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ラッピングシリーズ - スナップオンツールズ株式会社

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ラッピングシリーズ - スナップオンツールズ株式会社
2013
Vol.
Se
p tem be
r
http://www.snapon.co.jp/
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 1
13/09/18 19:40
世界最高品質の
ツールストレージを生産する
アイオワ州アルゴナ工場
北米唯一のツールストレージ生産工場は、 前身の軍事用ロープ生産工場から
全米でも有数の農業地域に設立された
近代化された現在のアルゴナ工場へ
スナップオン・アルゴナ工場は、アメリカ
合衆国北中部に位置するアイオワ州コシュ
ート郡アルゴナ市にあります。
アルゴナ市は、
約 5,50 0人の小さな農村で郡庁所在地の
町です。この地域は主に農業で知られてい
て、豊かな養分を蓄えた黒土によってトウ
モロコシと大豆の豊かな生産地となってい
ます。前述のトウモロコシ、大豆に加え、
養豚業は全米でも有数の主要生産地です。
そんな農業地域でありながら、スナップ
オンは、アルゴナ市はもちろんのことコシュ
ート郡全体でも最大の雇用主となっており、
アルゴナ工場は、スナップオンにおける北
米唯一のツールストレージユニットの生産
工場なのです。スナップオンのツールストレ
ージは1956 年以来、この工場で生産され
ており、
優に200万台が生産されてきました。
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 2
アルゴナ工場の元の施設は、第二次世界
大戦における米国の軍事用ロープ( 縄 )の
麻を処理するための生産工場=約 9 0 0 坪
としてスタートしました。そして1947年に
工場施設はイリノイの旋盤メーカーである
Joseph Weidenhoff Corporationに
よって購入され、自動車用試験装置や電気
機器を1956 年まで製造していました。
その後、Weidenhoffは財政難に陥り、
工場を閉鎖する準備をしていました。当時、
スナップオンは自動車のテスター製品のラ
インアップを拡大しており、1956 年 5月1
日にこの事業と工場を購入することを決定
しました。購入後間もなくスナップオンは、
電気検査機器に加えて、ツールストレージ
ユニットの製造を開始することを決めまし
た。同じ工場内にもかかわらず、2 つの製
品ラインは、最初から完全に独立した部門
として運営されていました。
スナップオンによる買収後、さまざまな
近代設備が続々と投入され急速に成長
スナップオンが工場施設を購入後、この
工場は急速に成長しました。19 65 年には、
4つのプラントが追加され、面積は3,260
坪に拡 大し、従業員は当初の14人から
235人に増加していました。
1975 年、工場面積は7,360 坪になり、
従業員は375人( 10 0人が電気試験装置
部門、275人が板金部門 )に増加され、売
上高は3,9 0 0万ドル
(39 億円
($1= ¥10 0)
)
を突破しました。
工場には自動化されたプレペイント・リン
ス( 塗装前のすすぎ )システムや電着塗装
装置、新たに開発された大型コイルを製造
するエレクトリック・フィードマシンなどが設
13/09/18 19:40
備投資されました。
さらに1980年代には、工場面積は8,840
坪に拡大し、パウダー塗装ロボットとC N C
技術などが新たに導入されています。鋼は
年間約11,340トン使用し、約 30 0 種類の
製品を製造していました。199 0 年代の終わ
りには、粉体塗装が主要な塗装プロセスと
してこれまでの電着塗装に取って代わり、
発売開始から長い間赤色だけだったツール
ストレージも、この頃には24 種類の色にバ
リエーションが増えました。
無駄を排除してより良い製品を
効率的に生産し続けるアルゴナ工場
スナップオンが行う"リーン生産方式"
(製
造工程の全てに渡り、無駄を排除してトー
タルコストを低減する方式。アメリカの製
造業では広く普及している)は、RCI
(Rapid
Continuous Improvement=迅速的継続
的改善 )と呼ばれ、全企業レベルで導入さ
れており、生産効率の向上、無駄の洗い出
し、顧客サービスの向上を推進してきまし
た。アルゴナ工場はRCI部門の新設、従業
員のトレーニング、RCI活動への参加啓蒙、
そしてShingijyutu USA
(※1)の力を借
りてRCIの導入に取り組んできました。
さらに、工場の稼働率を改善、向上させ
