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第43回消費動向調査結果∼その1∼ 社会医療法人 二本松会

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第43回消費動向調査結果∼その1∼ 社会医療法人 二本松会
山形銀行
No.549 2016年
11
月号
CONTENTS
トピックス
02 第43回消費動向調査結果∼その1∼
タイレポート
05
第 3 回 タイ人の訪日事情
企業紹介
06 社会医療法人 二本松会
県内経済の動き
08
企業の生産活動等が伸び悩んでいるものの、総じてみれば
緩やかな持ち直しの動きとなっている。
やまぎん情報開発研究所
トピックス
第43回消費動向調査結果 ~その1~
今回は、当行が毎年実施している「消費動向
調査」の結果から、県内世帯における最近の暮
らし向き実感や、前年と比べた家計支出動向、
貯蓄動向等についてまとめた。
暮らし向きDIの推移
0
▲10
▲16.7
▲17.4
▲20
▲30
〈調査の概要〉
調査時期 2016年9月
調査方法 アンケート方式(無記名)
当行本支店を通じ依頼、
回答は直接郵送による
調査対象 2,
000名
回答者数 1,
269名(回答率63.
5%)
回答者の年齢構成
30代
以下
60代以上 15.8%
24.3%
50代
29.2%
40代
30.7%
▲40
▲50
▲60
▲70
1994 96
98 2000 02
04
06
08
10
12
14 16年
「悪くなった」
、
「やや悪くなった」とする回答割
合がそれ以上に低下したことから、暮らし向き
DI
は上昇し、1995年調査(▲16.
7)以来21年
ぶりの水準となった。
年代別に暮らし向きDI
をみると、全ての年代
が前年を上回る水準となっている。60代以上に
ついても、DI
は全年代で最も低いものの、前年
比では7.
5ポイント上昇した。
年代別の暮らし向きDI
10
1.暮らし向き ~DI
は21年ぶりの水準に~
前年と比べた暮らし向き実感については、
「良
くなった」が1.
7%、
「やや良くなった」が8.
1%、
「変わらない」が63.
0%、
「やや悪くなった」が
20.
9%、
「悪くなった」が6.
3%という回答割合
になった。この結果、暮らし向きDI
(
「良くなっ
た」
・
「やや良くなった」とする割合-「悪くなっ
た」
・
「やや悪くなった」とする割合)は前年比
5.
0ポイント上昇の▲17.
4となり、2年連続で
上昇した。
「良くなった」
、
「やや良くなった」と
する回答割合は前年に比べて低下したものの、
前年と比べた暮らし向き
暮らし向きDI
1.4
2012年 5.8
30.3
53.4
9.1
▲ 32.2
6.8
▲ 22.5
7.7
▲ 26.8
7.0
▲ 22.4
6.3
▲ 17.4
1.3
2013年
7.3
1.1
2014年 8.3
24.3
60.3
28.5
54.4
2.5
2015年
8.3
26.2
56.0
1.7
2016年
8.1
63.0
0%
02
50%
良くなった
やや良くなった
やや悪くなった
悪くなった
調査月報 2016年 11月号
20.9
100%
変わらない
30代以下
0
▲ 9.9
▲ 8.5
▲10
40代
50代
60代以上
▲ 15.7
▲ 20.0
▲ 12.4
▲20
▲ 20.0
▲ 29.5
▲30
▲ 28.0
▲ 27.1
▲40
▲50
▲ 22.0
▲ 26.3
▲ 37.5
14 15 16
14 15 16
14 15 16
14 15 16 年
次に、暮らし向きが変化した理由(複数回答)
をみてみると、暮らし向きが良化した世帯(全
体の9.
8%)の要因としては、
「収入の増加」が
57.
3%を占め、
次いで
「教育費の減少」が36.
3%、
6%の順になった。
「ローン返済の減少」が22.
一方、暮らし向きが悪化した世帯(全体の
27.
2%)の理由(複数回答)をみると、
「収入
の 伸 び 悩 み」が62.
3%、
「教 育 費 の 増 加」が
33.
9%、
「食費の増加」が21.
2%の順になった。
「食費の増加」とする回答割合は、2014年の費
税率引き上げ以降2年連続で上昇していたが、
物価の上昇が一服してきたこともあって低下に
転じた。こうした要因から暮らし向き悪化世帯
暮らし向きが良化した理由
(%)
70
前年と比べた家計支出
家計支出DI
2012年
29.9
47.4
22.7
7.2
2013年
30.6
46.5
22.9
7.7
36.3
2014年
30.6
47.8
21.6
9.0
22.6
2015年
31.8
48.2
20.0
11.8
4.0
3.2
2016年
30.5
50.2
19.3
57.3
50
0%
0
2009
10
11
12
13
収入の増加
ローン返済の減少
交際費の減少
14
15
16年
教育費の減少
食費の減少
暮らし向きが悪化した理由
(%)
90
62.3
50
33.9
50%
増やした
11.2
100%
変わらない
減らした
ついて、その理由(複数回答)をみてみると、
「家族に要する費用(教育、医療、介護など)の
増加」が70.
1%、「必要な物やサービスの価格
上昇」が23.
6%、「欲しいと感じる物やサービ
スの増加」が18.
7%の順になった。2015年8
月に介護サービスの自己負担割合が一部引き上
げられたことなどもあって、
「家族に要する費用
の増加」が大幅に上昇した。
21.2
11.6
10.7
0
2009
10
11
12
収入伸び悩み
ローン返済の増加
交際費の増加
13
14
15
家計支出を増やした理由
(%)
80
70.1
16年
教育費の増加
食費の増加
の割合が低下し、DI
の上昇につながったと考え
られる。
現在と比べた1年後の暮らし向き予想につい
ては、
「良くなる」が1.
3%、
「やや良くなる」が
8.
4%、「変わらない」が58.
3%、「やや悪くな
る」が23.
7%、
「悪くなる」が8.
3%という回答
割 合 に な っ た。こ の 結 果、暮 ら し 向 きDI
は
3と、現状より悪化する見通しとなっている。
▲22.
2.家計支出 ~増加世帯が減少世帯を上回る~
過去1年間の家計支出をその前年と比べると、
「増やした」とする世帯が30.
5%、
「変わらない」
が50.
2%、
「減らした」が19.
