...

(PDF:5.6MB)[2012年12月10日] - 学校法人-暁星学園

by user

on
Category: Documents
110

views

Report

Comments

Transcript

(PDF:5.6MB)[2012年12月10日] - 学校法人-暁星学園
「平和をもたらす人は幸である。
その人は神の子と呼ばれるであろう」
(マタイ5章9節)
建学の
精神
13
白 柳 誠 一
12.2012
No.14
学園長・理事長
田上 保幸
建学の精神を体現した代表的な卒業生として、今
平和会議日本委員会」の理事長に選任され、仏教な
回はカトリックの枢機卿、白柳誠一(1928〜2009)
ど日本における主な宗派の人々と一致協力し、
「世
を紹介します。彼は東京に生れ、旧制暁星中学で学
界宗教者平和会議」を介して、世界平和の促進に尽
び、1945年に卒業しました。その後、カトリック
力したこと、そして、ブラジル、オランダ、ドイツ、
の聖職者をめざし、上智大学神学部に進み、1954
韓国、中国などを度々、訪問して国際交流に努め、
年 に 司 祭 に な り ま す。
相手の立場に立って考え、行動することを広く社会
1957年 か ら1960年 ま
に訴えたこと等をあげることができます。
で、ローマのウルバノ
枢機卿はすべての人を心から大切にし、福祉活動
大学大学院で、教会法
にも尽力しました。貧困や病気に苦しむ人々のため
を研究し、教会法学博
献身しノーベル平和賞を受賞したインドのマザー・
士号を取得して帰国しま
テレサとは親交があり、1981年にマザーの修道会
す。1966年、若くして
「神の愛の宣教者会」を日本に招聘しました。現在
東京大司教区の補佐司
もシスター方は東京など3ヶ所で、貧しい人々への
教となり、1970年に大
奉仕活動を行っています。また、枢機卿は「社会福
司教に任命されました。
祉法人・聖ヨハネ会」理事長、
「社会福祉法人・か
その後1994年、ローマ
らしだね」理事長などを務め、困っている人々のた
教皇より枢機卿に親任
め自ら熱心に働きま
され、2005年には、ヨ
した。
ハネ・パウロ2世、死
枢機卿は誰に対し
去後のコンクラーベ(新
ても分け隔てなく丁
教皇選出会)に参加し
寧、親切で、友情に
て、一票を投じました。
も厚い方でした。同
白柳枢機卿の活動と
窓 会 誌51号 に 同 期
社会貢献の中で特に際立っているものは、世界平和
の佐久間彪神父と小
のための熱心な取り組みです。具体的な事例として、
泉安雄氏が追悼文を
1982年、第2回国連軍縮特別総会に際し、使節団
寄せています。佐久
白柳誠一枢機卿とその紋章
を結成し団長として43万人分の署名を国連に提出
したこと、また、1996年から9年間、
「世界宗教者
白柳枢機卿とヨハネ・パウロ2世(同
窓会誌「暁星」51号33ページより)
間彪は陸軍士官学校
に合格した直後に終
2頁に続く
1
戦になったため、司祭の道に転じました。上智大学
と、小泉氏は述
神学部で再び白柳枢機卿と机を並べて学び、友情を
懐しています。
深めます。その追悼文では次のように結んでいます。
建学の精神の
「白柳君ありがとう、我が終生の友、クラスメート、
中核をなすキリ
同期の桜よ、安らかに神の御許にあれ」
。小泉安雄
ストのみ教えに
氏は枢機卿と一緒に同期の10数名と2週間、イタリ
よれば、人はす
アを旅行する幸運に恵まれました。カトリック国の
べて固有の能力
イタリアの人々は、枢機卿が、いわば普通の人達と
を与えられ、固
普通に旅行し、普通のレストランで楽しく会食して
有の使命を持っ
いる姿を見て、とても驚いたそうです。
「聖職者と
ています。白柳誠一枢機卿は、その固有の能力を善
いう立場を離れて、友人として親身なお心遣いを得
用し、固有の使命を立派に遂行した卒業生といえま
られたことは、本当に有難いことだと思っています」
しょう。
白柳枢機卿とマザー・テレサ
は理数科に在籍し、カナダの大学に進学して数学・生命科
算数のすゝめ
学を専攻しました。たまたま日本の史料調査を手伝ううち
に興味を持って大学院では日本史を専攻、その理由を「い
いな、好きだなと思ったことは苦もなくやっていくタイプ」
今夏話題の『ハーバード白熱日本
と答えています。学術的観点はともかく、
「授業がすべて」