るために、アルゴナ工場は20 0 6 年に積極
的な変革プロジェクトに着手しました。変
革プロジェクトの結果、ツールストレージ製
品のメイン倉庫としての機能を担う1,405
坪の倉庫を創設し、塗料の品質向上、オペ
レーションの効率化と無駄の排除のために
Nordson製塗装ラインの設置、引出しの自
動製造ラインの新設などが行われました。
2010 年、改善されたオペレーション能
力と製造能力により、北米におけるスナッ
プオンのツールストレージの製造はすべてア
ルゴナ工場に統合され、機器およびプロセ
スの統合は、2011年 8月に完了しました。
※1:SHINGIJUTSU=㈱新技術研究所/世界各国で
活躍する製造技術コンサルティング会社。企業の現場
改善コンサルティング( 現場指導 )
、現場改善セミナー
の開催を中心に、多種多様な企業のアドバイザー&サ
ポーターとして、製造のコストダウンに貢献している。
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 3
現在のアルゴナ工場
従業員数:415名
工場面積:13,240坪
3,434種類の商品を年間141,000点
以上生産しています。180種類以上のツ
ールストレージは、2本のパウダー塗装ラ
インで30種類の色で塗装されています。
モールやステンレストップなど各モデル
専用アイテムもこの工場で製造されてい
ます。
アルゴナ工場は年間約21,800トンの
鋼と450トンの塗料を消費します。生産
されるツールストレージは重量32 ㎏から
910㎏、容量30Lから1,510Lまで多岐
に渡ります。
RCI活動として従業員の意識を向上させ、
製造プロセスの改善は日常的に行われて
います。また、新しいプレス技術、自動
引出し形成機器、ロボット塗装、設備改
善への投資は、タイムリーに世界最高級
のツールストレージをお客様に提供し続
けるために継続的に行われています。
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TOOL STORAGE
ハイグレードなスタンダード
クラシックシリーズ・
ラインナップ
CLASSIC
KRA2422
シリーズ
Series
➡トップの50インチ幅の
引出しは、深い引き出しと
浅い引き出しの2段と
なった最新モデル。長物
ツールを多く所有するユー
ザーに人気。
価格/¥672,000(税込)
オリジナル
KRA2407
シリーズ
➡
トップには50インチ幅の大型の引出し備え、
長いツールの収納も可能。11の引出しにより様々
なサイズのツールをキレイに収納できる。
価格/¥628,480(税込)
スペシャルトリム
本来はシルバーのトリムを、レ
ッド&ブラックカラーのトリム
パーツを採用することで、チェ
ストの雰囲気を大きく変化させ
たスペシャルモデル。ガレージ
のイメージに合わせて、カラー
の組み合わせが選べる。ノー
マルでは物足りないユーザーに
人気のシリーズです。
シリーズ
➡ 横 幅 9 1 4 ㎜、 奥 行 き
6 1 0 ㎜のコンパクトなモ
デル。7 段ある引き出しの
深さは 3 サイズで、収納
力は抜群だ。
価格/¥319,561(税込)
KRA2422PFT
人気のKRA2422シリーズ
に、スペシャルカラーのトリ
ムを組み合わせたモデル。ホ
ワイトのチェストにレッドの
トリムを組み合わせるとこで
華やかな印象に。
価格/¥672,000(税込)
KRA2422PRF
➡ブラックのチェストにレッドのトリム
を組み合わせることで、よりシャープな
印象に。レッド×ブラックカラーはワイ
ルドでレーシーな印象に変化させる。
価格/¥672,000(税込)
KRA2422PN
➡スタンダードなレッドカラーの
チェストに、ブラックのトリムを組
み合わせてシャープな印象に。ワン
ポイントのアクセントながらその印
象は大きく変わる。
価格/¥672,000(税込)
➡人気のKRA2411をベースに、カー
ボンパターンのラッピングを施してい
る。マットなパネルに浮かび上がるス
ナップオンの「S」のロゴがクール。
価格/¥721,526(税込)
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 4
KRA2411をベースに、フルカス
タムされたチューニングカーZ33を
プリントしたラッピングを施してい
る。リアルで迫力あるスタイルです。
価格/¥751,622(税込)
➡
KRA2411POR
ホワイトのチェス
トにブラックのトリ
ムを組み合わせたモ
デル。シルバーのト
リムに比べてより落
ち着いた印象となる。
ガレージの雰囲気に
合わせて選べる。
価格/
¥672,000(税込)
KRA2411POY
ラッピングシリーズ
クラシックシリーズをベースに
様々なラピングを施したスペシ
ャルモデル。カーボン模様や
