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第 2 回 日野市公共施設等総合管理計画策定委員会 議事録

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第 2 回 日野市公共施設等総合管理計画策定委員会 議事録
第2回
日野市公共施設等総合管理計画策定委員会
議事録
1.日
時
平成 28 年 7 月 6 日(水) 午後 5 時 40 分~午後 7 時 30 分
2.場
所
市役所本庁舎 507 会議室
3.出 席 委 員
李委員、溝口委員、淡野委員、大島委員、渡邊委員、篠崎委員、真島
委員、岡野委員
4.事 務 局
高原企画経営課主幹(公共施設等総合管理計画策定担当)
、仁賀田企画経
営課長、萩原企画経営課主幹(行政管理担当)、伊藤企画経営課主幹(検査担当)
、村田財
政課長、河本財政課主査、有限責任監査法人 トーマツ 宗和氏 山田氏 松下氏
5.傍 聴 者
6. 議
なし
事
1 平成 28 年 4 月 1 日付の組織改正及び人事異動に伴う委員変更について
2 人事異動に伴う事務局変更について
3 人口推計について
4 財政シミュレーションについて
5 日野市の公共施設等現状と課題の整理について
6 その他
7.会議資料
資料 1
日野市公共施設等総合管理計画策定委員会設置要綱
資料 2
人口推計及び財政シミュレーションについて
資料 3-1
日野市の公共施設等の現状と課題の整理
資料 3-2
日野市の公共施設等の現状と課題の整理(補助資料)
資料 3-3
施設一覧
参考資料 1 日野市人口ビジョン
参考資料 2 日野市まち・ひと・しごと創生総合戦略
〈議事内容〉
1 平成 28 年 4 月 1 日付の組織改正及び人事異動に伴う委員変更について
〈事務局〉
従前の企画調整課、行政管理チームが一緒の課になり、新たに企画経営課になった。こ
れに伴い、行政管理チームマネージャーの職責がなくなったため、委員構成が 9 人から 8
人となった。また、人事異動に伴い、教育部長が岡野部長、会計管理者が真島管理者にな
った。
2 人事異動に伴う事務局変更について
〈事務局〉
財政課長が村田課長になった。
3 人口推計について
〈事務局〉
資料 2 を用いて説明。
(P3 図1 参照)
・棒グラフが総人口、折れ線グラフが世帯数。
・総人口については、平成 22 年が 176,667 人で、平成 27 年に 180,975 人となり、約 4,300
人の増加であり、1.02 倍の増加です。毎年平均で約 900 人増加している。
・世帯数については平成 22 年が 78,594 世帯で平成 27 年に 84,008 世帯となり、約 5,400
世帯の増加であり 1.07 倍の増加。毎年平均で約 100 世帯増加している。
(P3、および、参考資料 1
日野市人口ビジョン 参照)
・人口ビジョンは平成 28 年 3 月に策定した。
・ビジョンの目的は、人口減尐問題に関する基本認識を市民等と共有し、同じ方向を目指
すものであるため、本市が今後目指すべき報告と人口の将来展望を提示するものになる。
(P26.27 参照)
・推計期間は平成 72 年(2060 年)までで、5 年ごとに推計している。
・推計方法は国立社会保障人口問題研究所(略称:社人研)の人口推計で広く活用されて
いるコーホート要因法による。
(P27 図 3-1 参照)
・棒グラフが人口数、折れ線グラフが総人口に対する率。
・棒グラフ青が年尐人口、緑が生産年齢人口、オレンジが老年人口。
・全体の人口は平成 37 年の 185,090 人をピークに減尐局面に入り、平成 72 年が 164,963
人となる見込み。
・年尐人口、生産年齢人口については減尐傾向に入りつつある一方、老齢人口は平成 62 年
まで増加し続け、高齢化率については平成 27 年の 23.6%から平成 72 は 35.9%となる見込
み。
(P32.33 参照)
・総合戦略に掲げている施策を実行し、効果が実現した場合に想定される人口。合計特殊
出生率は、平成 22 年(2010 年)から平成 26 年(2014 年)までの平均値である 1.34 か
ら平成 72 年(2060 年)の 1.8(希望出生率※)まで定率で上昇すると仮定し、転出超過
が均衡すると仮定した場合の人口推計。
(P33 図表 4-2 参照)
・青が将来展望、緑が人口推計、オレンジが社人研推計。
・将来展望と人口推計を比較すると、合計特殊出生率の上昇と転出傾向の是正により、平
成 72 年には将来展望の方が約 14,000 人多くなる見込み。
・市として人口を減らさない努力と人口が減ったときの対応の二つの要素を踏まえなけれ
ばいけないと思っているが、この計画の推計としては人口推計を基に考えていく。
【質疑応答】
(委員長)
コーホートとは同じ因子・性格をもっている集団を意味する。人口学としては、同年代
で生まれた人口と置き換えて解釈される。人口推計に用いた手法はコーホート法であり、
人口推計にはよく使われる手法だから問題ないと思う。
ただ、シミュレーションというのは今の現在の状況で分析したら将来にこうなるから、
こうならないようにするために今頑張りましょうという意味です。そのため、ころころ変
わるが、変わったとしても以前の分析が違ったとはならない。その点については注意して
欲しい。
(事務局)
傾向としてこういう傾向があると示させていただいた。当然直近の人口の動態を見てい
ろいろ判断していかなればならないと考えている。
(委員長)
人口が今現在増えている理由は?
