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平成 27 年度第3回横須賀市スポーツ推進審議会 会議録 日 時 平成 28

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平成 27 年度第3回横須賀市スポーツ推進審議会 会議録 日 時 平成 28
平成 27 年度第3回横須賀市スポーツ推進審議会 会議録
■日
時
平成 28 年(2016 年)3月 29 日(火)15:30~17:00
■会
場
横須賀市市民防災センター あんしんかん 3階 第2・3会議室
■出 席 者
横須賀市スポーツ推進審議会委員(敬称略 50 音順)
委員長:武雅兄
委員長職務代理者:田中靖和
加藤潤市、岸正晴、東海林義勝、鈴木満、
中村康之、野地武司、山岡義和、吉田和市
欠席者
伊藤隆義、鈴木志保子
事務局(6人)
学校教育部長:伊藤学
スポーツ課長:欠席 スポーツ課指導主事:鈴木史洋
スポーツ課係長:長嶋廣範、柴崎正、志村康浩
スポーツ課担当者:峯山美城(記録者)
傍聴者 1人
■議事次第
開会
1 教育委員会あいさつ
2 議題
(1)平成 27 年度スポーツ関係事業について
(2)平成 28 年度スポーツ関係事業概要について
(3)平成 27 年度横須賀市児童生徒体力・運動能力、
運動習慣等調査 調査結果について
3 意見交換
■配布資料
1
2
3
4
横須賀市スポーツ推進審議会委員名簿
平成 27 年度スポーツ関係事業進捗状況
平成 28 年度横須賀市教育委員会スポーツ関係事業概要
平成 27 年度横須賀市児童生徒体力・運動能力、
運動習慣等調査 調査結果の概要
- 1 -
開会
事務局(長嶋係長)が、平成 27 年度第3回横須賀市スポーツ推進審議会の開会を告
げた。
1 教育委員会あいさつ
□事務局(伊藤部長)
皆様、おはようございます。学校教育部長の伊藤でございます。本日は、年度末のご
多用の中をお集まりいただきまして、ありがとうございます。事務局を代表しまして一
言ごあいさつをさせていただきます。
さて、本年度も、残りわずかとなりました。本日の会議は、年間3回予定をしており
ますスポーツ推進審議会の最終回であると同時に、委員の皆様の2年間の任期の最後の
会議となります。皆様には、スポーツ推進審議会委員として、本市のスポーツの振興に
特段のお力添えをいただきまして、本当にありがとうございました。
本日は議題が3件ございます。「平成 27 年度スポーツ関係事業」の報告については、
本年度もたくさんの事業を通して市民の皆様にスポーツや運動に親しんでいただくこと
ができたのではないかと思っております。また、委員の皆様からいただいた貴重なご意
見を、今後の施策にも反映してまいりたいと考えております。
「平成 28 年度スポーツ関係事業概要について」は、先日閉会しました、市議会第1回
定例会においてご承認をいただいた内容でございます。皆様には、内容をご確認いただ
くと共に、実際の執行にあたってのご意見等を頂戴できるとありがたいと考えておりま
す。
「平成 27 年度横須賀市児童生徒体力・運動能力、
運動習慣等調査 調査結果について」
は、第2回審議会でご説明させていただいた内容の続編となります。引き続き皆様から
の忌憚のないご意見を頂戴することができればと思っております。それでは、本日の会
議についても、よろしくお願い申し上げます。
□事務局(長嶋係長)
それでは、これより議事に移らせていただきます。スポーツ推進審議会条例第3条に
よりまして、議長は、委員長にお願いいたします。
□委員長
それでは、議事に入る前に、本日の定足数について、事務局からお願いします。
□事務局(長嶋係長)
定足数についてご報告いたします。
「スポーツ推進審議会条例:第4条」
に
「審議会は、
委員の半数以上の出席がなければ会議を開くことができない」とあります。本日は 14
名の委員のうち 10 名のご出席をいただいており、半数を超えておりますので、会議は成
立いたします。
- 2 -
□委員長
次に、傍聴者の確認ですが、本日の会議の傍聴を希望される方はいらっしゃるのでし
ょうか。
□事務局(長嶋係長)
本日の傍聴者は1名です。
□委員長
ここで、前回の審議会同様、委員の皆様に申し上げます。本審議会は、スポーツ基本