カモフラージュ柄、チューニン
グカーなど、アメリカンな図柄
が揃っている。
KRA2422PDC
➡
KRA2411
➡
スナップオンのツールストレー
ジと言えばこのスタイルを思い
浮かべる方も多いクラシックシ
リーズ。耐久性と機能性が高
く、アドオンを加えることで発
展できるのも人気の理由です。
KRA2411
PRX
➡砂漠での迷彩模様であ
るデザートカモフラー
ジュのパターンをプリン
トしてラッピング。ミリ
タリールックでヘビー
デューティーなイメージ。
価格/¥742,594(税込)
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TOOL STORAGE
クラシックシリーズはコーナーガードやドロワーガード、ドロ
ワーパネル、ホイールカバーなどを、お好きなデザイン、カラー、
素材でカスタマイズすることができます。注文時にはもちろん、
購入後に少しずつカスタムすることも可能です。自分らしさを
表現できるカスタマイズパーツが数多く揃っています。
カスタマイズ
■ コーナーガード KRA2411 2422 2407共通
画像
品番
KACGP24RC
品名
定価(税込)
KACG24RC
KACG24RCRD
KACGB24RC
KACG24RCBU
艶あり
艶無し
レッド
ブラック
ブルー
¥10,745
¥9,180
¥10,088
¥9,963
¥10,088
■ ドロワーカバー
画像
KADFP50X4
(KRA2411)
品番
品名
色
KADFP50X5
(KRA2422)
KADFP32X6
KADFP16X10
KADFB50X4
KADFB50X5
KADF50X5RD
KADF50X5BU
KADFC50X5
50"X4"
50"x5"
32"X6"
16"X10"
50"x4"
50"x5"
50"x5"
50"x5"
50"x5"
クローム艶あり
クローム艶あり
クローム艶あり
クローム艶あり
ブラック
ブラック
レッド
ブルー
カーボンブラック
¥9,073
¥11,027
¥8,264
¥5,749
¥7,028
¥10,285
¥12,058
¥12,058
¥15,131
定価(税込)
2422PKGSET
ブラックパネル・カスタム
KRA2422をベースに、ブラック&カーボ
ンのパネルをセット。レーザー切り抜きロゴが
クール。どのカラーでも組み合わせ可能。
価格/¥748,365(税込)
➡
KRA2422FBRED
2407PBOSET
フラットブラック×
レッドパネル・カスタム
KRA2407をベースに、ステンレストップ、コーナーガー
ドセット、32 ”×6 ”ドロワーカバー、32 ”×4 ”ドロワー
カバーをセットした。どのカラーでも組み合わせ可能。
価格/¥365,000(税込)
➡KRA2422のフラットブラックに、メタル
レッドカラーのパネルをセットアップ。ドロ
ワーには赤いリアルカーボンカバーをセット。
価格/¥850,935(税込)
➡
ポリッシュパネル・カスタム
■ ドロワーガード
画像
品番
品名
定価(税込)
KADGP2411
KADG2422
KADGP2422
KACF2411
KACF2422
KACF2422RD
KACF2422BU
2422用カーボン
ブラック
2422用カーボン
レッド
2422用カーボン
ブルー
¥43,950
¥47,502
¥47,502
2411用 艶あり
2422用 艶無し
2422用 艶あり
2411用カーボン
ブラック
¥39,037
¥35,000
¥37,900
¥53,567
■ ホイールカバー KRA2411,2422,2407共通
■ ボルトキャップ KRA2411,2422,2407共通
画像
画像
品番
KAWCR-6
KAWCB-6
KAWCC-6
品番
KACAP6RD
KACAP6BK
KACAP6BU
品名
レッド(6枚)
ブラック
(6枚)
クローム
(6枚)
品名
レッド(6個)
ブラック
(6個)
ブルー(6個)
¥13,878
¥13,878
¥13,878
¥8,864
¥8,864
¥8,864
定価(税込)
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定価(税込)
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TECHNICAL CENTER
トルクレンチの校正、修理を行う
テクニカルセンター・校正室
記事協力:オートメカニック誌
正確なトルクでボルトやナットを締結するためのトルクレンチは、 常に正確なトルク
測定ができてこそ、その実力を発揮します。
正確さが要求されるトルクレンチの校正と
メンテナンスを行う、テクニカルセンター・校正室を紹介します。
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 6
