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SPE日本支部 NEWS Letter

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SPE日本支部 NEWS Letter
SPE日本支部 Summer 2013
SPE日本支部 NEWS Letter
発行:SPE日本支部 東京オフイス 東京都千代田区鍛冶町1丁目10番6号(大河内ビル5F)㈱ プラスチックエージ内
目次
1, 2012年度概況
2, 会長挨拶 2013年度理事会
3, 2012年度講演会
4, 2012年度 会計報告
5, 2012年度支部名簿 6, 本部概要、会員募集
2012年度の主な行事
2012/07/19
2012/08/30
2012/08/30
2012/10/25
2012/12/07
2013/03/15
2013/06/21
2013/06/21
理事会
総会
自動車の軽量化の取り組み
先端医療を支えるプラスチック
エラストマーはどこまで使えるか
第6回NANO/SPE合同講演会
次年度行事委員会
第6回Plastics for appliance 講演会
2012年度の主な実施事項は理事会、総会、4回の運営委員、と次年度行事委員会、更に5
回の講演会であった。理事会は2012年7月19日に実施した。続いて8月30日に総会を実
施し、2011年度の事業報告、決算報告、2012年度の予算を承認した。人事案件としては
泊理事を副支部長に新任した。 講演会の開始前に4度に渡り運営委員会を開催し、円滑
な講演会開催や参加者増員を図ったが、講演回数の減少(6が5へ)や参加者数の減少(185
が132へ)が起こり、体制立て直しが必要と考えられる。 次に2013年度の役員について
申し上げると、馬場さんが副支部長に新任された。更に、末次さんが役員を退任され
た。北野さんが退任され、後任に及川さんが会計をやってくれることになった。 講演会
は定例になっているnano/spe合同講演会(金さん)、Plastics for appliance(荻原さん)の2
つと自動車の軽量化への取り組み(永田さん)、先端医療を支えるプラスティック(伊藤さ
ん)、エラストマーはどこまで使えるか(馬場さん)を実施した。参加者数からも分かるよ
うに、自動車、ナノ、エラストマーが注目のsubjectであった。2012年度の会計収支は本
部リベートが増額した事によりほぼ収支トントンであった。正会員は前年の28名から25
名に減少した。法人会員は2社でかわりなかった。定款の改定を実施した。(20130830)
2013年度役員
敬称略
金 荻原 北野 及川
田代 伊澤 浅山
主な変更事項:北野氏の会計・理事退任、末治氏の理事退任、馬場氏の副
支部長就任、及川氏の会計・理事新任、田中氏の理事新任
2013年度
役割
支部長
副支部長
副支部長
副支部長
カウンセラー
会計
会員
庶務
WebNL
広報
名前
伊澤 槇一
浅山 基弘
泊 清隆
馬場 文明
伊藤 浩志
北野 隆一郎
荻原 学 金 容薫 田代 昌秀
浅山 基弘
所属
東工大
プラスチックエージ株
大阪市工研
三菱電機㈱
山形大学 住友ベ­クライト株
日本ゼオン株
古河電工
MSA研究会
プラスチックエージ株
企画
企画
企画
企画
企画
企画
企画
企画
理事
(伊藤 浩志)
永田 員也
(馬場 文明)
長岡 猛 (荻原 学) (田代 昌秀)
末次 義幸
葛良 忠彦
田中 贒
山形大学 旭化成ケミカルズ㈱
三菱電機㈱
㈱神戸製鋼
日本ゼオン株
MSA研究会
出光興産株
包装科学研
山形大学
監査
監査
荻野 和彦 荻野技術士事務所
原田 敏彦 プラ・テクノリサーチ
顧問
顧問
高島 直一 高島技術士事務所
永井 進 NRテクノリサーチ
運営委員
○
○
○
○
○
○
○
人口も生産も減少する日本での次の策
日本の人口変動は、1940年代後半の第一次ベビ
ーブームがあり、1960∼70年代にその子供達に
よる第二次ベビーブームが訪れた。1990年代には
上昇カーブが衰え、2005年に国内の死亡数が出
生数を超え人口減少が現実のものとなった。日本
が20世紀に経験して20年余り続いた経済の「高度
成長の夢」は、人口ボーナスと輸出産業の振興が
世界のニーズにピッタリと合って実現した。生産
の減少は1990年のバブル崩壊期に明らかになっ
た。プラスチックの生産量は1997年に世界の
12%強のシェアを占めたのを最後に下降線を辿
り、既に5%以下である。昨年との様変わりは二
度の国政選挙で既得権益保護の岩盤が強化され、
生産を日本に呼び戻す改革開放が遠のいたこと
だ。
こうして確実に人口も生産も減少する日本の現
状からの方策を考える。世界の市場を知るには、
そのGDPの変化予測と人口変動の関連が重要で
ある。プラスチック産業の今後を考えるにも同じ
立場が要る。日本のプラスチック業界、プラスチ
ックスエンジニアは、生産と市場とがどう動くか
を川下産業の未来予測を含めて考えないと先へ進
めない。人口構成が日
本と世界で大きな差があ
り、市場の変化も富裕
層、ミドル層、BOP層
でそれぞれ異なるので、
