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ベトナム産業人材育成事業

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ベトナム産業人材育成事業
ベトナム産業人材育成事業
【事業概要】
●ベトナム、ホーチミン市西部において、本邦向け技能研生・技術者の日本への派遣前基礎
的職業訓練、帰国後の現地進出本邦企業等への就業支援を行う事業への支援。海外投融
資資金は、職業訓練の需要の増加等に対するための校舎建設等に充てられた。
●校舎は2013年9月12日に竣工し、運営会社による授業等が実施されている。
【事業の意義】
JICA
融資(海外投融資(地場銀行を経由した融資))
産業人材育成学校 運営会社(エスハイ社)
●日本への派遣前日本語及び基礎的職業訓練
●帰国後の現地進出本邦企業等への就業支援
1.日本の技術・ノウハウによる開発支援
●日本への派遣前研修により、技能研修性・技術
者が日本滞在期間中に日本の技能を十分習得
することを可能とし、これにより、日本の技術・経
験を得たベトナムにおける産業人材の一
層の拡充及び質の向上に貢献。
●ベトナムにおける産業人材育成の一つのビジ
ネスモデルとなり、現地企業による日本型産業人
材の育成の拡充が期待される。
授業の様子
完成した校舎
2.日本企業の海外展開促進への貢献
●日本での実習を終えて帰国したベトナム人を、
現地に進出する日系企業に紹介することにより、
中小企業をはじめとする日本企業の海外展開促
進に貢献することが期待される。
パキスタン貧困層向けマイクロファイナンス事業
【事業概要】
パキスタンのマイクロファイナンス銀行である、The First Microfinance Bank Pakistan (FMFB-P)に
対して、その業務拡大に応じた経営・財政基盤の安定化への支援を行うもの。
【事業の意義】
1.貧困層等の金融アクセス改善による貧困削減
アガカーン
グループ
JICA
出資
出資
IFC
●貧困層及び低所得者に対する貸出・預金等の金融サー
ビスの拡大を通じて、生活環境改善や雇用創出を図り、貧
困層の自立・貧困削減に貢献。
出資
2.貧困削減を支援するNGO及びドナーとの連携
The First MicroFinance
Bank Pakistan (FMFB-P)
●マイクロファイナンス事業や地方開発事業を各国で展開し
貧困層の自立を支援しているアガカーングループ、世界銀行
グループの国際金融公社(IFC)との共同出資によるNGO・
ドナー連携事業。
貧困層等への金融
サービス提供・拡大
貧困層・低所得者層
●零細企業支援による雇用創出効果
●女性自立支援(借手の約3割が女性)
●貧困層・低所得者層の生活環境の改善
※借入人の作業風景
ロンアン省環境配慮型工業団地関連事業
【事業概要】
ベトナム、ホーチミン市西部に隣接するロンアン省において、産業発展及び環境保全の両立を
目的として、日越両国の企業が合弁で事業会社を設立、工業団地向け排水処理施設等のユー
ティリティサービス、表流水(河川)を利用した浄水施設の建設及び運営を行うもの。
(注)地場銀行(VietinBank)を経由した融資
日本企業(神鋼環境
ソリューション等)
ベトナム企業
出資
出資
事業会社
●排水処理等のユーティリティサービス
●上水サービス
(3つの事業会社を設立)
融資(海外投融資)
JICA
【事業の意義】
1.日本の技術・ノウハウの活用
 工場排水による公害問題や工業団地集積地域の
地下水過剰取水による地盤沈下が深刻化
