...

平成26年度 地球温暖化問題等対策調査 報告書

by user

on
Category: Documents
20

views

Report

Comments

Transcript

平成26年度 地球温暖化問題等対策調査 報告書
平成26年度 地球温暖化問題等対策調査
(環境報告書の効果的な情報発信に関する調査事業)
報告書
平成27年3月
リトルスタジオインク株式会社
目次
はじめに
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第1章「環境報告書プラザ」サイトの管理、運営及び更新 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1.1「環境報告書プラザ」サイトの運営、管理について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1.1.1 サイトの運営、管理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1.1.2 サーバーの運用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1.2 データの更新作業について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1.2.1 環境報告書収集及び更新作業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
1.2.2 企業個別情報の調査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
1.2.3 温室効果ガス項目データ調査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
1.2.4 英語版報告書情報収集作業 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
1.2.5 掲載企業リスト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
1.3 アクセス解析による考察 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
1.3.1 アクセス状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
1.3.2 アクセス解析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
1.4 コンテンツの追加 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
1.4.1 「環境情報を始めとする非財務情報に係る国際的な企業評価基準
(調査レポート)
」の追加 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
1.4.2 「統合報告書等の優良事例の紹介」ページの追加 ・・・・・・・・・・・・・・・・8
1.4.3 「環境報告書を読むためのキーワード」の追加 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
1.4.4 「投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関する
アンケート調査 2014(調査レポート)」の追加・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
第2章「環境報告書プラザ」に登録している企業を対象とした「環境報告書プラザ」に
関するアンケート調査 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
2.1 調査主旨・目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
2.2「環境報告書プラザ」に関するアンケート調査の概要(「環境報告書プラザ」
に登録している企業等を対象としたもの)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
2.3 アンケート調査の反映 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
第3章 投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査 ・・・・13
3.1 調査主旨・目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
3.2「投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査」
の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
3.3 アンケート調査の反映 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
参考資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
参考資料1 2014年度新規掲載企業名一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
参考資料2 主な問い合わせ内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
参考資料3「環境報告書プラザに関するアンケート」調査票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
参考資料4「環境報告書プラザに関するアンケート調査2014」結果報告書 ・・17
参考資料5「投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査」
の確認票 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
参考資料6「投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査
2014」結果報告書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
はじめに
企業や団体等(以下、「企業等」という。)事業活動に係る環境負荷・環境影響等の環境
情報や、幅広い社会的な貢献に関する活動の情報に対し、国民あるいは投資家・金融機関
からの関心が高まっており、多くの企業等がこうした情報を広く効率的に開示する一つの
手段として、環境報告書・CSR 報告書・サステナビリティ報告書等(以下、
「環境報告書等」
という。
)を発行している。
経済産業省は、これら企業等側が発信する情報を蓄積し、企業等担当者のみならず一般
国民に向けて広く公開する場を提供するためウェブサイト「環境報告書プラザ」を運営し
ている。
本事業では、
「環境報告書プラザ」を引き続き運営し、データの追加・更新作業を行うこ
とによって更なるデータベースの充実を図った。これにより、事業者及び市民・消費者等双
方が容易かつ機能的に、企業等が開示する情報や各主体による温暖化防止活動の情報にア
クセスできるよう、環境情報の共有化のための更なる効率的な基盤整備を図った。また、
自主的な環境情報・社会的な貢献等の情報の開示を進めようとする事業者の環境経営への
努力を促進した。
本報告書では、第1章で「環境報告書プラザ」の管理及び運営を、第2章で「環境報告
書プラザ」に登録している企業を対象とした「環境報告書プラザ」に関するアンケート調
査の概要を、第3章で投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査
の概要を、さらに参考資料として、第1章、第2章、第3章の詳細資料を掲載している。
1
第1章 「環境報告書プラザ」サイトの管理、運営及び更新
1.1 「環境報告書プラザ」サイトの運営、管理について
1.1.1 サイトの運営、管理
ウェブサイトのサーバーにおけるデータの改ざんの監視、アクセス解析を定期的に行い、
保守し、報告を行った。なお、本年度事業からは、日本警備保障株式会社(ALSOK)と「ホ
ームページ改ざん検知サービス」の契約を結び、1回/1日の頻度で改ざんチェックを行
い、ホームページのセキュリティ対策を強化した。また、経済産業省から随時、依頼・指
示のある「情報セキュリティ対策」に関して、確認および対策を行った。
不正なアクセスは拒否し、データの改ざんもなかった。また、「環境報告書プラザ」に関
する質問、更新依頼等、利用者の声に対応した。
1.1.2 サーバーの運用
昨年度と同等の性能のマシン及び回線を用意し、運用を行った。
・サーバースペック CPU: Intel Xeon X3430 2.40GHz(4 コア)
、メモリ: 4GB
・ハードディスク 250GB x 2 (RAID1)
・100Mbps 帯域保証のある回線に収容
1.2 データの更新作業について
1.2.1 環境報告書収集及び更新作業
2013年度までに、
「環境報告書プラザ」に掲載されている企業、団体に対して、「環
境報告書プラザに関するアンケート調査」を実施する際に、引き続き本サイトに掲載する
旨について連絡を行った。
新規企業の掲載に関しては、2013年度までに「環境報告書プラザ」に環境報告書等
を掲載しておらず、本年度(2014年度)に新規に環境報告書等を発行した企業等7社
について、郵送や電子メールにより掲載の同意を得るとともに、同意の得られた企業の環
境報告書等の掲載作業を行った。また、問い合わせフォームから新規掲載希望のあった企
業2社については、経済産業省からの指示に従って、新規掲載の手続きを進めた。結果、
新規企業の登録は9社となった。
(参考資料1参照)
更新作業は、環境報告書等の発行が本格的に始まる2014年7月末から2015年3
月末までに合計5回実施した。データベースの内容、及び更新内容の詳細については、別
添 の デ ー タ ベ ー ス の CSV フ ァ イ ル 「 corpinfo 」「 reports 」「 gasinfo 」「 industries 」
「organizations」を参照されたい。
なお、2014年度版の掲載企業数及び過去の掲載企業数の増加については、次の図表
1、図表2のとおりである。
2
図表1
各更新時における追加掲載企業数とその割合
更新月
追加掲載企業数
%
2014年7月末更新時
148社
17.9%
2014年9月末更新時
239社
28.8%
2014年11月末更新時
321社
38.7%
2015年1月末更新時
97社
11.7%
2015年3月末更新時
25社
2.8%
図表2
年度
掲載企業数の推移
2014年3月
2015年3月
時点の掲載企業数
時点の掲載企業数
2003年度
378社
376社
2004年度
480社
479社
2005年度
577社
577社
2006年度
681社
678社
2007年度
737社
736社
2008年度
746社
747社
2009年度
803社
802社
2010年度
785社
781社
2011年度
864社
864社
2012年度
856社
860社
2013年度
851社
859社
2014年度
―
830社
その他、本調査の更新作業では、企業のホームページから該当の環境報告書等の PDF フ
ァイルをダウンロードし、
報告書を収集しているが、
環境報告書等を PDF ファイルでなく、
HTML や電子ブック形式で報告している企業については HTML や電子ブック形式で公開
されているページの URL を掲載した。
報告書名については、環境報告書、CSR 報告書、サスティナビリティレポートのほか、
財務情報と非財務情報とを統合した「統合報告書(統合的な報告書)
」に移行する傾向がさ
らに進み、「統合報告書」
「アニュアルレポート」「○○○レポート」(○○○には社名が入
る)等へと名称や編集方針を変更する企業が多く見受けられた。今年度の調査として、「環
境報告書プラザ」の登録企業を対象とした「環境報告書プラザに関するアンケート」の結
果では、回答のあった企業の内 13.9%が「統合報告書」を発行しているとの結果も出てい
る(詳細は、第2章11ページを参照)
。企業の「統合報告書」発行の状況については、今
後も注目すべき点であると思われる。
3
データベースに企業名が登録されているにも関わらず、2014年度に環境報告書等の
発行が確認できなかった企業については、「親会社のみの発行に変更」、
「報告書の発行を取
りやめた」、「2015年3月時点でウェブ上において2014年度版の報告書が掲載され
ていない、もしくは未発行」等の理由があげられる。
1.2.2 企業個別情報の調査
企業個別情報に関しては、最新情報への更新として「資本金」、「売上高」、「従業員数」、
「発行月」を企業のウェブサイトの財務情報ページ及び環境報告書等に掲載されている情
報から収集した。
2014年度に企業名を変更した企業については、単なる社名変更の場合はデータベー
スファイル上の企業名を変更した。吸収合併等の理由により、企業自体がなくなったもの
等については、該当企業側からの削除依頼がない限り、情報は更新されないまま、備考欄
に「※統合等により、現在は存在しません。
」の一文を入れ、アーカイブデータとしてデー
タベースファイルにそのまま存続させている。
1.2.3 温室効果ガス項目データ調査
温室効果ガス排出量に関しては、図表3の10種類に関して環境報告書等から情報を収
集した。
図表3
温室効果ガスの調査項目(10種類)
・温室効果ガス(GHG)の総排出量(CO2 換算)
・CO2 排出量
・非エネルギー起源 CO2 排出量
・輸送に関する CO2 排出量
・その他温室効果ガス 5 種の総排出量(CO2 換算)
・CH4 排出量(CO2 換算量)
・N2O 排出量(CO2 換算量)
・HFC 排出量(CO2 換算量)
・PFC 排出量(CO2 換算量)
・SF6 排出量(CO2 換算量)
また、各温室効果ガス排出量におけるバウンダリに関して調査した。バウンダリに関す
る調査項目は図表4のとおりである。
4
図表4
バウンダリに関する調査項目
バウンダリ
範囲
エネルギー起源による分類
エネルギー起源のみ
非エネルギー起源を含む
データ収集範囲
全社を対象
特定工場等一部データを抽出
データ収集対象
自社単独データ
グループ企業データ
データ収集適用範囲
国内排出量のみを計上
海外排出分を含む
なお、本ウェブサイトのデータベース上、
「CO2 排出量」はひとつの枠しか設けられてい
ない。企業によっては、事業所別で公表する場合もあれば、単体とグループ別で公表して
いる場合、生産、研究、営業、オフィス等の業務分野別に公表している場合、スコープ1、
スコープ2、スコープ3とスコープ別に公表している場合など、その公表形態は全企業一
律というわけではない。また、企業の吸収合併等の統合による排出量の増加、排出量の計
測範囲の変更・拡大、クレジット取得による排出量の調整などの記載されている情報への
注記点も多い。
そこで、本年度も昨年度に引き続き、
「温室効果ガス」の排出量をクリックすると開くウ
ィンドウ枠内の「備考」欄に、温室効果ガス排出量の情報の留意点を記載するようにした。
詳しくは、別添納品データの「gasinfo」の列 O に留意すべき企業についてのすべての年度
における「備考欄」の記載があるので、そちらを参照されたい。
1.2.4 英語版報告書情報収集作業
登録企業に対するアンケート調査において、英語版の報告書の発行が確認された企業に
関して、英語ページにデータベースファイルを追加、更新した。2014年度版の英語ペ
ージへの掲載企業数については、図表5のとおりである。
図表5
英語版報告書 各更新時における追加掲載企業数とその割合
更新月
追加掲載企業数
%
2014年7月末更新時
10社
3.1%
2014年9月末更新時
77社
23.8%
135社
41.8%
2015年1月末更新時
85社
26.3%
2015年3月末更新時
16社
5.0%
2014年11月末更新時
5
1.2.5 掲載企業リスト
2009年度から各年度に掲載されている報告書を掲載企業リストとして、ウェブサイ
トのトップページに掲載している。現在掲載されているのは、2003年度から2014
年度までの各年度、および2002年度以前をまとめた計13のリストである。
1.3 アクセス解析による考察
1.3.1 アクセス状況
2014年4月~2015年2月までのアクセス数(PV 数)は、以下のとおりである。
計測ツールとしては、Google アナリティクスを利用している。
図表6
2014年度「環境報告書プラザ」アクセス数(PV 数)
年月
アクセス数(PV 数) 昨年度との比較(%)
2014年4月
7,367
―
2014年5月
8,160
―
2014年6月
11,172
―
2014年7月
11,992
―
2014年8月
11,820
―
2014年9月
10,897
―
2014年10月
10,789
58.5%
2014年11月
10,860
64.3%
2014年12月
13,994
173.3%
2015年1月
11,887
119.8%
2015年2月
7,082
120.3%
【語注:PV数(ページビュー)】
閲覧されたページの合計数。同じページが繰り返し表示された場合も集計される。
6月、7月、8月のアクセス数が多い理由は、登録企業に対してアンケート実施期間中
であるためと思われる。
(
「第2章 「環境報告書プラザ」に登録している企業を対象とし
た「環境報告書プラザ」に関するアンケート調査」参照)
また、12月のアクセス数が多い理由は、投資家等を対象に、「環境報告書プラザ」の周
知活動と共に ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査を実施したためと思われる。
(
「第3章 投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査」参照)
なお、昨年度事業内の2013年9月30日に英語版サイトの全面リニューアルと同時
期に、英語版、日本語版のデータベース構造を一元化する改修を行った。そのため、検索
6
を行う場合、カウント方法のロジックの変更が加わり、2014年4月〜2014年9月
までは、昨年度のPV 数と同一条件での比較ができないため、図表6内の「昨年度との比較
(%)」欄は未記入としている。
図表7
2014年度「環境報告書プラザ」のアクセス数(PV 数)推移
1.3.2 アクセス解析
ページビュー以外に関するアクセス解析では、全体のセッション(※)の 60.4%が検索
エンジン経由となり、26.8%は直接(「お気に入り」や「ブックマーク」などから)の訪問
であり、12.5%が他のウェブサイト経由の訪問となる。
なお、ウェブサイトのページコンテンツの閲覧率の上位5位は、次の図表8のとおりで
ある。
「企業による検索」が最も多く利用されている機能であることが分かる。
図表8 ページコンテンツの閲覧率上位5位
1位
企業による検索【日本語】
31.23%
2位
企業個別情報【日本語】
25.77%
3位
環境報告書プラザトップページ【日本語】
13.30%
4位
温室効果ガスに基づく検索【日本語】
9.84%
5位
お役立ち情報(目次ページ)【日本語】
2.80%
【語注:セッション】
ユーザーがウェブサイトを訪れてから、離脱するまでの一連の行動をまとめた単位。
Google アナリティクスの場合、下記のようにセッションを計測している。
①30 分以上ユーザー行動がない場合、タイムアウトになり、新たなセッションとなる。
7
②その日の終わり日付が変わるタイミングで自動的に新たなセッションとなる。
③以下のトラフィックが示すデータのどれかが変わった時。
utm_source, utm_medium, utm_term, utm_content, utm_id, utm_campain, gclid