(事務局)
豊田駅の北側で大規模な団地の再生が行われており、それに伴い、民間と UR の賃貸マン
ションの建替え・新築があり、その部分で局地的に人口が増えている。また、市内で 4 箇
所区画整備を行っている途中で、その中でできた宅地に人が住み始め、人口が増えている。
新しく宅地になった場所は増えているが従来から宅地になっていて高齢化している丘陵地
については減っている。
(委員長)
増えている地域については空き家の問題も同時に発生している?
(事務局)
高齢化とともに戸建ての空き家問題も発生している。
(委員長)
日野市人口ビジョンの P32 に「人口動態やアンケート調査の分析を踏まえ、総合戦略に
基づく施策等の効果」とあるが、総合戦略に基づく施策とは何のことか?
(○○委員)
日野市の人口が流出しているところがある(P9 を参照)
。特に、25 歳から 29 歳の流出が
多くなっている。特に大学卒業後、就職する年代の流出が多い。子育て世代、勤労人口の
世代をつなぎとめていく必要があり、つなぎとめる施策をこのあとで述べている。主に、
産業の流出防止・活性化させ、子育て世代をいかに繋ぎ止めるか、あるいは、女性の社会
進出推進、雇用の確保を重点的に行っていくことで、特殊出生率を 1.8(日野市では昭和
50 年代半ばくらいの出生率)に 2060 年になることを目指している。
(○○委員)
日野市はこの戦略に基づいて施策を行っていくのですよね?
人口が 2060 年で 17 万 9 千人であると示されていながら、こういった検討にあたっては
16 万 4 千人をとる。これはダブルスタンダードではないか?
この戦略に基づいてやっていこうという意志があるのなら、人口推計は 17 万 9 千人であ
るべきではないのか。ということは、これは逆にいうと財政に裏打ちされない単なる希望
的な観測をもった夢のようなプランであることを自ら宣言していることにならないか?
(事務局)
二つの人口推計があるという部分もあるが、そうならないようにやっていこうと市とし
ては思っているが、そのとおりいくかどうかという部分もあるため、減らない努力と減っ
たときの対応という両輪で考えていかないとならないと思っている。その部分と財政状況
を踏まえながら減る可能性もあるということを考えていきたいと思っている。
(○○委員)
二つのスタンダードを見ての対応が求められていることだと思っている。人口ビジョン
の P33 の上 2 本の線があるが、この幅の中でいければまずまずだが、場合によっては 3 本
目の線に近づく可能性もある。委員長から話があったが、人口推計というのは過去数年の
傾向をもとに行っていくものであるから、たまたま過去 5 年間日野市では人口が増えてい
るから、そういう傾向を反映して真ん中になるということですから、下振れする可能性も
ある。その 2 つを放置していてよいのかということで、青い線に向かってやっていきまし
ょうということ。それが 1 つの未来像として結実するかは結果論でしかわからない。緑の
線またはその下という可能性も想定していかないといけない。ダブルススタンダードとい
われるかもしれないが、将来世代に対して責任ある対応とは言えないのではないかと考え
ている。
(委員長)
ダブルスタンダードというより、人口推計によって、このような違いがでてきますよと
いうことを示す。人口問題研究所の方法はおおまかなので、それをもう尐し詳しくシミュ
レートするためには、その自治体には地域ごとの人口のデータもあるので、それを組み合
わせて出てきた数値が P27 の図だと思う。そうした日野市のデータも活用して推計した結
果が人口推計の結果であるが、その結果でも人口は減尐していてバランスが悪いので、将
来様々な施策を行うことで P32 の将来展望の図を目指すということである。ただ、現状の
文章ではそういったことがうまく表現できていないのではないかと思う。そういったこと
をもっと明確にする修正はあってもよいのではないか。つまり、この P33 のグラフがまさ
に 1 番わかりやすい。何もしなければこうなります、そのため、私達は様々な施策を行っ
ていくことで将来展望の数値になるように努力していくということを記載すればよいと思
う。
4 財政シミュレーションについて
(事務局)
資料 2 を用いて、近年の日野市の財政状況について説明。
・財政規模について(P3)
普通会計ベースで見ると、
平成 17 年度まで 520 億円程度の水準で減尐の傾向にあったが、
平成 18 年度には歳入、歳出ともに 70 億円近く増加している。その後、やや減尐した後、
平成 20 年度より増加傾向に転じ、平成 23 年度から平成 24 年度にかけて減尐している。し
かし、平成 26 年度は歳入が約 630 億円、歳出が約 610 億円と一転して増加傾向となってい
る。財政規模自体は拡大傾向にある。
・歳入について(P5.6)
歳入構成比は、市税の割合が 5 割近くを占め、最も高い割合となっている。多摩 26 市の
平均と比較すると、市税、国・都支出金は概ね平均に近く、地方債の占める割合は平均よ
り 0.8 ポイントほど低いことがわかる。
市税収入には、平成 17 年度から見ると、全体としては増加傾向にある。平成 26 度は約
302 億円まで回復している一方、今後は、大手企業の市外転出、生産年齢人口の減尐や高齢
化が予測されており、歳入面で厳しさが増していくことが予想される。
・歳出について(P7.8)
性質別歳出構成比は、平成 26 年度に約 579 億円であり、人件費、扶助費、公債費に充て