 日本企業の信頼ある技術による排水処理と河川水
による水供給により、環境配慮型の産業開発に貢献
 神戸市が公社を通じ初めて海外水ビジネスに出資参加
2.本邦中小企業進出の受け皿(拠点整備)
 ロンアン省は日本企業(中小企業含む)進出を強く期待
 中小企業の受け皿として、レンタル工場、ワン・ストップ・
サービスを準備。JICAも技術協力による支援予定
3.ベトナム水道PPPインフラのモデル事業
 今後の同種事業の普及促進
※工業団地入口
インドネシア産業人材育成事業
【事業概要】
 インドネシアの現地企業が産業人材の育成を行うために必要となる校舎建設等の事業拡大の
ための資金を支援するもの。
 実習生・技術者は、同社の派遣前訓練を受け、日本での技能実習を経てインドネシアに帰国し、
様々な分野で活躍する。
【事業の意義】
1.日本の技術・ノウハウによる開発支援
●日本への派遣前研修により、技能研修性・技術者が日本滞在期間
中に日本の技能を十分習得することを可能とし、これにより、インドネ
シア人技術者の育成を図ると共に、同国の人的資源開発に貢献する。
●インドネシアにおける産業人材育成の一つのビジネスモデルとなり、
現地企業による日本型産業人材の育成の拡充が期待される。
2.日本企業の海外展開促進への貢献
●日本での実習を終えて帰国した実習生を現地に進出する日系企業
に紹介することにより、中小企業をはじめとする日本企業の海外展開
促進に貢献することが期待される。
写真提供:公益社団法人 日本インドネシア経済協力事業協会(JIAEC)
日本語授業風景
朝礼(挨拶練習)
ティラワ経済特別区(Class A) 開発事業
【事業概要】
ミャンマーのヤンゴン市近郊に位置するティラワ経済特別区(SEZ: Special Economic
Zone)において、日緬両国の企業が合弁で事業会社を設立、早期開発区域である約
400ヘクタールを対象に、工業団地開発・販売・運営事業を行うもの。
官民一体の「インフラシステム輸出戦略」
.
~海外投融資を含めた総合的支援が結実
ミャンマー
政府
現地企業
9社等
【事業の意義】
エム・エム・エス・ティラワ事業開発㈱
(三菱商事・丸紅・住友商事の共同出資)
1.日本企業の海外展開促進への貢献
海外投融資
 日ミャンマー経済協力の象徴的プロジェクト。
 ミャンマーの最重要課題である製造業の振
ODA各スキームで協力
興や雇用創出を支援するとともに、成長の
円借款・
潜在力が高く日本企業の関心が高いミャン
技術協力等
マーにおいて、活動拠点をいち早く整備する
側面支援
ことにより日本企業の国際展開に資するも
(周辺インフラ整備支援
の。
・法整備支援等)
日本側49%出資(うちJICA10%出資)
ミャンマー側51%出資
Myanmar Japan Thilawa
Development Ltd.
土地
リース等
工業団地
開発等
入居企業
ティワラSEZ
出所:JICA作成
ティラワSEZ完成イメージ図
2.PPPインフラのモデル事業
 関連法制度整備、法制度運用、周辺インフ
ラ整備等についてODA各スキームを動員す
るモデル的事業。
中南米 省エネ・再生可能エネルギー事業 (海外投融資 出資事業)
【事業の概要】
メキシコ、コロンビアを中心とした中南米カリブ地域を対象に、ファンドへの出資を通じて、省エネ事
業・再生可能エネルギー事業への支援を行うことにより、当該地域の気候変動緩和への取組の促
進を図るもの。
【事業の意義】
1.中南米カリブ地域における気候変動対策の促進
国際開発機関等
(IDB(MIF)、GEF、EIB、DEG等)
JICA

