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陸上競技用スパイクについて(小学生対象)

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陸上競技用スパイクについて(小学生対象)
陸上競技用スパイクについて(小学生対象)
陸上競技のスパイクについては、必ず着用することを義務付けているものではありません。
一般的には陸上競技のスパイクを着用すると速く走れ・遠くに跳ぶことができます。
しかし、足を保護する目的のものではなく、逆に足にかかる負担がかなりあり、スパイクを着用することによ
って、怪我に繋がる場合もあります。
指導者が着用しても良いと判断した場合に着用することが望ましいものです。
(但し、指導者が良いと判断し着用しても、負担が掛かっていることにはなり、怪我等の可能性はあります。
)
スパイクの価格も安いものではありません。また、成長期では、短期間の使用でサイズが小さくなり、新たなも
のにする必要が生じることもあります。
最終的に、着用するか否かは、指導者に相談の上、各ご家庭で判断して頂くことになります。
尚、陸上競技の大会や記録会に参加しますと、特に高学年の選手は大半がスパイクを着用していますが、着用し
なくても問題ありません。
以下は、スパイクを購入、着用する場合の注意点です。
主なメーカーである、アシックス、ミズノ共にホームページにスパイクについての説明があります。但し、小学
生を対象としたものではありませんので注意してください。
陸上競技のスパイクには、いくつかの種類がありますが、
競技場の種類(全天候型=ポリウレタンまたは合成ゴム舗装、土=厳密には数種類あり)
、競技種目等により、
・全天候型トラック専用(短距離用、中距離用、跳躍用、投擲用など)注:短距離用にはハードルを含むもの
と含まないものがあります。
・全天候型トラックと土のトラック兼用(短距離用、短距離~中距離+跳躍用、初心者向けなど)
注:短距離用にはハードルを含む
のふたつに大きく分けられます。
入手に際しては、適切なものを選ばなければ、パフォーマンスを発揮する手助けにはなりません。選択を誤ると
逆に怪我等の可能性が高くなります。
特に小学生にとっては、高価なものが良いとは限りません。使用者の経験や力量によって適切なものを入手して
ください。
基本的に「高価なもの=足にかかる負担が大きい=小学生には不向き」と考えてください。
また、購入に際しては、必ず試し履きを行ってください。
同じメーカーのアップシューズと同サイズでも装着感は異なります。同じメーカーのスパイクでも種類が違う
と、例え同じサイズでも装着感が異なる場合があります。
では、どのようなスパイクが望ましいか・・・
●スパイク種類
主要メーカーであるアシックスやミズノは、
「初心者向け」のスパイクを出しています。これらは、短距離から
中距離、フィールド競技(幅跳び、高跳び等)まで、幅広く使用できます。
アシックスの「エフォート」
、ミズノの「ブレイブウィング」が初心者向けです。
尚、他のスパイクの中には、例えば「短距離専用」として踵の部分が薄くなっているもの(跳躍競技には不向
き)や跳躍競技専用としてトラック競技に不向きなものもありますので、それらの購入は控えてください。
●サイズ
陸上競技のスパイクは靴裏に金属製のピンがついており、スパイクと足のサイズが合った際に、足の裏の適切な
位置にピンがあるように配置されていますので、足に合ったサイズのものにしてください。
●ピン
スパイクのピンには、
「エフォート」や「ブレイブウィング」に付属している先のとがったものと、別売の全天
候型トラック専用のピンがあります(購入時に付属の先のとがったピンは長さが長いため全天候型トラックで使
用することは禁止されています)
。
全天候型トラック専用ピンにも種類があります。細いもの、段があるものあるものなどです。メーカーにより形
状が異なります。
アシックスの場合、型番「TTP981」が初心者向きですが、あまり市販されていませんので「TTP982」の短い
ものでも構いません。
(本来、段があるものは初心者(小学生)には余り向いていません。
)
また、ピンには長さがあります。
メーカーにより異なりますが、5mm~9mm です(競技場によって制限がある場合があります)
。
短距離には長いものを使用しますが、長いほど足に負担がかかります。
まずは5mm を使用するようにしてください(店舗で5mm は中長距離用と言われるかも知れませんが「無
視」
)
。
長さを長くするか否かは、指導者に相談してください。
尚、ミズノの場合は「グリップタイプ」という種類のピンが足への負担の少ないものですが、グリップタイプは
5mm がありませんので、二段平行タイプの5mm を使用してください。
ピンは消耗品です。使用していると削れて、短くなったり、角が丸まったりします。削れた状態では、接地面
を正しく捉えないため、スパイク本来の機能を発揮しませんので、新しいものに替えるようにしてください。
アシックス、ミズノ共に付属で付いてくる、アシックスでは「レジナスガード」
、ミズノでは「アタッチメン
ト」と呼ばれる付属品は全天候型トラックでは通常使用しませんが、新河岸のような粒(
「チップ」と言いま
す)のあるトラックでは使用可能です。但し、使用により靴底が厚くなるため使用しない場合よりピンが実質長
くなりますので、使用に際してはその点考慮してください。また、ピンのネジ部分の長さがレジナスガードやア
タッチメントの有無で変わります(ありは「長く」
、なしは「短い」
)ので使用(購入)時には注意してくださ
い。
スパイク本体とメーカーの異なるピンの使用はねじ部分の損壊の可能性がありますので避けてください。
●その他
・スパイクの手入れを行いましょう。特にスパイクの裏に土やごみ等がついていないか確認します。ごみ等がつ
いていたら走る前には取り除くようにします。ごみ等を取り除くため歯ブラシ等を靴袋に入れておくと便利で
す。スパイクを脱いだら出来るだけ早く清掃するようにしましょう。湿っていたり、濡れたりしている時に、
そのままにしておくと、ピンが錆びることもありますので手入れは怠らないように。ピンの減り具合も同時に
確認しましょう。
・一般的に冬季トレーニング期間中にスパイクを履くことはありません。シーズン前にはスパイクを履いての練
習が始まりますが、スパイクを既に持っている場合は、数カ月ぶりに履くことになります。いざ履くときにな
ってサイズが小さくなっている等ということがないように、早めに履いて確認するようにしてください。
試し履きについては、既にスパイクを履いている人のものを借りて履いてみるのも一つの方法ですが、使用者
の足に形が合ってしまっている等、新品時と大きさが異なっている場合がありますので注意してください。
★着用(購入)に際しては必ず指導者に相談するようにしてください。
板橋アスレチッククラブ(2014 年4月版)
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