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2-3 使用済み自動車(ELV)からのアルミニウムスクラップマテリアル
2-3 使用済み自動車(ELV)からのアルミニウムスクラップマテリアルリサイクル モデルの提案 2-3-1 アルミニウム使用量および回収量予測 使用済み自動車(以下 ELV)からのアルミニウム板材および押出材スクラップの回 収想定量は、回収された国内 ELV 台数×アルミニウム多用車率×アルミニウム使用量 として求められるため、次の手順で想定した。なお、本報告書では、外装材(フード、 フェンダー、ドア、バンパーなど)にアルミニウムを採用した乗用車を、アルミニウ ム多用車と呼ぶ。 ①最近の乗用車アルミニウム板材および押出し材の採用動向を車格別に調査す る ②使用済み乗用車の国内処理台数を車格別に想定し、リサイクルモデル地区を定 める ③今後のアルミニウム多用車台数およびアルミニウム使用量を車格別に想定す る 〔1〕乗用車のアルミニウム板材および押出材の採用動向 (1)1台あたりのアルミニウム展伸材使用量の動向 フード、フェンダー、トランク、サスペンション類をアルミニウム化した乗用車の 例として 2004 年式レジェンド(写真 2-3-1-1)に使用されているアルミニウム部品の 事例を表 2-3-1-1 に示す。 写真 2-3-1-1 2004 年式レジェンド 94 表 2-3-1-1 レジェンドに使用されているアルミニウム部品 エンジンフード トランクリッド フェンダー アウター インナー リインフォースメント アウター インナー リインフォースメント フロント サブフレーム バンパービーム フロントサスペンション リアサスペンション フロント リア ロアアーム ナックル アッパーアーム アッパーアーム コントロールアーム 前側ロアアーム 後側ロアアーム ナックル 95 プレス成形 プレス成形 プレス成形 高速ブロー成形 高速ブロー成形 プレス成形 高速ブロー成形 バルジ成形 ダイカスト 押出 押出 鍛造 鍛造 鍛造 鍛造 鍛造 押出 NI鋳造 鋳造 アルミニウム板材、押出材、鍛造材、ダイカスト材が広範に用いられ、従来の材料 構成に比較し 151kg/台の軽量化を実現している。 表 2-3-1-2 に 2002 年~2004年に販売登録されたアルミニウム多用車の事例を示す。 アルミニウム展伸材(板材、押出材、鍛造材)がフード(エンジンフード、ボンネット)、 バンパー、サスペンションアームなどに採用されている。 表 2-3-1-2 外装材にアルミニウム展伸材部品を採用したアルミニウム多用車 車格(クラス) メーカ トヨタ トヨタ 日産 高級・上級・大型 日産 日産 ホンダ 中型乗用車 トヨタ 日産 日産 日産 本田 スバル 本田 スバル スバル マツダ 小型・大衆乗用車 マツダ マツダ 三菱 トヨタ 日産 リッターカー/軽ベース車 本田 軽自動車 乗用 ダイハツ 車名 ソアラ クラウン セドリック・グローリア シーマ フーガ レジェンド 小計 スープラ スカイライン ステージア フェアレディZ NSX レガシー 小計 S2000 インプレッサ フォレスター RX-7 RX-8 ロードスター ランサー・エボ 新型プリウス 小計 ハイパーミニ インサイト 小計 コペン 排気量 車重 4,292 1,730 2,499~2.944 1,560~1.630 2,495~2,487 1,570~1,730 2,987~4,494 1,710~1,910 3,499 1,720 3,471 1,760 2,997 2,495~3,498 2,495~2,987 3,498 2,977~3,179 1,994~2999 1,500~1,510 1,480~1,580 1,550~1,720 1,430~1,530 1,320~1,430 1,330~1,460 1,997 1,493 1,994 1,308 ローターリー 1,597~1,839 1,468~1,834 1,496 1,250~1,270 1,170~1,260 1,340~1,440 1,240~1,480 1330 1,030~1,080 1,130~1,210 1,270 電気 995 840 820~850 659 800~830 フード ○ ○ ○ ○ ○ ○ ー ○ ○ ○ ○ アルミニウム板部品 フェンダー ドア ○ ○ ○ ー ー トランク ○ ○ ○ ー オールアルミ ○ ー ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ー ー ー ー 押出 バンパー ○ 鍛造 アーム ○ ○ ○ ○ ○ ー ○ ー ○ ○ ○ ○ ○ ー ○ ○ ○ ○ ○ ー ○ ○ ○ ○ ○ ○ ー ○ ー ? ○ ○ ○ ー ー オールアルミ オールアルミ ○ ー ? ○ ○ 表 2-3-1-3 にアルミニウム外装部品の重量例を示す。表に示す全ての部品がアルミ ニウム化された場合には、乗用車(代表値)では一台当り 54kg のアルミニウム展伸材需 要が発生し、骨格までアルミニウム化されたオールアルミニウム車では 1 台当りの更 にアルミニウム展伸材の重量が更に増大する。 表 2-3-1-3 アルミニウム外装部品の重量例 kg/台 フード トランク 板材 ドア フェンダー(前) フェンダー(後) 押出材 バンパー (2) A車 B車 8 8 20 5 7 7 C車 代表値 9 6 19 5 10 4 5 33 9 7 20 5 7 6 アルミニウム多用車の普及動向 表 2-3-1-4 および図 2-3-1-1 に車格別自動車販売・登録台数の推移を示す。最近 6 年間で次の傾向がある。 ①自動車総販売台数の漸減 ②中型乗用車の顕著な減少 96 ③リッターカー・軽ベース車の顕著な伸び ④高級・上級・大型および小型・大衆車の減少傾向 ⑤1999~2000 年における軽自動車の大幅な伸びとその後の頭打ち傾向 表 2-3-1-4 車格別自動車販売・登録(FOURIN 社資料から作成) 車格(クラス) 高級・上級・大型乗用車 中型乗用車 小型車 大衆乗用車 小型車・大衆乗用車計 リッターカー・軽ベース車 軽自動車 乗用 軽自動車 貨物 軽自動車 計 商用車専用車 その他 自動車総合計 千台/年 1998 885,141 974,953 771,269 676,420 1,447,689 574,419 1,100,834 450,496 1,551,330 337,995 7,162 5,772,129 1999 807,822 824,906 793,758 528,319 1,322,077 625,235 1,370,427 510,344 1,880,771 301,091 7,001 5,761,664 2000 895,495 729,547 748,504 503,675 1,252,179 795,837 1,420,477 454,438 1,874,915 310,232 10,630 5,861,718 2001 839,384 660,224 843,030 585,283 1,428,313 729,125 1,393,580 459,904 1,853,484 290,926 12,104 5,807,534 2002 707,153 508,918 849,186 515,593 1,364,779 1,026,495 1,409,084 421,615 1,830,699 256,281 10,071 5,699,641 2003 03/98比 689,053 0.78 459,847 0.47 870,838 1.13 456,642 0.68 1,327,480 0.92 1,061,358 1.85 1,381,426 1.25 423,334 0.94 1,804,760 1.16 346,920 1.03 9,619 1.34 5,695,109 0.99 03/98平均 804,008 693,066 812,764 544,322 1,357,086 802,078 1,345,971 453,355 1,799,327 307,241 9,431 5,772,237 2,000 1,800 1,600 ⑤ 1,400 ③ ①高級・上級・大型乗用車 ②中型乗用車 ③小型車・大衆乗用車計 ④リッターカー・軽ベース車 ⑤軽自動車 計 ⑥商用車専用車 台数 1,200 ② 1,000 ① 800 600 ④ 400 ⑥ 200 0 1997 1998 1999 2000 2001 販売・登録年 2002 2003 2004 図 2-3-1-1 車格別乗用車販売・登録 平成 16 年 調査研究」 財団法人 産業研究所 「自動車販売業の課題と対応の方向に関する によると、図 2-3-1-2 のように、乗用車の販売台数は 2002、2003 年か ら 2010 年に向け僅かに増加するが、基本的には現状維持と予測している。 