1.4 コンテンツの追加
1.4.1 「環境情報を始めとする非財務情報に係る国際的な企業評価基準(調査レポー
ト)」の追加
経済産業省からの依頼を受けて、①「平成 25 年度 地球温暖化問題等対策調査(環境情
報を始めとする非財務情報に係る国際的な企業評価基準に関する調査事業)報告書(概要)
」
②「平成 25 年度 地球温暖化問題等対策調査(環境情報を始めとする非財務情報に係る国
際的な企業評価基準に関する調査事業)報告書(全文)」の2種類の報告書(PDF)を「お
役立ち情報」内に掲載した。
1.4.2 「統合報告書等の優良事例の紹介」ページの追加
非財務情報を扱った報告書(例:
「環境報告書」
「CSR レポート」等)と、財務情報を扱
った報告書とを統合した報告書を作成する企業が増えてきていることを受け、
「統合報告書
(統合的な報告書)
」の優良事例を取り上げ、企業の作成担当者に対し、従来の報告書作成
との違い、作成にあたって重視すべき点について取材し、取材記事を「お役立ち情報」内
に掲載した。コーナータイトルは、
「統合報告書等の優良事例の紹介」である。
図表9「統合報告書等の優良事例の紹介」の取材先
企業名
報告書の名称
1
株式会社ローソン
ローソン統合報告書
2
日本郵船株式会社
NYK レポート
3
オムロン株式会社
統合レポート
4
ANA ホールディングス株式会社
アニュアルレポート
5
伊藤忠商事株式会社
アニュアルレポート
8
図表10「統合報告書等の優良事例の紹介」画面の一例
9
1.4.3 「環境報告書を読むためのキーワード」の追加
「環境報告書を読むためのキーワード」コーナーに、環境報告書に頻出する用語、重要
な用語として、
「日本版スチュワードシップ・コード」と「マテリアリティ」の2語を新た
に追加した。
「環境報告書プラザ」サイト改善のための調査として、登録企業に対するアン
ケート調査を実施したが(第2章参照)
、追加した用語の選定にあたっては、利用者の要望・
意見を考慮した。ただし、アンケートの回答には、「環境報告書を読むためのキーワード」
にすでに掲載されている用語をあげているケースも多く、コンテンツ内には重要なキーワ
ードが網羅されつつあると考えられる。
なお、解説は、
「日本版スチュワードシップ・コード」は北川哲雄氏(青山学院大学大学
院国際マネジメント研究科教授)
、
「マテリアリティ」は NPO 法人サステナビリティ日本フ
ォーラムに依頼した。
1.4.4 「投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査 2014
(調査レポート)
」の追加
「投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査」(第3章「投資家
等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査」参照)の報告書について、
①概要版、②全文の2種類の報告書(PDF)を「お役立ち情報」内に掲載した。
10
第2章 「環境報告書プラザ」に登録している企業を対象とした「環境報告書プラザ」に
関するアンケート調査
2.1 調査主旨・目的
環境報告書プラザの利便性向上のために、環境報告書等を掲載している企業等に対して、
本ウェブサイトの利用状況、改善要望の把握等についてアンケートを行った。また、
「統合
報告書(統合的な報告書)
」を発行する企業が増えている傾向を鑑み、本年度は「統合報告
書(統合的な報告書)
」の発行状況や、金融行動の意識の把握等についてのアンケートも行
った。アンケートで収集した内容は、ウェブサイト上で公表するとともに、適宜、ウェブ
サイトに反映した。
2.2 「環境報告書プラザ」に関するアンケート調査の概要(「環境報告書プラザ」に登
録している企業等を対象としたもの)
■目的:ウェブサイト「環境報告書プラザ」に環境報告書等を掲載している企業の環境報
告書プラザの利用状況および改善の要望、各社での環境報告書等の作成の方針、
「統合報告
書」発行の状況、環境報告書等と金融行動の意識、環境コミュニケーション活動に関する
意識等の把握
■調査期間:2014年6月13日~2014年8月25日
■調査対象:環境報告書等掲載企業(898社にアンケート用紙を郵送)
■調査方法:郵送による依頼。回答は郵送またはウェブフォームのいずれか選択可
■調査項目:
①「環境報告書プラザ」の利用頻度
②「環境報告書プラザ」の利用目的
③「環境報告書プラザ」の利用頻度の高い項目(検索機能)
④「環境報告書プラザ」の利用頻度の高い項目(検索機能以外のコンテンツ)
⑤「環境報告書プラザ」で今後取り上げてほしい内容、執筆者等
⑥「環境報告書プラザ」内の「環境報告書を読むためのキーワード」で扱ってほしい
用語に関して
⑦「環境報告書プラザ」の英語ページで利用頻度の高いコンテンツ
⑧環境報告書等を、誰を対象に作成しているかに関して
⑨環境報告書等の記載の中で、特に重視しているポイント
⑩環境報告書等に類する「報告書」類として、どのようなものがあるかに関して
⑪「統合報告書」発行の動向・状況に関して
⑫「統合報告書」を発行する場合に考えられるメリット
⑬「統合報告書」を発行する場合に考えらえるデメリット
⑭報告書作成にあたって参考にしているガイドライン等
⑮環境報告書等を、ESG 投資家等を意識して作成しているかどうかに関して
11
⑯-A ESG 投資家等に訴求するために、特に重視している項目
⑯-B ESG 投資家等に訴求するために、特に留意していること
⑰環境コミュニケーションで重視していることに関して
■回収状況:郵送方式による回収数は147社、ウェブアンケートによる回収数は276
社となり、回収率は約 47.1%となった。
(図表11)
図表11
回収数の内訳
区分
回収数
郵送方式
147
ウェブアンケート
276
合計
423
2.3 アンケート調査の反映
アンケート調査は、集計、分析を行った上で、PDF データの形式でウェブサイトに公表
を行った。
また、「環境報告書を読むためのキーワード」で扱ってほしい用語に関して(問6)、調査
の結果を加味し、追加する用語(2語)の選定を行った(第1章「1.4.3『環境報告
書を読むためのキーワード』の追加」参照)
。
12
第3章 投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査
3.1 調査主旨・目的
投資に際して、ESG などの非財務情報を重視しているかどうかの「ESG 投資」に関する
意識・状況の把握及び投資に際して、財務情報と非財務情報の統合的な報告あるいは統合
報告書をどの程度活用しているかなどの利活用状況の把握を目的にアンケートを実施した。
アンケートで収集した内容は、報告書としてとりまとめ、ウェブサイト上に公表した。ま
た、アンケート回答者の希望者に、報告書公表の旨をメールにて通知した。
3.2 「投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査」の概要
■目的:投資に際して、ESG などの非財務情報を重視しているかどうかの「ESG 投資」に
関する意識・状況の把握及び投資に際して、財務情報と非財務情報の統合的な報告あるい
は統合報告書(以下「統合報告書」という。
)をどの程度活用しているかなどの利活用状況
の把握
■調査期間:2014年10月16日~2014年12月24日
■調査対象:投資家等(年金基金等のアセットオーナー、運用機関等)(95社にアンケー
トを郵送)
■調査方法:郵送による依頼。回答はウェブフォーム
■調査項目:
①投資で重視している点
②投資に際して ESG 情報を重視しているかどうか
③ESG 情報を重視する理由
④全てのファンドに対し、ESG 情報を活用しているかどうか
⑤ESG 情報を重視しない理由
⑥「ESG 投資」の視点から重視しているイニシアティブ
⑦ESG 情報をどのように収集しているか
⑧投資の参考資料等として、統合報告書を活用しているかどうか
⑨統合報告書をどのように活用しているか
⑩実際にどのような企業の報告書をどのように活用しているか
⑪統合報告書の非財務情報の内、どの部分を重視して見ているか
⑫投資家の視点から、統合報告書はどのような情報開示を行うべきと考えるか
⑬海外と比較した場合、統合報告書において質的に不足しているなど違いを感じる点
⑭ESG 投資の視点からの、日本企業の統合報告書の望ましい内容・あり方について
13
■回収状況:回収数29社(回収率 30.5%)
(資産運用残高の合計 200 兆円以上1 から回答を得た)
3.3 アンケート調査の反映
アンケート調査は、集計、分析を行った上で、PDF データの形式で全文と、経済産業省
より支給された概要版の2種類をウェブサイト「お役立ち情報」内に公表を行った。
29 社のうち、各社公表資料から集計可能な金額の合計。保険会社、銀行については有価
証券保有額。平成 25 年度末現在。
)
1
14
参考資料
参考資料1 2014年度新規掲載企業名一覧
2013年度時点で「環境報告書プラザ」に未掲載で、2014年度に環境報告書等を発
行したことをホームページ上で確認した企業39社、及びお問い合わせフォームから新規
掲載の希望のあった企業2社の計41社に新規掲載許可の連絡(書面、電子メールのいず
れか、もしくは併用)を行い、新規掲載の許可を得た企業は次の9社となる。
図表12
2014年度新規掲載企業名一覧
企業名
大塚ホールディングス株式会社
中国塗料株式会社
株式会社デサント
平田機工株式会社
新生ホームサービス株式会社
CDK 株式会社
JBCC ホールディングス株式会社
大同メタル工業株式会社
東邦チタニウム株式会社
15
参考資料2 主な問い合わせ内容
本年度事業において、
「環境報告書プラザ」への問い合わせフォーム、及び問い合わせ専
用メールアドレスから、主にサイト掲載企業、新規掲載依頼企業の立場からのお問い合わ
せが寄せられ、それぞれ経済産業省と相談し、対応した。
図表13
問い合わせフォーム・問い合わせ専用メールアドレスからの質問等
質問者の立場
サイト掲載企業
主な質問
・2014年度の報告書を発行したので、追加してほしい。
・企業個別情報(売上高、従業員数、URL、住所、担当者等)の表
示を更新・変更してほしい。
・既刊の報告書 PDF に誤植があったため、改訂版に差し替えてほ
しい。
・環境報告書の発行をとりやめたので、データベース登録から削除
してほしい。
・英語版報告書を発行しているので、英語ページにも掲載を行って
ほしい。
(これまで英語ページ未掲載の企業)
・社名を変更したので、新社名に修正してほしい。
・今後、報告書に第三者検証・意見の掲載を検討しているが、適任
者を教えてほしい。
・スコープ3についての算出方法を教えてほしい。
新規掲載依頼企業
・「環境報告書プラザ」に当社の報告書を掲載したいが、掲載方法
を教えてほしい。
・掲載費がかかるかどうか教えてほしい。
16
参考資料3「環境報告書プラザに関するアンケート」調査票
別添資料を参照。
参考資料4「環境報告書プラザに関するアンケート調査2014」結果報告書
別添資料を参照。
17
参考資料5「投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査」の確認
票
別添資料を参照。
参考資料6「投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査2014」
結果報告書
別添資料を参照。
18
参考資料3
平成26年6月吉日
環境報告書作成ご担当部
御中
調査主体:経済産業省 産業技術環境局
環境政策 課
環境調和産業推進室
調査請負:リトルスタジオインク 株式会社
ウェブサイト「環境報告書プラザ」情報更新のお知らせと
アンケートのお願い
拝啓
時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
経済産業省では、環境経営・環境ビジネス支援施策の一つとして、わが国企業各社の「環境報
告書等( * 環境報告書は各企業でCSR報告書、サステナビリティ報告書 等と名称が異なりますが、
本事業ではそれらを総称して「環境報告書」と呼びます。)」を収集し、インターネットで公開す
る「環境報告書プラザ」を2003年に開設し、現在約9 00社の報告書を公開しております。
(「環境報告書プラザ」のURL:http://www.ecosearch.jp/)
本状は、「環境報告書プラザ」に環境報告書の掲載にご協力 頂いている企業各社(独立行政法
人、国立大学法人、一部の自治体も含む)に送付させて頂いております。2014年度におきま
しても貴社の「環境報告書」をウェブサイト「環境報告書プラザ」にて収録 、公開させて頂く事
をご通知させていただく次第です。なお、2014年度の環境報告書の「環境報告書プラザ」へ
の更新時期につきましては、本紙の3ページ目をご覧ください。
もし「環境報告書プラザ」をご存じない、あるいは閲覧されたことがないようでしたら、ぜひ
一度ご参照くださいますようお願い申し上げます。
また、以下のアンケート調査につきましても、貴社にご協力頂きたく、重ねてお願い申し上げ
ます。
●「アンケート調査」へのご協力のお願い
「環境報告書プラザ」の改善及び環境報告書作成ご担当者等のニーズを把握するため、アンケ
ートを実施させて頂きます。アンケートは集計のうえ、企業名や担当者名等が特定できない形で
の統計情報として、「環境報告書プラザ」サイトに掲載させて頂く予定です。
アンケートの冒頭に「貴社の概要」として、「標準産業分類」「環境報告書等の発行時期」 等に
ついてもお伺いしておりますので、ご記入の程、よろしくお願い申し上げます。
※アンケートは「貴社の概要」から始まり、設問は問1から問17までとなります。
用紙は、1ページ~7ページとなります。
裏面に続く
<ご挨拶状1>
下記、同封物につきましてご確認ください。
同封物
●ウェブサイト「環境報告書プラザ」情報更新のお知らせとアンケートのお願い(本紙)
・本紙3ページ目:2014年度「環境報告書プラザ」更新時期のご案内
●アンケート用紙
1ページ~7ページ
・1ページ〜2ページ=貴社の概要(1)(2)
・3ページ~7ページ=アンケートの設問
問1~問17
●返信用封筒
●「環境報告を始めとする非財務情報に係る国際的な企業評価基準について」のご案内
・経済産業省による調査報告書。日本企業が ESG 投資家から高い評価を受けるために、どの
ような情報開示や投資家とのコミュニケーションの取組が求められているかを考察したもの
です(2014 年3月公表)。報告書作成等にあたって、ご参考となれば幸いです。
報告書の全文は環境報告書プラザからご覧いただけます。
https://www.ecosearch.jp/ja/usefulinfo.html
回答方法と、ご提出いただきたいもの
回答方法は、ウェブサイトもしくは返信用封筒による郵便のいずれかでお願い致します。
ご提出いただきたいものは、下記となります。
●アンケート用紙
1ページ~7ページ
◎アンケート用のウェブサイト URL は、下記となります。
http://www.ecosearch.jp/ ●●●●●●●●●● /
アンケート用のウェブサイトに入るには、ID と PASS ワードが必要です
ID: ●●●●●●●●●
PASS:
●●●●
アンケートの回答期間
本調査表は、 2014年8月8日(金)まで にご回答くださいますようお願いいたします。
ご不明の点等がございましたら、下記までお問い合わせください。
以上、ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
【本調査に関する連絡先】
リトルスタジオインク 株式会社
TEL:●●-●●●●-●●●●
環境報告書プラザ担当:●●(●●)、●●(●●●●)
FAX:●●-●●●●-●●●●
電子メール: ●●●●●● @ ●●●●●●●●●●
※お問い合わせは、できるだけメールにてお願いいたします。
2011年度「環境報告書プラザ」更新時期のご案内
【調査委託元】
経済産業省 産業技術環境局
環境政策 課
環境調和産業推進室
次ページに続く
<ご挨拶状2>
2014年度「環境報告書プラザ」更新時期のご 案内
2014年度の「環境報告書プラザ」の報告書の更新時期は、次のとおりです。各企業様の発
行時期に合わせて、情報更新を実施いたします。また、
「環境報告書プラザ」に掲載されている貴
社の URL アドレスの更新、企業情報等の追加・修正等がございましたら、下記のメールアドレス
にご連絡ください。ご依頼の内容により、以下のように修正の対応をさせていただきます。
①報告書の更新(追加、削除、差し替え等)に関するご依頼
下記の「報告書の更新スケジュール」に合わせて、対応をさせていただきます。
②報告書の更新以外の企業個別情報の修正のご依頼
毎月月末に更新を行います。修正ご希望の場合は、その月の15日までに(15日が土
日祝日の場合は、その前の営業日までに)、ご連絡ください。
●報告書の更新スケジュール
【2014 年度第 1 回の更新】※ 本 年 度の 企 業個 別 情報 の 修 正反 映 の 初 回 も、この 日 程 とな ります。
2014 年 6 月末までの発行企業
2014 年 7 月末に 2014 年版の情報に更新予定
【2014 年度第 2 回の更新】
2014 年 8 月末までの発行企業
2014 年 9 月末に 2014 年版の情報に更新予定
※ 9 月末のウェブサイトの更新に合わせて、貴社の報告書更新に関する
ご対応を実施いたします。
9 月 5 日(金)までに 下記のメールアドレスまでご連絡ください。
【2014 年度第 3 回の更新】
2014 年 10 月末までの発行企業
2014 年 11 月末に 2014 年版の情報に更新予定
※ 11 月末のウェブサイトの更新に合わせて、貴社の報告書更新に関す
るご対応を実施いたします。
11 月 7 日(金)までに 下記のメールアドレスまでご連絡ください。
【2014 年度第 4 回の更新】
2014 年 12 月末までの発行企業
2015 年 1 月末に 2014 年版の情報に更新予定
※ 1 月末のウェブサイトの更新に合わせて、貴社の報告書更新に関する
ご対応を実施いたします。
1 月 9 日(金)までに 下記のメールアドレスまでご連絡ください。
【2014 年度第 5 回の更新】
2015 年 2 月末までの発行企業
2015 年 3 月末に 2014 年版の情報に更新予定
※ 3 月末のウェブサイトの更新に合わせて、貴社の報告書更新に関する
ご対応を実施いたします。
3 月 6 日(金)までに 下記のメールアドレスまでご連絡ください。
環境報告書プラザ
問い合わせメール:
●●●●●●@●●●●●●●●●●
<ご挨拶状3>
次のページより
「アンケート調査」 ご協力のお願いとなります
●アンケートは、
「貴社の概要」から始まり、設問は問1~問17 までとなります。
ページは、1ページ~7ページです。
● 回答方法は、ウェブサイト又は返信用封筒による郵便 のいずれかでお願いいたし
ます。
◎アンケート用のウェブサイト URL は、下記となります。
http://www.ecosearch.jp/ ●●●●●●●●●● /
アンケート用のウェブサイトに入るには、ID と PASS ワードが必要です
ID:
●●●●●●●●●
PASS: ●●●●
●ご回答の期間は、2014年8月8日(金)までとなります。
●本調査のご不明点は、●●●●●●@●●●●●●●●●●(リトルスタジオインク株式会社
担当:●●(●●)、●●(●●●●))までご連絡ください。
【個人情報に関する取扱い】
本調査 によっ て収 集した 個 人情報 は、経 済産 業省 産 業 技術環 境局環 境政 策課 環 境 調和産 業推進 室 の 監督の も と、
リトルス タジ オイン ク株式 会社にて 個人 情報を 保護す ることに 細心 の注意 を払い ます。また、本調査 と経済 産業
省「環境 報告 書プラ ザ」の 調査・情 報収 集以外 の目的 には利用 いた しませ ん。
<ご挨拶状4>
【アンケート回答期間】
2014年8月8日(金)まで
アンケートはウェブからも回答可能です