今後の変動の方向を深く
考察して予測することが
大事だ。人口も生産も減
り続ける日本のマーケッ
トだけを見ていては、世
界での敗者になる。
SPE日本支部長
伊澤 槙一
高付加価値品の主な顧客である富裕層はどう変
動するのか。富裕層向け消費財(自動車、通信、
家電など)は、日本での減少分が世界のどこへ移
るか。量的にはプラスチック材料購買層の大半を
占めるミドル層25億人は、どこで増加していくの
か。BOP層のプラスチック材料使用量の変化
は、政治的な意味が大きいので予測が難しい。日
本国内で富裕層マーケットの成長を考えると、唯
一大型なのが介護・医療分野である。ここはプラ
スチックの大きな用途であり5年後、10年後を目
指した技術向上がプラスチックスエンジニアの現
在の大テーマである。
2012年度のイベント
2012/08/30 自動車軽量化に向けたポリアミド樹脂の高性能化技術と応用
東レの先進材料を用いた超軽量環境対応コンセプトカー」
36名
2012/10/25 プラスチック製医療機器の成形加工と生体適合性、安全性について
生体機能を修復するバイオマテリアル・次世代医用材料の創製
21名
生体に倣ったリン含有ポリマーバイオマテリアルの設計
2012/12/07 「ゴム屋がみるエラストマー業界」
「エラストマーシール材の基礎と最近の開発動向について」
32名
「熱可塑性エラストマーは架橋ゴム/軟質塩ビを超えられるか?」
2013/03/15 単層カーボンナノチューブの構造/物性制御
エキゾチック・ナノカーボンと複合材料の応用
29名
セルロースナノファイバーフィルムの構造・機能と応用展開
超低燃費タイヤ用ゴムのナノ構造設計とシミュレーション
2013/06/21 メルクの有機エレクトロニクス材料開発
有機エレクトロニクスに関する分析評価技術
14名
2012年度のSPE日本支部の講演会は2013年4月に
予定していた講演会が企画者の都合で
中止となり合計5回のイベントとなった。8月の
「自動車の軽量化」は旭化成ケミカルズと東レ
でポリアミドの高性能化技術と先進材料を用いたコ
ンセプトカーについての講演であった。
10月の「先端医療を支えるプラスチック」は京セ
ラメディカル、名古屋大学、関西大学による、プラ
スチック製医療機器の成形加工と生体適合制、次世
代医用材料の創製、リン含有ポリマーの設計であっ
た。
12月の「エラストマーはどこまで使えるか」はニシ
ヤマ、日本バルカー、日本ゼオンによる、ゴム屋が
日戸 祐
山口 晃司
山脇 昇
大槻 主税
岩崎 泰彦
梅崎 信征
大住 直樹
棚橋 直樹
斎藤 毅
野口 徹
磯貝 明
芥川 恵造
脇本 健夫
行嶋 史郎
旭化成ケミカルズ株式会社
東レ株式会社
京セラメディカル㈱ 名古屋大学大学院
関西大学
株式会社ニシヤマ 日本バルカー工業株式会社
日本ゼオン株式会社
産業技術総合研究所
信州大学 東京大学大学院
株式会社ブリヂストンフェロー メルク株式会社
株式会社住化分析センター
みるエラストマー業界、シール材の開発動向、TPE
は架橋ゴム/軟質塩ビを超えられるかであった。
3月の第6回NANO/SPE合同講演会は産総研、信
州大学、東京大学、ブリヂストンによる、単層カー
ボンナノチューブ、ナノカーボンの複合材、セルロ
ースナノファイバー、低燃費タイヤ用ゴムであっ
た。6月のplastics for applianceはメルク、住化分
析センターによる、エレクトロニクス材料開発、分
析評価技術であった。参加者は総勢、132名であっ
た。
以上
2012年度決算報告
項目
入会金
収入の部
金額 項目
10000 本部年会費
支出の部
金額
0
支部年会費前受金
358600 米国送金手数料
支部年会費
130000
本部リベート
117276
例会、セミナー
670000 例会セミナー
891887
0 雑誌図書代金
0
雑誌図書代金
銀行利子
小計
500 通信費
0
広告宣伝費
400000
旅費交通費
0
事務用品費
0
雑費
13793
1286376 小計
1305680
今期収支差額
前期繰越金計
0
1284489 次期繰越金
-19304
1265185
SPE Japan Section 会員 担当 荻原 学
日本ゼオン㈱
SPE日本支部の会員担当としての抱負について
SPE日本支部はプラスチック技術者の知識の普及、会員相互の交流を図る事により、プラスチック
に関する科学的及び工業的知識の向上を図る事を目的として活動を行っております。そうした中で
2012年度(2012年7月∼2013年6月) は5回の講演会を企画・開催し15の演題をとおして行事全体
で132名の方々の参加を頂きました。講演会は多くの方々にご参加頂けるよう、演題としてプラスチ
ックと関連の深い自動車分野や医療、Applianceなどのテーマを定め、ホットな話題や最新技術のトレンド
について企画・運営に努めてまいりました。一方でプラスチック関連を取り巻く環境は、欧米・アジ
アを中心に大きくかつスピーディーに開発競争に凌ぎを削っております。そうした情勢も踏まえ、
2013年度SPE日本支部では従来にも増してタイムリーな話題提供と、最新のプラスチック関連の講演