法により「スポーツ振興基本計画、その他のスポーツの推進に関する重要事項を調査審
議する」こととなっております。つきましては、今後の審議会運営にあたりましては、
横須賀市のスポーツ振興のための前向きなご提言を、忌憚なく交換できる場としてまい
りたいと考えておりますので、ご理解・ご協力をお願いいたします。
また、事務局には、それらの各種施策への状況に応じた適切な反映を行うよう求めま
す。
それでは、次第に基づいて、2の議題に移ります。
(1)平成 27 年度スポーツ関係事業進捗状況について、事務局から説明をお願いいた
します。
(1)平成 27 年度スポーツ関係事業について
□事務局(長嶋係長)
「平成 27 年度スポーツ関係事業について」説明させていただきます。それでは、事前
にお送りした資料2をご覧ください。この資料は、今年度の事業を日付順に一覧にして
おります。11 月 10 日の第2回審議会でもご報告させていただいておりますので、今回
は、それ以降に実施された主な事業につきまして、ご報告させていただきます。
12 月は 13 日に「第 70 回市民駅伝競走大会」を開催しました。今回から会場を長井海
の手公園ソレイユの丘に変更し、開催いたしました。当日はあいにくの小雨ではござい
ましたが、大勢のランナーに参加していただきました。人数等は記載のとおりでござい
ます。
1月は 17 日に「第 70 回三浦半島県下駅伝競走大会」を開催しました。走路員として、
スポーツ推進委員約 160 名の皆様に選手を見守っていただき、円滑に大会を運営するこ
とができました。
2月は 13 日に「横須賀市スポーツ表彰式」を開催しました。今まで、別々に表彰して
いた「体育功労者表彰」と「スポーツ栄光章」をスポーツに関する表彰として一緒に行
うことにいたしました。体育功労者は 14 名、スポーツ栄光章はチームとして 18 団体、
個人として 47 名の方を表彰いたしました。
以上、スポーツ関連事業進捗状況の報告を終わります。
- 3 -
□委員長
ありがとうございました。ただいまの説明につきまして質問・ご意見がございました
らお願いいたします。
→意見なし
□委員長
次に、議題(2)平成 28 年度スポーツ関係事業概要について、事務局から説明をお願
いします。
□事務局(柴崎係長)
それでは、お手元の資料3をご覧ください。この 25 日の平成 28 年第1回市議会定例
会の議決を受けまして、
平成 28 年度のスポーツ関係予算及び事業内容についてご説明い
たします。
1ページをご覧ください。社会体育関係です。No.1、給与費から、2ページの No.15
一般事務費まで、ほぼ前年同様の事業を計画しております。特には、リオデジャネイロ
五輪の開催年ということで、No.9で「オリンピック出場者壮行会」を予定しており、ま
た、No.12 の「東京オリンピック・パラリンピック選手育成活動への助成」には、スポ
ーツを愛する皆様からのご寄附であるスポーツ基金を財源として充当させていただきま
す。
社会体育関係の予算といたしましては、2ページ最終行に記載のとおり、1億9千 913
万7千円で、先ほど申し上げましたリオデジャネイロ五輪とスポーツ基金積立金の増な
どにより、前年度比 366 万1千円の増となっております。
以上で社会体育関係の説明を終わります。
□事務局(志村係長)
それでは、平成 28 年度の学校体育関係事業概要についてご説明いたします。資料3の
3ページをご覧ください。
「1 学校体育指導業務費」は、小中高の学校教員と児童生徒を対象とした講習会や
研修会の開催費用、体力・運動能力、運動習慣など調査集計委託費用など、あわせて 660
万9千円を計上しています。
「3 小学校児童各種行事及び記録大会」は、小学校児童を対象とした相撲大会や陸
上記録会等の開催経費、あわせて 654 万5千円を計上しています。
「5 中学校武道実技指導者派遣」は、平成 23 年度からの武道必修化に伴う実技指導
者派遣事業で、42 単位時間市費で予算計上しています。
「6 横須賀市中学校総合体育大会」は、第 65 回横須賀市中学校総合体育大会、総合
開会式及び参加生徒の交通費等の経費で、併せて 861 万9千円の計上となっています。
4ページをご覧ください。
「11 高等学校運動部活動強化育成」は、市立横須賀総合高等学校の運動部活動の活