3%となった。こ
の結果、家計支出DI
(
「増やした」とする割合-
「減らした」とする割合)は前年比0.
6ポイント
低下の11.
2で、
小幅ながら7年ぶりに低下した。
ただし、減少世帯の割合が近年傾向的に低下す
る一方、増加世帯の割合は横ばいに近く、5年
連続で減少世帯を上回っている。
家計支出を増やした世帯(全体の30.
5%)に
50
23.6
18.7
9.4
6.5
3.9
0
2009
10
11
12
収入の増加
ローン返済の減少
必要な物の価格上昇
13
14
15
16年
先行き収入の増加
欲しい物やサービス増加
家族に要する費用増
増やした項目(複数回答)を具体的にみると、
「教育費」が43.
1%、
「食費」が37.
4%、「耐久
消費財購入費」が33.
8%、
「保健・医療費」が
25.
5%の順になった。前年に比べ「教育費」や
「保健・医療費」といった家族に要する不可避な
費用の割合が上昇しているが、
「教養娯楽・交際
費」も3年連続で上昇している。
一 方、家 計 支 出 を 減 ら し た 世 帯(全 体 の
19.
3%)について、その理由(複数回答)をみ
4%、
「先行き収入の
ると、
「収入の減少」が42.
減少見込み」が30.
0%、「欲しいと感じる物や
サービスの減少」が22.
2%の順になった。
減らした項目(複数回答)を具体的にみると、
調査月報 2016年 11月号
03
家計支出を減らした理由
(%)
70
貯蓄残高が増加した理由
(%)
60
50
50
39.2
35.3
42.4
30.0
22.2
13.8
6.5
6.5
15.6
11.1
0
0
2009
10
11
12
13
収入の減少
ローン返済の増加
家族に要する費用減
14
15
16年
先行き収入の減少
欲しい物やサービス減少
「被服費」が56.
4%、
「食費」が51.
4%、
「教養
娯楽・交際費」が45.
7%、
「住居費」が23.
9%
の順になった。
3.貯蓄残高 ~不変とする世帯が増加~
1年前と比較した貯蓄残高については、
「変わ
らない」とする世帯が41.
3%、
「
減った」
とする世
帯が40.
1%、「増えた」とする世帯が18.
6%の
順になり、貯蓄DI
(
「増えた」とする割合-「減っ
た」とする割合)は前年比3.
6ポイント上昇の
▲21.
5と、2年 連 続 で 上 昇 し た。
「増 え た」、
「減った」とする割合が低下した一方で、
「変わ
らない」とする割合が上昇しており、1998年以
来18年ぶりに「減った」とする世帯の割合を上
回った。
前年と比べた貯蓄残高
2012年
19.3
34.2
2013年
17.4
40.4
2014年
15.8
46.5
42.3
39.5
2015年
19.4
2016年
18.6
36.1
41.3
0%
▲24.9
▲28.9
44.5
▲25.1
40.1
変わらない
▲27.2
44.7
50%
増えた
貯蓄DI
▲21.5
100%
減った
貯蓄が増加した世帯(全体の18.
6%)の理由
(複数回答)をみると、
「将来に備えて支出を節
約」が39.
2%、
「定例的な収入の増加」が35.
3%、
「扶養家族の減少」が13.
8%の順となった。「収
入の増加」とする割合は前年に比べれば低下し
たものの、2009年以降はおおむね上昇傾向で推
移しているのに対して、
「支出の節約」とする割
04
調査月報 2016年 11月号
2009
10
11
12
収入の増加
配当や金利収入
扶養家族の減少
13
14
15
16年
支出の節約
臨時収入
退職金収入
合は低下傾向をたどっている。
一方、貯蓄が減少した世帯(全体の40.
1%)
の理由(複数回答)をみると、
「子供の教育・結
婚費用等の支出」が44.
2%、
「定例的な収入の
減少」が38.
6%、
「耐久消費財の購入」が31.
0%
の順になっている。
「収入の減少」については、
雇用・所得環境の改善などを背景に2010年以降
はおおむね低下傾向をたどっている。また、前
年に比べ「耐久消費財の購入」が上昇しており、
一部では選択的な消費増により貯蓄を取り崩す
動きがあったものとみられる。
4.まとめ
今回調査では、暮らし向きDI
が2年連続で上
昇し、1995年以来21年ぶりの高い水準となっ
た。介護・医療費や教育費の増加が家計の負担
となっているものの、雇用・所得環境の緩やか
な良化に加え、原油安を背景にした光熱費の低
下を含む物価上昇の一服感なども、県内世帯の暮
らし向き実感の改善を後押ししたとみられる。こ
うしたなか、貯蓄動向や家計支出動向をみても、
消費税率引き上げ後に高まった家計の節約志向
が徐々に和らいできている様子がうかがえる。
ただし、今後については、円高による企業収
益の伸び悩み等が、改善傾向にあった県内世帯
の消費マインドにマイナスの影響を及ぼす懸念
もある。個人消費の動向には注視が必要である。
次号では、
「第43回消費動向調査結果~その2~」と
して、県内世帯の購買行動、耐久消費財の購入状況や
普及率などについての調査結果を掲載します。
タイレポート
第3回 タイ人の訪日事情
タイ・バンコク現地からのレポートを4回シリーズでお届けします(四半期ごとに掲載)
近年急増するタイ人の訪日客
タイ人の旅行スタイル
2013年7月に行われたビザ発給要件緩和に
タイ人の訪日旅行の形態は半数以上がツアー
より観光ビザ取得が免除されて以降、日本を訪
パッケージを利用しない個人旅行であり、一カ
れるタイ人は飛躍的に増加している。タイから
所に長く留まらず観光地を転々としていく。旅
見て日本はラオス、ミャンマー、マレーシアに
行時期のピークはタイ正月の4月中旬である。
次ぐ4番目の渡航先であり、日本から見れば、
情報源としてはインターネットをメインに利用
タイは中国、韓国、台湾、香港、米国に次ぐ5
NTOや旅行会社
する人が圧倒的多数であり、J
番目の「お客さま」である。
のホームページはよく利用されているが、SNS
2016年上半期においても、バーツ円の為替が
(特にFacebook、LI
NE、I
ns