られる義務的経費(義務的で任意では削減できない経費)が 5 割近くを占めている。
構成比は概ね多摩 26 市平均に近い傾向が見られ、人件費、繰出金等は平均をわずかに上回
っており、扶助費、物件費、補助費等は平均を下回っています。比較して大きな違いはな
いが、扶助費、投資的経費が若干低いのが特徴である。
性質別歳出決算額の推移は、歳入と合わせて、平成 15 年度以降、増加傾向にあり、平成
26 年度に 609 億円まで増えている。
投資的経費については、平成 19 年度まで増加し、その後減尐傾向にある。
また、施設の維持にかかる修繕料等の維持補修費は「その他」に含まれており、年度に
よって異なるが、近年では 30~50 億円で推移している。今後は、公共施設や道路、橋りょ
う等のインフラ施設の老朽化に伴い、維持補修費の増加も懸念される。
全体として、歳入歳出ともに増加傾向にあったが、今後は、減尐していく可能性がある
ことに注意していく必要がある。
・公共施設の将来の更新等費用について(P9)
図 1-8~1-10 は、総務省 ふるさと財団が出しているソフトを使用して算定している。
公共施設の更新費用の推計結果については、40 年間の更新費用総額は 1,619.0 億円であ
り、1 年あたりの更新費用は 40.5 億円となる。
公共施設の投資的経費(公共施設の投資に当てられてきた金額)は、直近 5 箇年平均(平
成 22 年度~26 年度)で 24.8 億円であるが、そのうち既存更新分のみだと、直近 5 箇年平
均で 16.8 億円である。
今後 40 年間の平均で 1 年あたりの更新費用は 40.5 億円となっているが、これまで既存
更新にかけてきた金額は 16.8 億円であり、結果的に、毎年 23.7 億円不足の不足が見込ま
れる。
・インフラの将来の更新等費用(P11)
下水道整備額、橋りょう整備額、道路整備額等をインフラとして推計結果に含めている。
今後 40 年間の更新等費用の総額は 890.7 億円で、平均費用は年間 22.3 億円となる。過去 5
年間(平成 22 年度~26 年度)における投資的経費は、年平均約 7.7 億円となり、既存更新
分に限ると 3.6 億円となる。
今後必要となるのは、年間 22.3 億円だが、既存のインフラの更新にかけてきた金額は年
平均 3.6 億円しかなく、直近の既存更新分と、これからかかる更新等費用を比べた場合、
今後 40 年間でこれまでの 6.2 倍程度の支出が必要となる。
更新等費用を年度別でみても、すべての年度で新規整備分を含めたこれまでの支出平均
額を超過することとなるため、すべてのインフラを維持・更新することを前提とすれば、
これまで以上に経費をかけていくことが必要となる。
また、2028 年及び 2051 年には橋りょうに係るインフラが耐用年数を迎え、そのコストは
非常に多額になることが見込まれる。今後は、整備金額が集中する“負担の山”を考慮に
入れながら投資計画を検討していくことが必要となる。
・公共施設等の将来の更新等費用について(P12)
40 年間の更新費用総額は 2,509.6 億円となり、年更新費用試算額は 62.7 億円となる。
公共施設等投資的経費は直近 5 箇年平均で 2.5 億、公共施設等投資的経費(既存更新分の
み)は直近 5 箇年平均:20.5 億円となる。
更新等費用を年度別でみると、2039 年前後に多額の更新等費用が見込まれる。このよう
に整備金額が集中する“負担の山”を考慮に入れながら公共施設等への投資計画を検討し
ていくことが必要である。
本市の財政は、今後の人口減尐による歳入の減尐が想定される中、これまでの投資の 3.1
倍もの支出を続けることは、財政上困難といえる。
・歳入・歳出全体ベースでの財政推計
平成 27 年度から平成 56 年度の 30 年間で算出している。
30 年間で公共施投資に必要な金額は 2,583 億円と推計される一方、使用可能な金額が
2,322 億円となっている。
上記公共施設投資に必要な金額とは、公共施設更新費用試算ソフトで試算された理想的
な施設関連投資水準であり、この水準と比較して、平成 30 年度以降は、使用可能な財源が
公共施設投資の必要額を下回っている。
推計期間の平成 27 年度から平成 56 年度までの 30 年間では、使用可能な金額が 2,322 億
円であるのに対して必要な金額は 2,583 億円と推計されており、261 億円(10.1%)不足し
ている。1 年あたりに換算すると 8.7 億円の不足である。
試算結果は、理想的な施設関連投資の水準であることから、必ずしもこれだけのコスト
をかけなければ施設の安全性を確保することができないというわけではない。ただし、理
想的な水準の投資をすることができないということは、確実に老朽化が進行し、施設に関
するコストの将来負担を先送りにするとともに、老朽化が進んだ施設を次の世代に引継ぐ
ことにつながることになるため、こういった点を踏まえて施設の更新を踏まえていく必要
がある。
261 億円の不足を解消するために、公共施設をどれほど縮減する必要があるかを算定した
結果、35.0 万㎡(平成 27 年 3 月 31 日現在)を 29.4 万㎡(平成 57 年 3 月 31 日現在)にす
る必要があり、概ね 16.0%縮減という結果になった。
上記算出方法は、公共施設の更新費用/公共施設の総量で 1 ㎡当たり単価を算出した上、
不足額/1 ㎡当たり単価で削減面積を算出し、削減面積/1 ㎡当たり単価で削減面積割合を算
