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事業計画書 - 一般社団法人日本能率協会

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事業計画書 - 一般社団法人日本能率協会
2015年度
事業計画書
目
次
Ⅰ
重点活動テーマ ............................................................................................................... 3
Ⅱ
組織図 ............................................................................................................................. 4
Ⅲ
事業計画 ......................................................................................................................... 5
1.公益目的支出計画 実施事業 ..................................................................................... 5
2.2-1.会員組織活動 ....................................................................................................... 6
2-2.広報活動 .............................................................................................................. 7
3.ひとづくり分野 ....................................................................................................... 8
4.経営支援事業分野 .................................................................................................... 12
5.地域事業 .................................................................................................................. 15
5-1.関西地域 ............................................................................................................ 15
5-2.中部地域 ............................................................................................................ 17
6.ものづくり分野 ....................................................................................................... 19
7.産業振興事業分野 .................................................................................................... 21
8.審査・検証センター事業分野 .................................................................................. 25
8-1.ISO審査登録分野 .............................................................................................. 25
8-2.ISO研修分野 ..................................................................................................... 26
8-3.温室効果ガス検証事業分野 ............................................................................... 27
― 1 ―
Ⅰ 2015 年度 重点活動テーマ
2015 年に入り、日本経済は緩やかな回復が実感できる状況になってまいりました。
しかし、為替・エネルギー価格の変動など引き続き内外の要因に影響されながら
わが国産業界にはグローバル市場へのさらなる展開と対応が求められています。
このようななか、わが国産業界はグローバリティの確立、イノベーション力強化と、そ
れを実現するための人材育成がますます重要な課題となっています。
2015 年度は引き続き「共・進化の提唱」(①「KAIKA」運動の普及
の実現
②「仕事革新」
③「アジアとの共・進化」の 3 つのテーマ)を推進して、下記の重点活動テー
マに取り組みます。
1.「KAIKA」運動の普及
(1)多くの人や知見を集めた創発型の KAIKA 協議会を設立
「ワークスタイル・働き方」
「創造的業務とそのマネジメント」
「イノベーション人材
と開放型組織」のテーマを中心に、KAIKA の考え方に賛同いただく組織・人と共に協
議会を立ち上げます。KAIKA Awards(KAIKA 大賞)を含め、多くの事例や知見が集
積し、研鑽・研究する場を通して、新しい「個の成長」
「組織の活性化」
「関係性づくり」
の考え方の普及を図ります。
(2)社会価値を創造する取り組みを推進する事業の研究・支援活動
経営の課題を社会性、事業性の双方からとらえ、社会価値創造に資する事業活動を研
究(KAIKA Lab.)
・支援します。特に個人・組織の新たな関係づくりに関する研究や、
主要産業とベンチャーとのオープンイノベーション促進を通じた事業創造支援や、イノ
ベーションを生み出す組織・環境の研究などを中心に、KAIKA の活動支援に取り組み
ます。
2.「仕事革新」の実践
仕事スタイルをプロセス革新し、「維持管理型業務」から「創造的業務」へシフトす
ることで組織の創造力を高め、社会や市場により貢献する事業活動を提供できる組織を
築く活動「仕事革新」の実践と普及に努めます。特に 2015 年度は「KAIKA」Action と
連動して「創造的業務」へのシフトのための「働き方、ダイバーシティ」や「事業創造・
イノベーション」を研究し、提案します。
3.「アジアとの共・進化」を推進する活動
JMA アジア共・進化センターの活動として、東南アジアにおいてビジネスマッチン
グ事業の継続展開、ASEAN 地域でのビジネスリーダーの育成と交流の場(フォーラム)
づくり、そしてバンコク評議員会を新たに設置して現地日系企業の課題解決を支援しま