※アンケートは両面印刷です※
http://www.ecosearch.jp/ ●●●●●●●●●●/
貴社の概要(1)
※①②③に関して網かけ部分をご記入ください。
①貴社名
②所属部署
③業種分類
(下記の表から当てはまる番号
を選んでください)
※表 統計局 平成19年度改訂(第12回改定) 標準産業分類をもとに分類
(参考) http://www.stat.go.jp/index/seido/sangyo/19index.htm
※ウェブサイト「環境報告書プラザ」上で業務分類は網かけ部分に基づく分類を行っています。
大分類
農業、林業、漁業
鉱業、採石業、砂利採取業
建設業
製造業
電気・ガス・熱供給・水道業
中分類
食品製造業
飲料・たばこ・飼料製造業
繊維工業
木材・木製品製造業(家具を除く)
家具・装備品製造業
パルプ・紙・紙加工製造業
印刷・同関連業
化学工業
石油製品・石炭製品製造業
プラスチック製品製造業(別掲を除く)
ゴム製品製造業
なめし革・同製品・毛皮製造業
窯業・土石製品製造業
鉄鋼業
非鉄金属製造業
金属製品製造業
はん用機械器具製造業
生産用機械器具製造業
業務用機械器具製造業
電子部品・デバイス・電子回路製造業
電気機械器具製造業
情報通信機械器具製造業
輸送用機械器具製造業
その他の製造業
電気業
ガス業
熱供給業
水道業
情報通信業
運輸業、郵便業
卸売業、小売業
金融業、保険業
不動産業、物品賃貸業
学術研究、専門・技術サービス業
宿泊業、飲食サービス業
生活関連サービス業、娯楽業
教育、学習支援業
医療、福祉
複合サービス事業
サービス業(他に分類されないもの)
公務
その他
1 ページ
番号
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
43
44
45
【アンケート回答期間】
2014年8月8日(金)まで
アンケートはウェブからも回答可能です
※アンケートは両面印刷です※
http://www.ecosearch.jp/ ●●●●●●●●●●/
貴社の概要(2)
※Aは回答欄、B, CもしくはDに関して網かけ部分をご記入ください。
A:
貴社は以下のいずれに該当しますか。当てはまるものに○を付けてください。
回答
選択肢
①上場企業
②非上場企業
③その他(公益法人、国立大学法人、独立行政法人、株式会社以外の法人)
B:
日本語版の環境報告書の発行時期:
2014年度の貴社の日本語の環境報告書(CSR報告書、サステナビリティレポート等を含む。
以下、「環境報告書等」という。)の発行時期(予定)について教えてください。
年
月
発行予定
C:
英語版の環境報告書等の発行時期:
「環境報告書プラザ」に、すでに英語版を掲載している企業等の方は、2014年度の貴社の
英語版の環境報告書等(CSR報告書、サステナビリティレポート等を含む)の発行時期(予定)
について教えてください。(→該当しない方は、Dにお進みください)
年
月
発行予定
D:
英語版の環境報告書等が、「環境報告書プラザ」に未掲載の企業等の方:
貴社で英語版の環境報告書等を発行しているものの、「環境報告書プラザ」には掲載を行っていない
企業等の方で、本年度より掲載開始を希望される場合は、下記にご記入をお願いいたします。
(※掲載を希望されない方、あるいは、英語版の報告書を発行していない企業の方は、
ご記入は不要です)
□ 「環境報告書プラザ」に、当法人の英語版報告書の掲載を許諾します。
(※許諾する場合は、□にチェックをお願いいたします)
ご担当者の方に、掲載情報の確認を行うため、委託事業先より連絡をさせていただきます。
ご担当者のお名前と連絡先をご記載ください。
ご担当者 お名前
電話番号(直通番号)
メールアドレス
2 ページ
【アンケート回答期間】
2014年8月8日まで
アンケートはウェブからも回答可能です
http://www.ecosearch.jp/ ●●●●●●●●●●/
■「環境報告書プラザ」の利用状況および改善に関して
問1:
「環境報告書プラザ」を利用していますか。利用している場合、
どの程度の頻度で利用していますか。当てはまるものに○を付けてください。
回答
選択肢
①1週間に数回
②1カ月に数回
③1年間に数回
④ほとんど見ない
⑤今回が初めて
問2:
あなたは、どのような目的でこのサイトを利用していますか。
今回初めてご覧になった方は、今後どのように利用できるとお考えですか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①環境報告書を作成する参考にするため
②環境に対する他企業や業界の取組状況を知るため
③調査研究のため
④その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問3:
「環境報告書プラザ」の中で、利用頻度の高い「検索」項目は何ですか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①企業による検索
②キーワード検索
③温室効果ガスに基づく検索
④環境効率指標で検索
⑤検索は利用していない
「環境報告書プラザ」(日本語版)内で、よく閲覧しているコンテンツ(「検索」項目以外)
は何ですか。当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
問4:
回答
選択肢
①お役立ち情報内「環境情報を始めとする非財務情報に係る国際的な企業評価基準(調査レポート)」
②お役立ち情報内「日本の環境報告書の歴史と現在」
③お役立ち情報内「環境報告書の優良事例の紹介」
④お役立ち情報内「海外のCSR動向ウォッチング」
⑤お役立ち情報内「環境報告書を読むためのキーワード」
⑥お役立ち情報内「環境報告書/CSRレポートを読む・書くためのポイント」
⑦環境報告書関連情報(リンク集)
⑧アンケート結果
⑨その他(自由記入):具体的にご記入ください。
3 ページ
【アンケート回答期間】
2014年8月8日まで
問5:
アンケートはウェブからも回答可能です
http://www.ecosearch.jp/ ●●●●●●●●●●/
「環境報告書プラザ」では、問4の選択肢のコンテンツに加え、さらにコンテンツを充実
させたいと考えています。今後取り上げてほしい内容、執筆者など、具体的にご記載くだ
さい。(自由記入)
回答
問6:
「環境報告書プラザ」の「環境報告書を読むためのキーワード」をさらに充実させたい
と考えています。取り上げてほしい用語を具体的にご記入ください。(自由記入)
回答
問7:
回答
「環境報告書プラザ」の英語ページの内、よく閲覧しているコンテンツは何ですか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
選択肢
①Search by company
②Search by greenhouse gas data
③Useful information
④Links
⑤Key-word search
⑥英語ページは閲覧していない
⑦その他(自由記入):具体的にご記入ください。
■貴社の環境報告書等の方針に関して
問8:
貴社の環境報告書等は、特に誰を対象に作成していますか。当てはまるものについて、
回答欄に、優先度の高い順番に、1、2、3・・・と、数字で順位をご記入ください。
回答
選択肢
①既存の株主
②投資家一般
③ESG投資家/ESG情報調査・評価機関*
④従業員
⑤取引先の企業
⑥一般の消費者・顧客
⑦地域住民
⑧学生・就職活動者
⑨環境分野の専門家
⑩その他(自由記入):具体的にご記入ください。
*財務情報に加え、ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:企業統治)情報を投資判断に組み込む投資家及び
ESG情報を調査・評価しESG投資家に提供する機関
4 ページ
【アンケート回答期間】
2014年8月8日まで
アンケートはウェブからも回答可能です
http://www.ecosearch.jp/ ●●●●●●●●●●/
問9:
貴社が、環境報告書等の記載の中で、特に重視しているポイントは何でしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①その年の特集
②トップメッセージ
③ガバナンス・コンプライアンス
④職場環境づくり(人材育成、ダイバーシティ、ワークライフバランス等)
⑤環境経営・環境マネジメント
⑥地球温暖化防止
⑦資源の有効活用
⑧生物多様性保全
⑨社会貢献活動
⑩ステークホルダーとの対話
⑪経営情報・財政状況
⑫その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問10:
貴社で発行している環境報告書等に類する「報告書」類には、どのようなものがあり
ますか。当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①環境報告書
②環境・社会報告書
③CSRレポート/CSR報告書
④サステナビリティレポート
⑤統合報告書
⑥その他(自由記入):具体的にご記入ください。
問11:
企業の財務情報と、経営戦略、ガバナンス、環境・社会への配慮などの非財務情報を
まとめた報告書である「統合報告書」を発行する動きがあります。
貴社では、「統合報告書」の発行について、どのように考えていますか。
当てはまるものに○を付けてください。
回答
選択肢
①現在の報告書から、「統合報告書」への移行を具体的に検討/予定している
②調査や検討は行っているが、発行するかどうかは未定
③発行の予定・計画は今のところなく、検討も行っていない
④すでに「統合報告書」を発行している
⑤その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
5 ページ
【アンケート回答期間】
2014年8月8日まで
アンケートはウェブからも回答可能です
http://www.ecosearch.jp/ ●●●●●●●●●●/
問12:
「統合報告書」を発行する場合、貴社にとって、どのようなメリットがあると考えられますか。
当てはまるものに○を付けてください。(未発行の企業の方も、どのようなメリットが
あると考えられるかお答えください。)(複数回答可)
回答
選択肢
①制作コストの削減
②制作時間の削減
③情報が一冊にまとまり、ステークホルダーに情報が提供しやすい
④各種報告書作成部署の統廃合による組織のスリム化
⑤その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問13:
「統合報告書」を発行する場合、貴社にとって、逆にどのようなデメリットがあると考え
られますか。当てはまるものに○を付けてください。(未発行の企業の方も、どのような
デメリットがあると考えられるかお答えください。)(複数回答可)
回答
選択肢
①一冊にまとめるために、かえって編集が難しくなる
②一冊にまとめるために、情報の取捨選択が必要になり、十分な情報が盛り込めなくなる
③「統合報告書」作成のノウハウが十分でないため、作成担当者の負担が増す
④「統合報告書」作成のノウハウが十分でないため、すぐに時間・コスト削減にはならない
⑤その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問14:
貴社が、報告書を作成するにあたって参考にしているガイドライン等はありますか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①環境省ガイドライン
②GRI
③IIRC
④ISO26000
⑤業界団体のガイドライン
⑥ガイドラインは特に参考にしていない
⑦その他(自由記入):具体的にご記入ください。
6 ページ
【アンケート回答期間】
2014年8月8日まで
アンケートはウェブからも回答可能です
http://www.ecosearch.jp/ ●●●●●●●●●●/
■貴社の環境報告書等と金融行動、環境コミュニケーションに関して
問15:
貴社の環境報告書等は、ESG投資家等を意識して作成されているでしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。
回答
選択肢
①大いに意識して作成している→問16、問17にお進みください
②多少意識して作成している→問16、問17にお進みください
③意識して作成していない→問17にお進みください
④わからない→問17にお進みください
問16-A: 問15で、①②を選んだ方にお伺いします。貴社の環境報告書等は、ESG投資家等に
訴求するために、特にどのような項目を重視しているでしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①地球温暖化防止
②省資源・廃棄物問題
③環境以外の非財務情報(児童労働などの社会問題、企業統治等)
④その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問16-B: 問15で、①②を選んだ方にお伺いします。貴社の環境報告書等は、ESG投資家等に
訴求するために、環境報告書等の作成に際し、特にどのようなことに留意しているでしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
①財務情報と環境(あるいは社会、ガバナンス)情報を関連づけて記載すること
②環境(あるいは社会、ガバナンス)情報と自社の経営戦略を結びつけて記載すること
③自社が重視する情報(KPI)に特化した記載とすること
④網羅的に情報公開すること
⑤その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問17:
貴社の環境コミュニケーションで重視しているのは、どのようなことでしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①環境報告書の充実化
②新聞・テレビ等のマスメディアを使った一般ユーザーへの訴求
③地域活動に参加する等、地域社会・地域住民への貢献
④ステークホルダーダイヤログなどを通じた直接的な対話
⑤環境関連イベントや展示会での情報発信
⑥その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
~ご協力、ありがとうございました~
7 ページ
参考資料4
環境報告書プラザに関するアンケート調査2014
結果報告書
2015 年 1 月
経済産業省 産業技術環境局
環境政策課 環境経済室
目次
1.
「環境報告書プラザ」に関するアンケート調査の概要 ・・・・・・・・・・・・・1
2.アンケート調査結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
総括
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
【1部】
「環境報告書プラザ」の利用状況等について ・・・・・・・・ ・・・・・・・6
【2部】報告書の形態と作成方針・主なターゲットについて ・・・・・・・・・・・12
3.参考:「環境報告書プラザ」に関するアンケート調査票 ・・・・・・・・・・・・32
1.「環境報告書プラザ」に関するアンケート調査の概要
■目的:ウェブサイト「環境報告書プラザ」に環境報告書等を掲載している企業の環境報
告書プラザの利用状況および改善の要望、各社での環境報告書等の作成の方針、
「統合報告
書」発行の状況、環境報告書等と金融行動の意識、環境コミュニケーション活動に関する
意識等の把握
■調査期間:2014 年 6 月 13 日~2014 年 8 月 25 日
■調査対象:環境報告書等掲載企業(898 社にアンケート用紙を郵送)
■調査方法:郵送による依頼。回答は郵送またはウェブフォームのいずれか選択可
■調査項目:
①「環境報告書プラザ」の利用頻度
②「環境報告書プラザ」の利用目的
③「環境報告書プラザ」の利用頻度の高い項目(検索機能)
④「環境報告書プラザ」の利用頻度の高い項目(検索機能以外のコンテンツ)
⑤「環境報告書プラザ」で今後取り上げてほしい内容、執筆者等
⑥「環境報告書プラザ」内の「環境報告書を読むためのキーワード」で扱ってほしい
用語に関して
⑦「環境報告書プラザ」の英語ページで利用頻度の高いコンテンツ
⑧環境報告書等を、誰を対象に作成しているかに関して
⑨環境報告書等の記載の中で、特に重視しているポイント
⑩環境報告書等に類する「報告書」類として、どのようなものがあるかに関して
⑪「統合報告書」発行の動向・状況に関して
⑫「統合報告書」を発行する場合に考えられるメリット
⑬「統合報告書」を発行する場合に考えらえるデメリット
⑭報告書作成にあたって参考にしているガイドライン等
⑮環境報告書等を、ESG 投資家等を意識して作成しているかどうかに関して
⑯-A ESG 投資家等に訴求するために、特に重視している項目
⑯-B ESG 投資家等に訴求するために、特に留意していること
⑰環境コミュニケーションで重視していることに関して
■回収状況:郵送方式による回収数は 147 社、ウェブアンケートによる回収数は 276 社と
なり、回収率は約 47.1%となった。
(図表1)
図表1
回収数の内訳
区分
回収数
郵送方式
147
ウェブアンケート
276
合計
423
1
■回答企業の業種分布:
回答企業の業種分布は、日本標準産業分類の大分類ベースでは、
「製造業」が 54.1%と大半
1を占め、次に「建設業」が
6.4%、
「卸売業、小売業」が 6.1%、
「教育・学習支援業」が 6.1%
などとなっている。
(図表2)
「製造業」について詳細に(中分類ベースにて)見ると、
「化学工業」が 9.0%で最も多く、
「電気機械器具製造業」が 7.8%、「食品製造業」が 5.9%、「輸送用機械器具製造業」が
5.2%と続いている。
図表2
回答企業の業種分布(大分類)
54.1%
製造業
1
建設業
6.4%
卸売業、小売業
6.1%
教育、学習支援業
6.1%
サービス業(他に分類されないもの)
4.5%
その他
4.0%
運輸業、郵便業
3.5%
情報通信業
2.8%
金融業、保険業
2.6%
公務
2.6%
学術研究、専門・技術サービス業
2.1%
電気・ガス・熱供給・水道業
1.9%
宿泊業、飲食サービス業
1.2%
不動産業、物品賃貸業
0.9%
無回答
0.5%
複合サービス事業
0.2%
農業、林業、漁業
0.2%
医療、福祉
0.0%
生活関連サービス業、娯楽業
0.0%
鉱業、採石業、砂利採取業
0.0%
環境報告書プラザへの製造事業者の登録割合 56.1%
2
(n=423)
■法人形態:
回答企業の法人形態は、「上場企業」が 71.4%、「その他(公益法人、国立大学法人、独立
行政法人、株式会社以外の法人)
」が 16.5%、
「非上場企業」が 12.1%となった。(図表3)
図表3
法人形態(n=423)
非上場企業,
12.1%
その他(公益
法人、国立大
学法人、独立
行政法人、株
式会社以外の
法人), 16.5%
上場企業,
71.4%
3
2.アンケート調査結果
【総括】
・今年度は「環境報告書プラザ」の利用状況及び統合報告書の作成状況等についてアンケー
トを実施した。また、利用状況については、経年の比較を実施した。
(「環境報告書プラザ」の利用状況等について)
・「環境報告書プラザ」の利用状況については、過去4年間にわたり大きな変化は見られな
い。他方で、利用頻度については、本アンケートを機に初めて認知したという回答は 2011
年度(27.3%)から半減以下(2014 年度 12.3%)となっており、認知度の向上がうかが
える(問1関連)
。
・また、2013 年度に追加した「環境報告書の優良事例の紹介(お役立ち情報内)
」が、利用
頻度の高い項目として高い支持を得るなど、実際の事例が企業からも高い関心を得てい
ることがうかがえる(問4関連)
。
・これらを踏まえ、「環境報告書プラザ」の利用頻度の向上を図るべく、今後とも、利用者
にとって関心の高い情報を提供していくことが重要である。
(報告書の形態と作成方針・主なターゲットについて)
(42.3%)、
「環境報告書」
(31.2%)
・報告書の形態については、
