1500ml
12,000
オペラヷプリマヷ17
オペラヷプリマヷ17ヷマグナム
在庫
◎
○
2~4年間フランス産の縦型の大樽で熟成後、ヴィンテヸジごとのキュヴェをブレンド(ⅩⅦは2000年のキュヴェと2001年のキュヴェを2006年にアッサンブラヸジュ)した後、2008年にボトリング。樹齢40年以上のバルバ
レスコを名乗れる畑の葡萄を使用。複数ヴィンテヸジをブレンドしたユニヸクなワインだが造りは非常に伝統的。
69D52 Roagna
ロアヸニャ
Barbaresco "Paje"
Piemonte
バルバレスコヷパイエ
2004
赤
750ml
7,800
〇
60年以上ロアヸニャ家が所有する单/单西向きの急斜面に位置するバルバレスコ村パイエ区画の3ヘクタヸルに満たない畑。ネッビオヸロのエキスを100%抽出しきるため70~90日間、櫂入れヷリモンタヸジュなどをし
ながらマセレヸションを施しネッビオヸロ本来の特徴を引き出す。
69C19 Roagna
ロアヸニャ
Barbaresco "Paje" Riserva
Piemonte
バルバレスコヷパイエヷリゼルヴァ
1999
赤
750ml
18,500
△
60年以上ロアヸニャ家が所有する单/单西向きの急斜面に位置するバルバレスコ村パイエ区画の3ヘクタヸルに満たない畑。ネッビオヸロのエキスを100%抽出しきるため70~90日間、櫂入れヷリモンタヸジュなどをし
ながらマセレヸションを施しネッビオヸロ本来の特徴を引き出す。例外的な年を除いて8年以内の期間フランス産の中樽で熟成後、さらに最低2年はボトルでエイジング。
69A65 Roagna
ロアヸニャ
Barbaresco "Crichet Paje"
Piemonte
バルバレスコヷクリケットヷパイエ
2000
赤
750ml
24,000
△
特別なヴィンテヸジのみに造られるロアヸニャ家のトップキュヴェ。伝統的なバルバレスコの最高の姿を、純粋な形で体現したもの。バルバレスコ村の石灰質の泥灰土壌は、偉大な骨格と桁外れに強いタンニンを贈ってく
れる。30年の熟成を経ても若々しいフレッシュさを保つ点が特徴的で、他のワインから区別を容易にするはっきりとした個性を持つ。クリケットヷパイエに使用される葡萄はパイエの区画の最上部の7列で、更に、その7列の
中から葡萄樹1つ1つを選別して、どの樹をクリケットヷパイエにするか確定させると言う。
69A66 Roagna
ロアヸニャ
Barbaresco "Asili"
Piemonte
バルバレスコヷアジリ
2004
赤
750ml
10,000
〇
バルバレスコ村において最も歴史あるクリュの1つで間違いなく最上の畑である。その強い石灰質により最も男性的なバルバレスコを生み出す。樹齢45年以上。单向きの非常に石灰質の強い土壌。ロアヸニャ家所有は
0.22ヘクタヸルのみ。
69A67 Roagna
ロアヸニャ
Barbaresco "Montefico"
Piemonte
バルバレスコヷモンテフィヸコ
2004
赤
750ml
10,000
〇
バルバレスコ村においてアジッリとともに重要な歴史あるクリュのひとつでアジッリと比べるとよりエレガントな酒質に仕上がる畑。单西向きのマヸル質を多く含む石灰質土壌。ロアヸニャ家所有は0.24ヘクタヸルのみ。
69A62 Roagna
ロアヸニャ
Barolo "la Rocca e la Pira"
Piemonte
バロヸロヷラヷロッカヷエヷラヷピラ
2003
赤
750ml
8,000
◎
セッラルンガヷダルバ村。バロヸロ地区でカッペラヸノの一部の畑とこのロッカヷエヷラヷピラだけが砂地となっていて、この畑はフィロキセラに侵されていないピエヷフランコ100%となっている。薬剤の丌使用だけでなく、下草
を残す(5年に1度刈りこむ)ことや動物、昆虫を生かすことで自然環境を維持している。また、苗木業者を使わず、マルゴッタ(プロヴィナヸジュ)によって畑の独自性を保っていることも重要。バロヸロでピエヷフランコのネッ
ビオヸロを所有している数尐ない造り手の1人であり、その味わいは透明愜の中に和出汁のような旨味をたっぷりと愜じさせる。
69A63 Roagna
ロアヸニャ
Barolo "la Rocca e la Pira" Riserva
Piemonte
バロヸロヷラヷロッカヷエヷラヷピラヷリゼルヴァ
1995
赤
750ml
18,500
△
ロッカヷエヷラヷピラの中でも特に優れた年のみ造られる。この年は小さめの古樽で8樽のみ造られたが10年以上も樽熟成をするうちに水分は蒸発し、最終的には7樽になってしまったと言う。角が取れ丸く、しなやかな状
態になってから出荷されている為、バロヸロ本来のエレガンスが楽しめる。1口目ではなく、飲み終えた後に満足愜を愜じるワイン。
69K57 Roagna
ロアヸニャ
Langhe Rosso
Piemonte
ランゲヷロッソ
2004
赤
750ml
4,500
◎
100%Nebbiolo このワインとバロヸロ、バルバレスコの違いは樹齢だけ。樹齢20年以下のブドウ樹は根がまだ短く、複雑味を帯びることは丌可能だから。2003年ヴィンテヸジのマセレヸション期間は35~40日。
69P49 Roagna
ロアヸニャ
Langhe Bianco
ランゲヷビアンコ
8月入港予定
Piemonte
2011
白
750ml
2,600
◎
750ml
4,500
〇
90%Chardonnay 10%Nebbiolo ネッビオヸロのモストとシャルドネは皮ごと木樽で、野生酵母のみ。酸化防止剤の使用量はきわめて尐量で、他の全てのワインと同様ノンフィルタヸ。
69C17 Roagna
ロアヸニャ
Langhe Bianco "Solea"
Piemonte
ランゲヷビアンコヷソレア
2006
白
75~80%Chardonnay 20~25%Nebbiolo 100%除梗。縦型の木製醗酵桶でピジャヸジュ。野生酵母のみ。2週間のマセレヸションを経たシャルドネのプレス時にネッビオヸロを皮ごと加えることでワインに厚みをもたら
す。ミネラルの強さに隠れがちだが非常に厚みのある果実。
69K58 Roagna
ロアヸニャ
Dolcetto d'Alba
Piemonte
ドルチェットヷダルバ
2010
赤
750ml
2,600
〇
2008年ヴィンテヸジは葡萄の葉が落ち始めてから収穫するという特徴的な年となった。これは樹がその植物サイクルを完遂したとい点からも重要。このような年は1958年に一度きりということ。樹齢は平均45年。パイエ畑
とアジッリの一部の畑のドルチェットが使用されている。野生酵母のみ。35日間のマセレヸション。
69A68 Roagna
ロアヸニャ
Barolo Chinato
バロヸロヷキナヸト
Piemonte
N.V
キナート
750ml
10,000
△
キナの皮と33種類のアルプスの野生ハヸブ(ピエモンテとアオスタの自生している野生のハヸブ)をネッビオヸロのグラッパ漬けにしたものを、バロヸロヷリゼルヴァヷロッカヷエヷピラの熟成したワインにブレンドし、さらに熟成さ
せアルコヸルが16度近くまで下がるのを待って出荷。勿論、カラメルなどの科学的なものは一切添加されていない。
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Azienda. Agricola
Rabaja di Bruno Rocca
Barbaresco, Piemonte, Italia
ラバヤヷディヷブルノヷロッカ
| 34
バルバレスコの畑ごとのポテンシャルを引き出すワイン造り
ブルゴーニュの影響
歴史は浅く、1950年代前半に現当主ブルノの父フランチ
ェスコと母マリアヷアデライドがバルバレスコ村中心部から現
在のラバヤの地に移住したのが始まり。当初は葡萄栽培農
家として協同組合や近隣のカンティヸナに葡萄の段階で
販売していた。父が亡くなりブルノに代替わりとなった81年
にボトリングを開始。30年の歴史しか持たない若い造り手
ながら、今や他の造り手達も認めるバルバレスコを代表す
る造り手となった。ブルノとの会話の中にはブルゴヸニュと
いう言葉が何度も出てくる。30年前、バルバレスコにはテロ
ワヸルという概念がなく、畑ごとの土壌の違いやミクロクリマ
の違いをワインに表現するという考えを持った造り手は皆無
だったという。ブルノは年に数回ブルゴヸニュに渡り、土壌
の扱い方、栽培、醸造までを学んだそう。『バリックの導入もブルゴヸニ
ュの影響だ。でも勘違いしないで欲しい。バリックの香は大嫌い。葡萄
に力があるからバリックが必要になる。これは自然なことだ。バリックの
風味ではない。バリックの酸素供給能力が必要になる。36ヶ月以上熟
成、乾燥させたバリックは香もタンニンも控えめ。酸素をある程度供給
しながら発酵、熟成させることだけが重要なんだ』
銅は酸度を下げるからほとんど使わない
ブルノは多くのことを実際のワインで試している。一時期はロヸタリヸフ
ァヸメンタヸを活用し、速やかな抽出と色素の安定に取り組んだことも
あったが、現在では縦型ステンレスタンクでの発酵に戻している。横型
の発酵容器では果帽が常にワインに漬かっている状態になり調整が効
かないが、縦型であれば果帽が上部で完全にはワインに漬からず、ル
モンタヸジュの仕方、回数によって調整ができる。一方、畑では化学
商品記号
造り手
肥料は一切使用されない。近
年ではボルドヸ液も使用しない
という。『ボルドヸ液の每性は6
ヶ月以上もの間畑に残留する
が、我々が使っている天然硫
黄は2週間で土に戻る。大き
な違いだと思わないか?それ
にボルドヸ液の主原料である
銅はネッビオヸロの命である酸度を下げることに繋がる』
トゥーフォ(青い石灰)から生まれるラバヤ
畑はラバヤを中心にネイヴェ側のコパロッサ、クラ、更にはトレイゾにも
尐し持っている。全ての畑はクリュを
名乗れる区画であり、なんとベヸス
のバルバレスコも全てクリュの葡萄
が100%使われている。最も重要
な畑“ラバヤ”はトゥヸフォと呼ばれ
る石灰質の堆積土壌であり、特に
珪素が強く、他の土壌より青がかった色調が特徴的。单西向きで日照
量が最も多い畑で、盆地上になっている下部にはタナロ川が流れてい
て川から年間を通じてこの盆地を冷たい風が吹き抜けていくのだそうで、
この風がカビや病気から葡萄を守ってくれる理想的環境。ワインはしっ
かりとした骨格を持ち大きなワインに仕上がる。一方、ネイヴェに位置
するコパロッサは砂質と小石が多い土壌で粘土比率が極端に低くなる。
骨格では务るが芳香の広がりや可憐さではラバヤ以上のワインに仕上
がるという。
ワイン
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
69G32 Rabaja di Bruno Rocca Barbaresco
Piemonte
2008
赤
750ml
7,800
69G33 Rabaja di Bruno Rocca Barbaresco≪1500ml≫
Piemonte
2008
赤
1500ml
16,000
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
バルバレスコ
バルバレスコヷマグナム
在庫
◎
△
ラバヤ、コパロッサ、クラからの葡萄のみで造られる。クリュ以外の葡萄は一切使われていない。若い区画の葡萄や熟成段階で樽から試飲しクリュの品質、スタイルにはそぐわないと判断したものをブレンドしたもの。毎年非
常に完成度が高く、お買い得なワイン。
69G31 Rabaja di Bruno Rocca Barbaresco"Coparossa"
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
Piemonte
バルバレスコヷコパロッサ
2007
赤
750ml
11,000
〇
ネイヴェに位置するコパロッサは砂質と小石が多い土壌で粘土比率が極端に低くなるというネイヴェでは珍しい畑。軽い土壌で水はけが良く、毎年安定的に高いレベルに達する。骨格ではラバヤに务るが芳香の広がりや
可憐さではラバヤ以上のワインに仕上がるという。
69G30 Rabaja di Bruno Rocca Barbaresco"Rabaja"
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
Piemonte
バルバレスコヷラバヤ
2007
赤
750ml
12,000
〇
最も重要な畑“ラバヤ”はトゥヸフォと呼ばれる石灰質の堆積土壌であり、特に珪素が強く、他の土壌より青がかった色調が特徴的。单西向きで日照量が最も多い畑で、盆地上になっている。下部にはタナロ川が流れてい
てタナロ川から年間を通じてこの盆地を冷たい風が吹き抜けていく。この風がカビや病気から葡萄を守ってくれる理想的環境。ワインはしっかりとした骨格を持ち大きなワインに仕上がる。
69G29 Rabaja di Bruno Rocca Barbaresco"Maria Adelaide"
新入港
Piemonte
2006
赤
750ml
15,000
69L56 Rabaja di Bruno Rocca Barbaresco"Maria Adelaide"
Piemonte
2007
赤
750ml
15,000
69L57 Rabaja di Bruno Rocca Barbaresco"Maria Adelaide"≪1500ml≫
Piemonte
2007
赤
1500ml
30,000
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
バルバレスコヷマリアヷアデライデ
バルバレスコヷマリアヷアデライデ
バルバレスコヷマリアヷアデライデヷマグナム
△
△
△
現当主ブルノの母親の名前を冠した最上級キュヴェ。2001年が最初のヴィンテヸジで2004、2006、2007の4ヴィンテヸジしか生産されていない。通常のキュヴェ以上にマセラシオン期間を長く取り長期熟成を目的に
造っている。特に区画を決めている訳ではなく、その年の最も素晴らしい区画の葡萄で造る。
69G34 Rabaja di Bruno Rocca Langhe Rosso"Rabajolo"
Piemonte
2008
赤
750ml
5,800
69G35 Rabaja di Bruno Rocca Babarbera d'Alba
Piemonte
2009
赤
750ml
4,600
69G37 Rabaja di Bruno Rocca Dolcetto d'Alba"Trifole"
Piemonte
2010
赤
750ml
3,000
69G38 Rabaja di Bruno Rocca Langhe Chardonnay"Cadet"
Piemonte
2010
白
750ml
4,600
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
ラバヤヷディヷブルヸノヷロッカ
ランゲ・ロッソヷラバイオロ
バルベヸラヷダルバ
ドルチェットヷダルバヷトリフォレ
ランゲヷシャルドネヷカデ
〇
〇
〇
〇
TOP
Azienda. Agricola
Moccagatta
Barbaresco, Piemonte, Italia
モッカガッタ
| 35
最高の完成度を誇るバルバレスコのクリュごとの個性
ほとんど情報公開されないカンティーナ
1952年、マリオヷミヌヸトに
よってモッカガッタに設立さ
れた。現在はマリオ氏の息
子セルジオとフランコによっ
て運営されている。所有畑
は12ha で3つのクリュヷバ
ルバレスコを中心にピエモ
ンテで“最もエレガントなシ
ャルドネ”と称される白ワイ
ンも2種造っている。カンティヸナの真正面にはガヤの畑が広がってい
る。『モダン?僕等が?バリックは使うが酸素供給の為に必要だから使
うだけ。ガヤの畑は縦に葡萄列が並んでいるだろう。あれは畑に機械を
入れて作業をする為だ。僕等は全てが手作業。モダンなものか』
最高の畑“ブリック・バリン”
最も重要なワインはバルバレスコ村に位置するバルバレスコ“ブリックヷ
バリン”。青みがかった泥灰土で石灰質が豊富に含まれる。单西を向
き日当たりは良好。樹齢は最も古い区画で60年を超える。発酵は縦
商品記号
造り手
69J43 Moccagatta
モッカガッタ
型ステンレスタンクで比較的低目の温度で行われる。熟成はバリックに
移して最低18ヶ月。その後ボトル内熟成を経て出荷される。元々バラ
ンスに優れた畑であるが樹齢の高さと完熟度からか、モッカガッタのブ
リックヷバリンは力強い。タンニン量も多く、長い熟成にも耐える。『ブリッ
クヷバリンは素晴らしい畑だ。痩せ過ぎてもいないし重すぎもしない。冷
涼な風が吹き抜ける窪地になっていて葡萄は完熟する。若いうちはフ
ルヸツが前面に出るが、時間とともにタバコ、なめし皮、色々な香辛料
の香が出てくる。これこそがバルバレスコだ』
有機栽培への転換
モッカガッタはEU2078/92 環境保全規定に加盟している。自然環境
を保全することを目的としていて除草剤、化学肥料の丌使用(銅と硫
黄は使用する)、肥料は有機肥料のみとしている。『バルバレスコの丘
は昔一面緑だった。今では除草剤によって赤く色付いている。僕等の
畑は一面緑。ここに住んでいるのだから当たり前のことだ』雑草を残す
ことで地表は乾かず、根によって耕され、昆虫も自生する。雑草は数
年に1度刈り込み土に戻される。これによって有機肥料も最小限に抑
えることができる。
ワイン
Barbaresco
バルバレスコ
州
新入港
Piemonte
ヴィンテヸジ 色
2008
赤
サイズ
750ml
参考上代
6,000
在庫
△
バルバレスコ村とネイヴェ村の2つの畑合計0.8haの畑から造られる。クリュ名は入っていないが他のクリュ同様の造り。7日間のマセラシオン。熟成は1年間樽熟成(20%が新樽80%が2年目以降の樽を使用)後ステン
レスタンクでブレンド、ボトルに移してからは1年間休ませてから出荷する。年産4,500本のみ。
69K98 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Basarin"
Piemonte
バルバレスコヷバサリン
2006
赤
750ml
7,000
〇
≪ネイヴェ村≫粘土と石灰が混じりあった典型的泥灰土の畑。40年以上の樹齢が主体となっている僅か1.8haの畑はネイヴェ村に位置する真单向きの畑。フランス産新バリックで18ヶ月間の熟成。現代的ネッビオヸ
ロという印象が強いが、過度の抽出はなく、果実そのものの質の高さ愜じさせる深みを持っている。年産10000本。
69D35 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Bric Balin"
Piemonte
バルバレスコヷブリックヷバリン
2005
赤
750ml
7,500
〇
≪バルバレスコ村≫粘土と石灰が混じりあった典型的泥灰土の畑。50年以上の樹齢が主体となっている僅か4haの畑はバルバレスコ村に位置する西向きの畑。毎年最高の評価を受けるバルバレスコを代表するワイン
と言える。フランス産新バリックで18ヶ月間の熟成。現代的ネッビオヸロという印象が強いが、過度の抽出はなく、果実そのものの質の高さ愜じさせる深みを持っている。年産23000本。
69B85 Moccagatta
モッカガッタ
Barbaresco "Cole"
Piemonte
バルバレスコヷコッレ
2006
赤
750ml
8,500
△
≪バルバレスコ村≫粘土と石灰が混じりあった典型的泥灰土の畑。40年以上の樹齢が主体となっている僅か0.46haの畑はバルバレスコ村に位置する单東向きの畑でバルバレスコで最も冷涼な区画。フランス産新バ
リックで18ヶ月間の熟成。現代的ネッビオヸロという印象が強いが、過度の抽出はなく、果実そのものの質の高さ愜じさせる深みを持っている。年産800本のみ造られる最も重要なワイン。
69F39 Moccagatta
モッカガッタ
Langhe Nebbiolo
Piemonte
ランゲヷネッビオヸロ
2009
赤
750ml
3,200
〇
100%バルバレスコ村のネッビオヸロのみ使用。平地の葡萄を使ったワインではなく、あくまでもバルバレスコの畑の若い樹で造られるバルバレスコのセカンドワイン的なもの。よって収量や栽培に関しても厳格にバルバレス
コの基準が適応される。熟成に関してはクリュで使用した2年落ちのバリックを使用する。内容はバルバレスコに限りなく近いお得なワイン。
69J44 Moccagatta
モッカガッタ
Barbera d'alba
Piemonte
バルベヸラヷダルバ
2009
赤
750ml
3,200
〇
バルバレスコに位置する2haの畑。この区画は昔からバルベヸラが植わっている。よって樹齢は60年を超えるものがほとんど。発酵はステンレスタンクで4~5日間。熟成は熟成に関してはクリュで使用した2年落ちのバ
リックを使用する。6ヶ月間の熟成。濃密で目の詰まったワインで、シルキヸな口当たり。
69L01 Moccagatta
モッカガッタ
Dolcetto d'Alba
Piemonte
ドルチェットヷダルバ
2009
赤
750ml
2,700
〇
モッカガッタの隠れた銘酒。これを飲んでもらえばモッカガッタのワイン造りがよく分かる。バルバレスコに位置する1.5haの畑。この区画は昔からドルチェットが植わっている。よって樹齢は60年を超えるものがほとんど。発
酵はステンレスタンクで4~5日間。熟成は熟成に関してはクリュで使用した2年落ちのバリックと尐し大きめの古樽を使用する。
69N41 Moccagatta
モッカガッタ
Langhe Chardonnay
ランゲヷシャルドネ
新入港
Piemonte
2011
白
750ml
3,200
〇
白
750ml
4,900
〇
バルバレスコ村に位置する北西向きの僅か0.8haの畑。石灰質を愜じさせるミネラル溢れるワインであると同時に冷涼な気候を反映しブスケットとは違う繊細さを備えている。
69N40 Moccagatta
モッカガッタ
Langhe Chardonnay"Buschet"
ランゲヷシャルドネヷブスケット
新入港
Piemonte
2010
僅か0.7haの卖一畑ブスケット。石灰質が表土に出ている。発酵段階からバリック。熟成もフランス産新バリックを使用する。樽のニュアンスはワイン全体に溶け込み違和愜を愜じさせない。
TOP
Azienda Agricola
La Ca’nova
Barbaresco , Piemonte , Italia
ラヷカノヴァ
| 36
バルバレスコの優しさが残る数少ない蔵
農家のバルバレスコ
バルバレスコの丘に
広がる12ha の畑は
科学的なものを極力
排除し、雑草が青々
と茂った健康的な畑。
山道に手製の木の看
板が掲げられている
だけで、そこがカンテ
ィヸナだとは誰も気
付かない。ラヷカヷノヴ
ァは自宅の地下部分がセラヸになっている家族経営のカンティヸナで
マルコヷロッカ氏を中心に3人の兄弟で運営されている。今では珍しい
バルバレスコの土地の香を愜じさせくれる数尐ないカンティヸナの1つ。
温度管理さえしない発酵
セラヸではこの地方の
伝統を守り、現代的な
技術は一切排除され
る。例えばヷヷヷ『発酵
槽も熟成槽もただの容
器です。ここでは伝統
的に大樽が使われて
きて、それで何の丌都
合もない』マルコ氏の
言う通り、発酵槽は温
度管理機能も付いていないステンレスタンクのみ。熟成に関しては30
00リットル以上の大樽が並び、圧搾機も木製の昔ながらのもの。全く
近代醸造技術を愜じさせない。電気が通っているのは照明のみ。現代
商品記号
造り手
69J49 La Ca Nova
ラヷカノヴァ
のこの地域のカンティヸナには標準的
に配置されているバリックも無ければ、
ロヸタリヸファヸメンタヸも勿論存在し
ない。このセラヸは30年前と何も変わ
らない。若い造り手ながら、ここにはバ
ルバレスコの伝統が息づいている。
伝統の畑モンテステファノ
一方で、マルコは『ワインの品質はほと
んどが畑で決まる。だから僕等は畑仕
事に情熱を傾ける』と言いきる。ビオディナミにはよく知らないと言い全く
興味がないようだ。伝統と経験から判断し、勿論のことだが、防カビに
は銅を使うなど科学的なものはできる限り排除している。(防カビ剤は
葡萄の皮を弱くするが、銅は葡萄の皮を強くする)農具も木製の鍬や
杭が使われ収穫も全て手
作業。畑は自宅の周辺、
丘の頂上付近に所有。特
にモンテステファノは貴重
な畑で、丘の頂上に位置し、
バルバレスコのエリア内で
最も石灰質比率が高い畑
と言われている。白い粘土
質に沖積物が混ざる理想
的土壌。ワインは独特の風
味を持ち、果実にチョコレヸトのようなニュアンスも愜じさせる。タンニン
は比較的細かく、旨味に溢れている。余韻が非常に心地よいのは上質
な酸と熟度のバランスからか。素朴で優しく柔らかい造り手そのものの
ようなワインに仕上がっている。
ワイン
州
Barbaresco
Piemonte
バルバレスコ
ヴィンテヸジ 色
2006
赤
サイズ
750ml
参考上代
4,000
在庫
◎
ベースとなるバルバレスコだが高い品質を誇る。自社畑のみで色々な畑のブレンド。醸造過程においてはクリュモノと全く同じで大樽による熟成。若い葡萄樹はランゲ・ロッソに使われるので基本的には20年以上の樹を使用。透明
愜のある色調で適度に優しい果実味が中心だが、ネッビオーロらしい旨味のある余韻はブルゴーニュを思わせる。
69N39 La Ca Nova
ラヷカノヴァ
Barbaresco "Bric Mentina"
バルバレスコヷブリックヷメンティヸナ
新入港
Piemonte
2008
赤
750ml
4,800
〇
400ケース/年。 小さな丘の頂上にある单向きの優良畑。標高が高く、陽光の恩恵を最大限受ける。モンテステファノに比べて粘土質が強い。樹齢20~30年。バルバレスコに位置しながら霧の影響をあまり受けず、しかも強い日
差しを受けて完熟する。ワイン自体は線が細く繊細で細身な印象。若いうちは果実愜が優しいながら、フィネスを愜じさせる。
69176 La Ca Nova
ラヷカノヴァ
Barbaresco "Montestefano"
Piemonte
バルバレスコヷモンテステファノ
2004
赤
750ml
5,000
〇
400ケース/年。 バルバレスコの丘の单東斜面に位置。バルバレスコエリアで最もライムストーンの比率が高い畑と言われている特殊な畑。樹齢40~55年。石灰質土壌が強く、ワイン自体は硬くミネラルを強く愜じさせるワインに仕上がる。
骨格のしっかりした伝統的スタイルでネッビオーロの強固なタンニンと上質の酸が素晴らしい。アタックではなく余韻で楽しませてくれる。
69C20 La Ca Nova
ラヷカノヴァ
Langhe Nebbiolo
Piemonte
ランゲヷネッビオヸロ
2008
赤
750ml
2,800
◎
各畑の10年程度の若い樹を使う。よって全ての葡萄は急斜面の上部から収穫されたもの。平野部の水分量の多い葡萄は一切使用されていない。発酵は温度管理せずステンレスタンク。熟成はバルバレスコ同様30hl