97 図 2-3-1-2 乗用車の販売実績および予測 以上の資料をもとに、ELV からのアルミニウムスクラップ回収対象量の試算に必要 な乗用車総販売台数は今後現状維持、また、車格別総販売台数についても現状維持と 想定できる。 アルミニウム多用車の販売・登録台数および車格別販売・登録台数に対する割合(ア ルミニウム多用車率)を表 2-3-1-5 に示す。 2004 年の乗車の総販売・登録台数は 2003 年と同一とした。また、2004 年アルミ ニウム多用車の各販売台数は、同年 1~6 月の実績、メーカーヒアリング、メーカー 公表販売目標値などから算出しており、やや粗い推計である。車格別にみても、販売 台数はほぼ同じ値を維持しているが、アルミニウム多用車率は増加している。 表 2-3-1-5 アルミニウム多用車販売状況(*は生産開始前または終了を示す) 車格(クラス) 高級・上級・大型 中型乗用車 2002 707,153 508,918 総販売台数 2003 689,053 459,847 2004 689,053 459,847 小型・大衆乗用車 1,364,779 1,327,480 1,327,480 リッターカー/軽ベース車 1,026,495 1,068,358 1,068,358 軽自動車 乗用 合計 1,409,084 1,381,426 1,381,426 5,016,429 4,926,164 4,926,164 アルミニウム多用車率 2002 2003 2004 0.0437 0.1785 0.0525 0.0002 0.0044 0.0399 0.0328 0.2190 0.0759 0.0001 0.0078 0.0477 メーカ トヨタ トヨタ 日産 0.0705 日産 日産 ホンダ トヨタ 日産 日産 0.2020 日産 本田 スバル 本田 スバル スバル マツダ 0.1097 マツダ マツダ 三菱 トヨタ 日産 0.0000 本田 0.0078 ダイハツ 0.0605 ー 98 車名 ソアラ クラウン セドリック・グローリア シーマ フーガ レジェンド 小計 スープラ スカイライン ステージア フェアレディZ NSX レガシー 小計 S2000 インプレッサ フォレスター RX-7 RX-8 ロードスター ランサー・エボ 新型プリウス 小計 ハイパーミニ インサイト 小計 コペン ー 2002 1,272 * 24,737 4,881 * * 30,890 342 12,812 18,376 6,628 97 52,608 90,863 1,471 2,509 27,008 3,716 * 2,939 34,075 * 71,718 80 121 201 6,257 199,929 車別販売台数 2004 2003 814 720 (1~6月)×2 * 13,704 (1~6月)×2 17,352 8,058 実数 4,405 4,306 (1~6月)×2 * 15,820 10月販売開始 * 6,000 販売目標 22,571 48,608 * * 12,164 11,698 (1~6月)×2 11,007 7,706 (1~6月)×2 11,875 6,976 (1~6月)×2 81 80 (1~6月)×2 65,567 66,434 (1~6月)×2 100,694 92,894 961 804 (1~6月)×2 23,589 25,564 (1~6月)×2 21,599 21,472 (1~6月)×2 400 * 14,651 13,124 (1~6月)×2 1,524 1,876 (1~6月)×2 21,027 17,174 (1~6月)×2 17,040 65,658 (1~6月)×2 100,791 145,672 80 * 67 48 生産終了 147 48 10,841 10,841 前年値充当 235,044 298,063 99 〔2〕国内解体 ELV 台数の推計 国内で解体される ELV 台数を推計するにあたり、以下の仮定を設定し、国内解体 総 ELV 台数を次式から推計した 国内解体 ELV 台数=販売台数-中古車輸出台数 ①図 2-3-1-4 に示すように、今後保有台数は伸びないと予測され、販売・登録台数 と廃車台数がバランスする ②図 2-3-1-2 に示したように、今後の販売台数は現状維持 ③乗用車の車格別販売台数は現状維持 ④中古車輸出台数は現状維持 ⑤自動車寿命が 10 年 ⑥年間 80 万台とも言われる廃車プレスのうち、アルミニウム多用車の ELV は、国 内解体される 図 2-3-1-4 自動車保有台数の実績と予測 (社団法人 日本自動車整備振興会連合会 資料) 表 2-3-1-6 に貿易統計から抽出した 2003 年乗用車中古車輸出実績を示す。輸出さ れた中古車の年式が不明であるが、表 2-3-1-4 に示した車格別平均販売台数の範疇と した。また、商用車を含む 2003 年の総輸出台数は 713,000 台であるが、商用車につ いては、図 2-3-1-5 に示すように国内 ELV 解体率が70%であることから、この数値 を用いて試算した。 100 表2-3-1-6 輸出統計から抽出した 2003 年中古乗用車輸出実績 車格 リーッターカー 高級・大型 小型車・大衆車 中型車 軽ベース車 ・上級車 550超え 1000超え 1500超え 2000超え 3000超え 550以下 1000以下 1500以下 2000以下 3000以下 97 14,314 134,612 184,699 66,166 7,247 軽自動車 排気量(cc) 輸出台数 計 407,135 図 2-3-1-5 商用車 ELV の処理フロー 以上の資料を基に推計した、車格別国内 ELV 解体率を表 2-3-1-7 に示す。 表2-3-1-7 車格別国内 ELV・解体状況 車格 高級・上級・大型乗用車 中型乗用車 小型車・大衆乗用車計 リッターカー・軽ベース車 軽自動車 乗用+貨物 商用車専用車+その他 総合計 1998/2003 平均販売 804,008 693,066 1,357,086 802,078 1,799,327 316,672 5,772,237 輸出 7,247 66,166 319,311 14,314 97 95,002 502,137 国内解体 796,761 626,900 1,037,775 787,764 1,799,230 221,670 5,270,100 国内 解体率 0.991 0.905 0.765 0.982 1.000 0.700 0.913 構成比 0.151 0.119 0.197 0.149 0.341 0.042 1.000 輸出統計 分類 3000cc超 2000/3000 1000/2000 550/1000 550未満 〔3〕アルミニウム多用車におけるアルミニウム使用量、アルミニウム多用車率の予 測 (1)アルミニウム多用車におけるアルミニウム使用量の予測 アルミニウム使用量について、2003年時点での実績を基に、2025 年販売・登録 (2035 年廃車)まで予測を行った。 (イ)現在出現しているアルミニウム多用車を基準としたモデル 2004 年に発売された高級・上級・大型車 2 車種のアルミニウム板材および押出材の 使用量調査結果を表 2-3-1-8 に示す。平均すると、板材で 47.5kg、押出材で 48.0kg 使 用されている。 現行車における 2003 年における車格別アルミニウム使用量を、日本アルミニウム 101 協会 1998 年調査結果と同じ数値として整理した結果を表 2-3-1-9 に示す。 2025 年販売・登録のアルミニウム多用車のアルミニウム使用量は次のように試算し た。 鋳物・ダイカスト材・鍛造材については、2003 年の水準が 2025 年まで維持され る。 高級・上級・大型車のアルミニウム使用量平均値は、2003 年度の板材 8.8kg、押出 材 14.2kg から、2025 年には表 2-3-1-8 の水準に到達する。 他の車格のアルミニウム多用車については、各々の車格における 2003 年実績値に 対し高級・上級・大型車と同じ割合でアルミニウム使用量が伸びると仮定した。 これらの仮定を用いて試算した、2025 年度アルミニウム多用車におけるアルミニウ ム使用量の内訳を表 2-3-1-9 に示す。 