Comments
Description
Transcript
八シ場ダム建設事業の工期変更等に係る現地調査項目別 覧表
八シ場ダム建設事業の工期変更等に係る現地調査項目別 '鐸永変 覧表 現地調査項目一覧表 I工程管理 質問事項 No. 関東地整提供資料 現場確認事項 調査結果 ・平成25年3月末現在の進捗率は、用地取得90%(412ha/456ha)、家屋移転94%(440世帯/470 世帯)、代替地造成(71世帯移転済み)、付替国道、付替県道92%(20.9km/22.8km)、付替鉄道 90%(9.3km/10.4km)である。 ・ダム本体エ事については、仮排水トンネルがH21年7月に既に完成している。 1 別紙1(ハツ場ダム建設事 業の進捗状況) 用地補償、代替地移転・分譲、付替国 道、県道、JR、その他関連エ事の残り 別紙4(利根川水系ハツ場 の今後の見通し、本体エ事等への影響 ダム建設エ事年度別エ事 予定表(比較)(案)<精査 はいかがか゜ 中>) 2 本体エ事の完成の遅れが、生活再建事 業に与える影響について伺いたい。 ・現時点において、生活再建関連事業は本体エ事と関係なく進めていることについて確認した。 ェ期が延長した場合に、その間の治水. 矛11水の効果の発現が遅れることとなる が、国としての対応方針を示されたい。 ・エ期については平成31年度となるが、国の事業執行は早期完成を目指し、エ期短縮に努めること ・治水・利水の効果発現が遅れ、平成31年度となるが、 早期完成を目指しエ期短縮に努めるとの見解が得られ について確認した。 別紙4(利根jIl水系ハツ場 基本計画変更後のエ事エ程で、現時点 ダム建設エ事年度別エ事 で未買収用地がエ事エ程に影響する可 予定表(比較)(案)<精査 能性を示されたい。 中>) ・地区別(川原湯、川原畑、林、横壁、長野原)の用地取得状況を確認した。 ・現時点で未買収となっている主な理由は、共有地の権利者全員の合意形成に時間を要している ケース、代替地の分譲を待っているケース、ダム検証で先行きが不透明な状況下では用地交渉が 進められないとしているケース等である。 ・現時点でダム本体関連エ事及びダム本体工事に影響のある未買収用地はない。 ・その他の事業用地についても、事業完成時期に影響のないよう早期の用地取得に努力するとの 見解を得た. ・未買収地が本体エ事に影響しないこと、用地取得をエ 期内に完了させるよう努力するとの見解が得られた。 ・今後埋蔵文化財調査が必要な箇所は、本体エ事に直接影響する場所に存在しないこと、エ程に 影響しないよう群馬県教育委員会と調整を図る等の状況を確認した。 ・埋蔵文化財調査について、エ程に影響がないよう関係 機関と調整していくとの見解が得られた。 3 4 5 ハツ場ダム予定地で群馬県教育委員会 が遺跡発掘調査を行っているが、今後 の調査エ程について伺いたい。また、遺 跡調査がエ事エ程に影響を及ぼす可 ・本体関連エ事については、骨材プラントヤード造成エ事と盛土造成地線改良エ事は契約済みで ある。ハツ場ダム本体左岸上部掘削エ事は入札が成立せず再調整中であるが、直ちにエ期には影 響しない。 ・進捗状況について、資料と現場状況が整合している。 .主にクリティカルになるエ種の各エ程について根拠を確認した。 ・付替鉄道については、本体エ事のエ程に影響を及ぼさないよう円滑な切替に向けて、 JRと協議 の場を持つ等の状況を確認した。 ・計画エ程は土木工事積算基準等に基づく標準エ程である。 ・現在の進捗状況を確認し、資料と現場が整合している ことを確認した。 ・エ程案どおりに事業が進捗すれば、エ期内に完了する ことを確認した。 ・本体エ事の進捗は生活再建事業に影響がないとの見 解が得られた。 た 。 能性が無いか見解を(司いたい。 6 7 別紙5(「湯西川ダム本体建 ・他ダムの事例(湯西川ダム等における巡航RCDエ法の採用)によるエ期短縮例があり、施エ業者 ・施エ業者の技術等によりエ期を短縮できる可能性があ 今後のエ期短縮の取り組みについて伺 設エ事」高度技術提案型 ることを確認した。 (Ⅲ型)総合評価落札方式 の技術等によってエ期短縮の可能性はある。 いたい。 で契約) 試験湛水のエ程の設定根拠を伺いた い 。 ・試験湛水については、ダム検証の際に、至近20ヶ年の流量データにより洪水時最高水位(非洪水 期常時満水位)まで貯水位を上昇させた後、最低水位まで下降させるために要する期間を予測した ・試験湛水について、エ程への影響は極めて小さいとい 結果、約6ケ月と確認していることについて確認した。 う見解が得られた。 ・エ程への影響は極めて小さいことについて確認した。 5 亮 代替地の整備箇所数(宅地数) 却済み件数,未売却件数,移転希望 者数について,伺いたい。また,土 地収用法可能性の有無とエ程への影 響を示されたい。 別紙2(ハツ場ダム事業 進捗状況NC1,2,3) ・134世帯中71世帯が移転済み。