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台湾 - funmusic.co,ltd

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台湾 - funmusic.co,ltd
株式会社ファンミュージック
あなたが
台湾 で音楽活動を始めるには
!
630km をより身近に
目次
第1章 台湾の音楽市場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
第2章 台湾デビューを目指そう ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2
第3章 台湾で CD を出すには
●台湾の CD 価格 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
●ライセンス生産と輸入販売 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
●ライブ会場での販売 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
第4章 台湾の紙媒体で PR ●挺 ( ティン ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9
●破 ( ポッツ ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9
第5章 台湾のライブ会場 ( 台北市内 ) ●小・中規模ライブ会場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
●大規模ライブ会場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
第6章 台湾のフェスに出よう! ●Spring Scream( スプリングスクリーム ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
●ROCK IN TAICHUNG( ロックイン台中 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18
∼この資料を読むにあたっての注意点∼
掲載されている内容は、2009 年 11 月 1 日から 2012 年 3 月 31 日時点での情報をもとにしています。
現地の状況などにより、内容に変更が生じる場合がありますので、あらかじめご了承下さい。
第一章
台湾の音楽市場
台湾はポピュラー音楽において、中国語圏で大きな文化的影響力を発揮しており、音楽制作、アーティスト
音楽制作関連のスタッフの育成などの面で、中国語圏で突出しています。音楽活動の形態においても、メジャ
ー、インディーズ、芸能系、伝統芸能系と、その裾野は広く、日本の5分の1程度の小さなマーケットながら
メディアやエンターテイメントが成熟しているのが特徴です。
市場全体の売り上げは、2000年代に最高額を創出しましたが、この10年余りの間に、世界の音楽産業
と同様、従来の CD・DVD などのパッケージメディアから、MP3( 音声圧縮ファイル )、携帯電話の呼び出し
音、iPod といったダウンロードメディアへの変化の影響で、下降の傾向にあります。
とりわけ、パッケージメディアの市場の縮小傾向は顕著で、台湾政府新聞局が台湾経済研究院に委託し、同
研究院が行ったポピュラー音楽産業の調査によると、2008年にリリースされた主要アルバムは785タイ
トル。ピーク時だった1997年に比べると、その総生産額は10億 NT(約30億円)減で、6分の1程度
に減少しています。
Digitalization begins
Digital music platforms
enter the market
※Survey of Taiwan s Music Industry より引用
しかし、デジタル音楽、コンサート、芸能プロダクションの収益はいずれも顕著な伸びを示しており、台湾
音楽業界の主な収入源は「実演」と「制作」に移行しています。また、行政サイドも、台湾音楽ブランドの価
値観の創造、デジタル音楽の向上および就業人口の向上を目標に、2010年から業界に協力。国をあげて、
ポピュラー音楽の推進に取り組んでいます。
1
第二章
台湾デビューを
目指そう
台湾では、殆どの CD ショップで日本人アーティストの CD( 台湾でライセンスされたタイトル ) が販売され
ているほど、日本の音楽の認知度は高く、日本人アーティストに興味を示しているリスナーは増えています。
渡航費などのコスト面、成功の可能性からみても、日本人アーティストが海外進出にトライする最初の地とし