表 2-3-1-8 高級・上級・大型車のアルミニウム板材・押出材の使用量 板材 45.0 50.0 47.5 A車 B車 平均 kg/台 押出材 注 90.0 押出材に鋳造棒・鍛造材が含まれていると思われる 6.0 48.0 表 2-3-1-9 現在のアルミニウム多用車をモデルとした場合のアルミニウム使用量試算結果 車格(クラス) 板材 高級・上級・大型乗用車 中型乗用車 小型車・大衆乗用車計 リッターカー・軽ベース車 軽自動車 乗用 8.8 6.4 6.8 5.6 4.7 押出材 14.2 10.3 6.1 5.3 4.3 アルミニウム使用量(kg/台) 2003 鋳物・ダイカスト・鍛造 合計 鋳物 ダイカスト 鍛造 小計 * * * 186.0 209.0 62.4 72.9 1.7 137.0 153.7 26.5 40.2 0.0 66.7 79.6 22.0 38.2 0.2 60.4 71.3 11.1 14.6 0.1 25.8 34.8 2025 鋳・ダ・ 鍛造 48.0 186.0 34.8 137.0 20.6 66.7 17.9 60.4 14.5 25.8 板材 押出材 47.5 34.6 36.7 30.2 25.4 合計 281.5 206.4 124.0 108.5 65.7 (ロ)ヨーロッパアルミニウム協会目標値に準拠したモデル(EAA ターゲット) 表 2-3-1-10 に、欧州アルミニウム多用車のデータなどを基に、車格別にアルミニウ ム板材、押出材、鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量を調査した結果を示す。調査車両 に欧州車が多いことから、欧州車におけるアルミニウム多用車の現状と言える。 表 2-3-1-10 欧州アルミニウム多用車におけるアルミ使用量調査結果 車格(クラス) 高級・上級・大型乗用車 中型乗用車 小型車・大衆乗用車計 リッターカー・軽ベース車 軽自動車 乗用 板材 204.0 140.0 100.0 90.0 30.0 アルミニウム使用量(kg/台) 押出材 鋳・ダ・鍛 160.0 186.0 110.0 150.0 60.0 100.0 50.0 60.0 20.0 50.0 102 合計 550.0 400.0 260.0 200.0 100.0 日本アルミニウム協会で策定したアルミニウム技術戦略の中で、自動車のアルミニ ウム化促進の目標として掲げられている目標値を表 2-3-1-11 に示す。2025 年の国産 乗用車に板材、押出材、鋳鍛材を合わせて 250kg/台アルミニウムを使用することを 目標にしている。 表 2-3-1-11 日本アルミニウム協会の乗用車アルミニウム化目標 本報告では、軽自動車乗用車以外の全乗用車についての加重平均アルミニウム使用 量が 250kg/台になると想定して予測を行った。 計算では、2025 年に全乗用車がアルミニウム多用車になるとし、2025 年の販売台 数は 2003 年と同じとした。 鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量は 2003 年と 2025 年で変わらないとした。 このようにして整理した結果を表 2-3-1-12 に示す。以降、この値を EAA ターゲッ トと呼ぶ。 表 2-3-1-9 の数値と比較して、おおむね約 1.5 倍の値になっている。 表 2-3-1-12 EAA ターゲットにおけるアルミニウム使用量 販売台数 車格(クラス) 2003/2025 高級・上級・大型乗用車 中型乗用車 小型車・大衆乗用車計 リッターカー・軽ベース車 軽自動車 乗用 計/加重平均 軽乗用を除く 計/加重平均 板材 押出材 689,053 459,847 1,327,480 1,068,358 1,381,426 4,926,164 8.8 6.4 6.8 5.6 4.7 6.7 14.2 10.3 6.1 5.3 4.3 8.6 鋳物 * 62.4 26.5 22.0 11.1 * 3,544,738 6.8 8.8 * アルミニウム使用量(kg/台) 2003 鋳物・ダイカスト・鍛造 合計 ダイカスト 鍛造 小計 * * 186.0 209.0 72.9 1.7 137.0 153.7 40.2 0.0 66.7 79.6 38.2 0.2 60.4 71.3 14.6 0.1 25.8 34.8 * * 106.4 121.7 * * 110.3 125.9 板材 136.4 90.9 64.4 69.2 25.6 67.1 83.3 2025 鋳・ダ・ 鍛 107.0 186.0 71.4 150.0 38.6 100.0 36.4 60.4 14.5 50.0 44.0 94.1 押出材 55.5 111.3 合計 429.4 312.3 203.0 166.0 90.1 195.0 250.0 (2)アルミニウム多用車の 2025 年販売台数(2035 年廃車)の予測 アルミニウム多用車率については、各々の自動車メーカーの販売・製造戦略によ って大きく異なり、また時間的な不確定要素が大きいことから、ここでは次の 4 ケー スを想定した 103 (イ) ケース 1(2025 年 アルミ多用車率 現状の 1.1 倍) ①各車格でのアルミニウム使用量は表 2-3-1-9の想定値に従い、2003 年から 2025 年までの間は直線的に増加する ②各車格でのアルミニウム多用車率は、2025 年に 2004 年の 1.1 倍まで直線的に 増加する *表 2-3-1-13 にケース 1についての数値をまとめて示す。 (ロ) ケース 2(2025 年 アルミ多用車率 現状の 1.5 倍) ①各車格のアルミニウム使用量はケース 1 と同じ ②各車格のアルミニウム多用車率は、2025 年に 2004 年の 1.5 倍まで直線的に増 加する *表 2-3-1-14 にケース (ハ) ケース 3(2025 年 2についての数値をまとめて示す。 アルミ多用車率 現状の 2 倍) ①各車格のアルミニウム使用量はケース 1 と同じ ②アルミ多用車率は、各車格とも 2025 年に 2004 年の 2 倍まで直線的に増加する。 *表 2-3-1-15 にケース 3についての数値をまとめて示す。 (ニ) ケース 4(EAAターゲット) ①2025 年の軽自動車を除く全車格でのアルミ使用量平均値は、表 2-3-1-11 の日 本アルミニウム協会目標値の 250kg/台とし、2003 年から 2025 年まで直線的 に増加する ②アルミ多用車率は、各車格とも 2025 年の 100%まで直線的に増加する。 *表 2-3-1-16 にケース 4についての数値をまとめて示す。 104 105 高級・上級・大型乗用車 中型乗用車 小型車・大衆乗用車計 リッターカー・軽ベース車 軽自動車 乗用 計/加重平均 軽乗用を除く 計/加重平 車格 高級・上級・大型乗用車 中型乗用車 小型車・大衆乗用車計 リッターカー・軽ベース車 軽自動車 乗用 計/加重平均 軽乗用を除く 計/加重平 車格 689,053 459,847 1,327,480 1,068,358 1,381,426 4,926,164 3,544,738 2003 総販売台数 689,053 459,847 1,327,480 1,068,358 1,381,426 4,926,164 3,544,738 2003 総販売台数 22,571 100,694 100,791 147 10,841 235,044 224,203 2003 22,571 100,694 100,791 147 10,841 235,044 224,203 2003 48,608 92,894 145,672 48 10,841 298,063 287,222 2004 販売台数 48,608 92,894 145,672 48 10,841 298,063 287,222 2004 販売台数 0.0328 0.2190 0.0759 0.0001 0.0078 0.0477 0.0632 2003 0.0750 0.0200 0.1097 0.0001 0.0078 0.0724 0.0748 2004 0.0776 0.2222 0.1207 0.0000 0.0086 0.1412 0.1462 2025 8.8 6.4 6.8 5.6 4.7 6.7 6.8 板材 アルミニウム使用量(kg/台) 2003 2025 鋳・ダ・ 鋳・ダ・ 押出材 合計 板材 押出材 鍛造 鍛造 14.2 186.0 209.0 47.5 48.0 186.0 10.3 137.0 153.7 34.6 34.8 137.0 6.1 66.7 79.6 36.7 20.6 66.7 5.3 60.4 71.3 30.2 17.9 60.4 4.3 25.8 34.8 25.4 14.5 25.8 8.6 106.4 121.7 