「CSR レポート/CSR 報告書」
が多く、
「環境・社会報告書」
(13.9%)、
「統合報告書」
(13.7%)が続いている。
「サステ
ナビリティレポート」は 5.0%であった(問10関連)
。
・他方、統合報告書を発行済みの企業に、発行予定、具体的に検討を行っている企業、調
査や検討を行っている企業を含めると 54.4%に達し、企業の関心の高さがうかがえる(問
11関連)
。
・各報告書の訴求対象については、
「環境報告書」、
「環境・社会報告書」、
「CSR レポート/
CSR 報告書」は従業員、顧客、取引先など幅広くマルチステークホルダーを対象とする
一方、
「統合報告書」は投資家を対象としている点が特徴的である(ESG 投資家を意識し
て報告書を作成している割合は、統合報告書作成企業が約 9 割に達するのに、環境報告
書作成企業では約 2 割)
。
(問8、15関連)
。
・また、統合報告書作成のメリット・デメリットとしては、実際に作成する企業からは、
「情
報が一冊にまとまり、ステークホルダーに情報が提供しやすい」ことがメリットとして
4
上げられている。その一方で、「一冊にまとめるために、情報の取捨選択が必要になり、
十分な情報が盛り込めなくなる」との声が多く、作成にあたって苦労している様子もが
うかがえる。また、制作コスト・制作時間の削減をメリットとして上げる声が多く、業
務の効率化・合理化につながっていることが見てとれる(問12、13関連)。
・統合報告書作成にあたって参考にしているガイドライン等は、GRI、ISO26000 のほか、
IIRC が多い。特に IIRC は、他の種類の報告書に比べ、統合報告書作成企業では多く参
照されている。内容的には、環境以外の社会問題に関わる非財務情報をバランスよく取
り入れようとしているといった点が特徴としてあげられる(問14関連)
。
・統合報告書が今後どの程度導入されていくのかや、統合報告書の導入により、環境情報
の発信内容や対象者がどのように変わっていくのか等については、引き続き、注視して
いく必要がある。
5
【1部】「環境報告書プラザ」の利用状況等について
1部では、「環境報告書プラザ」の利用状況等にかかるアンケート結果を示す(問1から問
7)
。
①「環境報告書プラザ」の利用頻度〔問1〕
「環境報告書プラザ」の利用頻度は、
「1年間に数回」が 54.4%、
「ほとんど見ない」が 28.1%、
「今回が初めて」が 12.3%となっている。
2011 年度以降4年にわたって同様の質問を設定してきたが、大きな傾向の変化は見られな
い。ただし、
「今回が初めて」という、そもそも「環境報告書プラザ」を認識していなかっ
たという回答は、2011 年から 2012 年にかけて大きく減少しており、認知度自体は向上し、
その状態が維持されていることがうかがえる。
(図表4)
図表4
「環境報告書プラザ」の利用頻度
(2014 年 n=423、2013 年 n=424、2012 年 n=408、2011 年 n=411)
2014年
2013年
2012年
54.4%
55.4%
50.6%
46.5%
1年間に数回
ほとんど見ない
21.4%
12.3%
12.0%
16.0%
今回が初めて
1カ月に数回
1週間に数回
2011年
28.1%
27.8%
27.8%
27.3%
4.5%
4.5%
5.7%
4.4%
0.5%
0.0%
0.0%
0.0%
6
②「環境報告書プラザ」の利用目的〔問2〕
「環境報告書プラザ」の利用目的は、「環境に対する他企業や業界の取引状況を知るため」
が 70.4%と最も多く、
「環境報告書を作成する参考にするため」が 64.1%、「調査研究のた
め」が 9.0%と続いており、過去4年間にわたり、大きな変化は見られない(図表5)
。
なお、
「その他(自由記入)
」
(4.3%)の内容は、主に次のとおりである。
・
「環境報告プラザ」に登録されている事業者情報を知るため
・自社の掲載状況の確認のため
・ほとんど利用していない
図表5
「環境報告書プラザ」の利用目的(複数回答可)
(2014 年 n=423、2013 年 n=424、2012 年 n=408、2011 年 n=411)
③「環境報告書プラザ」の利用頻度の高い項目(検索機能)〔問3〕
検索機能において利用頻度の高い項目は、「企業による検索」が 71.2%と最も多く、
「キー
ワード検索」が 27.4%、
「検索は利用していない」が 17.7%と続いており、過去4年間にわ
たり、大きな変化は見られない。
(図表6)
なお、英語版は、2013 年9月末にリニューアルを行い、一部の検索機能としてではなく、
英語ページに移行したため、2014 年度は選択項目として設定していない。
7
図表6
「環境報告書プラザ」の利用頻度の高い項目(検索機能)(複数回答可)
(2014 年 n=423、2013 年 n=424、2012 年 n=408、2011 年 n=411)
2014年
2013年
2012年
2011年
71.2%
71.9%
72.1%
66.4%
企業による検索
27.4%
34.7%
31.6%
27.5%
キーワード検索
17.7%
15.6%
17.2%
22.9%
利用していない
温室効果ガスに基づく検索
環境効率指標で検索
英語版検索
7.3%
7.5%
6.9%
7.8%
3.1%
3.3%
3.9%
4.4%
0.5%
1.5%
0.7%
④「環境報告書プラザ」の利用頻度の高い項目(検索機能以外のコンテンツ)〔問4〕
検索機能以外のコンテンツで利用頻度の高い項目は、「環境報告書の優良事例の紹介(お役
立ち情報内)
」2が 38.5%と最も多く、
「環境報告書/CSR レポートを読む・書くためのポイ
ント(お役立ち情報内)
」が 34.5%、「環境報告書を読むためのキーワード(お役立ち情報
内)
」が 18.7%、
「環境報告書関連情報(リンク集)
」が 18.2%と続いている。
(図表7)
「その他(自由記入)
」
(12.5%)の内容は、主に次のとおりである。
・これまで閲覧したことがなかったが、今後は自社の CSR 推進に役立てたいと思った
・コンテンツの存在を知らなかった
・検索機能以外は、ほとんど利用していない
2
「環境報告書の優良事例の紹介(お役立ち情報内)
」は、2013 年度に追加されたコンテン
ツ
8
図表7
「環境報告書プラザ」の利用頻度の高い項目(検索機能以外のコンテンツ)
(複数回答可)
38.5%
環境報告書の優良事例の紹介
環境報告書/CSRレポートを読む・書くため
のポイント
34.5%
環境報告書を読むためのキーワード
18.7%
環境報告書関連情報(リンク集)
18.2%
13.7%
海外のCSR動向ウォッチング
12.5%
その他(自由記入)
9.5%
調査レポート
8.5%
アンケート結果
(n=423)
3.1%
日本の環境書の歴史と現在
「環境報告書プラザ」の利用頻度の高い項目(検索機能以外のコンテンツ)について、2013
年度にも類似の質問を設定していた。昨年度の集計結果は、図表8である。コンテンツの
個数が昨年度とは異なるため、単純な比較はできないものの、昨年度と本年度の比較によ
り、報告書を作成する、読むための実用情報の支持の高いことがうかがえる。特に、昨年
度から掲載を始めた「環境報告書の優良事例」は、今年度最も利用頻度が高い項目となっ
ており、実際の事例が企業からも高い関心を得ていることがうかがえる。
図表8
2013 年度:利用頻度の高い項目(検索機能以外のコンテンツ)
(複数回答可)
41.0%
環境報告書/CSRレポートを読む・書くため
のポイント
29.7%
環境報告書関連情報(リンク集)
24.5%
環境報告書を読むためのキーワード
19.1%
海外のCSR動向ウォッチング
15.3%
その他(自由記入)
6.1%
アンケート結果
5.4%
無回答
9
(n=424)
⑤「環境報告書プラザ」で今後取り上げてほしい内容、執筆者等〔問5〕
自由記入のため、さまざまな要望やアイデアが寄せられた。主な意見としては、次のとお
りである。
・統合報告書について
・生物多様性/生物多様性の保全
・GRI G-4 の動向
・CSV について
・CSR 要素の充実
・マテリアリティ
・ESG 投資の動向
・サプライチェーン/サプライチェーンマネジメント
・スコープ3についての取り組み
・ネガティブ情報の紹介
・日本版スチュワードシップ・コードについて
今年度は「統合報告書等の優良事例の紹介(お役立ち情報内)」において、実際に統合報告
書等を作成している企業の実例を紹介したほか、投資家に対しても ESG 投資に関するアン
ケートを実施(結果は後日公表予定)しており、今後とも閲覧者の関心の高い情報を掲載
していくことが重要である。
⑥「環境報告書プラザ」内の「環境報告書を読むためのキーワード」で扱ってほしい用語
に関して〔問6〕
1位が「マテリアリティ」
、2位が「スチュワードシップ・コード」、3位が「エシカル」
「MDG
s(ポスト MDGs)」
「REACH」
「ウォーターフットプリント」
「プロボノ」
「省エネ(省エ
ネルギー)
」と続いている。(図表9)
図表9
「環境報告書プラザ」内の「環境報告書を読むためのキーワード」で
扱ってほしい用語に関して(自由記入)
1位
マテリアリティ
2位
スチュワードシップ・コード
3位
エシカル
3位
MDGs(ポスト MDGs)
3位
REACH
3位
ウォーターフットプリント
3位
プロボノ
3位
省エネ(省エネルギー)
10
これ以外に挙げられた用語の一例は、次のとおりである。
・マテリアルバランス
・紛争鉱物
・環境格付
・コミュニティ投資
・インクルーブビジネス
・コードオブコンダクト
・ISO50001
・ZEB(ゼロエネルギービル)
・ソーシャルビジネス
・水枯渇(water scarcity)
・RoHS
・PCB
今年度は、マテリアリティ、スチュワードシップ・コードなど、投資家や統合報告書を念
頭に置いたキーワードが上位を占めていることが特徴的である。なお、
「環境報告書を読む
ためのキーワード」にすでに掲載されているキーワードを記入した回答も多く、コンテン
ツ内には重要なキーワードが網羅されつつあると考えられる。また、本アンケートの結果
を受け、
「マテリアリティ」及び「日本版スチュワードシップ・コード」についても「環境
報告書を読むためのキーワード」に掲載を行っているので参照されたい。
⑦「環境報告書プラザ」の英語ページで利用頻度の高いコンテンツ〔問7〕
英語ページは 2013 年9月末日に新しくオープンしたものである。「英語ページは閲覧して
いない」が 80.6%と最も多く、
「Search by company」が 8.5%と続いている。(図表10)
オープンしてからの日数が短いという要因はあるものの、一層の利活用が望まれる。
図表10
「環境報告書プラザ」の英語ページで利用頻度の高いコンテンツ(複数回答可)
80.6%
英語ページは閲覧していない
Search by company
8.5%
Key-word search
2.8%
その他
2.8%
Useful information
0.9%
Search by greenhouse gas data
0.7%
Links
0.5%
11
(n=423)
【2部】報告書の形態と作成方針・主なターゲットについて
2部では、各社の報告書の形態(①環境報告書、②環境・社会報告書、③CSR レポート/
CSR 報告書、④サステナビリティレポート、⑤統合報告書)と作成方針、主なターゲット
についての集計結果を示す(問8から問17)
。
⑧環境報告書等を、誰を対象に作成しているかに関して〔問8〕
環境報告書等を、主に誰を対象に作成しているか、当てはまるものについて優先度の高い
順に、1、2、3・・・と、数字で順位を記入していただいた。優先度の高いものから点
数付けを行い、集計した結果のランキングは、1位「従業員」、2位「一般の消費者・顧客」、
3位「取引先の企業」と続いている。(図表11)
「その他(自由記入)
」の内容は、主に次のとおりである。
・いろいろなステークホルダーの方を対象としているため優先順位はない(すべて平等)
・金融機関
・行政機関
・広く国民
・マスコミ関係
・NPO/NGO
・フランチャイズ加盟店
図表11
環境報告書等を、誰を対象に作成しているかに関して(n=423)
1位
従業員
2位
一般の消費者・顧客
3位
取引先の企業
4位
既存の株主
5位
学生・就職活動者
6位
地域住民
7位
投資家一般
8位
ESG 投資家/ESG 情報調査・評価機関
9位
環境分野の専門家
10位
その他
「環境報告書」
「CSR レポート/CSR 報告書」
「統合報告書」等、報告書の種類ごとに集計
を行ったところ、
「環境報告書」
、
「環境・社会報告書」「CSR レポート/CSR 報告書」
「サ
ステナビリティレポート」は、様々な読者を対象としており、マルチステークホルダー向
けであることが見てとれる一方、
「統合報告書」は投資家を対象としている割合が高い点が
特徴的である。
(図表12)
12
図表12
問10×問8のクロス集計
n=121
n=56
n=155
n=16
9%
9%
5%
8%
2%
3%
25%
29%
30%
6%
18%
25%
11%
2%
5%
100%
90%
80%
70%
11%
11%
60%
50%
32%
15%
16%
40%
30%
12%
21%
20%
11%
2%
6%
7%
2%
10%
0%
18%
14%
6%
6%
7%
13%
11%
6%
10%
13%
n=44
14%
5%
2%
32%
11%
その他(自由記入)
環境分野の専門家
学生・就職活動者
地域住民
一般の消費者・顧客
取引先の企業
従業員
ESG投資家/ESG情報調査・評価機関*
投資家一般
既存の株主
⑨環境報告書等の記載の中で、特に重視しているポイント〔問9〕
環境報告書等の記載の中で、特に重視しているポイントについて尋ねたところ、2014 年度
は、
「その年の特集」と「トップメッセージ」が同率で 60.5%と最も多く、
「地球温暖化防
止」が 56.3%、
「環境経営・環境マネジメント」が 51.8%と続いている。
なお、
「その他(自由記入)
」
(9.0%)の内容は、主に次のとおりである。
・安全・安心・衛生への取り組み
・第三者評価(第三者意見、第三者検証)
・環境関連データ
・CSR マネジメント
・サプライチェーン
13
・ステークホルダー別活動報告
・中期経営計画策定
・本業における社会的課題の解決に向けた取り組みの紹介
環境報告書等の記載の中で、特に重視しているポイントについては、2013 年にも同様の質
問を設定していた。
「地球温暖化防止」について、記載事項の重視するポイントとして上げ
る企業が増え、順位も昨年5位から今年3位にアップしており、関心の高さがうかがえる。
最近では、
「統合報告書」を発行する企業も増えているため、報告書の記載事項の重視する
ポイントに傾向の変化があるかどうかは、今後も注目すべき点であろう。
(図表13)
図表13
環境報告書等の記載の中で、特に重視しているポイント(複数回答可)
(2014 年 n=423、2013 年 n=424)
2014年
2013年
その年の特集
60.5%
59.2%
トップメッセージ
60.5%
58.5%
地球温暖化防止
56.3%
50.0%
環境経営・環境マネジメント
51.8%
55.0%
51.5%
51.4%
社会貢献活動
38.8%
37.3%
資源の有効活用
33.6%
32.5%
カバナンス・コンプライアンス
27.0%
27.8%
職場環境づくり*
26.7%
26.2%
ステークホルダーとの対話
23.4%
22.2%
生物多様性保全
10.6%
9.9%
経営情報・財政状況
9.0%
6.6%
その他(自由記入)
*「職場環境づくり」とは、具体的な例としては人材育成、ダイバーシティ、ワークライフバランス等
14
⑩環境報告書等に類する「報告書」類として、どのようなものがあるかに関して〔問10〕
各企業で発行している環境報告書等に類する「報告書」類として、どのようなものがある
かを尋ねたところ、
「CSR レポート/CSR 報告書」が 42.3%、
「環境報告書」が 31.2%、
「環
境・社会報告書」が 13.9%、
「統合報告書」が 13.7%と続いている。
(図表14)
財務情報と非財務情報をまとめた「統合報告書」の発行が、「サステナビリティレポート」
よりも多く、
「環境・社会報告書」とほぼ同数になってきていることは、注目すべき点であ
る。
なお、
「その他(自由記入)
」
(10.2%)の内容は、主に次のとおりである。
・コーポレートレポート
・環境活動レポート
・レスポンシブル ケア レポート
・アニュアルレポート(※「統合報告書」というよりは財務報告書)
・安全報告書
・事業報告書
・年次報告書
・経営報告書
・会社案内 CSR 報告書
図表14
環境報告書等に類する「報告書」類として、どのようなものがあるかに関して(複数回答可)
42.3%
CSRレポート/CSR報告書
31.2%
環境報告書
環境・社会報告書
13.9%
統合報告書
13.7%
10.2%
その他(自由記入)
サステナビリティレポート
5.0%
(n=423)
15
⑪「統合報告書」発行の動向・状況に関して〔問11〕
各企業で「統合報告書」の発行について、どのように考えているかを尋ねたところ、
「発行の予定・計画は今のところなく、検討も行っていない」が 41.4%であり、
「調査や検
討は行っているが、発行するかどうかは未定」が 36.2%、すでに「統合報告書」を発行し
ている」が 12.5%と続いている。
(図表15)
ただし、発行するかどうかは未定であるものの調査・検討を行っている、すでに「統合報
告書」を発行している、
「統合報告書」への移行を具体的に検討/予定しているといった、
何らかの関与・関心を示している「発行済み、調査・検討段階」のグループ(関心のある
グループ)と、
「発行の予定・計画は今のところなく、検討も行っていない」グループ(関
心のないグループ)とに分類し比較すると、前者の「発行済み、調査・検討段階」のグル
ープ(関心のあるグループ)が 54.4%となり、
「発行の予定・計画は今のところなく、検討
も行っていない」グループ(関心のないグループ)の 41.4%を上回ることになる。
現段階では「統合報告書」への移行を決めかねている企業が多いものの、
「統合報告書」に
関する関心の高さがうかがえる。
なお、図表15の「その他(自由記入)」
(4.3%)の内容は、主に次のとおりである。
・非上場企業なので「統合報告書」発行の予定はないが、将来、会社案内と CSR レポー
トの統合報告書は発行の可能性がある。
・会社案内と一体化したコーポレート・レポートにて概略を説明している(詳細は WEB
に掲載)
。
・当社は非上場企業であり、財務データを出せないため、対象外。
・現在の報告書から「移行」するとは限らない。それぞれの目的を明確にした上で、共
存することもあり得る。
・統合報告書へのステップとして、CSR 報告書とビジネスレポート(財務的な情報)を合
本している。
・2013 年度は統合のための第一ステップとして「CSR 報告書」に財務情報を追加して発
行したが、2014 年度以降は未定。
16
図表15
「統合報告書」発行の動向・状況に関して(n=423)
現在の環境報告
書から、「統合
報告書」への移
行を具体的に検
討/予定してい
る, 5.7%
その他(自由記
入), 4.3%
発行の予定・計
画は今のところ
なく、検討も
行っていない,
41.4%
すでに「統合報
告書」を発行し
ている, 12.5%
調査や検討は
行っているが、
発行するかどう
かは未定,
36.2%
⑫⑬「統合報告書」を発行する場合に考えられるメリット・デメリット〔問12・13〕
問12では、
「統合報告書」を発行する場合、どのようなメリットがあると考えられるかを
尋ねたところ、
「情報が一冊にまとまり、ステークホルダーに情報が提供しやすい」が 73.8%
と最も多く、
「制作コストの削減」が 23.6%、
「各種報告書作成部署の統廃合による組織の
スリム化」が 13.0%と続いている。
(図表16)
図表16
「統合報告書」を発行する場合に考えられるメリット(複数回答可)
