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NO.41 (8月19日号)
食育情報 No41 No41~ 41~夏バテを バテを秋に持ち越さないために~ さないために~ クーラーがまだ普及していなかった昭和 30 年代、夏バテとは単純に猛暑による体力消耗や 食欲不振を意味し、いわゆる夏痩 夏痩せ 夏痩せという結果をもたらしました。一方、現代の夏バテは、 温度差ストレスによる自律神経 自律神経の 自律神経の不調によるもので 不調によるもので症状 によるもので症状も 症状も複雑で 複雑です。弱った胃腸では夏バテ 予防に良いといわれる豚肉やうなぎを食べても、うまく消化できずにさらに胃腸の調子が悪 くなったりします。また、喉が渇くので冷たいジュースをとりすぎた結果、カロリー過剰の 結果、太ったりします。冷たい飲み物やアイスなどは食欲がなくても食べやすく、ついつい 食べ過ぎて栄養のバランスを崩し、太ったうえにむくむ、という変 変な太り方をして体 をして体を壊す ことにもなりかねません ことにもなりかねません。 かねません 夏バテの バテの大きな原因 きな原因 夏バテ防止 バテ防止・ 防止・解消の 解消の対策・ 対策・予防法 ●自律神経の不調 ●しっかりと食べる ●水分不足 ●水分を補給する ●胃腸の働きの悪化 ●冷房の効きすぎに備える ●しっかりと寝る 夏バテを秋に持ち越さないためにはしっかり食べて、スタミナをつけることです。特に、 ビタミンやミネラルを補給する必要があります。なかでも、ビタミン B1やクエン酸、最近で はナイアシンなども必要といわれています。 「ビタミンB1」は豚肉やほうれん草、ごまなどに豊富に含まれていますが、一定量以上 は体に吸収しにくい特徴があります。これを吸収しやすくするのが「アリシン」でニンニク やネギ、ニラなどに含まれます。また、疲労の原因である体内の乳酸の排出を促すのが「ク エン酸」で、梅干しや酢、柑橘類などに含まれています。つまり、これら3つの栄養素が豊 富な食材をうまく組み合わせた疲労回復メニューをしっかりと食べることが夏バテにはお勧 めです。そのメニューをいくつか紹介します。 冷シャブ梅 シャブ梅あんかけ 豚肉のしゃぶしゃぶに梅肉入りのタレをかけてさっぱりとどうぞ!! 付け合せにはたっぷりの野菜とかりっと揚げたにんにくを添えましょう。 豚キムチ 豚肉とキムチをさっと炒め合わせる。 もやしやにらをプラスするとさらにスタミナアップです。 酢豚 いつもの酢豚に酢をきかせてさっぱりと夏向きにアレンジ!! 食べ方のコツ 夏バテで食欲がないときには、食べ方にも工夫が必要です。 ●一日3食をきっちり食べましょう。特に、朝食はしっかりと。 ●少量しか食べれないときも、バランスよく。 ●どうしても食べられないときは、トマトジュースやフルーツ酢を。 地産地消お勧めメニュー Ⅰ なすそうめん 暑い夏、手軽にできて主食にもおかずにも最適。 三豊地区特産の三豊なすと小豆島のそうめんを使ってどうぞ。 材料(4 人分) 三豊なす 作り方 中2個 油揚げ 1枚 砂糖 30g そうめん 100g しょうが 1かけ 薄口しょうゆ 出し汁 50 ㏄ 700 ㏄ 油、ごま油 少々 ① なすは縦 8 等分に切り、 斜めに切り目を入れて水にるける。 ② 厚手の鍋に油を入れてよく熱し、水気を切った茄子を加え て軽く炒める ③ ②に出し汁、しょうゆ、砂糖を加える ④ 油揚げは 8 等分の三角の形に霧、③を加える ⑤ 煮えてきたら そうめんを入れて、ごま油としょうが汁を 加える ※そうめんは煮えすぎないようにする 茹でたそうめんを入れるようにしてもよい Ⅱ 小魚の三杯 夏祭りの酒の肴にぴったりの魚の三杯、小魚は骨まで 柔らかく、保存性のいい料理です。あじやままかり、き すご、たなご、ねばこちもおすすめです。暑い夏には、 三杯酢のさわやかな酸味が食欲をそそり、魚の良質のた んぱく質と脂質、そしてカルシウムがたっぷりです。唐 辛子やしょうが、みょうがを加えたり、すだちや青しそ など季節の薬味を添えたりしてもおいしい。 材料(4 人分) 小魚 作り方 小8匹 三杯酢 ① 小魚は、腹わたを取り除き、焼き網で焼く ② 分量の調味料をあわせ、三杯酢を作る。季節によ 酢 1/2C り、唐辛子や刻みしょうが、みょうがの細切りを 砂糖 50g 加える しょうゆ 70 ㏄ 出し汁 50 ㏄ て、中まで味をしみこませる。 塩 少々 ※すだちの輪切りやくし形切りを添えたり、青し 唐辛子、しょうが、みょうが すだち、青しそなど ③ ②に焼きたての熱いあじを漬ける。時々、裏返し そをあしらう