性化を図るための事業で、陸上・アーチェリー・ラクビー・硬式テニス・ソフトテニス・
野球の6クラブ分の指導者派遣費用、運動部活動検討委員会及び部会の設置費用、栄養
指導支援業務の委託など、併せて 800 万2千円を計上しています。
また、今回、運動部部活動検討委員会、強化部会で、運動部活動の活性化に成功して
- 4 -
いる学校に出向き、施設見学や助言を受ける費用を計上しました。
17・18・19 は小中高の学校プール運営で、学校プールの運営管理及び夏季休業期間に
プール開放を行う際の運営管理委託費として、1千 902 万1千円を計上しています。
学校体育関連予算として 19 事業、計9千8万2千円の予算計上となります。前年度予
算と比べ 229 万6千円の減となっています。この理由は、主に全国中学校体育大会の開
催会場が北海道地区から北信越地区に変わったことにより、激励費予算が減ったためで
す。
以上で学校体育関係の予算説明を終わらせていただきます。
□事務局(長嶋係長)
平成 28 年度予算の中で、体育会館等施設に関連する事項をご説明いたします。体育会
館費予算全体といたしまして、8億1千 219 万6千円でございます。主なものといたし
まして、まず、体育会館管理委託費5億1千 863 万1千円でございます。これは、指定
管理者への管理料及び、北体育会館外壁調査業務委託費でございます。
次に、体育会館営繕工事費2億6千 777 万6千円でございます。内訳としまして、サ
ブアリーナプール天井改修工事1億8千 532 万8千円、北体育会館空調設備改修工事
1千 324 万円、南体育会館競技場屋根改修工事3千 615 万9千円、南体育会館競技場建
具改修工事3千 294 万5千円でございます。
工事中閉館する施設としては、プールが約半年、南体育会館が工事期間の内、2週間
程度閉館いたします。工事期間が短くなった時などは、速やかに開館できるようにし、
極力市民に影響がないように努めてまいります。
次に「事務費等」2千 578 万9千でございます。これは、体育器具購入費や公共予約
システム関連経費等であります。
以上で、体育会館等施設の予算に関連する事項の説明を終わります。
□委員長
ありがとうございました。ただいまの説明につきまして質問・ご意見がございまし
たらお願いいたします。
→意見なし
□委員長
次に、議題(3)平成 27 年度横須賀市児童生徒体力・運動能力、運動習慣等調査 調
査結果について、事務局から説明をお願いします。
□事務局(鈴木指導主事)
それでは、説明いたします。緑色の表紙の冊子をご覧ください。1ページの「1調
査の目的」から「5調査方法」についてはご覧おきください。3ページ以降について、
8ページ以降の添付資料とともに説明いたします。
はじめに、(1)体格についてです。資料1をご覧ください。ここからは、全国平均
値との差が多少認められるものの、ほぼ変わらない傾向であることが読み取れます。
次に、(2)体力・運動能力についてです。資料2に、各測定項目の平均値と、体力
合計得点の平均値を示しましたのでご覧ください。なお、体力合計得点とは、新体力
- 5 -
テストにおける各測定項目の結果を 10 点満点の得点に換算し、
それらを合計したもの
です。
「ア 合計得点」については、男女とも全国の平均値を下回っている学年が多い
のですが、平成 26 年度と比較すると、特に女子において上昇傾向が見られます。全児
童生徒対象の調査は実施初年度なので、今後の経年変化に注目すべきです。
次に、体力の各測定項目ごとの結果についてです。資料3をご覧ください。この資
料は、全国平均を 50 とした偏差値をレーダーチャートにまとめたものです。
「反復横
とび」、
「ボール投げ」において、全国の平均値を下回っている学年が多いです。また、
全身持久力の指標となる「20m シャトルラン」と「持久走」も、多くの学年で全国の
平均値を下回っていることがわかりました。
次に、「ウ 総合判定結果」についてです。資料9をご覧ください。総合判定とは、
体力合計得点を、年齢別の「総合評価基準表」に照らし、A~Eまでの5段階で判定
したものです。資料9では、A~Eそれぞれの判定結果における、母集団に対する割
合を示しています。A~C判定の割合は、全国の平均値より低く、D~E判定の割合