て台湾は最適なマーケットだと考えられます。言葉の問題をのぞけば、それほど大きな壁もありません。
また、台湾はメジャーとインディーズの垣根が低く、インディーズシーンに非常に活気があります。特に期
待できるのがライブの動員で、日本と比べ、ライブイベントに多くの人が集まる傾向が見られます。
日本であまり名の知られていないアーティストでも、ライブ出演を重ね、オーディエンスをつかむことがで
きれば、単独公演が可能なほどの人気を得ることも期待できます。実際すでに日本から進出しているインディ
ーズ系アーティストもいます。日本である程度の知名度があるアーティストは、台湾が海外進出の最終地では
なく、中国本土への足がかりという位置づけで、活動することが大切でしょう。
2011年、沖縄出身の伊 武志氏が台北でエージェント活動
Blue Tree Press
を開始しました。
「言葉の壁が気になる」というアーティストは、こちらを頼ってみてはいかがでしょうか。
Blue Tree Press(你好我好有限公司)
WEB サイト:http://www.btpbtp.com
メール:[email protected]
問い合わせ担当者:伊 武志
CD、DVD などのパッケージメディアは、前章で述べたように、市場規模全体の縮小傾向が進んでいます。
日本でよほど売れているアーティストでないと、台湾で CD をリリースするのは、リスクが大きく、コストも
高くなるでしょう。台湾でビジネスになるまでは、CD はプロモーションの一環としてライブ会場などで販売
するのが妥当でしょうが、台湾で CD を出すために参考となる情報を次章でまとめておきます。
2
インディーズ系の音楽プロモーションで考えれば、費用の面で高額となるテレビより、ラジオ媒体を活用す
ることが効果的だと考えられます。台湾の一般人、特に大学生などの若者層は、ラジオに接する機会が大きい
傾向にあるようです。
MP3などのダウンロードメディアは、配信業者とコンタクトをとることができれば、特に問題なく配信で
きる可能性があります。音楽出版社も日本と同じくらい成熟しているので、著作権の管理も可能です。
3
第三章
台湾で
を出すには
CD
この章では、台湾の一般的な CD 価格や、CD を出す方法、ライブ会場で CD を販売する方法などについて
まとめました。台湾で CD を出し、販売するための参考にしてください。
●台湾の CD 価格
台湾の一般的な CD 価格は、インディーズ CD ならば 300NT( 約 900 円 ) 前後。店頭では 285NT という価
格をよくみかけます。輸入版として日本の CD が販売されていることがありますが、価格はおよそ 700∼800
NT と、日本の価格を台湾のレートに直した価格のため、だいぶ高額となります。
また、台湾には日本における「再販制度 ( メーカーが指定した価格で販売することを義務づける制度 )」が
ないため、販売価格は店舗が決めます。メーカーが設定できるのは、基本的に卸価格のみ。そのため、同じ商
品でも店舗によって価格差があります。
大手インディーズレーベルに尋ねたところ「価格差は 10∼50NT ほど。大規模店ほど価格の設定は高く、
小規模店ほど安く販売する」傾向にあるようです。
【300NT( 約 900 円 ) で卸したい場合】
卸値を 300NT に
したい!
レコード会社
25%(75NT) の
利益を上乗せして、
卸値を決定!
卸業者
375NT で仕入れて
利益の取れる範囲で価格を決定!
小売店
4
●ライセンス生産と輸入販売
台湾で CD を出すには、原盤を台湾の CD レーベル ( もしくはメーカー ) に渡して、その CD レーベルの製
品として販売する「ライセンス生産」と、単純に日本側で CD を制作し、輸入版として台湾の流通業者に流す
「輸入販売」があります。
ライセンス生産は、かなりハードルが高いと思ってください。日本の CD を出しているメジャーレーベルは
ありますが、そこでは基本的にインディーズの CD を出すことはできません。インディーズレーベルは大小様
々あり、交渉して CD を出すことはできますが、費用面で決して安いものではありません。
弊社が、台湾と沖縄のアーティストのコラボ CD を出すため、台湾のインディーズレーベル 2 社に打診した
ところ、「1000枚の生産コストが5万台湾ドル (NTD) だったとして、25%のロイヤリティをレーベルに
前払いする。さらに、流通となった場合は、1枚につき20%のロイヤリティをもらえるが、流通委託枚数総
量の20%をレーベルに前払いする」という大変厳しい内容が提示されました。
本来、レーベルが負担すべきプレス代などの生産費をこちら側で負担し、20%のロイヤリティをまとめて
前払いするというのは、日本の常識的なビジネスルールにはないものです。