史教室』には学生と一緒に拍手をし
と万全の準備で臨むエネルギッシュな姿には文系・理系の
たい気分になりました。学生に京都
暁星中学・高校 校長
壁はありません。
の地図を与え、グループワークによ
勝部 純明
時折「数学が苦手だから文系」という生徒の声を耳にし
る映画作りや「タイムトラベル」な
ます。その理由は「問題が解けなかったから」と。中学生
ど斬新な手法で、好奇心を刺激しながら心をつかんでゆく
になった頃、鶴亀算と方程式で戸惑っていた私は、
「XY
授業展開に久々にわくわくしたからです。
を使わず、言葉で説明しなさい」の先生の一言で救われた
昨今、日本の大学の国際化に関心が集まっています。国
ことがあります。時間はかかっても、筋道立てて物事を考
際人となるには幅広い教養と積極性が必要ですが、日本で
え、説明することが大切な時期があるのです。式は後から
はいまだ理系・文系の区分が幅を利かせ、中等教育はその
ついてくる。案外、算数の基礎は自分の考えを伝える家庭
影響を様々に受けています。著者の北川智子さんは、高校
での対話にあるのかもしれません。
いじめ
に見えたのに、実は特定の子どもへのいじめであったとい
う場合です。周囲からは「気付かなかった」と言われる所
以です。そこで、複数の目で見ることが大切となります。
暁星小学校 校長
担任は気付かなくても、別の教員が気付くこともあります。
佐藤 正吉
その情報をしっかりと共有して具体的な指導を行うことで
す。保護者が気になった子どもの様子を担任と連絡し合い、
いじめについて二つの面から考えてみます。
情報を共有化して解決にあたった場合もあります。
まず、いじめは、
「閉ざされた環境」の中で発生すると
次に、
「価値観の単純化」に気をつけることです。子ど
言えます。例えば、
「仲間内」という外からはなかなか窺
ものことを単純に決めつけることが思わぬ展開になる場
い難い内部で進行します。一見楽しそうに遊んでいるよう
合があります。
「頭がいい」
「しっかりしている」
「乱暴だ」
もくじ
2
建学の精神 その体現者(13)
…………… 1
学園行事 2012 年 10 月〜 2013 年 3 月 … 4
暁星の理念と教育実践 …………………… 2
クラブ活動 …………………………………… 5
学園トピックス …………………………… 3
同窓会だより ………………………………… 6
などの『評価』が、子どもに対するレッテルになりかねな
本校の児童は、実に多様な個性、能力を持っていますそ
い今の世の中です。
『評価』が『噂』となり、自分たちと
の「自分らしさ」を大切にするとともに他者の「自分らし
は『異質』として捉え、いじめの構造へとなることさえあ
さ」も併せて尊重する子どもに育てることが、いじめの克
ります。
服につながると考えます。
遊ぶということ
暁星幼稚園 園長
逆井 弘子
をすることを確認しあっていました。より面白くしなが
ら遊びを継続していくことができるのは、友達を認める
ことや、相手の考えに耳を傾けるなどの人間関係の形成
がなされ、予想や想像して作り上げていく力がこれまで
の生活の中で培われていることの表れであると思います。
二学期は “自分の力をより発揮し、クラスの一員とし
今、子どもたちは友達と生活を共にしていくことや遊
て仲間と共に支え合い、喜びを分かち合っていく” ねら
びを創り上げていく喜びを感じながら園生活を過ごして
いのもとで様々な活動を展開してきました。
います。
幼稚園での遊びは、子どもの伸びようとする欲求を充
年長組のグループが組み木を使ってビー玉を転がして
たしていくとともに、自分への自信、意欲や積極性など
いくコース作りをしていました。コースの作り方につい
も育んでいっています。
て自分の考えを一生懸命説明している子がいたり、新た
自由な心をもち、発想したことや考えたことなどを知
な材料を使ってよりスリルあるものに、よりダイナミッ
恵を働かせ実現していく楽しさ、友達と協同していく楽
クにしようと提案したりする子もいて、活発に話し合い
しさを味わうなど、子どもが子どもらしく今を過ごして
が行われながらの進行でした。コース作りは試行錯誤し
いけることに喜びを感じていけるよう、これからも努め
ながら毎日少しずつ変化し、グループの中で明日も続き
て参りたいと思っています。
暁星サッカー 全開 !!