出しており、公共施設の削減によってすべて財源を捻出すると仮定して算出した結果であ
る。
【質疑応答】
(○○委員)
公共施設白書では 60 年スパンの考え方で示されてきていたが、それがなぜ推計期間が 40
年であったり、30 年という考え方が出てきたのか。
(事務局)
施設白書と管理計画を分けて考えており、管理計画で 30 年と考えているのは、2039 年に
施設更新費用の山を迎えることを考慮してのことである。この集中している投資額を平準
化する必要があるため、尐なくとも 20 年以上は必要という考えのもと、現実的なシミュレ
ーションができる年数を検討した結果、管理計画策定期間は 30 年とした。更新費用試算が
40 年とした理由は、総務省の試算ソフトで 40 年まで計算できるため、40 年とした。初期
設定値であり他の団体も 40 年で試算している。
(○○委員)
説明は理解した。ただ、そうであるならば市民へのアンケートなどでは 60 年で説明した
のは誤りではないか。期間を短くして単年度の負担を大きく見せて、財政負担を市民に煽
っているようにしかみえない。
(事務局)
白書作成時は 60 年とし、管理計画で 30 年と短くしたことで単年度負担を多くして煽る
というつもりはなく、現実的シミュレーション期間を考慮し、また、ソフトの構成上の問
題もあり、30 年、40 年という期間となった。市民の方への不安を煽ることを目的としてい
るわけではないということは御理解頂ければと思う。
(委員長)
○○委員の今の話はこれからも継続的に市民から出てくる。その時にいつもそのような
回答をしていくとその場しのぎとしか思われないと思う。一番簡単な方法は、建物は、一
般的に 60 年で建替え、30 年で大規模改修という考えでやっているため、シミュレーション
も 30 年区切りで算出して、10 年毎に見直すことにし、30 年区切りを 2 回行うことで 60 年
とする。こうすると白書とも合うようになるので筋が通るのではないか。
(○○委員)
橋りょう整備の実施時期は決まっているものなのか。
(事務局)
橋りょうの税法上の耐用年数で算定しており、更新時期が決まっているわけではない。
(○○委員)
先ほどの質問で、財政シミュレーションが 30 年なら現実的といったが、10 年先の財政シ
ミュレーションであっても正確にはできるはずがない。現在のトレンドでシミュレーショ
ンするしかないため、30 年なら正確に出るというわけではないと思う。30 年やろうが 40
年やろうが 50 年やろうが同じ財政推計にしかならない。そんな理屈は通らない。30 年なら
正確にでるとうことはない。
(委員長)
シミュレーションは今現在の状態で計算するとこうなるというものであり、こうならな
いように頑張りましょうという意味である。このような意味で捉えればよいのではないか。
それ以上の意味はない。今後財政シミュレーションの結果と違うことを指摘された時には
シミュレーションとはあくまでその時点でのシミュレーション結果であることを伝えるし
かない。
(事務局)
ある一定の条件の中での傾向と捉える。
(委員長)
重くとらないということを役所の皆さん、上司の方々にも認識してもらったほうがよい。
おそらくなぜシミュレーションと違うのかというようなことが話題になるので。
スパンを長くすればするほど誤差がでるからそういうものだと思ったほうがいい。
(○○委員)
P16 の算定方法の参照ページが誤っているのではないか。
(事務局)
正しくは、P6 が P9、P12 が P15。失礼いたしました。
(○○委員)
P16 の削減面積割合 16%という数字は他の総合管理計画策定と比較するとどのような数
値なのか。
(委員長)
16%という数値は私が他の自治体のことを今まで見てきた経験からすると尐ないほうで
ある。だいたいが 30%とか 40%とか 50%という数値も見たことがある。そういうところが
大半である。16%はかなり良い状況だと思うが、削減しないといけないのは明らかなため、
他の自治体より苦しくない今の状況で先手を打って公共サービスのレベルを維持しようと
するためには今がいい時期だと思う。
公共施設の状況がよいから市民がそこの暮らすとうことにはならない。公共施設を 48%
削減しないといけないという結果がでた自治体で実施した市民アンケートで「あなたがこ
の町に暮らしている理由」を質問したところ、市民がそこで暮らすかどうかの意思決定の
なかで 1 番低かったのが公共施設の性能である。公共施設の状態を良くしても、そこに暮
らすか暮らさないかの意思決定には影響しない。大事なのは公共施設だけではなくて全体
的にこの自治体で暮らしやすいか、子育てにいいか、食っていけるかというところである。
先ほどの総合戦略で若い世代の流出を止めるためには様々な施策を行うこととしていたが、
まさにそういう総合的なところが大事だった。
施設の面に戻り、P15 を見ると、理想的に維持保全をした場合(予防保全)前提であり、
その前提でやった場合、260.9 億円不足となり、これをカバーするために公共施設を 16%
削減する必要がある。日野市の努力でこの割合を減らす事もありうる。よって、新たにや
るべきことは、今までの財源プラス新規財源を創ること。予防保全前提は考え方としては
よいが、実際に限られた財源で施設・インフラの維持保全をやっていく場合は事後保全も
必要である。事後保全すべき項目と予防保全すべき、その間の項目をわけて、定期的にチ
ェックしてしっかりした点検プロセスを回すことで、より尐ない金額でできるようなやり