は、全国の平均値より高い傾向にあります。
次に(3)生活実態についてです。資料4と資料5をご覧ください。
「ア 運動部や
スポーツクラブへの加入状況」について、
「運動部やスポーツクラブに加入している」
と回答した小学生の割合は、全体としては全国の平均値を上回りましたが、男女でや
や差が見受けられます。中学生では、全学年男女とも全国の平均値を下回り、特に、
女子では3年生の所属率が低くなっています。
「イ 運動・スポーツの実施状況」については、
「ほとんど毎日運動する」と回答し
た割合は、男女とも多くの学年において、全国の平均値を下回っています。また、中
学生の女子では「しない」と回答した割合が全体の 10%以上です。
「ウ 1日の運動時間」について、「1日に2時間以上運動する」と回答した割合
は、小学生では男女とも多くの学年において、全国の平均値を上回りましたが、中学
生では下回りました。
「エ 朝食の摂食状況」について、
「毎日食べる」と回答した割合は、小学生・中学
生共に多くの学年において、全国の平均値を下回っていました。
「オ 1 日の睡眠時間」について、
「8時間以上の睡眠をとっている」と回答した割
合は、多くの学年で全国の平均値を上回りましたが、
「6時間より少ない」と回答した
割合も、多くの学年で全国の平均値を上回りました。
「カ 1日のテレビ等の視聴時間」について、
「3時間以上視聴している」と回答し
た割合は、男女とも全ての学年において、全国の平均値を上回りました。
続いて、
「2 新体力テスト合計得点と生活、意識調査との関連」についてご説明い
たします。まず、
「(1)生活実態調査項目との関連」です。資料6をご覧ください。
これは、先ほどの体力合計得点を測定項目数の8で割り、10 点満点に換算した得点を、
各調査における解答群ごとに平均して比較しているものです。
「運動部・スポーツクラブへの加入(所属)
」
、
「運動・スポーツの実施状況(頻度・
1回に行う時間)
」において、得点差が大きくなっています。
「朝食の摂取状況」、
「1日の睡眠時間」においては、小学校では差が認められます
が、中学校では大きな違いはありませんでした。
「1日のテレビ等の視聴時間」においては、小学校・中学校ともに差が認められま
す。
- 6 -
次に「
(2)意識調査項目との関連」です。資料7をご覧ください。資料のまとめ方
は、今ご説明した生活実態調査との関連を示したものと同様です。
「運動やスポーツが
好きか」
、
「体力に自信があるか」
、「運動やスポーツをすることは大切だと思うか」と
いう設問で、肯定的な回答群で合計点が高くなっています。また、
「体育の授業は楽し
いか」、
「体育の授業で学んだ運動やスポーツの中で、大人になってもやってみたいと
思ったものはあるか」、
「体育の授業で、運動のコツやポイントをつかめているか」と
いう設問で、肯定的な回答群で合計点が高くなっています。この2点は、学年が上が
るほど、その差が顕著になる傾向があります。
最後に、
資料にはありませんが、その他今年度の調査で明らかになったこととして、
本市児童生徒の多くが
「運動やスポーツをすることは大切である」
と思っていますが、
これに比較して「運動やスポーツをすることが好き」の割合が低く、さらに学年が上
がるごとにその割合が低くなる傾向があります。また、本市児童生徒の多くが「体育
の授業は楽しい」と感じていますが、これに比較して「体育の授業で運動のコツやポ
イントがつかめている」の割合が低く、さらに学年が上がるごとに少なくなる傾向が
あります。そして、50m 走、立ち幅とび、20m シャトルランの結果と、合計得点の間に
強い相関関係があります。これらを踏まえ、現在、教育委員会研究委託事業として、
体力つくり研究を野比東小学校と野比中学校に委託して、実践研究を進めていただい
ています。それぞれの主な取組としましては、野比東小学校では、
「運動強度の測定か
ら体育の授業改善を図る取組」、
「わかる、できるという自己有能感を高め、児童が楽
しいと感じる体育授業の工夫」、野比中学校では「自己の運動能力を最大限に発揮する
ことや、体力調査の結果を自己分析することで、自身の体力を見つめ直し、生徒自ら
が課題を持って授業に取り組むための工夫」
、「運動部活動での取組や、小学校と連携
