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長泉町 まち・ひと・しごと創生 総合戦略
長泉町 まち・ひと・しごと創生 総合戦略 日本一の“笑顔が輝き続けるまち”を目指す、 住民満足度向上戦略 静岡県長泉町 長泉町まち・ひと・しごと創生総合戦略 1 2 3 目次 基本的な考え方 ··························· 1 (1)位置づけ 1 (2)計画期間 1 (3)目指す将来のまちの姿 1 (4)人口ビジョンが示す展望 2 ①長泉町の人口の推移 2 ②年齢3区分別人口の推移 2 ③人口動態における、自然増及び社会増減の推移 3 ④人口の将来展望 3 (5)推進体制 4 (6)PDCAの確立 5 基本目標 ······························ 6 (1)基本的視点 6 (2)基本目標の設定 6 戦略の具体化を図る取り組み ····················· 7 基本目標1 長泉町における安定した雇用を創出する ············· 7 施策① 工業・新産業の振興を図る 7 施策② 商業の振興を図る 8 施策③ 勤労者福祉の充実を図る 9 基本目標2 長泉町への新しい人の流れをつくる ·············· 10 施策① ファルマバレープロジェクトの中核的地域としての機能集積を推進する 10 施策② 観光交流のまちづくりを推進する 11 施策③ 良質な安全性の高い住まいづくりを促進する 12 基本目標3 長泉町の若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる ···· 13 施策① 子育て世帯への支援の充実を図る 13 施策② 働きながら産み育てるための支援の充実を図る 15 施策③ 小・中学校の教育の充実を図る 16 基本目標4 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、 ··· 17 地域と地域を連携する 施策① 災害危機管理体制の充実、地域防災力の向上を図る 17 施策② 地域防犯活動を促進する 19 施策③ 広域連携体制の強化 20 1 基本的な考え方 (1)位置づけ 「長泉町まち・ひと・しごと創生総合戦略」は、まち・ひと・しごと創生法に基づき、 本町におけるまち・ひと・しごと創生の実現に向けた目標や施策の基本的な方向性、具 体的な施策をまとめるものです。 本町の最上位計画である「第4次長泉町総合計画」では「自らが主役となって みん なで共にまちを創る(協働する) 」を基本理念に「自然と都市の共生 人とまちの健康創 出 いきいき長泉」を将来都市像として推進しておりますが、総合戦略では、この流れ をより一層強化し、本町のまち・ひと・しごと創生と好循環の確立を目指します。 なお、総合戦略は、平成26年12月に制定された「まち・ひと・しごと創生総合戦略(国 の総合戦略)」及び、平成27年10月に制定された「美しい“ふじのくに”まち・ひと・ しごと創生総合戦略(静岡県の総合戦略) 」を勘案しつつ策定したものです。 (2)計画期間 平成27(2015)年度から平成31(2019)年度までの5年間 を計画期間とします。 (3)目指す将来のまちの姿 全国的な人口減少時代の中にあって、本町は引き続き人口増加が見込まれている数少 ない自治体でありますが、これからも、選ばれる自治体であり続けるためには、次世代 へ自信をもって引き継げるまちづくりが必要となります。 そのためには、現役世代はもちろんのこと、本町の将来を担う世代が当町に愛着を持 ち、夢と希望を抱きながら暮らし続けるとともに、本町に夢を抱いて移り住む未来の住 民までを見据えた戦略づくりが求められています。 したがいまして、総合戦略の策定には、多くの住民の参画に加えて、本町に寄せられ ている、住民の意見や要望等を十分に踏まえながら、推進することが不可欠となります。 ●「住んで良かった、住み続けたい」と思う住民満足度の向上 ● 様々な世代に選ばれ続ける、魅力ある自治体 となることが「長泉町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の目指す姿です。 -1- (4)人口ビジョンが示す展望 ①長泉町の人口の推移 国勢調査人口及び国立社会保障・人口問題研究所(以下「社人研」)の将来推計人 口の推移を見ると、これまで安定的に人口増加をしてきましたが、本町においても高 齢化等の要因により2030年をピークに人口減少に転ずると推計されています。 資料:1920~2010は 国勢調査の実績値 2015~2040は 社人研による推計値 ②年齢3区分別人口の推移 年齢3区分別人口の推移を見ると、人口全体は増加傾向にあるものの、2005 年(平 成7年)に、年少人口(0 歳~14 歳)と老年人口(65 歳以上)が逆転しています。 また、3区分全てで増加しているものの、老年人口の増加率が一番高く、本町にお いても高齢化が進んでいることがわかります。 資料:国勢調査 -2- ③人口動態における、自然増減及び社会増減の推移 人口動態における自然増減及び社会増減を見ると、社会増減の変動が大きい一方、 自然増減は200人前後の増を維持しています。これにより本町の人口増加傾向の主 な原因は、自然増によるところが大きいことがわかります。 資料:国勢調査・静岡県推計人口年報 ④人口の将来展望 まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく取り組みにより 2020年 出生数の増加 合計特殊出生率 2.07 に到達 雇用の場の確保 定住の促進 子育て環境の整備 2020年 2060年 人口43,500人程度 人口43,000人程度を維持 (人) 45,000 2060年以降 人口43,000人を維持 44,000 43,000 42,570人 42,000 41,000 2 0 2 0 年以降 出生率 2 40,000 . 0 7 維持を 目標 社人研推計準拠 40,685人 39,000 2010 2015 2020 2025 2030 2035 -3- 2040 2045 2050 2055 2 0 6 0 (年) (5)推進体制 長泉町まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進にあたっては、庁内に副町長を本部長 とする「長泉町まち・ひと・しごと創生推進本部」を組織するとともに、その下部組織 として「長泉町まち・ひと・しごと創生専門委員会」を設置し、総合戦略の策定や企画 立案、進捗管理等を行います。 また、各分野の有識者で構成する「長泉町まち・ひと・しごと創生推進会議」を組織 し、広く知見等を取り入れながら施策を推進するとともに、総合戦略の数値目標や重要 業績評価指標(KPI)に基づく効果検証、それに基づく改善等を実施し、PDCAサイクルを 確立します。 そして、職員一人ひとりが、住民から寄せられる意見や要望の把握に努めるとともに、 国等の動向を注視しながら、高い意識を持って取り組みます。 長泉町まち・ひと・しごと創生 総 合 戦 略 オール長泉で推進 長泉町まち・ひと・しごと創生 推進本部 報告 意見照会 指示 長泉町まち・ひと・しごと創生 長泉町まち・ひと・しごと創生 推進会議 ※ 専門委員会 民 各課・職員 意見・提言 ※住民代表、商工業、教育、労働団体、 金融機関等の各分野の委員で構成 官 -4- (6)PDCAの確立 国の総合戦略では、短期、中期の政策目標に伴う政策パッケージを示し、それぞれの 進捗についてアウトカム指標を原則とした重要業績評価指標(KPI)で検証し、改善する 仕組み(PDCAサイクル)を確立するとされています。 本町の総合戦略においても、進捗を検証し、改善するPDCAサイクルを確立するため、 アウトカム指標を原則として「数値目標」及び「重要業績評価指標(KPI)」を設定し ます。 ●数値目標 基本目標ごとに設定する目標値。 ●重要業績評価指標(KPI:Key Performance Indicator) 施策、事業ごとに設定する目標値であり、直接的な効果をモニタリングするために 設定。 