6年ぶりの全国大会出場をかけて、暁星
高等学校サッカー部は、11月17日(土)
板橋の国立西が丘競技場において修徳高校
との東京都A代表決勝戦を行いました。当
日、中高は、1時間目だけで授業切り上げ
ての全校応援体制。多くの小学生も集まり、
フランス国家と校歌の演奏の中試合が行わ
れました。しかしながら、全力を尽くしな
がらも0対2で負けました。
スタンドには、6年前の全国大会出場の
かえつ有明高校との準々決勝に1対0で勝った
東海大菅生高校との準決勝
は2対0で勝った
FWの風間君を始め多くのOBが必死の応
援を行いました。残念、あと一歩でした!
来年に大きな夢をつなげ、後輩に託したい
と思います。
「SAMURAI BLUE」
(日本代表)で
は、今後のW杯アジア最終予選での活躍が
期待されている前田遼一選手(2000年卒
業)が頑張っています。そして、11月中
旬バンコクでのフットサルW杯では、日本
が初めてベスト16強入りをし、三浦知良
選手が注目されていましたが、実はそのメ
ンバーには3名の暁星サッカー部OBがい
ます。北原亘選手、稲葉洸太郎選手(共に
2001年卒業)
、そして星翔太選手(2004
年卒業)の3名。
現役、OB等多くの暁星ボーイが、それ
ぞれの道で活躍をしています。それを支
える大きな「絆」が今生まれようとしてい
ます。
全国大会5連覇
中高の競技かるた部
昨年4連覇のご報
告をこの誌面で行い
ました。そして嬉し
いことに今年も連覇
のご報告ができます。
5連覇です。
追われる立場は大
変につらいと思いま
す。でもその追いす
がる全国の高校を振
り切り、プレッシャー
に打ち勝ち、その結
果が……今年も頂点
に、全国制覇5連覇
となりました。本当
におめでとう! 君
たちは素晴らしい勝
者だ!
3
2012年10月∼2013年3月
2学期は多くの学園行事がおこなわれる時期です。今年の幼稚園・小学校の運動会は、晴天に恵まれ
汗ばむ中での開催でした。中高の文化祭は、最終日が荒天となり午前で終了。ちょっと残念でした。
学 期
小学校
幼稚園
月
中学・高等学校
外部テスト(高3)
● 初金
● 入試説明会
● 中間試験
● 学年ミサ
● 学力推移調査(中2・3)
● 保護者会
●
2学期
運動会
遠足
● 誕生会
●
10 月
●
全校ミサ
おにぎりの日
● 運動会
● 参観日
●
●
創立記念日式典
死者の日
● 研修旅行(中3)
● 校外学習
● 実力テスト(高3)
● 学校説明会
● 学年ミサ
●
創立記念日
● 入園テスト
● 一日動物村
● 七五三の集い
● 誕生会
●
●
幼稚園のおいも掘り
11 月
星の子コンサート
保護者会
● クリスマスの集い
● 終業式
●
12 月
幼稚園の運動会
●
●
●
入学試験
中学進学試験
サッカー大会
● クリスマスの集い
● 終業式
●
始業式
● おもちつき
● 後援会文化講演会
● 後援会新春懇親会
● 福者シャミナード記念日
● 誕生会
●
1月
2月
文化祭に作られた門
親子劇遊びの日
星の子お楽しみの日
● 星の子なかよしの日
● 一日コックさん
● 誕生会
始業式
● 保護者会