【CD の生産・流通にかかるコストの目安図】
生産コスト+25% の
ロイヤリティを前払いする
①CD 生産
アーティスト
②CD 流通
0
+­
流通委託枚数総量の 20% を
レーベルに前払いする
レーベル
1 枚につき 20% の
ロイヤリティを
アーティストに払う
輸入販売は流通業者との契約交渉のために語学力を要しますが、価格の条件で折り合いがつけば、それほど
難しいことではありません。参考までに、弊社と台湾でチェーン展開している流通業者 A との契約例を次ペー
ジにて記します。
5
【弊社と輸入 CD 販売の契約例】
8掛けが小売り店の卸価格で、手数料は15%+税金8%
( 例 ) CD の売価が380NTD で、A と契約した場合
CD 售價 $380
A の小売店への卸価格は8割の304NTD となる
304NTD から15% の手数料と8% の税金のあわせて23% 引く
結果的にファンミュージックが受け取る卸価格は234NTD
※そのほか、10枚のサンプル、CD のインフォ、CD の名前、番号等を併せて提供
※決算は1年に1度。計算書は、毎月1〜31日までを計算した後、5日に送る
●ライブ会場での販売
ライブ出演する会場で、CD を販売することは可能です。100∼200 枚程度をライブ会場に持ち込んで手売
り、なんて話をよく耳にしますが、正式なルートで販売するには、以下の①∼③の手順を行う必要があります。
【外国人アーティストがイベント会場で CD を物販する方法】
①行政院労工委員会にて聘雇外國人」(短期外国人雇用)の申請と取得
イベントなどで活動する場合には現地のライブ主催者、またはライブ主催代理者などの招聘機関を通して、
1 カ月前までに「聘雇外國人」(短期外国人雇用)の申請書を提出
確認先:(台湾)行政院新聞局
電話(02)3356-7800
②台湾へ物販用 CD を持ち込む
CD や楽器などは、桃園空港の申告カウンター(レッドラインカウンター)にて通関手続きを行う。
携帯制限物品は、関税総局のホームページを参照
http://web.customs.gov.tw/public/Attachment/781713583371.doc
6
∼通関手続きに必要な申請書類∼
a. 通関申請書(飛行機の中で配られる)
b. 持ち込みリスト書(packing list の自己作成、自己申告制)
※記載する内容:ライブで使用する楽器名、販売用の音楽 CD の枚数、価格(日用品などは記載の必要なし)
※アーティスト自身が使用する楽器は、リスト中には必ず Used(中古品)と記載すること
※リスト中の合計価格が、2 万台湾元/ 1 人をこえる分は、関税および営業税が課される場合がある。
詳細な内容を、直接当局などに FAX などで確認しておくと、トラブル回避につながる ( 関税は帰国時の手荷物に対して、出国時の
通関手続きを通して払い戻される )
※関税局での検査(レッドラインカウンターでの通関検査)は平日 15 時 30 分まで。
通関申告の必要がある貨物などは、営業日以外の日だと空港に一時荷物を預けなければならない ( 土・日および台湾の祝日は関税
局も休みのため)
確認先:(台湾)財政局台北関税総局 桃園國際機場
電話(03)398-2293,398-2298 FAX:(03)383-3098
c. 著作権授權書(著作権許諾書)
※著作権授權書(著作権許諾書)とは、著作権からの許諾内容として、CD の価格や枚数、台湾国内での CD 楽曲の使用用途、期間
などを著作権者が許諾する主旨を文中に明記した証書
確認先:(台湾)経済部智慧財産局
電話(02)2738-0007
http://www.tipo.gov.tw/ch/index.aspx
※CD の持ち込みに関して、入国時に CD 携帯者自身が著作権を有している場合、著作権授權書は必要ないので、必ずそのことを通
関員に伝えること!(自己制作 CD も持ち込み可)
※CD 携帯者に著作権がなく、多量に CD を持ち込む場合、著作権者から同意を得た著作権授權書(訳;著作権許諾書)なるものを
作成して提示する必要がある。
著作権者の同意がない場合、原則として携帯品の音楽 CD などの出版物は、1 人 1 枚しか持ち込めない
確認先:(台湾)財政部関税総局 桃園飛行場関税局
http://web.customs.gov.tw/ct.asp?xItem=12072&CtNode=13127
③ライブ会場で CD を販売
法人登記をしていない外国人は、商的行為を禁じられているため、予めライブ主催者やライブ主催代理者な
どに販売する主旨を相談、もしくは委託契約をする必要がある。また、領収書 ( 統一発票=インボイス ) など
の販売者名義は、ライブ主催者やライブ主催代理者などの名目で販売(売り上げ分には営業税が発生する)