面積ペースで34ha中,26haが造成済みで1 4haが分譲済み。 .既に用地取得については、面積ベースで90%の進捗であり,残りの用地についてIま事 業完成時期に影響ないよう早期の用地取得に努めるとの見解を得た。 ・用地買収対象のうち,以下の地区の未買収地の状況について現地等で確認した。 6 ①林地区(中棚:代替地に関する未買収地) ②林地区(東原:代替地に関する未買収地) ③川原湯地区(上湯原 水没地区に関する未買収地) ④川原畑地区(川原畑 水没地区に関する未買収地) ⑤jIl原湯地区(上湯原 道路事業に関する未買収地) ⑥横壁地区(東中村:道路事業に関する未買収地) このほか川原湯地区(打越)におIナる旅館の移転状況を確認した。 代替地のほか事業用地を含めた未買 収地の状況について伺いたい。 ・代替地整備面積,移転済み世帯数について確認すると ともに,国土交通省では,残りの用地については事業完 成時期に影響ないよう早期の用地取得に努めるとの見 解が得られた。 ・未買収地の状況について確認するとともに、川原 湯地区(打越)における旅館の移転状況を確認し た 。 ・いずれも、残りの用地はダム本体エ事に直接影響 はな〈、共有地の権利者全員の合意形成に時間を要 しているケース、代替地の整備分譲を持っている ケース、ダム検証で先行きが不透明な状況下では用 地交渉が進められないとしているケース等がある が、継続して交渉していくことなどの個別の状況に ついて現地で説明を受け、その状況を確認した。 Ⅲ事業全般 質問事項 No. 1 2 現場確認事項 関東地整提供資料 調査結果 別紙8(ハツ場ダム建設事 業総事業費の内訳(案) 事業費(4,600億円)の内訳について。 (第4回基本計画変更時 点)(精査中)) ・別紙8のとおりの内訳であることを確認した。 今後のコスト縮減に向けた取組を示さ ・前回の本体工事の契約手続きは、国土交通省直轄エ事における総合評価落札方式の運用ガイド ラインによりダムエ事の入札方式を確認した結果、技術提案型Am型に該当する。ただし、今後予 ・現在考えられる入札方式によると、入札参カロ者からエ 事費削減等に係る技術提案を受けられることから、コスト 定されている契約手続きについては、発注ロット、契約方式について検討中であるとの見解を得 縮減につながることも可能性として考えられる。 た れたい゜ ・事業費4600億円の内訳根拠を確認した。 ◎ 3 別紙8(ハツ場ダム建設事 エ期延伸した場合を踏まえても、総事業 業総事業費の内訳(案) 費が増額とならない根拠を示されたい。 (第4回基本計画変更時 ・事務所拡張エ事の予定がないことを確認した。 ・過去5か年間の職員数と事業費の推移を確認した。 ・事業車両を増カロする計画がないことを確認した。 ・エ事諸費の精査を行ったことを確認した。 ・事業費4600億円の内訳根拠を確認した。 エ期延伸に伴い、ハツ場ダムの減電補 償費について増カロすることはないか。 ・減電補償に要する経費は、「公共事業の施行に伴う公共補償基準要綱」(昭和42年2月21日閣議 決定)等に基づき試算され、事業費に含まれているとの見解を得た。 ・ハツ場ダムの開発量、貯水計画や補償の考え方の基本 となる「公共事業の施行に伴う公共補償基準要綱」等 は、変更されていないことから事業費の変更要素はない 点)(精査中)) 4 ことを確認した。 5 6 ハツ場ダム検証で示した地すべり等の 対策費用の扱いはどうなったか。 ダム本体エ事について、コスト縮減技術 委員会などの専門家が施エ計画の確 認をどのように行ったのか伺いたい。併 せて、施エ計画等の資料等があれば提 出願いたい。 7 ・本年度の地すべり調査の実施状況について確露した。 ・ハツ場ダムの検証の際には、新たな指針に基づく地すべり等の対策エの増額等を見込んでいた が、本年度より実施する地質調査等の結果を踏まえて、必要に応じて設計等を行うこととしているこ とから、現時点では含まれていないことを確認した。 .いずれにしても、早期完成に向けて取り組むとの方針の下で、事業全体のコスト縮減により対応す ることを基本として、総事業費以内での完成を目指して最大限の努力をするとの見解が得られた。 別紙10(第8回ハツ場ダ 、ハツ場ダム・湯西川ダムコスト縮減技術委員会は、平成16年7月から平成19年9月までの間、 ム・湯西川ダムコスト縮減 ハツ場ダムについて7回審議があったことについて確認した。 技術委員会ハツ場ダムで また、同委員会資料について確認した。 の主な縮減効果) 9 認した。 ・ハツ場ダム・湯西川ダムコスト縮減技術委員会の審議 内容について確認した。また同委員会の資料から専門 家が施エ計画の確認を行っていることについて確認し た 。 