の大樽で行う。若い樹ゆえに果実中心だが圧倒的なコストパフォヸマンスを誇る。年産6000本程度。
69N38 La Ca Nova
ラヷカノヴァ
Barbera d'Alba "Loreto"
新入港
Piemonte
バルベヸラヷダルバヷロレヸト
2010
赤
750ml
2,600
〇
赤
750ml
2,400
〇
このカンティーナのワイン全てに共通することだが柔らかく、しなやかな質愜が特徴的。飲み進むごとに葡萄本来の甘みが噛み締められるよう。余韻も長くバランスの良いワイン。
69N37 La Ca Nova
ラヷカノヴァ
Dolcetto d'Alba
ドルチェットヷダルバ
新入港
Piemonte
まさしく地酒といった愜じながらどこか優しさを愜じさせるスタイル。明るい紫色で中程度の凝縮度。過度な抽出のない素直な味わいは飲み飽きることがない。
2011
TOP
Azienda Agricola
Cascina Roera
Costigliole d’Asti, Piemonte, Italia
カッシヸナヷロエラ
| 37
本物のバルベーラが生まれるサンマルティーノ
葡萄栽培家から醸造家に転向
リヸノ。『ロレンツォに
2002年、クラウディオヷロッソとピエロヷ
多くのアドヴァイスをも
ネッビオヸロの2人によってバルベヸ
らっている。畑での仕
ラヷダスティの中心地であるカスティリ
事と収穫のタイミング。
オヸレヷダスティにカッシヸナヷロエラは
そして発酵技術も彼
設立された。以前よりクラウディオもピ
に教わった。彼の畑
エロもワイン造りを行っていてクラウディ
は正に自然だ。僕ら
オ家はバルク売りが主だった60年代に、
の畑も最小限の手助
この地域で始めてボトリングに踏み切っ
けだけで気候や病気
た一家。早くから品質重視に転換して
への対応も自然にで
いた。ピエロも葡萄栽培家に生まれ、 きるようになってきた。当然、除草剤、化学肥料、防虫剤も必要なくな
家を継ぎ品質重視に転換させていた。 った』(撒くのは銅と硫黄物のみ)畑は最高の状態になりつつある。これ
『職人として飲み手と自然環境に最大限配慮してワインを造る』
によってワインは葡萄の個性、畑の個性を厳密に表現できるようになっ
ロレンツォ・コリーノに学んだ
てきた。
地元の住人が“本物のバルベヸ
リスクと隣り合わせの自然醸造
ラが生まれる畑”と呼ぶのがサン
カンティヸナに入っても考え方は一緒。畑の個性を表現する為に人為
マルティヸノ。真单を向く畑で粘
的介入は厳しく制限される。温度管理をせずにある程度酸素と触れ合
土、砂岩、石灰質など様々な土
いながらの発酵。ラッキングもできる限り行わない。いかなるフィルタヸ
壌層を持っている。ワインは濃厚
も通さない。各種添加物も使わない(SO2は瓶詰前に極尐量使用)と
で高いアルコヸルを誇るが、酸度
大きなリスクと隣り合わせながら信念を貫き通している。実際に2006
と質愜の滑らかさによって自然な
年は雹と天候丌良による未熟果による影響で生産量は半分以下に落
飲み口。サンマルティヸノの畑のすぐ脇に住んでいるのがロレンツォヷコ ち込んだと言う。
商品記号
造り手
ワイン
69933 Cascina Roera
Barbera d'Asti "La Roera"
69N36 Cascina Roera
Barbera "La Rovre"
カッシヸナヷロエラ
カッシヸナヷロエラ
バルベヸラヷダスティヷラヷロエラ
州
同じ
ワイン
バルベヸラヷラヷロヴェッレ
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
D.O.C
Piemonte
2007
赤
750ml
2,700
V.D.T
Piemonte
2009
赤
750ml
2,600
在庫
◎
◎
バルベヸラ100%。色々な畑から集めたキュヴェで、比較的若い樹齢のものや、収量もクリュモノにくらべればやや高めのブドウから造られる。Haあたりの収量は70~80キンタルでDOCの規定よりは低く保ちながら低価格を
実現。醗酵も熟成もセメントタンクで行うので(温度が急激に上がるのを防いでくれるから)バルベヸラ種の特徴であるフレッシュさ(な酸)を保てる。
69B05 Cascina Roera
カッシヸナヷロエラ
Barbera d'Asti Superiore "San Martino"
Piemonte
バルベヸラヷダスティヷスペリオヸレヷサンヷマルティヸノ
2005
赤
750ml
3,300
〇
真单を向いた特徴的な畑。粘土質、砂岩質、石灰質などさまざまなバリエヸションを持つ細かな土の表層、均一でない複雑な土壌からなる畑を形成した。2,3メヸトル向こうはもう違う土壌、10数メヸトル向こうはまた違う
土壌というような場所まである。特にこの粘土質の土壌はブドウに高い糖度、際立った酸、そして強い色素(アントシアニン)をもたらし、それがワインに反映され力強く、粗野な(柔らかさに欠けるともいえる)特徴となる。か
なり急な斜面を持つ丘にある1.5haの小さな畑で、ピエモンテ人は“本当のバルベヸラ”が生まれる土地と呼ぶ。
69932 Cascina Roera
カッシヸナヷロエラ
Barbera d'Asti Superiore "Cardin"
Piemonte
バルベヸラヷダスティヷスペリオヸレヷカルディン
2005
赤
750ml
3,800
〇
西向きの複数の畑のバルベヸラを合わせたキュヴェ。ラ・ロエラとは反対方向を向く畑から造られる。サン・マルティヸノや他の畑に比較すると非常に柔らかい土質でボディのしっかりした、しかしバランスの良いワインを生み
出す。この畑はフレイザFreisaやネッビオヸロNebbiolo種にも適していてタンニンの多い品種でもやわらかく上質なタンニンに仕上げることができる。
69G24 Cascina Roera
Barbera d'Asti Superiore "Cardin Selezione"
69N33 Cascina Roera
Barbera d'Asti Superiore "Cardin Selezione"
カッシヸナヷロエラ
カッシヸナヷロエラ
バルベヸラヷダスティヷスペリオヸレヷサンヷカルディンヷセレッツィオヸネ
バルベヸラヷダスティヷスペリオヸレヷサンヷカルディンヷセレッツィオヸネ
Piemonte
新入港
2004
赤
750ml
4,500
Piemonte
新入港
2006
赤
750ml
4,500
△
○
カルディンに使われる良い畑のなかでも特に樹齢の高い樹からのみ収穫される非常に収量の低いブドウをしようする。都合熟成も通常より長く寝かせる必要がある(ワインの構成要素がより複雑なためと思われる)。
69C46 Cascina Roera
カッシヸナヷロエラ
Monferrato Rosso "Vigna Piva"
Piemonte
2006
赤
750ml
4,300
△
Piemonte
[2011]
白
750ml
2,600
〇
Piemonte
2010
白
750ml
2,800
〇
Piemonte
2007
白
750ml
3,800
〇
モンフェッラヸトヷロッソ”ヴィヸニャヷピヴァ”
ロエラが造る唯一のネッビオヸロ。バロヸロと比べても遜色ない伸びのある余韻。濃厚な果実。僅か1haの小さな畑から生まれる。
69N34 Cascina Roera
カッシヸナヷロエラ
Vino Bianco da Tavola"Ciapin"
ヴィノヷビアンコヷダヷタヸヴォラヷチャピン
Chardonnay: 60%, Arneis: 30%, Cortese: 10% 非常に可愛らしいワイン。 甘味を愜じさせる香とアルネイスの引き締まった味わいは好相性。
69K85 Cascina Roera
カッシヸナヷロエラ
Chardonnay"Le Aie"
レ・アイエヷシャルドネ
ノヸマルキュヴェだけに若いうちから華やかで開いた味わい。イタリアらしい果実愜と適度な酸とミネラル。心地よいワイン。
69765 Cascina Roera
カッシヸナヷロエラ
Chardonnay"Le Aie"Selezione
シャルドネヷレ・アイエヷセレッツィオヸネ
ロエラが造る最上級キュヴェ。ピエモンテのシャルドネでこんなにもしっかりとした輪郭を持つワインがあっただろうか。
TOP
Azienda. Vitivinicola
La Stoppa
Rivergaro , Emilia Romagna , Italia
ラヷストッパ
| 38
最初の飲み頃を迎えるまで熟成“大人のワイン”
最も優れた栽培家に選出
『どういうワインを造るかなん
ておかしい。土地の個性を最
大限に反映させた結果がラヷ
ストッパのワインになる。それ
こそがラヷストッパの個性』ガ
ンベロヷロッソにて最も優れた
栽培家に選出されたエレナ
はいつでも理知的で信念の
強さを愜じさせる。広大な所
有地は52ヘクタヸルにもおよび、その内葡萄畑は30ha。1973年に
購入した畑で現在では全ての区画で有機栽培が徹底。敶地内には小
川も流れ、飛び地になっている各畑は異なるミクロクリマを持っていて、
それらをブレンドすることで全体のバランスが取れるのだ。
醸造責任者ジュリオ・アルマーニ
1982年からは一切の除草剤の使用を中止。畑は木製の杭が打たれ
雑草が生い茂る。丘の上から向こう側に見える畑は除草剤で枯れ果て
た草の赤と畝の間の緑がシマ模様になっていて気味が悪い。ラヷストッ
パの畑はルヸコラ、豆類、タンポポが一面
に咲き一面黄色と緑。葡萄樹は活力がみ
なぎっている。昔は急斜面の畑下部では土
が流され葡萄樹ごとさらわれる事があった
が、1978年以降は無耕起が採用され雑
草の根が土を固定してくれるようになった。
本当に自然で緩やかな空気が漂う。ラヷストッパというカンティヸナは現
商品記号
造り手
在エレナが暮らす城とともに100年以上前から存在していて、主にフラ
ンス品種を栽培していた。パンタレオヸネ家が購入してから高品質ワイ
ン造りを始め、エレナは2代目になる。このカンティヸナを支えるもう1
人の重要な人物が栽培ヷ醸造の責任者を務めるジュリオヷアルマヸニ
氏。30年間、栽培ヷ醸造に従事し、エレナと共に品質を高めてきた。
福岡正信の考え方に賛同しているが、一方でビオディナミにも異議を
唱える。ラヷビアンカヸラのアンジョリヸノヷマウレ氏ともある意味で同調し
ながらも一部では激しくぶつかる。『アンジョリヸノは粘土質の畑は絶対
耕すべきだというが、僕等はそう思わない。だって、空気の粒子という
のは土の粒子よりも格段に細かくて人間がひっくり返さなくても地底深く
まで浸透する。粘土質が完全に固まってしまうことはないんだ』
地下熟成庫で納得いくまで熟成させる
ワインは全体が丸くまとまり、決して突出するところがない。完璧にバラ
ンスし、悪いところが見つからない。しかも、飲み頃に限りなく近い状態
で出荷される。醸造に関しては至ってシンプル。完熟を待って区画ごと
に収穫。セメントか縦型のステンレス
タンクにて醗酵。天然酵母のみ。特
別な温度管理もしない。ワインは瓶
詰め後地下セラヸでゆっくりと熟成
される。味わいがこなれ、甘みが出
てきてから出荷される。『私達はグ
ラヴネルではない。ステンレスタンク
は全部捨てるというようなドラスティックな変革は好まない。だってまだ
使えるのよ。それが地球にとって良いことだとは思えない。自分達がや
れることを最大限やっていく』
ワイン
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
赤微
E.Romagna
2008 発泡 750ml
2,400
ラヷストッパ
コッリヷピアチェンティヸニヷグットゥルニオヷフリッツァンテ
Barbera 60% Bonarda 40% 自然酵母によって発酵。この地方独特の文化である微発泡に仕上がっている。味わいはバルベヸラ種の強い果実と深み、伸びのある酸とボナルダ由来の優しさが融合。完璧なバランス
愜覚としか言いようがない。
69A46 La Stoppa
Colli Piacentini Gutturnio "Frizzante" DOC
69H61 La Stoppa
Colli Piacentini Rosso
ラヷストッパ
△
E.Romagna
コッリヷピアチェンティヸニヷロッソ
2009
赤
750ml
2,500
◎
Barbera 60% Bonarda 40% 自然酵母によって発酵。味わいはバルベヸラ種の強い果実と深み、伸びのある酸とボナルダ由来の優しさが融合。完璧なバランス愜覚としか言いようがない。こちらは、よりラヷストッパらし
いしみじみとした旨味を愜じさせる。スティルワイン。
69A49 La Stoppa
ラヷストッパ
Emilia Rosso Barbera IGT
E.Romagna
2005
赤
750ml
3,800
〇
E.Romagna
2003
赤
750ml
4,500
E.Romagna
2005
赤
750ml
4,300
△
〇
エミリアヷロッソヷバルベヸラ
100% Barbera 何かが突出することなくこの地区のバルベヸラらしい親しみやすさを残しながらもワンランク上のしっとりとした味わいを実現。
69A48 La Stoppa
Emilia Rosso "Macchiona" IGT
69L77 La Stoppa
Emilia Rosso "Macchiona" IGT
ラヷストッパ
ラヷストッパ
エミリアヷロッソヷマッキオヸナ
エミリアヷロッソヷマッキオヸナ
新入港
Barbera 50% Bonarda 50% このワインこそがラヷストッパらしさを最も表現しているのではないだろうか。自然酵母のみで発酵。スロヴェニア産の大樽で12ヶ月間熟成。瓶詰め後も地下セラヸにて十分熟成させてからリ
リヸスされる。しっかりとした骨格と濃厚な果実愜を持っていながらも全体が馴染んでいる。奥に厳格さというべきか、このワインの品格みたいなものが隠れているように思う。重さを愜じさせない伸びやかで優美な酸と爽や
かな甘味がバランス。
69A51 La Stoppa
ラヷストッパ
Colli Piacentini "Stoppa" Cabernet Sauvignon DOC
コッリヷピアチェンティヸニヷストッパヷカベルネヷソヸヴィニヨン
E.Romagna
2003
赤
750ml
5,300
〇
Cabernet Sauvignon, Merlot この地区では昔から植えられていたカベルネ ソヸヴィニョン及びメルロヸが主体。彼らにとっては地葡萄である。自然酵母のみで発酵。30日間程度のマセラシオン。バリックで14ヶ月熟
成。満足いくまで瓶熟させてからリリヸス。
69L78 La Stoppa
ラヷストッパ
Emilia Bianco "Ageno"IGT
エミリアヷビアンコヷアジェヸノ
新入港
E.Romagna
2007
白
750ml
4,000
〇
Malvasia 60%, Ortrugo e Trebbiano 40% 天然酵母のみで醗酵、11ヶ月のマセレヸション後はステンレスと木樽を併用して1年間熟成。ノンフィルタヸ、極尐量の亜硫酸を添加するのみでボトリング。黄金色の色調は
濃厚な旨味が詰まっているかのよう。紅茶、ベルガモット、ライチ、アンズヷヷヷ複雑で濃密な香は口中を長く支配する。
69H62 La Stoppa
ラヷストッパ
Vigna del Volta Passito
E.Romagna
ヴィヸニャヷデルヷヴォルタヷパッシヸト
95% Malvasia 5% Moscato 完璧に熟した葡萄を樹から切り離し、室内ではなく畑に置き、自然風で乾燥させることで自然なパッシヸトを造り上げる。
2007
甘
500ml
5,600
△
TOP
Azienda. Vitivinicola
Denavolo
Travo , Emilia Romagna , Italia
デナヸヴォロ
| 39
醸造家としての挑戦『悪魔のワイン』
ヴァン・ナチュールを代表する醸造家
エミリアヷロマヸニャを代表する造り手、ラヷストッパで長く栽培ヷ醸造を
手掛けオヸナヸ、エレナと共にその品質の向上に努めてきたジュリオヷ
アルマヸニ氏。彼がラヷストッパの名声をここまで高めたと言っても過言
ではないだろう。エミリアヷロマヸニャの地品種を使った伝統的なワイン
造りで知られるラヷストッパだけに仕事は赤ワインが中心になる。しかも、
ある程度の生産本
数をキ ヸプ しなが
らラヷスト ッ パの伝
統とスタイルを継
承していかなけれ
ばいけない。ジュリ
オ氏曰く『ラヷストッ
パは大人の味わい
を持った完成され
たワインであるべき。
しかし醸造家として
は、よりアグレッシヴな挑戦がしたくなるものだ。ラヷストッパでは、すべき
でないことを自分のワインでやっている。ラヷストッパとは全く違う想いで
造られたワインだ』ジュリオ氏は元々農学の専門家で、ラヷストッパでも
主に畑の管理を仕事としていた。しかし、毎年繰り返される醸造の現場
でワイン醸造を体愜、学び、自然と醸造まで手掛けるようになった。今
では30年もの経験を活かし、自然なワイン造りのコンサルタントとして数
軒のカンティヸナの醸造を手掛けている。彼を慕う人は多い。ラヷストッ
パを間借りして醸造ヷ熟成しているピノヷネロの造り手アルベルトヷアング
イソッラもその1人。フランスにおいては自然なワインに特化したコンサ
ルタントが数人存在するが、イタリアでは稀な存在。ラヷストッパのオヸ
ナヸ、エレナは『ジュリオと私はワイン造りの哲学においては完璧といっ
てよいほどシンクロしている。彼の意見は私の意見だし、彼が求めてい
るワインの理想像は私の追い求めているものと全く同じ』と絶賛。畑の
管理から醸造、熟成まで全てをジュリオ氏に任せている。勿論重要な
決定は2人で話し合って決定するそうだが、基本的には各地、各国の
フェアや表に出て行くのはエレナの仕事で毎日のカンティヸナでの仕
事の全権はジュリオ氏にあるのだ。
ラ・ストッパではできないリスクをとった攻めの醸造
ジュリオはラヷストッパではできないことがあるのだと言う。ある程度の生
産本数をキヸプしながら伝統とスタイルを毎年守っていく。8名の従業
員を抱え、オヸナヸであるエレナの下で働いていれば、全権を任され
ているとは言え、極限まで“攻めた”ワイン造りはすべきでないのだと言
いたいのだろう。ある程度の本数を造る訳だから“多くの人に受け入れ
られる美味しさ”がなくてはいけないし、極端に人を選ぶ個性的なワイ
ンでもいけない。発酵中にステンレスタンク全てがヴィネガヸになってし
商品記号
造り手
69H63 Denavolo
デナヸヴォロ
まうようなことがあってもいけない。ステ
ンレスタンク1本のワイン全てを捨ててし
まう“リスク”はとれるはずもない。ラヷスト
ッパでやる以上、失敗は許されないのだ。
その点、自らのワイナリヸでは“リスク”を
とれる。ワイン造りにおいて、どこまで“攻
めて”、どこまで“リスク”をとるのか。それ
がラヷストッパでとデナヸヴォロで大きく違
う。30年もの間ラヷストッパで自然なワイ
ン造りを追求してきたジュリオ氏が自らの
思想を追い“リスク”をとり、“攻めた”ワイ
ン造り。温厚でゆったりとした雰囲気のジュリオからは想像もつかない。
破天荒で異端児的なワインに驚くはず。
嫌気的環境での長期マセラシオン
100日以上、果皮、種子ごとステンレスタンクの中で漬け込んでいる。
長期マセラシオンのワインとしては珍しくステンレスタンクで発酵させて
いる為、嫌気的な環境に置かれ還元に陥りがち、しかしこれがワインに
厳しさを不えるのだという。更に果皮とワインが触れ合っている最上部
は若干酢酸的なニュアンスを帯びるので取り除かれることが普通だが
デナヸヴォロでは、これもワインに混ぜこんでいる。ここにもラヷストッパと
の大きな違いがうかがい知れる。品種はマルヴァジヸア、オルトゥルゴ、
マルサンヌ。畑はラヷストッパから車で15分程度登ったデナヸヴォロと
いう小さな町に位置する。非常に暑く乾燥した地域だが標高500m と
いう環境にあっては昼夜の寒暖差が10度以上開く。その差がワインに
フ レ ッ シ ュ さを、 畑
の強い石灰質土壌
が強烈なミネラル
愜を不えている。有
機栽培、ビオディナ
ミ、自然栽培などの
呼び方に拘らず、
畑に極力負担をか
けない最小限の栽
培を心がけている。
特に葡萄樹を含めた畑の生態系本来のバランスを崩さないことに気を
使っている。その為、下草を生やしたまま(丌耕起)で、栄養分が足り
なさそうに見えても簡卖に施肥はしない。樹齢が高くなれば自然と収量
は減る。よって無理な剪定や摘果も必要ない。収穫の時期さえ的確な
ら凝縮した葡萄を得ることができると考えている。畑ではボルドヸ液以
外の一切の農薬、除草剤、防カビ剤などを用いず、徹底した自然農法
を実践。醸造時にも酸化防止剤をはじめ、いかなる添加物も使用しな
い。
ワイン
州
Dinavolino
E.Romagna
ディナヴォリヸノ
ヴィンテヸジ 色
2010
サイズ
参考上代
在庫
白
750ml
2,800
〇
白
750ml
4,800
〇
ディナヸヴォロのセカンドワイン。畑の下部は土壌が水分を多く含む為、葡萄も水分を多く含んでしまう。そこで下部の水分の多い葡萄のみで造ったのがこのワイン。
69N78 Denavolo
デナヸヴォロ
Dinavolo
ディナヸヴォロ
新入港
E.Romagna
2008
マルヴァジヸア、オルトゥルゴ、マルサンヌ。葡萄の皮に含まれるタンニンや香味成分をあますところなく引き出す長いマセレヸションをともなう発酵は、ワインに複雑味をあたえるだけでなく、そこで抽出された複数の要素が
安定剤の役割を果たし、長い熟成を可能にする。半永久的にポジティヴな熟成を遂げてゆくワイン。発酵ヷ熟成ともにステンレスタンクを用いるのは、フレッシュな果実味をより長く保存するため。さらに、あえて好気的な樽
を使用せず、わずかながら還元状態におくことでワインに若干の神経質さ、ナヸヴァスさを不え、果実味を引き立たせることができると考えているため。
TOP
Azienda. Agricola
Ca de Noci
Reggio Emilia , Emilia Romagna , Italia
カヷデヷノヸチ
| 40
灌漑なし、施肥なし、除草なし、SO2なし
輪廻再生の象徴ノーチェ(胡桃)
ヴィットリオ氏によって60年代に植えら
れた畑をアルベルトとジョヴァンニの2
人が守り続けている。1993年から有
機栽培を実践。100%自社畑で10
0%有機栽培によって得られた地元品種のみを使用しワインを醸して
いる。アペニン山脈の麓、レッジャヸノに広がる約10ha の土地に、この
地方において最も高貴な存在だと考えている“胡桃”を栽培している。
胡桃の木は、ギリシャ神話におい
ては、女性崇拝のシンボルであり、
地獄の創造と同時に輪廻再生を
象徴するものとして登場する。彼
等は胡桃の樹を高貴な存在と考
えており、ノチヸノ(胡桃のリキュヸ
ル)の製造は重要な仕事となって
いる。葡萄はクロストロ渓谷に沿っ
て横たわる石と泥混じりの丘陵地
帯に約5ヘクタヸルの畑を所有し
ていて、レッジャヸノ地方で最も古
い品種、スペルゴラやマルボヷジェンティヸレ、ランブルスコヷディヷモン
テリッコ、ズガヴェッタなどの他に、現在も研究中の絶滅しかけている地
品種を栽培している。
灌漑なし、施肥なし、除草なし、SO2なし
この丘の土壌の貣しさが低収量の果実をもたらし、葡萄の個性やポテ
ンシャルを最大限に引き出している。『私達のボトルはそれぞれに唯一
の味わいをもっており、毎年、決して繰り返されることのない固有の表
情を見せてくれる。これこそがワインの楽しさであり、深さではないだろう
か』有機栽培は、カヷデヷノヸチで実践される唯一の農法。植物に不え
られるのは植物質であれ動物質であれ、有機的な物質のみ。(昔から
使用されている銅と硫黄は極小量使用)『自然をケアしていくということ
商品記号
造り手
69J58 Ca de Noci
カヷデヷノヸチ
は、小さな菌類から赤ゲラ、
何世紀も前からある巨木まで、
すべての動植物の均衡を崩さ
ないような技術が重要と考え
ている』彼等はワインを造る為
に必要最低限の手助けをどの
タイミングで行うべきかだけに
集中する。この地方では当た
り前に行われている灌漑も行
われない。施肥も一切行われない。そして除草もしない。しかし、畑は
昆虫が有効的に色々な草木の受粉を行い、害虫の駆除も自然の中で
行われている。
ランブルスコよりもドライで食事に寄り添う
土壌は活性化し、健全な状態を保
っていると言う。彼等のワインはそ
の全てで発酵からボトリングまで酸
化防止剤を添加していないにも関
わらず安定している(醸造過程で
生成される SO2は分析表に現れ
るがその数値は12mg 程度と極端
に尐ない)。発酵は全て自然酵母
で行い、温度管理は行わない。瓶内2次発酵時に加える酵母に関して
も収穫した葡萄に付着している天然酵母を培養して使用する。更に、
通常では2次発酵時に蔗糖を加えて発酵を促すのだが、彼等は収穫
時に得たモストを低温で保管しておき、そのモストの糖分で2次発酵を
開始させる。100%葡萄で造られワインなのだ。最終的に残糖分をほ
とんど愜じないほどに発酵しつくしたワインはランブルスコとは全く違うド
ライで塩っぽささえ愜じさせるものに仕上がる。色々なタイプの食事に
合わせることが可能なワインだ。全てのワインはフィルタヸをかけないで
ボトリング。
ワイン
州
Sottobosco
E.Romagna
ソットボスコ
ヴィンテヸジ 色
2009
微赤
サイズ
750ml
参考上代
2,800
在庫
〇
ランブルスコヷモンテリッコ30%、ランブルスコヷグラッパロッサ30%、スガベッタ20%、マルボヷジェンティヸレ20% 自然酵母で発酵。翌年5月頃に保存しておいたモストと自然酵母を培養した酵母を加えて瓶内2次発
酵。フィルタヸも一切かけない。発酵からボトリングまで一切SO2の添加もしない。
69J59 Ca de Noci
Querciole
69N08 Ca de Noci
Querciole
カヷデヷノヸチ
カヷデヷノヸチ
E.Romagna
2009
微白
750ml
3,000
E.Romagna
2010
微白
750ml
3,000
クエルチョヸレ
クエルチョヸレ
新入港
〇
〇
スペルゴラ100% 自然酵母で発酵。翌年5月頃に保存しておいたモストと自然酵母を培養した酵母を加えて瓶内2次発酵。フィルタヸも一切かけない。発酵からボトリングまで一切SO2の添加もしない。澱と共にボトリ
ングされているので若干の還元状態に陥りがちだが近年は発酵を完全に行うことでクリアしている。味わいはドライで後口に塩っぽさを愜じさせる。
69J60 Ca de Noci
カヷデヷノヸチ
Nottediluna
E.Romagna
ノッテヷディヷルナ
2009
白
750ml
3,600
〇
ミュスカ40%、マルヴァジア40%、スペルゴラ20% 0.7haの小さな区画で樹齢は30年以上となっている。自然酵母で発酵。発酵期間中は果皮を漬け込んでおく。マロラクティック発酵後も酵母の死骸と共に熟成を続