す。
― 3 ―
Ⅱ 2015年度
組織図
会 員 総 会
監事
経営審議会
理事会
会長
評議員会
経 営
生 産
人事・教育
開発・技術
関 西
中 部
上 海
バンコク
経営・人材センター
副会長
理事長
常務理事
業
務
監
査
室
産業振興センター
理事
事務局長
法人経営センター
KAIKAプロジェクト室
JMAマネジメント研究所
審査・検証センター
― 4 ―
Ⅲ 2015 年度 事業計画
1.公益目的支出計画 実施事業
公益目的支出計画で認められた実施事業(継続事業)の活動の重点を次のように定め推進します。
(1)
KAIKA 研究・調査活動の実施と情報普及
重点活動テーマに基づき、KAIKA 協議会の設立とあわせて、
「ワークスタイル・働き方」
「創
造的業務とそのマネジメント」「イノベーション人材と開放型組織」などのテーマについて、
オープンイノベーションスタイルでの研究(Lab.)に取り組みます。多くの事例や知見が集積
し、研鑽・研究する場を通して、新しい「個の成長」
「組織の活性化」
「関係性づくり」のノウ
ハウ・手法を開発して、提案や普及を進めます。
また、引き続き、KAIKA の考えの実践に取り組む組織やプロジェクトを表彰する KAIKA
Awards(KAIKA 大賞)を実施し、広く情報発信を行うことにより、時代のニーズに即した活
力ある個や組織の広がりを啓発します。
(2) 「アジアとの共・進化」を推進する公益活動の実施と情報普及
JMA 創立 70 周年記念提言「共・進化の提唱」のなかで発信した『アジアと共に進化し、次の
豊かさをつくりだす』ことの実現に向け、日本の次世代ビジネスリーダーと ASEAN の企業・
政府機関・経済団体の人材とが交流・相互研鑽する場として「“アジア共・進化”リーダーズ
フォーラム」を新たに設け、ASEAN 諸国の課題解決の方策について研究し、その成果を広く
情報発信します。
(3)
研究・開発の推進に関する調査・研究の実施と情報普及
中長期的な視点に立ち、日本企業の競争力強化の源泉となる研究・開発やイノベーションのあ
り方について、日本を代表する企業の最高技術責任者(CTO:Chief Technology 0fficer)が
参画する第 10 期日本 CTO フォーラムの活動を通じて、調査・分析考察・研究を行ない、そ
の成果を広く情報発信します。
(4) ものづくり力強化へ向けた活動の推進と情報普及
日本やアジアの工場におけるものづくり革新活動への取り組み事例を発掘し、その成果を日本
製造業の範として表彰する「GOOD FACTORY 賞(設立 5 周年記念)
」と、ものづくりの改革・
改善分野における貢献が顕著に認められる経営者を表彰する「JMA ものづくり貢献賞(第 2
回)」を継続して実施するとともに、新たに「生産技術者特別研究会」を通じて GOOD
FACTORY への道筋について研究し、その成果を「GOOD FACTORY マネジメント(仮称)
」
としてまとめます。
これらの活動成果や内容は、日本のものづくり力強化へ向け、広く情報発信します。
(5) 企業の経営課題解決に資する研究・調査活動の実施と情報普及
国際競争力の強化は日本経済の成長戦略として喫緊の課題であり、企業においてはイノベーシ
ョンと組織体質強化が重要な経営課題です。特に、日本企業の強みである「ものづくり」に連
動した「ことづくり」による差異化への取り組み強化が求められており、これらの課題解決に
向け、ICT やイノベーションと関連した「サービス・イノベーションと生産性革新」のテーマ
について新たに研究・調査活動を行い、その成果を広く情報発信します。
― 5 ―
2-1.会員組織活動
産業界および企業、団体の課題とニーズおよび 2015 年度 重点活動テーマに基づき、会員組織活動
の重点を次のように定め推進します。
(1)法人会員の拡充活動
2015 年度は JMA の会員活動を一層推進するため、JMA の構成員である法人会員の拡充を積
極的に行います。また、法人会員に対しては JMA 事業・活動の利用促進をさらに図るよう努
めます。
(2)法人会員(経営幹部向けサービス)
全国の法人会員の経営幹部に向けた情報発信と、会員ニーズに合ったサービス活動の拡充に努
めます。
① 「一隅会」
(経営哲学懇話会)の開催
「一隅会」は、1970 年に「国際社会における日本のあり方」を念頭に置き、
“日本の心”
“東
洋の精神”を探究することにより、自己変革ひいては経営哲学確立の一助となることを願い
設立されました。2015 年度は現役の企業経営者などをアドバイザーに迎え、ご関心を伺っ
た上で、高僧、碩学、その道の第一人者、経済人を講師に招き、意見交換を交えた経営哲学
懇話会として年間6回程度、法人会員向けに開催します。
② 「JMA マネジメント講演会」の開催
産業界の最新トピックスや法人会員の経営課題解決支援のための情報提供、会員交流の企画
を実施します。東京・名古屋・大阪などにおいて年間6回程度開催します。
③ 『JMA マネジメント』の発行
広報部門と連携し、情報月刊誌『JMA マネジメント』を法人会員へ提供し、日本の産業界
が直面する経営課題やトレンドにつき、JMA 独自の視点から実務に役立つ経営・技術情報
を提供します。
(3)法人会員(異業種交流サービス)
法人会員相互の交流活動を推進し、併せて JMA と法人会員とのコミュニケーション強化に努
めます。
①「JMA 会員交流フォーラム」の開催
各地域の産学を巻き込んだ「JMA 会員交流フォーラム」を開催し、会員企業相互の情報交
流活動を推進します。
②「JMA 会員交流ワークショップ」の開催
2015 年度は新たに経営思想、哲学・宗教や文化・歴史などのジャンルの課題図書を題材に
幅広い知識を吸収しながら参加者相互に課題や考えを出し合い、その対話から触発される思
考を更に深めていきます。年 4 回程度開催します。
― 6 ―
2-2.広報活動
産業界ならびに各企業、団体の課題とニーズおよび 2015 年度重点活動テーマに基づき、広報活動
の重点を次のように定め推進します。
(1)JMA 公益活動に関する広報
JMA は 2012 年に創立 70 周年を記念して、提言として「共・進化の提唱」を発表しました。
その提言に関する具体的な活動としての「KAIKA」「仕事革新」「アジアとの共・進化」につ
いて、引き続きメディアに対して積極的に情報発信します。
また、調査、研究、表彰をはじめとする JMA 独自の活動についても、理解されるようにわか
りやすくメディアにアピールし、パブリシティ(記事掲載・報道)活動を行います。
こうした活動を通して、JMA の公益性や社会性について理解を深める広報活動を行います。
(2)JMA 事業活動の広報
JMA は公益活動とともに、人材育成や技術に関するセミナーや大会、各種の産業展示会の開
催、また審査登録・検証サービスなどの事業を展開しています。これらの事業活動を通じて発
信される、新たな経営技術等について、産業界の方々に広く認知いただき、同活動へ参加いた
だくために、パブリシティ活動を行います。年間を通じて、ニュースリリース配信や記者発表
会、記者懇談会、個別訪問、取材アレンジ等を展開することで、情報発信の頻度と品質を高め、
JMA の表出機会とプレゼンスを高めます。
さらに、メディアリレーションの拡充や新たな広報手法の取り組みを行い、JMA の活動やサ
ービスを利用する産業界の方々にとっても有益となる広報・PR 活動となることを目指します。
