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緊 急 物 資 輸 送を支える
物流 Net システム
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一般社団法人
全国物流ネットワーク協会
東日本大震災。想定外の体験から学ぶ、
考える、実行する。
善意を善意のまま届けきることの難しさ
∼突きつけられた物資輸送の課題∼
2011年3月11日の東日本大震災は、私たちにあまりにも多くの想定外を突きつけました。
生活必需物資はまたたく間に滞り、何とか営業を再開するスーパーや商業施設には列が
絶えず、高齢者世帯や小さな子どもがいる家庭はたちまち災害弱者化していったのです。
その状況をメディアなどを通じて知った他の地域の善意が、物資集積所の処理能力を超え
る救援物資を無統制に送り込んでしまうという事態を招くことになりました。
物資滞留の結果、必要な物資が必要なタイミングで被災者
の手に届かない、時間の経過とともに変化する被災地の
ニーズに応えられないなどという、災害時の物資輸送にお
けるさまざまな問題を浮き彫りにしました。
推薦の
こと ば
首都直下型地震や南海トラフ巨大地震などの大災害に備え、生活必需品の
在庫所在・数量の情報とトラック情報をマクロに収集し、相互にディスパッチ
処理する基幹システムとして緊急物資輸送の最適化を実現する仕組みです。
平常時のサプライチェーン改善に役立つ仕組みとして、
また、他の様々な流通
機能に結びつく効率的なネットワークとして大いに期待できます。
京都大学 防災研究所
巨大災害研究センター 教授
林 春男
明治大学 専門職大学院教授
(財)流通経済研究所理事長
上原 征彦
日本初のプル型ロジスティクス
「物流Netシステム」はいつ発生するか分からない災害への備えとして、即時対応力やバックアップ
機能を持つ危機管理の仕組みです。
その最大の特徴は「必要な物資を、必要な日時に、必要な数量、ワンストップで定期配送」できると
いうこと。 今までになかったプル型物資輸配送のシステムを構築したことにより可能にしました。
1
データの登録(平時/自治体・協定企業等)
自治体の備蓄倉庫等に保管されている在庫状況を登録
◎物資の保管場所と数量を見える化
資の保管場所と数
(共有)
でき
できる
物流 Net システム
2
被災地の要望に応える
(震災発生後/被災自治体等)
3
ワンストップ配送
(震災発生後/支援自治体等→被災自治体等)
● 被災地自治体や避難施設が必要物資
の在庫を確認
● 最適な配車をシステムが行い、定期配
送を実現
● 必要な物量と配送日時を選び発注
● 全国どこの備蓄倉庫からでも直接配送
◎被災地一人ひとりの声に応えた物資供
給が可能
◎全国の登録事業者とシステム連携
◎余剰在庫の返品・廃棄を防ぐ
◎避難施設等にトラックが集中するのを
回避
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