Plan Plan(新たな計画) ●施策・事業の見直し、拡充等 Action(改善) ●評価を踏まえた見直し Action ●事業効果を高める方策検討 Check Check(評価) ●評価指標による達成度の評価 Do(実行) ●事業の実施、進捗管理 Do ●住民との情報共有 Plan -5- Plan(計画) ●総合戦略の策定 2 基本目標 (1)基本的視点 本町においては、当面人口増加が見込まれていますが、長期的に見ると出生率の低下、 転出者数の増加を背景に人口減少に転じることが見込まれます。国立社会保障・人口問 題研究所の推計では、 平成22年時点で40,763人(国勢調査)だった人口は、平成42(2030) 年でピーク(42,973人)を迎え、その後緩やかに減少傾向に転じ、平成52(2040)年時点 では約42,763人となり、以降減少傾向が続くとされています。 また、これまでと大きく異なるのが人口構造であり、昭和60(1985)年に年少人口割合 は、22.5%(7,281人)でしたが、平成52(2040)年の推計値では16.1%(6,885人)とな ります。同様に生産年齢人口は70.2%(22,679人)が、58.9%(25,187人)に、老年人 口は7.3%(2,364人)が25.0%(10,691人)となることが見込まれ、こうした人口構造 の変化により、地域経済や消費活動の縮小、医療、福祉分野の人材不足、社会保障費の 増大等を招くことが懸念されており、最終的には人口減少につながると考えられ、他の 自治体に比べ速度は緩やかですが、本町においても人口減少は進むと考えられます。 そこで、 「日本一の“笑顔が輝き続けるまち”を目指す、住民満足度向上戦略」 を基本コンセプトとし、人口ビジョンで目標に掲げる、 合計特殊出生率 2.07(平成32年以降) 人口 43,000人程度の維持(平成72年以降) を達成するための施策を展開します。 (2)基本目標の設定 総合戦略では、上記基本コンセプトのもと、国の総合戦略における施策分野を踏まえ、以下の4 つの基本目標を設定します。 基本目標1 長泉町における安定した雇用を創出する 基本目標2 長泉町への新しい人の流れをつくる 基本目標3 長泉町の若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 基本目標4 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、 地域と地域を連携する -6- 3 戦略の具体化を図る取り組み 基本目標1 長泉町における安定した雇用を創出する 都市の発展を支え、まちの活力を生み出す源泉は地域産業の活性化にあります。既存産業 の振興と新たな産業の創出を図り、産業の活力を高めます。 ファルマバレープロジェクトに連動して、県立静岡がんセンター周辺地区への医療、健康 関連の企業や研究施設の誘致を進めるとともに、内陸のフロンティアを拓く取組に連動して、 新東名高速道路長泉沼津インターチェンジ周辺地区への物流関連産業や地域振興型産業等の 誘致を進めます。 また、地域資源の一層の活用や、周辺市町を含めた広域の産業経済圏における各産業の交 流、連携を促進し、産業全体の活性化を図ります。 数値目標 一人当たりの町民所得 現状値 目標値 349.8 万円 380 万円 59.6% 73% 19,184 人 21,500 人 企業誘致の推進、働く場の提供に満足し ている住民の割合 従業者数 ■ 具体的な施策・重要業績評価指標 施策① 工業・新産業の振興を図る 数値目標 現状値 製造品出荷額 重要業績評価指標 H31(2019) 329,893 百万円 417,000 百万円 4件 8件 1件 2件 中小企業製品開発等支援事業の累計活用件 数 新東名高速道路長泉沼津インターチェンジ 周辺、県立静岡がんセンター周辺等における 新規企業立地件数 (1)企業誘致・留置の促進 新たな工業用地の開発調査や企業立地支援制度等の充実により、企業誘致、留置を推進し ます。 -7- 内 容 推進課 ■企業誘致等推進事業 ・新東名高速道路長泉沼津インターチェンジ周辺における物流、 地域産業、県立静岡がんセンター周辺における医療健康産業の 集積に向けた企業誘致の推進 産業振興課 【重点】内陸のフロンティアを拓く取組の促進 ・新東名高速道路長泉沼津インターチェンジ周辺地域に、自然的 土地利用との調和を図りながら、物流関連産業等の誘致を推進 建設計画課 企画財政課 【重点】工業団地の機能拡充 ・企業誘致や企業留置のため、既存工業団地の拡張やアクセス道 路等の整備、更新により、工業団地の機能を拡充 (2)中小企業支援や起業支援の充実 相談体制や融資制度の整備、ビジネスマッチングの機会提供など、中小企業や新たな起業に 対する支援の充実を図ります。 