ギヤに摩耗が確認できたので、オーバー
ホールキットを使用して、ラチェットの可
動部分を全て新品のパーツに交換する。
➡校正室内は室温
20℃±1℃、湿度
50%±5%に保た
れている。トルク
の管理を正確に行
うためだ。
➡
オーバーホールの依頼でお預かりしたプリ
セット式のトルクレンチ。メンテナンスするた
め、まずはラチェット部分を分解する。
ラチェットのギヤに破損や消耗が見られ
る場合には交換する。左が新品パーツで右
がこれまで使用していたパーツ。
➡
全国の加盟店からお預かりしたトルクレン
チは、全てこの校正室に持ち込まれる。年間
4500本をメンテナンスする。
➡
トルクレンチは規定のトルクでボルトやナ
ットを締めるためのもの。正確さが要求され
る機械整備、製造の場面で使用され、作業
工具ではなく測定機器に分類される。正確な
締め付けトルクが要求される作業箇所は、規
定のトルクで締め付けを行わないと、思わぬ
故障や事故を招くこともあり、トルクレンチ
は正確さが求められる。一般的に、使用回数
が少なくても1年に1回の校正、5,000クリッ
クでオーバーホールが推奨されている。安心
して使い続けるために、トルクレンチの校正、
修理を行うのが、テクニカルセンター・校正室
です。
室 内 は 常 に 室 温 2 0 ℃ ±1℃、 湿 度
50 %±5%に管理され、真夏でも肌寒いほ
ど。これはトルクテスターを管理するために、
一定の温度、湿度を保つ必要があり、大型
の除湿/加湿ユニットを備えている。日本
全国の加盟店を通してお預かりしたトルクレ
ンチは、全てこの校正室に持ち込まれる。
全てを点検し、トルクテスターでクリックタ
イプでは±4 %以内の精度に校正して、お
客様の元へ返却される。
トルクレンチは月間約400 本、年間では
4,500 本もの校正、メンテナンスを行ってい
るが、管理の悪さから不具合を起こしている
ものも少なくないという。衝撃や湿気は大敵。
使い終わったら付属のケースに入れて保管し、
万が一落下させた時にはメンテナンスを受け
てほしい。
➡
トルクレンチを正確で快適に
使い続けるためのメンテナンスを行う
13/09/18 19:40
TECHNICAL CENTER
これは以前に修理
したプリセット式ト
ルクレンチの内部
パーツ。ユーザーの
管理状態によりサビ
が発生し、スプリン
グが折れてしまって
いる。湿気の多い場
所や水のかかる場所
には絶対に置かない
こと。
➡
➡
全てのパーツをクリーニングし
て、専用のグリスを塗布してから
組み立てを行う。
➡
ラチェット部分のチェックが済んだら、ハンドル部分
の分解をはじめる。
全てを分解す
るとこれだけの
パーツで構成さ
れているのがわ
かる。ひとつひ
とつダメージを
確認し、不具合
があるものは交
換。
➡
➡
トルクを測定できる校正機にセットし、70N・m、210N・m、350N・mの3つの値でトルクを設定、測定し、誤差を計測
する。最大±8Nm以内であれば合格だ。
校正が終了したトルク
レンチには、校正した年
月日が記されたシールが
貼られる。次のメンテナ
ンスの目安となる。
➡
➡
より正確な精度が要求される
現場には、校正証明書や点検成
績表、トルク測定器精度、トレー
サビリティ証明書などを別途請
求することも可能。
➡
より精密な組み立て現場で活躍するトルク
メーター校正、メンテナンスを行っている。こ
れは破損してしまった例。
➡
デジタル式はハンドル内
部にある圧力センサーがト
ルクを測定する。
デジタル式は誤差が発
生した場合、表示する数
値を補正して校正する。
アナログ式に比べて狂い
にくいが、定期的な校正
は必要だ。
➡
➡
トルクメーターの中は、時計のムーブメント
のように精密で、細かな作業が必要となる。
オススメ・トルクレンチ
LINE UP
QD2RN100
➡
エンジン周りのトルク管理に最適。
グリース封入密閉式のラチェットヘッドはホコリや湿気などを寄せ付けません。
スライド式のロックは親指と人差し指だけで解除でき、
トルク値設定をスムーズに行えます。
メモリは読みやすいようにレーザーで刻印されています。
ハンドルは滑りにくいようにローレット加工が施されています。
測定範囲:20 〜 100N・m/精度:±4%
(正回転)
、
±4%
(逆回転)/ギア歯数:36
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 7
3/8”
テックアングルレンチ
3/8”
デジタルトルクレンチ
ATECH2FR10NA
➡
これ1本で作業に必要なトルク値と締め付け
角度を設定することができます。
特許を取得した内蔵ジャイロスコープにより必
ディスプレイとブザー、バイブレーションでト
要な角度を計測できます。
ルク値を報せる優れものです!