(3)
『JMA マネジメント』による情報発信
2012 年4月に発行した『JMA マネジメント』は、4年目を迎え、手軽に読めるマネジメント
情報誌を目指す本誌では、1 つのテーマを数か月間にわたり追いかけることで、より深くかつ
多様な視点から情報をお届けするために、2015 年 3 月号からシリーズ企画を開始いたしまし
た。
シリーズ企画をはじめ、経営者インタビュー、企業の取り組み事例、旬の話題ならびに JMA
の活動や JMA からのメッセージを伝えていきます。
ひきつづき、経営者やビジネスパーソンの方々に気軽に手にとって読んでいただくために、読
みやすさと内容の充実を目標にして、編集に取り組みます。
(4)JMA ホームページにおける情報発信と改訂
JMA トップページでは、ニュースリリースの配信、事業活動の最新情報やマネジメントに関
する話題などを発信しています。訪問者が探す情報に適切に訪問できるように、さらに利用し
やすいサイトを目指して改訂と充実を図ります。
― 7 ―
3.ひとづくり分野
産業界および企業、団体の課題とニーズおよび 2015 年度 重点活動テーマに基づき、ひとづくり分
野の重点を次のように定め推進します。
(1)重点事業方針
①イノベーション領域
イノベーションの必要性は議論の余地がありません。イノベーションを起こすために何が必
要なのか、何をすべきか、実践的な支援をします。座学で知識をインプットするだけではな
く、討議やワークショップを中心に『知の組み合わせ』を促し、自社に持ち帰って展開する
ためのプログラムを提供します。
分野
イノベーション領域
名称
JMAマネジメント・インスティチュート(JMI)
開催予定
6 月~2016 年 2 月
ビジネス・イノベーションコース
CXOのための事業創造フォーラム
7 月~2016 年 3 月
デザイン思考ワークショップ入門セミナー
開催時期未定
ビジネスモデル変革ワークショップ
〃
イノベーション創出のための組織マネジメント
〃
革新コース
JOBSメソッドによるビジネスモデル・
〃
イノベーション・プログラム
リーダーのための事業推進力強化コース
〃
②ダイバーシティ領域
イノベーションを起こすには、1つの属性にとどまらず、様々な属性の増加、組み合わせが
必要と言われています。そのため女性活躍推進だけでなく、障がい者の雇用などを積極的に
進める環境づくりが求められています。また、政府からも 2020 年までに指導的地位に女性
が占める割合を 30%に引き上げる方針が出され、障がい者の雇用についても法定雇用率が
1.8%から 2%へ引き上げられるなど、企業を取り巻く環境が変わっています。グローバル
対応を含めたダイバーシティを推進するための支援活動を進めます。
分野
ダイバーシティ領域
名称
開催予定
女性リーダー養成コース
通年
5つのプロセスから学ぶ女性活躍推進セミナー
開催時期未定
障がい者と共に働く職場づくりセミナー
〃
外国人採用のための面接スキルセミナー
9 月、2016 年 1 月
チーム・ビルディングセミナー
7 月、10 月、2016 年 2 月
ファシリテーションスキル習得セミナー
通年
アサーティブコミュニケーション習得セミナー
7 月、10 月、2016 年 2 月
対話力向上セミナー
5 月、2016 年 2 月
― 8 ―
(2)人材開発事業
①役員向け研修
トップマネジメント(役員・幹部)の意志決定が経営の浮沈を左右すると考えています。JMA が提
供する「JMA トップマネジメント研修プログラム」では、企業の競争力向上のために経営者として
求められるスキルと心をさらに高める高品質な「場」を引き続き提供します。
②マネジメント・インスティチュート(JMI)
経営者として必要な「ぶれない決断軸」と「経営観」を醸成するために、広い視野、高い視
座とともに、物事の本質に対する洞察力を磨くためのプログラムを提供します。選抜された
高いレベルの人たちと切磋琢磨し、自分の軸を確立し、意思決定の力をつけることを狙いと
して、マネジメント・インスティチュート9コースを実施します。
③階層別分野
持続的に事業の成長を支えるリーダーに求められる「業務の管理」、
「人の管理」のスキルを
バランス良く兼ね備えた人材を育成するプログラムを強化します。また、事業と組織の活性
化を推進できる人材を多く輩出するために、リーダーシップ開発プログラムを更に充実させ
ていきます。
④大会
ⅰ)KAIKA カンファレンス
企業の事例紹介やトレンド情報を画一的に提供するだけでなく、実践者による未来に向けた
発信と参加者と共に直面する課題に対して、解決の糸口を探るカンファレンスの実現を目指
します。
ⅱ)マーケティング総合大会
社会、市場の動きを捉えた事例を集積した大会となるように、また参加者・参加企業の具体
的な財・サービスが強化されるヒントを提供します。
(3)主要事業活動
①経営人材育成分野
ⅰ)トップマネジメント分野
分野
トップマネジメントの
意識・行動変革、
異業種交流
名称
JTS:「JMA Top management Seminar」
第 96~97 回 新任取締役セミナー
第 50~53 回 新任執行役員セミナー
トップマネジメントの CDP:「Company Direction Program」
ための経営知識習得
第 51~53 回 経営者・幹部の法務・企業統治セミナー
第 51~53 回 経営者・幹部の経営戦略セミナー
第 49~50 回 経営者・幹部の財務・会計必須セミナー
第 35~36 回 経営者・幹部の組織・人材革新セミナー
第 21~22 回 経営者・幹部の意思決定と
リーダーシップセミナー
第 13~14 回 経営者・幹部の経営リテラシー
集中セミナー
― 9 ―
開催予定
(2 泊 3 日 合宿形式)
7 月、8 月
7 月、9 月、11 月、2016 年 2 月
7 月、10 月、2016 年 2 月
7 月、10 月、2016 年 1 月
8 月、11 月
9 月、11 月
8 月、12 月
10 月、2016 年 3 月
ⅱ)マネジメント・インスティチュート(JMI)分野
分野
次世代経営者育成
名称
開催予定
JMA マネジメント・インスティチュート(JMI)
部長のためのエグゼクティブ・マネジメントコース
6 月~2016 年 2 月
ビジネス・イノベーションコース
〃
生産・開発マネジメントコース
〃
戦略人事プロフェッショナルコース
7 月~2016 年 3 月
エグゼクティブ・ビジネスリーダーコース
9 月~12 月
プロフェッショナル・ビジネスリーダーコース
7 月~11 月
グローバルリーダーのための経営課題解決
ワークショップ 10 月~2016 年 2 月
戦略プロフェッショナル育成コース
7 月~10 月
リーダーのためのリベラルアーツ講座
9 月~12 月
②人材開発事業分野(主要なものを記載)
階層別・分野別・スキル別人材開発分野
分野
階層別分野
名称
開催予定
部長のためのマネジメント能力開発コース(GMC) 通年
管理能力開発コース(MDC)
〃
リーダーのためのマネジメント基礎コース(LDC) 〃
中堅社員ビジネス遂行力向上コース(BTC)
〃
新入社員教育セミナー
〃
分野別
新任人事・労務スタッフ入門セミナー
6 月、10 月、2016 年 2 月
人事・教育分野
人材開発担当者基本コース
6 月、10 月、2016 年 1 月
企業内研修インストラクターコース
通年
(基本・アドバンス)
