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DG トピック 3(Ligand binding assay)

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DG トピック 3(Ligand binding assay)
4th JBF Symposium, DG‐3
DGオープンディスカッション:
DGオ
プンディスカッション: トピック3 (Ligand binding assay) ック ( g
g
y)
宮 和弘1,中村 隆広2,細木 淳3,
上田 哲也4,清水 浩之5,相馬 雅子6,田頭 瑞加7
((中外製薬1,新日本科学2,協和発酵キリン3,三菱化学メディ
エンス4,東レリサーチセンター5,第一三共6,旭化成ファーマ7)
2 Aug 2013
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1
4th JBF Symposium, DG‐3
要旨
現在,種々の疾患に対して抗体医薬をはじめとするバイオ医薬品
在
疾患
抗体 薬
バ
薬
が開発されており,それらの薬物濃度測定にはもっぱらLigand binding assay (LBA) が使用されている また 薬効や安全性の指
binding assay (LBA) が使用されている。また,薬効や安全性の指
標となる各種バイオマーカー測定でもLBAが使用されることが多
い。現在,LBAによるバイオアナリシス分析法バリデーションガイド
ラインの作成が進んでいるが,ガイドラインの作成に当たっては,
薬事上の要求水準及び海外ガイドラインとの整合性を確保すると
とも
ともに,国内の現状を反映するものでなければならないと考えられ
内
状を 映するも
な ればならな と考 られ
る。そして,そのためにはLBAによるバイオアナリシスの標準的手
法を調査し 必要最低限の部分については議論をまとめて定型化
法を調査し,必要最低限の部分については議論をまとめて定型化
に資する国内学会又は業界団体等の存在が必要である。
2 Aug 2013
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2
4th JBF Symposium, DG‐3
要旨(つづき)
さらに,LBAにおいても日々新しい分析装置・ケミストリーが利用可
さらに
にお
も
新し 分析装置 ケ
トリ が利用可
能となっているが,個々の研究者や一企業でそれら全ての評価を
おこなうのはハードルが高い
おこなうのはハ
ドルが高い。以上の観点から,LBAのバイオアナ
以上の観点から LBAのバイオアナ
リシスについて個々の企業の壁を越えて科学的な議論を行う場が
待ち望まれていた。
これまで,LBAによるバイオアナリシスに関して会社の垣根を越え
て情報共有・議論する場はほとんどなかったが,2013年からJBFで
ディスカッショングループが設けられ,LBAを一つのトピックとして活
動を継続している。本トピックでは,LBAを実施している各社の考え
方 LBA実施方法の共通点 相違点を挙げることを当面の目標とし
方・LBA実施方法の共通点・相違点を挙げることを当面の目標とし
てLBAに関するアンケートを実施した。本発表ではこのアンケート
の概要を紹介し LBAによる測定の標準的手法のありかたや信頼
の概要を紹介し,LBAによる測定の標準的手法のありかたや信頼
性確保について議論の一助としたい。
2 Aug 2013
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3
4th JBF Symposium, DG‐3
DG 3の経過
DG‐3の経過
• 2012年12月:
年
DG開始のアナウンス
始
ウ
• 2012年12月: HTサポーターからLBAの専門性を
HTサポ タ からLBAの専門性を
有する方にDGへの参加依頼。
• 2013年1月:
年 月 7名で開始。LBAの実態調査のため
名で開始
の実態調査のため
アンケートを計画し,作成を始めた。
• 2013年3月: アンケート発出
• 2013年5月:
2013年5月 アンケート集計開始
アンケ ト集計開始
2 Aug 2013
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4
4th JBF Symposium, DG‐3
アンケートの項目
1.
2
2.
3.
4
4.
5.
6
6.
7.
8
8.
本アンケートは合計87項目の質問に回答を頂いた。全項目をおお
本
ケ トは合計 項目 質問に回答を頂 た 全項目をおお
まかに分類すると以下のようになる。本ポスターではそのうち8項
目について発表します。
目について発表します
Background
LBA全般
Regression方法
多重測定のCVの取り扱い
Matrixのとりあつかい
測定方法の軽微な変更のとりあつかい
内因性物質測定のQC調製
標準品のロット変更の取り扱い
2 Aug 2013
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5
4th JBF Symposium, DG‐3
アンケートの項目
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
QC濃度,繰り返し回数,Total
濃度 繰り返し回数
error
パラレリズム
ADAの感度算出の必要性
感度算
性
カットポイント算出方法
ADAの段階的アプローチについて
ADAのガイドラインの必要性
ADAのポジコンの取り扱い
標識試薬のロット変更,安定性等
2 Aug 2013
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6
4th JBF Symposium, DG‐3
本日の内容
1.