t
agr
am)の利用率が
円高傾向にあるにも関わらず、訪日客は昨年比
世界随一のタイではこれらの影響も見逃せない。
1割以上の増加を見せている。
タイ人のSNS好きは肌で感じるところで、情報
源としてだけではなく、旅先で自分の写真をアッ
訪日タイ人の推移(2006年∼2015年)
(万人)
80
2.4
3.5
2.2
3.5
60
観光客
商用客
その他客
2.3
3.8
40
20
1.4
3.1
8.0
0
プすることが旅行の目的の一つになっている。
1.5
3.3
12.0
1.7
3.2
14.4
1.7
2.5
13.6
1.8
3.1
16.6
2.3
3.6
2.2
2.8
73.8
60.0
39.3
20.2
9.5
2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 年
注:2006年の観光客には一時上陸客が含まれる。
資料:日本政府観光局(JNTO)
タイ人の求める日本旅行
タイ人が訪日旅行に求めるものは「日本食」
「買い物」
「観光」である。2015年にタイ人が訪
山形は「おしんのふるさと」と紹介(JNTO英語版)
れた日本の都道府県上位は東京、千葉、大阪、
タイ人観光客を東北へ呼び込もう
京都、北海道である。三大都市と富士山、東京
訪日旅行の売れ筋はゴールデンルートと北海
ディズニーランドの観光を含むいわゆるゴール
道であり、東北地方は大きく遅れをとっている。
デンルートが一番人気で、雪や食べ物のイメー
しかし、複数回日本を訪れる人も増えており、
ジで知名度の高い北海道が続く。
売り込み方次第で知名度の低さは「目新しさ」
日本食 バンコクの日本食もレベルは相当高い
に変えられる。そのためには訪れるタイ人の趣
が、やはり本場で楽しみたいとのニーズは強い。
向に沿って地域の持つ魅力を束ねていく努力が
また、果物も人気でいちご狩りは人気アトラク
必要だ。例えば、タイ人の旅行時期のピークで
ションのひとつ。
ある4月は山形・宮城は桜の時期で、タイ人に
買い物 いわゆる「爆買い」とは違い、家族友人
とっての桜の名所になれるかもしれない。これ
へ配る土産物や日用品を購入していく。
に果物や温泉地等を組み合わせていけば日本的
観光 富士山はじめ有名な観光地や桜、雪、紅葉
で魅力あるコースを提案することは可能だ。日
といった季節を象徴するものは人気。温泉は人
本旅行に目が向いている今こそ、積極的に需要
前で裸になるのは嫌われるが、「温泉+畳+浴
を取り込んでいきたい。
(山形銀行 営業支援部 衣」のセットは日本的なものとして好まれる。
大沼 達朗〈バンコック銀行出向〉)
調査月報 2016年 11月号
05
企業紹介
社会医療法人二本松会
~ 地域の精神科医療の中核として、利用者本位の医療を展開する ~
県内初の精神科医院として開業
人を一本化し、医療法人二本松会となる。2008
社会医療法人二本松会は、精神科専門病院で
年に山形病院の全面改築を行い、
「山形さくら町
ある山形さくら町病院と上山病院をはじめ、デ
病院」
と改称。精神科救急入院料病棟(スーパー
イケアセンター、グループホーム、居宅介護支
救急)の認可を受け、急性期治療の充実を図っ
援事業所などを運営する医療グループである。
た。どちらの病院においても総合的な精神科医
二本松会の前身である二本松医院は、1922
療サービスを提供するが、スーパー救急を備え
(大正11)
年、創設者である二本松錠氏によって、
る山形さくら町病院は救急医療に、上山病院は
県内初の精神科・神経科の医院として開業した。
認知症治療に特に力を入れている。
1924
(大正13)年に山形脳病院と改称、患者が
2011年には、自治体病院に代わって救急医療
農園を耕し、収穫したトマトでピクルスを作る
やへき地医療など公益性の高い医療を担う、社
など、当時としては先進的な作業療法を取り入
会医療法人の認可を受けた。社会医療法人にな
れていたという。1956
(昭和31)年には医療法
ると、財務監査が義務化され、重要事項は外部
人二本松会として法人化したほか、分院を作る
の専門家を含めた評議会で決定されるなど、経
という初代院長の夢を継ぎ、3代目院長の二本
営の透明性が求められる一方、不採算分野を担
松修蔵氏が、
「豊かな田園の中で地域と共存でき
うことによる不利益をカバーするために、収益
る病院」として、医療法人二本松会上山病院を
事業への参入が可能となるというメリットがあ
開設した。1967
(昭和42)年には2つの医療法
る。これによって経営基盤の拡大を図ることが
できたという。
患者の地域社会への復帰を手厚く支援
精神科医療においては、以前は長期入院を前
提とした治療が行われていたが、近年は早期退
院を促し、患者の社会復帰を目指すことに重点
が置かれる。二本松会では、退院後の患者の受
け皿として、デイケアセンターをはじめとする
精神科社会復帰施設等の整備を進めてきた。
山形さくら町病院(病床数339床)
1989年に小規模作業所を開設し、その後精神科
デイケアセンター「エスポワール」、
「むづれは」
を開設。退院後の患者が、病院や施設に通いな
がら社会生活への復帰に向けた訓練を行えるよ
うな環境を整える。高齢化に伴い増加傾向にあ
る認知症患者のケアにも取り組んでおり、重度
認知症患者デイケアセンター「悠ゆう」、「あら
らぎの里」を開設している。
2002年からは山形市をはじめ村山地域の7
市7町から委託を受け、精神障害者地域活動支
援センター「おーる」を運営する。地域活動支
上山病院(病床数424床)
06
調査月報 2016年 11月号
援センターとは、障害者自立支援法に基づき市
町村によって運営される施設で、利用者が地域
において自立した日常生活を営めるように、創
作的活動や生産活動、社会との交流促進などを
行う場である。2012年には就労継続支援事業所
「ステップアップ霞城」
を開設した。一般企業で
の就労が難しい利用者に、機械部品の組立など
の作業訓練を行ってもらい、その対価として工
賃を支払うなど、社会復帰に向けてより実践的
な支援を行う場となっている。