確認先:(台湾)行政院新聞局
電話(02)3356-7800
7
その他の注意点
※国際展示場などの免税エリアで使用する場合、カルネ申請が必要。
ジェトロ ( 日本貿易振興機構)のホームページを参照
・ジェトロ 台湾:一般免税輸入のための特別通関手帳 SCC カルネ
http://www.jetro.go.jp/world/asia/tw/qa/01/04A-011230
・ジェトロ 台湾:小口貨物の通関制度
http://www.jetro.go.jp/world/asia/tw/qa/01/04A-090910
8
第四章
台湾の
紙媒体で
PR
台湾は音楽専門誌の数が少なく、インディーズを取り上げてもらえる可能性があるのは、ここに紹介する
2 誌に限られます。
●挺 ( ティン )
掲載内容:音楽専門
価格:150NT(約 500 円)
発行部数:6000 部
発行ペース:月刊 ( 毎月 11 日∼15 日の間)
ターゲット層:15 歳∼22 歳がメイン
問い合わせ先:news.fi[email protected]
WEB SITE:http://www.facebook.com/Fight.Music.Magazine
台湾唯一の音楽専門誌(2010 年現在)。インディーズからメジャーまで、国内外の音楽シーンやアーティスト
情報を掲載。日本のアーティストの情報は、台湾でのイベント活動と連動して記事にすることが多い。国外で
の取材依頼に対しては、渡航費とホテル宿泊費を依頼側がまかなうことが条件。広告料は表を参照 。
●破 ( ポッツ )
掲載内容:カルチャー・芸能・音楽・アート・映画・本・講座 etc
価格:無料
発行部数:80000 部
発行ペース:週刊(毎週木曜日)
ターゲット層:15 歳∼25 歳がメイン
問い合わせ先:[email protected]
WEB SITE:http://pots.tw
さまざまなジャンルの情報を伝える、台湾カルチャー・フリーペーパー。誠品書店全店舗、ライブハウス、
カフェ、大学などで配布されている。日本のアーティストの情報は、基本的に台湾での活動を中心に紹介。
無料記事との差別化を図るため、広告記事は黒枠で囲み、各ジャンルの 1 番手前のページに掲載される。
9
【挺・出稿料金表】
出稿箇所
サイズ
代理店価格
個人価格
48 29.7
38,000NT
22,800NT
見開き 2 ページ
表紙側:36,000NT
表紙側:21,600NT
裏表紙側:34,000NT
裏表紙側:20,400NT
表紙側:26,000NT
表紙側:15,600NT
裏表紙側:24,000NT
裏表紙側:14,400NT
24 29.7
38,000NT
22,800NT
24 29.7
26,000NT
15,600NT
12,000NT
7,200NT
8,000NT
4,800NT
48 29.7
内側 2 ページ
24 29.7
内側 1 ページ
裏表紙
裏表紙の内側 1 ページ
縦形
12 29.7
横型
24 14.8
1/2 ページ
縦形
8 29
横型
21 9.9
1/3 ページ
10
【破 (pots) 出稿例】
11
第五章
台湾の
ライブ会場
台
( 北市内
)
台北市内でライブができる施設のリストです。小・中規模(50∼300 人クラス)のライブハウスやカフェ、
劇場などを中心に、市内で最も大型で整備が整ったライブハウス「Legacy」の情報も記載しました。
各施設のスタッフとのやりとりは、基本的に中国語か英語です。まずは下見をかねて、足を運んでみるのも
いいかもしれません。
●小・中規模ライブ会場
THE WALL
電話:02-2365-7746
住所:台北市羅斯福路二段 105 號 5 樓
WEB SITE:http://www.thewall.com.tw/
ROCK
POP
若者が多く集う学生街・公館 ( 近くには台湾大学あり ) の外れにある「the WALL LIVE HOUS
E」這牆音樂藝文展演空間。この付近は若者が本当に多い! MRT「公館」駅から歩いて10分位。ライブハ
ウスが入るビルは1F∼上階が映画館 ( 百老匯影城 ) になっている。台北を代表するロック系ライブハウスで、
台湾のロック系アーティストばかりでなく、日本や欧米のアーティストも出演する。キャパは約 300 名。料
金は日本平均と同じく 20 万円前後である。
River Side( 河岸留言・西門紅樓展演館 )
電話:02-2370-8805
住所:西寧南路 177 號
WEB SITE:http://www.riverside.com.tw/livehouse/
ROCK
POP
メール:[email protected]
12
100 年以上の歴史をもつ西門紅樓建物内にある本格派ライブハウス。複数の系列店があり、レコーディング