2
2.
3.
4.
5
5.
6.
7.
8
8.
Background
標準品のロット変更の取り扱い
QC濃度,繰り返し回数,Total error
パラレリズム
重要試薬のロット変更
重要試薬の安定性等
免疫原性測定の段階的アプローチ
Regression方法 多重測定の取り扱い
Regression方法,多重測定の取り扱い
2 Aug 2013
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7
4th JBF Symposium, DG‐3
1. BACKGROUND
2 Aug 2013
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8
4th JBF Symposium, DG‐3
1 Background
1. Background
• 方法
– アンケート作成
• DGメンバーで以下の項目を含むアンケートを作成し,JBFサ
員
ポーター,GBC HTメンバー及びJBF運営委員に回答依頼した。
• アンケートには,LBAによるバイオアナリシスを実施するうえ
で疑問を持ったり調査したいと感じている事項,EMAガイド
ラインやwhite paperの記載と国内の実施状況があっている
か調査したい事項を含めた。
• アンケート項目はPK/TK測定だけではなく,LBAを使用する免
疫原性測定やバイオマーカー測定も含めた
疫原性測定やバイオマーカー測定も含めた。
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4th JBF Symposium, DG‐3
1 Background
1. Background
– 集計
• 回答は電子メールで受け付け,電子ファイルのファイル名を
コード化し,回答者が特定できない形式でDGメンバーに再
配信した。
信
。
• DGメンバーが分担して回答を集計した。ファイル名のコード
化を担当者はファイルの本文は閲覧せず 集計にも関与し
化を担当者はファイルの本文は閲覧せず,集計にも関与し
ないこととした。
• なお
なお,複数回答を許容しているので,集計結果の合計が回
複数回答を許容しているので 集計結果の合計が回
答数を超えるものもある。
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10
4th JBF Symposium, DG‐3
1 Background
1. Background
• 回答の概要
– 2013年4月1日から5月12日までに27件の回答を頂いた。
年 月
ら 月
ま
件 回答を頂 た。
– 回答者の所属では国内製薬会社が半数を占めた。また1/3が
受託測定会社であった。
受託測定会社であった
– 回答者の担当範囲では,非臨床測定と臨床測定がほぼ半々
であ た また LBAの実測定担当者と外部委託担当の割合も
であった。また,LBAの実測定担当者と外部委託担当の割合も
ほぼ半々であった。
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4th JBF Symposium, DG‐3
1 Background
1. Background
担当範囲
所属
外資製薬会社
その他
/
1/27
2/27
LBAの経験
その他
1/39
その他
2/34
CRO
9/27
15/27
18/39
臨床測定
外部委託担当
20/39
非臨床測定
14/34
18/34
施設内で実施
国内製薬会社
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4th JBF Symposium, DG‐3
2.標準品のロット変更の取り扱い
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
2 標準品のロット変更の取り扱い
2.
背景
医薬品開発における生体試料中薬物濃度分析法(リガンド結
合法)のバリデーションに関するガイドライン JBF 案において標
準物質(標準品)の項には、
・「定量分析に使用される標準物質は,ロット内及びロット間の
均質性が保証されたものでなければならない.」
・「定量分析に使用される標準物質は,TK 試験の被験物質又
「定量分析に使用される標準物質は TK 試験の被験物質又
は臨床試験の治験薬と同等でなければならない.」
と解説され、本アンケートでは現時点での各社の実施状況を調
と解説され
本アンケ トでは現時点での各社の実施状況を調
査した。
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
2 標準品のロット変更の取り扱い
2.
結果
・アンケート結果では「ロット間差はない」という考えと「ロット間差
を確認する と う回答が ぼ半
を確認する」という回答がほぼ半々であった。
あ た
・また、それに伴い、投与する薬物(標準品)のロットと定量用の
標準品の
標準品のロットを揃えるという回答と「特に気にしない」という回答
トを揃えるという回答と「特に気にしない という回答
もほぼ半々であった。
なお、それぞれの試験により対応がケースバイケースということ
なお
それぞれの試験により対応がケ スバイケ スということ
が多かった。
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
2 標準品のロット変更の取り扱い
2.標準品のロット変更の取り扱い
ロット間差を確認
ト間差を確認
しますか?