37.4 29.3 106.6 8.8 110.3 125.9 37.8 29.8 109.6 72,912 139,341 218,508 72 16,262 447,095 430,833 2025 0.0328 0.2190 0.0759 0.0001 0.0078 0.0477 0.0632 2003 0.0750 0.0200 0.1097 0.0001 0.0078 0.0724 0.0748 2004 0.1058 0.3030 0.1646 0.0001 0.0118 0.1926 0.1994 2025 アルミニウム多用車 アルミニウム多用車率 8.8 6.4 6.8 5.6 4.7 6.7 6.8 板材 アルミニウム使用量(kg/台) 2003 2025 鋳・ダ・ 鋳・ダ・ 押出材 合計 板材 押出材 鍛造 鍛造 14.2 186.0 209.0 47.5 48.0 186.0 10.3 137.0 153.7 34.6 34.8 137.0 6.1 66.7 79.6 36.7 20.6 66.7 5.3 60.4 71.3 30.2 17.9 60.4 4.3 25.8 34.8 25.4 14.5 25.8 8.6 106.4 121.7 37.4 29.3 106.6 8.8 110.3 125.9 37.8 29.8 109.6 表2-3-1-14 ケース2(2025年アルミ多用車 搭載率 現状の1.5倍) 53,469 102,183 160,239 53 11,925 327,869 315,944 2025 アルミニウム多用車 アルミニウム多用車率 表2-3-1-13 ケース1(2025年アルミ多用車 搭載率 現状の1.1倍) 281.5 206.4 124.0 108.5 65.7 173.3 177.3 合計 281.5 206.4 124.0 108.5 65.7 173.3 177.3 合計 106 高級・上級・大型乗用車 中型乗用車 小型車・大衆乗用車計 リッターカー・軽ベース車 軽自動車 乗用 計/加重平均 軽乗用を除く 計/加重平 車格(クラス) 高級・上級・大型乗用車 中型乗用車 小型車・大衆乗用車計 リッターカー・軽ベース車 軽自動車 乗用 計/加重平均 軽乗用を除く 計/加重平 車格 689,053 459,847 1,327,480 1,068,358 1,381,426 4,926,164 3,544,738 2003 総販売台数 689,053 459,847 1,327,480 1,068,358 1,381,426 4,926,164 3,544,738 2003 総販売台数 22,571 100,694 100,791 147 10,841 235,044 224,203 2003 22,571 100,694 100,791 147 10,841 235,044 224,203 2003 48,608 92,894 145,672 48 10,841 298,063 287,222 2004 販売台数 48,608 92,894 145,672 48 10,841 298,063 287,222 2004 販売台数 0.0750 0.0200 0.1097 0.0001 0.0078 0.0724 0.0748 2004 0.1411 0.4040 0.2195 0.0001 0.0157 0.2568 0.2659 2025 689,053 459,847 1,327,480 1,068,358 1,381,426 4,926,164 3,544,738 2025 8.8 6.4 6.8 5.6 4.7 6.7 6.8 板材 0.0328 0.2190 0.0739 0.0001 0.0078 0.1290 0.0625 2003 0.0705 0.2020 0.1097 0.0000 0.0078 0.0724 0.0748 2004 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000 1.0000 2025 8.8 6.4 6.8 5.6 4.7 6.7 6.8 板材 表2-3-1-16 ケース4(EAAターゲット) 0.0328 0.2190 0.0759 0.0001 0.0078 0.0477 0.0632 2003 アルミニウム多用車 アルミニウム多用車率 97,216 185,788 291,344 96 21,682 596,126 574,444 2025 アルミニウム多用車 アルミニウム多用車率 アルミニウム使用量(kg/台) 2003 2025 鋳・ダ・ 鋳・ダ・ 押出材 合計 板材 押出材 鍛 鍛 14.2 186.0 209.0 136.4 107.0 186.0 10.3 137 153.7 90.9 71.4 150.0 6.1 66.7 79.6 64.4 38.6 100.0 5.3 60.4 71.3 69.2 36.4 60.4 4.3 25.8 34.8 25.6 14.5 50.0 8.6 106.4 121.7 67.1 44.0 94.1 8.8 110.3 125.9 83.3 55.5 111.3 アルミニウム使用量(kg/台) 2003 2025 鋳・ダ・ 鋳・ダ・ 押出材 合計 板材 押出材 鍛造 鍛造 14.2 186.0 209.0 47.5 48.0 186.0 10.3 137.0 153.7 34.6 34.8 137.0 6.1 66.7 79.6 36.7 20.6 66.7 5.3 60.4 71.3 30.2 17.9 60.4 4.3 25.8 34.8 25.4 14.5 25.8 8.6 106.4 121.7 37.4 29.3 106.6 8.8 110.3 125.9 37.8 29.8 109.6 表2-3-1-15 ケース3(2025年アルミ多用車 搭載率 現状の2倍) 429.4 312.3 203.0 166.0 90.1 205.2 250.0 合計 281.5 206.4 124.0 108.5 65.7 173.3 177.3 合計 〔4〕アルミニウムスクラップ回収量の予測 表 2-3-1-13~表 2-3-1-16 に整理した数値を用いて、各年度における ELV からのア ルミニウム展伸材回収対象量を試算した。 試算にあたり、全国を数ブロックに分けて ELV を回収するモデルを想定し、関東圏 におけるアルミニウム展伸材スクラップ回収量も試算した。 関 東 圏 に お け る ELV 台 数 は 、 全 国 比 関 東 地 区 乗 用 車 保 有 量 に 比 例 す る と し 、 表 2-3-1-17 に示す全国比 0.293 を用いて試算した。 具体的手順を以下に示す。 ①各車格について表 2-3-1-13 から表 2-3-1-16 に示した 2003 年および 2025 年の アルミニウム多用車のアルミニム使用量(板材、押出材、鋳物+ダイカスト+鍛 造材)と、2004 年の販売・登録数を固定値として用いる ②各車格について 2004 年から 2025 年までアルミニウム使用量と販売登録台数が 直線的に変化するとして内挿する ③車格別の(板材+押出材)使用量に車格別国内解体率を乗じこれらの和を全国 解体(板+押出)とする・・・本調査におけるアルミニウムリサイクル全国回収 対象量に相当する ④全国解体(板材+押出材)使用量に関東 ELV シエア全国比 0.293 を乗じて関東 解体(板材+押出材)とする・・・本調査におけるアルミニウムリサイクル関東 回収対象量に相当する。 詳細な試算方法、試算結果を付属資料 1 に示す。 以上の定義と方法による全国での回収量試算結果を図 2-3-1-6、図 2-3-1-7 に、また関 東圏での回収量試算結果を図 2-3-1-8、図 2-3-1-9 に示す。 ①2003 年 ELV のアルミニウム回収対象量は全国:261 トン/月(3,130 トン/年)、関東: 76 トン/月(917 トン/年)である ②2035 年 ELV の全国アルミニウム回収対象量はケース4の EAA ターゲットで 43,333 トン/月に達するが、ケ-ス 1~3 では 1,552~2,876 トン/月である ③2035 年 ELV:関東アルミニウム回収対象量はケース4の EAA ターゲットで 12,697 トン/月に達し、他のケース 1~3 では 463~843 トン/月である 107 108 普通乗用車 小型乗用車 北海道 28,444 108,684 東北 41,600 183,262 関東 296,728 745,553 北陸・信越 36,292 154,791 中部 133,809 394,668 近畿 120,914 343,276 中国 38,825 153,445 四国 16,399 68,801 九州 54,101 233,505 沖縄 1,745 13,363 合計 768,857 2,399,348 軽 乗用 49,032 116,922 277,128 103,424 226,742 183,628 125,747 61,747 178,468 17,215 1,340,053 2003登録台数 軽 貨物 軽自動車計 小型貨物車 普通貨物車 14,707 63,739 27,570 4,357 50,306 167,228 44,837 7,686 123,764 400,892 315,300 54,565 39,935 143,359 36,035 4,803 72,475 299,217 109,552 15,868 78848 262,476 93,786 11,874 44,137 169,884 31,326 4,122 24,995 86,742 15,032 1,875 68,822 247,290 50,248 6,498 3,189 20,404 2,321 209 521,178 1,861,231 726,007 111,857 740 1,490 9,683 1,185 2,460 2,532 964 504 1,532 156 21,246 バス 表 2-3-1-17 地区別 ELV 発生台数試算 合計 233,534 446,103 1,822,721 376,465 955,574 834,858 398,566 189,353 593,174 38,198 5,888,546 構成比 0.040 0.076 0.310 0.064 0.162 0.142 0.068 0.032 0.101 0.006 1.000 推計廃車(国内解体)台数 総台数 うち乗用車 同構成比 198,295 158,070 0.041 378,789 290,211 0.076 1,547,683 1,120,318 0.293 319,659 250,068 0.065 811,384 641,261 0.168 708,883 550,066 0.144 338,425 270,030 0.071 160,781 124,774 0.033 503,668 395,746 0.103 32,434 27,446 0.007 5,000,000 3,827,989 1.000 千トン/月 50 45 40 EAAターゲット 回収対象量 35 30 25 20 15 10 5 36 20 34 20 32 20 20 30 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 20 18 16 20 20 20 12 14 0 廃車年 図 2-3-1-6 全国アルミニウム回収対象量 千トン/月 3.0 2.0 多用車 1.5倍 1.5 多用車 1.1倍 1.0 0.5 廃車年 図 2-3-1-7 全国アルミニウム回収対象量(拡大) 109 36 20 34 20 32 20 30 20 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 18 20 16 20 14 20 12 0.0 20 回収対象量 多用車 2.0倍 EAAターゲット 2.5 千トン/月 14 12 EAAターゲゲット 回収対象量 10 8 6 4 2 36 20 20 34 32 20 20 30 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 18 20 16 20 14 20 20 12 0 廃車年 図 2-3-2-8 関東アルミニウム回収対象量 千トン/月 1.0 EAAターゲゲット 多用車 2.0倍 0.6 多用車 1.5倍 0.4 多用車 1.1倍 0.2 廃車年 図 2-3-1-9 関東アルミニウム回収対象量(拡大) 110 36 20 34 20 32 20 30 20 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 18 20 16 20 14 20 12 0.0 20 回収対象量 0.8 2-3-2 マテリアルリサイクルモデルの試算 2-3-2-1 〔1〕 アルミニウム多用車からのアルミニウム回収および再生フロー 将来のアルミニウムスクラップの回収フロー ディーラーないし整備業で使用済み自動車(ELV)と認定された自動車は、解体業 に引き渡され、フロンなどの適性処理と共に、リユース可能な部品は中古部品として 取り外される。ELVの残りの部分はソフトプレスされてシュレッダー破砕(有価金属 の回収選別を含む)に回されるか、または更に徹底解体されてガラをサイコロプレス化 し、製鋼用の電炉向け原料に供される。 図中、アルミニウム展伸材部品のELVからの取り外し工程を、便宜上、通常の中 古部品取りの後に示しているが、実際は部品取り工程の中で行われる。 アルミニウム展伸材部品の最適な処理工程を総合的に検討するに際して、これまで に把握している事項を以下にまとめておく。 ①自動車およびその部品は各種材料が複合した形で構成されており、解体には車体 から部品を外す一次解体と、外した部品の品位向上を目的とした二次解体とがあ る。通常は、二次解体コストが高い。 ②シュレッダー破砕を利用する場合は、破砕ラインへの付属機能として「鉄および 非鉄金属を選別する選別装置」が一般に付いており、解体後の2次処理で丁寧に 不純物除去するのか、シュレッダー破砕後に選別装置で不純物除去するのか、選 択枝は大別して2つである。 ③塗膜除去試験結果から、シュレッダーなどでの機械的処理のみでは塗料は許容で きる程度にまで完全に除去できず、キルン加熱など熱による処理が必要である。 一方、キルン加熱を選択する場合には、炉内への装入口サイズの制約から、アル ミニウム部品を解体したままでの投入はほぼ無理であり、投入物を破砕しておく ことが必要である。従って、キルン加熱を必須と想定した場合、二次処理の採否 如何にかかわらずシュレッダー破砕が必要となる。 ④対象となるアルミニウム展伸材部品(主として外装部品)には、アウター・インナ ーともに塗装された部品とアウターのみに塗装ある部品、不純物(鉄部品)の少な い部品と比較的に多い部品、ハーネスやモーターなど電子系異物がある部品とな い部品など幾つかの種類がある。 ⑤アルミニウム合金の分別は部品形状や表面性状の目視選別など簡単な手段で可 能であり、一方でレーザー選別法、カラー選別法などの方法が実用開発中である。 上記のように、自動車部品は種々の材料が種々の方法で組み合わされ、場合によ っては塗装を施されていることを考慮して、図 2-3-2-1 に示すように、部品別に分 けた処理工程フローを検討した。 (1)フローA アルミニウム展伸材を用いたフード、ドア、ルーフ、トランク、フェンダーなど部 品を ELV から取り外したあと電装品、非金属、鉄部品および塗装を順次除去し合金を 111 分別する方式である。塗装除去でキルン以外の手段を使うならシュレッダー+選別費 の 25~35 円/kg が省略でき、かつ、アルミニウム合金種別に人手による分別回収も可 能である。徹底した手解体方式であり、手作業工程が多くなりコストがかかる。 (2)フローB シュレッダーを用いないので、バンパー、アームなど塗装がされていない部品は、 二次処理を行えばフローA に対して更に塗装除去費 7~20 円/kg が省略できる可能性 もある。 (3)フローC 一次解体で鉄部品を取り外さず、シュレッダー後磁気選別により鉄を除去後、塗 装除去を行う工程が考えられる。板部品、押出部品、鋳物部品は部位や形状、表面で かなり精度よく判別できるので、合金分別はシュレッダー工程による破砕前に行う必 要がある。 (4)フローD 手作業によるプラスチックなど非金属材料除去、鉄部品除去を行なわずシュレッダ ー+選別でそれらを除去する工程であり、塗装除去後、溶解再生を行う。合金分別を おこなう場合はフローC と同様に、シュレッダー工程前に行う必要がある。ドア、ト ランクなどが該当する。 (5)フローE バンパー、アームなど塗装が無く、鉄部品、非金属部品の少ない部品はシュレッダ ー後に磁気選別を行う工程が考えられる。 合金分別の必要ある場合はフローC と同様に、シュレッダー工程前に行う必要があ る。 (6)フローF フローG とともに解体は一次解体にとどめシュレッダー+選別工程の負荷をあげる 方式が考えられる。この方式は既に稼動しているが現状のインフラが処理委託という 形で活用できるが、小ロットのスクラップ投入には不利である。フローF は電装品が 少ないグループのフードやフェンダー、ルーフなどに好適である。 