スタジも展開している。高品質な音楽、またアンダーグラウンドで活動するバンドに舞台を提供しようと、毎
週月曜日に新人アーティストのためのイベントを開催。建物は 2 階建て。バーカウンターも備わる。
キャパシティ:300∼400 席、スタンディングは 600∼650 名まで対応可
会場設備:音響機器 他
使用料:チャージバックはアーティスト 40%、店 60%。
木・日曜は 6 時∼12 時・12 時∼18 時 10000NT / 1 時間、18 時∼24 時 12000NT / 1 時間。
金・土曜は 17∼24 時 20000NT / 1 時間だが、週末は基本的に時間貸し無し
[補足]
・借り上げ以外のライブは、最少動員 300 人が目安。
動員が 300 人を下回ったときは、アーティストが 300 枚に達するまでのチケットを買い上げる
・平均的な入場料は 300∼400NT( ドリンク代別途 )
海辺のカフカ
電話:02-2364-1996
住所:台北市羅斯福路 3 段 244 巷 2 號 2F
アコースティック
WEB SITE:http://kafkabythe.blogspot.com
メール:[email protected]
問い合わせ担当者: オーナー夫人 Cici chang
オーナーの阿凱さんは、台湾を代表するインディーズバンドのひとつ「1976」のメンバー。通常はカフェ
営業だが、毎週土曜・日曜はほぼ定期的にライブを開催している。ライブはアンプラグドライブに対応してお
り、開催日は曜日を問わず予約可能。映画や文学も楽しめる空間で、師範大学の近くという場所柄から学生が
多く集う。
キャパシティ:100 席、スタンディングは 150 名まで対応可
使用料:チャージバックはアーティスト 40%、店 60%(20 枚以下の場合はすべて店取り。
Indievox などインターネット上でのチケッティングに関しては店で紹介可能)
場所貸しは 6 時間で 35000NT(約 11 万 6550 円)
13
十方樂集音樂劇場
電話:02-2593-5811
住所:台北市民族西路 187 巷 4 號
クラシック
JAZZ
WEB SITE:www.musforum.com.tw
メール:[email protected]
台湾に唯一ある民間経営の音楽劇場。中 2 階建ての建物で、バーカウンター付きのカフェスペースを併設す
る。演奏会のほか、BIRMINGHAM CITY UNIVERSITY のオーディションなども開催。設置されたプロジェ
クターでホール内の様子を見ることができる。音楽関連の活動は使用料の 30%ディスカウント。
キャパシティ: 100 席
会場設備: プロジェクター 他
[補足]
・保証金 3000NT(約 1 万円)が別途必要
・チケットやプログラム表の印刷代行 OK
三坂橋會館 聚朋園
電話:02-2581-9900
住所:台北市中山區中山北路 2 段 11 巷 16 號
メール:[email protected]
クラシック
JAZZ
問い合わせ担当者:齋仕隆
ショッピング街の一角にある、テラスつきのカフェレストラン。洋風バロック建築を用いた築約 80 年の建
物を改装した空間で、もともとは日本人医師の豪邸だった。日曜の夜以外は、流行音楽やジャズ、台湾老歌な
どのライブを 2 ステージ開催。1 階の演奏音は 2 階席まで聴こえる。料理メニューは江浙料理をメインに提供。
キャパシティ: 1 階の音樂會廳を中心に 60∼100 人、2 階をあわせると約 250 人
会場設備: スピーカー、ピアノ、プロジェクター、有線マイクなど
料金は次ページ参照
[補足]
・DJ イベントの実績もあり
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三板橋會館聚朋園 料金表
時間
音樂會廳 (45 席 ) A コース 音樂會廳 (45 席 ) B コース
楼閣會廳 (20 席 ) A コース
楼閣會廳 (20 席 ) B コース
11:30∼17:00
10,000NT
20,000NT
3,000NT
5,000NT
18:00∼23:30
25,000NT
50,000NT
4,000NT
7,000NT
※A コースは場所代のみ、B コースはビュッフェなどの飲食提供が含まれます。
the Base
電話:02-2331-1228
住所:台北市漢口街一段 36 號 B1
DJ
展示スペース
WEB SITE:http://www.thebase.tw
メール:[email protected]
問い合わせ担当者:店長 王育蒼(Sosa Wang)
日本語対応も可能なオフィススタイルのカフェ。SML とミーティングルームを仕切ることができ、台湾一般
企業のミーティングルーム、国内外のアーティストの個展会場、貸し切りイベント会場として幅広く活用され