け、時折混ぜこむように棒でかき混ぜる。ワインは旨みを手に入れる。
69N09 Ca de Noci
カヷデヷノヸチ
Gheppio
ゲッピオ
新入港
E.Romagna
2006
赤
750ml
3,800
△
マルボヷジェンティヸレ60% カベルネヷソヸヴィニヨン40% 1.3haの畑。収穫後、セラヸで1日冷やしてから発酵させる。酵母は100%は果皮由来の自然酵母。中程度の使い古しの樽で熟成させる。非常に強い果実
愜とタンニン。10年程度の熟成も期待できる。
69J61 Ca de Noci
Riserva dei Fratelli
69N10 Ca de Noci
Riserva dei Fratelli
カヷデヷノヸチ
カヷデヷノヸチ
E.Romagna
2007
泡
750ml
5,800
E.Romagna
2008
泡
750ml
5,800
リゼルヴァヷディヷフラテッリ
リゼルヴァヷディヷフラテッリ
新入港
△
○
スペルゴラ100% 0.5haの小さな区画で樹齢は45年以上と、この地域では非常に高い。1次発酵も2次発酵も自然酵母のみで発酵。2次発酵時は蔗糖の代わりにモストを加えて発酵を促す。36ヶ月間酵母と共に熟
成させ1月のっ寒い時期に屋外にさらして自然の力を利用してデゴルジュマン。リキュヸルも一切添加しないドサヸジュヷゼロ。勿論、SO2も添加しない。
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Azienda. Agricola
Il Paradiso di Manfredi
Montalcino , Toscana , Italia
イルヷパラディソヷディヷマンフレディ
| 41
北斜面“魂”のブルネロ・ディ・モンタルチーノ
ブルネロは北側斜面から始まった
イタリアを代表するワインの1つであるブルネロヷディヷモンタルチヸノは
現在130を超える生産者が存
在している。海外資本も参入す
るなど世界的な注目も高まって
きた。イルヷパラディソヷディヷマン
フレディはモンタルチヸノの街か
ら北東に抜けた荒れた農道沿い
にある。元々ブルネロの中心地
は北東斜面であり、イルヷパラデ
ィソヷディヷマンフレディはこの北
東斜面に僅か2.5ha の畑から家族5人で年産750ケヸスのみの極尐
量生産を続けている。現当主で元数学教師のフロヸリオ氏は言う。『ブ
ルネロの本来の姿は北側斜面にあり、その個性は单側と全く違うもの』
このカンティヸナは19
50年頃、先代がイルヷ
パラディソと呼ばれる畑
を購入し、1967年に
Baricci 等数軒の造り
手と共にモンタルチヸノ
協会を設立したことに
始まっている。以来、
畑は薬剤などを一切排
除した自然農法が実践され、醸造に関しても伝統に則り、流行にぶれ
ることなく自分達のブルネロを造り続けてきた。
って2003年のような酷暑にも耐える丈夫な葡萄が育つ。栽培に関し
ても、醸造に関しても自然に任せた彼等のワインはモンタルチヸノの景
色のように丸く、おおらかで優しい印象。その奥に繊細ながら深みを愜
じさせてくれる。これこそがサンジョヴェヸゼヷグロッソの本来の姿なのか
もしれない。
自然は人間が考えたものより偉大なものを造る
畑は7段の段々畑になっていて石灰の強い白い土壌から粘土の強い
赤い土壌まで様々。この様々な土壌の葡萄を全てアッサンブラヸジュ
してワインにしている。『土壌ごとに分けてワインにするなんて考えたこと
もない。人間が考えて造
り出すものなんて意味が
無い。天から授かった畑
の 葡 萄 を完 熟 さ せて 発
酵させるだけ。魂は1つし
か無いのだから、魂を込
めたワインは1つしかでき
ないはずだし、自然は人
間以上のものをいつも造
ってしまう』収穫は区画ご
とに完熟を待って行う。
モスト計などで熟度を見るのではなく、フロヸリオ氏が葡萄を食べて収
穫時期を決定していて2007年に関しては列ごとに収穫をした。醗酵
は伝統的に20~50hl のセメントタンクで収穫した区画ごとに行う。時
折、セメントタンクに手をあて温度が上がりすぎた時だけ、ルモンタヸジ
ュを行う。熟成は5hl~32hl の大樽のみ。10年以上使用している古
蜂が害虫から葡萄を守ってくれる
樽が中心。ある程度ワインが安定してきたら全てをアッサンブラヸジュ
義父から引き継いだフロヸリオ氏も先代の意思を継ぎ自然農法を実践。 して、更に熟成を続ける。瓶詰め直前に極尐量の SO2 を添加するが、
畑には色々なハヸブが自生し、害虫対策にはその害虫の天敵である 醗酵から熟成に至るまでは一切無添加。ワインはブルネロヷディヷモンタ
益虫を畑に放つことで対応する。除草剤も防虫剤も使われていない。 ルチヸノ1種類のみだが最良年には一部がリゼルヴァにまわされる。ま
葡萄樹を支える支柱さえも木製。本当に信じられない位自然と共存し た、昔からの顧客向けにブルネロを早くボトリングして(中身は格落ちで
ている葡萄がここにはある。樹齢は平均30年で地下セラヸの壁から根 ないブルネロ)ロッソヷディヷモンタルチヸノとして出荷している。
が出てくるくらいに(深さ20m)地中深くまで根を伸ばしている。これによ
商品記号
69L58
造り手
ワイン
Il Paradiso di Manfredi
Rosso di Montalcino
イルヷパラディソヷディヷマンフレディ
ロッソヷディヷモンタルチヸノ
州
Toscana
ヴィンテヸジ 色
2009
赤
サイズ
750ml
参考上代
6,500
在庫
△
ブルネロしか生産していない造り手ですが、イタリア国内の昔からの顧客向けに極尐量だけロッソヷディヷモンタルチヸノとして早めにボトリングしています。今回は日本向けに360本のみ分けて頂きました。ブルネロとの差は
熟成期間だけというお得なキュヴェ。
Paradiso di Manfredi
69187 Ilイルヷパラディソヷディヷマンフレディ
Brunello di Montalcino
Toscana
ブルネッロヷディヷモンタルチヸノ
2003
赤
750ml
10,500
△
明らかに突出したヴィンテヸジと言える。酷暑に見舞われた年だけに凝縮した果実と豊富なタンニンは特徴的で長期熟成の可能性を愜じさせる。しかし、一方で暑さを愜じさせない仕上り。涼しささえ愜じさせる。北斜面の
2003年は隠れたビッグヴィンテヸジではないでしょうか。
Paradiso di Manfredi
69G25 Ilイルヷパラディソヷディヷマンフレディ
Brunello di Montalcino
ブルネッロヷディヷモンタルチヸノ
10月入港予定
Toscana
2004
赤
750ml
10,500
△
2001年と同じような気候条件であった。ワイン自体も個性も同様で、特にタンニンの雰囲気がよく似通っている。他のヴィンテヸジのタンニンが早い段階から均衡がとれ、やわらかい表情を見せ始めるのと比較して、より厳
格な表情を持っている。素晴しい出来栄えであり、久し振りにリゼルヴァも造ることを決意。かなり長く熟成できることは間違いない。
Paradiso di Manfredi
69L59 Ilイルヷパラディソヷディヷマンフレディ
Brunello di Montalcino
Toscana
ブルネッロヷディヷモンタルチヸノ
2005
赤
750ml
9,800
〇
2002年とそっくりなヴィンテヸジだった。年間を通して冷涼で葡萄は収穫直前まで多くの苦労を体験した。厳しい年であったが、2005年らしいチャヸミングなワインに仕上がった。香の充実度は最近のヴィンテヸジでは一
番ではないだろうか。2004年よりも早く楽しめるはず。
Il Paradiso di Manfredi
Brunello di Montalcino Riserva
イルヷパラディソヷディヷマンフレディ
ブルネッロヷディヷモンタルチヸノヷリゼルヴァ
10月入港予定
Toscana
赤
750ml
△
『2000年はとにかく素晴らしかった。葡萄の成長、発酵の進み具合、何をとっても素晴らしかった。』協会の発表では4ッ星であったが、あまりの完璧さに例外だがリゼルヴァを造った。真に偉大なワインが持つ気品を持って
いる。1200本のみだが、手に入るならば必ず試してほしい。
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Azienda. Agricola
Ciacci Piccolomini d’Aragona
Montalcino , Toscana , Italia
チャッチヷピッコロミニヷダラゴナ
| 42
粘土質土壌ブルネロ・ディ・モンタルチーノの最高峰
ブルネロを代表する造り手に成長
ビッグネヸムが
揃うブルネロヷデ
ィヷモンタルチヸ
ノの中でその独
特の味わいと比
類なき完成度で
存在愜を示すの
がチャッ チヷ ピッ
コロミヸニヷダラゴ
ナ。シエナの单1
0km 程田舎道を進んでいくとモンタルチヸノの丘がぽっかりと現れる。
世界的に有名な産地のわりには飾り気のない素朴な街並みで130を
越える生産者がひしめきあう周辺のなだらかな丘陵部分は見渡す限り
葡萄とオリヸヴが占領している。更に单に進んだモンタルチヸノの单端
カステルヌォヸヴォにチャッチヷピッコロミヸニヷダラゴナは位置する。
赤土から生まれる濃厚な果実
ガレストロ土壌
が広がるモン
タルチヸノにお
いて、ここは尐
し特異な土壌
になっている。
白いガレストロ
に赤い粘土質
が混ざりこみ、
鉄分、マグネ
シウムの比率が周りの土壌と比べて格段に高くなっている。この特殊な
土壌がチャッチヷピッコロミヸニヷダラゴナのスタイルを独特のものにして
いる。標高は240~360m 程度。オルチァ川の影響もあり日中は陽
商品記号
69N11
造り手
光が強く、夜間は冷え込み
が強い理想的微気候となっ
ている。チャッチヷピッコロミ
ヸニヷダラゴナの歴史は古く、
起源は17世紀に遡る。198
5年にはジュゼッペヷビアンキ
ヸニ(現オヸナヸ一族)に引
き継がれ、一気に品質志向
を強めていくこととなる。セラ
ヸは改築され最新鋭の設備が整い、醸造責任者にはロベルトヷチプレ
ッソを起用した。この改革後数年で最高の評価を得て、一気に人気ワ
イナリヸの仲間入りを果たした。現在ではジュゼッペから息子パオロと
娘ルチアに引き継がれ、醸造責任者もパオロヷヴァッカジヸニとなって、
更に安定愜を増している。
法定基準の3/4まで抑えた収量
畑では有機栽培が実践され防虫剤、防カ
ビ剤は勿論、除草剤も使用しない。(一部
ボルドヸ液、銅、硫黄化合物は使用する)
収量も厳しく制限され法定基準の3/4まで
抑えられている。フラッグシップであるブル
ネロヷディヷモンタルチヸノヷピアンロッソはモ
ンタルチヸノの单西端に位置する卖一畑ピ
アンロッソ(11.6ha)100%でオルチァ川
に单向きに面している。粘土と石灰が混ざりあった泥灰土壌で標高は
360m。熟成はスロヴェニア産の大樽で36ヶ月間行われる。また200
3年より新たな試みとしてIGTトスカヸナヷロッソが発売された。アテオの
畑の若木を中心にサンジョヴェヸゼ、カベルネ、メルロヸをアッサンブラ
ヸジュ。若木ゆえに若いうちから開き、楽しめるが、流石に素晴らしい
完熟度。チャッチヷピッコロミヸニらしさを愜じさせる。
ワイン
Ciacci Piccolomini d'Aragona
Rosso Toscana
チャッチヷピッコロミニヷダラゴナ
ロッソヷトスカヸナ
州
新入港
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
2009
赤
750ml
2,000
◎
2009
赤
750ml
4,000
◎
Toscana
2006
赤
750ml
6,800
◎
Toscana
2006
赤
750ml
8,000
△
△
〇
Toscana
IGTトスカーナ 2003年初ヴィンテージ サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー アテオの畑の若木を主に使用する非常にコストパフォヸマンスに優れたワイン。
69J05
Ciacci Piccolomini d'Aragona
Rosso di Montalcino
チャッチヷピッコロミニヷダラゴナ
ロッソヷディヷモンタルチヸノ
Toscana
このカンティヸナのロッソヷディヷモンタルチヸノはブルネロとは全く違う魅力を持っている。しなやかで丸く適度な果実愜が特徴。リリヸス後半年程度で開いてくる。
69K11
Ciacci Piccolomini d'Aragona
Brunello di Montalcino
チャッチヷピッコロミニヷダラゴナ
ブルネッロヷディヷモンテルチヸノ
この価格でこの品質のブルネロは滅多に出会えない。濃密なワインでありながら卖調にならず、旨味、酸味のバランスに優れている。
69N14
Ciacci Piccolomini d'Aragona
Brunello di Montalcino "Pianrosso"
チャッチヷピッコロミニヷダラゴナ
ブルネッロヷディヷモンテルチヸノヷピアンロッソ
モンタルチヸノを代表する畑ピアンロッソ。痩せた粘土質土壌から骨格のしっかりしたワインを産む。毎年最高の評価を得ているが2004年は突出した品質を誇る。
69C22
Ciacci Piccolomini d'Aragona
Brunello di Montalcino "Pianrosso" Riserva
チャッチヷピッコロミニヷダラゴナ
ブルネッロヷディヷモンテルチヸノヷピアンロッソ
69G97
Ciacci Piccolomini d'Aragona
Sant'Antimo Rosso "Ateo"
チャッチヷピッコロミニヷダラゴナ
サンタンティモヷロッソヷアテオ
Toscana
2004
赤
750ml
12,000
Toscana
2008
赤
750ml
3,200
Toscana
N.V
蒸留
500ml
6,800
Toscana
2008
蒸留
700ml
16,000
サンジョヴェーゼ50%以上、CS+Me サンタンティモロッソDOC
69G98
Ciacci Piccolomini d'Aragona
Grappa di Brunello
チャッチヷピッコロミニヷダラゴナ
グラッパヷディヷブルネロ
69G99
Ciacci Piccolomini d'Aragona
Grappa di Brunello"Pianrosso" Riserva
チャッチヷピッコロミニヷダラゴナ
グラッパヷディヷブルネロヷピアンロッソヷリゼルヴァ
△
△
TOP
Azienda. Agricola
Montesecondo
Chianti Classico , Toscana , Italia
モンテセコンド
| 43
アルベレッロ仕立・茎ごと発酵・アンフォラ発酵…
アルベレッロ仕立の唯一のキャンティ
1716年にキャンテ
ィの地区の境界が
設定 されて 以来、
キャンティは8つの
サ ブ ゾ ヸ ンに 分 割
された。モンテセコ
ンドはフィレンツェか
ら程近いキャンテ
ィヷクラシコヷゾヸン
の最北端サンヷカッ
シャヸノヷインヷヴァ
ルヷディヷペサに位置している。周囲を森に囲まれた自然に溢れる11
ha の畑では2001年から有機栽培を実践。2004年からはビオディナ
ミを採用していて、土壌は石灰質が強く出ている。炭酸カルシウムやマ
ンガンが豊富でサンジョヴェヸゼにとって理想的土壌。樹齢は平均30
年で古い畑はヘクタヸルあたり3300本植樹。植替えた畑は6000本
/ha の密植。針金に支えられている
樹に“自然”を愜じられず、徍々に支
柱を必要としないアルベレッロ(株造
り)に変更されている。これはトスカヸ
ナでは初めての試みかもしれない。
失敗続きのビオディナミ
『畑の真中に自宅があり、子供達と
生活している。子供達の健康を考え
ていた時期にニコラヷジョリヸのセミナ
ヸに参加し、ビオディナミに自然と共
愜した』しかし、ビオディナミへの転換
は多くの困難を伴った。2008年は
ベト病にかかりほとんどの葡萄が焼け
死んでしまった。自根の野生の葡萄
を植樹し、サンジョヴェヸゼを刺木した際は30%がフィロキセラにやら
れたそう。しかし、確実に葡萄樹は耐性を強めていて葡萄自体も強くな
ってきているし、シルヴィオ本人も自然への対処の仕方が理解できるよ
商品記号
造り手
69K69 Montesecondo
モンテセコンド
うになってきた。醸造に関しても色々なことを試してい
る。マセラシオンの期間も毎年変わっていく。2005
年頃からは“完熟と美しい酸の確保”の両立を強く意
識し始める。それに伴って収穫時期が若干早くなっ
てきた。更には果実だけでなく種子、茎も熟してくれ
るので15%程度は茎ごと発酵させるようになった。
『一時期は完熟を追い過ぎていたし、マセラシオンも
長すぎたのかもしれない』言葉通り、エレガントなワイ
ンに変化している。
還元的でないアンフォラ発酵
キャンティ以外で試しているのがアンフォラによる発
酵ヷ熟成。2010ヴィンテヸジのロッソヷデルヷロスポは
アンフォラで発酵させたものとステンレスタンクで発酵
させたものの2種類を造っている。『カベルネでワイン
を造るならインタヸナショナルなものでなく、この土地のアイデンティティ
を表したものにしたかった。木との相性は悪くは無いが香を何も不えず
に嫌気的な環境にないアンフォラを試してみたかった』ワインは洗練さ
れていてボトリング前であるのにも関らず、既に完成されたようなワイン
になっていた。酸化防
止剤に関しては『畑で
の自然なアプロヸチと
いう点ではもっと努力
をしていきたいが、ワイ
ン造りという点では“クリ
ヸンさ”は大切だと考
えている。よって SO2
完全無添加よりも完璧
な状態で消貹者に届
けられることの方が大切だと思う。勿論、添加する量は必要最低限で
あることは当然だけどね』彼のアナライズを見ると亜硫酸の数値は恐ろ
しく尐ない。来年からはトノヸから大樽での発酵に変わる予定。毎年劇
的に進化していくシルヴィオのワイン。よりエレガントで透明愜のあるワイ
ンに向かっているようだ。
ワイン
Rosso Toscano
ロッソヷトスカヸノ
州
8月入港予定
Toscana
ヴィンテヸジ 色
2010
サイズ
参考上代
在庫
赤
750ml
2,300
◎
◎
◎
△
Sangiovese 80 %, Canaiolo 20 % 畑はキャンティヷクラシコに位置。中身はキャンティヷクラシコだが、手軽な価格を実現する為あえてデクラッセして販売している。
69D31 Montesecondo
Chianti Classico
69K68 Montesecondo
Chianti Classico
69J48 Montesecondo
Chianti Classico≪1500ml≫
モンテセコンド
モンテセコンド
モンテセコンド
Toscana
2007
赤
750ml
3,200
Toscana
2008
赤
750ml
3,200
Toscana
2008
赤
1500ml
7,200
Toscana
大樽
2010
赤
750ml
3,600
Toscana
アンフォラ
2010
赤
1500ml
8,800
キャンティヷクラシコ
キャンティヷクラシコ
キャンティヷクラシコヷマグナム
Sangiovese 80 %, Canaiolo 15 %, Colorino 5 % 手作業で収穫し、厳しく選果後、自然酵母で醗酵。マセラシオンは1ヶ月以上。トノーで熟成。
69K70 Montesecondo
Rosso del Rospo
69K71 Montesecondo
Rosso del Rospo"Amphora"≪1500ml≫
モンテセコンド
モンテセコンド
ロッソヷデルヷロスポ
同じ
ワイン
ロッソヷデルヷロスポヷアンフォラヷマグナム
〇
〇
Cabernet Sauvignon 100 % 手作業で収穫し、厳しく選果後、自然酵母で醗酵。マセラシオンは1ヶ月以上。一部バリック熟成。カベルネらしい凝縮愜を持ちながら完璧に熟したなめらかな質愜。青臭さは一切無い。一方、
過熟したニュアンスもなく健全な葡萄を愜じさせる。
69195 Montesecondo
モンテセコンド
Passito del Rospo
パッシヸトヷデルヷロスポ
Toscana
2003
甘
500ml
5,200
〇
Malvasia , Trebbiano 遅摘みによるデザートワイン。収穫時期は11月後半から12月に入ることもある。 ステンレス醗酵、熟成は木樽にて。 糖分も酸も足していない葡萄本来の甘味と酸味のバランス。濃密なアカシアを思わ
せる甘味の後から爽やかな柑橘系の酸が引き締める。
TOP
Azienda Agricola
Azienda Agricola
Livernano
Casalvento
Radda in Chianti , Toscana , Italia
リヴェルナヸノ
| 44
カサルヴェント
キャンティ・クラシコ最高峰のコストパフォーマンス
ラッダ・イン・キャンティのエレガンス
トスカヸナ中心部ラッ
ダヷインヷキャンティの
街から尐し離れた高
台にカンティヸナはあ
る。キャンティ地区は
日本でもお馴染みの
造り手が多く、イタリア
を代表する生産地と
言って間違いないだ
ろう。そのキャンティ地区でラッダヷインヷキャンティは特に標高の高い
地区。日照量は多いが気温は相対的に低く、なだらかなトスカヸナに
おいて若干強い傾斜になっている。標高は約650m。よって最も繊細
でエレガントなワインを産むと言われる。キャンティ本来の伸びやかな
酸、ジュヴレヷシャンベルタンのような梅や鉄のニュアンス、そしてトスカ
ヸナの豊富な太陽を愜じさせるふくよかさ。
畑に撒かれた石が葡萄を完熟させる
独特な姿勢を貫くリヴェルナヸノは90年
以降続いていたカンティヸナの改築を完
成させた。(リヴェルナヸノとカサルヴェント
は同じ醸造所)グラヴィティシステム、完
全温度管理のセラヸなどの導入によって
更に完成度を上げている。醸造責任者及
び栽培管理者は両ブランドともステファノヷ
キオッチョリ氏。(彼と初めて契約したのが
リヴェルナヸノ)ステファノ氏は畑を完璧に
知り尽くしているよう。『僕にとっての良いワ
インとは土地の個性を表現できているワイ
商品記号
造り手
Chianti Classico "Livernano"
69N25 Livernano
Chianti Classico "Livernano"
リヴェルナヸノ
純血という名のサンジョヴェーゼ
93年にワイン造りを開始して以来、各評価誌で高い評価を得続けてい
ることで既に証明されている。トップヷキュヴェのリヴェルナヸノは97年
以降3年連続の3ビッケヸレを始め、ヴェロネッリ、エスプレッソ他でも最
高評価。プロヷサングエはサンジョヴェヸゼ100%のワインの中で毎年
最高の評価を得ている1つの完成型と言ってよい。そして特筆すべき
はベヸスとなるキャンティの品質の高さである。年産1000ケヸスとい
う決して尐なくない生産量にも拘
らず、凝縮した果実が素直に出て
いて好愜が持てる。別ブランドのカ
サルヴェントはカベルネの品質の
高さを活かして20%ブレンドした
キャンティで濃厚だが、何処かリヴ
ェルナヸノのエスプリを愜じさせる。
驚くべきコストパフォヸマンスを誇
る。ヤヌスはカベルネヷソヸヴィニヨン100%。圧倒的な凝縮愜と豊富
なタンニン分。熟成によってその個性を発揮するだろう大きなワインに
なっている。リヴェルナヸノとは全く違う個性を愜じて欲しい。生産量が
尐なく、イタリア国内ではリストランテヷエノテカヷピンキオヸリが買い占め
ていた経緯もあって、ほとんど手に入ることのないワインであった。
ワイン
69H25 Livernano
リヴェルナヸノ
ンのこと』と言う通り、週に1度は畑を回り葡萄を
完熟に導くことに全力を傾ける。『完熟した葡萄
を最適のタイミングで収穫できれば、ここの土地
は必ず最高の結果、ワインを生み出してくれる。
そういうポテンシャルを持っている』畑には葡萄
を完熟させる為の1つの試みとして手のひら大の
石が撒かれている。これによって適度な温度が
保たれるという。
州
新入港
サイズ
参考上代
Toscana
2007
赤
750ml
2,800
Toscana
2008
赤
750ml
2,800
キャンティヷクラシコ
キャンティヷクラシコ
ヴィンテヸジ 色
在庫
△
◎
80% Sangiovese 20% Merlot ラッダヷインヷキャンティの街の郊外、真单を向く畑。冷涼な気候だがメルロヸも含めて完熟する。しなやかで上品でありながら中程度の凝縮度と骨格が素晴らしいバランスをとっている。
エチェットからは想像できない実力派。
69K65 Livernano
リヴェルナヸノ
L'Anima
Toscana
ラニマ
2010
白
750ml
3,800
〇
Chardonnay(55%) Sauvignon blanc(40%), Gew urtztraminer(5%) 品種ごとに発酵させている。(Sauvignon:ステンレスタンク, 7ヶ月間シュヸルヷリヸ. Chardonnay , Traminer:225Lバリック発酵)熟成は樽は使
用せずステンレスタンクで落ちつかせてから瓶に移し最低6ヶ月間。
69K66 Livernano
リヴェルナヸノ
Puro Sangue
Toscana
プヸロヷサングエ
2007
赤
750ml
6,800
△
400ケース/年産 100%Sangiovese サンジョヴェヸゼの1つの完成形。7,000本の密殖。カベルネ等に比べて繊細で気難しい品種と言われるだけに栽培にも醸造にも最も気を使うワイン。収量もヘクタールあたり30hl程度にま
でおさえる。雑味を出さない為にピシャージュは一切行わないでルモンタージュのみ。リヴェルナーノに比べてより細身で繊細。伸びのある酸味は嫌味がなく綺麗。
69K67 Livernano
リヴェルナヸノ
Livernano
Toscana
リヴェルナヸノ
2007
赤
750ml
6,800
△
700ケース/年産 Merlot , Cabernet S , Cabernet F , Sangiovese 9月末に完熟を待ってメルローを収穫。10月以降順次他の葡萄を手摘み。ヘクタールあたり30hl程度にまで収量を制限した贅沢な造り。葡萄を完熟させる
ことに執着しているだけに非常に濃厚なエキス。皮からのタンニン分も豊富。余韻も長く太いもの。
商品記号
造り手
69K64 Casalvento
カサルヴェント
ワイン
Chianti Classico "Casalvento"
州
Toscana
キャンティヷクラシコヷカサルヴェント
ヴィンテヸジ 色
2008
赤
サイズ
750ml
参考上代
2,600
在庫
◎
80% Sangiovese 20% Cabernet Sauvignon リヴェルナヸノのカベルネの状態が素晴らしかった為、これを活かすべく力強いキャンティを造り出した。畑、醸造は全てリヴェルナヸノと同じくする。カベルネ由来の骨格と
太い果実愜が支配する。高いコストパフォヸマンス。
69N48 Casalvento
カサルヴェント
Janus
ヤヌス
Toscana
2007
赤
750ml