会を企画し、参加者相互の交流を図る事で日本のプラスティック関連産業の発展に貢献できればと考
えております。SPE日本支部の会員担当として、多くの方々にSPE日本支部の活動にご参加頂き、興
味を以って頂けるように働きかけていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げ
ます。
以上
2012年度 SPE日本支部会員名簿
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
名前
伊藤 浩志
伊澤 槇一
永井 進
永田 員也
荻原 学
荻野 和彦
葛良 忠彦
岩野 昌夫
金 容薫
原田 敏彦
荒井 享
高島 直一
石橋 準也
石崎 庸一
石田 真司
浅山 基弘
長岡 猛
津山 重雄
田代 昌秀
馬場 文明
泊 清隆
福村三樹郎
豊高 立自
北野隆一郎 野坂 恵一
所属1
山形大学
正会員
SPE日本支部支部長
正会員
NRテクノリサーチ
正会員
旭化成ケミカルズ株式会社
正会員
日本ゼオン㈱
法人会員
荻野技術士事務所
正会員
包装科学研究所
正会員
ポリマー技術・ビジネス開発研究所
正会員
古河電工㈱
正会員
プラ・テクノリサーチ
正会員
電気化学工業㈱
正会員
正会員
正会員
東洋製罐グループ
正会員
積水化成品工業
正会員
㈱プラスチックス・エージ
正会員
㈱神戸製鋼所
正会員
(社)化学情報協会
正会員
MSAI
正会員
三菱電機㈱
正会員
大阪市工業研究所
正会員
SKI
正会員
日本エイアンドエル㈱
正会員
住友ベークライト㈱
法人会員
大栄㈱
正会員
編集後記
昨年度は東アジアの首脳が一斉に2世に変わっ
た。新しい世界を開くのかと思っていたら、過
去に引きずられモタモタしている。米国の調査
機関が作成したglobal trends 2030は今後の世
界を4つのシナリオに分類して示してくれた。
それ以上に面白かったのは3D printingの将来
を展望してくれた事だ。日本に於ける目下の動
きを見ると3D printingの中のCAD,CAM等の
部分の展開がよく見えない。物作りも大切だ
が、理論、システムも重要と思う。
President
JON RATZLAFF
Chevron Phillips Chemical
Co.
Tel: +1 918-977-4761
Email: [email protected]
本部の最近のイベントを以下に示した。インド、中近
東へ進出している。
Polyolefins Arabia 2013 May 27-28 in Muscat,
Oman
SPEは2012年に創立70周年を迎えた。最近の本部
の動向を記述した。
先ずExecutive committeeであるが、2012-2013の
Presidentは JAMES S. GRIFFING
2013-2014 はChevron Phillips Chemical Co.の
JON RATZLAFFへ交代した。 Chief Executive Officerは WILLEM DE VOSで代
わり無し。
President-electはBoolani Engineering
CorporationのVIJAY BOOLANI である。
ANTEC® Dubai 2014 Dubai in the UAE
(January 2014).
ANTEC® Mumbai December 2012 つぎは
December 2014
Middle East ANTEC® in Dubai in January 2014
EUROTEC® Lyon - July 4-5 2013
SPE Japan Section 入会要項
会員の区別
該当する会員に○印を付ける。
個人会員
個人の欄に記入
法人会員
個人の欄に担当者、法人の欄に会社、代表を
記入
会社名
ひらがな
名前
個
人
部署
〒 住所
電話
E-Mail
法人
ひらがな
代表者名前
〒 住所
電話
上記に記入の上、下記にご連絡ください。 尚、法人会員の担当者は、米国本部への入会手続きも必要ですので、添付の記入
formatへ記入して同時にお送りください。
SPE Japan Section 会計担当 及川 昭(及川あきら)
〒140-0002東京都品川区東品川2-5-8 天王洲パークサイドビル
住友ベークライト(株)生産技術部
TEL:03-5462-4257 FAX:03-5462-4878 E-mail:[email protected]
SPE Japan Section 会員担当 荻原 学(おぎわら まなぶ)
〒210-9507 神奈川県川崎市川崎区夜光1−2−1 日本ゼオン株式会社 総合開発センター 加工品開発研究所
TEL:044-276-3729 FAX:044-276-3293 E-mail:[email protected]
みずほ銀行浜松町支店 普通口座番号1096975 名義:SPEニホンシブ
またはエスピーイーニホンシブ 又は 郵便振替口座 口座番号:00140­3­391078 名義:SPE日本支部東京
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