ている。軽食やソフトドリンク、アルコールの提供もあり。店内の一角にはアパレルや書籍の取り扱いコーナ
ーがある。
キャパシティ:22 席(ゆったりめ)、スタンディングは 250 名まで対応可
会場設備:スクリーン 2。ターンテーブル(テクニクス SL-1200)。ミキサー。モニタースピーカー。
コピー機。FAX。プリンター。パソコン(ウィンドウズ) 5
使用料:料金表を参照/チャージバック制の実績はないが応相談
[補足]
・シチュエーションにあわせて臨機応変に対応
・長期レンタルも応相談
15
●大規模ライブ会場
Legacy Taipei
電話:02-2395-6660
住所:台北市八徳路一段一號・北華山 1914 創意文化園區中五館
オールジャンル
WEB SITE:http://www.legacy.com.tw/
華山 1914 創意文化園区というエリアにある台北市内最大のライブハウス。ZEEP のようなライブハウスに
相当するといえる。2 年に 1 度開催される市内型フェスの成功例、URBAN SIMPLE LIFE の会場であり、台
湾人アーティストのイベント以外にも、日本のビジュアルロックバンドのライブやアニメイベントなども行っ
ている。アーティストサイドとお店サイドのチケット代金の配分はケースバイケース。
キャパシティ:1200 名∼
使用料:週末の箱貸しイベントを一例に挙げると、約 12 時間(13 時リハーサル∼19 時公演スタート∼23 時
公演終了 ※機材込み)で 85 万円程度
[補足]
・華山エリアは Legacy のほか、展示スペース、レストラン、カフェなどがあり、市内カルチャーの発信地として知られる
・海外からの招聘は基本的に、渡航費とホテル宿泊費を店サイドが負担している
16
第六章
台湾のフェスに
出よう!
台湾では、年間を通じてさまざまな音楽フェスティバルがあり、不定期に開催されるものや、小規模なもの
を含めると、その数は 100 を超えるといわれています。しかし、2011 年末の調査結果を踏まえると、海外か
ら自由にエントリーできる音楽フェスティバルの数はそう多くはありません。
主催者と知り合いになったとか、他のバンドやアーティストからの紹介などで参加できるケースはあるでし
ょうが、ここでは、インターネットでの一般公募を行っている 2 つの音楽フェスティバルを紹介します
( 出演審査はあります)。
●Spring Scream( スプリングスクリーム )
公式サイト:http://www.springscream.com ※中国語/英語
開催場所:墾丁(カンディン)
開催期間:4 月
応募方法:サイトからエントリー可(国籍不問)。詳細は要確認
台湾南部のリゾート地、墾丁で開催されている野外ロックイベント。1995 年に、台湾在住のアメリカ人と
彼の友人数名が「インディーズバンドに演奏の機会を与えよう」という思いからスタート。その後、彼らに賛
同する人が増え続け、今では台湾を代表するミュージックイベントのひとつになっている。2010 年には 230
組のミュージシャンが出演。手作り感のあるイベントで、観客と演者の垣根はあまり感じられず、日本のフェ
スのようなイメージで現地に行くと、少し肩すかしを食らったように感じるかもしれない。
エントリーの段階としてはハードルが低いので、台湾進出への足がかりには有効なフェスと思われる。
出演者は、台湾をはじめ、香港、シンガポール、マレーシア、日本、欧米などさまざまな国のアーティストが
参加。観客層は外国人が多い。
イベント会場までは、高雄から車で約 2 時間。現地移動(タクシー、レンタカーなど)の事前確保が必須。
また、イベント開催時期が台湾の連休に重なるため、ホテルの確保が難しいが、イベント会場にテントで泊ま
ることもできる。
注意すべき点として、イベントの出演日程が開催日近くまで FIX されなかったり、変更が入ったりする場合
がある。変動可能なスケジュールをあらかじめ組む必要があるだろう。
17
【Spring Scream】
●ROCK IN TAICHUNG( ロックイン台中 )
公式サイト:http://www.rockintaichung.com ※中国語のみ
開催場所:台中市
開催期間:2011 年は 12 月に開催(変動する可能性あり)
応募方法: サイトから一般エントリー可(国籍不問)。詳細は要確認
2009 年からスタートした無料フェス。観客動員数は例年およそ 10 万人で、台湾 5 大ミュージックフェスの
ひとつといわれる。台中政府の指導のもと、音楽産業推進、とりわけインディーズシーンで活躍するクリエイ
ターたちに活動の場を提供することを目的として開催。
4 月頃に台中政府ホームページで情報が公開され(2011 年は 6 月に公開)、制作会社を決定するプレゼンテ