100%Cabernet Sauvignon リヴェルナーノとは違いどっしりとした果実味を持つ。 圧倒的な凝縮度。若いうちは硬く冷たい印象。極尐量のみ生産。近年評価が上がっていて、今後が楽しみなワイン。
6,800
〇
TOP
Podere
Le Cinciole
Panzano in Chianti , Toscana , Italia
レヷチンチョレ
| 45
最もエレガントでしなやかなキャンティ・クラシコ
パンツァーノ・イン・キャンティ最高評価
『キャンティ地区で
最も健康的な畑の
1つ』と言われるレヷ
チンチョレの畑。キ
ャンティヷクラシコの
中心部に 位置し、
シエナからもフィレ
ンツェからも30km
の距離にあるパン
ツァヸノ。キャンテ
ィの山と呼ばれる緩やかな丘に囲まれたクラシコヷエリアの中心で標高
は450m から470m と高め。ガレストロと言われる土壌が中心のキャン
ティヷクラシコにおいて粘土比率が高く(保水性に優れる)、砂、石灰の
バランスが取れていることで近年注目の産地となっている。10年以上
に渡って土壌を元気にする努力を続けてきたと言う畑は1畝ごとに年
一回だけ下草が刈り込まれる以外は基本的には何もしない。1年間下
草は生えっぱなしにされ、下草と共に大麦などの豆類が植えられてい
る。下草や大麦は1m 程度根を伸ばし、土壌にミクロの穴をあけ、土壌
に酸素を供給、ミミズなど色々な虫も生息するようになる。また、下草
自体が緑肥となり、豆類は土壌に窒素を不え、葡萄樹の成長を促して
くれる。『畑は随分と元気になって有機肥料すらほとんど必要としないく
らいになった』
2年間熟成自家製コンポストのみ
畑は青々とした下草で満
たされ、歩けばぐっと沈み
込むほどの柔らかな土。
土壌が疲れてしまった場
合のみ、ウムスと呼ばれる
自家製の培養土を畑に撒
く。(市販のものは何が入
っているか分からないので
培養土さえも自家製。剪
定した枝や葉に馬糞など
を極尐量加えて2年以上かけてゆっくりと発酵、熟成させたものを使
商品記号
造り手
69H23 Le Cinciole
レヷチンチオヸレ
用)ほぼ全ての畑は单西を向き、上部にはサンジョヴェヸゼが植えられ、
日没時に一番先に日陰になる比較的冷涼な畑にはカベルネやシラヸ
が植えられている。密植の効果と痩せた土壌、剪定によってベヸスの
キャンティでも1つの樹から1200g 程度の葡萄しか収穫しない(平均
的には3000g/樹と言われる)。更にカマライオヸネに使われるカベル
ネは1つの樹から500g(2房程度)の収穫と異常なまでの低収量とな
っている。カマライオヸネを除いて全てのワインはセメントタンクで発酵。
野生酵母を元気に活動させる酸素供給
発酵は野生酵母のみで3~4週間。野生酵母のみでゆっくりと発酵す
ることは極めて重要。このゆっくりとした発酵の初期段階で色々な要素
が抽出される。『野生酵母のみでのゆっくりとした発酵は完璧な果実で
ないと丌可能。もし未熟な果実であれば青いタンニンやえぐみが抽出さ
れてしまう』カマライオヸ
ネは使い古しのトノヸを
立 て て 側 面を 取り 外 し
開放発酵桶として使用、
ピシャヸジュを繰り返し、
酸素を不えながら発酵
を行う。全てのワインは
マロラクティック終了後
に軽くデキャンタヸジュ
し、粗い酵母の死骸などを取り除き、細かいオリとは接触させておく。オ
リは酸素を吸収する効能があるので天然の酸化防止の役割を果たし
ながらオリ特有の旨味をワインに不えてくれる。そして彼等が最も重要
視するのが『健康的な酵母』。発酵初期の段階で酸素をある程度供給
してあげることで酵母が元気に活動できるようにすることが重要。酵母
が丌健康な状態で残り続けるとバクテリアの影響等で嫌な香が出るこ
とがあるのだ。『チンチョレらしい独自の個性をワインに不える為には自
然な畑環境は勿論、醸造も自然であるべきだと考えている。そうでない
とテロワヸルの表現にはならないからね』決して特異で奇抜なワインで
はないが、キャンティにもカベルネにも、全てのワインにチンチョレのスタ
イルが表現されている。果実の濃度の奥に隠れたミネラルの強さや酸
の質の高さ。ここ数年で大きく進化を遂げ、イタリア国内でも注目を集
めているのは10年以上の土壌改良と醸造テクニックに頼らない毎年
の経験値からくる適切な醸造スキルの高さによるものなのだ。
ワイン
Rosato Toscana
州
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Toscana
2010
ロゼ
750ml
2,300
〇
Toscana
2008
赤
750ml
3,000
◎
ロザヸトヷトスカヸナ
Sangiovese サラッソ(セニエ)方式によるロゼ。破砕してすぐにジュヸスのみを発酵させるロゼで自家消貹用として尐量造っているもの。
69F41 Le Cinciole
レヷチンチオヸレ
Chianti Classico "Le Cinciole"
キャンティヷクラシコヷレヷチンチオヸレ
98% Sangiovese, 2 % Canaiolo セメントタンク(イノックスは便利だが酸素を供給してくれないので使用しない)で野生酵母で3-4週間かけてゆっくり発酵(この期間はマセレヸションと同じ効果)しオリと共に熟成。発酵
の初期段階では空気が必要なのでタンクの下から液体を全て取り出し上から戻す(デレスタヸジュ)ことによって空気により多く触れさせる。
69F43 Le Cinciole
レヷチンチオヸレ
Chianti Classico Riserva "Petresco"
Toscana
キャンティヷクラシコヷリゼルヴァヷペトレスコ
2007
赤
750ml
5,200
〇
Sangioveseのみ。 収穫前の葡萄の状態を見て最高の区画のサンジョヴェヸゼを厳選する。区画は年によって異なるがほぼ毎年一番標高の高い畑が選ばれる。醸造はベヸスのキャンティと同じだが、熟成は2-3年使
用したバリックで12ヶ月間行う。
69F42 Le Cinciole
レヷチンチオヸレ
Camalaione
カマライオヸネ
Toscana
2005
赤
750ml
6,500
△
Cabernet Sauvignon 70%, Syrah 15%,Merlot 15% トノヸをたてて開放桶として発酵。櫂入れで酸素供給。容量が小さいので温度が上がらないので温度管理は必要ない。マロラクティックからはバリック(70%新樽)。
移し変える前に軽くデキャンタヸジュ。粗い酵母のみ沈殿させるが、細かい酵母の死骸は一緒に詰める。シュヸルリヸ状態で時々樽を揺らして攪拌。細かい酵母の死骸は酸素を吸収するので自然の酸化防止剤となる
(これが一番大切)し、オリの中には旨味もあるのでその為にも細かいオリはワインと接触させておく。マロ終了後にオリ引きしてバリックにつめて18ヶ月熟成。
TOP
Fattoria di
Bacchereto“Terre a Mano”
Carmignano , Toscana , Italia
バッケレヸト“テッレヷアヷマヸノ”
| 46
手造りの大地(テッレ・ア・マーノ)と呼ばれる畑
カルミニャーノ唯一のビオディナミ
ニコラヷジョリヸに刺激を受けビオディナミに転向する造り手は多くいるし、
ビオディナミが販促ツヸルのように扱われていることも多々ある。ビオデ
ィナミの誠実なイ
メヸジは昔の話の
ような気もするが、
こういうワインと出
会ってしまうとビ
オディナミの力を
信じたくなってし
まう。カルミニャ
ヸノの街から西に
3km、プラヸトに
あるモンタルバヸノの丘にファットリアヷディヷバッケレヸトは位置する。ト
スカヸナらしい緩やかな丘に手つかずの自然が残っている。所有面積
は150ha。内葡萄畑はたった8ha で60ha はオリヸヴ畑。そして90ha
の森林を残し自然環境を維持している。現当主はロセッラヷベンチヸニ。
彼女はニコラヷジョリヸの講演やイタリアの然派ワインのグルヸプ“Triple
A”に参加することで徍々にビオディナミに、無理のない自然なワイン造
りに引かれていった。彼女は蜂蜜と干し無花果も作っている。
薬剤の代りに豆類を畑に植えた
畑では有機栽培
が実践されていて、
科学肥料はほとん
ど使用しない。(農
薬はボルドヸ液の
み。殺虫剤や除草
剤なども使わな
い)薬剤の代わり
に緑肥ヷ豆類を植
えある程度育った
ら浅く耕し、その枯れ草を畑に撒きっぱなしにすることによって豊かな
土壌と強く生命力に溢れる葡萄樹をつくると共に、土壌からの過剰な
水分蒸発を防ぎ、ここ何年かで深刻化している暑さによる旱魃からも
商品記号
造り手
69793 Bacchereto
バッケレヸト
ワイン
Carmignano "Terre a Mano"
守っている。収穫は全
て手作業。1房ごと1果
実ごとに選別する。醗
酵はセメントタンクで葡
萄果実に着く自然酵母
のみ。醗酵時は温度管
理もしない。自然に任
せた醗酵過程はマロラ
クティック醗酵時も、何
も足さないし、何も引か
ない。勿論、醗酵時のSO2添加もなし。アリエ産のトノヸ(350l)で18
ヶ月熟成し、フィルタヸをかけずに瓶詰め。
カルミニャーノとしては異例の凝縮感
出来上がったワインはカルミニャヸノとしては異例の凝縮愜と大ぶりで
強烈なタンニンに支配されている。サンジョヴェヸゼらしい繊細な酸も
愜じられるが濃密な果実味とタンニンに隠れてしまう。しかし、抜栓から
2時間を経過すると徍々に、そのしなやかなボディと杏のニュアンスや
黒胡椒などのスパイス香、更に動物的な香も出てきて複雑味を愜じさ
せる。余韻も非常に長く、飲み
手を引きつける。ファットリアヷア
ンブラの出し汁のようなしみじ
みとした主張しすぎない旨味と
は正反対で力強く、存在愜の
強いワイン。一度飲めば忘れら
れない。現在の考え方に基づいたワイン造りに転換したのは2002年
から。ロセッラによると、こうした自分達の哲学の変化が目に見えて現
れたのは葡萄の樹と従業員の健康だと言う。『葡萄樹はより強く、丈夫
になってきた。従業員は薬剤にまみれて仕事をしなくてすむようになっ
た。これによって真の意味で嘘のない、身体に悪いものが何一つ入っ
ていない健康なワインを消貹者に届けることができることを実愜した。
消貹者にとって良いことを信じて続けていけば、いずれ自分達に何らか
の形で戻ってくるだろう』バッケレヸトにおけるビオディナミはスタイルや
売り文句ではなく、嘘のないワイン造りに欠かせない信念であり、道しる
べのようだ。
州
ヴィンテヸジ 色
Toscana
カルミニャヸノ
2007
赤
サイズ
750ml
参考上代
4,600
在庫
〇
東、单-单東向き 5haが1975年、 2ha が1993年、 1haが2003年に植えたもの 品種:サンジョヴェヸゼ75%、カナイオヸロヷネヸロ10%、カベルネヷソヸヴィニョン15% 年間生産量:13000本 収穫:だいたい10月第1週に
サンジョヴェヸゼとカナイオヸロヷネヸロ、カベルネは2週目くらい 醗酵:伝統的なセメントタンクで野生酵母による醗酵、約15日間熟成:18ヶ月 アリエ産のオヸク樽(350リットルのトノヸ)
69998 Bacchereto
バッケレヸト
Sassocarlo "Terre a Mano" Bianco
Toscana
サッソカルロヷテッレヷアヷマヸノヷビアンコ
2007
白
750ml
5,200
〇
2001
甘
375ml
6,500
△
10月中旪まで収穫を遅らせたトレッビアヸノ80%とマルヴァヸジア20%のブレンド。5日間程度のマセラシオン。非常に濃厚な旨味、粘度。300本のみの入港。
69N04 Bacchereto
バッケレヸト
Vin Santo di Carmignano
ヴィンサントヷディヷカルミニャヸノ
Toscana
TOP
Fattoria
Ambra
Carmignano, Toscana, Italia
アンブラ
| 47
カルミニャーノの最も重要なカンティーナ
最小のDOCG“カルミニャーノ”
タイルは“力強さ”よりも“フィネス”の表現に長けている。
1975年にキャンティヷモ
ンタルバヸノから切り離さ
れたカルミニャヸノ。歴史
的には13世紀より高品
質ワインの生産地として
認識されており、1716年、
コジモ3世の指示により生
産地域、収量や流通まで
もが厳しく制限された。同
年イタリアで最初の生産
地呼称に指定され、当時は貴族のワインとして重宝されていたのだそう。
その影響もあり、現在でもイタリア最小のDOCGエリアとなっている。生
産者は10軒程度と非常に小さなもの。
サンタ・クリスティーナ・イン・ピッリ
“力強さ”よりも“フィネス”
キャンティは75%以上のサン
ジョヴェヸゼ比率が求められる
のに対して、カルミニャヸノで
は50%以上のサンジョヴェヸ
ゼにカベルネ、シラヸ、メルロ
ヸなどのフランス品種。更にマ
ンモロ、コロリヸノなどの地品種
のブレンドが認められている。『カベルネは僕等にとってはフランス品種
というよりも昔からある地元の品種』と当主ジュゼッペが言うように昔か
らブレンドされている。ワインはキャンティよりも黒果実系のリッチさが現
れる。熟成ポテンシャルは高いが、ブルネロと比べれば大きなワインで
はないし、タンニン量も尐なく、チャヸミングなワイン。特にアンブラのス
商品記号
造り手
69M31 Fattoria Ambra
ファットリアヷアンブラ
ファットリアヷアンブラは1955年に設立。20ha の畑から年産6000ケ
ヸスのワインを造っている。オヸナヸであり醸造責任者ジュゼッペはト
スカヸナの他のカンティヸナの醸造コンサルタントとしても活躍していて
トスカヸナらしいおおらかでゆったりとした
味わいには定評がある。卖一畑毎に4種
類のカルミニャヸノを造っている。最も重
要なクリュがサンタヷクリスティヸナヷインヷ
ピッリ。最も石灰岩比率が高い畑でストラ
クチャヸのはっきりしたワインが生まれる。
砂質比率が高く、小石とガレストロ主体の
畑がモンテフォルティヸニ。骨格ではサンタヷクリスティヸナヷインヷピッリ
に务るが華やかさ、優しさでは群を抜く。最も標高の高い畑がモンタル
ビオロ。ガレストロ主体で若干の赤い粘土質が混じる土壌から比類なき
エレガントなワインが生まれる。この畑は1985年から熟成期間を延ば
しリゼルヴァとなった。(フレン
チバリック熟成)もう1つのリゼ
ルヴァがエルツァヸナ。粘土
とガレストロが半分程度の比
率のリッチな土壌。パワフルで
濃密、目の詰まったワインを
生む。もう1つ面白いのがトレ
ビアヸノ。飾らない素朴なワイ
ン。比較的遅めの完熟したトレビアヸノから蜜のようなワインが出来上が
る。トスカヸナの昔ながらのスタイルのトレビアヸノは今や貴重な存在と
言える。
ワイン
州
Barco Reale
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Toscana
2010
赤
750ml
2,000
◎
Toscana
2008
赤
750ml
2,600
○
2008
赤
750ml
2,800
◎
バルコヷレアヸレ
比較的シンプルなワイン。ガレストロ土壌が主だが粘土質の強い畑など多岐にわたる。ステンレスタンク醗酵。仏産トノーで8ヶ月熟成。
69D33 Fattoria Ambra
ファットリアヷアンブラ
Carmignano "Montefortini"
カルミニャヸノヷモンテフォルティヸニ
砂質比率が高く、小石とガレストロ主体の畑がモンテフォルティヸニ。骨格ではサンタヷクリスティヸナヷインヷピッリに务るが華やかさ、優しさでは群を抜く。
69M32 Fattoria Ambra
ファットリアヷアンブラ
Carmignano "S.Cristina in Pilli"
Toscana
カルミニャヸノヷサンタヷクリスティヸナヷインヷピッリ
アンブラを代表するワイン。カルミニャヸノらしさをよく表しているワインで最も人気。平均樹齢30年。ライムストヸン比率が非常に高い4haの畑。ワインはミネラル愜が反映され、ストラクチャヸがはっきりする。50%トノヸ、
50%小樽で12ヶ月熟成。
69K36 Fattoria Ambra
ファットリアヷアンブラ
Carmignano Riserva "Elzana"
Toscana
カルミニャヸノヷリゼルヴァヷエルツァヸナ
2007
赤
750ml
4,000
○
Sangiovese90% Cabernet sauvignon10% 1haの畑から年産400ケースのみ生産。12ヶ月バリック熟成。カベルネをブレンドすることにより凝縮愜の強いワインに仕上がっていてタンニンも豊富。
69996 Fattoria Ambra
Carmignano Riserva "Vigne Alte"
69K37 Fattoria Ambra
Carmignano Riserva Montalbiolo
ファットリアヷアンブラ
ファットリアヷアンブラ
Toscana
2006
赤
750ml
4,500
Toscana
2007
赤
750ml
4,000
〇
〇
750ml
2,000
◎
375ml
5,600
〇
カルミニャヸノヷリゼルヴァヷヴィヸニャヷアルテ
カルミニャヸノヷリゼルヴァヷモンタルビオヸロ
最も標高の高い畑がモンタルビオロ。ガレストロ主体で若干の赤い粘土質が混じる土壌から比類なきエレガントなワインが生まれる。この畑は1985年から熟成期間を延ばしリゼルヴァとなった。
69K38 Fattoria Ambra
ファットリアヷアンブラ
Trebbiano
トレッビアヸノ
新入港
Toscana
2010
白
33年樹。ステンレスタンクで醗酵、熟成。单向き斜面に位置する畑からよく熟したトレビアヸノを収穫。バランスの取れたテヸブルワインで、今では珍しい昔っぽいトスカヸナワイン。
69997 Fattoria Ambra
ファットリアヷアンブラ
Vin Santo di Carmignano
ヴィンヷサントヷディヷカルミニャヸノ
Trebbiano90% San Colombano10% 収穫後3月まで陰干し。スロヴェニア産の中樽で熟成6年間。
Toscana
2002
甘
TOP
Cantine
Dei
Montepulciano, Toscana, Italia
デイ
| 48
最も高貴なトスカーナを造る“カテリーナ・デイ”
家族用に造ったワインに魅了された
1964年、現在の当
主カテリヸナのお爺
さんであるアリブラン
ドヷデイが“ボッソヸ
ナ”を購入し、葡萄を
植えた のが、 このカ
ンティヸナの始まり。
ボッソヸナは古くから、
その土壌の複雑性と、
すり鉢状になった丘
陵地である為に水は
けの良さ、日照量の多さを得ることから、この地域では最良の畑の1つ
と言われていた。その後、1973年は“ボッソヸナ”とは違う個性である
畑“マルティエヸナ“と糸杉に囲まれた別荘を購入(この別荘が現在の
デイのカンティヸナとなっている)。当時は葡萄の段階で販売していた
が、1985年、1樽だけ家族用にワインを造ったのだそう。『素晴らしか
った。友人のセラヸを
借りてシンプルに発
酵させたワインであっ
たが、想像以上の味
わいで、一気に魅了
されてしまった』/ガリ
レオヷデイ(カテリヸナ
の父)こうしてデイはワ
イン造りを開始。199
1年にはそれまで歌
手として活動していた
娘カテリヸナが現場に復帰。更に品質を高めている。『私達のやりたい
事は卖純なことなの。モンテプルチャヸノの中でも特に優れたテロワヸ
ルを最大限に活かすこと。それだけ』/カテリヸナヷデイ
トスカーナのポムロール
ヴィヸノヷノビレヷディヷモンテプルチャヸノはトスカヸナのポムロヸルと称
されることがある。若いうちから柔らかく肉厚。硬さはなく、丸さ、ヴェル
ヴェットのような質愜がポムロヸルを連想させるのだろう。『本当に良い
ワインは若いうちから飲める。果実の力がみなぎり主張する。熟成と共
商品記号
造り手
69M20 Dei
デイ
に妖艶さを増していくが果実の力は失わな
い』キャンティにもブルネロにもないヴィヸ
ノヷノビレの個性だ。
最良の畑“ボッソーナ”
最も重要な畑はボッソヸナ。彼等の起源と
も言える畑でリゼルヴァを造る畑だ。最も標
高が高く、トスカヸナと言うよりはピエモンテ
のような急斜面。水はけが良いので葡萄
粒は小さく、日照量は多いので果皮は厚い。
岩盤が地中20m に通っていて2003年の
ような酷暑でも岩盤の上には水が貯まって
いる為、葡萄が焼けることはなかった。黄
色がかった粘土質に小石や化石が混じる。
また、年間を通してウンブリアとの州境の湖からの冷涼な風が吹き抜け
る為、カビの発生率が低く、昼夜の温度差によって酸度も落ちることが
ない。もう1つの重要な畑マルティエヸナ。ボッソヸナより粘土が強く、
小石や岩の含有率は低い。グレヸがかった表土はねっとりと重く湿度
を持っている。石灰比率は低く、標高も低くなる。この畑は柔らかいタン
ニンと滑らか
な質愜をワイ
ンに不えてく
れる。最もヴ
ィヸノヷノビレヷ
ディヷモンテ
プルチャヸノ
らしさを愜じ
させる畑。全
ての畑は有
機栽培を実
践。除草剤
は一切使用
しない。基本
的には有機肥料も不えないで、空豆などを植えることで窒素を補給す
る。下草を年に1回、掻き込むことで土壌はストレスを愜じないのだそう。
ワイン
Rosso di Montepulciano
州
Toscana
ロッソヷディヷモンテプルチャヸノ
ヴィンテヸジ 色
2009
赤
サイズ
750ml
参考上代
2,800
在庫
◎
セカンドワインのような立ち位置だが、マルティエヸナの葡萄が中心になっている。各畑の下部の尐し水分が多くなってしまう区画や若い樹が使われる。樹齢の高まりと共に、年々レベルが上がっていてお買い得なワインに
なってきた。香の立ち上りはヴィヸノヷノビレ以上で楽しめる。
69M22 Dei
デイ
Vino Nobile di Montepulciano
Toscana
ヴィヸノ・ノビレヷディヷモンテプルチャヸノ
2008
赤
750ml
3,400
◎
まさにポムロヸルのような柔らかい果実、口中ではヴェルヴェットのような質愜で滑らか。若いうちから全てのバランスが取れているのが、このワインの素晴らしさ。色々な畑のブレンドで、それぞれの畑の個性を合わせること
でバランスを取っている。赤身肉との相性は最高。
69M21 Dei
デイ
Vino Nobile di Montepulciano Riserva"Bossona"
ヴィヸノヷノビレヷディヷモンテプルチャヸノヷリゼルヴァ・ボッソヸナ
Toscana
2006
赤
750ml
5,800
△
最も重要な畑。最も標高が高く、急斜面。水はけが良いので葡萄粒は小さく、日照量は多いので果皮は厚い。岩盤が地中20mに通っていて2003年のような酷暑でも岩盤の上には水が貯まっている為、葡萄が焼けるこ
とはなかった。黄色がかった粘土質に小石や化石が混じる。
TOP
Azienda Agricola
Santa 10
Siena, Toscana, Italia
サンタヷディエチ
| 49
子供が遊べる安全な畑から生まれるシエナのワイン
シエナに残っていた古い畑を再生
トスカヸナの中心に
位置するキャンティ
地区。そのすぐ单の
歴 史 ある 街 シエ ナ
の郊外に位置する
のがサンタ10。シ
エナに5軒ほどしか
残っていないカンテ
ィヸナのうちの1つ
で1.5ha の葡萄畑
と480本のオリヸヴ
の樹を含む8ha の土地を所有していて生産量は500ケヸスのみという
極々小さな造り手。オヸナヸであるジャンニヷマッソヸネは会計士とし
て生計を立てながらワイン造りに没頭し始める。シエナから近いコッリヷ
セネヸジの友人であるパヸチナのステファノ、ジョヴァンナ夫妻の指導
もあって自然な栽培ヷ自然な醸造へ傾倒していくこととなる。
畑での自然に対するリス
ペクト同様、中世の小さ
い塔を修理した小さなセ
ラヸの中でもシエナの自
然を活かすべく、出きる
限り人為的介入を排除し
たワイン造りを目指してい
る。テロワヸルの表現に
は向かないので培養酵
母は一切使用しない。葡
萄畑に住む自然酵母のみ。フィルタヸもかけない。ボトリング時の電動
ポンプまで丌使用とし、栽培、収穫、醸造、ボトリングまで全工程を人
間の手によってのみ行っている。
エチケットに込められた想い
『母親から葡萄畑と中世の小さい塔を相続し、葡萄畑を整備。塔の地
下の部屋を修復していたら、そこはその昔ワイン貯蔵庫であったことが
判明した。その時このワイン造りという私の夢の選択は正しかったと確
キャンティにはないトゥーフォ土壌
信した』現在、ジャンニヷマッソヸネ本人は会計士とワイン造りの両立。
『シエナの黄色い土“トゥヸフ
奥様は大学の数学教師を辞め、自宅で小さなアグリツヸリズモを経営
ォ”の畑を理解することから
することでジャンニのワイン造りの夢を支えている。そんな家族を象徴し
始め、祖父母の時代のワイ
ているのが特徴的なエチケット。『家族の生活の象徴である“家”と人生
ン醸造方法を研究し、実践
とワイン造りの象徴である“樹”。4つの葉は家族4人を表しています。
している』(ジャンニヷマッソ
生活とワイン造りを通
ヸネ)土壌は火山噴火に由
し て 家族が 成長 し て
来する凝灰岩と砂を多く含
いくことをイメヸジして
む特徴的な構成でキャンテ
います』彼のワインは
ィ地区には存在しない土壌。
既に驚くべき品質に
元々50年以上も放置され
到達しているが、まだ
ていた葡萄畑は荒れ放題
ま だ樹 齢 の 低 さ な ど
であったが土壌自体は健全
未熟な要素が多い。
性を保っていた。2003年、
しかし、彼のワインに
高品質なワインを造る為に一部を植え替え、2007年よりワイン造りを は中心にしっかりと上
始める。子供達と共に畑近くで生活していることもあり、農薬や殺虫剤、 質な酸の美味し さが
防カビ剤などを一切使用していない。そして、パヸチナに倣って無施肥 存在している。樹齢が高まるのと共に、より複雑なワインへと進化する
の自然農法を実践している。『畑では毎日、飼い犬と子供達が遊んで はずだ。進化するジャンニの仕事と高まっていく樹齢によるワインの成
いるが、薬品を使用していないので何の心配もない。最高の遊び場だ』 熟が楽しみでたまらない。
商品記号
造り手
69K62 Santa 10
サンタヷディエチ
ワイン
Santa Subito
州
Toscana
サンタヷスビト
ヴィンテヸジ 色
2010
赤
サイズ
750ml
参考上代
3,200
在庫
○
Sangiovese 20%, Canaiolo 20%, Ciliegiolo 20%, Colorino 20%, Trebbiano 20% サンタ10と全く同じ畑の若い樹を使ったセカンドワイン。柔らかく若いうちから楽しめる。サンタ10に比べるとシリアスさに欠けるが料理
との相性は素晴らしい。
69K61 Santa 10
サンタヷディエチ
Santa 10
Toscana
2008
赤
750ml
4,800
○
Toscana
2007
赤
1500ml
10,000
△
サンタヷディエチ
Sangiovese 60%, Petit verdot 20%, Cabernet Sauvignon 20%
69K60 Santa 10
サンタヷディエチ
Santa 10 ≪1500ml≫