分野別
マーケティング入門コース
4 月、8 月、11 月、2016 年 1 月
マーケティング分野
情報収集・分析・活用力強化セミナー
5 月、9 月、2016 年 1 月
営業分野
新事業開発・新商品開発の進め方セミナー
6 月、10 月、2016 年 2 月
マーケティング・リサーチとデータ解析入門セミナー
6 月、11 月、2016 年 3 月
分野別
組織デザインセミナー
7 月、10 月
組織開発分野
チーム・ビルディングセミナー
7 月、10 月、2016 年 2 月
業務革新
業務マニュアル作成・活用セミナー
7 月、2016 年 1 月
業務プロセスの可視化・改善スキル習得セミナー
8 月、2016 年 2 月
― 10 ―
分野
名称
開催予定
スキル別
説明力強化トレーニングセミナー
6 月、9 月、11 月、2006 年 1 月
リーダーシップ・チャレンジ・ワークショップ
7 月、9 月、11 月、2016 年 1 月
コーチング・スキルトレーニングセミナー
5 月、8 月、11 月、2016 年 2 月
ファシリテーション・スキル習得セミナー
通年
対話力向上セミナー
5 月、2016 年 2 月
③大会
ⅰ)KAIKA カンファレンス
ⅱ)マーケティング総合大会
分野
大会
名称
開催予定
KAIKA カンファレンス
2016 年 2 月
第 52 回 マーケティング総合大会
2016 年 3 月
― 11 ―
4.経営支援事業分野
企業・団体の個別課題に対して、その解決方向をお客様とともに考え、個別のソリューションを提
供します。
(1)経営革新のための「人材発掘・育成」
「組織課題支援」
①次世代経営者の発掘と育成
急速にグローバル化が進展する現在の経営環境において、社会からの要請は多様化かつ複雑
化し、数年先の予測すら困難な状況にあり、経営者・リーダーの舵取りの重要性は更に増し
ています。
このような環境を踏まえ、次期・次世代の経営者候補の育成を重点に以下の施策を実施しま
す。
・次期、次世代経営者候補育成プログラムの実施
・取締役、執行役員等経営幹部向け育成プログラムの実施
・経営者としての「大局観・軸形成」に関わるプログラムの実施
・選抜と能力開発型アセスメントの実施
・グローバルビジネスリーダー育成プログラム
②組織・人材マネジメント支援
経営課題に対応した組織・人材マネジメントの諸施策を支援をします。
・社員意識調査、組織風土診断の実施と解決策の提示
・人材マネジメントシステムの再構築支援(人事制度・教育体系再構築)
③個別ソリューション
個別の課題解決にあたり最適なソリューションを実施します。
・イノベーションを軸に据えた事業および組織の変革支援
・
「リーダーシップ・チャレンジワークショップ」によるリーダーシップカルチャー浸透支援
・内省型ワークショップの実施
・キャリア自律ワークショップの実施
④業界特化プログラム
・業界特性を踏まえた個別プログラムの実施
(2)大学のグローバル化および経営改革支援
社会・経済のグローバル化進展に伴い、大学のグローバル対応が大きな課題となっています。
2014 年 9 月、国は「スーパーグローバル大学創成支援事業」の対象として 37 大学を選択し、
10 年計画で教育・研究のグローバル化を支援していくことになりました。
2015 年度、大学の経営支援事業分野においては、特に大学教育におけるグローバル人材の育
成という領域を重点課題としてとらえ、産学官協同で実務的視点でのグローバル人材の資質や
スキル要件を体系的に整理するとともに、欧米豪亜のグローバル人材育成で注目される 10 大学
内外の調査を行い、大学におけるグローバル人材養成の支援を実践化していきます。
― 12 ―
一方、少子化・人口減少社会の中で、多くの大学には地域の人材育成・情報交流拠点として
の機能強化が求められており、大学ごとの特色を活かした経営改革が不可欠です。
改革にあたっては、理事長、学長をはじめとしたトップ層のリーダーシップ、ビジョンや目
標・計画を実践するミドル層の意識・行動改革、教育力の向上など多面的な改善、改革が必要
です。
大学経営へのマネジメント思想や技術の普及と高度化を目的に、幹部職員へのマネジメント
教育の実施、知識・経験交流の大会の開催、大学経営の状況を可視化する「大学経営評価指標」
「自己点検・評価マネジメントシステム」の普及事業に継続して取り組みます。
また、大学ごとの強みを地域社会に的確に発信し、学生を確保していく学生の募集力強化事
業についても注力していきます。
①主要事業活動
対象
個別大学支援
名称等
開催・実施予定
グローバル人材育成のための調査・カリキュラム開発
通年
学生募集力強化支援調査・教育
通年
大学経営評価指標/自己点検・評価マネジメントシステム
通年
テーマ別学内教職員研修の企画・講師派遣
通年
大 学 全 般 向 け 公 開 第 5 期大学 SD(スタッフ・ディベロップメント)フォーラム 通年
教育
第 11 回課長のためのマネジメント力強化コース
第7回大学マネジメント改革総合大会
大学全般向け書籍
11 月
〃
大学職員ナレッジ・スタンダード(書籍:2011 年 6 月発刊) 通年
大学マネジメント改革総合事例集(書籍:2014 年 4 月発刊)
〃
(3)自治体経営の改革支援
2008 年から日本の人口は減少に転じ、人口減少社会に突入しています。人口減少は、国力の
減少、産業界においては、国内市場の縮小、労働力不足に直結する大きな課題となっています。
2014 年 12 月に、国は「長期ビジョン」で 2060 年人口を 1 億人とする目標設定を行い、
「国
の総合戦略(2015-2019)」を定め、2015 年度から人口減少の歯止めと地方創生への取り組みが
本格的に展開されます。
全地方公共団体には、2015 年度末までに、
「地方版総合戦略」として、人口減少の歯止めに向
けた経営計画策定が求められており、その計画策定に向けた人口推計、地域経済データ分析、戦
略体系策定、KPI(業績評価指標)の設定等の支援を行います。
他方、人口の一定数の減少は避けられず、人口に応じた地方公共団体におけるインフラ(公共
― 13 ―
施設等)の適正化も課題となります。
国は、2016 年度末までに公共施設の維持管理コスト推計、統廃合の方向性をまとめた「公共
施設等総合管理計画」の策定を各地方公共団体に求めており、公共施設再配置への計画策定等の
支援を株式会社日本能率協会総合研究所と共同で展開します。
人口減少社会への対策を、地方公共団体が推進するにあたっては、地方公共団体のマネジメン
ト力、人材力が重要となるため、PDCAサイクルの習慣化等への各種マネジメントの仕組みづ
くりについて支援を継続実施します。
人事管理分野については、2014 年 5 月に地方公務員法が改正され、人事評価制度の導入が法
制化されており、職員研修、人事評価制度の構築・運用等の支援を実施します。
主要事業活動
分野
名称等
実施予定
人口減少対策への支援
【新規】
「地方版総合戦略」策定支援
通年
「公共施設等総合管理計画」策定支援
通年
PDCAサイクルの
構築・習慣化
中期経営計画策定支援
通年
行政評価・行政経営等マネジメントの仕組み構築
通年
行政経営データベース(クラウド型情報システム)
通年
階層別・スキル別教育
通年
人事評価導入、評価者研修等
通年
業務診断、定員適正化計画策定支援
通年
人事評価データベース(クラウド型情報システム)
通年
人事管理
― 14 ―
5.地域事業