出資
出資

ファンド
(MGM Sustainable Energy Fund L.P.(MSEF))
投融資
2.日本の低炭素(省エネ・再エネ)技術の活用促進

省エネ事業:ESCO事業
(現地企業等向け省エネ支援)
バイオマス・バイオガス発電、
空調施設、街頭(LED)等
国際的に取組が求められる気候変動対策について、省エネ等の取
組の潜在性の高い中南米地域において、企業等による省エネ(商
業施設・ホテル・中小規模工場等)・中小規模の再生可能エネル
ギーの取組を支援。
それにより、中南米地域における省エネ・再生可能エネルギーの取
組の裾野拡大を促し、我が国としての気候変動対策の取組に資す
るもの。
再エネ事業:
太陽光発電事業等
本事業において、日本企業の有する耐久性及びエネルギー効率の
技術も積極的に活用される見通し。日本企業の低炭素技術の利用
が進んでいない中南米地域において、本事業による日本技術の利
用がショーウィンドウ効果となって、当該地域における日本技術を活
用した省エネ・再生可能エネルギーの利用拡大に資することも期待
される。
製品納入
3.国際的課題への国際協調による取組
日系企業等

気候変動対策との国際的課題に対する、米州開発銀行(IDB
(MIF))、地球環境ファシリティ(GEF)、欧州投資銀行(EIB)、ドイツ
開発公社(DEG)等、国際機関・他開発機関等との協調による取組。
Energy Service Companyの略。顧客(工場・中小企業等)に対し、設備改善等によるエネルギー効率を向上させるサービス事業。エネルギー効率
6 化により顧客の光熱費を削減し、同削減メリットを顧客と共にシェアする。
カンボジア 救急救命医療整備事業
【事業概要】
本事業はプノンペン都において、救命救急センターを併設した民間病院を設立・運営すること
により、日本の技術・ノウハウを活用した疾患予防・治療・リハビリ等の医療サービス提供を図り、
もって同国の疾病状況の改善に寄与するもの。
日揮
産業革新機構
出資
Kitahara Medical
Strategies International
出資
Sunrise Healthcare Service
(病院事業会社)
融資/技術協力
出資
【事業の意義】
1.カンボジアの医療水準向上
 日本人医師や看護師を中心とした質の高
い医療サービスを提供することにより、カン
ボジアにおける高度医療及び救急医療水
準の向上に寄与。
 本事業を通じ、医師、看護師等カンボジア
人病院スタッフの人材育成を推進。
JICA
2.我が国医療の国際展開
 JICAはプロジェクトファイナンスによる融資
及びカンボジア人病院スタッフに対する研
修(技術協力)を通じ、日本企業・病院の海
外展開を支援し、 日本政府の「日本再興
戦略」 「インフラシステム輸出戦略」 「健康・
医療戦略」を推進。
病院完成予想図
ベトナム中小企業・小規模事業者向けレンタル工業団地開発事業
【事業概要】
ベトナム、ホーチミン市東部に隣接するドンナイ省において、日越両国の企業および埼
玉県の出資による合弁会社が日系中小企業・小規模事業者向けのレンタル工業団地開
発・運営事業を行うもの。
フォーバル
出資
埼玉県
出資
ベトナム企業
出資
レンタル工業団地 運営会社
(Japanese SMEs Development JS Company)
融資(海外投融資(地場銀行を経由した融資))
JICA
【事業の意義】
1.ベトナムにおける裾野産業の振興
 技術力のある日系中小企業・小規模事業者を本レン
タル工業団地に誘致し、ベトナム国内企業との取引を
促進することで、技術や経営ノウハウのベトナム国内
企業への移転を通じ、ベトナムの裾野産業振興に寄
与するもの。
 本レンタル工業団地が、ドンナイ省における裾野産業
振興のモデルケースとなることが期待される。
2.本邦中小企業・小規模事業者の海外展開促進
への貢献
 中小企業・小規模事業者が進出しやすい小規模区画
からのレンタルスペース、ワンストップサービスを提供
することにより、これら企業の海外展開促進に資する
もの。
<レンタル工業団地完成予想図>
Asia Climate Partners LP (海外投融資 出資事業)
【事業の概要】
アジア諸国において再生可能エネルギー、クリーンテクノロジー、天然資源利用の効率化、水資源、
農業、林業等の事業分野で、環境や社会に貢献しうる企業に本ファンドを通じ投資を行うことにより、
気候変動対策の促進を図り、アジア諸国における持続的な経済成長に寄与するもの。
【事業の意義】
国際開発機関・民間企業等
(ADB、オリックス、イギリス政府、
三菱東京UFJ銀行
損保ジャパン日本興亜等)
出資
出資
人口増加や都市化が進むアジアは2030年には世界全体に占める
二酸化炭素総排出量の約5割を排出すると見込まれており(IEAに
よる推計)、アジアにおける低炭素成長の実践が世界全体の気候
変動対策において重要。
本ファンドではアジア地域において省エネ・再生可能エネルギー等
の事業を行う企業への投資を行い、アジア地域における気候変動
対策の取組の裾野拡大を目指す。
2.アジア開発銀行(ADB)との連携を通じた途上国向け
気候変動ファイナンスの拡大
投資
再エネ事業(太陽光、
風力等)を行う企業