73.8%
情報が一冊にまとまり、ステークホルダーに
情報が提供しやすい
23.6%
制作コストの削減
各種報告書作成部署の統廃合による組織の
スリム化
13.0%
その他(自由記入)
12.3%
8.3%
制作時間の削減
17
(n=423)
問13では、
「統合報告書」を発行する場合、逆にどのようなデメリットがあると考えられ
るかを尋ねたところ、「「統合報告書」作成のノウハウが十分でないため、作成担当者の負
担が増す」が 50.6%と最も多く、
「一冊にまとめるために、かえって編集が難しくなる」が
40.9%、
「一冊にまとめるために、情報の取捨選択が必要になり、十分な情報が盛り込めな
くなる」が 39.9%と続いている。
(図表17)
図表17
「統合報告書」を発行する場合に考えられるデメリット(複数回答可)
「統合報告書」作成のノウハウが十分でないた
め、作成担当者の負担が増す
50.6%
一冊にまとめるために、かえって編集が難しくな
る
40.9%
一冊にまとめるために、情報の取捨選択が必要に
なり、十分な情報が盛り込めなくなる
39.9%
「統合報告書」作成のノウハウが十分でないた
め、すぐに時間・コスト削減にはならない
36.6%
13.5%
その他(自由記入)
(n=423)
作成している報告書の種類ごとに、統合報告書のメリット・デメリットを整理すると図表
18、図表19のとおり。
作成している報告書の種類によらず、「情報が一冊にまとまり、ステークホルダーに情報が
提供しやすい」ことをメリットとして上げている。統合報告書を作成している多くの企業
でも、この点をメリットとして上げているため、実際に期待に応える要素と言えるだろう。
一方、
「一冊にまとめるために、情報の取捨選択が必要になり、十分な情報が盛り込めなく
なる」という点をデメリットとして挙げる企業が統合報告書作成企業に多い。統合報告書
は、一冊にまとめられることがメリットでありつつ、作成にあたってどのような情報を盛
り込むべきか苦労している点でもあることが見てとれる。
また、制作コスト・時間の削減についても、作成している報告書の種類によらずメリット
として期待を寄せている要素である。実際に統合報告書を作成している企業では、「制作コ
ストの削減」
「制作時間の削減」にメリットを感じている割合が統合報告書非発行の企業よ
りも高い。
一方、多くの企業が、デメリットとして、「「統合報告書」作成のノウハウが十分でないた
め、作成担当者の負担が増す」
、
「
「統合報告書」作成のノウハウが十分でないため、すぐに
18
時間・コスト削減にはならない」点を懸念しているが、統合報告書を作成している企業で
は、その点をデメリットとして上げる割合は非作成企業よりも少ない。以上の結果から、
統合報告書の作成は、制作コストの削減、制作時間の削減の観点から、業務の効率化・合
理化につながっているのではないかと考えられる。
なお、メリットとして考えられる項目で、「その他(自由記述)」を選んだ統合報告書作成
企業からは、
「投資家に必要な情報をまとめられる」というメリットはもちろんだが、「社
内の連携強化」
「社内横断的な統合的な思考が生まれた」といった、社内組織の改善に役立
っていることをコメントするケースも複数見られた。一方、非作成企業からは、
「中長期の
投資家への訴求につながる」
「ESG 投資に向けての有効なツールとなる」といったことを期
待するコメントのほか、
「今のところ、どのようなメリットがあるのか分からない」といっ
た意見も見受けられた。
デメリットとして考えられる項目で、「その他(自由記述)」を選んだ統合報告書作成企業
からは、
「複数の部署間との調整が大変」「Web ページと情報の取捨選択に工夫が必要とな
る」「特にデメリットはない」といったコメントが寄せられた。一方、非作成企業からは、
「統合報告書は投資家が必要とする情報で、他のステークホルダーには、従来通りの CSR
報告書が必要となり、時間やコストの削減につながらない」
「データ内容の取りまとめのタ
イミングの都合で、発行時期が現在より遅れる可能性がある」「統合報告書を発行するため
の部門を作る等、体制を整えないと実務が進まない」「読者対象が広くなり、必要な情報が
関係するステークホルダーに伝わりにくくなるのではないか」といった懸念や不安の声が
聞かれた。
19
図表18
100%
90%
問10×問12のクロス集計
n=154
n=81
n=231
n=29
n=112
8%
7%
11%
14%
9%
10%
15%
10%
80%
9%
14%
70%
60%
50%
46%
62%
54%
53%
55%
40%
13%
30%
20%
10%
5%
7%
20%
17%
5%
14%
17%
24%
0%
その他(自由記入)
各種報告書作成部署の統廃合による組織のスリム化
情報が一冊にまとまり、ステークホルダーに情報が提供しやすい
制作時間の削減
制作コストの削減
20
図表19
n=249
100%
問10×問13のクロス集計
n=111
n=341
6%
6%
8%
22%
22%
20%
90%
80%
70%
60%
n=28
11%
25%
14%
10%
19%
28%
29%
29%
20%
18%
21%
22%
25%
23%
18%
50%
40%
30%
n=81
44%
25%
20%
10%
18%
16%
0%
その他(自由記入)
「統合報告書」作成のノウハウが十分でないため、すぐに時間・コスト削減に
はならない
「統合報告書」作成のノウハウが十分でないため、作成担当者の負担が増す
一冊にまとめるために、情報の取捨選択が必要になり、十分な情報が盛り込め
なくなる
一冊にまとめるために、かえって編集が難しくなる
⑭報告書作成にあたって参考にしているガイドライン等〔問14〕
2014 年度の結果は、「環境省ガイドライン」が 74.5%と最も多く、「GRI」が 48.0%、
「ISO26000」が 37.8%と続いている。
「その他(自由記入)
」
(3.1%)の内容は、主に次のとおりである。
・国連グローバル・コンパクト 10 原則
・エコアクション 21
・環境会計ガイドライン
・リスポンシブル・ケア・コード
21
・AA1000
・企業行動憲章(日本経済団体連合会)
環境報告書作成時に参考にしているガイドライン等については、2011 年度以降4年にわた
ってほぼ同様の質問を設定してきた。順位についての大きな変動はないものの、環境省ガ
イドラインは 2012 年度をピークに年々少しずつポイントを落としているのに対し、GRI、
ISO26000 については、年々ポイントを上げている傾向にある。環境をはじめとする情報開
示の国際基準への対応の傾向がうかがえる。2014 年度より新しい選択肢として入れた
「IIRC」は、回答者の約 1 割程度が参考としており、統合報告書発行の推移とあいまって、
今後の動向に注目したい。
(図表20)
図表20
報告書作成にあたって参考にしているガイドライン等
(2014 年 n=423、2013 年 n=424、2012 年 n=408、2011 年 n=411)
2014年
2013年
2012年
2011年
74.5%
77.6%
79.2%
66.9%
環境省ガイドライン
48.0%
43.9%
45.1%
35.0%
GRI
37.8%
34.7%
26.5%
23.8%
ISO26000
10.4%
IIRC
ガイドラインは特に参考にしていない
8.5%
10.1%
9.6%
11.4%
7.3%
業界団体のガイドライン
その他
3.1%
4.7%
4.7%
2.9%
22
「環境報告書」
「CSR レポート/CSR 報告書」
「統合報告書」等、報告書の種類ごとに集計
を行ったところ、GRI は、
「CSR レポート/CSR 報告書」
「サステナビリティレポート」
「統
合報告書」で広く参照されており、支持の高いことがうかがえる。
「環境報告書」の多くは、
環境省ガイドラインを参考にしている。「統合報告書」は、IIRC の参照が他の報告書より
も多く、今後の統合報告書の作成企業の推移と共に、その動向に注目したいところである。
(図表21)
図表21
100%
90%
80%
70%
問10×問14のクロス集計
n=173
n=95
2%
8%
3%
10%
2%
13%
4%
5%
2%
4%
4%
12%
2%
25%
24%
5%
60%
n=410
50%
29%
40%
30%
n=50
n=152
2%
6%
4%
4%
20%
23%
8%
16%
34%
29%
62%
53%
20%
31%
10%
30%
0%
その他(自由記入)
ガイドラインは特に参考にしていない
業界団体のガイドライン
ISO26000
IIRC
GRI
環境省ガイドライン
23
24%
⑮環境報告等を、ESG 投資家等を意識して作成しているかどうかに関して〔問15〕
環境報告書等は、ESG 投資家等を意識して作成されているかどうかを尋ねたところ、
「意識
して作成していない」が 47.5%と最も多く、「多少意識して作成している」が 33.1%、「大
いに意識して作成している」が 13.0%と続いている。(図表22)
ただし、「大いに意識して作成している」と「多少意識して作成している」とを合算した、
何らか意識して作成しているグループは全体の 46.1%となり、意識して作成していない割
合と僅差になっている。
図表22
環境報告等を、ESG 投資家等を意識して作成しているかどうかに関して(n=423)
わからない,
5.9%
無回答, 0.5%
大いに意識し
て作成してい
る, 13.0%
意識して作成
していない,
47.5%
多少意識して
作成している,
33.1%
「環境報告書」
「CSR レポート/CSR 報告書」
「統合報告書」等、報告書の種類ごとに集計
を行ったところ、
「統合報告書」は、9 割近くが何らか ESG 投資家を意識して作成している
が、
「環境報告書」では 2 割程度となっているのが対照的である。
(図表23)
24
図表23
n=131
100%
90%
8%
n=57
問10×問15のクロス集計
n=179
n=21
n=58
4%
5%
5%
7%
9%
14%
80%
44%
70%
60%
53%
43%
69%
45%
50%
40%
37%
30%
39%
20%
10%
0%
38%
16%
6%
43%
14%
4%
わからない→問17にお進みください
意識して作成していない→問17にお進みください
多少意識して作成している→問16、問17にお進みください
大いに意識して作成している→問16、問17にお進みください
25
⑯-A:ESG 投資家等に訴求するために、特に重視している項目〔問16-A〕
問15で、ESG 投資家等を「大いに意識して作成している」
「多少意識して作成している」
を選んだ回答者を対象に、問16-A では、環境報告書等内で ESG 投資家等に訴求するため
に、特にどのような項目を重視しているかを尋ねたところ、「地球温暖化防止」が 35.7%、
「省資源・廃棄物問題」が 30.3%、
「環境以外の非財務情報(児童労働などの社会問題、企
業統治等)
」が 22.6%と続いている。
(図表24)
なお、
「その他(自由記入)
」
(7.6%)の内容は、主に次のとおりである。
・外部評価機関の評価項目
・環境実績、環境会計等のデータ
・経営方針や決算の状況等についての情報開示
・生物多様性
・社会貢献活動
・地域貢献活動
・社長メッセージ
・CSR マネジメント
・CSV
・その年の編集方針や特集
図表24
ESG 投資家等に訴求するために、特に重視している項目(複数回答可)
35.7%
地球温暖化防止
30.3%
省資源・廃棄物問題
環境以外の非財務情報(児童労働などの社
会問題、企業統治等)
22.6%
7.6%
その他(自由記入)
(n=423)
「環境報告書」
「CSR レポート/CSR 報告書」
「統合報告書」等、報告書の種類ごとに集計
を行ったところ、「環境報告書」「環境・社会報告書」では、地球温暖化防止、省資源・廃
棄物問題に注目しているが、「CSR レポート/CSR 報告書」
「サステナビリティレポート」
「統合報告書」では、それ以外にも、環境以外の社会問題に関わる非財務情報をバランス
26
よく取り入れる傾向にあることが見てとれる。
(図表25)
図表25
n=57
100%
90%
80%
14%
問10×問16-A のクロス集計
n=49
n=178
4%
6%
12%
9%
33%
n=122
11%
10%
30%
31%
30%
27%
30%
32%
28%
70%
60%
n=44
41%
30%
50%
40%
30%
20%
44%
43%
37%
10%
0%
その他(自由記入)
環境以外の非財務情報(児童労働などの社会問題、企業統治等)
省資源・廃棄物問題
地球温暖化防止
27
⑯-B:ESG 投資家等に訴求するために、特に留意していること〔問16-B〕
問15で、ESG 投資家等を「大いに意識して作成している」
「多少意識して作成している」
を選んだ回答者を対象に、問16-B では、環境報告書等で ESG 投資家等に訴求するために、
特にどのようなことに留意しているかを尋ねたところ、
「環境(あるいは社会、ガバナンス)
情報と自社の経営戦略とを結びつけて記載すること」が 30.0%、
「網羅的に情報公開するこ
と」が 20.8%、
「自社が重視する情報(KPI)に特化した記載とすること」が 14.2%と続い
ている。
(図表26)
なお、
「その他(自由記入)
」
(1.2%)の内容は、主に次のとおりである。
・GRI G4 対応を検討する中で、
「自社が重視する情報(KPI)に特化した記載とするこ
と」と、
「網羅的に情報公開すること」の適切なバランスをとること。
・外部視点による企業活動の適切性を記載すること。
図表26
ESG 投資家等に訴求するために、特に留意していること(複数回答可)
環境(あるいは社会、ガバナンス)情報と自
社の経営戦略とを結びつけて記載すること
30.0%
20.8%
網羅的に情報公開すること
自社が重視する情報(KPI)に特化した記載と
すること
14.2%
財務情報と環境(あるいは社会、ガバナン
ス)情報を関連づけて記載すること
その他(自由記入)
9.0%
1.2%
(n=423)
「環境報告書」
「CSR レポート/CSR 報告書」
「統合報告書」等、報告書の種類ごとに集計
を行ったところ、投資家を意識して報告書を作成している企業では、報告書の種類によら
ず、財務情報と経営情報や環境情報とを結びつけようとしている傾向が見てとれる。
(図表
27)
28
図表27
n=36
問10×問16-B のクロス集計
n=38
n=148
n=35
n=100
1%
3%
3%
20%
24%
29%
17%
100%
90%
22%
21%
19%
24%
30%
80%
70%
60%
18%
50%
40%
30%
47%
39%
11%
16%
36%
41%
37%
9%
11%
20%
10%
0%
20%
その他(自由記入)
網羅的に情報公開すること
自社が重視する情報(KPI)に特化した記載とすること
環境(あるいは社会、ガバナンス)情報と自社の経営戦略を結びつけて記
載すること
財務情報と環境(あるいは社会、ガバナンス)情報を関連づけて記載する
こと
29
⑰環境コミュニケーションで重視していることに関して〔問17〕
「地域活動に参加する等、地域社会・地域住民への貢献」が 72.1%、
「環境報告書の充実化」
が 66.7%、
「環境関連イベントや展示会での情報発信」が 32.2%と続いている。
(図表28)
なお、
「その他(自由記入)
」
(6.1%)の内容は、主に次のとおりである。
・ウェブサイトの充実化や情報発信
・お客様のダイレクトな声や意見をうかがうこと
・紙媒体、ウェブサイトなど、各種媒体を用いた情報開示
・顧客や顧客ターゲットを対象とした環境教育の企画・実施
・社内従業員への啓蒙活動・周知活動
図表28
環境コミュニケーションで重視していることに関して(複数回答可)
地域活動に参加する等、地域社会・地域住民
への貢献
72.1%
66.7%
環境報告書の充実化
32.2%
環境関連イベントや展示会での情報発信
ステークホルダーダイヤログなどを通じた直
接的な対話
21.3%
新聞・テレビ等のマスメディアを使った一般
ユーザーへの訴求
9.2%
6.1%
その他(自由記入)
(n=423)
「環境報告書」
「CSR レポート/CSR 報告書」
「統合報告書」等、報告書の種類ごとに集計
を行ったところ、「環境報告書」「環境・社会報告書」作成企業では、報告書によるコミュ
ニケーションを重視していることがうかがえる。「サステナビリティレポート」「統合報告
書」作成企業では、多様な手段を重視していることが見てとれる。(図表29)
30
図表29
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
問10×問17のクロス集計
n=276
n=112
2%
3%
12%
21%
n=380
2%
13%
6%
n=63
n=137
3%
6%
19%
14%
14%
5%
17%
15%
38%
34%
4%
34%
36%
24%
31%
4%
10%
7%
30%
27%
27%
4%
38%
10%
0%
その他(自由記入)
環境関連イベントや展示会での情報発信
ステークホルダーダイヤログなどを通じた直接的な対話
地域活動に参加する等、地域社会・地域住民への貢献
新聞・テレビ等のマスメディアを使った一般ユーザーへの訴求
環境報告書の充実化
31
3.参考:「環境報告書プラザ」に関するアンケート調査票
■「環境報告書プラザ」の利用状況および改善に関して
問1:
「環境報告書プラザ」を利用していますか。利用している場合、
どの程度の頻度で利用していますか。当てはまるものに○を付けてください。
回答
選択肢
①1週間に数回
②1カ月に数回
③1年間に数回
④ほとんど見ない
⑤今回が初めて
問2:
あなたは、どのような目的でこのサイトを利用していますか。
今回初めてご覧になった方は、今後どのように利用できるとお考えですか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①環境報告書を作成する参考にするため
②環境に対する他企業や業界の取組状況を知るため
③調査研究のため
④その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問3:
「環境報告書プラザ」の中で、利用頻度の高い「検索」項目は何ですか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①企業による検索
②キーワード検索
③温室効果ガスに基づく検索
④環境効率指標で検索
⑤検索は利用していない
「環境報告書プラザ」(日本語版)内で、よく閲覧しているコンテンツ(「検索」項目以外)
は何ですか。当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
問4:
回答
選択肢
①お役立ち情報内「環境情報を始めとする非財務情報に係る国際的な企業評価基準(調査レポート)」
②お役立ち情報内「日本の環境報告書の歴史と現在」
③お役立ち情報内「環境報告書の優良事例の紹介」
④お役立ち情報内「海外のCSR動向ウォッチング」
⑤お役立ち情報内「環境報告書を読むためのキーワード」
⑥お役立ち情報内「環境報告書/CSRレポートを読む・書くためのポイント」
⑦環境報告書関連情報(リンク集)
⑧アンケート結果
⑨その他(自由記入):具体的にご記入ください。
32
問5:
「環境報告書プラザ」では、問4の選択肢のコンテンツに加え、さらにコンテンツを充実
させたいと考えています。今後取り上げてほしい内容、執筆者など、具体的にご記載くだ
さい。(自由記入)
回答
問6:
「環境報告書プラザ」の「環境報告書を読むためのキーワード」をさらに充実させたい
と考えています。取り上げてほしい用語を具体的にご記入ください。(自由記入)
回答
問7:
回答
「環境報告書プラザ」の英語ページの内、よく閲覧しているコンテンツは何ですか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
