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ルーズベルト米国大統領の性癖
ルーズベルト米国大統領の性癖 1932(昭和7)年フランクリン・デラノ・ルーズベルトは大統領に当選した。 この人物のアジア観が歴史に決定的な影響を及ぼした。 ルーズベルトは「いつも中国人には親しみを感じている。」と言っていた。なぜかとい うと祖先がアヘン貿易で儲けたからだった。ルーズベルトの中国政策はクリストファー・ ソーンによると「認識の甘い、役に立たない、無責任なものだった」という。 何しろ1943年の段階でも、蒋介石をこう賛美していたのだ。 「蒋介石総統はいまや4億の民の争うべからざる指導者だが、そうなるにあたっては非常 な苦労があった。われわれであれば、二百年はかかるようなものを、ごく短時間のあいだ に、中国に作り上げたのだ。そのような人物に厳しいことを言ったりすることはできない」 中国にここまで甘い幻想を持った大統領は一方の日本をどう思っていたか、 「日本は明治以来、世界征服の陰謀を企て、段階的に実行に移してきた悪の帝国だ。」 そう信じていたのである。ルーズベルトは「田中上奏文」とほぼ同じ内容の「日本の百年 計画」なるヨタ話を学生時代に聞き、それを信じ続けていた。そして、大統領就任後、ま ず最初に太平洋艦隊を増強した。さらに ルーズベルトはスミソミアン博物館教授アレス ・ハードリシュカに「日本人はなぜ邪悪なのか」を内々に研究させ、その結果こんなこと を本気で信じていた。 『日本人が邪悪なのは我々よりも頭蓋骨の発達が二千年遅れているからだ』 ルーズベルトはこの「科学的」な「研究」により人種を交配し、混血させて「立派な文明 と極東社会」を作ることを考えた。 「日本人とヨーロッパ人の混血はよくないし、中国人とヨーロッパ人の混血もよくない」 「教授、それは反対だ。これまでの経験からして、日本人とヨーロッパ人との混血はま ったく、よくないということには賛成だが、中国人とヨーロッパ人との混血は必ずしも 悪くない」 こんな事を大まじめに討論していたのである。そしてルーズベルトは周囲にも 「オランダ人と日本人、中国人と日本人の混血はよい中国人とマレー人の混血はよくない」 「最もよいのは、ヨーロッパ人とインド人の混血だ。 」などと吹聴していた。 そして、「頭蓋骨が邪悪」な日本人は日本列島に隔離し、徐々に衰退させる。すなわち 「日本人根絶」「民族浄化」を理想としていたのだ。 シナ事変勃発の三ヶ月後、ルーズベルトは『隔離演説』というものを行った。 「今、世界には不法という疫病が蔓延しているように思えます。疫病が蔓延すると、 社会は患者を隔離し健康な人に感染することを防ぎますが、戦争にも伝染力がある」 悪の病原菌 を隔離せよ! ・・・・それが何を意味するかは明白だ。 -1- ルーズベルトは「日本は誇大妄想に取り憑かれている」と言った。 しかし、 「誇大妄想」はどっちだったのか? 「カリスマ的指導者」にはよくある特徴だが、ルーズベルトは話にどんどん尾ひれをつけ 自分の話と現実の区別がつかなくなる性癖があったという証言がいくつもある。 シナ事変が勃発すると、満州をめぐって争ってきたソ連は中国国民党に支援を開始。 独ソ戦勃発で手を引くまでの間、2億5000万ドルの借款で膨大な武器・弾薬を与え、 さらに空軍を「義勇兵」として参戦させ約2000人の戦死者まで出している。 ソ連は日本を敵視するアメリカを利用しようと考えていた。一方、ルーズベルトの対ソ 認識は対中国と同様にいいかげんなものだった。 「与えることのできる物はなんでもスターリンに与え、かわりには何も要求しないならば、 当然彼はどこも併合しようとしないだろうし、民主主義のために私は協力する。」 と言っていたのである。 ルーズベルトには共産主義への警戒感がほとんどなく、第二次大戦中はソ連と同盟を組 み蜜月時代を築いた。そして、ルーズベルト政権の中枢にはソ連のスパイ網が広がり暗躍 を続けていた。 日本の連戦連勝で蒋介石政権が奥地の重慶まで撤退すると、英仏はシナ大陸や東南アジ ア植民地の権益までが脅かされることになるため、重慶まで「援蒋ルート」を建設し、蒋 介石に支援物資・武器・弾薬を送り込んだ。 シナ事変は日本対白人の代理戦争の様相 を呈し、蒋介石は白人の傀儡となって戦争は泥沼化した。 ルーズベルトは中国から爆撃機を飛ばし、日本全土を空爆するという計画に執着した。 陸海軍参謀による計画書にルーズベルトは「OK」と署名した。「義勇兵」の名目で空軍 精鋭パイロット「フライング・タイガース」が送り込まれた。だが実際には日本爆撃に必 要な爆撃機は届かず戦闘機しかなかったため、「フライング・タイガース」はビルマ上空 で日本軍機と戦った。 大東亜戦争の前にすでに日米戦争は始まっていた。 -2-