産業界および企業、団体の課題とニーズおよび 2015 年度 重点活動テーマに基づき、各地域事業
の重点を次のように定め推進します。
5-1.関西地域
(1)重点事業方針
①
経営革新のための「人材発掘・育成」
「組織課題支援」
ⅰ)次世代経営者の発掘と育成
急速にグローバル化が進展する現在の経営環境において、社会からの要請は多様化かつ
複雑化し、数年先の予測すら困難な状況にあり、経営者・リーダーの舵取りの重要性は更
に増しています。
このような環境を踏まえ、我々は次期・次世代の経営者候補の育成を重点に以下の施策を
実施いたします。
・次期、次世代経営者候補育成プログラムの実施
・取締役、執行役員等経営幹部向け育成プログラムの実施
・経営者としての「大局観・軸形成」に関わるプログラムの実施
・選抜と能力開発型アセスメントの実施
・グローバルビジネスリーダー育成プログラム
ⅱ)組織・人材マネジメント支援
経営課題に対応した組織・人材マネジメントの諸施策の支援をいたします。
・社員意識調査、組織風土診断の実施と解決策の提示
・人材マネジメントシステムの再構築支援(人事制度・教育体系再構築)
ⅲ)個別ソリューション
個別の課題解決にあたり最適なソリューションを実施いたします。
・イノベーションを軸に据えた事業及び組織の変革支援
・
「リーダーシップ・チャレンジワークショップ」によるリーダーシップカルチャー浸透支援
・キャリア自律ワークショップの実施
ⅳ)業界特化プログラム
・業界特性を踏まえた個別プログラムの実施
②人事・組織開発分野の競争力強化のための課題解決と人材育成支援
新入社員から役員まで階層別の人材開発・育成を体系的、継続的に行います。特に、これ
からの企業活動の中核を担うミドル層の能力開発について、セミナーを拡充します。そして、
多様化した社員へ適切かつ効果的に対応するために、人事・人材開発と組織マネジメントの
課題抽出・情報交流のための「HR イノベーション・カレッジ」を関西のリーディングカン
パニーを中心に実施し、課題解決の一助となるセミナー開発を行います。また、次世代のリ
― 15 ―
ーダー育成のための長期プログラムとして、人と組織のあるべき姿や「夢」を描ける人事ス
タッフを育成する「夢工房」を 2015 年も開催します。その他に、さまざまなビジネススキ
ル、ヒューマンスキルの短期的習得を目的としたセミナーを多数実施します。
3)ものづくり分野の競争力強化のための課題解決と中核人材の育成
日本のものづくりは、原油安、円安などが加わり、グローバル化・少子高齢化・多様な雇
用形態など従来の変化に加えて新たな環境変化に直面しています。
この中で、引き続き世界のライバルと伍して競い合うには、今まで以上に足元を支える強い
現場づくりが求められます。
生産・調達分野では、QCD等の管理技術に関する知識、改善意識や仕事力の向上を目的と
したセミナーを実施します。
開発・設計・技術分野では、開発設計部門の負荷を増やさず業務遂行や人材育成の基本とP
DCAの基本を学ぶセミナーや、技術を基調とした新商品・新事業開発を起こす基礎となる
力、スキルを高めるセミナーを拡充します。
また、将来のリーダー育成のため、専門知識・専門技術を高めながらも、広い視野と事業マ
インドを持った技術者を育成する「若手技術者道場」を開催します。
(2)主要事業活動
分野
名称
開催予定
人材開発・育成分野
新任役員のためのマネジメント必須講座
7 月、11 月
人材マネジメント革新
管理職のための「人事考課の基本」セミナー
4月
階層別教育
新入社員実務基本コース
〃
他 30 コース
中核人材育成
ビジネススキル
人事・人材開発スタッフフォーラム
第 19 期「夢工房」
5 月~12 月
第 25 期「若手技術者道場」
9 月~2016 年 2 月
女性のための自身の強みを活かしたリーダーシップセミナー
4 月、6 月
他 25 コース
生産・調達分野
若手社員のための楽々5S 実践研修
4 月、10 月
生産技術者 IE セミナー
4 月、11 月
他 30 コース
開発・設計・技術分野
若手技術者レベルアップのためのセルフマネジメント研修
5 月、10 月
コスト削減の基本と見積り査定入門セミナー
6 月、9 月
他 10 コース
※その他、新規セミナーを多数実施予定
― 16 ―
5-2.中部地域
⑴
重点事業方針
①
ものづくり幹部・中核人材の育成支援
○工場幹部人材の育成および情報交流支援
グローバル競争に勝ち残る国内外の工場に求められる幹部人材の育成を目的に「新任
工場長セミナー」を新規開催します。日本工場の環境認識、ものづくりプロセスの考
え方、工場運営のための生産管理・改善手法、財務会計・投資の意思決定、労務管理、
企業の社会的責任と地域貢献、人が育つ職場風土づくりまで、新任工場幹部に必要な
マネジメント要件を習得します。
また、工場幹部が中長期的な視野に立って自工場の事業戦略を練るにあたり、国内
外の優れた工場マネジメント視察を通じて関係者と意見交換する「工場長交流フォー
ラム」を新規実施します。
〇第一線監督者の集い:名古屋の開催
製造現場の第一線監督者による職場改革活動の発表会「第 34 回第一線監督者の集
い:名古屋」を開催します。関東・中部・関西地域の製造業主要企業から選抜された
第一線監督者の活動事例発表(16 社)を通じて、製造現場の活性化と製造基幹人材育
成のための“経験交流”の場とします。
〇生産技術マネジメント研究会の開催
生産技術者のための異業種交流研修「生産技術マネジメント研究会」を開催します。
各社の生産技術者が集い、6ヵ月間にわたる研究・情報交流活動を行います。共通研
究テーマは「グローバル生産技術者としてありたい姿」で、各自の職場課題を基に参
加者が自己革新テーマを設定し、国内外の企業視察・研究を通じて“グローバルな行
動”を実現する生産技術者の早期育成をはかります。
〇公開セミナーの開催
産業技術、開発・設計、生産技術・製造、調達・購買など、ものづくりの機能に応じた基本スキルとマ
ネジメント技術をテーマとしたセミナー(33 コース)を開催します。
②
マネジメント能力とビジネススキル向上の教育支援
新人・新任から管理・監督者まで、階層・役割に応じて、マネジメント能力とビジネ
ススキル向上のためのセミナー(34 コース)を開催します。
③
女性社員の活躍推進支援
これからの企業の成長戦略として「女性社員の活躍推進」が重要視されています。企
業内で女性が今まで以上に活躍するための制度・仕組みづくりや運営・マネジメントの
両面で情報交流する場として「女性活躍推進研究会(シンポジウム)
」を新規開催します。
男性を含めた社員の新しい多様な働き方を考え、女性が意欲的に働きキャリアアップで
きる職場風土実現のための知見を広げます。
― 17 ―
⑵
主要事業活動
分野
名称
開催予定
生産技術・
第 34 回第一線監督者の集い:名古屋
2016 年1月
製造分野
生産技術マネジメント研究会
9月~2016 年3月
工場長交流フォーラム
9月~2016 年2月
新任工場長セミナー
6月
他 20 コース
調達・購買分野
CPP・B 級試験対策セミナー
5月、12 月
コスト分析・コストテーブル習得セミナー
7月
新任バイヤー早期戦力化セミナー
9月
他 10 コース
開発・設計・技術 伝わる「技術英語」習得セミナー
分野
「英語の図面読み方・書き方」実践セミナー
4月
〃
他 10 コース
階層別教育/
女性活躍推進研究会(シンポジウム)
5月
リーダー開発