方を確立することが大きな課題ではないか。たとえば、耐用年数が 20 年のものがあって、
20 年後に更新を予定する場合、18 年目・19 年目に 20 年後の更新が必要かどうかを確認す
る。確認して問題がなければ 2 年後、3 年後に伸ばせば自治体としてはコスト縮減となり、
他のところに財源を回すことも可能となる。こういうお金のかからない点検をしっかり実
施することが重要である。
(○○委員)
30%、40%という数値には驚いた。イメージとしては人口が減りはじめて、割と長いス
パンで固定資産を作ってきた地方都市のイメージでよいか。
(委員長)
その認識でよい。新たに施設を更新するときには、お金がないから、最小限の費用で目
に見える形で建物の塗装を直すとかのパタンが多いが、そういうことでは市民に夢は与え
られないので、市民に夢を与えるようなプロジェクトをみせていくことが必要である。で
なければ、長期的な公共施設の再編はできなくなる。公共施設等総合管理計画を作って実
際に実行する際に、市民に夢を与えるプロジェクトをモデル事業としてスポットスポット
で行う必要があると思う。
(○○委員)
近隣でも同じ手法で目標値を出しているところがあれば、いくつか紹介いただきたい。
(事務局)
計画期間が異なるため、一概な比較はできないが、無理やり計画期間 30 年で合わせてい
くと、26 市の中で計画ができているところでは、大体 10-20%の目標値となっている。日
野市と同規模の小平市では 20%である。ただし、小平市は人口が 20%減尐することにあわ
せて 20%としている。
(委員長)
目標値に向かって、それを実現するために何を計画して実行するかが大切である。
(○○委員)
施設が必要・必要でないと判断する際は、16%を一定の数値として出す必要があると思
うが、先生の見解では、16%を上回っていかなければならないか、下回っても利用の必要
度からすればありえるのか。
(委員長)
大事なのは施設の面積を 16%削減することではない。16%というのが不足する財源を施
設の削減のみでカバーした場合であるから、維持保全の計画を徹底的に見直して、効率化
したりすれば、より削減する割合は小さくなる。
目標値は 16%でよいが、目標値を目指しながら、維持管理を市として努力もしてさらに
コスト削減することが必要である。そうすると個々であまってくる金額がでてくる。私が
自治体に依頼しているのは施設の総量縮減のような施設の話だけではなくて、長期的に考
えると財政の健全化である。お金を余らせて増大する扶助費や公債費の支払いに充ててい
くことが重要である。だから、減らす量としては、16%という目標でよいが、維持管理に
ついてもより努力して効率化して全体として財政健全化を進めて欲しい。
(○○委員)
16%は目標ではあるが、これに縛られることなく、いろんな対策をとることが財政の健
全化につながると考えてよいか。
(委員長)
不足額を削減だけでなく、いろんなやり方を使って目標値を達成する。
(○○委員)
全体としては 16%削減という話があるが、先日、南平体育館建替の説明では面積が現状
の 1.5 倍の増加という説明があった。現実の動きの中で、全体的な方向と個々の動きが逆
行していくのはどう捉えるか。また、逆に従来と同じ規模での建て替えを実施した場合に
それで市民の方々が満足するかという観点もある。私は必ずしも同じ規模で建て替えを実
施すればよいとは考えていない。具体例であらわすと、私は市民フェアというイベントを
市民の森ふれあいホールで実施しているが、ここに参加する方というのが、地域的に近い
日野本町や日野だとかの近辺が圧倒的に多い。逆に他のエリア、たとえば南平や程久保の
方の人は遠いから来られない、行けないというのが圧倒的に多い。そういったことを意識
した上で、たとえば、南平体育館に新しい機能(例えば調理室)を追加して、これまでそ
ういった活動に参加できなかった地域の方々が参加できるようにすることも必要ではない
か。これまで使用していなかった人が使うことで新たな人のつながりができて地域の活性
化に繋がることもあるのではないか。そうすることで施設の見直しもしながらよりよい地
域づくりができるのではないか。
(事務局)
公共施設等総合管理計画では全体の目標が面積のスリム化になることが想定されるが、
一方で地域の中核的な施設などで当然面積増になる施設があることも想定している。南平
体育館の例では防災、健康、総合戦略、地域の中核的な施設という観点等を踏まえて、面
積増になる。実際に、どこを大きくしてどこを小さくしていくかは説明責任を含めて慎重
に検討しなければならないと考えている。すべての施設を減らしていくというのは難しい
という認識は持っている。
(○○委員)
住みやすい町を目指すために、どうすればよいかという基本的な原点は人と人との繋が
りであると思っている。そのためには施設は人と人が繋がれる環境にあればいいと思って
いる。そういう方向での検討が進めていけばよいかと思う。
(事務局)
機能集約を含めて個々の部分については考えていかなければいけないと考えている。
(委員長)
南平体育館は、管理計画が出来る前に進んでいる事業であるため、しょうがない部分も
ある。今後は、各部署から面積増があれば、どこか減らしてくれ等を言っていく必要があ
る。前提として、一方を増やすならば一方を減らすなど、各部署からという意識を市の全
体で共有することが必要ではないか。各部署でそういう意識を共有して欲しい。
(○○委員)
シミュレーション資料は検討資料か成果物に載るものなのか。