ダム事業に伴う生態系への影響として ・環境保全対策により環境に与える影響を最小限にする 想定されるもの、環境保全対策の具体 別紙11(ハツ場ダム建設事 的な内容を示すとともに環境保全対策 業の検証に係る検討「環境 ・検証に係る資料をもとに説明を受け、環境保全対策が環境に与える影響を最小限にすること及び ことを確認した。 エ事のエ程に及ぼす影響は極めて小さいことを確認した。 .また、環境保全対策がエ事のエ程に及ぼす影響は極 が今後のエ程に影響する可能性につい 調査の概要」) めて小さいことを確認した。 て示して頂きたい。 8 ・本年度より 、地質調査等を実施すること、それらの結果 を踏まえて、 必要に応じて設計等を行うこととしているこ とから、現時点では事業費には含まれていないことを確 任意の一定期間内におIナるダム対策委 員会等との意見交換や会議など地元の 意向で代替地の整備を進めていること を可能であれば数値で示されたい。 鉄道及び道路の切り替え手|煩を図示し て頂きたい。 25IpIが墨・月 :Ru月ロロlエー間( 地元議会や地元説明会等の出席等は、過去5年間の実績として、年平均125回程度であることに ついて確認した。 D 別紙12(JR吾妻線、国道 145号の供用状況イメージ (本体関連エ事施エ時) 他) ・ダム対策委員会等との意見交換や会蟻など地元の意 向で代替地の整備を進めていることについて実績を確認 し、逐次説明会等を開催していることを確認した。 ・付替国道は供用済みであることを確認した。 ・付替鉄道は本体エ事のエ程に影響を及ぼさないよう円 滑な切替に向けて、JRと協議の場を持つ等の状況を確 叉I閥 ・図面を提示され説明を受けた。 認した。 Ⅳ洪水調節に係る内容 No. 1 質問事項 ハツ場ダムの洪水調計画を見直す理 由、内容を示されたい。 現場確認事項 関東地整提供資料 別冊(ハツ場ダムの洪水調 節について) ゛■ 毒〆 調査結果 ツ。. ヨヨ爾 ハツ場ダム建設事業の検証等において、効率的に洪水を調節できるように、ハツ場ダムの洪水調 ・洪水調節計画の変更理由、変更に至った経緯について 冨十1コ 節計画を変更しており、その内容をハツ場ダムの建設に関する基本計画に反映させることを確認し 確認した。 た 。 ■・ずり!7 ■IフIC帝90【 、 洪水調節について、ハツ場ダムの建設される地点において、「計画高水流量3,900,3/sのうち ユ【Ⅲ DOOm3/Sのつ后2800,3/sの浜フK調勵 2,400,3/sの洪水調節を行う」から、「計画高水流量3,000,3/sのうち2,800,3/sの洪水調節を行う」 ・洪水調節計画の変更内容について確認した。 =、 に変更することを確認した. 八斗島地点の基本高水のピーク流量2 2,000,3/sは変わらないのに、何 別冊(ハツ場ダムの洪水調 故、ハツ場ダム地点の計画高水流量が 節について) 変わるのか。 2 '。 今回の洪水調節計画の変更は、利根 川・江戸川河11|整備計画見合いとして 3 いるのか。 ハツ場ダム建設事業の検証に係る検討において、降雨量等のデータを点検した上で、平成23年9月 に日本学術会議の評価を経た流出計算モデルを用い、河川砂防技術基準等に沿って検討した結 ・ハツ場ダム地点の計画高水流量について河川砂防技 術基準等に沿って検討されていることを確認した。 巣であることを確認した。 洪水調節計画の変更は、八斗島地点1/200年超過確率流量に対応したものであることを確認した。 ’| `’ 4 1J 5 6 1 洪水調節計画の見直しに伴い、放流量 が減量となっているが、放流設備も晃直 しとなるのか。 ・洪水調節計画の変更が、利根川水系河川整備基本方 針規模に対応していることを確認した。 「 --LE -・矛三・、 洪水調節計画は変更になるが、放流設備の設計の基となる最大放流量に変更はないため見直し は行わないことを確認した。 ・洪水調節計画の見直しに伴う放流設備の見直しは行わ ないことを確認した。 ハツ場ダム建設事業の検証等においては、ハツ場ダム地点の計画高水流量も考慮しつつ、ハツ場 計画高水流量が変わるのに、なぜ、現 別冊(ハツ場ダムの洪水調 ダムの洪水調節容量6,500万m3を前提として、効率的に洪水調節できるようにハツ場ダムの洪水調 ・洪水調節計画の変更に際し、 現行基本計画の治水容 行基本計画の治水容量6500万m3は 節について) 節計画を見直ししており、変更後のハツ場ダム基本計画においても、洪水調節容量は6,500万m3が 量6500万m3は変わらないこ とについて確認した。 変わらないのか。 必要であることを確認した。 今回の基本計画変更により、八斗島地 点でのハツ場ダムの効果量はどのよう になるのか。 河川整備計画における八斗島地点目標流量17,000,3/sに対する効果量は、八斗島地点で約 100,3/sから約1,800,3/sであることを確麗した。 ・洪水調節計画の変更後の八斗島地点でのハツ場ダム の効果量について確認した。