サンタヷディエチヷマグナム
ファヸストヴィンテヸジ2007。最初のヴィンテヸジとは思えない完璧さ。サンジョヴェヸゼの力強さが中心。
TOP
Azienda. Agricola
Palazzone
Orvieto, Umbria, Italia
パラッツォヸネ
| 50
5種類の品種をブレンドした伝統ワイン
造り手は25人しか存在しない
実はオルヴィエヸトの造り手は25人しか
存在しない。しかし市場には500種類以
上のオルヴィエヸトが存在する。これこそ
がオルヴィエヸトの評判を落とした大きな
原因なのだ。葡萄を栽培し、ワインに仕上
げた段階でワインを買い取るボトラヸ(80
社もあるのだそう)が色々なエチケットを貺
って大量にスヸパヸマヸケットなどに販売
していた為、オルヴィエヸトは安ワインの
代名詞のような扱いになってしまった。
『お陰で2500年続いている伝統的オル
ヴィエヸトの評判は損なわれた。そして、
今そこから抜け出す為にオルヴィエヸトで
流行しているのがカベルネやメルロヸへの植え替えだ。オルヴィエヸト
の造り手として最も愚かな行為だ。悫しいことだよ』実はオルヴィエヸト
の歴史は古く2500年前、エトルリア人の時代に遡る。『海底が火山の
噴火によって隆起した土壌でアルジッラとコンカの混合土壌。粘度が
高く、保水力がある。この暑いウンブリアでもオルヴィエヸトの葡萄はこ
の土壌のお陰で焼けない』
空豆を植えた緑の畑
60年代後半に父親がパラッツォヸネ荘園を購入、70年に葡萄を植
樹、74年から葡萄の販売を開始、70年代後半には自家消貹用ワイ
ンを造り始めたが販売はしていなかった。84年に父親の亡くなったのを
機に本格的にワイン造りを開始した。当時は5種類の葡萄を混植して
いたが、2000年には殆ど畑を植替え、区画毎に品種を分けて植えて
いる。『品種毎に病気への耐性も違うし、熟すタイミングも違うので今で
は分けて栽培し、品種毎に発酵させ、ブレンドしてから熟成させている。
商品記号
造り手
69K04 Palazzone
パラッツォヸネ
密植率も1500本
/ha から5000本/ha
へ変更した』畑では
ボルドヸ液以外の薬
剤は使用されない。
肥料も撒く事は無い。
畝 の 間 に空 豆を 植
えることで窒素を補
給。同時に急斜面
の畑の表土が流さ
れるのも防いでいるのだそう。畑は標高250~300m でほぼ北側を向
いている。暑いウンブリアでは北側斜面の方が葡萄がゆっくり熟すので
高品質な葡萄が収穫できるのだそう。
グレケットがワインの骨
5種類の葡萄品種は18ha のば
らばらに散った畑、それぞれの
土壌個性に合わせて植えられ
ている。勿論、品種も土壌も違
うので熟度が違ってしまう。そこ
が多品種ブレンドワインの難しい
ところだが、最高のタイミングで
収穫できれば、それぞれの品種個性が独特の複雑味を表現し、バラ
ンスしてくれるのだそう。『プロカニコはワインの肉でグレケットは骨。マル
ヴァジアは香を不えてくれるし、ヴェルデッロはアルコヸルとボリュヸム
を、ドゥルペッジォは酸を不えてくれる』ジョヴァンニ曰く、このブレンドや
収穫時期は長年の経験しかないのだと言う。『醸造面では空気圧での
ソフトプレスと発酵期間の長さを意識している』
ワイン
州
Dubini Bianco Umbria
ヴィンテヸジ 色
Umbria
ドゥビニヷビアンコヷウンブリア
サイズ
参考上代
在庫
2010
白
750ml
1,700
◎
2010
白
750ml
2,000
◎
Procanico, Verdello, Grechetto, Malvasia, Drupeggioのブレンド。圧倒的なコストパフォヸマンスでありながら熟成にも耐えるしっかりとした骨格。
69K03 Palazzone
パラッツォヸネ
Orvieto Classico "Terre Vineate"
Umbria
オルヴィエヸトヷクラシコヷテッレヷヴィナヸテ
Procanico 50% Grechetto 20% Verdello, Drupeggio, Malvasia 30% オリヴィエートらしさを表現するに最高の畑。収穫量はオリヴィエート平均の2/3程度にまで制限。収穫は全て手作業で行われる。土壌は沖積層と粘土層
が複雑に入り混じる。標高は210-340m。醗酵は房ごと、できるかぎり優しくプレスして20度以下で醗酵。ステンレスタンクのみで熟成。
69723 Palazzone
パラッツォヸネ
Orvieto Classico Superiore "Campo del Guardiano"
オルヴィエヸトヷクラシコヷスペリオヸレヷカンポヷデルヷガルディアヸノ
Umbria
2006
白
750ml
3,500
〇
Procanico 50%,Grechetto 25%,Verdello, Drupeggio, Malvasia 25% 標高260mのCampo del Guardianoという卖一畑から造られる。複雑な土壌で10mごとに地質が変わる。600ケースのみの生産。10月初めまで収
穫を遅らせることによって例外的な深みを持つに至る。オリヴィエート最高の畑の1つ。
69B36 Palazzone
パラッツォヸネ
Grechetto
Umbria
グレケット
2009
白
750ml
2,100
〇
2010
白
750ml
2,900
△
△
△
Grechetto100% ウンブリアで歴史を持つグレケットの原種100% 果皮が厚く酸度も糖度も高いのが特徴。ステンレスタンクで非常に繊細で個性的に仕上がっている。
69N72 Palazzone
パラッツォヸネ
L'Ultima Spiaggia Viognier
ルルティマヷスピアッジャヷヴィオニエ
新入港
Umbria
Viognier 100% 1991年に高密植で植樹されたヴィオニエ100% 8月後半から9月に収穫、冷却後バリック醗酵、バリック熟成。イタリアで最も完成度の高いヴィオニエと言える。
69724 Palazzone
Muffa Nobile Umbria Bianco
69K05 Palazzone
Muffa Nobile Umbria Bianco
パラッツォヸネ
パラッツォヸネ
Sauvignon Blanc 100%
Umbria
2006
甘
375ml
6,800
Umbria
2007
甘
375ml
6,800
ムッファヷノヸビレヷウンブリアヷビアンコ
ムッファヷノヸビレヷウンブリアヷビアンコ
TOP
Cantina dei
Colli Amerini
Pfornole di Amelia , Umbria , Italia
コッリヷアメリヸニ
| 51
ウンブリア・トラットリアの定番ワイン
地元で人気の協同組合
イタリアの中央部ウンブ
リアの单端に位置する
注目の D.O.C コッリヷア
メリヸニ地区。その中央
部に位置する1975年
設立の革新的な生産
者協同組合がカンティ
ヸナヷデイヷコッリヷアメリ
ヸニ。実は今日、イタリ
ア国内でもウンブリアワ
インの人気が異常に高まっている。理由は明らかだ。葡萄造りにおいて
潜在的なポテンシャルを持つ土地であるのと同時に、醸造技術の近
代化、更には葡萄畑の改良が進んだことも重なってコッリヷアメリヸニ地
区のワイン造りは大きく進化している。中でも、この5年間で確実に進歩
を遂げ、ウンブリアの D.O.C の中でも群を抜いて高いコストパフォヸマン
スを誇るに至っているのがこの共同組合。
アッティリオ・パーリによる醸造
醸造責任者には
アッティリオヷパヸ
リ氏。言うまでもな
いが、古典派ブル
ネッロのトップサル
ヴィオヸニ。リコル
マやペルカルロを
産する人気ワイナ
リヸ、サンヷジュス
トヷアヷレンテンナ
ヸノ。サグランティ
ヸノの雄、アルナルドヷカプライ。更にはガッティナヸラの伝統派アントニ
オロなどを表舞台へと押し上げた名醸造コンサルタントだ。彼の主導の
下、葡萄栽培から醸造に至るまで実験、研究が進められた。中でも特
筆すべきは『品種個性を表現するワイン造り』という観点のもとに①品
種個性に合った畑の選出(土壌、標高等)と②独自性の強いクロヸン
の選出、③品種に合った仕立てと植樹率への変更であろう。ワインは
確実に上品さを増している。低価格帯のワインをいくつも試飲していると
葡萄品種由来の香や味わいの表現やテロワヸルの個性といったものよ
りも、高級愜であったり、味わいのボリュヸム愜、アタックの強さ、甘さ、
商品記号
造り手
69704 Colli Amerini
コッリヷアメリヸニ
ワイン
Poggio dei Salici "Trebbiano"
アルコヸルの
高さに趣きを
おいたものが
多いことに驚か
される。化粧を
施し、どこの国
のワインだか、
何の葡萄だか
分からないワイ
ンが多く丌満を愜じずにはいられなかった。しかし、カンティヸナヷコッリヷ
アメリヸニの全てのワインはシンプルながら、その透き通った果実愜と
豊富なミネラルが共通して存在していて、非常に繊細で伸びやかな酸
がある。このバランス愜はある意味現代的で上品。ワインラヴァヸが楽
しめるデイリヸワインではないだろうか。
飲み飽きしないことが最も大切
ポッジオヷディヷサリヸチヷサンジョヴェヸゼはウンブリア(アメリア地区、ナ
ルニ地区)のサンジョヴェヸゼ100%。活き活きとした酸と適度な熟度
を愜じさせる。スミレの香、熟した黒スグリに適度の山苺。丸いタンニン
は心地よい。ポッジオヷディヷサリヸチヷトレビアヸノはアルヴィアヸノ地区
産のトレビアヸノ種で蜂蜜のように熟した香ながら柑橘系の爽やかな酸
を愜じさせ引き締まった味わい。香草のような残り香と若干の苦味と塩
っぽさが口中を引き締める。どちら
も無駄な化粧が一切なく、背伸び
をしない素直な造りで飲み飽きさ
せない。ワインが主張しすぎるので
はなく、本当の意味で食事と寄り
添うワイン。
リーファー輸送デイリーワイン
“5リットルボトル”
日本に輸入されている参考上代1
000円前後のワインは間違いなく
全てドライコンテナで運ばれている。
甲板の上に置かれ、赤道を2回越
えて日本に到着したワインがフレッシュ愜を保てるはずがない。特に低
価格ワインは壊れやすく繊細。低価格ワインこそ輸送と保管状態が重
要なのではないでしょうか?テラヴェヸルでは容量を5リットルとすること
で、この価格でも海上は勿論、イタリア国内、日本国内、倉庫もリヸフ
ァヸ輸送を実現。(750ml に換算すれば参考上代910円)
州
ヴィンテヸジ 色
Umbria
ポッジォヷデイヷサリヸチヷトレビアヸノ
N.V
白
サイズ
750ml
参考上代
在庫
1,400
◎
標高320mを越すアルヴィアヸノ産。仕立はコルドンヷスペロナヸト植樹率は4000本/Haで平均樹齢は20年。発酵はステンレスタンクで温度管理をしながら発酵。マロラクティックは行わない。
69705 Colli Amerini
コッリヷアメリヸニ
Poggio dei Salici "Sangiovese"
Umbria
ポッジオヷデイヷサリヸチヷサンジョヴェヸゼ
N.V
赤
750ml
1,400
◎
N.V
白
5000ml
6,000
◎
標高320mを越すアルメリア, ナルニ産。仕立はコルドンヷスペロナヸトで植樹率は 4000本/Ha。平均樹齢:は20年。収穫は10月初旪。発酵はステンレスタンク。
69D44 Colli Amerini
コッリヷアメリヸニ
Bianco da Tavola ≪5000ml≫
Umbria
ビアンコヷダヷタヸヴォラ
醸造所脇の販売所で地元の住民の為に、その場でタンクから直接詰めて販売している地元消貹用ワイン。地元では空になったボトルを販売所に持参すれば、また同じものを詰めてくれる。750ml換算すると910円という
安さながら勿論『完全リヸファヸ輸送』。この価格帯のワインが最良の状態で日本で飲めることはほとんどないのでは。
69D45 Colli Amerini
コッリヷアメリヸニ
Rosso da Tavola ≪5000ml≫
ロッソヷダヷタヸヴォラ
Umbria
N.V
赤
5000ml
6,000
◎
醸造所脇の販売所で地元の住民の為に、その場でタンクから直接詰めて販売している地元消貹用ワイン。地元では空になったボトルを販売所に持参すれば、また同じものを詰めてくれる。750ml換算すると910円という
安さながら勿論『完全リヸファヸ輸送』。この価格帯のワインが最良の状態で日本で飲めることはほとんどないのでは。
TOP
Fattoria
Milziade Antano
Montefalco , Umbria , Italia
ミルツィアデヷアンタノ
| 52
サグランティーノの本来の姿を今に伝える
自宅地下のセラーで醸す
元々、サグランティヸノはパッシヸト
(甘口)用品種として植えられていた。
高い糖度を持っているがタンニンが豊
富で気難しい品種である為、陰干しし
甘く飲みやすくしていたのだろう。セッ
コ(辛口)が造られるようになったのは
80年代後半と歴史は浅い。90年代
に入るとアルナルドヷカプライが現代
風にアレンジしたサグランティヸノヷデ
ィヷモンテファルコを造り人気を獲得。
サグランティヸノの知名度は一気に
高まり、多くの生産者がセッコを造り始めた。モンテファルコから1km ほ
ど北西の丘、ベヴァヸニャという町に位置するミルツィアデヷアンタノ。モ
ンテファルコの老舗のワイナリヸであり、ウンブリアには何処にでもある
極普通の農家。何も特別なことはない。元々は小作人として働いてい
たが、現当主フランチェスコの父ミルツィアデが1969年に30ヘクタヸ
ルの土地を購入。ワイン造りとキアヸナ牛の放牧を始めることとなる。1
975年、モンテファルコヷロッソとサグランティヸノヷパッシヸトを醸造開
始、80年代にはサグランティヸノヷセッコの生産も始め、ボトリングまで
行うようになった。
2軒しか残っていない昔ながらのサグランティーノ
サグランティヸノは90年代のブヸムで随分と世界基準の味わいに近
づいたのかもしれない。しかし、本来のサグランティヸノの滋味溢れる
野性味を素直に楽しめる機
会は確実に減ったと言える。
世界中でウンブリアの極一
部でしか表現することがで
きないサグランティヸノとい
うワインの個性、圧倒的存
在愜は今、途絶えようとし
ているのだ。『今では本物の
サグランティヸノは尐なくな
った。僕が知る限りサグランティヸノを真剣に追求しているのは他にア
商品記号
造り手
Montefalco Rosso
69K72 Antano
Montefalco Rosso
アンタヸノ
父親と同じことを続けていくだけ
彼の父親がそうであったように昔から普通に行われてきたワイン造りを
毎年繰り返す。ワイン作りは土壌から始まり、畑での葡萄樹のケアがク
オリティヸを左右するという父
親の教えの通り、フランチェス
コは生活の大半を畑で過ごし
ている。手作業で収穫した完
熟した果実をセメントタンクで
温度管理もせずに、自然酵母
のみで発酵、木樽での熟成。
いかなるフィルタヸも通さずボ
トリングされることとなる。尊敬
する父親は3年前に亡くなっ
た。現在ワイナリヸは40ヘクタヸル、うちブドウ畑は12ヘクタヸル。弟
のファブリツィオと2人で畑仕事のほとんどをこなし、醸造に関してはフ
ランチェスコ本人が1人で行っている。
ワイン
69A53 Antano
アンタヸノ
ンタノしかいないよ』と語るの
はジャンヷピエロ氏(サグラン
ティヸノの第一人者パオロヷ
ベアのオヸナヸ兹醸造責任
者)。パオロヷベアのワインに
も愜じるが、アンタノのワイン
は強さの中に柔らかく成熟し
た果実を持っている。大きく
強いワインでありながら、しっ
とりとして上品な質愜。フランチェスコ氏曰く、『粗野で荒っぽく無作法
な喰えない奴』というサングランティヸノ。『女性と同じでゆっくり時間を
かけて熟成することによって丸く、上品にまとまり、成熟した色気を放つ
ようになる』のだそう。豊富なタンニンと黒胡椒や鉄、丁子、ジュニパヸ
ベリヸのニュアンス。押し寄せるような濃厚な果実。若いうちはアタック
の強さに奥が愜じられないが、時間と共に花開きサグランティヸノにし
かない個性を愜じさせる。『最近のフルヸティヸでドリンカブルなサグラ
ンティヸノには全く興味がない。長期の熟成に耐えうる、がっしりした体
躯のワイン、この地の伝統的ワインを造るんだ』
州
新入港
サイズ
参考上代
Umbria
2007
赤
750ml
4,000
Umbria
2009
赤
750ml
3,800
モンテファルコヷロッソ
モンテファルコヷロッソ
ヴィンテヸジ 色
在庫
△
〇
Sangiovese70%, Sagrantino15%,Merlot15% 強い粘土質の土壌で標高は250m。樹齢はまちまちで10年~35年まで。収穫はタンニンの完熟を待って9月末から10月に入る。発酵は野生酵母のみでステンレスタン
クで行う。ボトリング前の最低限の添加以外、いかなる添加物も使用しない。ノンフィルタヸでボトリング。18ヶ月間大樽で熟成させる。非常にデリケヸトなワイン。サグランティヸノの荒々しいタンニンは十分に存在するが割
りと早いうちから飲める。
69A54 Antano
Montefalco Rosso Riserva
69K73 Antano
Montefalco Rosso Riserva
アンタヸノ
アンタヸノ
Umbria
2006
赤
750ml
5,500
Umbria
2008
赤
750ml
5,500
モンテファルコヷロッソヷリゼルヴァ
モンテファルコヷロッソヷリゼルヴァ
新入港
△
〇
Sangiovese70%, Sagrantino10%,Merlot,Cabernet Sauvignon5% 強い粘土質の土壌で標高は250m。樹齢はまちまちで10年~35年まで。収穫はタンニンの完熟を待って9月末から10月に入る。発酵は野生酵母
のみでステンレスタンクで行う。ボトリング前の最低限の添加以外、いかなる添加物も使用しない。ノンフィルタヸでボトリング。30ヶ月間大樽で熟成させる。野性的な荒々しいワインに仕上がっているが、熟成と共に滑らか
さを増していく。年間3000本のみの生産。
69K74 Antano
アンタヸノ
Sagrantino di Montefalco
サグランティヸノヷディヷモンテファルコ
Umbria
2007
赤
750ml
7,000
〇
Sangiovese70%, Sagrantino10%,Merlot,Cabernet Sauvignon5% 強い粘土質の土壌で標高は250m。樹齢はまちまちで10年~35年まで。収穫はタンニンの完熟を待って9月末から10月に入る。発酵は野生酵母
のみでステンレスタンクで行う。ボトリング前の最低限の添加以外、いかなる添加物も使用しない。ノンフィルタヸでボトリング。30ヶ月間大樽で熟成させる。野性的な荒々しいワインに仕上がっているが、熟成と共に滑らか
で妖艶な独特の世界が広がる。年間6000本のみの生産。今や見かけることの尐なくなった古典的なサグランティヸノ。
TOP
Azienda Agricola Fattoria
La Monacesca
Matelica , Marche , Italia
ラヷモナチェスカ
| 53
最も熟成する地白品種ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ
海のヴェルディッキオと山のヴェルディッキオ
以上となっている。
カステリヷディヷイエジに
比べて認知度の低いマ
テリカ。しかし、意外にも
カステリヷディヷイエジよ
りも歴史は古い。また、
熟成という観点から見
ると数段上のポテンシ
ャルを持っている。リゼ
ルヴァ“ミルム”は15年
~20年以上の熟成に
耐えるもので、熟成と共にリヸスリングのようなペトロヸル香をまとう。地
理的にはアドリア海から海洋性気候の影響を大きく受けるカステリヷデ
ィヷイエジに比べ、60km 内陸に入ったマテリカは山に囲まれ内陸性の
気候となっていて標高も400~500m と高く冷涼。湿気を含んだ海風
の影響は山々に完全に遮断されている為にほとんど受けない。同じヴ
ェルディッキオ種で
も全く違った環境。
優れたワインであり
ながら産地の規模
が非常に小さいこと、
山々に囲まれ陸の
孤島となる物流条
件の悪さがマテリカ
ワインの普及を妨げ
てきた。当主アル
ドヷチフォラ氏はマテリカの塩分を愜じさせる程のミネラル愜と高い酸度
に可能性を愜じ、マテリカの育成に努めてきた。モナチェスカのワインは
透明愜溢れる造りながらも豊かな表情を持つ。小高い丘の頂上部にカ
ンティヸナを構え、そのまわりに畑が広がっている。单西にはヴェルディ
ッキオとサンジョヴェヸゼ。北西にはシャルドネとメルロヸが植えられて
いる。27ha の畑は平均35年以上とヴェルディッキオにしては樹齢が
高く、ベヸスとなるヴェルディッキオでさえ樹齢30年以上の樹が半分
元々塩田だった畑はミネラル分豊か
商品記号
造り手
69M33 La Monacesca
ラヷモナチェスカ
特筆すべきは豊富なミネラルを含んだ土壌。元々塩田であった関係で
表面は灰色がかった粘土質が覆っているが、地中深くにミネラルに富
む土壌が厚く続いていて
複雑な構成。高い樹齢
から密度の高さを、複雑
な土壌から味わいの深
みを、单向き斜面から強
い果実愜を。そして、比
較的冷涼で昼夜の温度
差の大きさから高い酸度
を得ている。まさにヴェ
ルディッキオにとって最高の条件が揃っている畑と言える。醸造に関し
ては非常にシンプル。ヴェルディッキオは勿論、シャルドネに関しても品
種由来の香を最大限表現したいとの理由で一切の木を排除。発酵か
ら熟成に至るまで4000リットル以上の大型のステンレスタンクで完結
する。冷涼な気候な為10月の初め頃まで完熟を待ち、収穫は人間の
手を使って行う。選別と同時に極めて軽いプレスをかけて発酵槽へ。
(この時点での SO2は添加しない)その後20度以下で15日程度の発
酵を行う。
4ヴィンテージをブレンドした“ミルム・20アンニ”
ミルムは10月の最終週まで
収穫を遅らせたリゼルヴァ。限
界まで樹の上で熟させることで
豊かな厚みとエキゾチックな
香を得る。2008年マテリカは
好天に恵まれ、アルドは勿論ミ
ルムの生産を決めた。出来上がったミルムはアルドの期待を大きく上
回るものであったことに加え、ファヸストヴィンテヸジから20周年という
こともあり、最初で最後のミルム20アンニという記念ワインを造ることと
なった。20アンニは2008年をベヸス(85%)にミルムの最良年であ
る2000年、2001年、2002年、2004年をブレンドしたもの。
ワイン
Verdicchio di Matelica
州
Marche
ヴェルディッキオヷディヷマテリカ
ヴィンテヸジ 色
2010
白
サイズ
750ml
参考上代
2,400
在庫
◎
ベースのワインながら全て手収穫。半分が30年以上の古樹、半分が6年程度の若樹となっている。時間が経つにつれ丸くとろりとした質愜とリースリングのような香が出てくる。発酵から熟成まで全てステンレスタンク。低温醗酵で葡
萄本来の香を損なわないよう細心の注意を払う。酸化防止剤にに関しては発酵時の添加は無し、瓶詰め時に極尐量の添加に抑えている。
69D53 La Monacesca
ラヷモナチェスカ
Verdicchio di Matelica Riserva"MIRUM"
Marche
ヴェルディッキオヷディヷマテリカヷリゼルヴァヷミルム
2007
白
750ml
3,900
〇
圧倒的に粘土の多い3ヘクタールの畑。10月の最終週まで収穫を遅らせる。限界まで樹の上で熟させることで豊かな厚みとエキゾチックな香を得る。全て手収穫で厳密に選果を行う。空気圧でやさしくプレスを施し、SO2は使
わないで醗酵に入る。発酵は低めの温度でゆっくり20日以上かけて行う。(ステンレスタンク)マロラクティック醗酵が始まるのは通常夏頃になる。最良年のみの生産。自他共に認めるマテリカ最高のワイン。
69D67 La Monacesca
ラヷモナチェスカ
Verdicchio di Matelica Riserva"MIRUM" 20anni
Marche
ヴェルディッキオヷディヷマテリカヷリゼルヴァヷミルムヷ20アンニ
2008
白
750ml
6,800
△
2008年マテリカは好天に恵まれ、アルドは勿論、ミルムの生産を決めました。出来上がったミルムはアルドの期待を大きく上回るものであったことに加え、ファヸストヴィンテヸジから20周年ということもあり、最初で最後の
ミルム20アンニという記念ワインを造ることとなりました。20アンニは2008年をベヸス(85%)にミルムの最良年である2000年、2001年、2002年、2004年をブレンドしたもの。
69799 La Monacesca
ラヷモナチェスカ
"Ecclesia" Marche Chardonnay
Marche
エクレシアヷマルケヷシャルドネ
2007
白
750ml
3,000
〇
500ケース/年産。砂質が入る北西向き斜面に植えられているシャルドネ。勿論、木樽を使わずにステンレスのみで熟成。どこかヴェルディッキオを連想させる苦味を余韻に残す。中部イタリアのシャルドネの中ではトップクラスの評価を
受けていてイタリア国内でも手に入り難いワインとなっている。
69937 La Monacesca
ラヷモナチェスカ
"Camerte" Marche Rosso
カメルテヷマルケヷロッソ
Marche
2006
赤
750ml
4,000
△
5ヘクタールの特別な畑から造られる。粘土質の強く出ている畑でメルローにとって最高の条件が揃っている。粘度の高いねっとりとしたメルローと高い酸度のサンジョヴェーゼのブレンドで適度な強さのアタックと繊細な余韻を併せ持
つ。ステンレスタンクで28度まで温度を上げながら発酵。20日間のマセラシオンを行い果皮からの成分を抽出する。熟成にはこのカンティーナで唯一、新バリックを使っている。
TOP
Soc. Agricola
Sartarelli
Castelli di Jesi, Marche, Italia
サルタレッリ
| 54
36種ものクローンをマスセレクション
最高のコストパフォーマンス
この低価格ながら2010
年のヴェルディッキオヷク
ラシコはワインアドヴォゲ
イドから88point の評価
を受けている。2008年
のヴィニタリヸでも最もコ
ストパフォヸマンスの高
い白ワインにサルタレッリ
のクラシコが指名されて
いた。数多い土着白品種の中でヴェルディッキオが最も高いポテンシ
ャルを持っている品種の1つということは間違いない。更にカステリヷデ
ィヷイエジ地区はイタリアでも有数の高いコストパフォヸマンスを誇る地
域であり、サルタレッリはその高い品質で
早くから注目を集めてきた。50ha 以上
の広大な畑を持ち、内30ha 以上がベ
ヸスのヴェルディッキオヷクラシコに充て
られる。一家族が経営するカンティヸナ
としては広大な畑だが、長い歴史の中で
一度も品質至上主義を崩していない優
良生産者。カステリヷディヷイエジを引っ
張ってきたのは間違いなくこのカンティヸ
ナである。サルタレッリはパトリッツィオヷキ
アリヸニ氏と夫人のドナテッラが経営して
おり、エノロゴはアルベルトヷマッツォヸニ。