112 113 製鋼原料 プレス 資源化部品取り 展伸材部品取り 中古部品取り 適正処理 解体計画 廃車搬入 重液選別 磁気選別 シュレッダー 予備分別 バンパー、アーム バンパー、(アーム) シュレッダー E 渦電流選別 磁気選別 図 2-3-2-1 アルミニウム部品による回収フローの選択 H 重液選別 G 磁気選別 ドア シュレッダー 静電/風選別 F 磁気選別 ルーフ、トランク、フード、フェンダー シュレッダー 静電/風選別 C B A ドア、ルーフ、トランク、フード、フェンダー 塗装除去 ルーフ、トランク、フード、フェンダー シュレッダー 磁気選別 鉄部品除去 合金別分類 D 非金属除去 フード、フェンダー、バンパー、トランク、ルーフ シュレッダー 静電/風選別 磁気選別 電装品除去 形状、合金マーク、展伸材メーカからの情報による予備分別 塗装除去 塗装除去 合金別ロット 溶解精練 鍛造加工 連続鋳造 ホットメタル ベースメタル 展伸合金塊 組み立て 部品加工 展伸加工 溶解鋳造 (7)フローG ドアなど電装部品他の構成材料が多く取り付けられた部品を想定している。しかし、 アルミニウム以外の非鉄、特に電装品(ハーネス、モーター)の影響を除くなら、重 液選別機よりも、シュレッダー前に取り除くフローD が望ましい。 (8)フローH ハイブリッド・アルミニウム車体構造のオールアルミニウムボディー車を想定して いる。合金種別回収が現在の処理ラインではできないことが大きな壁である。アルミ ニウム展伸材を100%回収するのでないなら、ハイブリッドアルミニウム車の骨格 部分は展伸材部分をルーカスなどのハンディ油圧切断機で切り取って合金毎にまとめ、 鋳物と展伸材が合体した接合部分は鋳物原料に回すなど方法も考えられる。いずれに せよ、この種の自動車の台数はまだ極少であり、スクラップ市場にも出てないので、 このタイプのELVの増化に伴い、将来、リサイクル技術も進化することが期待され る。 表 2-3-2-1 に、アルミニウム展伸材部品ごとに、各処理工程での評価を行った結果 を示す。アルミニウム部品の破砕ではダストや不純物鉄などは ELV の破砕よりも極め て少ないので、フローD または F が望ましいプロセスといえる。 表 2-3-2-1 各部材における最適処理工程の評価 代表的な アルミ部品 A フード △ ドア △ フェンダー △ トランクリッド △ ルーフ △ バンパーRF アーム類 オールアルミ車 × (注) ◎:適している B ◎ ◎ 処理工程 C D E △ △ ◎ △ △ △ ◎ △ △ △ △ △:一応可 F ◎ G H △ ◎ ◎ ◎ △ △ ×: 適用困難 なお、解体業などにおいて取り外すアルミニウム部品の保管および輸送方式によっ てはコスト的な上昇を伴う可能性がある。付属資料 2 に保管輸送方式の一例を示す。 〔2〕将来の課題 アルミニウム展伸材を回収し再生するフローを示したが、課題も残っている。 ①合金種別回収を促進するする施策 使用合金の情報、現物表示、金属部品の易解体構造、使用量の増加 ②合金種別回収を免除する施策 合金統合、コンパチビリティ拡大、展伸材メーカーの受け入れ規格拡大、選別 する機器能力の向上 114 ③スクラップの存在密度を上げる施策 拠点処理、展伸材スクラップ回収集約のロジスティック整備 ④アルミニウム展伸材スクラップの取り扱いに伴う経済メリットを享受するため の施策 ①~③項に対する実現プログラムの策定と具体的アクション ⑤廃自動車のアルミニウムスクラップの評価 本調査の想定の範囲では、今後アルミニウム使用量が増えた場合 ELV のス クラップ価値の帰属が不透明である。適正処理費を負担する消費者がスクラ ップ価値の還元を主張することはあり得る。将来、議論、検討が必要と考え る。 2-3-2-2 再生方法の検討 マテリアルリサイクルの最終段階として、アルミニウム展伸材スクラップはアルミ ニウム再生業により再生溶解・鋳造されて展伸材メーカーに引き渡される。 再生業で使用する代表的溶解炉は、低級原料を処理する回転型溶解炉、および様々 な形状の原料の溶解に適した前炉付反射炉である。近年は低周波誘導による撹拌効果 を利用した溶解炉、環境保全および鉄分離効果を特徴とするキルン炉などが開発され、 最近では無人運転を基本とする溶解システムも開発されている。表 2-3-2-1 に再生溶 解炉の保有状況を示す。 本報告では、小規模溶解として 4 トン炉、大規模溶解とし て 15 トン炉による再生をモデルとした。 115 表 2-3-2-1 関東地区(東北を含む)再生業・ダイカスト業の保有炉 処理能力 ポット炉 A社 B社 C社 D社 E社 F社 G社 H社 I社 J社工場1 J社工場2 トン/月 200 5,400 1,375 3,600 235 200 3,000 250 100 2,000 3,000 K社 回転炉 容量×数 容量×数 1×2 2 定置炉(前炉付き炉を含む) 容量 トン/チャージ 1~5 10~15 20~25 30~50 1 3 1 1×2 1×2 1 1 200 160 85 1×1 40 500 1,400 1×8 200 5,000 100 250 2,670 400 X社(3工場) 2,000 1×1 Y社(2工場) Z社 計 2,000 100 1×2 35,165 1 1 1 2 1 3 2 1 2 1 1 2×3 1×8 700 L社 M社 N社 O社 P社 Q社(2工場) R社 S社(2工場) T社 U社 V社(2工場) W社 1 1 1 1 2 1 4 1 1 1.5×1 1×1 1 1 3 1 2 1 2 1 1 2 1 2.5×1 1 1 1 2 3 2 1 2×1 3×2 1 2×2 24 2 27 4 2 19 20 9 12 写真 2-3-2-1 に、切削粉や、鋳包みにより鉄部品が固着した低級アルミニウム原料 を前処理溶解するための回転型溶解炉の外観を示す。表 2-3-2-1 に示したように溶解 能力は概して小型の 3 トン未満であるが、近年 3.5 トン以上 7 トン級のものが設置さ れている。 原料前処理が目的の炉であるから製品は特に成分調査をおこなわずベースメタルと して数 100kgから 1,000kgの塊に鋳造され、成分分析後外販または自社でアルミ ニウム規格合金原料として使用される。将来的にはキルンとの連結や溶湯供給などに よるコストダウンも考えられる。 A工場における 4 トン回転型のパターンを以下に示す ①操業:10 時間/日 ②鋳塊:1,000kg/ケ ③能力:3.5 トン/出湯×2 出湯/日=7 トン/日(21 日/月運転、稼働率 86%で 129 トン/月) ④費用:40 円/kg 116 写真 2-3-2-1 回転型溶解炉の外観 写真 2-3-2-2 に様々な形状の原料の溶解に適した前炉付定置型(反射)溶解炉の外 観写真を示す。表 2-3-2-1 に示すように代表的規模は 15 トンであるが、展伸材メー カーと同等の規模で誘導攪拌装置を備えた 50 トン級の炉も運転されるようになって いる。 写真 2-3-2-2 前炉付き定置型溶解炉の外観 117 B 工場における 15 トン炉でのパターンを以下に示す。 ①操業:17時間/日 ②鋳塊:5kg/ケ ③能力:10 トン/出湯×2 出湯/日=20 トン/日(21 日/月運転、稼働率 90%で 386 トン/月) ④費用:37 円/kg 4 トン回転炉、15 トン溶解炉を連続操業した場合を想定して、本モデルの検討に適 用した状況を図 2-3-2-2 ないし図 2-3-2-5、図 2-3-2-11 および図 2-3-2-12 に示す。 2-3-2-3 関東におけるスクラップ所定量回収可能時期 ELV からのアルミニウム展伸材スクラップ回収に加え、再生工場への回収規模を考 慮して、関東圏におけるスクラップ所定量回収可能時期を試算した。 〔1〕関東における所定量回収可能条件の想定 関東における所定量回収可能条件を次のように想定した。 (1)回収側からの条件 ①LEV 30,000 台/月をディーラーなどで回収するケース 関東の ELV 回収量(120,000 台/月)の 25%である 30,000 台/月のうちアルミニウム 多用車からアルミニウム展伸材スクラップを 4 トン/週(17 トン/月)回収する想定で ある。 関東の全ディーラーあるいは系列の解体業者で合わせて ELV の 25%を引き取り、4 トントラ ックで 1 回/週回収して再生業者に輸送する程度にアルミニウム展伸材スクラップ回 収対象量が到達する時期に開始可能と想定したモデルである。 4 トン回転炉の操業では 17 トン/月÷7 トン/日=2.4 日/月の仕事量になる。 