また、治療や社会復帰においては、患者の家
齋藤芳博 事務局長(左)、峯田武興 理事長(右)
族の協力が欠かせない。二本松会は、1966
(昭
地域に開かれた精神科医療を目指して
和41)年に発足した上山病院家族会、1977
(昭
山形さくら町病院、上山病院では、毎年病院
和52)年に発足した山形病院家族会との連携を
祭を開催し、健康相談や講演会に多くの地域住
重視。家族会が設立したNPO法人が運営する事
民が訪れる。また、上山病院については、1976
業に対し、所有するグループホームを賃貸する
といった取り組みも行っている。
(昭和51)年に、上山市福祉事務所、上山市と三
者連絡会を発足させ、福祉の自治推進区として
認定を受ける「中川福祉村」の一員として、運
上山病院を改築 医療と介護の連携を強化
動会や清掃活動を毎年実施している。
現在、医療・介護需要のさらなる拡大を見据
「新たな施設等を建設する際には、地域の方を
え、団塊の世代が75歳以上となる2025年度を
対象に説明会を開き、ご理解をいただけるよう
めどに、各都道府県や市町村において地域包括
に努めているものの、精神科病院に対する差別
ケアシステムの整備が進められている。地域包
や偏見は依然根強い。また、2010年に医師臨床
括ケアシステムとは、要介護状態となっても住
研修制度の見直しが行われ、精神科が必修科目
み慣れた地域で生活できるように、住まい・医
から選択科目へと変更されたこともあって、こ
療・介護・生活支援などのサービスを一体的に
れまで以上に精神科医が不足している」と峯田
提供するシステムのことをいう。医療機関にお
武興理事長が語るように、精神科医療を取り巻
いては、病院の役割分担を進め、急性期医療や
く課題は多い。一方で、認知症や気分障害の患
在宅医療の充実を図ることや、医療から介護へ
者は近年増加しており、企業等におけるメンタ
のスムーズな移行を促進することなどが求めら
ルヘルスに対する関心は高まっている。
「精神科
れている。認知症高齢者のさらなる増加が予想
病院が生き残っていくためには、より地域に溶
されるなか、地域包括ケアシステムの構築にお
け込み、受け入れられるような病院を目指さな
いて、精神科病院の果たすべき役割は大きい。
ければならない」と峯田理事長は語る。地域の
こうしたなか、二本松会では現在上山病院の
精神医療をリードする立場として、二本松会は
改築を行っており、2017年4月オープン予定と
これからも、患者に、地域に寄り添った精神科
なっている。新病棟では、広い個室を備えるな
医療を展開していく。
ど、患者が心地よく過ごせるよう充実した治療
環境を整えるほか、1フロアに定員60名の介
護老人保健施設が入る計画だ。高齢者の多い上
山では、居宅介護支援事業所や訪問看護ステー
ションを設置するなど、これまでも医療と介護
の連携に力を入れてきたが、さらに一歩進んだ
取り組みとなることが期待される。
会 社 名
住 所
代 表 者
事業内容
設 立
従業員数
T E L
U RL
社会医療法人二本松会
山形県山形市桜町2-75
理事長 峯田 武興
精神科専門病院、社会復帰施設等の運営
1956年
680名
0236312315
ht
t
p:
/
/
ni
honmat
s
ukai
.
or
.
j
p/
調査月報 2016年 11月号
07
県内経済の動き
県内経済の基調判断
企業の生産活動等が伸び悩んでいるものの、総じてみれば緩やかな
持ち直しの動きとなっている。
公共工事は、増加傾向が続いている。個人消費は、緩やかな持ち直しの動きとなってい
る。住宅建設も、前年が高水準だった反動で貸家が減少したものの、おおむね持ち直しの
動きとなっている。また、企業の生産活動は、総じてみれば横ばい圏内の動きとなってい
るが、県内企業の景況感については、緩やかながら改善している。この間、雇用情勢は、
人手不足を背景に有効求人倍率が高水準となるなど、着実に改善している。
鉱工業指数(季調値)
(2010年=100)
生 産 … 横ばい
120
115
7月の鉱工業生産指数(2010年平均=100)
在庫
(全国)
は、季節調整値で95.
9となり、前月比2.
3%低
110
105
下で2カ月連続のマイナス。パソコンの生産減
在庫
(県内)
などにより情報通信機械が大幅に低下した。前
100
年比でも2.
5%低下し、3カ月ぶりのマイナス。
95
生産
(県内)
90
在庫指数は100.
7で、前月比3.
1%上昇し、2
生産
(全国)
85
14/7
カ月ぶりのプラス。
10
15/1
4
7
10
16/1
4
7月
資料:県統計企画課
個人消費関連指標(前年比)
(%)
10
(%)
30
百貨店・スーパー販売額
食料品の増加を主因に前年比0.
7%増となり、
10
3カ月連続で前年を上回っている。
0
9月の新車登録届出台数
(乗用車+軽自動車)
▲10
は、前年比2.
3%減で2カ月ぶりのマイナス。普
▲20
通車は6カ月連続で増加したが、小型車、軽自
▲ 5
新車登録届出台数(右目盛)
▲10
14/9
12
15/3
6
9
12
16/3
6
8月の百貨店・スーパー販売額
(全店舗)は、飲
20
5
0
個人消費 … 緩やかな持ち直しの動き
▲30
9月
動車が再びマイナスとなった。
資料:東北経済産業局、東北運輸局
やまぎん消費総合指数(前年比)
(%)
15
8月のやまぎん消費総合指数(2015年平均=
100)は、調整後指数(速報値)が前年比6.
2%
10
調整前
上昇の104.
5で、7カ月連続のプラス。ただし、
5
調整前指数では前年比0.
9%上昇で、ほぼ前年並
0
の水準となっている。
▲ 5
「やまぎん消費総合指数」の詳しい作成方法につ
いては、調査月報2012年8月号、2014年7月号を
ご参照ください。
▲10
調整後
▲15
14/8
11
15/2
5
8
11
16/2
5
8月
資料:当行作成
08
調査月報 2016年 11月号
(%)
60
住宅建設 … おおむね持ち直し
新設住宅着工戸数(利用関係別寄与度、前年比)
8月の新設住宅着工戸数は、前年比1.