新入社員実務基本コース
4月
分野
技術・生産部門新人社員基本コース
〃
他 20 コース
ビジネススキル
ビジネスマナーブラッシュアップコース
/ マ ー ケ テ ィ ン 若手社員のためのロジカルシンキング入門セミナー
グ分野
他 20 コース
― 18 ―
4月、2016 年2月
〃
6.ものづくり分野
日本能率協会は長年に渡り、日本のものづくりに対して事業を展開しています。
我々は、日本製造業のイノベーションが世界を変えると信じています。生産部門評議員会及び産官
の有識者による分科会を通じて把握した産業界の課題と 2015 年度重点活動テーマに基づき、もの
づくり分野の重点を次のように定め推進します。
(1)重点事業方針
①日本のものづくりのあり方を考える
ドイツで推進されている「インダストリー4.0」を学ぶために、生産部門評議員会分科会
を開催し、7月にはドイツ視察団(フラウンホーファ研究所、BMW、ポルシェ、シーメン
ス、SAP、ヴィッテンシュタイン等を訪問予定)を実施します。現地では調査・交流事業
を展開します。そして、日本の強みを活かした「日本のものづくりの魂」なる理念を発信し
ます。
②ものづくり人材の育成・強化を実現する
分野
名称
開催予定(年月)
1
事例交流
第 53 回 2016 ものづくり総合大会
2016 年 2 月
2
事例交流
第一線監督者のつどい(九州)
2015 年 10 月
3
事例交流
第一線監督者のつどい(名古屋)
2016 年 1 月
4
事例交流
GOOD
FACTORY受賞記念講演会
2015 年 10 月
5
事例交流
GOOD
FACTORYガイド販売
2015 年度内随時
6
人材強化
工場長教材
2015 年度内随時
7
人材強化
生産系セミナー(約 110 本)
2015 年度内随時
8
人材強化
購買・調達系セミナー(約 70 本)
2015 年度内随時
9
人材強化
CPP*1 資格ガイド、試験(調達購買)
2015 年度内随時
10 人材強化
CPE*2 資格ガイド、試験(生産技術者)
2015 年度内随時
11
CPF*3 資格ガイド、試験(第一線監督者) 2015 年度内随時
人材強化
*1:CPP
B 級(調達プロフェッショナル)
CPPA 級
Certiƒied Procurement Professional
*2:CPE(生産技術者) Certiƒied Production Engneering
*3:CPF(第一線監督者)Certiƒied Production Foreman
③
次世代の生産部門幹部育成支援について
これからの自社のものづくり機能・組織を担う基幹人材育成を支援するため、各社から選
抜された人員による長期コースを開催します。
・「JMA マネジメント・インスティチュート
2016 年 2 月)
― 19 ―
生産・開発マネジメントコース」(6月~
(2)生産革新(プロセス産業向け)事業分野
2009 年 6 月株式会社ダイセルと「ダイセル式生産革新」に関する協業契約を締結以来、プロ
セス産業を中心とした製造業に対して、「ダイセル式生産革新手法」(以下「ダイセル手法」と
表記)を普及してきました。
「ダイセル手法」は、全体最適の視点でコスト競争力、技能伝承や
保安力強化等に直接的効果をもたらしています。2015 年度は国内最大クラスの事業所にて導入
が決定しました。同時に、これまで JMA が蓄積したノウハウを活用し、全産業向けに開発し
た「仕事革新ソリューション」を以下の通り展開します。
① ダイセル手法
0フェーズ:予備調査→必要性の確認
1 フェーズ:生産革新ソリューション→基盤整備・安定化
2 フェーズ:運転支援ソリューション→運転標準化
3 フェーズ:システム化→暗黙知(ノウハウ、ノウホワイ)を活用する仕組み~維持・向上
以上のコンテンツを普及するため、JMA 講師などによる社内教育事業を実施します。
②
ダイセル手法シンポジウム等情報交流事業
2015 年度は、
「ダイセル手法」を導入した企業事例を紹介する特別セミナーなどの情報交流事
業を実施します。
③
仕事革新
仕事革新とは、業務のプロセスを見える化し、管理色から創造色へシフトするソリューション
です。業務の量ではなく、業務のプロセスに焦点を当て、効率化を進めることで組織を次のよ
うに変えていきます。
0 フェーズ:仕事を業務・人・組織の視点から現状の業務を深掘りし、組織知を集積する。
1 フェーズ:業務フローを見直し、
「業務整流化」を推進する。
2 フェーズ:
「維持管理業務」から「顧客創造業務」にむけた業務時間の創出とスキル向上
を計画的に進めていく。
2015 年度は、新たな切り口「女性活躍推進支援」での事業展開を計画します。
― 20 ―
7.産業振興事業分野
ものづくり市場における新興国の躍進や経済の急速なグローバル化への対応は、全産業共通の課題と
なっています。長寿化社会への対応や地域経済の活力向上も私たちの豊かな暮らしに欠かせない課題で
す。そしてデジタル化が生み出す新たな社会はこれら課題の解決策としても期待されています。このよ
うに私たちを取り巻く環境が多様化し高度に複雑化するなか、これに見合うスピードと変化への対応力
が産業界に求められています。経済の持続的成長と安心・安全な社会の構築を旨とする産業界の課題と
ニーズ、および2015年度重点活動テーマに基づき、産業振興事業分野の重点を次のように定め、展示会
や商談会、シンポジウムやセミナー、研修の活動を通して推進します。
(1)重点事業方針
①社会の多様化に対応するマーケティング機会の提供
産業の細分化や複雑化が進むなか、日本が競争力を持つ産業分野だけではなく、社会基盤や産業基
盤を支える分野からこれからの成長分野まで広範にわたって、企業と企業をつなぐマーケティング
支援活動と企業や業界が生活者や利用者に向き合っておこなうマーケティング機会の提供をおこ
ないます。
②イノベーションを起こす技術者の育成
社内では得ることのできない異質の知を得た新たな気づきや発想につながる技術情報の交流や技
術者の研鑽の場をつくり、イノベーターの育成を支援します。
③日本企業のグローバル化の支援
日本企業が海外情報を得る機会や海外企業との情報交流をおこなう場を提供します。
アジア共・進化センターの活動を通して、中堅・中小企業のアジア市場への進出支援を推進します。
新たに設置するドイツメッセ日本代表部の活動を通して、ものづくり産業で活躍する日本企業の海
外市場進出を促進します。
― 21 ―
産業振興分野の主な事業予定
(展示会、催事)
名
称
TECHNO-FRONTIER 2015
開催予定
5月
第33回 モータ技術展
第24回 モーション・エンジニアリング展
第8回 メカトロニクス技術展
第24回 組込みコンピュータ展
第30回 電源システム展
第7回 バッテリー技術展
第6回 エネルギー・ハーベスティング技術展
第28回 EMC・ノイズ対策技術展
第17回 熱設計・対策技術展
第10回 設計支援システム展
第1回 国際ドローン展
(集中展示)センシング技術ゾーン/ワイヤレス給電技術ゾーン
(特別企画)産学官交流技術移転フォーラム
IoT Tech2015/データセンター設備機器展2015
5月
マシンビジョンテクノロジー展2015/オプトエレクトロニクステクノロジー展2015
5月
日本の匠技術展2015
5月
第1回 九州アグロ・イノベーション 2015
6月
第2回 ワールドフルーツEXPO 2015
夏休み2015 宿題・自由研究大作戦!