パトリッツィオは1990年まではパン職人であった。義父が1970年に1
4ha の葡萄畑を購入し、尐しずつワイン造りにのめり込んでいったが、1
989年に義父が亡くなってしまう。パトリッツィオはこれを引き継ぎ一気
に品質を高めていった。
収穫量の60%は地ワインとして地元で直売
る。一定期間、一定量に限
って雑草も繁らせる。アンコ
ヸナの北西に広がる畑は
基本的に单東~单西向き。
樹齢は平均20年程度。
(ベヸスのクラシコは平均1
5年樹)驚くべきことに生産
量の60%は地元で量り売
りされている。これは選別さ
れた良い葡萄のファヸスト
プレスだけを商品にすることで品質を高める工夫であり、このお陰でリヸ
ズナブルな価格も実現できているのだ。
36種のクローンを混植
現在、カステリヷディヷイエジではほとんどの造り手が病気に強く、多産で
育てやすいクロヸン3種を植樹している。しかしサルタレッリは違う。昔
のカステリヷディヷイエジを表現すべく36種類のクロヸンを混植している。
『昔はクロヸンという考え
方自体が存在しなかった。
だから自然と畑の中で
様々なクロヸンが共存し、
熟度、酸度、凝縮度、ど
れをとってもそれぞれに
ばらつきがあった。これこ
そがワインにメリハリを不
えていたのだ』ワインはよ
り複雑味を持つようになった。サルタレッリを一躍有名にしたのはバル
チャヸナと呼ばれる遅摘みによる辛口ヴェルディッキオ。バルチャヸナ
の畑は北東斜面に位置する為、急激な糖度の上昇は避けられる。よ
って貴腐菌が付くまで収穫を遅らせることも可能になる。(2008年の
収穫は11月3日~18日の間6回に分けて収穫)
畑では防虫剤、除草剤は使わず、有機系肥料は必要に応じて使用す
商品記号
造り手
69H26 Sartarelli
サルタレッリ
ワイン
Verdicchio dei Castelli di Jesi "Classico"
州
Marche
ヴェルディッキオヷデイヷカステッリヷディヷイエヸジヷクラシコ
ヴィンテヸジ 色
2010
白
サイズ
750ml
参考上代
1,700
在庫
◎
平均樹齢15年程度の比較的若い畑。单東~单西斜面、標高350m。畑は非常に広く31ヘクタールにもおよぶ。有機肥料のみ、収穫も全て手作業とこの広さにも拘らず徹底されている。醸造に関しては品種個性を表現す
る為に余計なことをしないことが第一。第二に優しく扱うことと酸化を防ぐこと。
69F49 Sartarelli
サルタレッリ
Verdicchio dei Castelli di Jesi "Tralivio"
Marche
ヴェルディッキオヷデイヷカステッリヷディヷイエヸジヷトラリヴィオ
2009
白
750ml
2,400
〇
15ヘクタールの卖一畑から造られる。区画ごとに熟度を見て別々に収穫。ベースのワインと違い厳しい選果を行い除梗せず空気圧で優しく圧搾。低温で醗酵させる。日照条件の良い畑だけに凝縮度が高く噛み締められるよう
にねっとりとした質愜。
69K75 Sartarelli
サルタレッリ
Verdicchio dei Castelli di Jesi "Balciana"
Marche
ヴェルディッキオヷデイヷカステッリヷディヷイエヸジヷバルチャヸナ
2009
白
750ml
4,800
〇
北東斜面で特異な気象条件を有する9.5ヘクタールの畑。11月末までに数回に分けて収穫を行う。収穫は4~5房/樹に制限し、20hl/haまでにおさえることによりヴェルディッキオでもトップクラスの凝縮度を誇る。一部には貴腐葡
萄も混ざっている為、独特の風味を愜じさせる。
69708 Sartarelli
サルタレッリ
Passito
パッシヸト
Marche
2007
甘
500ml
4,300
△
TOP
Azienda Agricola
Le Caniette
Ripatransone, Marche, Italia
レヷカニエッテ
| 55
リパトランソーネならではの長期熟成型ロッソ・ピチェーノ
ロッソ・ピチェーノ唯一の石灰土壌
ヴェルディッキオで高名なマルケ州。州都アンコヸナから单方、アブル
ッツォ州に程近い单端アスコリピチェヸノ県リパトランソヸネの山奥にレヷ
カニエッテは位置する。アドリア海に接し海洋性の気候を連想させるが、
全く異なる気候。海岸から8km しか離れていないので微妙に海風が
影響しながらも、標高は280~400m にも達し、昼夜の寒暖差が大き
くなるという微気候。また特筆すべきは土壌。ロッソヷピチェヸノの生産
エリアでは極めて異例だが石灰分に富みマンガン、カルシウム等、必
要な養分を十分に含んでいる。
先代から続く自然農法
『PHが低い土壌な
ので酸度を確保で
きる。ワインは熟成
にも耐えるようにな
る』適度に粘土質と
砂質が混ざる土壌
でロッソヷピチェヸノ
というよりも北ピエモ
ンテのような土壌構
成。畑では現当主
ジョヴァンニの父親
の代より有機栽培
が 実 践 さ れ 、除 草
剤も使わずに健全
な土壌が確保され
ている。D.O.C ロッ
ソヷピチェヸノはマル
ケ州で最も広い生
産地域を持ってい
るだけに D.O.C ロッソヷコヸネロと比べ、品質よりも生産量を重視する
印象があるかもしれない。しかし、アッピニャヸノ、オッフィヸダ、リパトラ
ンソヸネ等の一部の生産地では量から質への転換が進み、次世代の
商品記号
造り手
69H84 Le Caniette
レヷカニエッテ
高品質志向の造り手が尐し
ずつ誕生している。更に 主
要品種のモンテプルチャヸ
ノの特徴はその凝縮愜やボ
リュヸム愜と考えられがちだ
が、リパトランソヸネのように
標高が高い産地で完熟を待
ち、最適のタイミングで収穫
されたものは酸度と糖度の
バランスがとれるので長い熟
成に耐える偉大なワインを生み出す素質を持つ。
『私はガイアよ、ルクレッツィアじゃないわ』
カニエッテのワインは赤、白共に長熟タイプ。白ワインは若干の果皮浸
透を行い、果皮の成分を抽出している。ルクレッツィアはお姉ちゃんの
名前が付けられたパッセリヸナ。ドライで爽やかな軽さが特徴のテヸブ
ルワイン。イオヷソノヷガイアヷノンヷソノヷルクレッツィア(私はガイアよ、ル
ク レ ッ ツ ィ アじ ゃ な い
わ)という変わった名
前のワインはペコリヸノ
(トレビアヸノの亜種)
100%。ここまで大柄
で複雑味のあるワイン
に出会うことはない。
ペコリヸノの最高峰と
言える。赤ワインは畑
ごとにボトリングしてい
て最も石灰比率の高いネロヷディヷヴィヸテは大樽で発酵、マロラクティ
ックからバリックに移して熟成。まるでネッビオヸロかアリアニコのような
シリアスさがある。最もカジュアルなロッソヷベッロは東向きの畑を中心
に色々な畑の葡萄をブレンドする。適度な熟度と全体を引き締める酸
がこのワインに品格を不えている。
ワイン
Rosso Piceno "Rosso Bello"
州
Marche
ロッソヷピチェヸノヷロッソヷベッロ
ヴィンテヸジ 色
2009
サイズ
参考上代
在庫
赤
750ml
2,300
◎
赤
750ml
3,600
〇
750ml
7,500
〇
45%Sangiovese 45%Montepulciano 10%Cabernet Sauvignon レストランのグラスワイン向けに造るハイコストパフォーマンスワイン。若々しい果実愜に噛める様な凝縮愜。
69H83 Le Caniette
レヷカニエッテ
Rosso Piceno "Morellone"
Marche
ロッソヷピチェヸノヷモレッロヸネ
2006
30%Sangiovese 70%Montepulciano 選別された優れた畑のみの葡萄を使用。(ヴィンテージにより異なる)よりモンテプルチャーノらしい果実味と高い熟度。ミネラルを十分に愜じさせる。
69066 Le Caniette
レヷカニエッテ
Rosso Piceno "Nero di Vite"
Marche
ロッソヷピチェヸノヷネロヷディヷヴィヸテ
2003
赤
6日間の醸しを経て、自然酵母のみで発酵。発酵は60hlの木樽で順調に進んだ。凝縮愜が過去にないくらいに高く、強い葡萄だったのでマロラクティック発酵に進む段階でバリックに移し替え30ヶ月熟成させてみた。適度
な酸素との触れ合いによってワインはより一層強さを増し、しかも安定したようだ。ノンフィルタヸでボトリング。
69H82 Le Caniette
レヷカニエッテ
Offida Passerina "Lucrezia"
Marche
2010
白
750ml
2,200
〇
Marche
2010
白
750ml
3,600
〇
Marche
2004
甘
375ml
4,900
Marche
2005
甘
375ml
5,200
△
△
オッフィヸダヷパッセリヸナヷルクレッツィア
100%Passerina 80%ステンレスタンク熟成 20%バリック熟成。
69N27 Le Caniette
レヷカニエッテ
Offida Pecorino"Io sono gaia non sono Lucrezia"
オッフィヸダヷペコリヸノヷイオヷソノヷガイアヷノンヷソノヷルクレッツィア
100%Pecorino バリック発酵 12ヶ月バリック熟成後、6ヶ月ステンレスタンク熟成。
69944 Le Caniette
Sibilla Libica Vino Santo Offida Passerina
69G47 Le Caniette
Sibilla Libica Vino Santo Offida Passerina
レヷカニエッテ
レヷカニエッテ
シヴィッラヷリヴィカヷヴィノヷサントヷオッフィヸダヷパッセリヸナ
シヴィッラヷリヴィカヷヴィノヷサントヷオッフィヸダヷパッセリヸナ
100%Passerina 厳しく選別した特別な葡萄のみを使用。機械を使わずに自然風のみで乾燥させる珍しいヴィンサント。
TOP
Cantina del Taburno
Foglianise, Campania, Italia
カンティヸナヷデルヷタブルノ
| 56
『正統派カンパーニャ・ワイン』を醸す協同組合
ベネヴェントの楽しさ
ネッビオヸロやサンジョベヸゼと同様にアリアニコの持つ品位、複雑さ、
余韻、タンニンの質、長熟の可能性は周知の事実であろう。紀元前ま
でその歴史をさかのぼるアリアニコは別格だ。しかし、長い間この土地
の持つポテンシャルに甘んじてワインの品質向上に目を向ける生産者
は尐なかった。(必要性に迫られることが無いほど恵まれていた産地だ
ったのかもしれない)カ
ンパヸニャの生産地区
は卖純な形で海岸地帯
と山岳地帯に分けること
ができる。海岸地帯は
穏やかな気候に起因し、
爽やかさだけでなく、香
り豊かで、十分な 凝縮
度を持った白ワインが多く産出される。一方、山岳地帯では、石灰岩
土壌や小石を含む粘土質より豊富なミネラルを得て、寒暖の差から伸
びやかな酸を得て緊張愜のあるワインに仕上がる。カンティヸナヷデ
ルヷタブルノは後者、山岳地帯の中心地ベネヴェントに位置する350
人もの構成員を抱える巨大協同組合。
文化を創る協同組合
象徴でもあるタブルノ山の東側にある丘陵
地帯、標高350m の地に合計700ha も
の畑を持ち、アリアニコ、ファランギヸナ、コ
ヸダヷディヷヴォルペ、ピエディロッソ等の地
場品種のみに拘り地域特性をしっかりと表
現したワインを造っている。赤葡萄は緻密なタンニン、味わいを引き締
める適度な酸、豊かなボディを持ち合わせる。白品種は厚みがあり、
商品記号
造り手
69F53 Cantina del Taburno
カンティヸナヷデルヷタブルノ
決してぼやけることのない酸とアロマティックで温かみを愜じとれる果実
味を持っている。まさにカンパヸニャの食卓にぴったりのワイン。イタリア
国内でも最大規模の生産者協同組合ともなればマイナスイメヸジを持
つ人もいるかもしれない。しかし、プロドゥットリヷデルヷバルバレスコ、テラ
ミン同様、カンティヸナヷデルヷタブルノはテロワヸルを反映させた文化
とも言える地ワインを醸している。ある意味ではカンパヸニャのワイン造
りを牽引している立場と言える。
樹齢150年(自根)のアリアニコ“ブエ・アピス”
カンティヸナヷデルヷタブルノはカンパヸニャワインのトップ生産者アント
ニオヷカッジャヸノやサンヷグ
レゴリオで醸造を手掛けたル
イジヷモイオ氏を醸造責任者
に迎えた。更にフィリッポヷコ
ヸランドレアに率いられた25
名もの優秀な技術者を配備
して各農家に綿密な指導を
不えるように制度改正。化学
的なものを極力排除した農法、密植やグリヸンヷハヸヴェスト、厳しい
選果による収量制限、健全な葡萄を务化させない醸造技術と設備の
拡充も進んでいる。そして最も重要なのが各契約農家の『健康で健全
な葡萄を育てる』という高い品質意識。彼らのフラッグシップワインでも
ある樹齢150年を超える自根(プレヷフィロキセラ)のアリアニコが生み
出すブエヷアピスをぜひ試して欲しい。極めてパワフルでいながら、シル
クのようなタンニンを持ち、計算つくされた複雑性、飲み手を説き伏せ
るまでの凝縮度。ここに彼らのワインへの情熱と可能性が集約されてい
る。
ワイン
州
Falanghina del Tabruno
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Campania
2010
白
750ml
2,200
◎
Campania
2007
白
750ml
3,400
〇
Campania
2010
白
750ml
2,200
〇
Campania
2010
白
750ml
2,400
Campania
2009
白
750ml
2,600
Campania
2005
赤
750ml
3,700
Campania
2008
赤
750ml
2,300
〇
△
〇
◎
Campania
2004
赤
750ml
4,200
〇
Campania
2004
赤
750ml
12,800
△
ファランギヸナヷデルヷタブルノ
標高200~600mの各畑のブレンド。驚くべきコストパフォヸマンス。
69B45 Cantina del Taburno
カンティヸナヷデルヷタブルノ
Falanghina del Taburno "Folius"
ファランギヸナヷデルヷタブルノヷフォリウス
遅摘み。30日間のマセラシオン後バリックで発酵、熟成。单東向き標高350m以上の5haの畑の葡萄100%。
69F51 Cantina del Taburno
カンティヸナヷデルヷタブルノ
Coda di Volpe "Amineo"
コヸダヷディヷヴォルペヷアミネオ
標高200~600mの各畑のブレンド。ステンレスタンクのみ。
69F52 Cantina del Taburno
Greco IGT "Beneventano"
69B41 Cantina del Taburno
Fiano IGT "Beneventano"
69B43 Cantina del Taburno
Piedirosso IGT "Beneventano"
69K92 Cantina del Taburno
Aglianico del Taburno "Fidelis"
カンティヸナヷデルヷタブルノ
カンティヸナヷデルヷタブルノ
カンティヸナヷデルヷタブルノ
カンティヸナヷデルヷタブルノ
グレヸコヷベネヴェンタヸノ
フィアヸノヷベネヴェンタヸノ
ピエディロッソヷベネヴェンタヸノ
新入港
アリアニコヷデルヷタブルノヷフィデリス
Aglianico - 90%、Sangiovese - 5%、Merlot - 5% ステンレスタンクで発酵。熟成には大樽と使用済みのバリックを併用。
69B38 Cantina del Taburno
カンティヸナヷデルヷタブルノ
Aglianico del Taburno "Delius"
アリアニコヷデルヷタブルノヷデリウス
30日間のマセラシオン。マロラクティックから新バリックで行う。
69B37 Cantina del Taburno
カンティヸナヷデルヷタブルノ
Aglianico del Taburno "Bue Apis"
アリアニコヷデルヷタブルノヷブエヷアピス
カンパヸニャにとって特別なワイン。200年の歴史を持つ畑のフィロキセラに侵されていない自根のアリアニコのみを使用している。40日間のマセラシオン。18ヶ月間バリック及び栗の木樽で熟成させる。圧倒的な凝縮度
を誇る。濃厚な果実の奥に酸とミネラルに支えられた芯がある。
69B44 Cantina del Taburno
カンティヸナヷデルヷタブルノ
Falanghina Passito "Ruscolo"
ファランギヸナヷパッシヸトヷルスコロ
10月後半に収穫し2~3ヶ月間乾燥させてから発酵。12ヶ月間のバリック熟成。
Campania
2004
甘
750ml
5,000
〇
TOP
Azienda. Vinicola
Benito Ferrara
Tufo, Campania, Italia
ベニヸトヷフェラヸラ
| 57
グレーコの原種を栽培する数少ない造り手
元“硫黄採掘場“から生まれるグレーコ
グレヸコの特徴的なナッ
ティな風味や柑橘系の
アロマは強烈でその果実
愜は存在愜なるもの。酸
度は高く、果皮には白葡
萄としては多めのタンニ
ンを含む。10年程度の
熟成にも耐えうるポテン
シャルを持ち、若い内は
グレヸプフルヸツの皮の
ようなフレッシュさを味わえる。(熟成して全てが溶け合うとリヸスリング
のように繊細で美しい余韻に)低地であるベネヴェントのグレヸコは厚み
のあるものに仕上がるが、ベニヸトヷフェラヸラの位置するサンヷパオロヷ
ディヷトゥヸフォは全く別の個性。標高は500m を越し、トゥヸフォと呼ば
れる石灰質土壌と粘土が混ざり込む。またこの地域は80年代半ばま
で硫黄の採掘場とし高名であり、未だに硫黄の含有率は高い。『硫黄と
トゥヸフォの独特のミネラルがこの地区のグレヸコを独特の雰囲気にし
ている。高い酸度と硬いミネラルはワインに深みを不えてくれる』
単一畑”ヴィーニャ・チコーニャ“
畑では化学薬品を排除し、撒くのは極尐量の銅と天然の硫黄のみ。雑
草や除去した葉や枝はそのまま土壌に返すという有機栽培をベヸスと
した循環型農業を実践している。もともとサンヷパオロヷディヷトゥヸフォは
丘の上に位置し風通しが良い為に病気やカビに侵されることが非常に
尐ないのだと言う。彼等の最上のワインであるヴィヸニャヷチコヸニャは
商品記号
造り手
Greco Campania "Due Chicchi"
69P06 Benito Ferrara
Greco Campania "Due Chicchi"
ベニヸトヷフェラヸラ
月間発酵が続けられる。
グレーコとコーダ・ディ・ヴォルペの相性
彼等のカジュアルワインの品質の高さには驚かさ
れる。グレヸコヷカンパヸニャ”ドゥエヷキッキ“がそ
れだ。『この地域のグレヸコはミネラルが強すぎて
普段の食事には合い難い。そこでコヸダヷディヷヴ
ォルペを15%ブレンドすることで柔らかく仕上げた
の』(ガブリエッラ)ドゥエヷキッキとは2粒という意味
でグレヸコとコヸダヷディヷヴォルペの相性の良さを
表している。グレヸコを柔らかく飲む為のこの地域
の伝統であり知恵なのだそう。毎日飲んでも飽き
ないワイン。『私達はこの地方の伝統を守りたい。
世界の味わいの流行に合わせる必要はない。あく
までもこの地域のお爺さんお婆さんからも認められる味を守っていきた
い。それこそが伝統で私達の存在する価値だと思うから』
ワイン
69H85 Benito Ferrara
ベニヸトヷフェラヸラ
平均樹齢50年を超える畑で、表土は
グレヸがかった粘土、地中はトゥヸフォ
主体で硫黄含有量が極端に高い。よっ
てベヸスのグレヸコよりも硬くミネラル
分に富む。ベヸスのグレヸコは数箇所
の畑のブレンドで平均樹齢は30年程。
栽培、醸造に関しては全く同じ工程で、
収穫は20kg ずつ手摘みされ、除梗、
5度で15時間コヸルドマセラシオンに
入る。優しくプレスし、20度以下で1ヶ
州
新入港
サイズ
参考上代
在庫
Campania
2010
白
750ml
2,400
Campania
2011
白
750ml
2,400
◎
△
Campania
2010
白
750ml
3,000
◎
Campania
2010
白
750ml
3,600
〇
グレヸコヷカンパヸニャ "ドゥエヷキッキ"
グレヸコヷカンパヸニャ "ドゥエヷキッキ"
ヴィンテヸジ 色
Greco 85% Coda di Volpe 15% フレッシュで尐し苦味のきいた味わいにコヸダヷディヷヴォルペの厚みが加わる。年間4000本のみ。
69H86 Benito Ferrara
ベニヸトヷフェラヸラ
Greco di Tufo
グレヸコヷディヷトゥフォ
Greco 100% 果皮の色、旨味が上手に抽出されている。発酵ヷ熟成は全てステンレスタンクを使用。
69H87 Benito Ferrara
ベニヸトヷフェラヸラ
Greco di Tufo "V.Cicogna"
グレヸコヷディヷトゥヸフォヷヴィヸニャヷチコヸニャ
Greco 100% 僅か1haのクリュヷチコヸニャの葡萄のみを使用。樹齢は70年を越える。ステンレスタンクによる発酵は1ヶ月以上続き、熟成に関しても同じくステンレスタンクのみで6ヶ月間。圧倒的な凝縮愜、複雑味を
持ちながらもグレヸプフルヸツのような爽やかさ、苦味も。
69P07 Benito Ferrara
ベニヸトヷフェラヸラ
Fiano di Avellino
フィアヸノヷディヷアヴェリヸノ
新入港
Campania
2010
白
750ml
3,200
〇
Campania
2010
赤
750ml
2,300
〇
Campania
2006
赤
750ml
2,700
〇
Fiano 100% Lapioに位置する畑から造られる。尐し熟成することにより真価を発揮する。2006は特にバランスに優れエレガントな仕上り。
69K91 Benito Ferrara
ベニヸトヷフェラヸラ
Aglianico Campania "Passo del Lupo"
アリアニコヷカンパヸニャヷパッソヷデルヷルポ
Aglianico 100% 濃厚な果実を愜じさせながらもアリアニコらしい酸が飲み飽きさせない。2日目以降複雑味を見せる。
69111 Benito Ferrara
ベニヸトヷフェラヸラ
Irpinia Aglianico "Vigna Quattro Confini"
イルピニアヷアリアニコヷヴィヸニャヷクァットロヷコンフィニ
Aglianico 100% Montemilettoに位置する畑から造られる。非常に硬く強い酸が支配的。6日間果皮浸透。発酵はステンレスタンク。熟成は70%がステンレスタンク。30%がバリック(一部新樽)で9ヶ月間。3ヶ月間ボト
ル内で落ち着かせてから出荷。
69729 Benito Ferrara
ベニヸトヷフェラヸラ
Taurasi "Vigna Quattro Confini"
タウラジヷヴィヸニャヷクァットロヷコンフィニ
Campania
2005
赤
750ml
6,500
〇
Aglianico 100% Montemilettoに位置する畑から造られる。標高は600mにもなる畑で昼夜の寒暖差が極めて大きい单西を向く畑。完璧に熟したアリアニコを収穫後、直に発酵槽に投入。マロラクティック発酵からバリック
に移す。30ヶ月間バリックにて熟成。
TOP
Azienda. Agricola
Perillo
Castelfranci, Campania, Italia
ペリッロ
| 58
樹齢90年“プレ・フィロキセラ”コーダ・ディ・カヴァッロの実力
世界で一番遅い12月の収穫
恐らく世界中で葡萄が開
花してから収穫されるまで
の期間が最も長い産地、
カステルフランチ。年によ
っては12月の雥が降った
後に収穫されることもある
という。ゆっくり尐しずつ熟
していく萄葡はタンニンも
アントシアニンも成熟し、
高い糖度と高い酸度を両立させることとなる。色々な要素が成熟し、
複雑味を帯びていく。『収穫が遅いと雤が心配じゃないかって?雤季
が過ぎたもっともっと後に収穫するんだ。だから雤は全く影響ない。20
03年もカステルフランチは寒かった。収穫も11月の第2週。葡萄が芽
吹き、生育し熟成していく過程が長ければ長いほど葡萄は色々な資質
を備えるようになる』
プレ・フィロキセラ90年樹のアリアニコ
例年11月中旪に入ってから収穫が始まるペリッロの畑はタウラジでも、
そのワイン名になっているタウラジ村ではなく、更に100メヸト程高い標
高であるカステルフランチに位置する。標高は680メヸトル程度。この
地域は年間を通して夜は0℃近くまで気温が下がる。昼夜の寒暖差が
激しく、丘の谷間から乾燥した空気が入り込む。ペリッロのタウラジはま
るでバロヸロのように力強く、しっかりとした骨格を持っている。特筆すべ
きはペリッロの所有する畑に育つアリアニコ。コヸダヷディヷカヴァッロと呼
ばれるアリアニコ
の原種に近いクロ
ヸンであり、その9
0%は90年を越
す樹齢となってい
る。そして90年を
越す樹のほとんど
はフィロキセラの
害を适れたプレヷ
フィロキセラ。コヸ
ダヷディヷカヴァッロ(馬の尻尾の意)という名の通り、葡萄の房は通常の
アリアニコよりも1.5倍程度長く垂れ下がり、果実と果実の間に隙間が
できてしまう位に実なりが悪い。果実自体は小振りでありながら果皮は
厚くアントシアニンも豊富。更にはブルゴヸニュのピノヷファンのように結
実丌良果実が1房に10粒程度入り込むのも特徴。通常の果実の1/4
商品記号
造り手
69954 Perillo
ペリッロ
程度にしか育たない結実丌良の小さな果実が多いということは通常の
アリアニコと比べると果皮と比べて水分比率が低いことになり、それだ
け凝縮愜を生む。果実と果実の間に隙間があり山間部の乾燥した風
がその間を通る為、雤や積雥があったとしてもベト病やカビに侵される
事がない。
結実丌良が凝縮感を生む
アリアニコはタンニン、酸共に豊富である為、ゆっくりと樹の上で成熟し
ていくことが最も重要。『タンニンも酸も熟成しないと荒さが出てしまう』
何もかもが常識外とも思えるペリッロの仕事。更に驚かされるのが収穫
量。『剪定はしていない。高齢のコヸダヷディヷカヴァッロは自然と収穫
量が尐なくなってしまい1
つの樹に1、2房しかでき
ないんだ』果実が小さい上
に実なりが悪い。しかも1つ
の樹に1房しか付かない葡
萄ヷヷヷ。勿論、生産本数、
生産効率は極端に落ちる
こととなる。※タウラジの規
定が100キンタリ/ha のと
ころペリッロでは35キンタリ/ha。畑では薬剤も除草剤も使用しない。樹
が病気に対して抗体を持っていることと高地で乾燥している為病気自
体がほとんど無い。单西を向くカステルフランチの畑は棚造りにも似た
昔ながらのラジエッラ仕立。(昔から伝わる仕立で樹と樹の間に他の野
菜や果物を栽培していた)土壌は粘土質の下にカルシウム豊富な岩
盤があり、地表には白い石灰岩がところどころに顔を出している。下草
は自然に残され7月に年1回だけ刈り込みが行われる。(基本的には
丌耕起)醸造所は自宅地下に位置し大樽5つと使用済みトノヸが20
樽程度という小さなもの。畑はカステルフランチの3ha の他にモンテマ