また、異業種間の交流会の開催や情報ネットワークの形成、産、学、官、金が連携した共同 研究開発等を促進し、新たな地域産業の育成を図ります。 内 容 推進課 ■中小企業支援事業 ・新製品開発、自社製品の販路拡大等を行う町内企業に対する補 助金の交付や事業資金の借り入れに対する利子補給 産業振興課 ■起業支援事業 ・開業に係る相談などの起業者支援の実施 施策② 商業の振興を図る 数値目標 現状値 個人小売業事業者の売上げ額 買い物がしやすい環境に満足している住民 の割合 ふじのくに地域ブランド商品の認定数 重要業績評価指標 H31(2019) 436 百万円 456 百万円 73.5% 83% 4件 6件 (1)商業活性化の促進 商工会と連携し、店舗や小売事業者に対する支援を行い、商業活性化を促進します。 また、空き店舗等の有効活用策を検討するとともに、活力と賑わいのある商業の形成を図り ます。 -8- 内 容 推進課 ■商工会等支援事業 ・商業機能の集積とコミュニティ機能の両面から、魅力と賑わい の形成 産業振興課 ・商工会に対する補助や支援により、商工会事業の活性化に向け た取り組みの推進 施策③ 勤労者福祉の充実を図る 数値目標 現状値 重要業績評価指標 H31(2019) 駿東勤労者福祉共済会の加入会員数 624 人 685 人 住宅、教育資金利子補給制度の活用件数 - 件 100 件 (1)勤労者福祉の充実 住宅、教育資金利子補給制度の活用の促進や勤労者福祉の充実に努めます。 内 容 推進課 ■勤労者福祉推進事業 ・住宅、教育資金利子補給制度の活用の促進、駿東勤労者福祉サ ービスセンター(ベネフィ駿東) 、三島地区労働者福祉協議会等 への補助金等の交付 -9- 産業振興課 基本目標2 長泉町への新しい人の流れをつくる 新しい人の流れをつくり、呼び込むためには、雇用の創出と合わせて居住先として選ばれ る環境を整備する必要があります。 居住先として選ばれるまちを目指し、地域特性を PR しながら移住、定住を促進するために 住宅取得等に係る支援を拡充します。 また、本町の観光資源、イベントや利用環境の整備などにより、効果的に活用することで 交流人口の拡大を目指します。 数値目標 現状値 目標値 人口の社会移動、転入超過数 △28 人 転入超過 観光地の整備、観光 PR などの観光振興 に満足している住民の割合 55.6% 68% ■ 具体的な施策・重要業績評価指標 施策① ファルマバレープロジェクトの中核的地域としての機能集積を 推進する 数値目標 現状値 重要業績評価指標 H31(2019) ふじのくにの宝物町内企業数 24 社 28 社 ビジネスマッチング促進事業参加町内企業数 16 社 24 社 (1)都市基盤整備の推進 県立静岡がんセンター周辺においては、周辺環境や農業との調和を図りつつ、がんセンター と連携し、新たな医療、健康関連の企業を誘致するための環境整備を推進します。 内 容 推進課 ■ファルマバレープロジェクト推進事業 ・ファルマバレープロジェクト関連会議への参加、プロジェクト 関連企業の情報収集 【重点】ファルマバレープロジェクトの推進 ・県立静岡がんセンター周辺地区への企業誘致、医療、健康関連 産業に関わる中小企業の支援 -10- 産業振興課 建設計画課 企画財政課 (2)医療・健康関連の中小企業支援の推進 県立静岡がんセンター及びファルマバレーセンターと連携を図りつつ、医療、健康産業に関 わる中小企業の支援を推進します。 