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上半期事業報告 - NPO法人犬と猫のライフボート
2016 年 11 月 18 日 NPO 法人犬と猫のためのライフボート 2016 年度上半期活動報告 いつも当団体活動をご支援くださり誠にありがとうございます。 上半期の活動報告をさせていただきます。 <犬と猫の保護と譲渡について> 犬 2014 年度 上半期 下半期 2016 年度 2015 年度 合計 上半期 下半期 合計 上半期 下半期 合計 受入 314 258 572 292 254 546 267 267 譲渡 272 241 513 270 267 537 248 248 死亡 48 32 80 16 1 17 0 0 15% 12% 14% 5% 0.3% 3% 0% 0% 死亡率 犬については全国的に殺処分が減少していることもあり、受入がやや減りましたが、保護 した子たちの多くに良いご縁があり、248 頭を譲渡しました。 また、前年度に引き続き、行政機関の飼育環境改善により、保護した犬の感染症による死 亡がゼロとなりました。 猫 2014 年度 2016 年度 2015 年度 上半期 下半期 合計 上半期 下半期 合計 上半期 下半期 合計 受入 621 172 793 496 175 681 517 517 譲渡 245 365 610 333 302 635 322 322 死亡 173 15 188 61 1 62 31 31 死亡率 28% 9% 24% 12% 0.6% 9% 6% 6% 猫については上半期 322 頭を譲渡し、ほぼ前年並の活動となっています。 保護した子たちは順調に譲渡され、死亡率も大きく低下しましたが、受入能力が十分では なく犬猫合計譲渡数は 570 頭と、このままでは年間目標の 1500 頭達成は厳しい状況で す。今後は人材の確保と教育・施設の拡大の両輪で、一歩でも目標に近づけるように活動 して参ります。 1 <現場組織の改変について> フラットな現場組織づくりは予定通り進んでいます。 慣れない仕事に取り組む機会が増えてスタッフは苦労していますが、そんな中でも活躍の 場が広がるスタッフも出始めています。 人事に関わることも多いので詳細はご報告できませんが、より良い組織づくり、そしてよ り良い結果のために引き続き進めて参ります。 <幹部職員の募集について> 募集開始以降、数名の方にお会いする機会がありました。 残念ながらマッチングには至っていませんが、こうした活動にプロとして関わりたいと思 ってくれる方がいることを実感することができました。引き続き人材募集を行って参りま す。 <施設の増改築と環境改善について> おかげさまで 9 月に新設棟が完成いたしました。 これにより子犬子猫の収容能力を現在の 1.5 倍ほどに増やし、成犬・成猫たちの生活環境 も改善できる見込みです。こののち、具体的な内部レイアウト・運用の最終検討を経て、 来春には本格稼働する予定です。 <成犬・成猫の譲渡促進について> 成猫については、ふれあいスペースを設けることでの譲渡実績が多数ありますので、前記 の施設増改築で前進する見込みです。 同様に成犬も増改築で有効利用できるようになるスペースを使い「見せ方」を改善するこ とで譲渡につなげる予定です。 <外来不妊手術について> 上半期 54 頭の外来不妊手術を実施し、目標どおり進んでいます。 しかし一方で、希望者多数で受入ができないことも散見されるようになりました。 より多くの外来手術を受け入れ、犬猫保護の助けになるように対応を検討中です。 2 <コンテンツの充実について> ライフボートは早い時期からインターネットの可能性に着目して活動に取り入れてきまし た。以前はパソコンでウェブサイトをみる方がほとんどでしたが、2013 年頃からスマホ 利用者が急増し、2015 年にはパソコン/スマホが逆転。今ではスマホが主流になりまし た。こうした時代の流れに合わせてウェブサイトのスマホ対応を行いました。 皆様に見ていただく土台ができましたので、下半期は需要の大きい「ミルクのみの子猫の 育て方」 「犬の飼育・しつけ」のコンテンツを充実させる予定です。 <ペット保険代理業について> ペット保険の代理店になり、保険加入者を募集する試みをスタートしました。 まだ本格的な実施に至っていませんが、里親様から保険内容について質問を受けることも 徐々に増え、保険の当事者として考える機会を得ることができました。 飼い主さんと犬猫とのより良い生活のために今後も継続いたします。 以上が 2016 年度事業計画に対する上半期の活動報告です。 今後とも皆様のご支援・ご声援をよろしくお願い申し上げます。 NPO 法人犬と猫のためのライフボート 理事長 稲葉友治 3