(事務局)
そのままの形ではないかもしれないが、基本的には計画に載せようと思っている。
(○○委員)
仮に、床面積ベースで置き換えるという前提をしっかり記載しておき、これだけでない
ということを盛り込まなければ、市民は 16%確実に削減するというイメージを持ってしま
うと思うから注意してほしい。
(事務局)
いただいたご意見を踏まえ、考えていきたい。計画に記載する部分については、次回 9
月末にパブリックコメントの草案を出す予定のため、そこでまたご意見をいただければと
思う。
(委員長)
削減だけで不足分を補おうとすると 16%の削減が必要と記載し、これを他のことでカバ
ーするためにメリハリをつけた維持保全の仕方をこれから確立したり、新たに財源(ex.施
設の命名権等)を創出して公共サービスレベルが落ちないように頑張るということを言わ
ないといけないと思う。そうしないと市民から猛烈な反発を受けると思う。
(○○委員)
行政側もいろいろ努力するようなことを書いていくようしてほしい。
5 日野市の公共施設等現状と課題の整理について
(事務局)
資料 3-1、3-2、3-3 を用いて説明。
資料 3-1 は、各施設を類型別に分析し、老朽化の現状、コストの現状、一人当たりコス
トの現状を分析し、その結果を現状のまとめと課題に記載している。分析実施に当たり、
資料 3-3 施設一覧を作成し、その結果を分析している。
資料 3-3 は日野市にある 281 施設すべて載せている。建物の有無は、固定資産台帳(平
成 27 年度に整備)に載っている建物は「有」、載っていないものについては「-」として
いる。建物を賃貸しているものについては延床面積も「-」としている。耐震補強の欄は
耐震補強を実施しているかしていないかを記載している。台帳計上額は固定資産台帳に計
上している金額を記載している。減価償却累計額は大きければ大きいほど老朽化が進んで
いるということを意味している。減価償却累計額を台帳計上額で割り返したものが老朽化
比率。この比率が高いほど老朽化が進んでいる。
公共施設調査票データは、昨年度実施した固定資産台帳整備とは別に調査を実施したも
のであり、各施設の維持管理コストがいくらかかっているかをコストで示している。純コ
ストは、コストに大規模修繕コスト(30 年に 1 回実施)や建替コスト(60 年に 1 回実施)
をそれぞれの年数で割り返して各年度の費用に足したものである。また、利用者一人当た
りのコストを算出することで、規模が違っていてもそれぞれの施設を比較できるようにし
ている。最終ページに類型毎の平均老朽化率を示している。全体的には使用年数の 6 割く
らいを過ぎているというのが日野市全体の状況である。
資料 3-3 を使って分析したのが資料 3-2 である。各類型の中分類毎に老朽化の現状や
コストの状況を比較。P4 の小学校の老朽化散布図で、横軸が建築費、縦軸が老朽化散布図
となっている。右にいけばいくほど施設にお金がかかっており、上にいくほど老朽化して
いる。よって、右上にいけばいくほど、重要度が高いイメージである。
P4 の歳出グラフでは維持運営にかかるコストを総額で比較している。P5 の純コストグラ
フでは、維持運営のコストに大規模修繕や建替コストを加味して比較している。利用者一
人当たりのグラフは規模が違う施設を利用者一人当たりのコストで比較したものである。
資料 3-2 を使って、資料 3-1 で分析結果をまとめている。
〈資料 3-1 の現状のまとめと課題について説明〉
行政施設で特徴的な課題は、市役所本庁舎の老朽化比率が 76.8%と高くなっており、施設
規模が大きいため、今後改修計画を進めていく必要がある点である。なお、耐震・改修工
事について平成 28.29 年度に設計を行い、29 年度から改修工事を実施予定である。それ以
外の施設についても防災情報センター、建築指導事務所については、老朽化比率が 50%を
超えており、今後、長寿命化に向けた取り組みが必要である。
学校教育施設においては、幼稚園と教育センターで老朽化が進んでおり、今後建替など
の検討が必要。
幼稚園は 5 つの幼稚園のうち、
3 つの幼稚園については老朽化比率が 90%を超えていて、
非常に高い数値となっている。ただし、第三幼稚園と第四幼稚園については、今後統合の
計画があるが、残りの第五幼稚園については今後優先して長寿命化に向けた取り組みが必
要である。
小学校では日野第一小学校、日野第三小学校、日野第六小学校、潤徳小学校、滝合小学
校、南平小学校の老朽化比率が 80%を超えており、今後優先して長寿命化に向けた取り組
みが必要である。
中学校についても複数老朽化比率 70%を超えており、70%を超えていると、今後 20 年以
内に耐用年数が到来するため、長寿命化に向けた取り組みが必要である。特に日野第二中
学校の老朽化比率は 80%を超えていたが、一部建替えを実施中である。
日野市においては、学校教育施設の老朽化が進んでおり、規模が大きいところであるた
め、長寿命化といった維持運営に特段留意していく必要がある。
子育て支援施設全体としては、他の類型として老朽化が進んでいないが、個別に見ていく
と、保育園 11 園のうち、5 園については、老朽化比率が 70%を超えているため、長寿命化
の取り組み検討の必要がある。ただし、上記のうち、とよだ保育園については、平成 30 年
に民間譲渡が予定されている。
たきあい学童クラブは耐用年数が到来しており、長寿命化・建て替え等の検討が必要であ
る。
(○○委員)
たきあい学童は使っているのか?
