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台湾「服飾表示基準」の改訂について - 一般財団法人カケンテストセンター
information グローバルコミュニケーション戦略室 台湾「服飾標示基準」の改定について 2014年3月20日、台湾経済部より 「服飾標示基準」の改定が公示されました。 改定の最大のポイントは取扱い絵表示の変更であり、今後は「ISO3758:2012」 と同様の図柄を使用する ことが義務付けられます。 また、表示対象品や繊維名称、表示方法などのルールも一部変更されました。 1. 猶予期間 絵表示 の改定 2016 年 3 月 20日より施行 その他 の改定 2015 年 3 月 20日より施行 ※ 2014年3月20日以降に販売される対象品には、今回改定された服飾標示基準の適用が可能です。 2. 洗濯絵表示(ISO3758:2012準拠) 新しい絵表示 概 要 洗濯処理 ・図中の数字は水温を示す ・弱い操作は下線1本、非常に弱い操作は下線2本 ・手洗いは、最高水温40℃ 商業クリーニング P:ドライクリーニング テトラクロロエチレン 及び 記号Fに記載の全ての溶剤可 F:ドライクリーニング 石油系溶剤可(蒸留温度150℃∼210℃、引火点38∼70℃) W:ウェットクリーニング ・弱い操作は下線1本、非常に弱い操作は下線2本 漂 白 図中の斜線は、酸素系漂白剤のみ使用可能を意味する。 タンブル乾燥 タンブル乾燥の温度は、図中の「・」の数で示す。 「・・」は、最高温度80℃ 「・」は、最高温度60℃ 自然乾燥の方法は、図中の線の方向と本数で示す。 自然乾燥 ・図中の縦線1本は、吊干し ・図中の縦線2本は、濡れ吊干し ・図中の横線1本は、平干し ・図中の横線2本は、濡平干し ・図中の斜線は、 日陰での処理 アイ ロ ン アイロン温度は、図中の「・」の数で示す。 「・・・」は、最高温度200℃ 「・・」は、最高温度150℃ 「・」は、最高温度110℃ (スチームアイロンでは回復不可能な損傷を招く可能性がある) 取扱い表示には、洗濯、商業クリーニング、漂白、乾燥、 アイロンの表示を含めなければなりません。乾燥の図柄にはタンブ ル乾燥と自然乾燥の2種類があり、ひとつ又は両方の可能な処理を選んで表示を行います。 information グローバルコミュニケーション戦略室 3. 表示対象品の追加 改定 現在 雑貨類: ハンカチ、マスク、 アイマスク、ネクタイ、 スカーフ、手袋、 アームウォーマー、帽子類 雑貨類: ハンカチ、ネクタイ、 スカーフ、手袋、帽子 赤文字の3種が、新たに服飾標示基準の対象となりました。 4. 組成表示の変更 内 容 現 在 改 定 ・羽絨(ダウン)の表示許容差は5%とする。 ・5%未満の羽絨は表示をしなくてもよい。 ・ダウン衣類に 「純」や「羽絨100%」 と表示することは 禁止される。 ダウンの 表示ルールの新設 ・ 「羊毛(動物名称を付記)」の表示が可能になった。 動物名称は、綿羊(メンヨウ) 、羔羊(ラム) 、羊駝(アルパカ) 、 小羊駝(ビキューナ) 、駱駝(ラクダ) 、美洲駝(リャマ) 、 安哥拉山羊(モヘヤ)または 克什米爾山羊(カシミヤ)など。 羊毛 ・上記の羊毛に該当しない獣毛については、 「(動物名称を付記)毛」 と表示する。 指定用語の変更 例:安哥拉兔毛(アンゴラ)、犛牛毛(ヤク) アクリル: アクリル: 聚丙烯晴纖維 表示ルールの変更 または 亞克力纖維 聚丙烯腈纖維 アクリル系: アクリル系: 改質亞克力纖維 改質聚丙烯腈纖維 装飾や付属品の表示は除外 してもよい。 表面積15%以下、 または重量5%以下の装飾や 付属は表示をしなくてもよい。 100%表示の許容差も3% 100%表示の製品には許容誤差は認められない。 5. 表示方法 現 在 改定 ハンカチは、縫付け等の恒久的な表示の代わりに、 下札やシールを用いてもよい。 雑貨類(ハンカチ、マスク、 アイマスク、 ネクタイ、 スカー フ、手袋、 アームウォーマー、帽子類)は、縫付け等の恒 久的な表示の代わりに下札やシールを用いてもよい。 現在 改定 靴下類で本体に縫い付けラベルのないものに関して は、下札やパッケージに表示することとし、直接本体に は貼り付けないこと。 靴下類で本体に縫い付けラベルのないものに関しては、 最少販売単位毎に下札やパッケージに表示すること とし、直接本体には貼り付けないこと。 赤文字が変更部分で、いずれも許容が広がる内容となりました。 お問い合わせ先 グローバルコミュニケーション戦略室(目黒ラボ内) TEL: 03-5759-4120 担当:杉原・志賀・小林 一般財団法人 カケンテストセンター 2014.4