8%減で、
40
2カ月ぶりのマイナス。内訳をみると、持ち家、
20
分譲住宅については前年を上回ったものの、貸
0
家、給与住宅がマイナス。貸家については、前
▲20
年同期に米沢市における着工戸数が高水準だっ
▲40
た反動が大きくなっており、水準としては比較
▲60
14/8
的底堅い。
11
15/2
5
11
8
16/2
貸家
前年比
持ち家
給与住宅
8月
5
分譲住宅
資料:県建築住宅課
(%)
60
公共工事請負額(発注者別寄与度、
年度累計、前年比)
公共工事 … 増加傾向
9月の公共工事請負額は、前年比33.
7%増で
2カ月連続のプラス。国、市町村発注工事は前
40
年を下回ったものの、東北中央自動車道のトン
20
ネル工事があった独立行政法人等や、県発注工
0
事は前年を上回った。
▲20
2016年4月~9月(年度累計)の公共工事請
▲40
負額は、
前年比10.
9%増で6カ月連続のプラス。
▲60
14/9
12
15/3
国
6
県
9
12
市町村
16/3
その他
6
9月
前年比
資料:東日本建設業保証㈱山形支店
有効求人倍率(パート含む常用・原数値)
(%)
25
有効求人倍率
(右目盛)
20
1.2
15
有効求人数(前年比)
10
(倍)
1.3
5
0
▲ 5
▲20
14/8
11
15/2
5
8
11
16/2
5
8月の有効求人倍率(パート含む常用・原数
値)は、前年比0.
09ポイントプラスの1.
20倍と、
1.0
引き続き高水準を維持している。有効求職者数
0.9
が35カ月連続で前年比マイナスとなる一方、有
0.8
効求人数はプラス幅が縮小したものの、7カ月
0.6
有効求職者数(前年比)
▲15
雇用情勢 … 着実に改善している
1.1
0.7
▲10
0.5
8月
連続で前年比プラスとなっており、有効求人倍
率の上昇が続いている。
資料:山形労働局職業安定部
国内経済の基調判断
景気は、このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。
個人消費は、総じてみれば底堅い動きとなっている。設備投資は、持ち直しの動きに足踏みがみ
られる。輸出は、おおむね横ばいとなっている。生産は、持ち直しの動きがみられる。企業収益は、
高い水準にあるものの、改善に足踏みがみられる。企業の業況判断は、一部に慎重さがみられるもの
の、おおむね横ばいとなっている。雇用情勢は、改善している。消費者物価は、横ばいとなっている。
(内閣府 月例経済報告 2016年10月)
調査月報 2016年 11月号
09
主要経済指標
生 産
総
2013年
2014年
2015年
2015年 7月
8 9 10 11 12 2016年 1月
2 3 4 5 6 7 資料出所
合
前年比
%
95.
7
▲ 2.
4
100.
9
5.
4
97.
9
▲ 3.
0
96.
4
95.
9
95.
5
97.
1
98.
3
97.
7
100.
3
94.
4
95.
4
98.
0
98.
9
98.
2
95.
9
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
5.
5
0.
9
5.
8
4.
6
0.
7
1.
4
6.
5
3.
4
1.
1
1.
1
3.
0
0.
5
2.
5
鉱 工 業 生 産 指 数 (2010年=100)
電子部品・デバイス
はん用・生産用・業務用機械
食 料 品
前年比
前年比
前年比
%
%
%
90.
6
▲10.
4
90.
7
▲13.
0
97.
2
▲ 2.
3
105.
0
15.
9
94.
0
3.
6
95.
9
▲ 1.
3
99.
7
▲ 5.
0
97.
6
3.
8
93.
1
▲ 2.
9
100.
0
96.
0
97.
0
95.
1
96.
8
99.
5
93.
7
87.
7
88.
2
103.
0
97.
9
97.
7
97.
0
▲ 5.
6
▲ 3.
0
▲ 6.
9
▲10.
6
▲ 9.
5
▲ 4.
1
▲13.
4
▲ 6.
5
▲ 6.
9
▲ 5.
9
▲ 1.
0
▲ 4.
7
▲ 3.
6
90.
7
97.
7
90.
0
96.
1
109.
1
100.
9
124.
1
95.
5
92.
7
93.
0
90.
9
90.
2
91.
6
▲12.
1
92.
5
26.
3
88.
2
▲ 2.
7
94.
0
▲ 0.
1
94.
7
21.
2
91.
6
16.
6
91.
8
1.
4
95.
6
▲ 3.
6
92.
4
▲ 3.
3
93.
0
3.
9
92.
2
▲ 6.
1
92.
6
4.
2
95.
2
0.
9
96.
8
山形県統計企画課
▲ 1.
0
▲ 2.
7
1.
7
▲ 1.
0
▲ 2.
7
▲ 4.
0
▲ 1.
4
0.
3
▲ 3.
5
▲ 0.
5
1.
0
2.
0
2.
2
情報通信機械
前年比
%
103.
9
13.
7
93.
2
▲10.
3
70.
3
▲24.
6
67.
9
65.
2
68.
3
68.
0
68.
1
70.
4
62.
9
64.
3
73.
4
77.
5
89.
3
91.
2
70.
9
▲23.
5
▲25.
2
▲22.
1
▲12.
1
▲ 6.
1
▲18.
7
▲13.
1
▲23.
8
▲ 0.
2
18.
9
31.
2
16.
2
2.
3
鉱工業在庫指数
総 合
前年比
%
117.
7
2.
4
104.
9
▲10.
9
101.
2
▲ 3.
5
102.
0
102.
4
102.
6
104.
8
102.
5
102.
4
105.
0
101.
2
102.
6
98.
2
100.
5
97.
7
100.
7
▲
▲
▲
▲
5.
9
6.
4
2.
0
6.
2
0.
5
0.
2
4.
8
1.
5
3.
3
0.
8
1.
9
3.
3
1.
2
※生産指数・在庫指数は季節調整値、前年比は原指数比較
消 費
2013年
2014年
2015年
2015年 9月
10 11 12 2016年 1月
2 3 4 5 6 7 8 9 資料出所
商
百貨店・スーパー コンビニエンスストア
前年比
前年比
百万円
%
百万円
%
143,
837
1.
6
-
-
148,
352
3.
1
-
-
148,
104 ▲ 0.