内 容 推進課 ■ファルマバレープロジェクト関連企業支援事業 ・ファルマバレープロジェクト関連産業に係る中小企業に対する 助成、支援 【重点】県立がんセンター等を核とした中核的な地域の創出 ・県立静岡がんセンター及びファルマバレーセンターを核として、 産業振興課 建設計画課 医療健康分野の産業集積や健康をテーマとし、人が集まる地域づ くりを実現するために、新たな拠点となる土地利用を図る 施策② 観光交流のまちづくりを推進する 数値目標 現状値 観光交流客数(主要な観光施設への入り客 数) わくわくまつり等イベントに満足している 住民の割合 公衆無線 LAN の利用者数 重要業績評価指標 H31(2019) 285 千人 311 千人 76.2% 84% - 人 16,000 人 (1)観光交流まちづくりの推進 交流イベントや体験プログラム等の充実を図り、住民の郷土意識の醸成や地域づくりの活性 化等との結びつきを意識した観光交流やタウンセールスを推進します。 また、世界文化遺産富士山や伊豆半島ジオパークなど、周辺の市町や観光施設間の連携を促 進し、町域を超えた観光交流ネットワークの構築に努め、広域圏における魅力の向上を図り ます。 内 容 推進課 ■観光交流推進事業 ・長泉わくわく祭り、さくらフェスタ等を通じたにぎわい創出と、 町の活性化、産業振興、観光資源の PR 産業振興課 ■伊豆半島ジオパーク推進事業 ・伊豆半島ジオパークのジオサイトを活用した観光振興 -11- (2)観光交流資源の整備・開発と環境整備 既存の観光交流資源の適切な保全、活用、新規資源の整備、開発を促進するとともに、観光 交流を支える案内板や休憩所等の環境整備に努めます。 また、様々な機会を通じた観光交流情報の発信と関連事業者間の連携を促進します。 内 容 推進課 ■観光交流資源環境整備事業 ・既存観光交流資源の保全、活用と新規資源の整備、開発の促進 案内板や休憩施設等の環境整備 産業振興課 【重点】賑わいづくりと交流人口の拡大 ・民活を含む様々なイベント開催やジオサイト等への公衆無線 LAN(Wi-Fi)の整備 施策③ 良質な安全性の高い住まいづくりを促進する 数値目標 現状値 町の移住支援制度の活用により町外から移 住した件数 - 件 重要業績評価指標 H31(2019) 40 件 (1)移住定住の促進 不動産事業者等と連携した住宅情報の提供等により、都市部等からの移住を促進するととも に、若者の町外流出を防ぐため、町内定住のための支援を図ります。 内 容 推進課 ■移住定住促進事業 ・不動産業者と連携した移住者への情報提供 ■Uターン促進事業 ・大学生等Uターンへの支援 建設計画課 【重点】移住定住促進のための住宅支援 ・3世代同居のためのリフォームや住宅購入に対する支援 【重点】転出した大学生等のUターンに対する支援 ・若者の流出を抑制するための、転出した大学生等のUターンに 対する支援 -12- こども育成課 基本目標3 長泉町の若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる 子育てに対するニーズが多様化しています。また、経済的な理由から、結婚、出産に不安 を抱く若者も増加しています。 結婚、出産、子育てを取り巻く環境の変化に対して、子育て支援、教育内容の充実を推進 することで、若者や子どもたちを優しく包み支えるまちづくりを目指します。 数値目標 出生数 現状値 目標値 477 人 542 人 ■ 具体的な施策・重要業績評価指標 施策① 子育て世帯への支援の充実を図る 数値目標 現状値 子育てが楽しいと思っている保護者の割合 子育て世帯への支援に対して満足している 住民の割合 不妊治療助成事業の申請件数 重要業績評価指標 H31(2019) 86.3% 90% 68.0% 90% 140 件 180 件 (1)母子保健の充実 妊娠、出産の正しい知識の普及、夫婦で協力する意識の啓発を図るとともに、妊産婦の保健 指導及び健康診査の充実を図ります。 また、乳幼児の健康診査の充実を図ります。 内 容 推進課 ■母子保健推進事業 ・母子保健法による母子手帳の交付、健康診査等の実施、不妊治 療費の助成 -13- 健康増進課 (2)子育て環境の整備と利用促進 子どもや子育て世帯が安全に安心して、多様な体験や多様な人々との出会いを重ねることが できる環境整備を進め、学年の異なる子ども同士の交流や親同士の交流、子育て世帯と地域の 交流を促進します。 