した体力向上の取組」となっています。また、横須賀市健康・体力向上推進委員会担
当部会の取組として、体力向上部会は「小中学校における、体育・保健体育科の授業
中の運動量の見直し→「しっかり走る」という身体活動を取り入れた授業」
、運動習慣
定着部会は、「学校の教育活動全体を通して、運動やスポーツが「好き」な子どもを育
てる取組」、生活習慣改善部会では、
「保護者や教職員に対する啓発資料の作成」など
に取り組んでいます。なお、本調査は次年度も継続して行う予定です。先ほども申し
上げましたが、調査結果の経年変化や、同一集団の追跡などの分析も行い、本市児童
生徒の体力の実態をより詳細に明らかにするとともに、その向上を推進する取組につ
いて検討してまいります。以上です。
□委員長
ありがとうございました。ただいまの説明につきまして質問・ご意見がございまし
たらお願いいたします。
□委員
子どもの運動習慣というのは、家庭の生活習慣が根底にあると思いますので、学校
だけで対応しようとしても限界があると思います。PTA の会議等で取り上げてみてはい
かがでしょうか。狙いを保護者に向ける必要があると思います。学校だけでなく家庭
も一緒になって体力向上に取り組んで欲しいです。
- 7 -
□委員
小学校の保護者から、外遊びの方法を子どもたちに教えてほしいという意見があり
ます。家でゲームをしたり、習い事に行ったりすることが多いので、外に行っても遊
び相手がいないのが現状のようです。
□委員
運動やスポーツをすることは大切だということが頭の中では分かっているけど、実
際に運動をすることが好きではないというのがとても現代的だと思います。この調査
結果をどう活用していくかが非常に大切になってくると思います。
□委員長職務代理者
平成 26 年より 27 年のほうが若干上昇傾向にあるとのことですが、何か理由はある
のでしょうか。
スポーツ活動については、専門的には色々ありますが、もっと市全体で子どもが自
由に参加できる体制を作っていけるといいのではないでしょうか。
□委員長
バスケ専門部の指導をしたことがあります。バスケはとても上手なのに、新体力テ
ストは真面目にやらない子どもがいました。どういう目的でテストをやるのかを子ど
もに伝えることが大事になってくると思います。
□委員
子どもたちの指導を始めて 44 年目になりますが、未だに試行錯誤の状態です。少年
団の目的は選手を育てることでなく、まずは色々なことをやらせてみることです。年
に1回体力テストも実施しています。
昔と違って今は遊ぶ場所がありません。自由に遊べる場所がもっとあればと思いま
すが、現状としては、親がどう熱心に子どもに携わっていくかが問題になってくるの
ではないでしょうか。
□委員
体力と学力は相関関係にあると言われていますね。どちらも家庭環境が大事になっ
てくるのではないかと思いますが。
□事務局(鈴木指導主事)
学力が上がれば、必ず体力が上がるというわけではありません。学力と体力を関連
付けるものは何かについて、今分析が行われています。
□委員
2年前に中学の体育の授業で体力テストを実施しましたが、当時4月の土曜はスポ
ーツテストの日としていました。一時、身体検査と併せてスポーツテストを実施した
こともあります。どうやったら正しい測定ができるかも考える必要があります。
- 8 -
□委員
今の子どもたちの体力、学力の問題は保護者にも要因があるように思います。
体育振興会からの立場として、たとえば子ども会で言うと、まず子ども会に入る子
と入っていない子がいて、すでにここで差がついてしまいます。子どもが入りたいと
思っても、親の同意がないとできません。保護者に子どもたちの体力や学力の問題に
ついて、もっと認識させる必要があると思います。
□委員長
色々なご意見ありがとうございました。時間の都合もありますので、次の意見交換
に移りたいと思います。
3 意見交換
□委員長
前回に引き続き、この場で皆様から自由な意見を頂ければと思います。
さて、オリンピック・パラリンピックを控えて、スポーツの話題が盛んですが、障
害者スポーツについてはいかがでしょうか。
□委員
身体障害者のスポーツ大会が県で行われているのですが、種目は陸上、水泳、卓球、
フライングディスク等があります。成績が良ければ国体にも出られます。フライング