ラチェット機能を使って角度合算も可能です。
正回転で±2%、
逆回転で±3%とトルクメーター
通常のトルクゲージが使えないような狭い場所
に近い高精度を誇ります。
でも使用できます。
使用方法は簡単で、電源を入れ、設定したいトル
ディスプレイ、ブザー、バイブレーションで
ク値に合わせるだけです。
(表示は0.01N・m単位、 設定値を報せます。
設定は0.1N・m単位)
正回転で±2%、逆回転で±3%と
オートパワーオフ機能付き。単三アルカリ電池3
トルクメーターに近い精度を誇ります。
本使用。測定範囲(精度±2%)27 〜 135N・m
測定範囲;13.5 〜 135N・m
TECH2FR100SJ
➡
3/8”
20-100N・m
トルクレンチ
13/09/18 19:40
HAND TOOLS
スナップオンの魅力を再確認
ハンドツール講座
ソケットレンチ編
記事協力:オートメカニック誌
基本構造は1920年代から受け継いで
使いやすく進化しているソケットレンチ
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 8
➡
現在、スナップオンのソケットレンチには、スタンダード、ロープロファイル、1/4ロープロファイルの3
タイプが用意され、狭い場所での作業にも威力を発揮する。
深い部分にあるナットには
ディープソケット。左からディー
プ、セミディープ、スタンダー
ドのソケット。
➡
同じく左からスタンダード、ロー
プロファイル、1/4ロープロファイ
ルの3タイプのソケットを差し込ん
だハンドル。こんなに高さが違う。
➡
左からスタンダード、ロープ
ロファイル、1/4ロープロファ
イルの3タイプのソケット。い
ずれも10㎜のソケットだ。
➡
このYK Wマガジンを読んでくださっている
方は、ほとんどがスナップオンのファンだと
思います( と、信じております )ので、今更ス
ナップオンハンドツールの特徴を解説しても、
もうすでにご存じのことも多いかと思います
が、もう一度、スナップオンのハンドツール
の魅力を再確認していただきたいと思います。
スナップオンの社名はその名の通り、パチ
ンと脱着できるツール、つまりはソケットレン
チの発明からスタートしているのは周知の通
り。1920年代に誕生したハンドル分離式
のソケットレンチは、使い勝手や機能、性能
は飛躍的に向上しているものの、その基本
構造は現代のソケットレンチとほとんど変わ
っていなことに驚かされる。現在のソケットレ
ンチの主流である差込角9.5 ㎜、12.7 ㎜は
すでに1920年代の時点で設定されている
(当
時はこの他に16㎜という規格が存在したが、
現在では淘汰された )
。また、ボールによる
ソケットの保持機構も装備されていて、スナ
ップオンらしい「 カチッ」とした装着感と作業
中でも外れにくい安心感がある。
フランクドライブをはじめとする画期的な
新技術を次々に採用し、より使いやすく進
化を続けているのがスナップオンのソケット
レンチです。
13/09/18 19:40
HAND TOOLS
➡黒いスチールのケースに収
納されている。当時のパンフ
レットに描かれていたイラス
トとほぼ同じことから、1920
年代の初期のセットだろう。
➡
1920年代に発売されたソケットレンチのフルセットに、使いたい工具を少し加えたものだと見られる。
これほど状態がよく、セットが揃っているのはとても貴重だ。
素早く回転させるためのスピーダーハンドル
2種と、T型ハンドルのようなタイプをセット。
使用する箇所により使い分けができる。
➡
➡
ハンドルは現在のスライド式T型ハン
ドルとほぼ同じモノと、ラチェット機
構のないハンドルがセットされていた。
初めてのハンドル分離型ソケットレンチが発売さ
れた当時、1 9 2 0 年代のモデルが、アメリカ・テキ
サス州の修理工場から発見された。使い込まれて
いるが、大きな打痕傷や曲がりなどもなく、大切
にされていた事がうかがわれる。驚くのはその機
能とデザイン。現代のソケットレンチのカタチが
すでに完成している。
ソケットは6角タイプ。当然ながらインチサイズのみだ。
差込角は9.5㎜、1 2 . 7 ㎜の他に、現在では存在しない 1 6
㎜があった。
➡
1920年代の
ソケットレンチを発見!