選択肢
①Search by company
②Search by greenhouse gas data
③Useful information
④Links
⑤Key-word search
⑥英語ページは閲覧していない
⑦その他(自由記入):具体的にご記入ください。
■貴社の環境報告書等の方針に関して
問8:
貴社の環境報告書等は、特に誰を対象に作成していますか。当てはまるものについて、
回答欄に、優先度の高い順番に、1、2、3・・・と、数字で順位をご記入ください。
回答
選択肢
①既存の株主
②投資家一般
③ESG投資家/ESG情報調査・評価機関*
④従業員
⑤取引先の企業
⑥一般の消費者・顧客
⑦地域住民
⑧学生・就職活動者
⑨環境分野の専門家
⑩その他(自由記入):具体的にご記入ください。
*財務情報に加え、ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:企業統治)情報を投資判断に組み込む投資家及び
ESG情報を調査・評価しESG投資家に提供する機関
33
問9:
貴社が、環境報告書等の記載の中で、特に重視しているポイントは何でしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①その年の特集
②トップメッセージ
③ガバナンス・コンプライアンス
④職場環境づくり(人材育成、ダイバーシティ、ワークライフバランス等)
⑤環境経営・環境マネジメント
⑥地球温暖化防止
⑦資源の有効活用
⑧生物多様性保全
⑨社会貢献活動
⑩ステークホルダーとの対話
⑪経営情報・財政状況
⑫その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問10:
貴社で発行している環境報告書等に類する「報告書」類には、どのようなものがあり
ますか。当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①環境報告書
②環境・社会報告書
③CSRレポート/CSR報告書
④サステナビリティレポート
⑤統合報告書
⑥その他(自由記入):具体的にご記入ください。
問11:
企業の財務情報と、経営戦略、ガバナンス、環境・社会への配慮などの非財務情報を
まとめた報告書である「統合報告書」を発行する動きがあります。
貴社では、「統合報告書」の発行について、どのように考えていますか。
当てはまるものに○を付けてください。
回答
選択肢
①現在の報告書から、「統合報告書」への移行を具体的に検討/予定している
②調査や検討は行っているが、発行するかどうかは未定
③発行の予定・計画は今のところなく、検討も行っていない
④すでに「統合報告書」を発行している
⑤その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
34
問12:
「統合報告書」を発行する場合、貴社にとって、どのようなメリットがあると考えられますか。
当てはまるものに○を付けてください。(未発行の企業の方も、どのようなメリットが
あると考えられるかお答えください。)(複数回答可)
回答
選択肢
①制作コストの削減
②制作時間の削減
③情報が一冊にまとまり、ステークホルダーに情報が提供しやすい
④各種報告書作成部署の統廃合による組織のスリム化
⑤その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問13:
「統合報告書」を発行する場合、貴社にとって、逆にどのようなデメリットがあると考え
られますか。当てはまるものに○を付けてください。(未発行の企業の方も、どのような
デメリットがあると考えられるかお答えください。)(複数回答可)
回答
選択肢
①一冊にまとめるために、かえって編集が難しくなる
②一冊にまとめるために、情報の取捨選択が必要になり、十分な情報が盛り込めなくなる
③「統合報告書」作成のノウハウが十分でないため、作成担当者の負担が増す
④「統合報告書」作成のノウハウが十分でないため、すぐに時間・コスト削減にはならない
⑤その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問14:
貴社が、報告書を作成するにあたって参考にしているガイドライン等はありますか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①環境省ガイドライン
②GRI
③IIRC
④ISO26000
⑤業界団体のガイドライン
⑥ガイドラインは特に参考にしていない
⑦その他(自由記入):具体的にご記入ください。
35
■貴社の環境報告書等と金融行動、環境コミュニケーションに関して
問15:
貴社の環境報告書等は、ESG投資家等を意識して作成されているでしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。
回答
選択肢
①大いに意識して作成している→問16、問17にお進みください
②多少意識して作成している→問16、問17にお進みください
③意識して作成していない→問17にお進みください
④わからない→問17にお進みください
問16-A: 問15で、①②を選んだ方にお伺いします。貴社の環境報告書等は、ESG投資家等に
訴求するために、特にどのような項目を重視しているでしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①地球温暖化防止
②省資源・廃棄物問題
③環境以外の非財務情報(児童労働などの社会問題、企業統治等)
④その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問16-B: 問15で、①②を選んだ方にお伺いします。貴社の環境報告書等は、ESG投資家等に
訴求するために、環境報告書等の作成に際し、特にどのようなことに留意しているでしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
①財務情報と環境(あるいは社会、ガバナンス)情報を関連づけて記載すること
②環境(あるいは社会、ガバナンス)情報と自社の経営戦略を結びつけて記載すること
③自社が重視する情報(KPI)に特化した記載とすること
④網羅的に情報公開すること
⑤その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
問17:
貴社の環境コミュニケーションで重視しているのは、どのようなことでしょうか。
当てはまるものに○を付けてください。(複数回答可)
回答
選択肢
①環境報告書の充実化
②新聞・テレビ等のマスメディアを使った一般ユーザーへの訴求
③地域活動に参加する等、地域社会・地域住民への貢献
④ステークホルダーダイヤログなどを通じた直接的な対話
⑤環境関連イベントや展示会での情報発信
⑥その他(自由記入):ご自由にご記入ください。
~ご協力、ありがとうございました~
36
参考資料5
平成26年10月吉日
株式運用部
御中
調査主体:経済産業省 産業技術環境局
環境政策 課
環境経済室
調査請負:リトルスタジオインク 株式会社
ウェブサイト「環境報告書プラザ」の ご案内及び
投資家の皆様を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケートのお願い
拝啓
時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
経済産業省では、環境経営・環境ビジネス支援施策の一つとして 、日本企業の環境報告書 ※ を
収集し、インターネットで公開する「環境報告書プラザ」を2003年に開設し、現在800社
以上の報告書を公開しております。(「環境報告書プラザ」の URL:https://www.ecosearch.jp/)
※企業によって CSR 報告書、サステナビリティ報告書等と名称が異なりますが、本サイトではそれ
らを総称して「環境報告書」と 呼んでいます 。
ESG 投資に対する機運の高まりから、企業の間でも、財務情報と ESG 情報をはじめとする非
財務情報を統合した報告書(統合報告書等)の発行の動きが広がりを見せる一方、投資家がどの
ような視点で非財務情報を読み取り、活用しているかは必ずしも明らかではなく、企業と投資家
との間に意識のギャップが存在するのが現状です。
このような状況を踏まえ、統合報告書等を通した企業と投資家とのコミュニケーションを促進
させるため、投資家がどのような非財務情報を重視し、統合報告書等を読み解いているかについ
ておもにアセットオーナーや投資・運用機関の方々を対象にアンケート調査を実施することにし
ました。
●「アンケート調査」へのご 回答のお願い
投資家等の皆様を対象とした非財務情報の活用状況に関するアンケートのお願いとなり ま す。
※アンケート結果は集計のうえ、企業名や担当者名等が特定できない形での統計情報として、
「環
境報告書プラザ」サイトに掲載させて頂く可能性がございます。
※アンケートは「貴社の概要」から始まり、設問は問1から問14までとなります。
※本紙は、裏面もございます
下記、同封物につきましてご確認ください。
同封物
●ウェブサイト「環境報告書プラザ」のご案内及びアンケートのお願い(本紙)
●「環境報告書プラザ」のご案内(両面カラー
1枚)
・・・もし「環境報告書プラザ」をご存じない、あるいは閲覧されたことがないようでしたら、
ぜひ一度ウェブサイトをご参照くださいますようお願い申し上げます。
● アンケートの内容(ご確認用)
回答方法
回答は、ウェブサイトのアンケートフォームからお願いします。
◎アンケートフォームの URL
https://www.ecosearch.jp/ ●●● /
アンケートフォームにログインする際、下記 ID とパスワードをご入力下さい
ID: ●●●●●●●●●
パスワード: ●●●●
回答期限
2014年11月21日(金)まで
ご不明の点等がございましたら、下記までお問い合わせください。
以上、ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
【本アンケートに関するお問い合わせ先】
リトルスタジオインク 株式会社
TEL:●●-●●●●-●●●●
環境報告書プラザ担当:●●(●●)、●●(●●●●)
FAX:●●-●●●●-●●●●
電子メール: ●●●●●●@●●●●●●●●●●
※お問い合わせは、できるだけメールにてお願いいたします。
【調査委託元】
経済産業省 産業技術環境局
環境政策 課
環境経済 室
【個人情報に関する取扱い】
本調査に よっ て収集 した個 人情報は、経済産 業省 産業 技術環境 局環 境政策 課 環境 経済 室の 監督 のもと、リト ルス
タジオイ ンク 株式会 社にて 個人情報 を保 護する ことに 細心の注 意を 払いま す。ま た、本調 査と 経済産 業省「 環境
報告書プ ラザ 」の調 査・情 報収集以 外の 目的に は利用 いたしま せん 。
【アンケートの内容】(ご確認用)
アンケートのご回答は、ウェブフォームよりお願いたします。
https://www.ecosearch.jp/●●●/
■本紙は、アンケートの内容をご確認いただくものとなります。
アンケートの実際のご回答は、ウェブフォームをご利用ください。
アンケートフォームの URL
https://www.ecosearch.jp/●●●/
アンケートフォームにログインする際に、下記 ID とパスワードをご入力ください。
ID: ●●●●●●●●●
パスワード:●●●●
貴社の概要等
貴社名:
(
)
所属部署:
(
)
担当者:
(
)
連絡先 TEL:
(
)
メールアドレス:
(
)
★貴社は、投資において、どのような立場の企業・法人でしょうか。
○年金基金等のアセット・オーナー
○運用機関
○その他(自由記入)
★経済産業省の運営する「環境報告書プラザ」サイトを、これまでにご覧になったことが
ありましたか。
○知っていて、見たことがある
○知っていたが、見たことはない
○今回、初めて知った
★アンケートの集計がまとまったあと、メールでご案内を差し上げます。メールでのご連
絡が不要な方は、チェックを入れてください。
□集計結果がまとまったあとのメール連絡は不要です。
1
【アンケートの内容】(ご確認用)
アンケートのご回答は、ウェブフォームよりお願いたします。
https://www.ecosearch.jp/●●●/
投資・ESG 投資について
Q 1: 貴社が投資に際して重視している点は何ですか。重視している順に、最大で上位3位
までをお選びください。
※数字は1、2、3と順番に選んでいただき、途中の順番の「2」のみ、「3」のみを入力する
ことはできません。また、
「1」を複数箇所に入力するなど、同じ順位を複数回入力することも
できません。
□業績・財務情報
□経営戦略
□経営者の質
□ESG などの非財務情報
□その他(自由記入)
その他(自由記入)を選んだ方は、こちらに自由にお書きください。
Q 2: 貴社は、投資に際して ESG 情報を重視していますか。
○大いに重視している。→Q 3、Q 4 に進んでください。
(Q5 は回答不要)
○ある程度重視している。→Q 3、Q 4 に進んでください。(Q5 は回答不要)
○あまり重視していない。→Q 5 に進んでください。(Q 3, Q 4 は回答不要)
○まったく重視していない。→Q 5 に進んでください。
(Q 3, Q4 は回答不要)
Q 3: Q 2 で「大いに重視している」
「ある程度重視している」と回答した方にお尋ねします。
貴社が ESG 情報を重視する理由は何ですか。重視している順に、最大で上位3位までをお
選びください。
※数字は1、2、3と順番に選んでいただき、途中の順番の「2」のみ、「3」のみを入力する
ことはできません。また、
「1」を複数箇所に入力するなど、同じ順位を複数回入力することも
できません。
□法令等が禁止している行為に関与する企業等への投資排除につなげるため(ネガティブ
スクリーン)
□リスクの観点から、投資分析の要因として捉えるため
□長期的な投資先の企業の価値創造の向上の要因として捉えるため
□社会的な責任を果たすため
□顧客の要望に応えるため
□その他(自由記入)
2
【アンケートの内容】(ご確認用)
アンケートのご回答は、ウェブフォームよりお願いたします。
https://www.ecosearch.jp/●●●/
その他(自由記入)を選んだ方は、こちらに自由にお書きください。
Q 4: Q 2 で「大いに重視している」
「ある程度重視している」と回答した方にお尋ねします。
貴社は、全てのファンドに対し、ESG 情報を活用していますか。
○全てのファンドに活用
○概ね全てのファンドに活用
○SRI など特定のファンドに活用
○その他(自由記入)
Q 5 : Q 2 で「あまり重視していない」
「まったく重視していない」と回答した方にお尋ねし
ます。貴社が ESG 情報を重視しない理由は何ですか。重視しない理由の順に、最大で上位
3位までをお選びください。
※数字は1、2、3と順番に選んでいただき、途中の順番の「2」のみ、「3」のみを入力する
ことはできません。また、
「1」を複数箇所に入力するなど、同じ順位を複数回入力することも
できません。
□成長性との関連が明らかではないため
□顧客からのニーズがないため
□ESG 情報が不足しているため
□ESG 情報を読み解くための人材、時間が不足しているため
□その他(自由記入)
その他(自由記入)を選んだ方は、こちらに自由にお書きください。
3
【アンケートの内容】(ご確認用)
アンケートのご回答は、ウェブフォームよりお願いたします。
https://www.ecosearch.jp/●●●/
Q 6:
「ESG 投資」の視点から、貴社ではどのようなイニシアティブ(※)を重視しますか。
重視するイニシアティブ、名前を知っているのみのイニシアティブ、知らないイニシアテ
ィブに区分してください。
(アンケートフォームでは、プルダウン式でお選びいただけます)
(※)イニシアティブ・・・本アンケートでは、企業活動の行動指針・原則やガイドライン類を
指しています。
□ 国 連 環 境 計 画 ・ 金 融 イ ニ シ ア テ ィ ブ ( UNEP FI: United Nations Environment
Programme Finance Initiative)
□国連グローバル・コンパクト
□PRI(責任投資原則)
□21世紀金融行動原則
□IIRC
□SASB
□GRI の G4
□CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)
●上記以外に重視しているイニシアティブがあればお書きください。
(自由記入)
Q 7: 貴社では ESG 情報をどのように収集していますか。(複数回答可)
□財務情報と非財務情報の統合的な報告あるいは統合報告書
□外部(ESG 情報提供機関等)を活用
□企業との対話
□その他(自由記入)
4
【アンケートの内容】(ご確認用)
アンケートのご回答は、ウェブフォームよりお願いたします。
https://www.ecosearch.jp/●●●/
統合報告書(統合的な報告)について
Q 8: (投資の参考資料等として)財務情報と非財務情報の統合的な報告あるいは統合報告
書を活用していますか。
○はい →Q 9 に進んでください。
○いいえ →Q 12 に進んでください。(Q 9, Q10, Q11 は回答不要)
Q 9: Q 8 で「はい」とお答えした方におうかがいいたします。統合的な報告あるいは統合
報告書をどのように活用していますか。
(自由記入)
Q 10: Q 8 で「はい」とお答えした方におうかがいいたします。実際にどのような企業の報
告書を、どのように活用しているか、事例をお書きください。事例は国内企業、海外企業
のいずれでも構いません(国内企業、海外企業のどちらの事例であるか、また、具体的な
企業名をお書きください)
。
(自由記入)
Q 11: Q 8 で「はい」とお答えした方におうかがいいたします。貴社では統合的な報告ある
いは統合報告書の非財務情報の内、主にどの部分を重視して見ていますか。重視している
順に、最大で上位3位までをお選びください。
※数字は1、2、3と順番に選んでいただき、途中の順番の「2」のみ、「3」のみを入力する
ことはできません。また、
「1」を複数箇所に入力するなど、同じ順位を複数回入力することも
できません。
□その年の特集
□トップメッセージ
□ガバナンス
□コンプライアンス
□女性活躍に関する情報(役員や管理職への登用、キャリア促進、両立支援等)
□職場環境づくり(人材育成、ダイバーシティ、ワークライフバランス等)
□環境経営・環境マネジメント
□地球温暖化防止
□資源の有効活用
□生物多様性保全
5
【アンケートの内容】(ご確認用)
アンケートのご回答は、ウェブフォームよりお願いたします。
https://www.ecosearch.jp/●●●/
□社会貢献活動
□ステークホルダーとの対話
□経営情報・財務状況
□その他(自由記入)
その他(自由記入)を選んだ方は、こちらに自由にお書きください。
Q 12: 投資家の視点から、統合的な報告あるいは統合報告書は、どのような情報開示を行う
べきと考えますか。
○マテリアリティ(※)や KPI を中心した企業価値創造等に関するストーリー性を重視す
る簡潔な情報開示を行うべき
○事業の全体像の把握、恣意性の排除及び比較可能性の観点から網羅的な情報開示を行う
べき
○その他(自由記入)
(※)マテリアリティ・・・重要性、重要課題。統合的な報告あるいは統合報告書内では、
「企
業価値に重要な影響を及ぼす要因」といった意味で使われることが多い。
Q 13: 海外と比較した場合、統合的な報告あるいは統合報告書において、質的に不足してい
るなど違いを感じる点がありますか(複数回答可)
。また、具体的にどのような違いを感じ
ますか。
(自由記入)
●違いを感じる点(複数回答可)
□トップメッセージ(トップのコミットメント)
□ガバナンス
□コンプライアンス
□女性活躍に関する情報(役員や管理職への登用、キャリア促進、両立支援等)