(事務局)
各部署とヒアリングする際に確認する。
26 の学童クラブのうち 7 つが老朽化比率が 70%を超えており、今後 20 年以内に耐用年
数が到来するため、長寿命化等の取組を検討する必要がある。
10 の児童館のうち 3 つが老朽化比率が 70%を超えており、今後 20 年以内に耐用年数が
到来するため、長寿命化等の取組を検討する必要がある。ひらやま児童館、みなみだいら
児童館ぷらねっと、もぐさだい児童館の利用者 1 人あたりのコストが他の児童館よりも高
額になっており、施設の効率的な運営が課題である。
その他の子育て支援施設では、子育てひろば程久保「あかいやね」とさんぽっぽひろば
の老朽化比率が 80%を超えており、今後優先して長寿命化や統廃合に向けた取組を検討す
る必要がある。
コミュニティ施設については、日野市の場合、コミュニティ施設の数が多くなっており、
全体的な老朽化比率は平均と同程度であるが、地区センターは老朽化が進んでおり、対策
が課題である。
交流センターについては、百草台コミュニティセンター、平山台健康・市民支援センタ
ー、豊田南まちづくり事務所、旧日野市商工会館の老朽化比率が 80%を超えており、今後
優先して長寿命化に向けた取り組みを検討する必要がある。特に、百草台コミュニティセ
ンター、平山台健康・市民支援センターは施設の規模が大きく、改修や建替には多額の費
用を要することから特に老朽化対策が必要。百草台コミュニティセンターは、利用者が多
くないため、効率的な運営が課題である。
地区センターは 67 ある中で、48 の地区センターの老朽化比率が 70%を超えており、長
寿命化に向けた取り組みを検討する必要がある。うち 40 の地区センターでは耐用年数が到
来しており、長寿命化・建替等の検討が必要である。
多摩平中央公園地区センター、三沢西地区センター、金子橋地区センター、梅が丘地区
センターは、他と比較して 1 人当たりのコストが高く、効率的な運営が課題である。
福祉施設は、全体的な老朽化比率は平均より低いが、中央福祉センター、湯沢福祉セン
ター、市立こばと寮、市立第三こばと寮は老朽化比率が 80%を超えており、長寿命化の取
り組みを検討する必要がある。歳出に対する大規模な改修費及び建替費の幅が大きいため、
予防保全や長寿命化など一年あたりの大規模修繕費と建替費の低減が課題である。中央福
祉センターは、効率的な運営が課題である。
保健福祉施設は、火葬場については耐用年数が到来しており、老朽化が進んでいるため、
長寿命化の取り組みを検討する必要がある。
住宅施設は、城址ケ丘団地市営住宅と長山団地市営住宅の老朽化比率 90%を超えており、
いずれも将来的な廃止が ずれも将来的な廃止が検討されている。
スポーツ施設は、南平体育館の建替の検討が進められている。市民陸上競技場も老朽化
比率が 70%を超えており、規模も大きいため、今後長寿命化の対応が必要である。
社会教育施設は、全体として老朽化比率は低いが、小島善太郎記念館など比率が高い施
設も見られる。3 つある公民館はいずれも老朽化比率が 80%を超えているため、対応が必
要である。市民会館も七生公会堂の老朽化比率が進んでいるため対応が必要である。図書
館は高幡図書館の老朽化比率が 97・2%と高く、特段優先して対応が必要である。百草図書
館は利用者数が尐ないということに効率性の観点から課題がある。
防災施設は、全体的な老朽化比率は低いが、老朽化比率 100%を超えているところがある
ため、対応の検討が必要である。
その他の施設は、南平倉庫、旧庁舎倉庫跡地は、老朽化比率 100%を超えているため、対
応の検討が必要である。
全体を総括すると、老朽化比率が高いものが多数見受けられる。規模から見ると、教育
関連の施設が大きいので、今後維持管理の方針については細かくみていく必要がある。
【質疑応答】
(委員長)
老朽化比率が非常に高いが、個々で算出した老朽化比率は、取得年から今まで何もしな
かった前提としての老朽化比率であり、実際は改修をしているため、相違している部分も
ある。実際の建物に途中でどのような改修工事を行ったかを調べて、老朽化率を変える必
要がある。また、老朽化率 100%は終わったということではなく、耐用年数を過ぎたからだ
めになるということではない。これらのことを皆さんも理解してほしい。
(委員長)
資料 3-2 P4 に歳出グラフがあるが、これは実際に投資したお金なのか?
(事務局)
人件費等を含めた維持管理費である。
(委員長)
資料 3-2 P5 純コストグラフは、実際に使用したお金でなく、建物の維持管理のために
必要なお金ということか?
(事務局)
財政シミュレーションで使用した大規模修繕、建替更新の単価を使用し、大規模修繕と
建替更新の費用を一年毎に置きなおしたものを維持管理のコストに加算して算定している。
(委員長)
ということは、最初のほうは実際のコストで、純コストは試算したものが含まれるとい
うことか。
(事務局)
はい、そういう理解。
(委員長)
ということは、大規模改修建替の算出基準となったのは 60 年か。
(事務局)
60 年。
(委員長)
60 年を基準として場合、紺色の最終のところを増やさなければいけないのではないか。
これは、最初の部分は実際にこの学校が新築されてから今現在までの使ったお金、実績値?