確認する
11/20
2 Aug 2013
投与する薬物と定量
用標準品のロットは同
じにしていますか?
9/20
/
ロット間差はない
特 気
特に気にしない
な
13/25
12/25
ロットを揃える
16
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4th JBF Symposium, DG‐3
3. QC濃度,繰り返し回数,Total error
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
3 QC濃度 繰り返し回数 Total error
3. QC濃度,繰り返し回数,Total error
• 3.1 QC濃度,繰り返し回数
濃度 繰
数
– 背景
• EMAガイドラインのLBAにおいては,Low,Middle,High QC
の具体的な濃度設定の記載がなく(ただし,LowはLLOQの3
倍未満との記載あり),測定内の繰り返し数の記載もない。
そこで,QCの濃度設定,繰り返し数について調査した。
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4th JBF Symposium, DG‐3
3 QC濃度 繰り返し回数 Total error
3. QC濃度,繰り返し回数,Total error
• 3.1 QC濃度,繰り返し回数
濃度 繰り返 回数
– QC濃度の結果
Low QCと
LLOQの High QCの
2倍未満 幾何平均
その他
1/27 2/27
15/27
LLOQの
3倍付近
1/24
9/27
Low QC
2 Aug 2013
2/24
ULOQの その他 ULOQの
½程度
80%程度
1/24
2/24
2/24
その他
19/24
21/24
LLOQの
2倍付近
Middle QC
LLOQと
ULOQの
幾何平均
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ULOQの
75%程度
High QC
19
4th JBF Symposium, DG‐3
3 QC濃度 繰り返し回数 Total error
3. QC濃度,繰り返し回数,Total error
• 3.1 QC濃度,繰り返し回数
3 1 QC濃度 繰り返し回数
– 繰り返し数の結果
n=6
3/13
n=5
n=3
6/13
バッチ数
バ
数
n=6
7/13
バッチ数
バ
数
n=3
6/13
4/13
測定内
測定間
一部,海外施設では分散分析を用いる場合もある。
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
3 QC濃度 繰り返し回数 Total error
3. QC濃度,繰り返し回数,Total error
• 3.2 Total error
– 背景
• EMAガイドラインのLBAにおいては,真度及び精度の評価に
加えて,total errorも評価すべきと記載されている。一方,
LC‐MS/MSにおいては,total errorに関する記載はない。一
般的にLBAでは,LC‐MS/MSと比較してばらつきの程度が大
きいため のような記載があるのかもしれない そ で
きいため,このような記載があるのかもしれない。そこで,
total errorの使用の有無を調査するとともに,その必要性の
有無を考え方とあわせて調査した。
有無を考え方とあわせて調査した
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
3 QC濃度 繰り返し回数 Total error
3. QC濃度,繰り返し回数,Total error
• 3.2 Total
3 2 T t l error
– 結果
使わない
14/23
Total errorを
使うか使わないか
使う
考えない
9/23
14/20
考える
6/20
Total errorを
必要と考えるか
考えないか
必要性はないと考えているにも関わらず,
使っている傾向も読み取れる。
やはり,EMAガイドラインの影響は大きいと推測される。
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4th JBF Symposium, DG‐3
4.パラレリズム(平行性)
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
4 パラレリズム(平行性)
4.パラレリズム(平行性)
− 背景
• 「 EMA Guideline(2011) 」には 7.1.1.10. Parallelism の記載が
7 1 1 10 Parallelism の記載が
ある。しかし、「 医薬品開発における生体試料中薬物濃度分
析法(リガンド結合法)のバリデーションに関するガイドライン
JBF 案及び解説(2013.06.10 版)」 においては妥当性の評価
項目にはなっていない。現時点では、ガイドラインに記載する
かの結論が得られな ため 本
かの結論が得られないため、本アンケートで基本的な考え方
ケ ト 基本的な考え方
と実施状況を調査した。
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
4 パラレリズム(平行性)
4.パラレリズム(平行性)
パラレリズムを実施していますか
パラレリズムを実施していますか?
