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バイオエネルギを利用した循環型農業

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バイオエネルギを利用した循環型農業
バイオエネルギを利用した循環型農業
冬季間における温床ハウス栽培の実現に向けて
株式会社
秋田農販
1. 「モミガラ」ボイラーとは?
太陽エネルギーが変換した無限に生産される、[モミガラ]のみを燃料
とするボイラーです。
1-1. モミガラボイラーの特徴
①. 燃料となるモミガラは、籾摺りされたもみを、そのままの状態で利
用できるので、ペレットとは違い、加工費、購入費等の経費が不要です。
②. ボイラーの廃棄物は、薫炭となり排出されるため、融雪材、土壌改
良材、として循環できる他、販売が可能なため、農家の所得向上に貢献
できます。
③. 循環と給湯の二回路の構造となっているため、床暖と給湯利用など
の同時に2通りの使い方が可能です。
(不凍液の循環暖房と水道利用の風呂、流し等の使用)
1-2. ボイラー室の概要
煙突φ150mm
モミガラ
モミガラ供給箱
自動燻炭搬送機
サイクロン集塵機
自動燃料供給ホース
燻炭収集箱
水道・温湯管
混合栓付流し台
1-3. ボイラーの製造・販売過程
製造元:福岡県大野城市御笠川2丁目7番6号
販売元:福島県須賀川市今泉字町内291
日本ホープ株式会社
販売代理店:秋田県大仙市南外字悪戸野147
問合せ、紹介等
日本パーク株式会社
株式会社
注文者様(農家、法人等、個人)
資料送付、説明、
受注契約
秋田農販
契約後、注文発注
製作注文
全国、農協・取次希望社等
販売元(日本ホープ)
受注者(株式会社 秋田農販)
販売過程
製造元(日本パーク)
2.ボイラー利用編
モミガラボイラーは、平成22年度から一般に床暖・給湯用を目的と
して、市場に出していましたが、現在は、主に農業用(ハウス栽培)と
して利用されています。しかし、このボイラーの汎用性は高く、以下の
ような幅広い利用が今後可能になると確信しています。
2-1. 寒冷地におけるIT技術を用いたハウス暖房装置としての利用
燃料費がかからず暖房が可能になるため、冬季のハウス栽培がより効率的になり、時期をずらした付加価
値の高い野菜や果物挑戦する夢が育まれる。またレベルの高い栽培技術(IT)を取り組むことにより、生
産性がさらに向上し地域農家の活性に寄与するばかりでなく、担い手の育成に貢献できる。
2-2. 環境対策としての利用
野焼き、焼却等の処分方法を行わず、エネルギーとして利用することができるため、大気汚染の軽減に
寄与できる。また、燃料の性格からカーボンニュートラルとなるためCo2の削減にも貢献することになる。
2-3. 省エネ対策としての利用
化石燃料を利用した灯油ボイラーと同様の役目を果たせるため、家庭の給湯として、また、床暖として
の暖房利用、消雪利用等が出来るため、一般住宅、並びに農家の省エネ対策としても貢献できる。
2-4. 空き空間の有効利用
法人、共同体等のモミガラは、ある程度管理されているが、小農家の場合、モミガラは環境問題を生む
廃棄処理されていることが多い、よって、これら廃棄物を地域の廃庁舎等に集積することにより、地域の燃
料を一括管理することが可能になり、燃料ストックヤードとして廃庁舎も生き返ることになる。
2-5.ボイラー実施利用例
1. ホウレンソウ栽培利用
3. ウド、アスパラ栽培利用
藤里町白神農園 H23.11稼働
大仙市内小友ファーム H23.12 稼働
2. 新築床暖利用
美郷町一般農家 H23.12 稼働
藤里町一般農家H24.11稼働
4. 水耕レタス栽培利用
美郷町一般農家 H24.12 稼働
5. イチゴ高設栽培
7. トマト・イチゴ 栽 培
新潟県十日町(株)千手 H25.9 稼働
6. 冬 花 栽 培
大仙市協和(有)弥栄 H25.12 稼働
(株)秋田農販 H26.12 稼働
3.ボイラー設置準備編
1.モミガラボイラー室の規模、中は、どうなっているの?
モミガラボイラーを設置するには、既存のハウスか、単独のハウスが必要です。その規模は幅4.0m長さ7.0m
の床面積が必要になります。また、ボイラー室の中には、ボイラー本体の他に図.1にある種類のものを設置
する必要があります。
2.モミガラボイラーの小屋の他に必要なものは?
ボイラーの電源となる単相200Vの電気コンセントが必要になります。
燃料となるモミガラのストックヤードが必要になります。参考:450m3(B=7.0m×L=25m×H=3.0m)
3.モミガラの量はどのくらい必要ですか?
作物、使用目的によりその量は様々ですが、150日(5ヶ月)連続運転で、約30haの水田から廃棄される
モミガラが必要です。(3.0m3/日、450m3/150日、45t) 4,500袋/5か月(100L袋)
4.燃焼された残り(灰)はどのくらい排出されますか?