● 後援会文化講演会
● 後援会新春懇親会
● シャミナード・デー
●
参観日
修学旅行(6年)
● スキー教室(5年)
● 校外学習(1年〜4年)
● 音楽会
●
●
●
●
サッカー大会
総合避難訓練
● 感謝ミサ
● 修了式
● 卒業式
● 春休み
● 聖歌隊チャリティコンサート
●
修了を祝う会
● 終業式
● 修了式
● 春休み
●
3月
幼稚園の運動会は、10月8日(10月7
日を順延)に、小学校の運動会は10月13
日に、天候に恵まれた秋晴れの下行われま
した。日頃の練習の成果を如何なく発揮し、
汗まみれになりながら頑張りました。
中高のエトワール祭は、それに先立つこ
と2週間、9月29日(土)30日(日)の
2日間開催されました。今年のテーマは、
「世界」
。台風の接近により、30日14時に
は終了、15時半には全員下校完了という
4
●
始業式
実力テスト(中1〜高2)
● 学年ミサ
● 後援会文化講演会
● 後援会新春懇親会
● 福者シャミナード記念日
● 保護者会
● サッカー大会
●
3学期
秋の行事は順調です !! 文化祭、運動会
期末試験
ソダリティー
● 終業式
● クリスマスミサ
●
●
アクシデントもありましたが、今年も主催
者側発表によると7000名弱のお客様をお
迎えしたとのことでした。高校2年生を中
心とした中高生のチームワーク全開の文化
祭でした。
初日は好天に恵まれて多数のお客様をお迎えした
●
中学入学試験
外部テスト(高1・2)
● 生徒会行事・役員選挙
● 編入試験
●
●
学年末試験
高校卒業ミサ、卒業式
● ソダリティー
● 中学卒業ミサ、卒業式
● 終業式
● 春休み
●
●
後援会の文化講演会の講師は
ホリプロ社長の堀義貴さん
多くの芸能人をかかえる日本有数のプロ
ダクションのホリプロ。実は、その社長の
堀義貴氏は、1985年卒業の暁星OB。多く
の多彩なタレントを有する人たちとのお付
き合いの経験を踏まえ、演題は「人間とか
かわる」
。
現在社会を生き抜くためにどのように人
と接していくのが良いのか、ご自身のご経
験をベースにお話をされます。後援会行事
ですが、
「現役の生徒にも聞いてほしい」と
言われております。参加希望の生徒は、担
任の先生に確認して下さい。
合唱部
本年度創立されたばかりだが
文化祭、創立記念ミサで演奏
暁星小学校聖歌隊 OB の生徒が中
心となり、本年度より中学・高等学
校に合唱部が設立されました。部員
は 6 名。少数ながらも、迫力ある演
奏を作り上げるべく、毎週月曜と木
曜日の放課後に特訓を重ねています。
初演となった文化祭では、
チーム「セ
ピアヴォイスオーケストラ 2012」と
演芸研究部
セピア色の渋い
声(?)が自慢の
合唱部
して合唱曲から
J-pop まで様々
な演奏をお届け
しました。10 月
28 日には赤坂サ
カスにて「TBS こども音楽コンクー
ル 60 周年記念コンサート」に出演し
念ミサで宗教歌を奉納しました。
今後も様々な場面で多くの方に歌
ました。また、11 月 1 日には創立記
声を届けていきたいと思います。
お笑いジュニア甲子園で
なんと決勝へ進出!