ーションが毎年行われる。その後、開催日の数カ月前に、公式サイト上にて自費参加バンドや学生バンドの一
般公募を開始。こまめに情報をチェックしてエントリーしていただきたいが、公式サイトは中国語で記載され
ている。2011 年のエントリーページを翻訳したものを、次のページに参考までに掲載しておこう。
18
【ロックイン台中エントリーページ】※ロックイン台中 2011 のエントリーページを和訳したものです。
【参加対象及び資格】
1 国籍・言語は問いません
各バンド演奏時間は 40 分(※セッティング込み)
2 出演形態・ジャンルの制限はありません
ただし、オリジナル楽曲の内容でのみ応募可能
【応募方法】
下記 URL の資料項目に記入の上、ご応募ください
イベント応募ページ「ng2011」から
※応募には indie vox への登録が必要(無料)
※indie vox とは台湾インディーズの有料ダウンロードサイトとなります
※エントリーの際、楽曲をアップロードする必要がありますが、indie vox 側での配信はありません
→登録後、応募ページに移動するので、下記の手順に従ってエントリーを行なってください
■応募ページ 1/4ページ目
1 名前
2 登録者の写真
3 国名
4 市町村
5 公式サイト URL
6 プロフィール (300 文字以上の記入が必要 )
■応募ページ 2/4ページ目
1 メンバーの写真
2 名前 ( バンドネーム )
3 担当パート
4 E-mail アドレス
5 名前
6 苗字
7 パスポート番号
8 国籍
※メンバーが 3 人以上の場合はメンバー分の同様の記入を繰り返す
19
【ロックイン台中エントリーページ】※ロックイン台中 2011 のエントリーページを和訳したものです。
■応募ページ 3/4ページ目
1 代表者の連絡先を記入
2 名前
3 苗字
4 連絡先
5 住所
6 E-mail アドレス
■応募ページ 4/4ページ目
楽曲をアップロード
※最低 3 曲のアップロードが必要
【応募締め切り】
10 月 16 日(日)PM12:00 まで
※時間に遅れた応募は受け付けません
※出演決定アーティストは 10 月 31 日から、ロックイン台中ホームページおよび Facebook にてラン
ダムによるバンド紹介を行います
【アジア地区バンド選出について】
1 基本資料(中文/英文によるバンド名称)
2 メンバー資料(メンバー名・担当パート)
3 連絡先(代表者連絡先/市内電話/携帯/ E-mail)
4 バンドプロフィール (300 文字以上 )
※リリース情報やデジタル配信もあれば記載
5 オリジナル楽曲最低 3 曲を、indievox 応募ページにアップロードすることが必要です
6 エントリー資料は各アーティストを選出するにあたって、重要な選考資料となります。
なるべく細かい情報の記入をお願いします
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【ロックイン台中エントリーページ】※ロックイン台中 2011 のエントリーページを和訳したものです。
【その他】
1 出演日程に関して
12 月 3 日、4 日のいずれか。日程、時間の指定は不可
※指定された時間での参加が出来ない場合は放棄したとみなします
2 応募について
結果は E-mail を通して通知しますので正確に記入してください。選ばれたグループに関しては
ライブ当日に交通手当として 2000 台湾元 ( 約 6000 円 ) を支給します
3 審査員全員は参加するグループ数を増減できる権利を有しています。
4 イベントの宣伝、およびドキュメント映像制作のため、「2011 ロックイン台中」は協力してもら
うテレビ局もしくはインターネット等のメディアを選択する権限を持ちます。応募するバンド・
アーティストはそれらのメディアに、イベントの宣伝・報道を目的として氏名・肖像・演奏が放
送されることに同意したものとみなされます
5 入選者は提供する演出内容および作品は他人の知的財産権を侵害していないことを保証する必要
があります。もし第三者が権利侵害に関して主張してくる場合においては、イベント主催機関は
責任を負いかねます。その入選者が責任を以て処理するとします。同時に主催機関がその出演グ
ループの出演資格を取り消す権利を有しています
6 合否に関わらず、応募作品の返却は行ないません。応募資料等の個人情報を特定できるものは、
主催機関が責任を持って保管いたします。絶対的な必要性がない限り、応募資料及び応募作品を
公布することはいたしません
7 問い合わせ先
電話:+886-2-2778-5690
メール:[email protected]
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