− 結果
実施している
その他
• 約20%(5/23)がパラレリ
ズムを 「実施している」
実施している」 も
しくは 「実試料で希釈直線
性に問題があった場合に
確認している」 と回答して
いる。
4/23
3/23
2/23
14/23
実試料で希釈
直線性に問題
があった場合
に確認している
実施していない
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4th JBF Symposium, DG‐3
4 パラレリズム(平行性)
4.パラレリズム(平行性)
− 結果
• パラレリズムの評価の必要性について
は約40%(7/18)が必要であると回答し
ている。具体的な実施ケース 「希釈直
線性やADA産生に懸念がある場合」
線
産
あ 場 」を
あげる回答がある一方、 「EMA
Guideline に記載されているから実施す
る という回答もあった。
る」
という回答もあ た
• 実施の必要性なしとする理由としては、
「希釈直線性 選択性および ISR が十分
「希釈直線性、選択性および
に確認されていれば問題にならないと
思われる」 との回答があげられた。
2 Aug 2013
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パラレリズムの評価は必
要と考えていますか?
Yes
7/18
N
No
11/18
26
4th JBF Symposium, DG‐3
5.重要試薬のロット変更
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
5 重要試薬のロット変更
5.重要試薬のロット変更
– 背景
• 重要試薬はその品質により分析結果に直接影響すると考
えられる試薬 ある
えられる試薬である。LBAでは,測定対象物質を直接認識し
は 測定対象物質を直接認識
て結合するものが重要試薬であり、特に抗体類(抗体の標
識体含む)が該当する。
識体含む)が該当する
• 常に同一のものを使用できることが望ましいが,長期にわ
たって使用していくうちに 使用期限切れや枯渇によりロット
たって使用していくうちに,使用期限切れや枯渇によりロット
変更が余儀なくされる。その際に必要な対応について調査
した。
2 Aug 2013
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4th JBF Symposium, DG‐3
5 重要試薬のロット変更
5.重要試薬のロット変更
– 結果
標識試薬ロット変更時の対応
• 標識試薬のロット変更あるいは再
製造した場合には ほとんどの施
製造した場合には,ほとんどの施
設で検量線・QCを確認しており,そ
れに加えて1/3程度の施設では選
択性も確認していた。
• 選択性を確認する必要があるのは
標識前の抗体が異なる場合との
回答もあった。
• 検量線・QCに加えてHook効果を見
る、新旧抗体での反応性を直接比
較(吸光度など)するとの回答もあ
った。
2 Aug 2013
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1.検量線・QC+
選択性の確認
6/21
2.検量線・
検量線
QCの確認
3/21
12/21
3.その他
・もとの抗体が同じ場合は2.,もとの抗体も
異なる場合は1.+α
・新旧抗体での反応性を直接比較(吸光度
等)し 同程度であることを確認
等)し、同程度であることを確認
・切り替えの経験なし
29
4th JBF Symposium, DG‐3
6.重要試薬の安定性
2 Aug 2013
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30
4th JBF Symposium, DG‐3
6 重要試薬の安定性
6.重要試薬の安定性
• 5 標識試薬のロット変更
標識試薬
変
– 背景
• 重要試薬はその品質により分析結果に直接影響すると考
えられる試薬である。LBAでは、測定対象物質を直接認識し
て結合するものが重要試薬であり、特に抗体類(抗体の標
識体含む)が該当する。
• 重要試薬の品質や安定性の評価に一般的な方法がないた
め れらの評価方法などに いて調査した
め,これらの評価方法などについて調査した。
2 Aug 2013
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31
4th JBF Symposium, DG‐3
6 重要試薬の安定性
6.重要試薬の安定性
– 結果
• 重要試薬の安定性の評価は、検量線やQC試料が評価基準
内であることで評価しているところが多く 使用期限を設定し
内であることで評価しているところが多く、使用期限を設定し
て、定期的に真度精度等を調べているところもある。
その他
使用期限を設定し,CMC
的な品質評価を行う。
使用期限を設定し,定期的
使用期限を設定し
定期的
に真度精度等を確認する。
2 Aug 2013
2/24
1/24
5/24
16/24
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使用期限は設定しない。
測定が評価基準に入って
いれば使用可能
いれば使用可能。
32
4th JBF Symposium, DG‐3
6 重要試薬の安定性
6.重要試薬の安定性
– 結果
• 使用期限が切れたものは使用しないところが多いが、使用
期限が切れても検量線やQC試料が評価基準内であれば、
期限が切れても検量線やQC試料が評価基準内であれば
継続して使用しているところもある。
その他
2/22
使用期限の切れた
ものでも使用する。
5/22
15/22
2 Aug 2013