2
-
-
11,
348
11,
805
11,
635
14,
812
12,
806
11,
481
12,
819
11,
951
12,
772
12,
132
12,
375
13,
405
-
▲
▲
▲
▲
0.
4
1.
3
3.
3
2.
0
3.
4
3.
0
▲ 1.
4
0.
7
▲ 0.
5
0.
4
4.
2
0.
7
-
7,
108
7,
246
6,
815
7,
359
6,
573
6,
246
6,
896
6,
880
7,
426
7,
923
7,
979
8,
136
-
業 動 態 統 計
ドラッグストア
ホームセンター
前年比
前年比
百万円
%
百万円
%
-
-
-
-
33,
286
-
34,
640
-
40,
680
5.
6 33,
103
▲ 4.
4
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
1.
5
2.
2
-
3,
343
5.
6
3,
283
3.
2
3,
384
4.
5
3,
367
3.
1
3,
471
8.
2
3,
324
0.
8
3,
291
▲ 8.
8
3,
550
12.
3
3,
575
5.
6
3,
767
9.
8
3,
794
7.
0
4,
032
10.
1
-
-
東北経済産業局
2,
452
2,
704
2,
868
3,
282
2,
435
1,
724
2,
230
3,
178
3,
477
2,
854
2,
833
2,
954
-
▲ 1.
0
0.
7
▲ 3.
6
▲ 7.
6
▲ 1.
1
▲ 4.
0
▲ 0.
4
3.
9
▲ 2.
6
1.
3
▲ 0.
3
▲ 2.
0
-
家電大型専門店
前年比
百万円
%
-
-
25,
534
-
23,
535
▲ 7.
8
1,
729
1,
734
1,
825
2,
631
2,
331
1,
697
2,
161
1,
597
1,
629
1,
684
2,
324
1,
982
-
5.
8
▲ 1.
6
▲ 1.
7
▲ 5.
9
6.
1
4.
8
▲ 3.
7
▲ 1.
1
▲ 6.
6
2.
2
▲ 2.
4
▲ 8.
6
-
※前年比は全店舗ベース
新車新規登録・
届出台数
前年比
台
%
53,
632
▲ 2.
0
52,
526
▲ 2.
1
47,
074
▲10.
4
4,
439
▲
3,
625
▲
3,
448
▲
3,
041
▲
3,
499
4,
203
▲
7,
106
▲
3,
034
3,
106
3,
769
▲
3,
804
▲
3,
062
4,
336
▲
東北運輸局
8.
4
4.
9
8.
1
6.
1
0.
8
9.
5
8.
9
1.
8
3.
9
2.
7
2.
7
7.
2
2.
3
※乗用車+軽自動車
雇用・所得
やまぎん消費総合指数
(2015年=100)
2013年
2014年
2015年
前年比
%
103.
4
5.
0
102.
4
▲ 1.
0
100.
0
▲ 2.
3
2015年 8月
9 10 11 12 2016年 1月
2 3 4 5 6 7 8 資料出所
98.
4
98.
4
96.
8
▲
95.
7
▲
100.
7
▲
103.
8
▲
107.
0
109.
8
107.
8
107.
7
103.
5
106.
1
104.
5
当行作成
10
調査月報 2016年 11月号
1.
0
0.
6
1.
1
4.
0
4.
1
0.
4
4.
3
7.
1
4.
6
4.
4
5.
2
8.
4
6.
2
消費者物価指数
一般職業紹介状況(パートタイム含む・常用)
常用雇用指数
有効求人数
有効求職申込件数 (2010年=100)
前年比
前年比
前年比
前年比
倍
ポイント
人
%
件
%
%
0.
86
0.
09 20,
190
7.
8 23,
581
▲ 3.
7
100.
9
0.
9
1.
04
0.
18 21,
542
6.
7 20,
796
▲11.
8
100.
9
0.
0
1.
09
0.
05 21,
121
▲ 2.
0 19,
341
▲ 7.
0
102.
5
1.
6
(山形市・2015年=100) 有効求人倍率(原数値)
前年比
%
96.
5
0.
6
99.
4
3.
0
100.
0
0.
6
99.
9
▲ 0.
2
100.
3
▲ 0.
1
100.
1
0.
3
99.
8
0.
3
99.
9
0.
2
99.
5
▲ 0.
4
99.
3
▲ 0.
2
99.
2
▲ 0.
5
99.
6
▲ 0.
6
99.
6
▲ 1.
0
99.
7
▲ 0.
6
99.
5
▲ 0.
4
99.
3
▲ 0.
6
山形県統計企画課
1.
11
1.
12
1.
13
1.
16
1.
16
1.
16
1.
18
1.
16
1.
09
1.
11
1.
17
1.
19
1.
20
0.
04 21,
548
1.
1
0.
05 21,
637
▲ 1.
8
0.
05 21,
737
▲ 2.
3
0.
07 20,
875
▲ 0.
5
0.
01 19,
827
▲ 0.
7
0.
03 20,
309
▲ 0.
5
0.
06 22,
330
5.
4
0.
10 23,
510
5.
9
0.
09 22,
088
3.
9
0.
12 21,
777
8.
0
0.
11 21,
769
3.
0
0.
10 21,
574
0.
4
0.
09 21,
563
0.
1
山形労働局職業安定部
19,
420
19,
307
19,
154
18,
005
17,
019
17,
500
18,
876
20,
209
20,
320
19,
535
18,
657
18,
153
18,
008
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
▲
2.
9
6.
0
6.
8
6.
2
2.
2
3.
0
0.
6
3.
1
4.
8
3.
9
6.
0
8.
2
7.
3
102.
8
1.
2
102.
3
1.
0
102.
6
1.
2
102.
9
1.
6
103.
3
1.
9
103.
1
1.
1
102.
7
1.
0
101.
9
0.
5
102.
7
0.
0
102.
4
0.
0
102.
5
▲ 0.
2
102.
3
▲ 0.
4
-
-
山形県統計企画課
建設投資
名目賃金指数
(2010年=100)
前年比
%
103.
2
4.
6
104.
4
1.
2
103.
8
▲ 0.
6
2013年
2014年
2015年
2015年 8月
9 10 11 12 2016年 1月
2 3 4 5 6 7 8 資料出所
93.
9
▲ 2.
4
88.
2
▲ 3.
1
90.
8
0.
2
92.