本ファンド
(Asia Climate Partners LP)
省エネ事業を
行う企業
1.アジア地域における気候変動対策の促進
水・農業・林業
等を行う企業
 日本政府が発表した「質の高いインフラパートナーシップ」の第二の
柱である「 ADBとの連携」を推進する案件。
 ADBとの連携を通じてアジアにおける質の高いインフラ整備を今後
も支援。
3. 日本の民間企業との連携による官民連携での取り組み

本ファンドは、オリックス株式会社が運営に携わり、株式会社三菱
東京UFJ銀行、損害保険ジャパン日本興亜株式会社も参画してお
り、日本の官民連携を通じたアジアの気候変動対策のプラット
フォームとしても機能。
中東・北アフリカ支援ファンド (海外投融資 出資事業)
【事業の概要】
中東・北アフリカ(MENA)地域において、IFC アセットマネジメント社(AMC)※が設立した
投資ファンドへの出資により、金融、インフラ、製造等の事業に従事する企業・事業に投資
を行うことにより、雇用創出等を図り、同地域の民間主体の経済成長に寄与するもの。
※ IFCが100%出資する資産運用会社。当社は、IFCとの協力協定に基づき、案件発掘、審査、リスク分析等の包括的支援を受ける。
【事業の意義】
国際金融公社
(IFC)
出資
出資
その他
金融機関
出資
IFC Middle East and North Africa Fund, LP
(ファンドマネージャー:IFCアセットマネジメント社)
1. MENA地域の経済・社会安定化に貢献



2. IFCとの連携によるMENA地域支援の裾野拡大

投資

投資対象国・地域
MENA地域の開発途上国・地域
主な投資対象分野
・金融(銀行、保険等)
・インフラ(電力、港湾、病院等)
・製造(医薬品、食品等)
MENA地域では、若年層を中心に高い失業率が課題。
海外直接投資は「アラブの春」以前の水準を下回る。
本ファンドにより民間投資を促進することで、雇用創出
等を図り、民間主体の経済成長、ひいては同地域の経
済・社会安定化に貢献。
我が国「開発協力大綱」(2015年8月)では、国際機関
との積極的な連携により二国間協力でアクセス困難な
分野・地域への協力を行っていく旨、明記。
IFCは新興国向け投資で50年以上の実績を有し、
MENA地域でも豊富なネットワークに基づき積極的に
投資活動を行っており、IFCが支援する本ファンドへの
出資を通じ、MENA地域支援の裾野拡大が期待される。
3.日本企業への貢献

本ファンドへの投資を通じて得られる同地域の投資関
連情報を日本企業に対して提供し、今後の進出に寄与
するよう努める予定。
アジア インフラパートナーシップ信託基金 (海外投融資 出資事業)
【事業の概要】
ADBに設置される信託基金を通じて、アジア諸国において官民連携パートナーシップ(PPP)等による
質の高いインフラ開発を、当該信託基金とADBによる協調出融資を通じて促進することにより、アジア
諸国の経済の基盤となるインフラ整備を図り、以ってアジア諸国における持続的な経済成長に寄与す
るもの。
【事業の意義】
1.アジア地域における質の高いインフラを推
進