内 容 推進課 ■子育て支援センター事業 ・従来の地域子育て支援センターの保育園への併設やこども交流 センター(仮称)とふれあいの場の提供による子育て支援 ■こども交流センター(仮称)運営管理等事業 ・こども交流センター(仮称)の管理・運営等 【重点】長泉こども交流センター(仮称)の整備(旧温水プール跡 地周辺地区官民連携複合施設整備事業) ・民間事業者との協働により、子育て支援センター、児童館、一 時預かり機能等を有する、こども関連施設の整備 こども育成課 産業振興課 健康増進課 生涯学習課 【重点】出産・産休後の復職の促進に向けた推進体制の整備 ・出産、産休後の復職を促進するため、関係分野の連携によるプ ロジェクトを立ち上げ、女性が復職しやすい環境の整備に向け た取り組み (3)子育て世帯への経済支援 医療費の助成、養育費、教育費の負担軽減など、子育て世帯への経済的支援の充実を図り ます。 内 容 推進課 ■子育て世帯経済支援事業 ・中学校3年生までの医療費助成、第2子以降の保育料軽減、認 可外保育施設利用料の助成などによる子育て世代の経済的負担 の軽減 こども育成課 【重点】子育て世帯の経済的支援の拡充 ・幼稚園第2子以降無償化 ・同時通園の有無等にかかわらず、保育園保育料第2子半額補助 -14- 施策② 働きながら産み育てるための支援の充実を図る 数値目標 現状値 待機児童数(保育園) 働きながら生み育てるための支援に対して 満足している住民の割合 重要業績評価指標 H31(2019) 24 人 0人 50.9% 80% 6棟 9棟 放課後児童会整備数 (1)保育サービスの充実 一時保育や延長保育、病児、病後児保育の実施、保育士の資質向上、保育施設の整備等を進 め、多様な保育ニーズに対応した保育サービスの充実を図ります。 また、幼児期の教育、保育に対する住民ニーズの多様化や家庭、地域の環境変化に対応する 観点から、幼稚園と保育園の一体化に向けた取り組みを進めます。 内 容 推進課 ■保育所運営事業 ・町内6つの保育園での保育の実施 ■認定こども園運営事業 こども育成課 ・認定こども園の運営、管理 【重点】待機児童ゼロの実現 ・公立の幼稚園一園を認定こども園に移行 (2)放課後児童会の充実 学校や地域と連携しながら、放課後児童会の充実を図ります。 内 容 推進課 ■放課後児童会運営管理事業 ・町内3小学校において、放課後に仕事等で保護者が家庭にいな い児童の健全育成を図るための生活指導の実施 【重点】働きながら子育てする家庭への支援 ・放課後児童会の実施個所、受け入れ児童数の拡充 -15- こども育成課 施策③ 小・中学校の教育の充実を図る 数値目標 現状値 学校生活が楽しいと思っている児童生徒の 割合 学校での教育活動に満足している保護者の 割合 重要業績評価指標 H31(2019) 91.6% 95% 92.2% 95% (1)魅力ある授業づくりの推進 基礎学力の確実な定着、向上を図るため、児童生徒一人ひとりの習熟の程度に応じたきめ細 かな指導、生きる力を育む教育やキャリア教育の充実支援を図るとともに、ICTの活用による魅 力ある授業づくりを推進します。 内 容 推進課 ■きめ細やかな授業づくり事業 ・少人数指導や英語指導助手派遣事業等の実施 【重点】グローバル化の進展に対応した教育の充実 ・グローバル化に対応した教育の充実 【重点】新たな ICT を活用した学習環境の整備 ・校内無線 LAN の構築や、デジタル教材の充実 -16- こども育成課 基本目標4 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、 地域と地域を連携する 全国的な人口減少時代のなかにあって、地域間競争の激しさが増し、これからも選ばれる 自治体であり続けるためには、次世代へ自信をもって引き継げるまちづくりが必要です。 そのためには、現役世代はもちろんのこと、本町の将来を担う世代が本町に愛着を持ち、 夢と希望を抱きながら、安全に安心して暮らし続けられるとともに、本町に夢を抱いて移り 住む未来の住民までを見据えて「住んで良かった、住み続けたい」と思う、住民満足度の高 いまちづくりを目指します。 