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2013年08月27日 - 国際ロータリー第2820地区 2013-14年度

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2013年08月27日 - 国際ロータリー第2820地区 2013-14年度
マングローブ植林
ー 水質浄化とCO2の吸収をめざして ー
2013-14年 参加予定クラブ
友部ロータリークラブ(D2820)
日本
バンコク・プローンチットRC(D3350)タイ国
アユタヤロータリークラブ(D3350)タイ国
パタヤロータリークラブ(D3340)タイ国
コーチャンロータリークラブ(D3340)
マングローブ:熱帯や亜熱帯地域の河口など、満潮になると海水が満ちてく
るところ(潮間帯)に生えている植物をまとめてマングローブと呼びます 。
マングローブという「樹木」は、存在しません。(Grove:小さな森の意味)
バンコクから南へ200km、ホアヒン近郊 Cha-Am市
Mrigadayavan Palace 2008年、瀬戸氏撮影
このマングローブ森林は、人間による無計画な伐採のため、悲鳴をあげています。
なぜマングローブは、伐採されたのか。次は、減少の理由です。
①世界的なエビの消費量の伸びーボイル、天ぷら、エビチリなど
どんな料理としてでも美味しい、エビを使った料理
(日本人の一人当たりの消費量、年間85匹)
② ヒルギ類から生産される木炭は、大変良質であるため
この20年間は、日本や韓国への輸出が多くなった
367,900ha(1961)
東京都の面積が消失
(約210,000ha)
マングローブ原生林
汽水域のマングローブ林
166,682ha(199
埼玉県379,730ha 奈良県369,109ha
木炭焼きのために伐採される
根こそぎ伐採されるMangrove
(20~30ha/池当たり )へ転換
日本・韓国などへ輸出(外貨を稼ぐ)
マングローブの品質は、備長炭より若干劣る
廃棄エビ養殖池(写真 3000ha)
BKK-ナコン・シ・タムラート
(バンコクかtら800km南)
表1:タイ国のマングローブ林の減少状況 表2:タイ国のエビ養殖池の増加状況
年
マングローブ林面積
1961
367,900 ha
1975
312,732
1979
287,308(エビ養殖)
1987
44,770 ha
1986
196,437
1988
54,778 ha
1989
180,559
1989
71,645 ha
1991
173,821
1990
64,606 ha
1993
166,682
1991
75,332 ha
年
エビ養殖池面積
マングローブ植林の必要な理由
・マングローブ林は熱帯雨林を凌ぐCO2吸収量!
マングローブ成熟林のCO2吸収貯蓄量・・・799~1283 ton/ha
熱帯雨林のCO2吸収貯蓄量・・・・・平均814ton/ha
・マングローブと生物多様性
マングローブの木の周囲では、落葉した葉っぱを分解するためにプランクトンや微生物が多くなります。
それを捕食するために、小魚やエビ、カニ、貝などの生物が集まってきます。
・水質浄化作用が抜群
マングローブは根に特徴がある。「支柱根」といって、1本の木から何本も足のように根が生えており、
「呼吸根」ともよばれ、自身が必要な水は、海水から取り入れている。塩分は、葉っぱから出てゆく。
(この水質浄化作用に関しては、将来、茨城大学の高妻教授の研究室が、「ロータリアンの協力が
得られれば、その研究を行いたい。」と表明している。)
・養殖技術を開発し、商業目的で、乱開発を推進したのが日本人- 自然への恩返しとして
日本人の植林技術は、世界一である。それは、日本人が長い間培ってきた経験と研究ある。
タコ足に代表されるヤエヤマヒルギが、成木となるチャンスは、60%前後である。様々な理由か
ら、成木となるのが難しいとされている、こうした研究に協力することも必要である。
・マングローブ林は、スマトラ沖地震の津波から多くの人々を守った
複雑に、タコの足のように地中に根を下ろした成木は、津波の衝撃を弱めたことが、報告されている。
・ 35本のマングローブを植林すると、
30年間で約10.7トンのCO2を吸収します。
・ 日本人の一人当たりの年間排出量は、約9.8トンCO2。
・ あなたの一年分のCO2排出を、植林したマング
ローブが30年間かけて吸収することになる。
1000本植樹
100本
180,000円(昨年実績)
18,000円
タイ国・ホアヒン郊外
@カオ・サム・ロイ・ヨット国立自然公園