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使用期限の切れた
ものは使用しない。
33
4th JBF Symposium, DG‐3
6 重要試薬の安定性
6.重要試薬の安定性
– 結果: 重要試薬の使用期限が切れた場合の対応
【継続使用】
・測定値への影響の程度を確認の上、継続使用とする。
測定値への影響の程度を確認の上 継続使用とする
・検量線・QCを確認し、定量系として使用可能かどうかを確認する。
・レスポンスを確認し、必要に応じて希釈倍率を変更する。
【場合により、継続使用】
・使用期限切れでも、測定が評価基準に入っていれば継続使用可能とする。
・使用期限の切れたものは使用しない。ただし
使用期限の切れたものは使用しない。ただし、必要に応じて測定等を実施し、
必要に応じて測定等を実施し
使用期限を延長する場合もある。
・試薬のLot間差、入手困難性によっては、期限が切れても使用する場合もある。
【継続使用しない/再購入】
・使用期限が切れたものは使用しない。
・新たなに購入し,検量線・QCの確認を行う。
・できるだけ同じLotを購入する。
2 Aug 2013
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34
4th JBF Symposium, DG‐3
6 重要試薬の安定性
6.重要試薬の安定性
– 結果
• 重要試薬のCOAを作成しているところがあるが、半数以上の
施設
施設でCOAは作成しないが何らかの資料を作成している。
作成 な
何
資料を作成
る。
COAの項目には濃度は必ず入っているが、これ以外の項目
には違いがみられた。
COAを作成している。
その他
4/21
今後は必要と思う(1
件)。
作成していない(3件)
5/21
12/21
2 Aug 2013
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COAは無いが,何ら
かの資料を作成する。
35
4th JBF Symposium, DG‐3
6 重要試薬の安定性
6.重要試薬の安定性
– 結果
• 重要試薬のリテストについては、意見に差がみられた。
・数ヶ月
数 月
・半年,1年,以降年1回
・半年~1年
半年
年
・1年
・3年
年
・1年程度が感覚的に望ましい
・実施していないが実施するなら1年程度
・測定が評価基準に入っていればOK
・実施なし
2 Aug 2013
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36
4th JBF Symposium, DG‐3
7. ADA(抗薬物抗体)評価の
段階的アプローチ
階的 プ
2 Aug 2013
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37
4th JBF Symposium, DG‐3
7 ADA評価の段階的アプローチ
7. ADA評価の段階的アプローチ
– 背景
• バイオ医薬品では
バイオ医薬品では、しばしば抗薬物抗体(Anti‐Drug しばしば抗薬物抗体(Anti Drug
Antibody: ADA)産生が認められ、各極の規制当局からも評
価するよう求められて る。抗薬物抗体の評価では
価するよう求められている。抗薬物抗体の評価ではTiter(抗
(抗
体価)の算出や中和活性の確認、Isotypingなど段階的アプ
ローチが取られるが、医薬品開発の各段階において、どの
分析法を用意、組み合わせて評価すべきなのか標準的な
基準はない。本アンケートでは抗薬物抗体測定に関して分
析法の開発時期や種類について基本的な考え方を調査し
た。
2 Aug 2013
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38
4th JBF Symposium, DG‐3
7 ADA評価の段階的アプローチ
7. ADA評価の段階的アプローチ
• 7.1 中和抗体分析法
中和抗体分析法
– 結果
• 開発時期: 「開発段階に応じて用意」という回答が約半数(
8/18)であり、開発ステージに応じて分析法を準備している
傾向がみられた 「適応疾患に応じて用意」(2/18) 「常に
傾向がみられた。「適応疾患に応じて用意」(2/18)、「常に
用意」(3/18)は少数で、分析法を用意しないとの回答も約
25% (5/18)あった。
• 分析法フォーマット: 「培養細胞を用いた分析法」 (11/13)を
用いた経験があるとの回答が大半であった。一方、「vivoを
用いた分析法」を構築した経験があるという回答は無かった
(0/13) 。
非臨床では用意しない、との回答もあった。
2 Aug 2013
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39
4th JBF Symposium, DG‐3
7 ADA評価の段階的アプローチ
7. ADA評価の段階的アプローチ
• 7.2 Titerの算出、
算
Isotyping & IgE測定系
定系
– 結果
• TiTer…「通常算出する」、「プロトコルにより算出する」という
回答が全体の約90%(17/19)を占め、評価されている場合
場
が多いことが伺えた。
• Isotyping & IgE測定系…いずれについても「分析法を用意し
ない」という回答が大半であった。「適応疾患に応じて用意
する」「開発段階に応じて用意する」という回答が10-25%見
られたが 「常に分析法を用意する」という回答は無かった
られたが、「常に分析法を用意する」という回答は無かった。
いずれの項目も非臨床では用意しない、との回答もあった。
2 Aug 2013
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40