(事務局)
累計ではなく、単年で直近の年度の歳出額。
(委員長)
それを 60 年で換算したやつ?
(事務局)
そうではなく、直近のもの。直近の金額で平成 26 年度の歳出額。例えば大規模修繕につ
いては、ふるさと財団の単価を 30 で割り返してそれに延床面積を掛けている。建替も 60
で割り返してそれに面積を掛けている。
(委員長)
今この算出した金額は直近何年分のお金?
(事務局)
直近 1 年。直近の年度の歳出額に足している。そのため、臨時的な支出も含まれている
可能性もある。
(委員長)
5 年くらいの金額を出して平均出してやったほうがいいのではないか。
(事務局)
確かにおっしゃる通り。
(○○委員)
資料 3-3 のコストの台帳計上額は建物の金額だけか。用地は含むか。
(事務局)
用地は入っていない。
(○○委員)
資料 3-2 で P4 のグラフの説明で右上にいくほど重要度が増すとのことだったが、何の
重要度か。
(事務局)
例えば、P4 の老朽化の散布図を見たときに、老朽化比率が 100%に近いものがあったと
しても建築費自体が小規模であれば、今すぐ建替える必要があるかも知れないが、財政上
の影響は小さい。右上にいけばいくほど直近で建替えとか修繕のコストが発生する可能性
があり、かつ、金額も大きいということで、直近の財政への影響が大きいという意味で右
上ほど重要と説明した。
(○○委員)
財政への影響度ということで重要という言葉をお使いになったということならいい。
小学校の面積が小さいとか財政の影響が尐ないからって、子供の安全性を考えれば重要度
なんか古ければ危ないに決まっているからそういう用語の使い方はよくない。
(事務局)
財政の影響度という意味。
(委員長)
資料 3-3 の施設の一覧の中で、49 番と 50 番両方とも保育園、下は児童館だが、この利
用者数の数え方は、保育園、幼稚園、中学校は在学生ということか。
(事務局)
ご認識のとおり。
(委員長)
児童館は 1 年間そこに通った人数?
(事務局)
ご認識のとおり。
(委員長)
その他にも施設ごとに利用者数の数え方は違う?
(事務局)
御認識のとおり。日ごとにカウントしているものは 1 年累計で、年間を通して決まって
いるものは来園数とか生徒数。
(委員長)
それをどこかにいれたほうがいいのでは?
(事務局)
注釈に加えるように検討する。
(○○委員)
資料 3-3 でクリーンセンターが 259 番にあるが何を指しているのか。クリーンセンター
施設、事務所二つとかも入っているのか。入っているとすれば、取得年月日が違うはずだ
が、全部入っているのか。
(事務局)
取得年月日がばらばらなものがあるが、その中で代表的なものを取得年月日にいれてい
る。
(○○委員)
施設の延床面積にはすべての建物面積が入っているのか?
(事務局)
全部入っている。ただ、減価償却の累計額は個別の建物ごとに算定しているため、個々
の建物の取得年月日ごとに計算している。
(○○委員)
最後のページの 273 日野中央公園と 281 の日野市立中央公園は違うものか。
(事務局)
固定資産台帳の整理時に各課に確認して頂いた時は違うということだった。
(○○委員)
延床に数字が入っているということは、中央公園にある建物ということ?
(事務局)
はい。
(○○委員)
緑化協会とか、隅の地区センターということかもしれない。
(委員長)
ここにあるのは施設・建物なので、公園の中の何かしらの箱。だから、書くときに()
とかで箱を入れたほうがいいのでは?
(事務局)
検討する。
(○○委員)
資料 3-1 の P1 一人当たりコスト欄の学校教育施設の黒ぽち 5 個目に滝合小学校は市内で
2 番目に児童数が尐ない一方で、施設規模が市内で最も大きいという、それで資料 3-3 を見
ると滝合小学校の延床が 6649 ㎡ でそれよりも多いところがある。最も大きいということ
と、公共施設白書だと 5940 ㎡で、700 も違うのは何か。
(事務局)
固定資産台帳を整備する中で、各課に確認している。原課へのヒアリングの中で整理し
なければいけない。
(○○委員)
報告書として表現がでてきた場合、現実と違うという表現はこれからいっぱい出てくる
のかと思う。
(事務局)
この数値は昨年何回か各課に確認していただいている。
(○○委員)
275 ステーションはもうないよね?
(事務局)
箱はまだのこっている。使ってはいない。
固定資産台帳の数値はあくまで平成 27.3.31 時点のもの。
(○○委員)
270 番の南平九丁目地内空家ってなにか。
(事務局)
現時点ではもうないもの。いまもう除却している。
(委員長)
除却・解体したらシステムに入力・反映されるような仕組みが必要である。
(事務局)
財務会計システムの中に今年度中に追加できるようにする。
(○○委員)
台帳計上額には途中でやった大規模計上額費用等が加算されて記載されているのか。
(事務局)
過去のものがすべて網羅的に反映されているわけではないが、例えば、学校教育施設だ
と直近 10 年 20 年で大規模補修工事をやっていて、その部分については反映されている。
それ以外の 30 年前のものは反映しておらず、直近の主要なものだけ反映されている。
6 その他(今後の会議日程)
(事務局)
次回の日程は委員長と調整のうえ、全体で調整。
(委員長)
それでは、これにて本日の委員会を閉会とする。
以上
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