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保健だより No14(マダニ媒介性感染症)

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保健だより No14(マダニ媒介性感染症)
№14
平成 28 年 8 月 29 日(月)
北海道中標津高等学校
保健室発行
8 月 17 日、ウイルスを持ったマダニにかまれ「ダニ媒介性脳炎」を発症した道内の男性が死亡
したというニュースを新聞で知り衝撃を受けました。
近年話題になっている蚊を媒介とする感染症は、道内に生息していない種類の蚊なので、あまり
危機感がなかったのですが、今回のダニ媒介性は道内で起きたことなのでビックリです。
●草やぶ、民家の裏山や裏庭、畑、などにも生
息しています。
●シカや野ウサギなどの野生動物が出没する環
境に多く生息しています。
●道ばたの草むらにもいるのでペットの散歩で
付くことも考えられます。
●野外では、腕・足・首など、肌の露出を少なくし
ましょう! 半ズボンやサンダル履きは不適当!
●首にはタオルを巻くか、ハイネックのシャツを着
用しましょう。
そでぐち
すそ
すそ
すきま
●シャツの袖口やシャツの裾・ズボンの裾に隙間を
作らないようにしましょう。
● ダニ類の多くは、長時間(10 日間以上のこともある)吸血します。吸血中のマダニを無理に
取り除こうとすると、マダニの口器が皮膚の中に残り化膿することがあるので、皮膚科等の
医療機関で、適切な処置(マダニの除去や消毒など)を受けてください。
● マダニに咬まれたら、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は、
医療機関で診察を受けてきださい。
● すぐに受診が出来ない場合は医療機関に電話をして指示を聞いてください。
それぞれの症状によって指示が異なると思うので。
●上着や作業着は、家の中に持ち込まないようにしましょう。
●屋外活動後は、シャワーや入浴で、ダニが付いていないかチェックしましょう。
●マダニは、世界中に 800 以上の種が知られいて、そのうち日本には 47 種が生息しています。
●マダニが媒介する感染症は数種類ありますが、日本で報告されているのは次の2つです。
*重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(フレボウイルス)
~これまでに、中国・日本・韓国で SFTS の患者が報告がされています~
*ダニ媒介性脳炎 (フラビウイルス)
~日本国内での患者の発生は 1993 年に道南で確認されて以来 23 年ぶりで、死亡例は国内初~
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