5
▲ 1.
3
172.
2
▲ 5.
5
88.
6
▲ 2.
2
87.
7
▲ 1.
5
94.
2
0.
2
88.
8
▲ 3.
0
87.
6
▲ 1.
5
140.
5
0.
7
114.
0
▲ 0.
9
-
-
山形県統計企画課
合 計
前年比
戸
%
5,
864
24.
3
4,
550
▲22.
4
5,
403
18.
7
500
542
417
515
437
331
274
388
447
423
541
648
491
38.
5
43.
8
5.
6
10.
8
12.
6
32.
9
▲25.
3
6.
0
▲ 1.
1
▲10.
2
▲ 6.
1
26.
8
▲ 1.
8
新 設 住 宅 着 工 戸 数
持 ち 家
貸 家
分譲住宅+給与住宅
前年比
前年比
前年比
戸
%
戸
%
戸
%
3,
823
23.
9
1,
553
22.
0
488
36.
7
2,
529
▲33.
8
1,
501
▲ 3.
3
520
6.
6
3,
076
21.
6
1,
721
14.
7
606
16.
5
276
267
238
270
166
135
171
206
309
291
325
348
288
23.
8
31.
5
19.
6
13.
4
▲ 9.
3
8.
0
▲11.
9
▲25.
9
2.
3
▲ 7.
0
▲ 9.
2
20.
4
4.
3
195
116.
7
223
75.
6
133
▲ 5.
0
180
0.
6
226
25.
6
132
78.
4
59
▲52.
4
135
117.
7
87
▲17.
1
66
▲35.
3
165
34.
1
215
23.
6
171
▲12.
3
国土交通省
29
52
46
65
45
64
44
47
51
66
51
85
32
▲39.
6 37,
404
10.
6 101,
144
▲17.
9 26,
073
35.
4 29,
086
80.
0 15,
225
28.
0 14,
437
▲10.
2 29,
379
80.
8 25,
971
13.
3 45,
921
17.
9 39,
579
▲46.
3 135,
334
77.
1 63,
459
10.
3 33,
070
公共投資
2013年度(年)
2014年度(年)
2015年度(年)
2015年 9月
10 11 12 2016年 1月
2 3 4 5 6 7 8 9 資料出所
▲13.
5
116.
6
▲ 7.
2
▲24.
7
▲73.
3
▲12.
7
22.
8
46.
2
35.
2
24.
3
185.
9
121.
4
▲11.
6
観 光
合計(年度累計)
前年比
百万円
%
208,
209
31.
6
189,
184
▲ 9.
1
138,
434
▲26.
8
公 共 工 事 請 負 額
県
市町村
独立行政法人 他
前年比
前年比
前年比
前年比
百万円
%
百万円
%
百万円
%
百万円
%
61,
303
53.
2 49,
893
8.
6 72,
961
32.
7 24,
050
39.
2
42,
889
▲30.
0 61,
666
23.
6 61,
339
▲15.
9 23,
287
▲ 3.
2
28,
925
▲32.
6 33,
985
▲44.
9 53,
300
▲13.
1 22,
222
▲ 4.
6
107,
033
117,
246
123,
375
128,
029
130,
489
131,
796
138,
434
19,
070
37,
005
62,
518
80,
227
97,
711
118,
650
24,
902
25,
905
26,
289
26,
505
26,
594
27,
064
28,
925
2,
300
11,
869
16,
372
20,
594
23,
566
25,
664
▲14.
6
▲20.
1
▲24.
0
▲24.
9
▲25.
0
▲26.
1
▲26.
8
19.
4
22.
8
12.
8
0.
7
6.
9
10.
9
民間建築着工床面積
非居住用
前年比
㎡
%
604,
773
35.
5
482,
755
▲20.
2
408,
954
▲15.
3
国
▲24.
6 21,
281
▲35.
7 42,
277
▲25.
3 25,
142
▲47.
6 46,
063
▲25.
4 27,
510
▲47.
0 49,
285
▲25.
3 28,
891
▲47.
5 51,
521
▲25.
6 30,
415
▲46.
6 52,
175
▲30.
0 30,
824
▲46.
3 52,
386
▲32.
6 33,
985
▲44.
9 53,
300
9.
6 11,
877
157.
6
1,
642
31.
8 13,
781
129.
6
6,
298
8.
3 16,
117
71.
0 15,
668
▲ 0.
2 20,
403
45.
5 23,
622
4.
9 25,
361
49.
3 31,
518
3.
1 31,
596
48.
5 35,
203
東日本建設業保証㈱ 山形支店
4.
7
3.
6
▲11.
0
▲13.
5
▲13.
8
▲14.
0
▲13.
1
▲39.
1
▲ 7.
1
▲13.
7
▲20.
7
▲10.
2
▲16.
7
18,
572
20,
134
20,
289
21,
110
21,
304
21,
519
22,
222
3,
249
5,
055
14,
359
15,
605
17,
264
26,
184
▲ 1.
8
3.
0
2.
2
2.
9
3.
3
0.
4
▲ 4.
6
▲50.
5
▲39.
4
12.
6
2.
5
2.
5
41.
0
宿泊旅行統計
延べ宿泊者数
前年比
千人
%
5,
431
▲ 2.
3
5,
899
8.
6
5,
973
1.
3
550
▲ 1.
3
578
▲ 0.
5
474
3.
1
429
2.
7
387
▲10.
0
412
▲ 9.
1
425
▲12.
2
362
▲ 4.
2
423
▲13.
8
439
▲ 3.
4
484
▲11.
0
-
-
-
-
観光庁資料より当行作成
※宿泊旅行統計は年計
その他
2013年
2014年
2015年
2015年 9月
10 11 12 2016年 1月
2 3 4 5 6 7 8 9 資料出所
県内金融機関預貸金残高
預 金
貸出金
末残
前年比
末残
前年比
億円
%
億円
%
45,
406
3.
7 24,
524
2.
2
46,
267
1.
9 25,
162
2.
6
47,
565
2.
8 25,
836
2.
7
企 業 件 数
前年比
件
件
74
13
62
▲12
58
▲ 4
46,
985
46,
903
47,
419
47,
565
47,
050
46,
803
46,
898
47,
279
47,
058
47,
943
47,
699
-
-
1
▲ 5
161
▲94.
