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HP ストレージメディアの使用と取り扱い

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HP ストレージメディアの使用と取り扱い
HP ストレージメディアの
使用と取り扱い
使用と取り扱い
テープは厳しい環境
に敏感です。メディア
の運用および保管の
状態が、データの
100%の信頼性を保
証できる期間に大き
く影響します。
製造元の推奨事項に従う
使用するメディアの動作および保管の推奨される温度と湿
度は、メディアに付属のマニュアルに記載されています。
適切な条件下でテープを
使用する
メディアを初めて使用する場合、カートリッジを推奨される
範囲外で使用する必要がある場合は、メディアを使用する
前に、最低 24 時間使用する環境にメディアを置いて、環
境に順応させる必要があります。一般的に、人間が快適に
作業できる環境であれば、メディアにとっても快適に動作
できる環境であるといえます。
環境条件
HP ストレージメディアは、推奨されている温度と湿度の範囲内で必ず保管してください。
テクノロジ
Travan
DDS
AIT
DLT
SDLT I および II
Ultrium
UDO
MO
動作環境
5°
C - 40°
C (41°
F - 104°
F) 10% - 80% 相対湿度
15°
C - 55°
C (59°
F - 131°
F) 20% - 80% 相対湿度
5°
C - 45°
C (40°
F - 113°
F) 20% - 80% 相対湿度
10°
C - 40°
C (50°
F - 104°
F) 10% - 50% 相対湿度
10°
C - 40°
C (50°
F - 104°
F) 10% - 50% 相対湿度
10°
C - 45°
C (50°
F - 113°
F) 20% - 80% 相対湿度
5°
C - 55°
C (41°
F - 113°
F) 20% - 80% 相対湿度
5°
C - 55°
C (41°
F - 113°
F) 3% - 85% 相対湿度
テクノロジ
Travan
DDS
AIT
DLT
SDLT I および II
Ultrium
UDO
MO
保管環境
-5°
C - 45°
C (23°
F - 113°
F) 3% - 90% 相対湿度
5°
C - 32°
C (41°
F - 90°
F) 20% - 60% 相対湿度
5°
C - 32°
C (41°
F - 90°
F) 20% - 60% 相対湿度
16°
C - 32°
C (60°
F - 90°
F) 20% - 80% 相対湿度
16°
C - 32°
C (60°
F - 90°
F) 20% - 80% 相対湿度
16°
C - 32°
C (60°
F - 90°
F) 20% - 80% 相対湿度
-10°
C - 55°
C (14°
F - 131°
F) 3% - 90% 相対湿度
-10°
C - 55°
C (14°
F - 131°
F) 3% - 90% 相対湿度
テクノロジ
Travan
DDS
AIT
DLT
SDLT I および II
Ultrium
UDO
MO
アーカイブ環境
5°
C - 40°
C (41°
F - 104°
F) 10% - 80% 相対湿度
5°
C - 32°
C (40°
F - 90°
F) 20% - 60% 相対湿度
17°
C - 23°
C (62°
F - 73°
F) 20% - 60% 相対湿度
23°
C +/- 5°
C (73°
F +/- 9°
F) 50% +/- 10% 相対湿度
23°
C +/- 5°
C (73°
F +/- 9°
F) 50% +/- 10% 相対湿度
5°
C - 23°
C (41°
F - 73°
F) 10% - 50% 相対湿度
20°
C - 30°
C (68°
F - 86°
F) 25% - 35% 相対湿度
20°
C - 30°
C (68°
F - 86°
F) 25% - 35% 相対湿度
低温
湿度
高温
縮みを避ける
薄いテープが高速で回転するドラムを絶えず通過するテー
プにとって、縮みは致命的です。カートリッジを正しく使用
および保管することに加え、以下を行う必要があります。
テープおよびディスクは、使用後速やかにドライブから取り
出してください。これらは、温度と湿度がほぼ一定の場所
で、推奨されているマガジン、コンテナ、およびラック内に
保管してください。
HP データカートリッジおよびディスクは、かなり乱暴に取り
扱っても正常に動作しますが、絶対に壊れないものはあり
ドライブは温度が比較的一定の場所に保管してください。
ません。メディアの取り扱いには常に細心の注意を払って
開いている窓や、ラジエータなどの熱源、出入り口の近くに
ください。
置くのは避けてください。
•
1 時間で 10℃以上の温度変化が発生する場合には、カー
トリッジからの読み取りおよびカートリッジへの書き込みは •
避けてください。
カートリッジを落としたり開いたりしないでください。
冷えたテープドライブまたはカートリッジを暖かい部屋に持
ち込む場合、室温に達してから使用してください。室内と室
外の温度差が大きい場合は、室温に達するまで最大 24
時間かかる場合があります。
•
メディアは常に清潔な環境で保管し、トナーやほこり
で汚れないよう、コピー機やプリンタから離れた場所
で保管してください。
•
メディアを、極度の高温、低温、または多湿の環境に
さらさないでください。消火器、窓、出入り口、磁場、お
よび熱源の近くは避けてください。
•
メディアを使用または保管している場所での喫煙や飲
食は避けてください。
•
ラベルはラベルエリアからはみ出したり、剥がれたり
しないように接着面を清潔にし確実に貼ってください。
•
アーカイブしたテープを読み込むときなどは、誤ってメ
ディアを上書きしないよう、書き込み保護スイッチを必
ず使用してください。
TapeAlertTM に注意する
HP DDS および DLT ドライブには、先進のエラー訂正回路
が組み込まれており、ほぼすべての「ソフト」エラーを訂正
できる記録形式が使用されています。テープドライブは、こ
うしたソフトエラー(訂正されたエラーも含む)が発生すると、
信号を発します。データカートリッジが寿命に近づくと、エ
ラーが頻発するようになります。TapeAlert を通じてソフトエ
ラーを警告し続けるカートリッジは、読み取れなくなるハー
ドエラーが発生する前に交換してください。
メディアを安全な場所に
保管する
メディアの表面には触れないでください。また、テープ
パスやテープガイドなどのカートリッジコンポーネント
のクリーニングは行わないでください。
定期的にパーツの
クリーニングを行う
読み取り/書き込みエラーの頻発は一時的なもので、ドラ
イブのクリーニングを行うか、テープのたるみを直すことで
保管状態が適切であれば、HP DDS カートリッジに保存さ
解決できます。定期的なドライブクリーニングは、長期的な
れたデータは、最高 30 年間の保存と復旧が可能です。HP
信頼性とデータの完全性を確保するために必要不可欠で
DLT カートリッジの平均寿命は 20 年以上です。SDLT と
す。製造元の推奨事項に従ってバックアップスケジュール
Ultrium の平均寿命は 30 年間、永久記録媒体の
にドライブクリーニングを組み込んでください。また、ドライ
MO/UDO ディスクは数十年です。
ブがクリーニングを必要としている場合にも実行してくださ
い。
HP ストレージメディアに関する詳細は、
www.hp.com/go/storagemedia (英語)を
参照してください。
© Copyright 2005 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
Printed in the EU 59812473 EEE
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