7月
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2015
7月
第39回 プラントメンテナンスショー
第7回 非破壊評価総合展
第7回 インフラ検査・維持管理展
第2回 事前防災・減災対策推進展
第2回 労働安全衛生展
7月
生産と設備 TOKYO 2015
第7回 生産システム見える化展
第1回 管材設備技術展
第1回 電気設備技術展
第1回 溶接・接合技術展
第1回 機械工具展
第1回 猛暑対策展
7月
第1回 文化財保存・復元技術展
7月
第1回 気象・環境テクノロジー展
7月
第1回 無電柱化推進展
7月
― 22 ―
名
称
開催予定
11月
Japan Home & Building Show 2015
第37回ジャパンホームショー
第10回ふるさと建材・家具見本市
第3回スマートハウス・エコハウス展
第1回公共商業施設フェア
第1回庭づくり・ガーデニング展
インテリアトレンドショー第34回 JAPANTEX2015
11月
アグロ・イノベーション2015
11月
第3回 ワールドフルーツEXPO 2015
HOSPEX Japan 2015(第44回 日本医療福祉設備学会併設)
11月
病院・福祉設備機器展
病院・福祉教育展
医療・福祉機器開発テクノロジー展
クリーンEXPO 2015 -第2回 施設メンテナンス・清掃サービス展-
11月
第2回 トイレ産業展 TOILET TOKYO 2015
11月
INCHEM TOKYO 2015
11月
第30回 プラントショー
第8回 イノベーション・プロダクツ(先端材料展)
第12回 ECO-MAnufacture
第5回 水イノベーション
2016年2月
HCJ2016三展合同展示会
第44回 国際・ホテル・レストラン・ショー
第37回 フード・ケータリングショー
第16回 厨房設備機器展
第2回 外客対応・対策EXPO
2016年2月
第8回 国際PB・OEM開発展
2016年2月
FOODEX JAPAN 2016 (第41回 国際食品・飲料展)
2016年3月
中国食品飲料展2016
2016年3月
和食産業展2016
2016年3月
フードパック&フードロジスティクス 2016
2016年3月
― 23 ―
(セミナー・研修)
分
野
開発マネジメント
名
称
日本CTOフォーラム
R&Dイノベーションリーダー交流フォーラム
開発・技術・研究部門における中堅リーダー養成コース
開発・技術戦略リーダー育成コース
開発・設計
モータ技術シンポジウム
モータ技術フォーラム
スイッチング電源技術シンポジウム
EMC・ノイズ対策技術シンポジウム
バッテリー技術シンポジウム
磁気応用技術シンポジウム
熱設計・対策技術シンポジウム
カーエレクトロニクス技術シンポジウム
エネルギー・ハーベスティング技術シンポジウム
計装制御技術会議
次世代自動車(EV・PHV・FCV)のインフラ設備技術セミナー
サービスロボット技術戦略シンポジウム
工作機械関連技術者会議
環
境
ニューメンブレンテクノロジーシンポジウム
ネオ・エネルギー技術シンポジウム
安
全
産業安全対策シンポジウム
建
築
建築設備技術会議
ことづくり
顧客価値創造型商品開発センター
未来を洞察する技術習得セミナー
若手技術者育成
アナログ電子回路「再」入門セミナー
モータ技術入門セミナー
スイッチング電源設計基礎セミナー
デジタル制御電源技術基礎セミナー
バッテリー技術実践基礎セミナー
パワーエレクトロニクス入門セミナー
ヒューマンエラー安全対策チュートリアルセミナー
技術ロードマップ導入実践基礎セミナー
電気・電子部品の壊れ方セミナー
製品安全技術作りこみセミナー
技術英語
伝わる「技術英語」習得セミナー
「英語論文」の書き方セミナー(基礎編)
「英語の図面読み方・書き方」セミナー
効果的に伝える「英語プレゼンテーション」セミナー
「英文仕様書」読み方・書き方必須セミナー
伝わる「英文 E メールの書き方」基礎・演習セミナー
― 24 ―
8.審査・検証センター事業分野
産業界および企業、団体の課題とニーズおよび 2015 年度 重点活動テーマに基づき、審査・検証セ
ンター事業分野の重点を次のように定め推進します。
ISO 関連事業の重点事業方針
2015 年の 9 月には ISO9001、ISO14001 の規格改定が控えています。現在の認証取得組織数で
は一番高いボリュームゾーンであり、事業を展開していくうえで非常に大きな影響がある事象です。
審査登録事業においては、登録組織へのサポートをこれまで以上に向上させるとともに、認証機
関に求められる認定基準 ISO/IEC17021 等)に適合した信頼性の高い認証サービス体制を維持し、
審査員および職員一人ひとりの力量を向上させ、
“審査の質”および“認証サービスの質”を高め
ることにより、登録者のマネジメントシステムの有効性向上につながる審査・認証サービスを提供
していきます。2015 年度は 150 件の新規申請を計画します。
研修事業においては、規格改定に関連する情報公開、公開研修、派遣研修をタイムリーに提供す
ることにより、認証取得組織のマネジメントシステム維持向上に貢献します。
8-1.ISO 審査登録分野
(1)
ISO9001/ISO14001 規格改定に伴う対応
登録組織向けに、迅速な規格改定情報の提供、審査方針及び手続きの明確化、スムーズに規
格移行が実施できるようにサポート体制を充実させていきます。
① 登録者向け規格改定説明会の実施
ISO9001/14001 の新規格発行後、直ちに全国 9 ヵ所(全 16 回)で説明会を実施し、登録
組織に規格改定に関する理解を深めていただくと同時に、移行期間中(発効後3年)の移行
完了に向けての準備を開始できるようにします。
②組織の定期審査を利用した規格改定相談会の実施
登録組織に少なくとも年に1回訪問する審査の機会を利用して、審査終了後、審査員と組織
との間で規格改定に関する相談会サービスを提供します。
組織固有の事情を理解しながら、組織側に規格移行に対して必要な対応をイメージし、シス
テム見直し作業に着手いただきます。また、この相談会から得られる情報をもとに、規格改
定に対する組織の理解度、対応度合いを図りながら適切な案内を継続します。
(2)
重点分野 FSSC22000(食品安全)の普及促進
日々、「食の安全」に関わる消費者の意識は高まっており、フードディフェンス、異物混入
といったテーマは食品事業者にとって喫緊の課題となっています。その対応策として、
FSSC22000(食品安全システム認証)は、大手製造業、流通業を中心に導入事例が増えてい
ます。そのような中、2014 年度は大手企業、グループ各社を中心に順調に伸び、FSSC22000
が新たな事業の柱として定着しています。2015 年度は、新規申請 75 件を計画し、引き続き
― 25 ―
重点分野として普及活動に注力するとともに、審査員の採用/育成を拡充することで、審査対
応体制も併せて強化していきます。
(3)
各 ISO マネジメントシステム審査・登録事業
①品質、環境分野における普及促進
ISO9001(品質)
、ISO13485(医療機器品質)では、主に医療分野を中心に開拓を行って
きました。ISO14001(環境)、ISO50001(エネルギー)では、既存登録者に対し、統合
審査を提案することで普及してきました。2015 年度は、ISO9001/ISO14001 規格改定に