4th JBF Symposium, DG‐3
7 ADA評価の段階的アプローチ
7. ADA評価の段階的アプローチ
中和抗体分析法
Isotyping
常に用意
用意しない
適応疾患に応じて
5/18
8/18
開発ステージに
応じて
2 Aug 2013
適応疾患に応じて
適応疾患に応じて
2/17
3/18
2/18
IgE分析法
11/17
3/17
4/17
10/17
用意しない
用意しない
開発ステージに
応じて
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4/17
開発ステージに
応じて
41
4th JBF Symposium, DG‐3
8. REGRESSION方法,多重測定の解析
2 Aug 2013
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42
4th JBF Symposium, DG‐3
8 Regression方法 多重測定の解析
8. Regression方法,多重測定の解析
• 8.1 Regression方法
方法
– 背景
• LBAは濃度とinstrument responseの関係が非線形なので,
regression手法が検量線のcurve fitや再現性に影響すると
g
考えられる。よってregressionの方法を調査した。またアルゴ
リズムがソフトウエアによって異なるので,使用ソフトについ
ても調査した。
ても調査した
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8 Regression方法 多重測定の解析
8. Regression方法,多重測定の解析
• 8.1 Regression方法
方法
– 結果
• Regression formulaは4パラメーターを選択するという回答が
3/4以上を占めた。その他としては5‐パラメーター,ログロジ
ステック,直線回帰という回答があった。
が
• 検量線のfittingをするソフトウエアについては,使用するも
のを固定している。
のを固定している
• ソフトウエアについては半数以上が何らかの形でSoftMaxを
使用していた R
使用していた。RegressionにLIMSを使用するという回答も数
i にLIMSを使用するという回答も数
件あった。また,各機器の付属のソフトでデータ取得後,
Softmaxでregressionをおこなうという回答も数件あった。ECL
を使用する場合はDiscovery workbenchを使用している。
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8 Regression方法 多重測定の解析
8. Regression方法,多重測定の解析
• 8.2 多重測定の解析
多重 定 解析
– 背景
• 一般的に,LBAではLC‐MS/MS等の機器分析と比較してばら
つきの程度が大きいとされている。そのため測定結果の正
確性を確保するためにプレート上の2ウェル以上を使用して
1試料の分析を実施することが多い。通常,1試料のウェル
間のばら きが大きい場合には その試料の分析結果を不
間のばらつきが大きい場合には,その試料の分析結果を不
採用として再測定を行う。現状ではLBAにおける複数ウェル
のばらつきの採用基準は各社のSOP等で規定しており 標
のばらつきの採用基準は各社のSOP等で規定しており,標
準的な基準は無い。したがって, 1試料の多重測定におけ
る採用基準の考え方を調査した。
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8 Regression方法 多重測定の解析
8. Regression方法,多重測定の解析
• 8
8.2 多重測定の解析
2 多重測定の解析
– 結果
• 全ての回答で「多重測定時の採用基準を設定する」としており,「設定しない」と
回答 多 測定時 採用 準を設定す 」
り, 設定
」
いう回答は無かった。
• 基準としては,「CV<20%」とする回答が半数以上を占めた。 「CV<15%,25%,
30%」という回答もみられた。
」
う回答も
。
• それ以外に,以下の基準を用いているという回答もあった。
– (|A-B| / mean*100)<30% ,(A‐Mean)/Mean <30% or 20%
• 測定範囲の上限・下限付近ではより大きいばらつきを許容するという回答があ
った。
• 多重測定は2ウェルを使用することが多いが,2値でCVを算出することについて
は「数学的にはSD値が意味をなさないが バラツキの目安としては有用」とする
は「数学的にはSD値が意味をなさないが,バラツキの目安としては有用」とする
回答が多数であった。
• サンプル量が限られている場合は多重測定をしない (single assay),また,バラツ
キが大きい場合やキットで指定されている場合には3重測定 (triplicate) を実施
(t i li t ) を実施
するという回答もあった。
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8 Regression方法 多重測定の解析
8. Regression方法,多重測定の解析
検量線式
多重測定の解析
その他
その他
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12/28
16/28
21/27
CV<20%
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4-パラメーター
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