右が12.7 ㎜、左が16 ㎜の
差込角。そのサイズの違いが
わかるだろうか。現在ではこ
のサイズの差込角は使われて
いない。
➡
➡1920年代のハンドルに、現代
のソケットを装着してみる。ボー
ルによりしっかりと取り付けられ、
問題なく使用することができた。
この時代のボルトは6角だけでなく、4角のものも多くあっ
たようで、ソケットも4角のタイプが用意されている。
➡
●強固なシール
現代のスナップオンソケットの大きな特徴が「フランクドライブ」
であろ
う。ボルト/ナットを角ではなく面で捉えるため、ボルトやナットを傷め
ないのはもちろん、角をナメてしまったボルトやナットを回すこともで
きる。他社の面接触タイプとは一線を画する、独自のシステムである。
スナップオンのソケットハンドルは、可
動部分にゴム製のパッキンが入っている。
万が一水がかかってしまった場合や、湿
気のある場所で使用した場合にも、内部
ソケットの回転部分だけ
のギヤなどに水が入ってしまうことがな でなく、切り換えレバー部
く、サビやグリス切れから守ってくれる。 分にもゴムパッキンが使用
されているので、水分が入
りにくくなっている。
➡
➡
➡フランクドライブを採用したスナッ
プオンのソケットレンチはしっかりと
ボルトに食いつき、回すことができる。
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 9
スナップオンのソケットレンチを使用
➡7本のエクステンションバー
していて感じることは、ソケットを装着
を接続して、激しく縦に振って
も容易に外れることはない。
した時のしっかり感。入り組んだ場所
での作業でも不用意に外れてしまうこ
とがなく、安心して作業ができる。慣
れないうちは取り外しにくく感じるか
もしれないが、慣れてくると扱いやすく、
安心感があることに気づくはず。
ちなみに、スナッ
プオンのディープソ
ケットは、ナットが
奥まで入り込むこと
なく、作業がしやすい。
奥の2つは米国製の
他メーカーのもの。
カチッとした装着感がス
ナップオンソケットレンチの
特徴。はじめは固く感じるか
もしれないが、この安心感は
他のツールにはない。
➡
➡
パワーツー
ルのテスト機
角を接触させるタイプのレンチ
器に使用され
ていたボルト。 やスパナによって、角をナメてし
フランクドラ まったボルト。一般的なソケット
イブのソケッ では空回りしてしまうが…
トを使用して、高いトルクで長期間
締め付けられたボルトは、角ではな
く側面がすり減っている。
●しっかりしたソケット
ソケットレンチにはオー
バーホールキットが用意され
ているので、動きが悪くなっ
たらオーバーホールでリフ
レッシュさせることができる。
➡
約40年前に米軍からの要請を受け
て開発されたフランクドライブは、
ボルト/ナットの側面接触させるこ
とで約20%もの高いトルクで締め付
けることを実現したシステム。
➡
●フランクドライブ
➡
➡
ラチェット機構こそないが、2つの歯車
を向かい合わせ、押し込めばトルクがか
かり、放せば空回りするラチェット機構
に似たアタッチメントも。
13/09/18 19:41
DIAGNOSTICS
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 10
13/09/18 19:41
DIAGNOSTICS
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 11
13/09/18 19:41
DIAGNOSTICS
2013-9_A4_YKW_Vol.3.indd 12
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DIAGNOSTICS
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EQUIPMENT