2012年11月27日~12月2日
事業予算 : 600,000円
植林サイト: バンコックから南へ200Km
ホアヒン近郊
事業期間 : 2012年11月26日~12月3日
タイ協力団体:
3350地区
バンコック・プローンチット RC
アユタヤ RC
3340地区 パタヤ RC
Kao Samroiyod National Park
3000本の植樹実績
マングローブの森 プロジェクト 収支決算(2012.11.17~12.3)
収入
バンコク・プローンチットRC 123,000円
支援金
432,000円
(RSさん)
50,000円
友部RC
142,950円
収入合計
747,950円
支出
プロジェクト資金
*1 植林代金
*2 交通費及び雑費
567,000円
128,662円
支出合計
695,662円
繰越金
52,288円
*1 ヤエヤマヒルギ苗木3,000本・メンテナンス代金(2年間)
*2 現地2泊3日分バスチャーター代金・友部RC主催フェアウェルパーティー代含
タイ国・ホアヒン郊外@カオ・サム・ロイ・ヨット
国立自然公園での植樹の所感 団 長 仲田
2012年11月27日~12月2日
喜重
私たちロータリアンができることは、すでに「未来の夢」(5つの重点)計画の中で、明確に示さ
れております。
今回、私ども友部ロータリークラブは、そのプロジェクトの中から、「水と環境」についての課
題を取り上げました。「マングローブの森」がもたらすであろう水の浄化作用さらに、グリーン
ハウス・イフェクトに大きな影響を及ぼすCo2の削減に最も効果的な光合成。
今回のマングローブ植林プロジェクトには、友部RCとBKKプローンチットRCの他、茨城大
学ローターラクトクラブの山口茨城大学RAC会長、そして、学部4年生の関山君、顧問の
Prof. 高妻、さらにアユタヤRC、パタヤRCそして現地の中学生30名が参加しました。
今回は、3000本しか植林ができませんでした。ただ、資金を持参して、「これで○○本、植
えてください。」では、本当に実感がわきません。来年は、友部RC30周年です。会員全員が
現地に赴き、この手で、植林ができたらと思います。 現地に赴き、自身の手で、ヤエヤマヒ
ルギを植えること、それは、ロータリアンとして有意義な行為であると確信しております。
2013-14年度のタイでの事業は...
タイ国・コーチャン島
バンコクより南東へ約700キロ
カンボジア国境近くTRAT州
(カセサート大学の森林学教授
の推薦)
2013年6月3-8日 現地調査
友部RC・BKKプロ-ンチットRC・パタヤ
RC・コーチャンRC
現地のロータリアンの強い要請で、
珊瑚の植え付け事業を視察
• 世界規模ではここ20年ほどでサンゴの白化は加速しながら進んでいます。
ノースカロライナ大学が太平洋、インド洋、オーストラリアの海域について
調査しました。調査したデータは2667箇所分で延べ6000以上になります。
その結果、サンゴは平均年3000平方kmで減少していました。これは熱帯
雨林以上の減少率です。
•
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、サンゴ66種について、「絶滅の危機に
瀕する種の保存に関する法律」(ESA)における絶滅危機種(endangered
species)又はそれに至るおそれのある絶滅危惧種(threatened species)
に指定するリスト案を公表した。
• そして、この珊瑚絶滅に立ち上がった一人の男がおりました。
彼の名は、Prof. サーンパイブーン。 奥さんと離婚し、すべての財産を
珊瑚の保護につぎ込みました。当時彼は、村の人たちに、精神異常者として、
白い目で見られたようです。
3340地区 PDG リーティープラサート
Prof. サーンパイブーン
2013-14年度事業計画
マングローブ植林&珊瑚植え付け
日程
第1日目
羽田ーBKK BKK-Trat Airport Airport-コーチャン島
•
コーチャン島でのマングローブ植林
•
参加クラブ 友部RC BKKプローンチット アユタヤRC (3350)
パタヤRC コーチャンRC
コーチャンRCとの交歓会
第2日目
コーチャン島出発 ー サッタッヒーブ ー パタヤ
サッタヒーブで、珊瑚の植え付け。
パタヤRC との交歓会
第3日目 午後BKKへ
第4日目 午後10時前後の便で帰国
第5日目 午前6時前後、羽田に到着
今回、 友部RCは、個人の資格での参加者を募集致します。
最大の理解者(Joke?)
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