自作自演の笑いで暁星を明るく
アリストテレスは人間を「笑うこと
を知っている唯一の動物」と定義しま
した。演芸研究部は、お笑いこそが表
現の原点と考え、漫才やコントなどの
脚本を書き、それを練習することで発
想力や演技力を身につけていくことを
目的に、細々と活動しています。部員
はまだ4人と少ないですが、お笑いジュ
ニア甲子園で関東予選を突破し決勝に
進出するなど、意外に結果も残してい
ます。
全国1位を目ざし、
「泣いても笑って
も涙が出る。しかし笑った涙は心を洗
う」というチャップリンの名文句を杖に
しながら、笑いの道を進んでいきます。
文学、恋愛、生きる意味を
語り合い活字化し合う部に
部員わずか2名でのスタートとな
りました。さしあたり、外部の小説
コンクールなどへの投稿と、校内向
けの定期的な部誌の発行をめざして
います。
先日、お隣の九段中高(中等教育
学校)の文芸部の活動を見学させて
いただくチャンスがありました。伸
び伸びと自由に発言する部員たちの
楽しそうな雰囲気に圧倒されました。
いつか私たちの部でも、多くの部
員らが文学、恋愛、そしてなにより
小学校・将棋クラブ
も生きることの意味とは何かについ
てなど、真剣に語り合い活字化し合
う、そんな姿をイメージして、これ
からの活動に取り組んでいこうと
思っています。
文科大臣杯将棋団体戦で
東京都8位と東京都代表に
最近、将棋の教育的効果に注目が
集まっています。一手指して相手の
手番を待つという行為は「我慢」に
通じます。また、
「相手の気持ちを察
すること」も将棋には必要になりま
文芸部
「負けました」と言える強さ
す。そして将棋クラブでは、自分の
負けを宣言する「負けました」とい
さて、昨年度と今年度『文部科学
大臣杯将棋団体戦』に参加しました。
昨年度は初参加ながら全国ベスト 16
の成績を残しました。今年度は3年
うことをしっかりと言うことを子ど
も達にはきびしく指導しています。
〜6年までの希望者で参加し、優秀
チームが2チーム、東京都8位と東
京都代表という結果になりました。
代表チームは東日本大会での熱戦を
再度戦い、結果は昨年度と一緒の全
国ベスト 16 になりました。しっかり
と涙をこらえて「負けました」と言っ
た子ども達の成長を感じた大会とな
りました。
5
フランス大使から「大変感動しました。ありがとう」とお礼の言葉
私たち暁星学園同窓会も
フランス大使館に対して、
その要望に応えられたこと
は実に喜ばしいことでし
た。これは今までのフラン
ス大使館とのお付き合いの
中で、お互いの「絆」が切
れずに繋がっていることの
証しでもあり、大変喜ばし
いことと安堵しておりま
す。
7月14日午後4時、大
フランス大使館の庭に
響きわたる聖歌隊の歌声
暁星学園同窓会 会長
6月下旬、クリスチャン・マセ駐日フランス大使
浅 尾 空 人 変蒸し暑い日でしたが、佐
藤校長、引率の先生方、5
年生6年生の聖歌隊のメン
バ−30数名、付き添いの
保護者、同窓会役員、総勢
約90名 が 大 使 館 に 入 り、
大使や関係者の皆さんから
「お礼と歓迎」のご挨拶を頂き一同感激しました。
より横山悠喜同窓会副会長(日仏会館常務理事)に
式典が始まり庭に面したテラスで、聖歌隊の皆さ
相談がありました。それは暁星小学校の聖歌隊の皆
んが歌う「君が代」
「ラ・マルセイエーズ」の歌声は、
さんに、7月14日革命記念日の大使公邸での式典で
庭中に凛として響き渡り、大変厳かで素晴らしく、
「日本国歌」と「フランス国歌」を歌っていただけな
私達に感動を与えてくれる歌声でした。
いかとの内容でした。そして、それが是非実現でき
大使からも「大変感動しました。ありがとう」と
るように、なんとか同窓会に尽力して欲しいとの要
お礼の言葉を頂き、また、
「暁星小学校の聖歌隊ここ
請でした。
にあり」と大勢の来賓の皆様にもアピールできたこ
フランス大使館と色々な交流のある同窓会として
とは本当に素晴らしいことでした。私たちも、また
は、なんとか大使のご要望に沿いたいとの思いも強
フランス語を学んでいて良かったという思いで、大
く、私は横山副会長にその実現のために、小学校の
変うれしく楽しい一時を過ごすことができました。
佐藤正吉校長にお会いして大使の趣旨を説明し、聖
この聖歌隊の皆さんの歌声で、大使館と同窓会との
歌隊が参加できるように協力を求めることを依頼し
お互いの「絆」も、少し太くなったような感じがし
ました。その数日後、
佐藤校長から朗報が届きました。
たのは私の錯覚でしょうか。
聖歌隊の蓮沼勇一先生と保護者の了承が得られ、出
無事に役割を終えた聖歌隊の皆さんは、佐藤校長
席しますとの返答で、その時は感謝の気持ちで一杯
を先頭に整然と帰路につかれました。
になったことでした。
聖歌隊の皆さん、ありがとう。感謝。
暁 星 学 園 報
第 14 号
発行日 2012 年 12 月1日
発行者 田 上 保 幸
発行所 暁星学園事務室
6
Fly UP