本信託基金を活用する事でアジアの膨大なイン
フラ資金需要に対する供給とのギャップを解消す
るべく、民間セクターと開発機関の資金を有機的
に活用することが可能となる。
2.アジア開発銀行(ADB)との連携を通じた
アジアにおける質の高いインフラ整備を推進
 日本政府が発表した「質の高いインフラパートナー
シップ」の第二の柱である「 ADBとの連携」を推進
する案件。
 国際機関であるADBと連携した形で「質の高いイン
フラ投資」を推進し、開発途上国・地域の経済社会
開発に貢献
日本 ASEAN 女性エンパワーメントファンド (海外投融資 出資事業)
【事業の概要】
ASEAN諸国を中心とするアジア地域において、女性のエンパワーメントを支援するマイクロファイナ
ンス機関に対する資金提供を行うことにより、同地域における貧困層の女性をはじめとした顧客の金
融サービスへのアクセスを向上させることで女性のエンパワーメントに寄与するもの。
国際協力銀行
(JBIC)
出資
【事業の意義】
民間投資家等
出資
出資
日本 ASEAN 女性エンパワーメントファンド
(ファンドマネージャー:Blue Orchard S.A. )
投融資
投融資対象国・地域
ASEAN諸国を中心とするアジア地域
主な投融資対象分野
マイクロファイナンス機関(MFI)
1. ジェンダー平等の推進に貢献
 ジェンダー格差の解消と女性のエンパワーメントは
持続可能な開発目標(SDGS)の一つにも掲げられ
るなど、開発途上国にとって大きな開発課題。
 ASEANにおいてもジェンダー格差の解消は地域と
して取り組むべき課題の一つとなっている中、本
ファンドを通じたマイクロファイナンス機関への資
金提供を通じて経済社会基盤を支える開発の主
体である女性の金融サービスに対するニーズに応
え、女性の市場経済への参画を促す等、貧困削減
や開発効果の向上に貢献する。
2.日本企業のインパクトインベストメント実現に貢献
 本ファンドにおいては、JICAが民間投資家が負担
するリスクを軽減することで、日本の機関投資家
(住友生命等)による資金動員を実現。
モンゴル ツェツィー風力発電事業
【事業概要】
本事業はモンゴル南部のウムヌゴビ県ツォグトツェツィー郡において風力発電所の建設・運営
を行う事により、モンゴルにおける電力需給逼迫の緩和及び再生可能エネルギーの利用促進を
図り、以って同国の持続的な経済発展及び気候変動の緩和に寄与するもの。
Newcom社(注1)
SBエナジー社(注2)
出資
出資
プロジェクト会社
Clean Energy Asia(CEA)
(風力発電事業会社)
融資
融資
JICA
EBRD
【事業の意義】
1.モンゴルにおける再生可能エネルギーの推進
 モンゴルにおける固定価格買取制度に基づく再生可
能エネルギー事業の推進
2.日本企業による質の高いインフラの推進支援
 国際開発金融機関である欧州復興開発銀行(EBRD)
と協調融資をする形で、ライフサイクルコスト、環境社
会配慮、現地雇用の推奨等を考慮した「質の高いイ
ンフラ」を日本企業が中核となり進めるもの
(注1)Newcom LLC(モンゴル現地法人):モンゴルのインフラ投資会社。傘
下に電気通信事業、従来型エネルギー事業や自然エネルギー事業などを
担うグループ企業を有する。
(注2)SBエナジー株式会社:自然エネルギー等による発電、電気の供給及
び販売、発電設備の設置、運用及び保守管理業務等を目的に2011年に設
立されたソフトバンクグループ株式会社の子会社。
写真提供:Newcom社資料 ツェツィ―風力発電所完成イメージ図
サブサハラ・アフリカ地域 オフグリッド太陽光事業
【事業概要】
サブサハラ・アフリカ地域において、未電化地域の村落にあるキオスク(小売店)に太陽光パ
ネルを設置し、キオスクに来店するユーザー(BOP層)に対して、LEDランタンの充電・レンタ
ル、及び携帯電話の充電サービスを行うもの。
1. BOP層に電気のある生活
出資
(代表企業のみ記載)
 サブサハラ・アフリカの未電化人口は約6億人。
2025年まで未電化人口は増加見込み。電化率
は32%(地方部は17%)。電力にアクセスできない
BOP世帯は、料理用の木炭・薪や、照明用の灯
油ランプ等、伝統的な一次エネルギーに依存し
ており、煙による健康被害や、温室効果ガスの
排出が問題となっている。
 本事業は、灯油ランプより明るく、安全で、安価
なLEDランタンのレンタルサービスを提供するも
の。小売店の夜間営業や、新たなビジネス機会
の創出、子供の教育時間の増加、灯油ランプを
代替することによる家計支出の抑制、健康状況
の改善、温室効果ガスの削減等の効果が見込
まれる。
2. 本邦技術の活用
 東京大学発の本邦技術を活かした事業。
灯油ランプをLEDランタンに置き換えて勉強する子供
 TICAD VIナイロビ宣言(民間投資、起業、イノベー
ションの強化)にも合致。
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