数値目標 地震、水害などへの防災対策に満足して いる住民の割合 防犯体制の整備が充実していると思う 人の割合 長泉町に住み続けたいと思う人の割合 現状値 目標値 68.2% 78% 67.2% 78% 75.5% 85% ■ 具体的な施策・重要業績評価指標 施策① 災害危機管理体制の充実、地域防災力の向上を図る 数値目標 現状値 総合防災訓練の参加者数 重要業績評価指標 H31(2019) 11,400 人 16,300 人 5.0% 25% 食料の備蓄(7 日分以上)をしている住民の 割合 (1)災害危機管理体制の充実 地震、火災、風水害等の様々な緊急事態において、迅速に対処するため、業務継続計画(BCP) に基づく対応や災害危機管理体制の充実を図ります。 また、災害時の防災施設となる公共施設や各区公民館等の安全性の確保に努めるとともに、 町の災害対策機能の強化を図るため、防災施設の整備や防災倉庫等への食料、医療品の備蓄、 消火、救助活動及び避難生活に必要な防災資機材の充実と適切な管理を図ります。 -17- 内 容 推進課 ■災害危機管理事業 ・各自治会や防災関連機関との連携強化による、町全体の危機管 理体制の構築 地域防災課 企画財政課 【重点】危機管理体制の強化 ・災害対策本部機能の強化 (2)災害情報の収集・提供体制の整備 同報無線のデジタル化や情報網の多重化による冗長性の向上を図り、災害時における情報の 迅速な収集、提供体制の整備を図ります。 内 容 推進課 ■災害情報体制整備事業 ・国及び県が発信する情報の受信設備や住民に伝達するための設 地域防災課 備の整備及び災害時に備えた情報伝達に係る資機材の整備 (3)地域の防災力の向上 地域の自主防災組織や消防団活動の活性化、防災訓練の充実、災害時要支援者対策の推進等 により、防災意識の高揚と地域の防災力の向上を図ります。 また、各家庭における耐震診断の促進や家屋の補強、家具の転倒防止、食料や医療品等の備 蓄を促進します。 内 容 推進課 ■地域防災力推進事業 ・防災資器材取扱訓練や応急救護訓練、研修会の実施、可搬ポン プの購入に係る補助 【重点】自然災害に負けない強靭なまちづくりの推進 ・家具の固定、ブロック塀改修等、防災対策として必要な道水路 の集中的な改修 -18- 地域防災課 福祉保険課 長寿介護課 建設計画課 工事管理課 施策② 地域防犯活動を促進する 数値目標 現状値 犯罪が発生しにくい防犯体制の整備に満足 重要業績評価指標 H31(2019) 67.2% 78% 刑法犯認知件数(人口千人当たり) 6.2 件 5件以下 防犯灯をLED化した割合 30% 100% している住民の割合 (1)防犯意識の向上 町内で発生した不審者情報、窃盗、振込め詐欺等に関する犯罪情報の周知、被害防止の広報 を推進し、防犯意識の向上を図ります。 内 容 推進課 ■防犯啓発推進事業 ・裾野警察署防犯協会等と連携した防災講話等の実施による防犯 地域防災課 意識高揚に向けた啓発の推進 (2)地域防犯活動の促進 地域防犯の要となる地区安全会議の活動強化を図るとともに、地域での防犯パトロールや啓 発活動など、防犯活動を促進します。 また、防犯灯の高照度化、LED 化や緊急報知機、防犯カメラの設置など、防犯設備の充実を 図るとともに、適切な維持管理に努めます。 内 容 推進課 ■防犯対策推進事業 ・校区ごとに設置している地区安全会議の設置による、地域特性 に応じた防犯活動の展開 地域防災課 【重点】犯罪の発生しにくい防犯力の強化 ・LED防犯灯や防犯カメラ設置の推進 -19- 施策③ 広域連携体制の強化 数値目標 現状値 総合戦略の戦略体系に沿った、近隣市町等 と連携した新たな取り組み件数 1件 重要業績評価指標 H31(2019) 5件 (1)広域連携体制の強化 効率的、効果的な行政運営を進めるため、様々な分野について広域的な課題に係る研究等を 進めます。 内 容 推進課 ■広域行政推進事業 ・広域行政の実施や対応可能な事務等の検討 ・広域での取り組みが有効な分野における、近隣市町等との連携 を推進 -20- 企画財政課 長泉町まち・ひと・しごと創生総合戦略 【発行】長泉町 〒411-8668 静岡県駿東郡長泉町中土狩 828 番地 TEL/055-986-2131 FAX/055-986-5905 http://japan.nagaizumi.org 平成 28 年3月