□職場環境づくり(人材育成、ダイバーシティ、ワークライフバランス等)
□環境経営・環境マネジメント
□地球温暖化防止
□資源の有効活用
□生物多様性保全
6
【アンケートの内容】(ご確認用)
アンケートのご回答は、ウェブフォームよりお願いたします。
https://www.ecosearch.jp/●●●/
□社会貢献活動
□マテリアリティや KPI を中心した企業価値創造等に関するストーリー性
□情報の網羅性
□特にない
□よくわからない
□その他(自由記入)
その他(自由記入)を選んだ方は、こちらに自由にお書きください。
●具体的にどのような違いを感じますか。
(自由記入)
Q14:ESG 投資の視点から、日本企業の統合的な報告あるいは統合報告書の望ましい内容・
あり方について、自由にご記入をお願いいたします。(自由記入)
〜ご協力ありがとうございました〜
7
参考資料6
投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査 2014
報告書
2015 年 3 月
経済産業省 産業技術環境局
環境政策課 環境経済室
目次
1.投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査の概要 ・・・1
2.アンケート調査結果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
総括
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
【1部】投資・ESG 投資について・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・5
【2部】統合報告書(統合的な報告)について ・・・・・・・・・・・・・・・・・11
3.参考:
投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査の確認票・・・・19
1.投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査の概要
■目的:投資に際して、ESG などの非財務情報を重視しているかどうかの「ESG 投資」に
関する意識・状況の把握および投資に際して、財務情報と非財務情報の統合的な報告ある
いは統合報告書(以下「統合報告書」という。)をどの程度活用しているかなどの利活用状
況の把握
■調査期間:2014 年 10 月 16 日~2014 年 12 月 24 日
■調査対象:投資家等(年金基金等のアセット・オーナー、運用機関等)
(95 社に調査確認
票を郵送)
■調査方法:郵送による依頼。回答はウェブフォーム
■調査項目:
①投資で重視している点
②投資に際して ESG 情報を重視しているかどうか
③ESG 情報を重視する理由
④全てのファンドに対し、ESG 情報を活用しているかどうか
⑤ESG 情報を重視しない理由
⑥「ESG 投資」の視点から重視しているイニシアティブ
⑦ESG 情報をどのように収集しているか
⑧投資の参考資料等として、統合報告書を活用しているかどうか
⑨統合報告書をどのように活用しているか
⑩実際にどのような企業の報告書をどのように活用しているか
⑪統合報告書の非財務情報の内、どの部分を重視して見ているか
⑫投資家の視点から、統合報告書はどのような情報開示を行うべきと考えるか
⑬海外と比較した場合、統合報告書において質的に不足しているなど違いを感じる点
⑭ESG 投資の視点からの、日本企業の統合報告書の望ましい内容・あり方について
■回収状況:回収数 29 社(回収率 30.5%)
■回答企業の立場:
回答企業は、
「運用機関」が 58.6%、次に「年金基金等のアセット・オーナー」が 24.1%、
「その他」が 17.2%となっている。
(図表1)
なお、
「その他(自由記入)
」
(17.2%)の内容は、次のとおりである。
・生命保険会社
・損害保険会社
・証券会社の自己勘定部門
1
図表1
回答企業の立場 (n=29)
その他(自由
記入),
17.2%
年金基金等の
アセット・
オーナー,
24.1%
運用機関,
58.6%
■「環境報告書プラザ」の認知状況:
環境報告書プラザを知っていて、なおかつ、見たことがある投資家は 27.6 %にとどまり、
62.6%が「今回、初めて知った」と回答している。
(図表2)
投資家における「環境報告書プラザ」の認知度は限定的であり、投資に非財務情報を活用
しようとする昨今の情勢も踏まえ、今後、一層の利用促進が期待される。
図表2
「環境報告書プラザ」の認知状況 (n=29)
知っていた
が、見たこと
はない,
10.3%
知っていて、
見たことがあ
る, 27.6%
今回、初めて
知った,
62.1%
2
2.アンケート調査結果
【総括】
今般、国内の投資活動において、ESG 投資がどの程度行われており、また、その情報ソー
スとして、統合報告書がどの程度用いられているか等について調査するため、国内の運用
機関、アセットオーナー等 95 社にアンケートを送付し、29 社(資産運用残高の合計 200
兆円以上1)から回答を得た。
その結果、国内投資家の大半(82.7%)が投資に際して ESG 情報を重視するとともに、そ
の過半(58.3%)が全てのファンドもしくは概ね全てのファンドで ESG 情報を活用してい
ると回答しており、ESG 投資のメインストリーム化の傾向が見て取れる結果となった(問
。
2、問4)
また、ESG 情報の活用の視点としては、長期的な投資先企業の価値創造の向上要因として
捉えるためという回答が最も多く、リスク回避やネガティブスクリーンといったマイナス
要素の排除の観点よりもポジティブな観点から評価しようとする姿勢がうかがえる(問3)
。
ESG 情報の情報源としては、過半の投資家(58.6%)が統合報告書を活用しており、企業
との対話(58.6%)
、外部(ESG 情報提供機関等)の活用(27.6%)と並んで主要な情報源
となっている(問7)。
また、統合報告書の活用方法については、上述の ESG 情報活用の視点と同様、中長期的な
企業の価値向上の観点からの評価に用いるとしているほか、企業との対話に用いるという
意見も多く見られ、統合報告書を通して、投資家・企業間の対話がより促進される好循環
が見て取れた(問9、10)
。
投資家は、統合報告書に対し、マテリアリティや KPI を中心とした企業価値創造等に関す
るストーリー性を重視する声が過半(51.7%)を占める一方、網羅的な情報開示を求める声
も多く(34.5%)
、どちらか一方ではなく、ストーリー性を確保した上での具体的な情報開
示が求められていると考えられる(問12)
。また、具体的な非財務情報の項目としては、
ガバナンス、トップメッセージ、環境経営・環境マネジメントなどが比較的重視されてお
り、個別の話題に特化するよりも、ガバナンスやマネジメントと絡めて記載することが重
要と言えるかもしれない(問11)
。
他方で、海外の統合報告書と比較した場合、ESG 情報を重視する投資家を中心にガバナン
ス、ストーリー性、トップメッセージ、情報の網羅性について、質的に不足しているとい
う回答が多く見られ、投資家の期待の高い要素について、必ずしも投資家にとって十分な
情報が記載されていない可能性が示唆されている(問13)
。
こうした統合報告書に対する投資家と企業のギャップを埋めていくことで、ESG 情報に係
29 社のうち、各社公表資料から集計可能な金額の合計。保険会社、銀行については有価
証券保有額。平成 25 年度末現在。
)
1
3
る投資家・企業間の対話促進効果を含め、メインストリーム化しつつある ESG 投資の更な
る深化・拡大に資することが期待される。
4
【1部】投資・ESG 投資について
1部では、
「投資・ESG 投資」に係るアンケート結果を示す(問1から問7)。
①投資で重視している点〔問1〕
投資に際して重視している点について、重視している順に、1、2、3と最大3位まで順
位を記入していただいた。重視している順に点数付けを行い、集計した結果のランキング
は、1位が「業務・財務情報」となった。
「ESG などの非財務情報」は4位となっているが、
3位の「経営者の質」との差は大きくなく、投資に際し、非財務情報が一定程度活用され
ている様子が見て取れる。
(図表3)
なお、
「その他(自由記入)
」の内容は、主に次のとおりである。
・業績の安定性や成長性
・株価の値動きや需給の状況、バリュエーション
・ポートフォリオ上の投資戦略における投資候補企業あるいは所属業種の重要性
・インハウスでのジャッジメンタル運用は実施していない
図表3
投資で重視している点 (n=29)
1位
業務・財務情報
68 点
2位
経営戦略
42 点
3位
経営者の質
23 点
4位
ESG などの非財務情報
16 点
4位
その他(自由記入)
16 点
※計算方法は、1位=3点、2位=2点、3位=1点で集計
②投資に際して ESG 情報を重視しているかどうか〔問2〕
「大いに重視している」(17.2%)
、「ある程度重視ている」(65.5%)を合算すると 82.7%
にのぼり、
投資家の大半が何らかの形で ESG 情報を重視していることが浮き彫りとなった。
5
図表4
投資に際して ESG 情報を重視しているかどうか (n=29)
まったく重視
していない,
3.4%
あまり重視し
ていない,
13.8%
大いに重視し
ている,
17.2%
ある程度重視
している,
65.5%
③ESG 情報を重視する理由〔問3〕
問2で、投資に際して ESG 情報を「大いに重視している」
「ある程度重視している」を選
んだ回答者を対象に、ESG 情報を重視する理由について、重視する理由の順に、1、2、
3と最大3位まで順位を記入していただき、点数付けを行った。その結果、
「長期的な投資
先の企業の価値創造の向上の要因として捉えるため」が最も点数が高く、
「リスクの観点か
ら、投資分析の要因として捉えるため」、「法令等が禁止している行為に関与する企業等へ
の投資排除につなげるため(ネガティブスクリーン)
」が続いており、投資家が、ESG 情報
をネガティブな要素の排除よりも企業価値創造というよりポジティブな観点から評価しよ
うとしている姿勢が見て取れる。
(図表5)
図表5
1位
投資で重視している点 (n=24)
長期的な投資先の企業の価値創造の向上の要
53 点
因として捉えるため
2位
リスクの観点から、投資分析の要因として捉え
31 点
るため
3位
法令等が禁止している行為に関与する企業等
25 点
への投資排除につなげるため(ネガティブスク
リーン)
19 点
4位
社会的な責任を果たすため
5位
顧客の要望に応えるため
4点
6位
その他(自由記入)
0点
※計算方法は、1位=3点、2位=2点、3位=1点で集計
6
④全てのファンドに対し、ESG 情報を活用しているかどうか〔問4〕
問2で、投資に際して ESG 情報を「大いに重視している」
「ある程度重視している」を選
んだ回答者を対象に、全てのファンドに対し、ESG 情報を活用しているかどうかを尋ねた
ところ、
「全てのファンドに活用」(20.8%)、
「概ね全てのファンドに活用」(37.5%)が合
計 58.3%と過半に上り、ESG 情報が、SRI などの特定のファンドに限らず幅広く活用され
る ESG 投資のメインストリーム化の傾向が見て取れる。
(図表6)
なお、
「その他(自由記入)
」
(25.0%)の内容は、主に次のとおりである。
・基本的に、個々のファンドマネージャの判断に委ねている。
・パッシブファンドには活用していない。
・アクティブ運用のファンドで、ESG 情報を活用している。
・親会社において ESG 投資を実施するほか、ネガティブスクリーンとしては原則とし
て全てのファンドに適用している。
図表6
全てのファンドに対し、ESG 情報を活用しているかどうか (n=24)
その他(自由
記入),
25.0%
概ね全ての
ファンドに活
用, 37.5%
SRIなど特定
のファンドに
活用, 16.7%
全てのファン
ドに活用,
20.8%
⑤ESG 情報を重視しない理由〔問5〕
問2で、投資に際して ESG 情報を「あまり重視していない」「まったく重視していない」
を選んだ回答者を対象に、ESG 情報を重視しない理由について、重視しない理由の順に、
1、2、3と最大3位まで順位を記入していただき、点数付けを行った。
(図表7)
ESG 情報そのもの又はそれを読み解く人材の不足や成長との関連が明かではないことをあ
げる声が多い一方で、
「顧客からのニーズがないため」との回答はなく、情報や人材の不足
を補う必要がある。
なお、
「その他(自由記入)
」の内容は、次のとおりである。
・株式残高(リスク資産)を削減中であり、新規投資自体が僅少。
7
・マルチ・マネージャー運用(複数の運用会社に運用を委託)であるため、投資先企業
の ESG(環境・社会・ガバナンス)活動のコストベネフィット評価や、ESG 活動が株
主価値にもたらすインパクトの評価には直接関与していない。
図表7
ESG 情報を重視しない理由 (n=5)
1位
その他(自由記入)
6点
2位
ESG 情報が不足しているため
5点
2位
成長性との関連が明らかではないため
5点
3位
ESG 情報を読み解くための人材、時間が不足
4点
しているため
4位
顧客からのニーズがないため
0点
※計算方法は、1位=3点、2位=2点、3位=1点で集計
⑥ESG 投資の視点から重視しているイニシアティブ〔問6〕
ESG 投資の視点から、投資家がどのイニシアティブを重視し、また、認知しているかにつ
いて質問を行った。
(図表8)
金融機関自体の投資や行動等に関するイニシアティブである PRI(責任投資原則)、21世
紀金融行動原則、国連環境計画・金融イニシアティブについては支持が高く、実際にアン
ケートに回答した多くの投資家もこれらのイニシアティブに署名している。また、国連グ
ローバル・コンパクトを含め国連等の公的機関のイニシアティブが重視されている傾向も
見て取れる。
一方で、企業の非財務情報を含めた開示を促す IIRC、SASB 等については、元来投資家側
のイニシアティブによりスタートしたとされているが、我が国投資家からはあまり高い支
持を得ていない。IIRC、SASB については、発足からの時間が短く、認知度の低さも起因
している可能性もあるが、投資家は特定のイニシアティブに沿って情報が開示されている
かよりも、それぞれの内容に即して統合報告書の質を判断しているとも考えられる。また、
企業へのアンケートを通じて収集した情報を開示する CDP については、同じく投資家側の
イニシアティブによりスタートしたとされているが、高い認知度に対して必ずしも支持は
高くない。
なお、日本企業の発行する環境報告書等(CSR報告書、サステナビリティ報告書、統合報
告書を含む。)の作成の方針等の把握のために、別途、環境報告書等作成企業を対象とし
たアンケート調査を実施した。「環境報告書プラザに関するアンケート調査2014」として
結果をまとめているので、そちらも参照されたい。
※「環境報告書プラザに関するアンケート調査2014 」報告書 参照先
https://www.ecosearch.jp/ja/images/pdf/report_20150116.pdf
8
図表8
ESG 投資の視点から重視しているイニシアティブ
(n=29)
投資に際して ESG 情報を
※図表8のグラフの内訳は、問2の「投資に際して ESG 情報を重視しているかどうか」にどのように回答
しているかを併せて示したものである。
9
⑦ESG 情報をどのように収集しているか〔問7〕
「財務情報と非財務情報の統合的な報告あるいは統合報告書」と「企業との対話」がいず
れも 58.6%と最も多く、
「外部(ESG 情報提供機関等)を活用」が 34.5%、
「その他(自由
記入)
」が 27.6%と続いている(図表9)
。また、統合報告書と外部機関等の活用など複数
の手段を活用しているケースも多く見られる(統合報告書を活用している投資家の 82.3%
が企業との対話、41.2%が外部の ESG 情報提供機関等併用 等)
。
「その他(自由記入)
」(27.6%)の内容は、主に次のとおりである。
・企業のホームページより CSR に関する活動報告、コーポレートガバナンス体制等を入
手
・CSR 報告書
・有価証券報告書等
・ニュース、報道等
・グループ企業を通してグローバルに収集
・収集していない
図表9
投資に際して
ESG情報を
ESG 情報をどのように収集しているか(複数回答可)
大いに重視している
ある程度重視している
あまり重視していない
まったく重視していない
58.6%
財務情報と非財務情報の統合的な報告あ
るいは統合報告書
5
11
1
58.6%
4
企業との対話
2
外部(ESG情報提供機関等)を活用
その他(自由記入)
1
13
8
3
3
%
34.5%
1
27.6%
(n=29)
※グラフの内訳は、問2の「投資に際して ESG 情報を重視しているかどうか」の数値を併せて示した
ものである。
10
【2部】統合報告書(統合的な報告)について
2部では、
「統合報告書(統合的な報告)
」に係るアンケート結果を示す(問8から問14)
。
⑧投資の参考資料等として、統合報告書を活用しているかどうか〔問8〕
「はい(活用している)
」が 55.2%、
「いいえ(活用していない)
」が 44.8%となっている。
また、回答の内訳を見てみると、問2で投資に際して ESG 情報を「大いに重視している」
と回答した投資家の全て、
「ある程度重視している」と回答した投資家の過半が投資に際し、
統合報告書を参考にしている。
(図表10)
図表10
投資に際して
ESG情報を
活用している
活用していない
投資の参考資料として、統合報告書を活用しているかどうか
大いに重視している
ある程度重視している
あまり重視していない
まったく重視していない
5
11
8
4
55.2%
1
44.8%
(n=29)
※グラフの内訳は、問2の「投資に際して ESG 情報を重視しているかどうか」の数値を併せて示した
ものである。
⑨統合報告書をどのように活用しているか〔問9〕
投資の参考資料等として、統合報告書を活用している回答者(問8で「はい」を選んだ回
答者)を対象に、統合報告書をどのように活用しているかを尋ねたところ(自由記入)、以
下の回答が寄せられた。統合報告書を企業の中長期的な価値創造の観点からの評価に用い
るとしている投資家や対話のツールとして活用している意見が多く見られるほか、企業活
動のチェックに活用しているという意見も見られた。
・企業の財務分析だけでなく、ビジネスモデル・ガバナンス・経営戦略と資源配分(株
主還元等)等の非財務情報を取得することで、企業の長期にわたる価値創造性等を通
じて企業への投資価値を総合的に判断することに活用している。
・企業を取り巻く事業環境を把握し、ビジネスモデルや経営資源配分の優先付けから将
11
来の価値創造力評価に活用している。
・経営トップの目指す方向性や経営戦略を理解し、企業との対話を通じて中長期的な企
業評価に活用している。
・企業との対話におけるツールとして活用している。
・財務諸表では分からない企業の取組みを知るために活用している。
・財務情報はもちろんのこと、ESG への取り組み、特にガバナンスに関する内容を把握
するために活用している。
・ESG ファンドで投資する銘柄の調査にあたり、アナリストが ESG 情報を収集するた
めに活用している。
・投資先企業のアクティビティを振り返って確認するための定点チェック目的で活用し
ている。
・社会的課題に対する企業の取組方針の確認のため活用している。
・事業活動を行う上での環境負荷低減効果のデータ確認のため活用している。
⑩実際にどのような企業の報告書をどのように活用しているか〔問10〕
投資の参考資料等として、統合報告書を活用している回答者(問8で「はい」を選んだ回
答者)を対象に、実際にどのような企業の報告書を、どのように活用しているかを尋ねた
ところ(自由記入)
、以下の回答が寄せられた。問 9 と同様に、中長期の経営戦略や CSR
活動に関する情報収集という回答のほか、企業との対話に活用するという意見が見られた。