ディスクも国体種目に入るようになりました。予選会が来月4月 17 日に不入斗で行わ
れます。
これらの障害者スポーツは高齢者でも行うことができます。脳卒中の場合はフライ
ングディスクや卓球が向いています。団体競技は残念ながら駄目です。機能訓練のた
めに取り組んでいる人が多いです。
□委員
障害者スポーツで思い出しましたが、追浜の車椅子マラソンはすごいですね。担当
部署は経済部でしたか。
ところで 40 万の市民を抱えていて、高校野球(甲子園)に出ていかないのは横須賀
くらいではないでしょうか。もっと知力を使って野球をやって欲しいです。
□委員長
横須賀に呼べる器(学校)がないのが現状ですね。
□委員長職務代理者
市立総合高校はすごくいい高校ですが、もう少し特徴があってもいいのではないか
と思います。高校野球は良い選手が取れるかにかかっていますし。
□委員長
どちらかというと、トップアスリート育成に関連するご意見ですね。そちらの面と、
- 9 -
外に出て体が動かすことが楽しいと知ってもらう、草の根的な取組みと、両方進めて
いくことが大事になると思います。
4 その他
□委員長
では、本日は皆様の任期最後の審議会ですので、この2年間を振り返って、各所属
団体等の近況など一言ずつコメントをいただきたいと思います。
□委員
私は体育振興会の立場から、委員を2年間やらせていただきました。審議会で色々
な話を聞かせてもらって、今の子どもたちは正直かわいそうだと思いました。もっと
自由に運動を楽しめる環境があればと思います。もう少し勉強させてもらいたかった
のですが、私事で今年の3月で役務終了となります。ありがとうございました。
□委員
長年審議会委員を務めさせていただきましたが、いよいよ交代の時期となりました。
最近はレクもレクリエーションスポーツといって、周りにだいぶ認知されてきたよう
で、ありがたく思います。今までありがとうございました。
□委員
昨年活躍したプロ野球、埼玉西武ライオンズの秋山選手のことですが、小学校の時
は少年団の湘南武山フェニックスに所属していました。その時の指導者は「教え子に
何々してやったと言ってはいけない。しかし、恩は忘れてはいけない。」と話していて、
大変感銘を受けました。そんな指導者との出会いがあったからこそ、このように立派
な選手に育ったのではないかと思います。
□委員
審議会委員を2期4年務めさせていただきました。私は市が横須賀らしいスポーツ
をやろうとする取組みが必要だと思います。市民の意見もキャッチし、活動場所の確
保やトップアスリートの育成等を図って欲しいです。
□委員
公募委員として参加させていただきましたが、反省しかありません。自分が何の役
に立てたのかと思いますが、審議会は大変勉強になりました。ありがとうございまし
た。
□委員
横須賀、鎌倉、三浦、逗子、葉山の4市1町で障害者スポーツに取り組んでいます。
団体に入っていない障害者スポーツについても、横須賀市がリーダーシップをとって
やってみてはどうかと思います。
- 10 -
□委員
学校からの立場なのですが、子どもたちに家庭でもっと手間をかけて欲しいなと思
うことがあります。
最近の子どもたちの休み時間の過ごし方は 200 人くらいは外、
300 人くらいは教室、
図書室等、
建物の中と2極化が見られます。これも現代的といえるのかもしれません。
1年間という短い期間でしたが、ありがとうございました。
□委員
現在、中体連では3市1町で県総体の準備を始め、指導者育成にも力を入れていま
す。女子サッカー、ヨット、野球、ゴルフなどでは、市外へ選手が転出しています。
セカンドライフや人材バンクの充実などへの取り組みも重要です。
また、継続的な新体力テストのデータの有効活用を検討していただければと思いま
す。
□委員長職務代理者
体を動かす活動の情報共有など、各団体間で連携して行きたいと考えております。
スポーツで市全体を元気にしたいです。
□委員長
ありがとうございました。最後に事務局からお願いいたします。
□事務局(伊藤部長)
(スポーツ課の人事異動について報告)
□委員長
それでは、平成 27 年度第3回スポーツ推進審議会を終了いたします。皆様ありがと
うございました。
以上
- 11 -
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