ディーラーが解体業者に廃車を引き渡す前に資源化対象のアルミニウム部品を取 り外す場合には、自動車リサイクル法の運用との関連でディーラーが解体業としての 認可を取得する必要がある。 ②3,000 台/月を解体業者が回収するケース 3,000 台/月程度の ELV 処理を行っている大手解体業をモデルとした。3,000 台のう ちアルミニウム多用車から回収できるアルミニウム展伸材対象量が 4 トントラックで 月 1 回車になる量に到達する時期に開始可能と想定したモデルである。 大手廃車解体業 1 社あたり 4 トン回転炉の操業では 4 トン/月÷7 トン/日=0.6 日/ 月の仕事量になる。 (2)再生側からの条件 ③4 トン規模回転炉溶解での回収再生量が 17 トン/月が見込めるケース 118 4 トン/週(17 トン/月)の再生溶解ができるスクラップ回収量が期待できる時期に再生 処理が開始可能と想定したモデルである。 再生作業は 17 トン/月÷7 トン/日=2.4 日/月の仕事量となり、1回/2週間のペースと なる。 ④4 トン規模回転炉溶解での回収再生量が 30 トン/週(129 トン/月)が見込めるケース 関東地区で再生業 1 社の 4 トン規模の溶解炉で 1 週間分の処理量 30 トンのアルミニ ウム展伸材対象量に到達する時期に、連続操業が開始可能と想定したモデルである。 4 トン回転炉の操業では 30 トン/週÷7 トン/日=4.3 日/週の仕事量になり、ほぼフ ル操業状態である。 ⑤15 トン規模定置炉溶解での再生 回収量 90 トン/週(386 トン/月)が見込めるケー ス 再生業の平均的溶解炉規模は 15 トン程度であり、多くは連続操業を前提とする前炉 付溶解炉であることから 1 社 1 炉 1 週間分の対象量となる時期に、大型炉による安定 操業が開始可能と想定したモデルである。 15 トン溶解炉の操業では 90 トン/週÷20 トン/日=4.5 日/週の仕事量になり、ほぼ フル操業状態である。 〔2〕関東圏における展伸材スクラップの所定量回収可能時期の試算 以下の各図に使用した数値の算出方法は付属資料1に示してある。 回収側からみた場合: (1)30,000 台/月回収規模のケース 関東の ELV の 25%である 30,000 台/月を対象とした場合の、アルミニウム展伸材 スクラップの回収対象量試算結果を図 2-3-2-2 に示す。 計算開始年の 2013 年においてすでに 19 トン/月であり、2013 年には所定量回収可 能条件 17 トン/月を満足している。すなわち小規模の再生であれば、2003 年に既に 販売・登録されている乗用車のみでも所定量回収可能時期を満足している。2024~ 2032 年頃に、4 トン規模回転炉の連続操業における回収対象量 129 トン/月になる。 119 トン/月 400 ● 15トン炉能力・386トン/月 350 ケース4・EAAターゲット ケース3・多用車 2.0倍 m 250 200 ケース2・多用車 1.5倍 4トン炉能力・129トン/月 150 ● ● ● ● 100 ケース1・多用車 多用車 1.1倍 1.1倍 50 36 20 34 20 2 30 20 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 18 20 16 20 14 20 20 12 0 17トン/月 ● 20 3 回収対象量 300 廃車年 図 2-3-2-2 30,000 台/月規模でのアルミニウム回収対象量試算値 (2) 3,000 台/月回収規模のケース ELV を 3,000 台/月解体する場合のアルミニウム展伸材回収対象量を図 2-3-2-3 に 示す。 3,000 台/月処理可能な解体業者が 4 トン/月回収できる時期は、2004 年比 2025 年 アルミニウム多用車販売台数が 1.1 および 1.5 倍のケースで 2017 年、2.0 倍のケース で 2016年、EAA ターゲットのケースで 2015 年となる。すなわち、想定した 4 種の アルミニウム多用車の伸びのうち最も伸びの低いケース 1でも、2017 年にはスクラ ップ所定回収量 4 トン/月を満足する。 120 トン/月 30 ケース4・EAAターゲット ケース3・多用車 2.0倍 回収対象量 20 ケース2・多用車 1.5倍 10 ケース3・多用車 1.1倍 4トン/月 36 20 34 20 32 20 30 20 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 18 20 16 20 14 20 20 12 0 廃車年 図 2-3-2-3 3,000 台/月規模でのアルミニウム回収対象量試算値 再生処理側から見た場合: (3) 4トン回転炉により17トン/月の再生処理が可能な時期 図 2-3-2-2 に示すように、2003 年に製造された車が廃車となる2013年に、17 トン/月の再生が可能と試算される。 (4)4 トン規模回転炉溶解での再生回収量が 30 トン/週(129 トン/月)が見込める時 期 関東圏におけるアルミニウム回収対象量を図 2-3-2-5 に示す。小規模でのほぼ連続 操業に相当する所定回収量 129 トン/月を満足する時期はケース 1~3 ( 2004 年比 2025 年アルミニウム多用車販売台数が 1.1、1.5、2.0 倍)で 2015 年、ケース 4(EAA ター ゲット)で 2014 年となる。15 トン溶解炉を使用する場合は、ケース 1~3 では、2024 ~2031 年頃に炉の能力上限になる。 (5)15 トン規模炉溶解での再生回収量が 90 トン/週(386 トン/月)が見込める時期 図 2-3-2-4 に示すように、関東地区において 386 トン/月となる時期は、ケース 1 ( 2004 年比 2025 年アルミニウム多用車が 1.1 倍)で 2031 年、ケース 2(同 1.5 倍)で 2027 年、ケース 3(同 2.0 倍)で 2025 年、ケース 4(EAA ターゲット)で 2016 年であり、 今後のアルミニウム多用車におけるアルミニウム使用率や販売台数の影響を大きく受 ける。 121 トン/月 1,000 ケース4・EAAターゲット ケース3・多用車 2.0倍 回収対象量 800 600 ケース2・多用車 1.5倍 15トン炉能力・386トン/月 400 ● ● ● ● ケース1・多用車 1.1倍 200 ● 4トン炉能力・129トン/月 ● 36 20 20 34 32 20 30 20 28 20 20 26 24 20 22 20 20 20 20 18 16 20 14 20 20 12 0 廃車年 図 2-3-2-4 関東圏でのアルミニウム回収対象量 〔3〕関東圏におけるスクラップ回収可能時期 以上の試算から、2013~2035 年廃車について試算された、関東圏におけるスクラ ップ回収可能時期を表 2-3-2-2 に示す。 所定量回収可能時期は、15 トン定置溶解炉による 386 トン/月溶解再生を満足する量 のアルミニウム多用車からのアルミニウム回収対象量が見込める場合を除き、2013~ 2017 年(生産登録 2003~2007 年)と推定できる。 表 2-3-2-2 所定量のスクラップが回収可能な時期 ケース1 ケース2 ケース3 1.1倍 1.2倍 2.0倍 17トン/月 2013年 2013年 2013年 2013年 4トン/月 2017年 2017年 2016年 2016年 17トン/月 2013年 2013年 2013年 2013年 129トン/月 2015年 2015年 2015年 2014年 386トン/月 2031年 2027年 2025年 2016年 2025年販売アルミニウム多用車の想定 (販売台数倍率) 回収側から見た時期 ディラー回収 関東25% 解体業回収 3,000台/月 ケース4 EAA ターゲット 4トン回転炉 再生処理側から見た時期 15トン炉 122 2-3-2-4 各工程の想定コストおよびその内容 アルミニム多用車からのアルミニウム板材、押出材(鍛造材を含む)の回収から再 生までのコストを以下のように推定した。 〔1〕解体・回収作業 この工程でのコストはアルミニウムスクラップ取引価格相場の影響を受ける。表 2-3-2-3 に 2004 年 9 月のアルミニウムスクラップの取引問屋の店頭引き取り価格を 示す。 自動車から回収するアルミニウム展伸材は現時点では取引量が少ないことから JIS でもスクラップ種別が設定されていない。 