Comments
Description
Transcript
資料 - 明治大学図書館
2015度 春学期 図書館活用法 和泉 第12講 文献・情報の探し方(8) インターネット【演習】 2015年7月7日(火) コーディネーター :法学部 鈴木 哲也 3限 M409 M410 井上 拓弥 原口 尚大 (和泉メディア支援事務室) (生田図書館事務室) M408 M414 碓田 賢一 角 祐二郎 (和泉図書館事務室) (図書館総務事務室) 5限 1 目次 インターネットのおさらい 図書館目録検索とインターネット検索 検索エンジンを使いこなす インターネット上の情報の利用 図書館ポータル / オンラインナレッジ 小テスト / リアクションペーパー 2 インターネットのおさらい 小さなネットワークをつなぎ合わせた集合体のこと ドメインについて 巨大に成長した TCP/IPという共通ルールによって個々のネットワークがつながる ネットワークに参加するのは自由 / 全体を管理する組織はない 現在は様々なサービスのプラットホーム 履修登録、就職活動、インターネットショッピングなど 基本的にはつねに利用者責任 インターネットのコンテンツにも著作権はある。 自由だが無法ではない。 3 図書館目録検索とインターネット検索 相互の違いを理解する 検索エンジン 目録検索 目的 インターネット上の情報 の収集・検索・公開 資料の所在情報と書誌情 報の提供 検索対象 1次情報+2次情報 2次情報(目録情報) データ量 大量 少量 正規化 サジェスト機能で対応 あり 結果表示 独自ランクによる データの要素ごと 4 図書館目録検索とインターネット検索 相互の違いを理解する2 検 索 エ ン ジ ン 長所 短所 時間と距離の制約 からの開放 コンテンツの質の バラツキ 検索エンジンと図書館は本来,相互補完の関係にある。 図 書 館 コンテンツの質の 保障 時間と距離の制約 検索エンジンの基礎 実習 各種エンジンの比較 「TPP」について,下の検索エンジンを使って調べる 1. Google → 2. Bing → http://www.bing.com/ 3. Baidu → 4. Yahoo!JAPAN → http://www.google.co.jp/ 2015年4月終了 http://www.baidu.jp/ http://www.yahoo.co.jp/ 検索結果の違いに注目 各検索エンジンの検索結果の内容や表示は何が違うのか? 各検索エンジンの検索結果の共通する特徴は? 学術情報として利用可能な情報をどのように見分けるか? 検索エンジンの結果だけで充分か? 6 検索エンジンの基礎 結果と考察 Google 言わずと知れた世界トップシェアの検索エンジンサイト bing マイクロソフトが提供する検索エンジン Baidu 中国国内最大シェアを誇る中国製検索エンジン Yahoo!JAPAN 日本最大のポータルサイト(検索エンジンはGoogle) 検索エンジンは定期的にサイトを自動検索してコンテンツを蓄積 Yahoo!JAPANとGoogleでは表示順位が異なる。(Yahoo!独自の判断が 入る) 検索結果の1ページ目に表示されない情報は無いものと同じ。 SEO(検索エンジン最適化 :Search Engine Optimization )と呼ばれ る、商業的な目的で意図的に検索順位を上げようとすることもある。 7 検索エンジンの情報評価の仕組み クリックさ れたページ ページ内 の情報 検索語 評価結果 評価結果 検索エンジン 情報評価 評価結果 評価結果 ページから のリンク 膨大な情報から関連性を分析し、 情報を評価する集合知 8 検索エンジンのシェア Google 63.63% Yahoo! 31.67% Bing 3.94% Baidu 0.26% Ask 0.2% 9 検索エンジンを使いこなす Google編 実習 検索演算子 - 検索除外 AAA -BBB OR検索 A OR B 「ORは大文字」 便利機能 スペルチェック機能 文字正規化(大文字小文字、句読点、記号) 数値範囲(予算) 100..200円 通貨換算、荷物配達状況 検索エンジンを使いこなす Google編 検索コマンド site: サイト内検索 Cache: キャッシュ検索 Filetype: ファイル指定検索 〝 〝 フレーズ検索 完全一致 Weather: 天気予報 乗り換え検索 電卓機能 郵便番号 ドル計算 Related: 関連ページ検索 インターネット上の情報の利用 利用の基礎 インターネット上の情報の信頼度はまちまち。