伴う充実したフォロー体制を訴求することで、新規申請 60 件(品質:40 件、環境:20 件)
を計画します。
②ISO27001(情報セキュリティ)規格移行に伴う対応
ISO/IEC27001:2013(JISQ27001:2014)改定対応として、2014 年度は全国 4 ヵ所で
の説明会を実施するなど、移行期限である 2015 年 9 月末に向けて、登録者への細かなフ
ォローを継続、展開します。2015 年度は、より積極的な普及活動を行い、新規申請 10 件
を計画します。
③セクター規格等の普及促進
2014 年度同様、各業界でのセクター規格である ISO39001(道路交通安全)、ISO20252
(マーケットリサーチサービス)やリスク対応としての ISO22301(事業継続)、BS
OHSAS18001(労働安全衛生)について、審査登録説明会等を通して、普及活動を展開し、
2015 年度は、新規申請 5 件を計画します。
(4)
新サービスの事業展開
第三者認証制度を厳守した中で、登録者の要望に基づき、審査・認証に付加したサービス(=
アドオン審査)を新たなサービスとしてリリースしました。本サービスを普及促進させること
で登録者ニーズに対応した認証サービスを展開していきます。
(5)
登録者とのコミュニケーションの活性化
開催より 11 年目となる登録者向けイベント「JMAQA 事例研究会」を継続して実施し、登録
組織の活動事例紹介や充実した情報提供を行うことで、登録者のマネジメントシステムのレベ
ル向上に貢献していきます。
ダイレクトコミュニケーションを充実させ、審査実施前に、登録者の要望、変化点、課題等を
確認の上、審査チームとの情報共有を図り、審査実施後にはアンケートおよびヒアリングを通
して改善活動を行うことで、認証サービスの質向上に向けた取り組みを継続していきます。
8-2.ISO 研修分野
(1)
ISO9001 及び ISO14001 規格改定対応の支援
先述のとおり、ISO9001、ISO14001 は 2015 年に大きな規格改定が予定されています。現
在国内で約 6 万以上ある両規格の認証取得組織(企業又は事業所)においてはインパクトがあ
る改定と言えます。これら認証取得組織は国際規格発行から 3 年以内に、新規格に対応した移
― 26 ―
行審査を完了することが求められるため、規格改定に関連する研修(公開研修、講師派遣研修
等)については大きなニーズが見込まれます。
想定される主な研修テーマとしては「新規格の規格解釈」
「規格改定対応セミナー」
「内部監
査員向けの“差分研修”
」
「文書見直し」等が挙げられます。またこの規格改定を機に、多くの
組織では、より経営と一体化したシステムへの転換や、要員や内部監査員のスキルアップ、複
数マネジメントシステムの融合、事業所単位から全社単位へのマネジメントシステムの統合な
どに取り組むことによる、相乗効果も期待できるため、既存セミナーの見直しと新たなニーズ
を掘り起こす関連の新規セミナーを連続開発していきます。
また、既に 2013 年に規格改定を済ませた ISO/IEC27001(情報セキュリティ)
、これから
拡大が見込まれる ISO39001(道路交通安全マネジメント)や ISO22301(事業継続マネジメ
ント)についても研修を通じて確実に普及していきます。
(2)
食品安全分野のマネジメントシステム導入・運用の支援
異物混入事故等の発生に端を発して、いま改めて「食の安心・安全」への期待が高まってい
ます。いまやその対応を誤れば、企業経営にも大きな打撃を与えるため、多くの企業が食品安
全マネジメントシステムの導入と運用、および故意に異物を混入する等のフードテロを予防す
るためのフードディフェンスに真剣に取り組んでいます。特に食品関連企業においては、
ISO22000、FSSC22000、GFSI(Global Food Safety Initiative)など国内外の規格基準や関
連法令の最新動向を把握することが欠かせません。そこで、従来からの「FSSC22000 構築セ
ミナー」
「ISO22000 内部監査員養成コース」
「食品安全法規制セミナー」を核としつつ、基礎
から始める企業向けには HACCP の導入や現場診断プログラムの提供を通じて裾野を広げ、
効果的な食品安全マネジメントシステムの強化を支援します。
またハラール対応、食品表示、消費者とのコミュニケーションなど先進企業の紹介も「食品安
全シンポジウム」やカレントセミナーによりタイムリーに行います。
8-3.温室効果ガス検証事業分野
(1)
二国間クレジット制度の審査・検証
わが国は京都議定書の第二約束期間(2013 年~2020 年)には参加をしていませんが、温暖化
対策への取り組みとして二国間クレジット制度を推進しています。二国間クレジットとは、
「途
上国などへ低炭素技術や製品・システム・サービス・インフラ等の普及や対策実施」を通じ、
実現した温室効果ガスの排出削減・吸収への貢献を定量的に評価し、日本の貢献分として活用
する仕組みです。
JMACC ( 日 本 能 率 協 会 地 球 温 暖 化 対 策 セ ン タ ー ) は 、 海 外 に お け る CDM ( Clean
Development Mechanism)の審査・検証経験を活かし、国連と ISO14065(「温室効果ガス妥
当性確認・検証機関」の要求事項)双方の認定取得機関として、二国間クレジットの審査・検
証に取り組み、地球温暖化対策支援を進めます。
JMACC は二国間クレジットの審査・検証に加え、本制度の MRV 体制構築支援活動として
― 27 ―
2011 年度から 4 年連続で途上国等を訪問しています。これまで、ケニア・エチオピア・ペル
ー・チリ・コスタリカ・モルディブにおいて MRV 体制構築支援を実施し、訪問国における二
国間クレジット制度の普及・推進をしており、本活動も継続して取り組みます。
(2)
国内の CO2 排出量、吸収量の審査・検証
国内においては、原子力の代替としての化石燃料の使用により CO2 排出量が増加していま
す。ビル、工場等の事業所においては、今後も排出削減努力を継続することにより、CO2 排
出削減に貢献することが求められています。東京都、埼玉県等自治体における CO2 排出量を
算定、報告する制度に加え、CDP(Carbon Disclosure Project)や CSR 報告書など、CO2
排出量の算定、報告に対する要求が高まってきています。特に CDP、CSR 報告書においては、
情報開示された情報の審査・検証を受けることによりステークホルダーからの信頼が高まり、
報告を実施した事業者の評価向上につながっています。
JMACC は第三者機関として、国内の各種制度における CO2 排出量、吸収量の審査・検証
に加え、CDP、CSR 報告書における CO2 排出量、環境情報の審査・検証を継続して取り組み
ます。
― 28 ―
2015年度 事業計画書
2015年3月10日 第1版
一般社団法人日本能率協会
法人経営センター
〒105-8522 東京都港区芝公園三丁目1番22号
TEL 03(3434)1246
http://www.jma.or.jp
2015年度
事業計画書
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