大型の整備作業機器はおまかせ
サービスショップの お仕事
ハンドツールは販売からメンテナンス、修理まで、バンセリング加盟店に全ておまか
せですが、リフトやタイヤチェンジャーなどの大型作業機器の場合は設置やメンテナ
ンスなどの特別な作業が必要。
そんな時に頼りになるのがサービスショップです。
タイヤチェンジャーやホイールバ
ランサーは不調のまま使い続けてい
るユーザーも。少しでも異常を感じ
たら必ず点検を。
➡大型リフトの取り付
けもお手の物。大きな
柱もユニッククレーン
を使って素早く立てて
しまう。たった2人で、
3時間ほどで組み立て
てしまう。
パーツの手配ができれば、ほとん
どの故障はその場で修理を完了させ
てしまう。重症の場合は持ち帰り修
理を行っている。
➡
現在プラスワンのス
タッフは3名。吉野
さん( 右 )と田中さ
ん( 左 )はともに大
型整備作業機器メー
カーで働いていた同
僚。知識、経験とも
に豊富で何でも相談
できる。設置や故障
に関しての相談は、
加盟店を通して連絡
してほしい。首都圏
近郊は彼らが駆けつ
ける。
有限会社プラスワン
代表・吉野克叔さん。
元々大型作業機器を輸
入販売する会社に勤務
し、独立して15年にな
るという、大型作業機
器のスペシャリスト。小
さな不調も見逃さない。
➡
バンセリング加盟店にはハンドツールの注
文から修理やメンテナンスの依頼のほか、リ
フトやタイヤチェンジャー、ホイールバランサ
ーの注文もできるが、設置に関しては専門の
プロフェッショナルが行ってくれる。それがサ
ービスショップです。
サービスショップは全国に65店舗設置さ
れ、日本全国をカバーしている。リフトやタイヤ
チェンジャー、ホイールバランサーなど大型整備
機器の取り付けはもちろん、
それらの修理やメ
ンテナンスにも駆けつけてくれる。大型整備
機器の事で困った時には頼りになる存在です。
今回お話をお伺いしたのは、東京・神奈川
を中心に関東全域をサポートしている
「プラス
ワン」の吉野さん。設置には細部にまでこだ
わる職人肌。見た目は恐い(!)
が物腰が柔ら
かで設置に関する細かいオーダーにも対応し
てくれます。
サービスショップ店の仕事で最も多いのは修
理とメンテナンス。機器の故障により仕事に支
障をきたさないように、すぐに駆けつけて修理
に対応してくれる。大型整備機器の不調はそ
の機器の故障を招くだけでなく、大きな事故
に繋がることも少なくない。少しでも不調を感
じたら遠慮なく呼んでほしいとのこと。定期的
なメンテナンスも行ってほしいとのことです。
➡
大型機器の取り付けから
メンテ、修理までおまかせ
※記事協力:オートメカニック誌
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EQUIPMENT
スナップオンの
タイヤチェンジャー&
ホイールバランサーのヒミツ
「スナップオンのタイヤチェンジャーやホイールバランサーって、一体どこのメーカーのもの?」
まだハンドツールほど知られてはいませんが、タイヤチェンジャーやホイールバランサーは純粋なスナップオン製です。
SNAPON-EQUIPMENTというグループ企業にて製造・管理されているのです。
ここではスナップオン製のタイヤチェンジャー&ホイールバランサーの特徴を紹介します。
タイヤチェンジャー
人間工学的にデザインされた、
フルオートマチックレバーレス
タイヤチェンジャー。スキャニ
ング機能を搭載してリムのド
ロップ形状を自動認識する。
➡
現在ラインナップ
されているタイヤ
チェンジャー 7機
種の内、実に4機
種が日本オリジナ
ル仕様になってい
ます。
3点エアセット:高品質
な3点エアセット。耐
久性が違います!
回転テーブルの偏芯:構成部品の高
い品質により、テーブル偏芯量は
設計値にて2 ㎜以内、工場出荷時
は1㎜以内に調整されています。作
業時の安心感が違います!