自らの責任で評価する必要がある。 執筆者や公開ドメインの確認。出版資料による裏づけは不可欠 レポートの参考文献とする場合には,必ずその情報の信頼性を確認する 利用する場合には,URLと最終アクセス日を必ず明記すること インターネット上の情報にも著作権はある。コピー&ペーストは厳禁 インターネット上の情報の寿命は短い。重要な情報源は保存しておく URLの保存ではなく,テキスト全体の保存が必要 アーカイブサイトを利用する オンラインジャーナルや電子化された論文,電子ブックは検索エンジンにヒット しない場合も多い。インターネット情報へのアクセスポイントを把握しておく。 12 インターネット上の情報の利用 WayBackMachine – Internet archive 実習 インターネット上のデータを履歴を含めてアーカイビングするプロジェクト http://archive.org/web/ URLを入れて検索してみる。過去のサイトが見られる。 すでに消えてしまった情報もURLが分かっていれば,検索可能 著作権者が非公開とした情報を利用する場合には,注意が必要 インターネット上から削除されても著作権は残っている。 著作権者の見せない権利を常に尊重すること すでにオリジナルが見えないことを必ず明記すること 13 インターネット上の情報の利用 オンラインジャーナルとは 出版された雑誌の全文を提供するサービス 最近は,オンラインでしか刊行されないものもある。特に欧米の出版物 現時点では欧米が中心。日本も商業誌・学会誌共に増加中 CiNiiについて前講で学習済み。 明治大学では有料サイトと契約し,大学在籍者へのサービスを行なっている。 ほとんどのオンラインジャーナルは,検索機能がついている。 最新号だけはしばらく公開が遅くなるなどの制約も一部にはある。 検索エンジンとの比較。どのような場合に使うと効果的か? 14 インターネット上の情報の利用 オンラインジャーナルを使う 実習 日経記事検索サービス http://bizboard.nikkeibp.co.jp/daigaku/ 1. 「TPP」をキーワードとして 2. 検索エンジンとの検索結果の違いを比較する。 3. 必要な情報が手に入ったか? ソースがしっかりと判明しているから安心 自分で購入する必要もなし。最新号も比較的早く読める → 物流なし ただし,大学契約なので,自宅からはVPN接続が必要 15 インターネット上の情報の利用 ○ 機関リポジトリを使う 実習 明治大学学術成果リポジトリ https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/ 図書館HPからアクセス可能 1. 先生の名前で検索してみる 2. 自分の学部のコミュニティでどんな雑誌が読めるか 紀要-所属学部 3. 気になるキーワードで検索して論文本文を確認してみる 16 図書館ポータルサービス 図書館ポータルサービスでできること 借りている資料の返却期限の延長(1回のみ) オンラインでの資料購入依頼申込み 貸出中の資料の予約 他図書館からの資料の配送依頼 ILL(Interlibrary Loan :図書館間相互貸借)の申込み 図書館が所蔵していなくて,且つNIIに所蔵がある場合のみ その他の場合は,各図書館のカウンターへ直接申し込み 17 オンラインナレッジサービス 利用者が調査依頼や図書館への要望を オンラインで直接入力し,図書館 がそれにオンラインで応えるサービス。 調査依頼、要望登録、読書ノートなど 登録されたデータは,回答が完了したのち検索機能で誰でもが参照するこ とが可能となる。 来館しなくても,従来のレファレンスサービスが 受けられるばかりではなく, 利用者自身が類似例などを検索して,自ら必要な情報を取得 することが 可能となる。 学部学生,院生,専任教職員,兼任教員,校友が利用できる。(要認証) オンラインナレッジサービスを導入している、複数の大学図書館で登録さ れた情報を共有することができる。他大学の事例も検索して参照できる! 18 次回予告 第13講 文献・情報の探し方(9)まとめ なお,本日利用した教材は図書館HPに公開されます。 http://www.lib.meiji.ac.jp/howto/application/2015.html