弊社のボイラーから排出される灰は、燃焼時間により墨の色は様々ですが、薫炭(炭状)となって排出され
ます。排出量も薫炭の色により変化しますが、だいたい1日モミガラ20(100L)袋使用された場合、約15%に
あたる3袋排出されています。
NPM-50型 もみがらボイラー室内
煙突φ150mm
循環用ヘッダー2ハウス
モミガラ
モミガラ供給箱
自動燃料供給ホース
サイクロン集塵機
設定温度確認
デスプレイ
自動薫炭搬送機
異常時点滅ランプ
操作簡単
ON・OFFボタン
温度調節コントローラー
0度~95度まで調節可能
薫炭収集箱
給湯利用流し台
5.着火のとき灯油など使用するの?
ヒータ-(電極棒)による着火方式となっているため、着火時の灯油等他の燃料は不要です。
但し、ON,OFFの切替を頻繁に行うと、電極棒の消耗が進み、交換が必要になります。
6.煙突から煙はどのくらい出ますか?
着火時と消火時に、かなり出ますが1分ぐらいで完全燃焼しますので、ほとんど燃焼しているのかわからな
いほどです。
7.維持管理の頻度は、また、普通の人でも管理可能ですか?
日常の管理としては、すす除去の煙突掃除は必要になり、普通の人でも簡単な作業でできます。使用終了時
の管理としては、燃焼部(釜)のすす及びタールの除去管理が必要になり、年1回の単純な作業ですみます。
ボイラーの管理以外には、燃料供給、燻炭排除作業が必要になります。
8.ボイラーの耐用年数は?
ボイラーの発売から、4年ほどしか経っていないため大きなことは言えませんが、このボイラーの肝である
釜(燃焼部)は20年として設計しております。しかし、燃料送りスクリュー並びに付属品等の総合的な耐
用年数から見て、約10年ほどと考えております。但し、取扱説明書のとおり標準的な使用をした場合であ
り、燃焼時間並びに利用法により変化することはあります。
9.火事の心配はありませんか?
燃料配送管本体部に温度感知器がつけられており、異常温度になると自動的にブレーカが落ちます。従って、
燃料の連続性が切れることになり、モミガラは、釜で燃えているだけなので、心配ないです。
4.ボイラー購入編
1.モミガラボイラーの値段は?
弊社の取扱ボイラーは、50,000Kcl(50坪/100m2)1種類で、1式消費税込み価格で全国統一236~257万円で卸
しております。
但し、弊社卸し価格であり小売業者が入った場合はこの限りではありません。
2.助成金制度はありますか?
弊社のボイラーを購入してくださっている県は、いまのところ、秋田県、青森県、岩手県、新潟県、宮城
県、福島県、長野県、石川県、富山県の9県でありますが、この中で助成金制度を実施して下さっている
県は、秋田県、岩手県、新潟県、福島県の4県です。
内、秋田県では、各市町村単位で独自助成制度を作って援助しておりますし、県単独助成制度もあります。
岩手県、福島県では県助成制度を始めてもらっています。また、新潟県においては、農林水産省の燃油価
格高騰緊急対策事業の助成制度を利用して購入頂いております。尚、弊社ボイラーについてのリースが可
能な会社がありますので、御利用頂ければ幸いです。
5.ボイラー利用未来編
5-1.循環型農業構想図
5-2.秋田県の平均月別気温
5-3.月別日照時間
6.ハウス内配管例(イチゴ地中配管)
6-1.ハウス内配管例(水耕レタス地中配管)
6-2.ハウス内配管例(トマト・イチゴ地中配管)
7.ボイラー寸法図
8.ボイラー購入状況
エコボイラー購入者一覧(全国)
NO
県
名
規
格
台
数
規
格
台 数
合 計
摘
要
1
秋田県
20,000
KCl
5
50,000
KCl
14
19
平成23年から50,000Kclは製造開始
2
福島県
20,000
KCl
5
50,000
KCl
2
7
水耕栽培(レタス)・キュウリ・床暖
3
岩手県
20,000
KCl
3
50,000
KCl
1
4
アスパラ・しいたけ
4
長野県
20,000
KCl
4
KCl
4
床暖
5
宮城県
20,000
KCl
3
KCl
3
イチゴ
6
新潟県
50,000
KCl
1
1
イチゴ
7
石川県
50,000
KCl
1
1
床暖
8
青森県
1
しいたけ
9
富山県
キュウリ(サラダ用)
20,000
KCl
1
KCl
50,000
KCl
1
1
50,000
KCl
20
41
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
合
計
20,000
KCl
21
8月28日
8月29日
10月10日
11月10日
12月19日
12月19日
12月19日
12月19日
3月3日
3月4日
9月18日
10月10日
3月10日
3月10日
3月4日
本社ハウス配管計画図(H27年6月施工)
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