ホイールバランサー
チルトバック式タイヤチェン
ジャー。10 〜 20インチに対応
したエア式チルトバックモデル。
業界トップクラスの高出力の三
相200V 1.0kwモーターを採用。
➡チルトバック式ビード
シーター付きタイヤチェ
ンジャー。2スピードテー
ブル回転を採用し、
ビードシーターを
採用することによ
り、容易にエア充
填が可能。
T900JPMH
➡スイングアーム式タイヤ
チェンジャー。ビードデプレッ
サーを標準搭載し、ロープロ
ファイルタイヤの脱着も容易
に可能。高出力の単相200V
1.0kwモーターを採用。
T3024BSJPMH
チルトバック式ビー
ドシーター付きタイヤ
チェンジャー。安全設
計されたジェットビー
ドシーターは、不意な
誤操作による作業事故
を防止する。
GSEEWH310B
➡二輪向けスイングアーム式タイ
ヤチェンジャー。省スペース専用
に設計された2輪専用スイング
アームモデルだが、18インチまで
の乗用車用タイヤにも使用可能。
ラインアップ
B9465JP
GSB2055
高精度VPMシ
ステムを搭載した
ハンドスピンホ
イールバランサー。
100V電源仕様に
より余計な電気工
事が不要。ホイー
ルガードレス仕様
で設置場所を選ば
ない。
3D式ホイールバ
ランサー。インナー
ゲージとアウター
ゲージの2つのゲー
ジでオフセット値、
リム径、およびリム
幅を自動入力。シャ
フトブレーキにより
ウエイト取り付け等
で確実にシャフトを
ロック。
➡
➡
上級機に搭載されてい
るVPM( ヴァーチャ
ル プレーン メジャ
メント )システムテク
ノロジーと高品質荷重
センサーを搭載。長期
間の精度の高さが違い
ます!
上級機にはゲージを使
用して貼り付けウエイ
トを取り付けるプログ
ラムを搭載しており、作
業者によるウエイト取り
付け誤差を抑制します。
アンバランス修正の作
業効率が違います!
B9455JP
1D式ホイールバ
ランサー。先進的な
デザインのボディ形
状を採用し、アクセ
サリーハンガーも省
スペースで使いやす
い 配 置。ホ イ ー ル
ガードを標準装備。
最上級機と同じVPM
システムを搭載。
➡
全機種、30インチ
まで測定可能
( ゲージ自動入力
は25インチまで)
。
バランサーの命と
いうべきメイン
シャフトは業界最
大 級 の40φ、 重
量級の大径ホイー
ルでもシャフトの
歪みを最小限に抑
えます。剛性が違
います!
➡チルトバック式
タイヤチェン
ジャー。24インチ
対応ながら、コン
パクトに設計され
たテーブル機構に
より、設置スペー
スを選びません。
T3000JPMH
GST5000BS24
➡
モーター:本国仕様は
0.75kwモーターですが、
日本仕様は1.0kwの専
用モーターを搭載。ト
ルクが違います!
T3000-24JPMH
➡
ペダルタッチ:日
本人の体格や動き
に合うよう、様々
なスプリングを適
正な形状、強さに
変更。使い易さが
違います!
ラインアップ
GSQUADRIGA50/60
B9110JP
➡オフセット値の自動
入力を装備して機能を
追求した1Dホイール
バランサー。
ハイグレー
ド機能を搭載したシン
プルモデル。
GSB2560
コンパクト設計で
ありながらVPMシ
ステムを搭載した
2D式ホイールバラ
ン サ ー。ホ イ ー ル
ガードレス仕様によ
り、狭い設置環境に
も対応したモーター
スピンモデル。
➡
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全機種にクイックハン
ドルを採用。ホイール
クランプ時の作業効率
が違います!
➡
上級機には温度センサーを搭載し、
温度変化によるバイブレタリーの
歪みを自動補正。精度の高さが違
います!
B9100JP
0D式ホイールバランサー。
余計な装備を省き、
スリムなボディのシンプルな設計。コストパ
フォーマンスに優れ、シンプルな設計でありな
が ら 高 精 度 を 実 現。RPI( REAL PLANE
IMAGING)テクノロジーを採用。
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