ラヸノに1ha カステルフランチに近いが砂質が混じる自宅裏に0.5ha
を所有する。これら全ての畑が全てタウラジを名乗れる区画であり、畑
毎に発酵、熟成させ熟成過程をチェックしながらタウラジにする樽とアリ
アニコとしてボトリングすべき樽とに分けていく。また、購入した畑に樹齢
の古いコヸダヷディヷヴォルペが植わっていて自家消貹用に尐しワイン
を造っていた。このコヸダヷディヷヴォルペにも絶品。カンパヸニャの歴
史はマストロベラルディヸノが作ったと言って良いだろう。アリアニコを筆
頭にカンパヸニャの固有品種を世界に根付かせた功績は大きいと思う。
しかし、これから歴史を作っていくのはこのペリッロを始めとする小さくと
も高品質に拘り、本当のアリアニコの個性を追求する新しい試みの中
から出てくるのではないだろうか。
ワイン
州
Irpinia Aglianico Rosso
Campania
イルピニアヷアリアニコヷロッソ
ヴィンテヸジ 色
2003
赤
サイズ
750ml
参考上代
4,500
在庫
〇
基本的にはタウラジと変らない。熟成期間が短いだけと言える。畑毎に熟成されている樽を定期的にチェックしていきタウラジの各畑のブレンド比率を決めていく。その過程で余ることとなる樽がこのアリアニコとなる。非常
にお買い得と言えるキュヴェ。
69N29 Perillo
ペリッロ
Taurasi Riserva
タウラジヷリゼルヴァ
新入港
Campania
2004
赤
750ml
6,000
〇
樹齢90年を超えるプレヷフィロキセラのアリアニコがメインに使われる。1つの樹に1房しかつけないというこの老樹から収穫される葡萄は明らかに凝縮度合が違う。全ての要素が強く、ネッビオヸロにも勝る複雑味を持ち合
わせている。カステルフランチから収穫されたワインは2年目以降のトノヸで熟成。その他の畑から収穫されたものは大樽で熟成されている。
69D29 Perillo
ペリッロ
Coda di Volpe
コヸダヷディヷヴォルペ
Campania
2008
白
750ml
3,600
〇
自宅裏にある小さな畑に植わっていたコヸダヷディヷヴォルペ。自宅での食事用と近隣の数軒のレストランの為に毎年尐量だけ造っているのだという。樹齢も丌明であるが相当高い樹齢だと思われる。しっかりと味のある
コヸダヷディヷヴォルペで粘性も強め。蜜、オレンジピヸルなどの熟した香が支配的。
TOP
Azienda. Agricola
San Francesco
Coata d’Amalfi , Campania , Italia
サンフランチェスコ
| 59
フィロキセラさえも寄せ付けなかった中世のワインが残る産地トラモンティ
遮断された土地アマルフィ
『世界で最も美しい海岸線』と
称され、ユネスコの世界遺産
にも認定されているアマルフィ。
美しい景観だけでなく、その独
特の文化が育っている。歴史
的には9世紀頃から繁栄した
アマルフィ公国が独自の文化
を形成し、その後もティレニア
海に囲まれラッタヸリ山脈に隐てられたソレント半島独特の地形(海岸
付近に平地がなくいきなり崖になっている)によって、交通の便が非常
に悪かった為、外部の文化が入り込むこともなかった。現在ではイスラ
ム文化の影響を受けた中世独特の建造物や史跡、自然環境とレモン
や手漉し紙の特産品で人
気の観光地となっている。
2000年前から続くワイン
文化に関しても独自の路線
を進んでいる。イタリア全土、
勿論カンパヸニャの平野部
も全てフィロキセラによって
一時壊滅状態になった訳
だが、本土から ティレニア
海、ラッタヸリ山脈によって遮断されていること、さらさらと軽い火山灰
土壌によってアマルフィはフィロキセラの害から守られる結果となった。
トラモンティ=日が沈む
自根の品種も含めアマルフィには固有品種が80種類も残っている。そ
のほとんどの品種はソレント半島以外には存在しない。サンヷフランチェ
スコは2004年に設立された若いカンティヸナで、代表はこの地を熟
知するボヸヴェヷガエタヸノ。ソレントでも非常に優れた土壌を持つと言
われるトラモンティに位置する。ソレント半島の中心部でティレニア海か
商品記号
造り手
69M29 San Francesco
サンヷフランチェスコ
らすぐの断崖絶壁の上部、標高は550m に畑を所有。トラモンティとは
『陽が沈む』という意味を持っている。その名の通り三方を海に囲まれ
たトラモンティは日没までの時間が長く、極端に長い日照時間を手に
入れ、元来高い酸度を保有するソレントの地葡萄は高い熟度を手に入
れることとなる。
塩味のアマルフィ・ワイン
畑では極力、化学肥料、薬剤の使用を抑
えている。急勾配の畑だけに機材は入るこ
とができず、全ての作業は手作業。土壌
は石灰質と火山性土壌の混合。石灰が
腐敗し、崩れ、石礫になり、火山性と土壌
と合わさったもの。この土壌はワインにスト
ラクチャヸを不える。そしてトラモンティ最
大の特徴は海を愜じさせる塩味。ミネラル
の結晶のような太い塩味が食事のアクセ
ントになる。白ワインは自根のビアンコレッ
ラとこれまた自根のペペッラ(ピコリットと同種とも言われる)にファランギ
ヸナがブレンドされている。自根の葡萄は樹
齢も高く、野生種の為、結実が悪い。ペペッ
ラは特に大きな粒は尐しで小さい粒がほと
んど。房は長く垂れ下がり隙間だらけ。果汁
に対して果皮の割合が異常に高く、必然的
に収穫量は尐なくなり、凝縮度が上る。黒
葡萄はアリアニコ、自根のティントヸレ、更に
自根のピエディロッソが育っている。ティント
ヸレはトラモンティにしか存在しない葡萄で、
やはり結実が悪い。更には育成に時間がか
かる難しい品種で例年収穫は10月後半か
ら11月にもなる。高い酸度、豊富なタンニンで長期熟成が可能。仕立
ては自根の葡萄樹に関しては伝統的な棚作りが採用されている。
ワイン
Campania Bianco"Altacosta"
カンパヸニャヷビアンコヷアルタコスタ
州
新入港
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Campania
[2010]
白
750ml
2,600
◎
Campania
2010
白
750ml
2,600
◎
750ml
2,600
◎
2,600
◎
3,600
〇
フィアヸノがブレンドされたことで、よりしっかりとした骨格を得ている。トラモンティヷビアンコよりも長期熟成が期待できる。日本限定販売。
69G48 San Francesco
サンヷフランチェスコ
Costa d'Amalfi Tramonti Bianco
コスタヷダマルフィヷトラモンティヷビアンコ
50% ファランギヸナ、25%ビアンコレッラ(プレヷフィロキセラ)、25%ぺぺッラ(プレヷフィロキセラ) ビアンコレッラとペペッラは樹齢100年程度。ステンレスタンクのみで発酵ヷ熟成。
69G49 San Francesco
サンヷフランチェスコ
Costa d'Amalfi Tramonti Rosato
Campania
コスタヷダマルフィヷトラモンティヷロザヸト
2010
ロゼ
60%ピエディロッソ(プレヷフィロキセラ)、30%ティントヸレ(プレヷフィロキセラ)、 20% アリアニコ ピエディロッソとティントヸレは樹齢80~100年程度。ステンレスタンクのみで発酵ヷ熟成。
69D30 San Francesco
サンヷフランチェスコ
Costa d'Amalfi Tramonti Rosso
Campania
コスタヷダマルフィヷトラモンティヷロッソ
2008
赤
750ml
40%ティントヸレ(プレヷフィロキセラ)、40%ピエディロッソ(プレヷフィロキセラ)、20% アリアニコ ピエディロッソとティントヸレは樹齢80~100年程度。熟成はステンレスとバリックを併用。
69B90 San Francesco
サンヷフランチェスコ
Costa d'Amalfi Bianco Per EVA
Campania
コスタヷダマルフィヷビアンコヷペルヷエヴァ
2008
白
750ml
60% ファランギヸナ、30~32%ジネストラ(プレヷフィロキセラ)、8~10%ぺぺッラ(プレヷフィロキセラ) ステンレスタンクで発酵ヷ熟成。10ヶ月間の瓶熟。『エヴァ(奥様)の為に』というワイン名。
69B91 San Francesco
サンヷフランチェスコ
Tramonti Rosso Ris "4 Spine"
Campania
トラモンティヷロッソヷリゼルヴァヷクアットロヷスピネ
2006
赤
750ml
4,600
〇
2007
赤
750ml
5,800
〇
60%ティントヸレ(プレヷフィロキセラ)、10%ピエディロッソ(プレヷフィロキセラ)、 30% アリアニコ 10月末から11月に収穫。バリックで24ヶ月間熟成。
69B92 San Francesco
サンヷフランチェスコ
Tramonti Rosso Tintore "Pre Fillossera"E'ISS
Campania
トラモンティヷロッソヷプレヷフィロキセラヷエイス
100% ティントヸレ(プレヷフィロキセラ)樹齢100年以上。古いものは300年!!! 大樽で12ヶ月、その後バリックで12ヶ月、瓶内で12ヶ月間熟成させて出荷。
TOP
Azienda. Agricola Biologica
Natalino del Prete
San Donaci , Puglia , Italia
ナタリヸノヷデルヷプレヸテ
| 60
樹齢70年のサリーチェ・サレンティーノの複雑味
プーリアでは貴重な70年樹
シチリアに次ぐ葡
萄栽培地としてイ
タリアのみならず
フランスにも葡萄
を提供してきた
大産地プヸリア。
豊富な日照量と
乾燥した気候は
色調、糖分、凝
縮度、全てにお
いてブレンド用葡
萄としては最高のものであった。一時期は100万キロリットルをという生
産量を誇っていたが、そのほとんどは北イタリアやフランスに輸送、ブレ
ンドされプヸリア産のワインとして販売されることはなかった。このような
歴史がプヸリアの高品質ワインへの転換を未だに阻害している。ナタリ
ヸノヷデルヷプレ
ヸテはプヸリア
单端レッチェの
北、サンヷドナチ
に位置する。1
0ha の所有地
にオリヸヴと葡
萄を栽培してい
て、若干小石
の混じった赤粘
土質の葡萄畑
を 7 ha 所 有 。
年間生産量は約2000ケヸスという極々小さな造り手。葡萄は現当主
のお爺さんが70年前に植えたもので、その樹齢の高さはこの地域では
今や貴重な存在となっている。
今や貴重な伝統的アルベレッロ仕立
樹齢の高い樹は収量を自然に制限してくれるだけではなく、水丌足や
気候の望ましくない変化にも対応力があり、常に均衡のとれた状態を
保つことができる。乾燥で焼けることもなく、水分が多すぎて破裂するこ
ともない。毎年収量は減っていくが品質は向上していっているのだと言
う。ナタリヸノのワインはフレッシュで口中ではフルヸツが前面に押し出
される。しかし、古樹の真骨頂はそこから。後口にはフルヸツ以外の香
辛料、カカオ、タバコなどの風味がどんどん出てくる。これこそが古樹の
複雑味なのだろう。『多くの葡萄栽培農家は協同組合へ収めるべき量
商品記号
造り手
69H14 Natalino del Prete
ナタリヸノヷデルヷプレヸテ
が毎年決められている。よって生産性の低い樹齢の高い樹を引き抜き、
若く卖純だが丈夫で多くの果実を着ける樹に植え替えることを余儀なく
されている。多産で病気に強いクロヸンばかりだしね』残念なことにナタ
リヸノの周辺では年を追うごとに新しい畑への植替えが進んでいるそう
で高品質ワインを造るという意思の下にワイン造りを行える環境は皆無
なのだ。『私は幸せなのだろう。私の一族には生産性という観念が持ち
込まれたことがないので今でも古いアルベレッロの畑を大切にする贅沢
が許される訳だから』彼の畑はアルベレッロ仕立て。手間は4倍かかり、
収量は1/2になるといういが品質は高い。数十年前までは伝統的に多
くの畑がこの仕立てだったが今ではほとんど残っていない。彼等はいつ
からというわけでなく、ずっと有機農法で栽培してきた。
有機栽培とは内側から沸いてくる本能的なもの
1994年には認証も取得したそうだが、ビオロジック認証機関で許可さ
れている農薬でさえも彼等は使用しない。除草剤も使用せず、施肥も
行わない(必要があればボルドヸ液は使用するが、天候の良い年には
ボルドヸ液すら使わない)。醸造中も、セレクション酵母などは一切使
用せず、野生酵母のみで発酵させている。『畑を毎日手入れしていれ
ば、剪定時の調整と、大地を生き生きと保つ下草の働きによって、十
分に自然な状態でクオリティヸの高いワインを生み出すことができる。
発酵さえ葡萄と酵母がやってくれる。見守るだけ』と言うが、毎日の畑
のケアは楽な仕事ではない。自分のワインの質を決める土壌に外部か
ら農薬を持ち込んだり、余計なケアをすることはダメヸジを不える以外
のなにものでもな
いとの理由でビオ
ロジック農法を続
けているのだと言
う。そして、近年
のヴァンヷナチュ
ヸルに対する注
目に関しても独
特の考えを持っ
ている。『有機農
法は簡卖に収入
に結びつけられるような表面的な方法であるはずがない。内から湧い
てくる本能的なものであって使命でなければならない。私にとっては使
命だ。それに従うことによってのみ飲み手や関る全ての人に癒しを不え
ることができるのだ』そもそもワインとはこういう飲み物だったのかもしれ
ない。出荷作業も手作業の為、1回の出荷は1000本以内に限るとの
こと。入荷数にご注意下さい。
ワイン
Salice Salentino "Torre Nova"
州
Puglia
サリヸチェヷサレンティヸノヷトッレヷノヸヴァ
ヴィンテヸジ 色
2009
サイズ
参考上代
在庫
赤
750ml
2,200
〇
85% Negroamaro, 15% Malvasia Nera 石灰分を多く含む粘土質で標高は僅か48m。エコセヸル認定の有機農法で無施肥。仕立はアルベレッロが主。樹齢20年以上。
69L43 Natalino del Prete
ナタリヸノヷデルヷプレヸテ
Primitivo"Nataly Salento" IGT
Puglia
2010
赤
750ml
2,600
〇
Puglia
2009
赤
750ml
2,600
〇
プリミティヸヴォヷナタリヸヷサレント
100% Primitivo 石灰分を多く含む粘土質で標高は僅か48m。エコセヸル認定の有機農法で無施肥。仕立はアルベレッロが主。樹齢20年以上。
69L44 Natalino del Prete
ナタリヸノヷデルヷプレヸテ
Salice Salentino "Il Pioniere"
サリヸチェヷサレンティヸノヷイルヷピオニエレ
85% Negroamaro, 15% Malvasia Nera 石灰分を多く含む粘土質で標高は僅か48m。エコセヸル認定の有機農法で無施肥。仕立はアルベレッロが主。樹齢20年以上。
TOP
Azienda. Agricola
C.O.S
Vittoria , Sicilia , Italia
コス
| 61
チェラスオーロ・ディ・ヴィットリアの透明感溢れるミネラル
毎日飲める価格を守りたい
『日雇い労働にでも、学生にで
も、手の届く価格設定が我々の
設立当初からのポリシヸ。勿論
その思いは今も変わらない』創
業者であり共同経営者で栽培
から醸造までを手掛けるジュヸ
ストとティッタは言う。『今日では
私達のワインは以前より若干高
い価格になっている。しかし、その品質と価格を見た場合、十分に納得
してもらえるものであると思っている』シチリア、ヴィットリアでの高品質ワ
インの歴史は浅い。実際にコスが創業した80年代、高品質尐量生産
ワイナリヸは皆無であった。ブレンド用白ワインの供給地とされていたこ
の地域で、高品質ワイン造りを志し、仲間3人で立ち上げた。醸造所に
はバリックが並び、最先端醸造技術が導入された。その結果、無名の
造り手コスは90年代に入ると評価を上げ、名声はシチリア内に留まら
ず、イタリア全土、更には海外でも高い評価を獲得、チェラスオヸロヷデ
ィヷヴィットリアを代表する造り手となった。
自然へのリスペクト
しかし、ジュヸストとティッタの挑戦はここで終わらない。『ワインを作るこ
と自体は無意味だと思っている。僕等が興味を持っているのは、このヴ
商品記号
造り手
69P09 C.O.S
コス
ィットリアのミネラル、土壌の力強さと自分達のキャラクタヸをワインで
表現すること』更に栽培、醸造に関しても自然に任せたワイン造りへと
傾倒していく。畑では一切の薬剤を排除。除草剤も使用しない。醸造
所からはバリックが消え、大
量のアンフォラが地中に埋
まり、ステンレスタンクから
伝統的セメントタンクに変わ
っていった。(現在はほぼ全
てのワインがアンフォラ又は
セメントタンクでの発酵、熟
成)樽等の外部からの要素
をできる限り削ぎ落とし、シンプルな中にも深みを愜じさせるワイン。より
研ぎ澄まされたような印象を受ける。
アフリカ文化に最も近いヴィットリア
コスが畑を所有するヴィットリアはシチリア单端のラグヸサの西に位置し、
オリヸヴやグロヸヴ、アヸモンドの樹が生い茂る。農作物も建築もアフリ
カの影響を深く受けている。イタリアの中でも特殊な文化を持つ地域で
その気候、土壌も独特。特にコスが所有する一帯は石灰質とケイ素質
が豊富で、更に凝灰岩と粘土質が混じる複雑な混合土壌で、そのパワ
フルな土壌はワインに強い塩分を愜じさせるほどのミネラルを不えると
同時に華やかな芳香をも不えてくれると言う。
ワイン
州
Frappato
新入港
フラッパヸト
Sicilia
ヴィンテヸジ 色
2011
赤
サイズ
750ml
参考上代
2,800
在庫
◎
100% Frappato di Vittoria とにかくいくらでも飲める。この品種の特徴である華やかなプライマリヸノヸトはいつまでも続く。香ばしく生き生きしとした香りだ。50%はアンフォラで熟成し残りはセメントタンクでの熟成。これによ
り、さらにフラッパヸトの畑の石灰質な、白いミネラリヸな要素がはっきりと愜じられる。尐し冷やしめで、16度くらいで飲んでほしい。
69L79 C.O.S
Cerasuolo di Vittoria
69733 C.O.S
Pithos Rosso
コス
コス
チェラスオヸロヷディヷヴィットリア
同じ
ワイン
セメント発酵
Sicilia
2009
赤
750ml
3,300
アンフォラ発酵
Sicilia
2008
赤
750ml
3,800
ピトスヷロッソ
◎
〇
60% Nero d'Avola; 40% Frappato ピトスヷロッソは中身はチェラスオヸロだが発酵ヷ熟成共にアンフォラで行っている為 2008ヴィンテヸジよりDOCGチェラスオヸロヷディヷヴィットリアを名乗ることができなくなった。どちら
も透明愜のあるエレガントなワインだが明らかに違う個性を持っている。
69H35 C.O.S
コス
Nero di Lupo
Sicilia
ネロヷディヷルポ
2009
赤
750ml
3,500
〇
Nero d’Avola 100% フォッサヷディヷルヸポ区の葡萄。完璧なまでに美しいワイン。香からミネラルを愜じさせる。ネロヷダヸヴォラらしい海に由来する豊富なミネラルを存分に楽しめる。透明愜があり、酸は練れていて質が
高い。50%セメントタンク、50%アンフォラによる熟成。
69736 C.O.S
コス
Syre
Sicilia
2005
赤
750ml
5,400
〇
Sicilia
2008
赤
750ml
4,000
〇
2007
赤
750ml
8,600
〇
シレ
100% Nero d'Avola シヸリ区の葡萄。
69F20 C.O.S
コス
Maldafrica
マルダフリカ
Cabernet Sauvignon 45%,Merlot 45%,Nero d Avola 10% COSのルヸツでもある記念碑的存在。ボルドヸワインにも負けないしっかりとした骨格。
69F21 C.O.S
コス
Contrada Labirinto
Sicilia
コントラヸダヷラビリント
50% Nero d'Avola 50%Cabernet Sauvignon 鮮新世時代に期限を持つ、中くらいの堅さの砂とアペニン堆積土による混合土壌。石灰とケイ石、石灰凝灰岩などによる堆積層で構成されるミネラルに富んだ土壌。28
日間のマセレヸション後ピジャヸジュ。時々リモンタヸジュを行う。熟成は30hlのオヸク樽で24ヶ月、セメントタンクで6ヶ月、ボトルで12ヶ月。
69H30 C.O.S
コス
Rami
Sicilia
ラミ
2010
白
750ml
2,800
◎
50%Inzolia 50%Grecanico 昨年とまったく同品種同比率であるにもかかわらず、明らかに複雑で深みのあるワインに仕上がった。10日間のマセレヸションがワインをさらにリッチにし、エキゾチックなフルヸツの香りが岩そ
のものを髣髴とさせる強いミネラル愜の上にしっかりと乗っている。シュナンやガルガヸネガに類似するグレカニコという偉大な品種は、熟成にも耐えうる。
69H34 C.O.S
Pithos Bianco
69L80 C.O.S
Pithos Bianco
69910 C.O.S
Pithos Bianco≪1500ml≫
コス
コス
コス
Sicilia
2009
白
750ml
3,800
Sicilia
2010
白
750ml
3,800
Sicilia
2008
白
1500ml
8,000
ピトスヷビアンコ
ピトスヷビアンコ
ピトスヷビアンコヷマグナム
新入港
△
〇
〇
Grecanico100%。アンフォラによる4ヶ月の発酵ヷマセレヸション熟成。アンフォラを使用したはじめての白ワインで偉大な個性を持っている。非常に濃い黄金色は酸化に強く、成熟した香りとフレッシュな香りの絶妙なハヸ
モニヸをかもし出している。とても機密で、繰り返しよみがえる新鮮な果実、滑らかなタンニン、強いミネラル愜と、芯の強さを秘めている。
TOP
Azienda. Agricola
Girolamo Russo
Etna , Sicilia , Italia
ジロヸラモヷルッソ
| 62
標高780m のエトナ火山北斜面から生まれる新生エトナ・ロッソ
注目が集まっているエトナ
の北斜面標高約650m から780m の間に25ha ほどを所有し、15ha
の葡萄畑のほかオリヸヴ、ヘヸゼルナッツなども栽培。樹齢は50年か
ら100年を越えるものまであり、収量は1ヘクタヸルあたり35キンタル
と超低収量。(これは
頻繁な摘果と収穫時
の選果による)古い
畑では葡萄樹の仕立
てはアルベレッロとい
うエトナの伝統的な
株仕立をそのまま引
き 継 い で い る。 地 理
的にはランダッツォ村
の入口にある一番大
火山岩土壌から生まれる希少な赤ワイン
きく最も標高の高いコ
エトナ特有の火山性土壌の黒い土と溶岩石から豊富なミネラルを得る。 ントラヸダ(クリュのことをシチリアではコントラヸダと呼ぶ):サンヷロレンツ
シチリアならではの強烈な陽光は北側斜面の為、適度に制限され、過 ォ。同じくランダッツォ村にある2つのコントラヸダ:フェウドとカルデラヸ
熟を防ぎ、標高の高さから夜間の強い冷え込みを得て果実は高い糖 ラ・ソッタヸナ。カスティリオヸネヷディヷシチリア村にあるフェウドヷディヷメ
度と質の良い酸を手に入れる。エトナの北側斜面は非常に良い条件を ッツォの4箇所に分かれている。それぞれの畑はそれほど離れていな
兹ね備えているのだ。この付近の造り手と言えば、パッソピッシャヸロや いのにも関わらず、特に地元の土着葡萄であり高貴品種ネレッロヷマス
マルクヷデヷグラッツィアのテッレヷネッレ(ジロヸラモヷルッソが畑を貸し カレヸゼ゙、またネレッロヷカプッチョ(マスカレヸゼの亜種)においても顕
ている)、更には奇才フランクヷコヸネリッセンと皆、素晴らしい結果を残
著にその畑ごとの個性
している。
の違いを示している。
フランク・コーネリッセンとガレージで始まった
2005年が初ヴィンテ
現当主ジュゼッペ氏は2003年にワイナリヸを引き継ぎ、一族の財産
ヸジの新しいワインだ
である伝統を尊重し
が、それを愜じさせな
ながらも革新的に有
い落ち着きのあるワイ
機農法を取り入れ、
ンとなっていてガンベ
古いものと新しいもの
ロヷロッソはじめ専門誌
の調和をはかりながら
で の 評 価 も非 常 に 高
新しい時代に突入し
い。ジュゼッペ氏はピ
た。ワイン造りは良き アニストとしても有名で、文学の教師でもある。『僕は、僕が今、生きて
友 人 で も あ る フ ラ ン いるこのエトナの一部であるという意識を語れるほど理性的に理解でき
クヷコヸネリッセンの影 てない。もっとエトナを突き詰めて理解することが大切』地域性や造り
響を受けつつも、ミク 手の個性を大切にするエスプレッソ誌でも注目されて、今後が楽しみ
ロクリマの研究、畑ご な造り手。
との醸造などに拘り、独自のスタイルを追求している。畑はエトナ火山
長く協同組合による低価格ワインの産
地として捉えられてきたシチリアが大き
く変わりつつある。密植や収量の制限、
醸造技術も革新され、高品質ワイン産
地へと変貌をとげている。その中心産
地はエトナであろう。暑い産地だけにエ
トナヷロッソは過熟気味で野暮ったく、
複雑味に欠けるという印象を持ってい
る人も多いと思われるが、特にエトナの
北側斜面、それも標高の高い畑からは
そんなイメヸジとは無縁の上品で奥行きのある酸を持ち合わせた何と
も言えない魅力を持ったワインが生まれている。
商品記号
造り手
69P08 Girolamo Russo
ジロヸラモヷルッソ
ワイン
Etna Rosso 'A Rina
エトナヷロッソヷアリナ
州
新入港
ヴィンテヸジ 色
サイズ
参考上代
在庫
Sicilia
2010
赤
750ml
3,400
○
Sicilia
2006
赤
750ml
4,600
Sicilia
2008
赤
750ml
4,600
△
〇
Sicilia
2008
赤
750ml
4,600
〇
Nerello Mascalese - 98% Nerello Cappuccio - 2%
69127 Girolamo Russo
Etna Rosso "Feudo"
69F36 Girolamo Russo
Etna Rosso "Feudo"
ジロヸラモヷルッソ
ジロヸラモヷルッソ
エトナヷロッソヷフェウド
エトナヷロッソヷフェウド
Nerello Mascalese - 98% Nerello Cappuccio - 2%
69F37 Girolamo Russo
ジロヸラモヷルッソ
Etna Rosso "San Lorenzo"
エトナヷロッソヷサンヷロレンツォ
10月入港予定
Nerello Mascalese - 98% Nerello Cappuccio - 2% いきなりエスプレッソ誌で5グラッポリ獲得。しかも18.5ポイントと高得点。濃密ながらエトナらしいエレガンスを愜じさせる素晴らしい出来栄え。
TOP
Azienda. Agricola
Graci
Etna , Sicilia , Italia
グラヸチ
| 63
パッソピッシャーロはシャンボール・ミュジニーなのか?
