Comments
Description
Transcript
マダニに注意しましょう!
マダニに注意しましょう! ~マダニからうつる感染症から、ペットと飼い主さんを守るために~ 〇重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について ウイルスを保有するマダニに咬まれて人に感染する病気です。症状は、発熱や嘔吐、下痢、腹痛 などで、重症化し死亡することもあります。 平成 23 年に中国で発見され、診断が出来るようになった感染症で、福岡県内でも、平成 27 年 5 月 に初めて患者が確認されました。 (マダニによる感染症には、この他にも人の感染症として日本紅斑熱、ライム病、犬の感染症とし て、バベシア症などがあります。 ) (吸血前) 体長 〇マダニはどのようなところにいるのでしょう? 2~3 ミリ マダニは、野生のケモノや鳥などが生息する自然豊かな場所(やぶや草むら) に生息しています。普段生活している場所、住宅周辺でも自然が豊かであれば、 裏庭、畑、畦道などにもマダニは生息しています。マダニは家屋内に生息する (吸血後) ダニとは種類が異なります。 体長 10 ミリ程 〇マダニの感染症を予防するにはマダニにかまれないことが重要です フタトゲチマダニ ・畑や公園、住宅地の庭などにも、マダニがいることがありますので、農作業や剪定、草刈り、犬の 散歩等の際には注意してください。 ・やぶや草むらなど、マダニの生息する場所に入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴下・ 靴、帽子などを着用し、肌の露出を少なくしましょう。 ・マダニにかまれても、痛みやかゆみはほとんどなく、気づかないことが 多くあります。野外活動や草むらを散歩した時には、シャワーや入浴の 際に、マダニにかまれていないか確認しましょう。 ・やぶ等で、犬や猫などの動物にマダニが付くことがあります。散歩から フチトゲチマダニ 帰った際には、人間・犬猫ともマダニが付いていないかチェックし、 マダニを家の中に入れないように注意しましょう。 ・犬猫の場合、被毛の薄い目・鼻・耳・指の間など重点的に観察してくだ さい。マダニの除去には、目の細かいクシをかけると効果的です。ダニ駆除薬もありますので獣医 師に御相談ください。 〇もし、マダニにかまれたら・・ ・マダニが深く咬みついている場合は、無理に引き抜こうとせず、できるだけ医師(皮膚科又は外科) ・ 獣医師の診察を受けましょう。 (マダニをつぶさないようにしてください。ウイルスが体内に侵入する可 能性があります。 ) ・飼い主がマダニにかまれたら、約2週間は体調の変化に注意し、発熱や発疹などの症状が出た場合は医 療機関を受診してください。 春から秋のマダニ活動期には、 草むらでの散歩はできるだけ避けましょう。 福岡県粕屋保健福祉事務所 (保健衛生課感染症係℡092-939-1746)