活用している
活用方法
報告書
ローソン
自社の持つ経営戦略と社会的課題の関係をまとめており、中長期の経営
方針を議論する基礎資料としている。
エーザイ
ビジネスモデルの転換や目指すべき利益水準が説明されており、短期業
績が厳しい中でも、未来志向の議論がしやすい。
オムロン
企業価値についての考え方が明確に示されており、目指す方向が共有で
きる。単純な利益目標が示されているものより、経営戦略との関連で議
論がしやすい。
ローソン
長期的な企業価値向上に向けた経営戦略を理解し、経営トップが発して
いる「イノベーション」のメッセージについて具体的な事業方針と紐付
けて対話を行っていく。
アステラス
成長戦略についてのビジネスモデルや経営戦略上の課題について、多様
なステークホルダーにどのように説明しているかを読み解き、株主還元
政策について企業と対話を行っていく。
ローソン
社外取締役の比率や取締役会への出席率、役員報酬に関する内容の把握
12
に活用している。
三井物産
経営戦略と資源配分の考え方(中計にも株主還元方針を発表)の変化を
見ての、企業評価の変化を確認している。
セブン&アイ
情報ソースとして、ESG を中心とした非財務情報の収集・チェックを行
HD、村田製作
っている。
所、野村不動産
HD など
一部上場企業
経営トップの考え方、環境データ、ダイバーシティの取り組みなどを確
の報告書
認している。
調査対象企業
CSR マネジメントシステム、CSR 活動の内容を把握するとともに、業
の報告書
内容、事業リスク等の情報収集に活用している。
投資先の報告
認識の齟齬が発生していないか等を確認するために活用している。
書
定量定性判断の材料として活用している。
⑪統合報告書の非財務情報の内、どの部分を重視して見ているか〔問11〕
投資の参考資料等として、統合報告書を活用している回答者(問8で「はい」を選んだ回
答者)を対象に、主にどの部分を重視しているか、1、2、3と最大3位まで順位を記入
していただき、点数付けを行った(図表11)。
その結果、個別のトピックについては点数が低い一方で、ガバナンス、トップメッセージ、
環境経営・環境マネジメントなどは比較的重視されており、個別の話題に特化するよりも
ガバナンスやマネジメントと絡めて記載することが重要と言えるかもしれない。
なお、
「その他(自由記入)
」の内容は、主に次のとおりである。
・中期経営計画を中心とする今後の施策方針など
・ビジネスモデルや中長期的視点に基づく将来情報
・将来のリスクと機会、また、それらに向けての対応や取組み
図表11
統合報告書の非財務情報の内、どの部分を重視して見ているか(n=16)
1位
ガバナンス
27 点
2位
トップメッセージ
26 点
3位
ステークホルダーとの対話
7点
3位
経営情報・財務状況
7点
5位
その年の特集
5点
5位
環境経営・環境マネジメント
5点
5位
その他(自由記入)
5点
8位
コンプライアンス
3点
13
9位
女性活躍に関する情報(役員や管理職への登
2点
用、キャリア促進、両立支援等)
9位
11位
資源の有効活用
2点
職場環境づくり(人材育成、ダイバーシティ、
1点
ワークライフバランス等)
12位
地球温暖化防止
0点
12位
生物多様性保全
0点
12位
社会貢献活動
0点
※計算方法は、1位=3点、2位=2点、3位=1点で集計
⑫投資家の視点から、統合報告書はどのような情報開示を行うべきと考えるか〔問12〕
「マテリアリティや KPI を中心とした企業価値創造等に関するストーリー性を重視する簡
潔な情報開示を行うべき(グラフ内では、
「企業創造等に関するストーリー性を重視」と略)」
「事業の全体像の把握、恣意性の排除及び比較可能性の観
が 51.7%と過半を占めているが、
点から網羅的な情報開示を行うべき(グラフ内では、
「網羅的な情報開示」と略)
」も 34.5%
に上る(図表12)
。「その他」意見にも企業価値創造に関するストーリー性を確保した上
で、必要な情報については詳細な情報公開を求める意見があり、どちらか一方ではなく、
ストーリー性を確保した上での具体的な情報開示が求められていると考えられる。
なお、
「その他」
(13.8%)の内容は、主に次のとおりである。
・マテリアリティを中心とした企業価値創造への取り組みの仕組みが簡潔に示されるこ
とを期待するが、環境面での取り組み、ダイバーシティへの取り組みなどについては、
比較可能性のある具体的で継続性のある情報開示およびデータが提示されることが望
ましい。
・マテリアリティや KPI を中心とした企業創造に関する情報開示を行い、その中で会社
側が必要と思われる指標での詳細な情報開示を行う。
・
「マテリアリティや KPI を中心とした企業価値創造等に関するストーリー性を重視する
簡潔な情報開示」と「事業の全体像の把握、恣意性の排除及び比較可能性の観点から
網羅的な情報開示」の両方を行うべき。
14
図表12
投資家の視点から、統合報告書はどのような情報開示を行うべきと考えるか(n=29)
その他(自由
記入), 13.8%
企業価値創造
等に関するス
トーリー性を
重視, 51.7%
網羅的な情報
開示, 34.5%
⑬海外と比較した場合、統合報告書において質的に不足しているなど違いを感じる点〔問
13〕
投資に際して ESG 情報を重視している投資家(問2で「大いに重視している」、
「ある程度
重視している」と回答した投資家)を中心に、
「ガバナンス」、
「マテリアリティや KPI を中
心とした企業価値創造等に関するストーリー性(グラフ内は「企業価値創造等に関するス
トーリー性」と略)」、
「トップメッセージ(トップのコミットメント)」、「情報の網羅性」
について、日本の統合報告書が質的に不足しているという回答が多く見られる。
(図表13)
投資家は、統合報告書に対し、①ガバナンスやトップメッセージを重視し(問11)
、②企
業価値創造等に関するストーリー性を重視する簡潔な情報開示を行うべき(問12)との
意見が多く見られたが、このような投資家の期待の高い要素について、必ずしも投資家に
とって十分な情報が記載されていない可能性が示唆されている。具体的にどのような違い
を感じるかを尋ねる自由記入においても、ガバナンスに関する意見が見られた。
なお、
「その他(自由記入)
」の内容は、主に次のとおりである。
・同業他社比較に関する記載が少ない。
・国内企業、海外企業という区分けではなく、個別企業毎に内容に違いがあると感じる。
15
図表13
海外と比較した場合、統合報告書において質的に不足しているなど違いを感じる点
投資に際して
ESG情報を
大いに重視している
ある程度重視している
あまり重視していない
まったく重視していない
24.1%
2
ガバナンス
5
24.1%
7
企業価値創造等に関するストーリー性
24.1%
よくわからない
1
トップメッセージ(トップのコミットメント)
1
3
2
4
1
3
女性活躍に関する情報*
特にない
2
その他(自由記入)
2
1
コンプライアンス
20.7%
5
情報の網羅性
1
1
2
6.9%
地球温暖化防止
2
6.9%
資源の有効活用
2
6.9%
生物多様性保全
2
6.9%
1
3.4%
社会貢献活動
1
3.4%
13.8%
10.3%
6.9%
環境経営・環境マネジメント
職場環境づくり**
17.2%
13.8%
2
1
1
(n=29)
※グラフの内訳は、問2の「投資に際して ESG 情報を重視しているかどうか」の数値を併せて示した
ものである。
*「女性の活躍に関する情報」とは、具体的な例としては役員や管理職への登用、キャリア促進、両立
支援等/**「職場環境づくり」とは、具体的な例としては人材育成、ダイバーシティ、ワークライフ
バランス等
16
具体的にどのような違いを感じるかを尋ねたところ(自由記入)
、以下の回答が寄せられた。
・日本企業の報告書は、ガバナンスでは組織的な開示はしっかりしているが、それをど
のように活用しているか、今後どのように改善をしていきたいかの開示が少ない。
・海外の報告書は、ガバナンスがいかに企業価値創造につながっているかの説明がある。
・トップマネジメントの業績へのコミットメントが不足している。
・企業によって開示基準が異なっており業界比較ができないため、開示基準を統一して
ほしい。
⑭ESG 投資の視点からの、日本企業の統合報告書の望ましい内容・あり方について〔問1
4〕
ESG 投資の視点から、日本企業の統合報告書の望ましい内容・あり方について尋ねたとこ
ろ(自由記入)
、ストーリー性や将来志向の情報、進捗度合いなどの記載を求める意見、定
量的な情報開示を求める意見がともに多く見られた。また、企業と投資家の対話に積極的
に活用するとともに、両者が ESG 情報を一層意識すべきという意見も見られた。
統合報告書については、将来志向のストーリー性、必要な定量情報を併せ持つとともに、
企業、投資家双方が積極的に投資材料、対話の材料として活用していくことが期待される。
(ストーリー・将来志向の情報等を求める意見)
・現在は実行している事例の羅列表示で終わる企業が多く、なぜそれを行うのか、行っ
た結果がどう企業価値に結び付くのか、といった戦略性・ストーリー性のアピールが
貧弱であるために、企業の実態を必要十分に表していない感がある。もっと読み手の
共感に訴える内容・表現方法も重視すべきと考える。
・総論に終始するのではなく、どのように取り組んでいるのか、どのように改善してい
く方針なのか、進捗度合いはどの程度なのか等、PDCA サイクルが読み手にイメージ
できるような報告書に仕上げてほしい。
・各非財務情報が財務情報へどのように反映されているか、あるいは将来的にどのよう
に反映されていくと考えられるかを俯瞰的に把握できる体裁が望ましい。
・中長期的視点に基づく、将来志向的情報の充実が望まれる。
(定量的な情報を求める意見)
・統合報告書としての総括的部分、E・S・G 等の区分ごとの開示部分と、2階建てにす
るべき。まず全体感を出してもらい、その中で各ステークホルダーが興味ある部分を
深く見ていけると有用であると思われる。
17
・日本企業については、ESG の評価において G の評価がグローバルに低いことが課題と
なっている。取締役会の独立性、ダイバーシティ増大への取り組みについて、また取
締役の評価体系と報酬についての説明の充実が求められる。
・ESG への取り組みにつき、定性的な情報のみならず、社外取締役・社外監査役の人数
や役員報酬等、定量的な情報も多く記載された内容であるべき。
・環境、女性活用、人材育成、コンプライアンスなど網羅的な内容を、統一された基準
で開示してもらいたい。
(企業・投資家の対話に活用すべき等の意見)
・統合報告書が企業と投資家の対話のツールになるべく、日頃のミーティング(ワンオ
ンワン等)の中で積極的に利用し、投資家(ファンドマネジャーやアナリスト)にも
っとアピールしたほうがよいと思う。
・ESG 情報が投資判断の一要素としてより広く用いられるべきだと思う。しかし、現状
から鑑みて、その実現には企業側も投資家側も一層意識していく必要があると感じる。
・スチュワードシップ・コードの時代、中長期的な対話が重視される。この中で、ESG
などの情報がますます重要になるものと考える。
・企業活動がどのように社会に貢献しているかをイメージしやすいようなかたちにして
ほしい。
18
3.参考:
投資家等を対象とした ESG 情報の活用状況に関するアンケート調査の確認票
■本紙は、アンケートの内容をご確認いただくものとなります。
アンケートの実際のご回答は、ウェブフォームをご利用ください。
アンケートフォームの URL
https://www.ecosearch.jp/●●●/
アンケートフォームにログインする際に、下記 ID とパスワードをご入力ください。
ID:●●●●●●●●●
パスワード:●●●●
貴社の概要等
貴社名:
(
)
所属部署:
(
)
担当者:
(
)
連絡先 TEL:
(
)
メールアドレス:
(
)
★貴社は、投資において、どのような立場の企業・法人でしょうか。
○年金基金等のアセット・オーナー
○運用機関
○その他(自由記入)
★経済産業省の運営する「環境報告書プラザ」サイトを、これまでにご覧になったことが
ありましたか。
○知っていて、見たことがある
○知っていたが、見たことはない
○今回、初めて知った
★アンケートの集計がまとまったあと、メールでご案内を差し上げます。メールでのご連
絡が不要な方は、チェックを入れてください。
□集計結果がまとまったあとのメール連絡は不要です。
19
投資・ESG 投資について
Q 1: 貴社が投資に際して重視している点は何ですか。重視している順に、最大で上位3位
までをお選びください。
※数字は1、2、3と順番に選んでいただき、途中の順番の「2」のみ、「3」のみを入力する
ことはできません。また、
「1」を複数箇所に入力するなど、同じ順位を複数回入力することは
できません。
□業績・財務情報
□経営戦略
□経営者の質
□ESG などの非財務情報
□その他(自由記入)
その他(自由記入)を選んだ方は、こちらに自由にお書きください。
Q 2: 貴社は、投資に際して ESG 情報を重視していますか。
○大いに重視している。→Q 3、Q 4 に進んでください。
(Q5 は回答不要)
○ある程度重視している。→Q 3、Q 4 に進んでください。(Q5 は回答不要)
○あまり重視していない。→Q 5 に進んでください。(Q 3, Q 4 は回答不要)
○まったく重視していない。→Q 5 に進んでください。
(Q 3, Q4 は回答不要)
Q 3: Q 2 で「大いに重視している」
「ある程度重視している」と回答した方にお尋ねします。
貴社が ESG 情報を重視する理由は何ですか。重視している順に、最大で上位3位までをお
選びください。
※数字は1、2、3と順番に選んでいただき、途中の順番の「2」のみ、「3」のみを入力する
ことはできません。また、
「1」を複数箇所に入力するなど、同じ順位を複数回入力することは
できません。
□法令等が禁止している行為に関与する企業等への投資排除につなげるため(ネガティブ
スクリーン)
□リスクの観点から、投資分析の要因として捉えるため
□長期的な投資先の企業の価値創造の向上の要因として捉えるため
□社会的な責任を果たすため
□顧客の要望に応えるため
□その他(自由記入)
20
その他(自由記入)を選んだ方は、こちらに自由にお書きください。
Q 4: Q 2 で「大いに重視している」
「ある程度重視している」と回答した方にお尋ねします。
貴社は、全てのファンドに対し、ESG 情報を活用していますか。
○全てのファンドに活用
○概ね全てのファンドに活用
○SRI など特定のファンドに活用
○その他(自由記入)
Q 5 : Q 2 で「あまり重視していない」
「まったく重視していない」と回答した方にお尋ねし
ます。貴社が ESG 情報を重視しない理由は何ですか。重視しない理由の順に、最大で上位
3位までをお選びください。
※数字は1、2、3と順番に選んでいただき、途中の順番の「2」のみ、「3」のみを入力する
ことはできません。また、
「1」を複数箇所に入力するなど、同じ順位を複数回入力することは
できません。
□成長性との関連が明らかではないため
□顧客からのニーズがないため
□ESG 情報が不足しているため
□ESG 情報を読み解くための人材、時間が不足しているため
□その他(自由記入)
その他(自由記入)を選んだ方は、こちらに自由にお書きください。
21
Q 6:
「ESG 投資」の視点から、貴社ではどのようなイニシアティブ(※)を重視しますか。
重視するイニシアティブ、名前を知っているのみのイニシアティブ、知らないイニシアテ
ィブに区分してください。
(アンケートフォームでは、プルダウン式でお選びいただけます)
(※)イニシアティブ・・・本アンケートでは、企業活動の行動指針・原則やガイドライ
ン類を指しています。
□ 国 連 環 境 計 画 ・ 金 融 イ ニ シ ア テ ィ ブ ( UNEP FI: United Nations Environment
Programme Finance Initiative)
□国連グローバル・コンパクト
□PRI(責任投資原則)
□21世紀金融行動原則
□IIRC
□SASB
□GRI の G4
□CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)
●上記以外に重視しているイニシアティブがあればお書きください。
(自由記入)
Q 7: 貴社では ESG 情報をどのように収集していますか。(複数回答可)
□財務情報と非財務情報の統合的な報告あるいは統合報告書
□外部(ESG 情報提供機関等)を活用
□企業との対話
□その他(自由記入)
22
統合報告書(統合的な報告)について
Q 8: (投資の参考資料等として)財務情報と非財務情報の統合的な報告あるいは統合報告
書を活用していますか。
○はい →Q 9 に進んでください。
○いいえ →Q 12 に進んでください。(Q 9, Q10, Q11 は回答不要)
Q 9: Q 8 で「はい」とお答えした方におうかがいいたします。統合的な報告あるいは統合
報告書をどのように活用していますか。
(自由記入)
Q 10: Q 8 で「はい」とお答えした方におうかがいいたします。実際にどのような企業の報
告書を、どのように活用しているか、事例をお書きください。事例は国内企業、海外企業
のいずれでも構いません(国内企業、海外企業のどちらの事例であるか、また、具体的な
企業名をお書きください)
。
(自由記入)
Q 11: Q 8 で「はい」とお答えした方におうかがいいたします。貴社では統合的な報告ある
いは統合報告書の非財務情報の内、主にどの部分を重視して見ていますか。重視している
順に、最大で上位3位までをお選びください。
※数字は1、2、3と順番に選んでいただき、途中の順番の「2」のみ、「3」のみを入力する
ことはできません。また、
「1」を複数箇所に入力するなど、同じ順位を複数回入力することは
できません。
□その年の特集
□トップメッセージ
□ガバナンス
□コンプライアンス
□女性活躍に関する情報(役員や管理職への登用、キャリア促進、両立支援等)
□職場環境づくり(人材育成、ダイバーシティ、ワークライフバランス等)
□環境経営・環境マネジメント
□地球温暖化防止
□資源の有効活用
□生物多様性保全
23
□社会貢献活動
□ステークホルダーとの対話
□経営情報・財務状況
□その他(自由記入)
その他(自由記入)を選んだ方は、こちらに自由にお書きください。
Q 12: 投資家の視点から、統合的な報告あるいは統合報告書は、どのような情報開示を行う
べきと考えますか。
○マテリアリティ(※)や KPI を中心とした企業価値創造等に関するストーリー性を重視
する簡潔な情報開示を行うべき
○事業の全体像の把握、恣意性の排除及び比較可能性の観点から網羅的な情報開示を行う
べき
○その他(自由記入)
(※)マテリアリティ・・・重要性、重要課題。統合的な報告あるいは統合報告書内では、
「企業価値に重要な影響を及ぼす要因」といった意味で使われることが多い。
Q 13: 海外と比較した場合、統合的な報告あるいは統合報告書において、質的に不足してい
るなど違いを感じる点がありますか(複数回答可)
。また、具体的にどのような違いを感じ
ますか。
(自由記入)
●違いを感じる点(複数回答可)
□トップメッセージ(トップのコミットメント)
□ガバナンス
□コンプライアンス
□女性活躍に関する情報(役員や管理職への登用、キャリア促進、両立支援等)
□職場環境づくり(人材育成、ダイバーシティ、ワークライフバランス等)
□環境経営・環境マネジメント
□地球温暖化防止
□資源の有効活用
□生物多様性保全
24
□社会貢献活動
□マテリアリティや KPI を中心とした企業価値創造等に関するストーリー性
□情報の網羅性
□特にない
□よくわからない
□その他(自由記入)
●具体的にどのような違いを感じますか。(自由記入)
Q14:ESG 投資の視点から、日本企業の統合的な報告あるいは統合報告書の望ましい内容・
あり方について、自由にご記入をお願いいたします。(自由記入)
〜ご協力ありがとうございました〜
25
Fly UP