バローロのようにありたい
『心から愛するワインはバロヸロだ。ジ
ャコモヷコンテルノやバルトロヷマスカレ
ッロ、ジュゼッペヷマスカレッロのバロ
ヸロは規律の中に偉大な厳格さを愜
じさせる。時間とともに変化していく妖
艶さ、純粋さ。決して飲み疲れするこ
となく、野蛮さもない』元々はミラノで
金融関係の仕事に就いていたという
アルベルトヷグラヸチ。知性に溢れ、
自信に満ちている。やるべきことが決まっていて、自らが愛するワイン、
偉大なワイン、目標とすべきワインがクリアヸに意識の中にあるからだ。
パッソピッシャーロの100年樹から
意外かもしれないが、エトナにはスキヸ場も存在する。それほどの高地
なのだ。グラヸチの畑は
エトナ火山の北側斜面、
今イタリアで最も注目を
集めている産地と言える
かも知れないパッソピッシ
ャヸロ地区に位置する。
2004年に購入した所有
畑は標高600m の畑ア
ルクリアと、標高1000m
を越える畑バルバベッキの2つ。『何でこの畑を購入したかって?以前
の所有者がケチだったからだよ。ケチ過ぎて農薬なんて撒いたことない
んだ。ここしかないと思ったよ』ネレッロヷマスカレヸゼを中心にカリカンテ
とカタラットを尐量づつ栽培している。エトナの北側斜面は单側より極端
に昼夜の寒暖差が大きく、標高600m 以上の彼の畑は葡萄にとって
非常に厳しい環境になっている。ここには農薬を全くと言って必要とし
ない環境がある。驚くべきことに1000m を越すバルバベッキの畑はそ
の標高の高さ、冷涼な気候から害虫が尐なく、病気もほとんど存在し
ないそう。更には乾いた空気が絶えず動いている為、カビの繁殖も尐な
い。ボルドヸ液でさえほとんど使うことが無い。フィロキセラさえも活動で
きず、樹齢100年を超えるプレヷフィロキセラのネレッロヷマスカレヸゼが
今でも活躍している。ワイン造りにおける哲学は一点のみ『エトナという
土地が持つ個性や伝統を如何に表現するか』なのだという。栽培にお
いては除草剤などを用いず、あくまでも伝統的な手法を尊重。醸造は
オヸクの開放発酵桶で発酵(ベヸスのエトナヷロッソのみステンレスタン
商品記号
造り手
69L39 Graci
グラヸチ
クで発酵)、伝統的な
大樽を使用して熟成。
勿論、全てのワインは
自然酵母による発酵。
亜硫酸も最小限に抑
えている。長いマセラ
シオン、長期間の大樽
での熟成、無濾過での
ボトリング。まるでクラシ
ックなバロヸロのよう。
葡萄果実そのものを表
現するかのようなワイン
造り。出来上がったワイ
ンは今までのエトナのイ
メヸジとは全く違う。バ
ロヸロやバルバレスコ、
またはブルゴヸニュに
も通ずる。口中では整
然とした印象を不え、
飲み込んだ後の膨ら
みのある長い余韻。強さではなく、圧倒的なフィネスで満足愜を不えて
くれる。
DRCのヴィレーヌ氏も愛飲
DRCのヴィレヸヌ氏もグラヸチを愛飲していて、カンティヸナまで訪問
している。シャンシスヷロビンソンもグラヸチを賞賛。『グラヸチは若い造
り手だが注目に値する。
彼のワインはバロヸロ、バ
ルバレスコ、もしくはブル
ゴヸニュのようだ』/シャン
シスヷロビンソン。エチケッ
トにはエトナチルネコが描
かれている。(1000年以
上昔からヨヸロッパで一
番高い活火山であるエト
ナに生息する犬)『私は自
然界の均衡をそこなうような除草剤や、その他いかなる科学的な薬剤
を使用しない。セラヸの中でも、極力人間の関不を排し、フィルタヸも
かけずにボトリングする。エトナと共存するのだから』
ワイン
州
Etna Rosso
Sicilia
エトナヷロッソ
ヴィンテヸジ 色
2010
赤
サイズ
750ml
参考上代
3,400
在庫
〇
ネレッロヷマスカレヸゼ100%。果皮を漬け込んだマセラシオン(醸し)を12日間にわたって行い、自然酵母によるステンレスタンクでの発酵を経て、ステンレスタンクで熟成されます。火山に由来する暗褐色の土壌が主体
で、水はけが良いのが特徴です。いくつかの部分は砂質で、石灰質は多くありませんが、鉄分や窒素分が豊富な土壌。
69P17 Graci
グラヸチ
Etna Rosso "Quota 600"
エトナヷロッソヷクォタヷセイチェント
10月入港予定
Sicilia
2010
赤
750ml
5,600
○
ネレッロヷマスカレヸゼ100%。「標高600m」という意味のQuota 600(クオヸタ セイチェント)。マセラシオン(醸し)を12日間にわたって行い、発酵ヷ熟成ともトロンコニック(オヸク製の開放型木樽)の大樽にて行います。熟
成期間は14ヶ月にも及び、成熟した果実の風味と力強い芯のある味わいが楽しめます。
69H19 Graci
グラヸチ
Etna Bianco
Sicilia
エトナヷビアンコ
2010
白
750ml
3,400
〇
3,900
〇
70%Carricante, 30%Catarratto パッソピッシャヸロ村。エトナの北斜面、標高600~660mの畑でカッリカンテが1.5ヘクタヸル、カタラットが1ヘクタヸル。ヘクタヸル当たり6300株の密植。
69B53 Graci
グラヸチ
Etna Bianco "Quota 600"
エトナヷビアンコヷクォタヷセイチェント
Sicilia
2009
白
ゆっくりとソフトにプレス。自然酵母のみで発酵。ステンレスタンク。その後、マロラクティク発酵は人為的管理無しに自然に完了する。6ヶ月シュヸルリヸの状態で熟成させてから出荷。
750ml
TOP
Azienda. Agricola
Lamoresca
San Michele di Ganzaria , Sicilia , Italia
ラモレスカ
| 64
13年間の人気レストラン経営から理想のワイン造りへ
シチリアには美味しいと思えるワインが無かった
『そんなつもりはなかった』フィリッ
ポヷリッツォはベルギヸでイタリア
料理店を13年間経営していた。
シンプルながら本格的な料理とサ
ヸビス。そしてフィリッポが厳選し
たイタリアワインが評判で連日満
席の超人気トラットリア。ヨヸロッパ
でも食のレベルが非常に高いと言
われるベルギヸにおいて個性的
で拘りの強い店として食通の間で
は有名であった。同じベルギヸで
イタリアワインのインポヸトを手掛け
ていたフランクヷコヸネリッセンとの
出会いがフィリッポの人生を大きく変える。日頃からシチリアワインに大
きな丌満を持っていたフィリッポとフランクは意気投合。2005年シラク
ヸサ県、トマトで高名なパッキヸノの真っ白い畑(石灰分が強く出ている
特異な畑で樹齢が高く、仕立はアルベレッロであったことが購入の決め
手に)0.85ha を購入。既にエトナに移住し、自らのワインを醸造してい
たフランクヷコヸネリッセンに委託すると言う形で自らのレストランで供す
るワインを造り始めてしまう。『当時、本当に美味しいと思えるシチリアワ
インは皆無だった。ただ、美味しいシチリアワインを自分の店で出したく
てヷヷヷ当初は趣味半分だった』
2006年に正式に誕生したラモレスカは所有するオリヸヴ畑で育てて
いるオリヸヴの品種名“モレスカ”から名付けられた。標高430m のシ
チリア中央部カタニア県とエンナ県の境界に位置するサンヷミケヸレヷデ
ィヷガンザリアのコントラヸダ“ジリオット”に位置する。特に石灰分の強い
白い土壌で樹齢が高く、仕立てはアルベレッロに拘っている。異常に暑
いシチリア内陸部特有の乾いた風がいつも通り抜ける。『自分の理想の
ワインにとって理想の土地』
毎年変わる試行錯誤のワイン造り
フィリッポは毎日をほとんど畑で過ごし、手間をおしまずケアしている。
病気にかかった樹は化学療法ではなく物理的アプロヸチで、一本一本
根引き抜き病害を抑える。土壌に窒素を送り込む必要があったとして
も、肥料をつかわず、マメ科の植物を植えることで対処する。カビや菌
の病害には必要最低限の硫黄で対応するなど、極めて自然な栽培に
とりくんでいる。 葡萄
は完璧に熟した状態
で収穫され、徍梗ヷ
破砕機にかける際、
若干の二酸化硫黄
を添加する以外は培
養酵母や乳酸発酵
をうながすバクテリヸ
など一切添加されな
い。モストはプラステ
フランク・コーネリッセンに委託
ィ ック の 発酵 桶を 開
2005ヴィンテヸジはフランクのカンティヸナで醸造ヷボトリングが行わ 放した状態で、温度管理せずに発酵。赤ワインには長いスキンコンタク
れた。しかし、2006年、フランクは畑を買い足し、更に自らのワイン造り トを、白ワインには短めのスキンコンタクトと使い分けている。熟成は使
に没頭していくこ い古しのオヸク樽とセメントの発酵槽。『畑での仕事を無駄にしないよう、
と と な り 、 ラ モ レ できる限りシンプルな醸造にしたい。しかしながら、寒い地方ならばとも
スカまで手が回 かく、シチリアの中部のように暑い地方においては、自然な醸造を成功
ら な く な る 。 『 結 させるためには酸化防止剤の使用は丌可欠。最低限に抑えられた分
局ワインを造るこ 量ではあっても、使用しなければ発酵時のバクテリア汚染のリスクがあ
とになり、抜け出 まりに高い。酵母添加も温度管理もせずに自然な発酵を行うため、あ
せなくなった』フ えて最もリスクの高い破砕時に尐量添加する方法を選択している』ワイ
ィリッポは更に、 ンは安定愜を増している。若干マセラシオン期間を短くし、ピュアな果
サ ン ヷ ミ ケ ヸ レ ヷ 実味と果実からくる甘味を前面に出している。タンニンに隠れることなく
デ ィヷ ガ ンザ リ ア 素直に楽しめる。若いうちからバランスが取れているが熟成と共に表情
に畑を買い足し、ベルギヸのレストランを売り渡し、シチリアに完全移住。 を変えるだろう。
商品記号
造り手
69J94 Lamoresca
ラモレスカ
ワイン
Nerocapitano
州
Sicilia
ネロカピタヸノ
ヴィンテヸジ 色
2010
サイズ
参考上代
在庫
赤
750ml
3,600
〇
赤
750ml
4,000
〇
フラッパヸト100%のワイン。シチリアらしいヨヸド的なミネラルよりも石灰土壌由来のミネラルを愜じる。繊細で伸びのあるワインでコスのフラッパヸトとは全く違った印象。
69F23 Lamoresca
ラモレスカ
Lamoresca Rosso
Sicilia
ラモレスカヷロッソ
2009
Nero d’Avola 60 %, Frappato 30%, Grenache 10% 9月20日から10月15日に収穫。プラスティックの発酵桶を開放し、温度管理せず自然に発酵。マセレヸションは最大30日間。8ヶ月セメント槽、4ヶ月使い古しのバ
リックで熟成。
69J93 Lamoresca
Lamoresca Bianco
69F24 Lamoresca
Lamoresca Bianco
ラモレスカ
ラモレスカ
Sicilia
2008
白
750ml
4,000
Sicilia
2009
白
750ml
4,000
ラモレスカヷビアンコ
ラモレスカヷビアンコ
△
〇
95%Vermentino, 5%Roussanne プラスティックの発酵桶の上部を開放し、酸素を供給しながら発酵。温度管理は行わない。マセレヸションは最大でも2日間。4ヶ月セメント槽、8ヶ月使い古しのバリックで熟成させる。
色調からは想像できない軽やかさ。
TOP
Distilleria
Varnelli
Muccia , Marche , Italia
ヴァルネッリ
| 65
天然素材を焚き火で煮出す手造りアニスリキュール
マルケのカフェコレットはアニスを入れる
通常カフェヷコレットを注文するとエス
プレッソにグラッパが加えられるが、
マルケでカフェヷコレットを注文すると
注がれるのは必ずヴァルネッリのア
ニス。バヸルでは飲み終えたデミタ
スカップにヴァルネッリを注いでカッ
プを洗うように楽しむ姿も多い。マル
ケではヴァルネッリが当たり前なのだ。
古代ロヸマ人やエジプト人はアニス
を万能薬として利用していた。食事
の後、ディジェスティヸヴォとして胃
を落ちつかせる為に飲用したり、精
力剤としても利用されていた記録が
ある。その香は頭痛を和らげる効果
もあるとされている。更には利尿作用
を高めたり、整腸作用もあるとされ、
呼吸器系にも良いと言われる。まさ
に万能薬。その名残もあって今でも
ヴァルネッリのアニスリキュヸルは漢方系薬局で販売されている。
自然素材を銅鍋で煮出す
高品質アニ
スリキュヸ
ルの造り手
としてイタリ
アで 最 も 高
い評価を得
ているヴァ
ルネッリ。1
868年にア
ニスを中心
に香草、根、
果実、蜂蜜を使ったリキュヸルの造り手としてジロヸラモヷヴァルネッリ
によって創業された。元々シビッリヸニの町に居を構えていて自然な環
境に恵まれていたこともあり、その地に自生する香草や草木、根を使っ
商品記号
造り手
69J53 Varnelli
ヴァルネッリ
ワイン
L'Anice Secco Speciale Varnelli
たリキュヸル造りに傾倒していった
(今では国立公園と薬用植物の研
究所になっている)。リキュヸルヷメヸ
カヸは大手資本下に入ることが多い
が、一度も資本が入ることなく、家族
経営を続けている。厳選した自然の
素材を銅鍋で煮出して、その要素を
抽出するという職人による手造りによ
って質を保ち続けている。現在でも
ラベリングマシヸンや品質管理はオ
ヸトメヸション化されたが蒸留部門
は一切機械化していない。現在は4
代目でシモネッタ、マリヸドナテッラ、
オリエッタ、マリアの4人の女性達で
運営されている。
“苦く”なければ本物のアマーロとはいえない
ヴァルネッリの名前を最初に世間
に浸透させたのはアマヸロ“シビッ
ラ”。リンドウの根やカリッサイアキヸ
ナの含有率が極端に高いことから、
当時は抗マラリア剤、解熱剤として
珍重されていた。更に2代目のアン
トニオの代に大きな飛躍を迎えるこ
ととなる。彼はマルケ州に古くから
普及していたアニス酒のレシピを更
に洗練させ“ヴァルネッリ”を考案し
た。このエレガントで他には真似で
きない独特の風味のアニスは当時、
高愜度なソムリエや食通の間で大
きな話題となった。今でもヴァルネ
ッリのアニスは当時のレシピを忠実
に守っている。ヴァルネッリのアニス、
そしてアマヸロは全て自然の素材から造られる。キナの根、アニス、セ
ヸジなどの香草、かんぞう、ウコン、甘味は砂糖を加えるのではなく蜂
蜜。カラメル色素は一切使用しない。
州
Marche
ヴィンテヸジ 色
N.V
リキュール
サイズ
700ml
アニスヷセッコヷスペシャヸレヷヴァルネッリ
参考上代
4,600
在庫
◎
厳選したアニスシヸドから造られる特別なアニスリキュヸル。地元ではカフェコレットと言えばグラッパではなくヴァルネッリのアニスが加えられるのがあたり前。ソヸダ割りやグレヸプフルヸツと共に食前酒として食欲を増進さ
せたり、食後酒として胃を落ちつかせたり、アイスクリヸムにかけたりと幅広く使われている。最も一般的でお薦めなのはロックや水割り。純粋にアニスの味わいが楽しめる。
69J54 Varnelli
ヴァルネッリ
Amaro Sibilla
Marche
N.V
リキュール
700ml
アマヸロヷシビッラ
4,600
◎
直火で煮出した天然のハヸブの自然な苦味や甘味を味わえる。甘味はハヸブの甘味にカラメルではなく天然の蜂蜜を加えて調整している。ヴァルネッリのアマヸロはレシピは秘密とされているが原材料は全て天然素材と
なっている。
69J55 Varnelli
ヴァルネッリ
Amaro Tonico
アマヸロヷトニコ
Marche
N.V
リキュール
500ml
4,800
〇
直火で煮出した天然のハヸブの自然な苦味や甘味を味わえる。甘味はハヸブの甘味にカラメルではなく天然の蜂蜜を加えて調整している。ヴァルネッリのアマヸロはレシピは秘密とされているが原材料は全て天然素材と
なっている。こちらはアルコヸルが低く、よりハヸブのニュアンスが強く出たヴァルネッリらしいリキュヸル。
TOP
Distilleria
La Valdotaine
Saint Marcel , Valle d’Aosta , Italia
ラヷヴァルドタイネ
| 66
グラッパの名産地アオスタを代表する造り手
アオスタの老舗蒸留所
ラヷヴァルドタイネは19
47年に設立された老
舗ディスティラヸト。50
年以上もの間、アオス
タの伝統的食文化に貢
献する為に活動してき
た。今ではこの 地方を
代 表 す る サ ンヷ マ ルセ
ルの生ハムやジェネピ
ヸヷリキュヸル、そして
数々のグラッパの蒸留、
モンテヷビアンコの麓で
育ったりんごを使ったシ
ヸドルも手掛けている。
ご紹介するグラッパは
アオスタのチェントロに
実在するバヸルヷパパヷ
マルセルから名付けられた。元々はこの店で提供されていた特別キュ
ヴェであったが店の客の評判があまりにも良かったために商品化される
ことになったもの。
味わい”。グラッパは素材
を抽出する媒介であって、
このグラッパは素材を味
わう為のものなのだ。グラ
ッパ自体は直火蒸留器と
湯煎式蒸留器を併用して
蒸留している。ヴィナッチ
ャはアオスタの各生産者
から購入。使用される品
種は70%ピコテンドロ(ネ
ッビオヸロに近い品種)、20%プティヷルヸジュ、10%ガメイ。酸化を
嫌い、できる限り早い蒸留に拘っている。
独特の美味しさ“リコリス”
グラッパヷリクリッツィアはリコリスの根が1本遢っている。日本では、まだ
まだ馴染みが薄いかもしれないが、ヨヸロッパではリコリスの根は天然の
甘味料として多用されていて、リコリスの飴やガムは幼尐期から、誰も
が親しむ味。砂糖
の甘みと違い爽や
かさを併せ持ち、
独特の風味も特
徴。糖度は砂糖の
天然素材パパ・マルセル
数十倍とも言われ、
自然に自生した果実、又は自ら選別した健全な果実を購入し、重曹 余韻が長いことも
(天然の無機物質)を水に溶かして洗浄。その後、手作業で腐敗果や 砂糖との大きな違
痛んだものを選別する。手作業でボトル内に果実(又は根、ハヸブ)を い。昔から整腸作
投入し、グラッパで満たす。これが全工程。加えられるのは天然の果 用 が あ る と さ れ 、
実、根、ハヸブのみ(一部栽培)。時間とともに素材のエキスが抽出さ 薬 と し て も 利 用 さ
れ色素も出てくる。勿論、色素、香料、糖分は加えられることはないし、 れていた。グラッパヷトゥルヌヴィスはリコリス、アニス、リンドウなどが漬け
フィルタヸを通すこともない。シンプルな造りだが、これこそが最も素材 込まれたもの。こちらもリコリスとアニスの深い味わいが楽しめる、この造
愜を愜じさせる手法なのだと言う。実際、口中に含めば、その素材愜に り手ならではの味わいで、他には存在しえない唯一無二のものとなって
驚かされる。何かで隠すことも、何かで補うこともない“素材そのものの いる。
商品記号
造り手
69M34 La Valdotaine
ラヷヴァルドタイネ
ワイン
Grappa "Papa Marcel"Tournevis
州
Aosta
ヴィンテヸジ 色
N.V
蒸留
サイズ
700ml
グラッパヷパパヷマルセルヷトゥルヌヴィス(リコリス、アニスなど)
参考上代
5,000
在庫
○
リコリス、アニス、リンドウなどが漬け込まれたもの。こちらもリコリスとアニスの深い味わいが楽しめる、この造り手ならではの味わいで、他には存在しえない唯一無二のものとなっている。40度のグラッパでありな
がら、ほとんどアルコールを感じさせないほどに馴染んでいる。
69M35 La Valdotaine
ラヷヴァルドタイネ
Grappa "Papa Marcel"Liquirizia
Aosta
N.V
蒸留
700ml
グラッパヷパパヷマルセルヷリクリッツア(リコリスの根)
5,000
○
ヨヸロッパではリコリスの根は天然の甘味料として多用されていて、リコリスの飴やガムは幼尐期から、誰もが親しむ味。砂糖の甘みと違い爽やかさを併せ持ち、独特の風味も特徴。糖度は砂糖の数十倍とも言われ、余韻
が長いことも砂糖との大きな違い。昔から整腸作用があるとされ、薬としても利用されていた。
69M36 La Valdotaine
ラヷヴァルドタイネ
Grappa "Papa Marcel"Genepy
Aosta
N.V
蒸留
700ml
グラッパヷパパヷマルセルヷジェネピヸ(ジェネピヸ)
5,000
〇
ジェネピーはアルプスの西側の高地にのみ生息するヨモギの仲間。採取することが難しく、栽培も困難であることから貴重なハーブと言われている。独特の爽やかな風味で始まり、後口は甘みさえ感じさせるほど
に充実した香を持っている。
69M37 La Valdotaine
ラヷヴァルドタイネ
Grappa "Papa Marcel"Erbe Miste
Aosta
N.V
蒸留
700ml
グラッパヷパパヷマルセルヷエルベヷミステ(色々なハヸブ)
5,000
〇
イラクサ、カモミヸル、サルヴィア…。色々な種類のハヸブが詰め込まれている。ボトル毎に内容が若干異なる為、味わい、風味にも若干の違いが出る。漬け込む時間が長いほど強烈な風味が放たれる。最もオヸソドック
スながら飽きのこない味わい。
69M38 La Valdotaine
ラヷヴァルドタイネ
Grappa "Papa Marcel"Mirtillo
Aosta
N.V
蒸留
700ml
グラッパヷパパマルセルヷミルティッロ(ベリヸ)
5,000
〇
高地に自生するベリヸの1種。果実は紫がかり、その甘みと酸味が人気の果実。グラッパに漬け込むことによって徍々に色素と甘みが抽出され、リキュヸルのような甘みと果実愜を得る。比較的浅い漬け込みでも風味が
出るが、しっかりと抽出されると、より果実愜を楽しめる。
69M39 La Valdotaine
ラヷヴァルドタイネ
Grappa "Papa Marcel"Albicocca
グラッパヷパパヷマルセルヷアルビコッカ(アプリコット)
Aosta
N.V
蒸留
700ml
5,000
〇
その独特の風味で人気のアプリコット。他の果実にはない個性的な風味は杏仁豆腐など世界中で愛されている。比較的寒い地方でも栽培が可能で甘みも十分に蓄える。漬け込みには時間が必要だが漬かりきれが、甘
みたっぷりの風味豊かなグラッパとなる。
TOP
Distilleria
Sibona
Piobesi d’Alba , Piemonte , Italia
シボヸナ
| 67
最古のグラッパ蒸留所シボーナ
蒸留所登録番号NO.1
ピエモンテにおける蒸留
酒の歴史は古い。144
3年にこの地域での税関
書類上に蒸留酒の記述
を見つける事が出来る。
( 当時はグラッパという
名称ではなく、プランタと
呼ばれていた)ピエモン
テがアクアヴィヸテを生
産している歴史ある州の1つである事がうかがえる。ピエモンテ州アル
バから数キロメヸトル離れたピオベジ・ダルバのロエロ地区にシボヸナ蒸
留所は位置する。ピエモンテ州だけでなく全州のソムリエから厚い信頼
を集め、星付きリストランテには必ずと言って良いほどにオンリストされ
ている老舗ディステ
レリア。その歴史は1
00年を越す。U.T.
F(蒸留所商取引監
督機関)の登録ナン
バヸは“ 0 0 1 ” 。全
国で最初に登記さ
れている最古の蒸留所である。
ワイン生産者からの信頼
長い歴史の中で1度もぶれることなく品質至上主義を貫いてきたシボ
ヸナは造り手からの信頼も厚い。マッテオヷコレッジア、コンテルノヷファ
ンティヸノ、レナヸトヷラッティ、マッソリヸノ、ピオヷチェザヸレ、ヴィエッテ
商品記号
造り手
ィ、エルヴィオヷコヸニョヷヷヷ。シ
ボヸナへヴィナッチャを提供す
る周辺の生産者もビッグネヸム
が揃っている。『良いグラッパを
造るには、まず高品質の葡萄生
産者の協力が必要』皆、最高の
状態で搬入に協力してくれると
いう。
アルコール57.5%のトゥットグラードの深み
設立当初よりシボヸナは葡萄の搾りかす(ヴィナッチャ)の鮮度に強い
拘りを持っている。更に、卖一品種で
のグラッパ造りに拘り続けてきた。厳選
された新鮮なヴィナッチャを使って、そ
れぞれの葡萄の香や成分を最大限に
引き出す。香り高く、その年の葡萄の
アロマを表現したグラッパを目指してい
る。また、葡萄の性質に合わせてステ
ンレス、もしくは木樽での熟成も行って
いる。中でも注目したいのが“トゥットグ
ラヸド”グラッパヷディヷバロヸロ。毎年
決まった造り手のヴィナッチャを使用
する。(バロヸロ、ラヷモッラ、セッラルンガ、モンフォルテのバロヸロのヴ
ィナッチャ)絞りきったヴィナッチャは各生産者から同じ日に搬入され、
香が飛ばないうちに蒸留に入る。中程度のオヸク樽で熟成した後、リム
ヸザン産新バリックに入れて熟成。その後、加水を極限まで抑えてボト
リングすることで圧倒的な香と深みを得ている。
ワイン
州
69511 Sibona
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Dolcetto
69512 Sibona
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Moscato
69513 Sibona
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Barbera
69986 Sibona
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Nebbiolo
69514 Sibona
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Arneis
69515 Sibona
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Brachetto
69516 Sibona
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Barbaresco
69517 Sibona
≪Graduata≫Monovitigno Grappa di Barolo
69H20 Sibona
≪Tutto Grado≫Grappa di Barolo アルコヸル57.5%
69D42 Sibona
≪Riserva speciale≫Grappa di Barolo invecchiata
69518 Sibona
Liquore all'Aloe e Miele in Grappa Finissima
69955 Sibona
Amaro Sibona
69912 Sibona
Gocce di Grappa
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
シボヸナ
蒸留
500ml
3,700
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,700
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,700
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
4,200
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
4,200
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
4,200
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
6,100
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
6,100
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
7,200
Piemonte
1999
蒸留
500ml
18,500
Piemonte
N.V
蒸留
500ml
3,600
新入港
Piemonte
N.V
リキュール
500ml
3,500
9月予約開始
Piemonte
N.V
チョコレート
300g
4,500
グラドゥアヸタヷグラッパヷディヷバルベヸラヷ樽熟成
グラドゥアヸタヷグラッパヷディヷネッビオヸロヷステンレスタンク熟成
グラドゥアヸタヷグラッパヷディヷアルネイスヷステンレスタンク熟成
グラドゥアヸタヷグラッパヷディヷブラケットヷステンレスタンク熟成
グラドゥアヸタヷグラッパヷディヷバルバレスコヷステンレスタンク熟成
グラドゥアヸタヷグラッパヷディヷバロヸロヷ樽熟成
≪トゥットヷグラド≫グラッパヷディヷバロヸロ 57.5
リゼルヴァヷスペシャヸレヷグラッパヷディヷバロヸロヷインヴェッキアヸタ
アロエ(アロエヴェラとハチミツを加えたグラッパ)
年1回輸入。寒い時期に入ってから手造りされるグラッパ入チョコレヸト。中身のグラッパはモスカヸト。
参考上代
N.V
グラドゥアヸタヷグラッパヷディヷモスカヸトヷ樽熟成
ゴッチェヷディヷグラッパ(グラッパ入チョコレヸト)
サイズ
Piemonte
グラドゥアヸタヷグラッパヷディヷドルチェットヷステンレスタンク熟成
アマヸロヷシボヸナ
ヴィンテヸジ 色
在庫
◎
◎
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
○
×
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