3
4
2
1,
545
194.
3
4
▲ 5
542
▲73.
2
3
0
4,
036 1,
446.
4
4
1
157
▲52.
1
4
▲ 3
591
70.
3
9
0
2,
000
▲52.
2
4
▲ 1
1,
175
218.
4
6
▲ 1
1,
114
▲53.
8
4
▲ 1
380
▲43.
8
2
▲ 6
145
▲97.
0
5
3
434
▲16.
7
5
4
1,
692
950.
9
東京商工リサーチ㈱ 山形支店
3.
2 25,
509
3.
7 25,
472
2.
8 25,
524
2.
8 25,
836
2.
7 25,
611
1.
6 25,
575
1.
3 26,
083
1.
9 25,
948
1.
1 25,
999
1.
2 26,
089
1.
4 26,
126
-
-
-
-
日本銀行山形事務所
2.
5
3.
1
2.
4
2.
7
2.
9
2.
9
3.
6
4.
0
3.
5
3.
6
3.
6
-
-
倒 産
金 額
前年比
百万円
%
14,
707
44.
6
15,
494
5.
4
19,
961
28.
8
酒田港輸出入額
輸 出
輸 入
前年比
前年比
百万円
%
百万円
%
42,
232
▲ 1.
9 87,
624
18.
3
54,
141
28.
2 74,
498
▲15.
0
60,
193
11.
2 79,
695
7.
0
4,
867
6,
033
5,
034
6,
260
4,
432
5,
716
6,
116
6,
211
4,
250
5,
250
5,
425
4,
357
-
23.
2
7,
432
19.
5
6,
372
▲ 5.
7
6,
364
23.
5
7,
664
7.
5
6,
645
14.
0
6,
567
24.
7
5,
391
34.
7
5,
246
▲ 0.
3
6,
327
6.
3
5,
370
3.
0
5,
856
▲10.
7
5,
945
-
-
財務省
45.
9
▲ 6.
3
10.
7
47.
2
0.
8
3.
7
▲13.
0
▲16.
6
21.
6
▲25.
8
▲16.
0
▲15.
7
-
※実質預金+CD
調査月報 2016年 11月号
11
経済日誌
経済日誌
2016年9月11日 ~ 2016年10月10日
山 形 県
東 北
9月12日
9月15日
先端医療インバウンド目指す協議会設立
双葉町で中間貯蔵施設の着工開始へ
山形大学医学部は、2019年の診療開始を目指す
重粒子線がん治療施設を中心に医療インバウンド
を目指す「山形大学医学部先端医療国際交流推進協
議会」を立ち上げた。県内20の団体・企業が参加。
環境省は、東京電力福島第1原発事故による汚染
土壌などを管理する中間貯蔵施設について、10月
にも双葉町で建設を開始すると表明。
9月13日
睦特殊金属工業、横手に工場完成
新規就農者数が過去最多更新
睦特殊金属工業(東京都)が横手第2工業団地に
建設した秋田工場が完成。エンジン部品等を製造。
12月の本格稼働を見込む。
県の発表によると、2015年6月から2016年5月
末までの1年間の新規就農者数は、前年比20人増
の300人に。現在の調査方法となった1985年度以
降で最多。男性は前回比3人増、女性は同17人増。
9月14日
庄内空港に10年ぶり韓国チャーター便
観光客約160人を乗せた韓国からのチャーター
便が庄内空港に到着し、歓迎セレモニーが行われた。
本年度の県内空港への海外チャーター便は、4月
の台湾便(3往復)に続き2件目。
9月20日
県内基準地価 下落幅縮小
県が発表した今年7月1日現在の基準地価は、全
用途で前年比▲1.
2%で18年連続の下落となった
ものの、下落幅は5年連続で縮小。住宅地は同
▲1.
0%、商業地は同▲1.
6%となった。ただし、山
形市の住宅地は2年連続で上昇。
9月28日
寒河江市が指定廃棄物を処分 全国初
寒河江市が、東京電力福島第1原発事故により発
生した放射性物質を含む指定廃棄物2.
5トンについ
て、放射性セシウム濃度が国の基準を下回ったため、
環境省の指定解除を受け埋め立て処分を実施した
ことが明らかに。指定解除は千葉市に次いで2番目、
処分は全国初。
10月3日
山形市中心街交流拠点 起工
山形市中心市街の道路拡幅に伴い、七日町商店街
駐車場跡地に整備される「七日町商店街街なかコ
ミュニティ機能型交流拠点」の起工式が行われた。
6階建ての駐車場で、1階には特産品のアンテナ
ショップや子育て支援施設等が入居予定。
9月16日
9月19日
台風10号豪雨被害の岩泉町 孤立解消
台風10号による豪雨被害にあった岩手県岩泉町が、
全集落で孤立解消されたことが明らかに。10月17
日時点の岩手県内の概算被害額は1,
456億円で、東
日本大震災を除く自然災害では過去最悪となった。
9月29日
福島県に世界最大級の水素供給拠点計画
東芝、東北電力、岩谷産業は、国立研究開発法人
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
が公募した委託事業の採択を受け、福島県を1万
kW 級の水素の一大供給拠点とする計画に着手す
る。早ければ2020年の稼働を目指す。
10月3日
「アウガ」特別清算へ
青森市の複合商業施設「アウガ」を運営する第三
セクター・青森駅前再開発ビルが、来年3月末まで
に解散する方針を決定。
10月6日
由利本荘、にかほにTDK新工場完成
電子部品製造大手のTDK(東京都)が本荘工場
(由利本荘市)と稲倉工場(にかほ市)の敷地内に
建設していた新工場が完成し、公開された。にかほ
市の金浦工場、鳥海工場の従業員が従事する計画。
10月10日
宮城県に富谷市誕生
宮城県富谷町が富谷市に移行。全国で791番目、
東 北 で は77番 目 の 市 と な る。人 口 は51,
592人
(2015年国勢調査)。
発行:やまぎん情報開発研究所(山形銀行 営業支援部)
〒990-8642 山形市七日町三丁目1番2号 TEL:023-623-1221
http://www.yamagatabank.co.jp
12
調査月報 2014年 1・2月号
印刷:株式会社大風印刷
この用紙は、適切に管理された
森林資源を使用しています
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