表 2-3-2-3 スクラップ分類 廃サッシ1級 買取り価格 140 アルミニウムスクラップ価格の例 (円/kg) 地金との差 基準 -90 建築物から外され、土やビス、ゴムなど無い状態 廃サッシ2級 70 -160 鉄等のビスや金具が付いているアルミサッシ 自動車部品 (2輪、4輪) アルミ新コロ 136 -94 車から外され解体されたエンジンブロックやピストン - - 機械コロ 111 -119 一品合金 (52S) 印刷板 131 -99 〃 自動車部品などの鋳物。製造業の色々な所で 発生し鉄など不純物の着いてないもの 〃 自動車部品などの鋳物 鉄など不純物が着いている 主として5000系合金 146 -84 使用済みの印刷版用アルミ板 アルミ缶バラ 100 -130 アルミ・ダライ粉 ー ー アルミホイール 100~ ~130 家庭容器 ~105 125~ 回収され、そのまま又は潰された、プレスされてない バラ状のアルミニウム缶 主として切削などにより発生したアルミ粉で、腐食 が無く鉄や切削油など混入の無いもの 車から外され、タイヤの無いもの 1個以上で買います なべ釜類(機械コロ扱い) アルミ新くず2級品 118 -112 工場発生の展伸材くず,1級品に油や紙、ビニール (新くずB カラー) など付着しているもの アルミ新くず1級品 146 -84 工場発生の展伸材くず (新くずA) アルミ純度99.0%以上 注 買取:2004年9月持込買取価格例 地金:2004年9月99.7%アルミニウム新地金平均価格 廃車から取り外したままで、ドアのように鉄部品、電装品、非金属材料の取り付け が多く、さらに塗装されたスクラップは、後工程での処理が必要になるので評価が下 がるので、廃サッシ 2 級相当の価格と推定される。 この工程のコストとしては、保管および回収の効率化によるコスト削減が望まれる。 付属資料 2 に保管回収システムの例を示した。 〔2〕シュレッダー+選別作業 この工程の想定費用には少量の廃棄物(シュレッダーダスト)の処理費を含んで 123 いる。 付属資料 3 にアルミニウム展伸材のシュレッダー+選別コストの推計方法を示し たように 25~30 円/kg と推定される。 〔3〕キルン処理 キルン処理は焙焼による塗装の除去を目的にしており、この工程には 7~20 円/kg と想定した。 キルン処理は加熱工程であり、熱効率からみて次の再溶解工程と連結 することが有利である。UBC(使用済み飲料缶)再溶解処理業者が保有している設備 の外観を写真 2-3-2-3 に示す。 写真 2-3-2-3 ロータリーキルン(下)と廃ガス燃焼炉(上) 〔4〕再生溶解・鋳造 自動車解体業者自身が無人運転を前提とする最新鋭の溶解炉を装備し、自社回収ア ルミニウムスクラップ(エンジンなどダイカスト材が中心)ばかりでなく、自社以外 からも廃エンジンを回収しベースメタルを製造する例、解体業者がアルミニウム再生 業者を買収する例が見られ、ELV からのアルミニウム鋳物およびダイカスト部品回 収・再生システムはほぼ完成している。 アルミニウム鋳物ホイールの例では、ホイールメーカー自身が、銘柄は指定するが、 直接廃ホイールを回収し再度ホイール用合金として再利用する事業を定着させてい る。 アルミニウム多用車から回収するアルミニウム展伸材スクラップの本調査におけ る標準工程では、一次解体→二次解体→シュレッド→選別→キルン処理を経て再生業 に売却される。 溶解・再生・鋳造工程(再生業)への委託溶解費用はヒアリングでは 40 円/kg程 度であるが目標値をやや厳しい 25~30 円/kg と想定した。この目標コストを達成する ためには ①原料の前処理が高度 ②前炉付き溶解炉は連続操業であることから、溶解ロットがある程度纏まっている 124 ③展伸材メーカーが引き取る製品の合金成分規格範囲が広い ④成分調整が不要なベースメタルとして製造する ⑤キルン処理・溶解炉を連結した高能率新溶解システムの開発 などが必要である 以上より、想定した主要工程のコストを図 2-3-2-5 に関係情報と共に示した。 40 kg/円 30 20 20 10 工程名 解体+回収 20 溶解・再生・鋳造 25 ~ 30 ~ キルン処理 7 ~ SRD+選別 25 コスト(円/kg) (新地金価格-160)+解体費 コスト想定 (関連情報) 工程内容 (関東) 処理能力 処理業者 更なる 検討項目 30 ①解体費:3~5円/kg ②解体業→SRD輸送費 試算:12~25円/kg ①想定 ①SRC試算24円/kg ②アルミニウム別処理による機会 損失を織り込むと 25円/kg:400トン/ロット 30円/kg: 90トン/ロット ①ヒアリング 4トン回転炉 40円/kg 15トン溶解炉 37円/kg ①アルミニウム外装部品の取り外 し(1次解体) ②回収率:90% ③SRD業ヘ輸送 ①SRD業への委託処理 ②SRD、風選、磁気選別 ③廃棄物処分 ④キルンへの輸送 ④回収率:90% ①委託処理 ②塗膜焙焼 ③回収率:Ⅹ%(試験中) ①委託溶解 ②合金塊への再生 ③5000/6000ミックス合金 ④展伸メーカーへの輸送 ④歩留:85% ①解体業:現状:1,411社 ②ディーラー:4,800社(店舗) ①SRD:56機 ②アルミニウム換算能力:86トン/ 日 ①処理能力:2.2トン/時間 (52.8トン/日) ①再生業:53工場 ②4トン回転炉:129トン/月 ③15トン溶解炉 :386トン/月 ①ドアなどの二次解体 (5000/6000分離、ハーネス、 電装品、他のアルミニウム合金除 去) ②ニブラ解体によるコストダウン ③プレス塊化による保管・回収 効率向上→貸切ケージの採 用・輸送込み25円/kg ①アルミニウムセパレータ織り込み ①ロータリー・スウエット炉などによ ①再生合金規格想定による、 による、二次解体負荷低減 る、塗膜焙焼/溶解の連結 全工程の点検 (一次解体のままの場合銅、 ②大型炉による大ロット処理→ 鋳物、7000が混入する) コスト・ダウン ③5000/6000分離再生による 付加価値向上 ①ヒアリング 取り外したままのフード 評価50円/kg ①ヒアリング キルン処理後のスクラップ 評価額:90~120円/kg その他 図 2-3-2-5 想定コスト 125 2-3-3 LEV からのアルミニウムスクラップのリサイクルモデル 2―3―3―1 将来のリサイクルモデル 2―3―2で示したように、使用済み自動車(ELV)からアルミニウム展伸材部品 を取り外してマテリアルリサイクルが可能となる時期は回収量に大きく依存し、小量 回収時では予想以上に早く、当初は既存のインフラや産業をできるだけ活用をすべき である。しかし、LEV のうちアルミニウム多用車比率が高くなり、アルミニウム展伸 材スクラップが大量に、かつ安定的に回収される時期には、自動車アルミニウム部品 リサイクルの将来モデルも変化してくると予想される。 図 2-3-3-1 に、2,000~3,000 台/月を処理するELVリサイクル工場(下工程はSR D方式)をモデルとしたアルミニウム部品のリサイクルシステムを示す。 ① アルミニウム多用車を含むELVは解体ライン上でフロンなどの適正処理お よび通常の解体処理を施されるが、その中で予めアルミニウム部品が材質毎に 認知されており、アルミニウム部品は該当工程で外されて鋳物・ダイカスト部 品と展伸材部品とに分別して回収される。ELVの残り部分は更に解体され、 ガラはシュレッダー破砕されて有価金属が選別ラインで抽出される。破砕チッ プ中に存在する僅少のアルミニウム材料は鋳物・ダイカスト材と展伸材とが混 合した形で含まれ、鋳物・ダイカスト品再生ルートに供される。 ② 取り外されたアルミニウム展伸材部品には必要により、手解体や切断、破砕・ 圧潰、選別などの方法で、鉄および有機材料部品などアルミニウム展伸材およ び後工程に有害な材料の除去処理を施す。また、更に必要なら、この段階で適 当な合金分別を行う。 ③ 取り外され、まとめられたアルミニウム展伸材部品は、他の排出元から回収さ れた展伸材部品と共に、「回収・再生処理工場」にてリサイクルされる。展伸材 部品の運送効率を上げるために、必要により排出元の解体工場で運送前にプレ ス塊としてもよい。 ④ 外装部品の塗料は、主として中核工程に示したキルンで焙焼除去する。工場で はアルミニウム部品専用の工程(シュレッド+合金の自動選別、キルン炉、再生 溶解炉)で処理され、ベースメタル又は再生地金に鋳造されて、アルミニウム圧 延工場に納品される。圧延工場では通常の生産方式により自動車用板/押出製品 に再生し自動車メーカーに納品する。なお、溶湯となったスクラップは、不純 物許容限を緩和した溶湯直接圧延ライン(本 PJ で開発中の技術) にて板製品 として再生することも可能である。 このフローが実現するためには、先導するアルミニウム圧延業界の他にディーラー、 解体業、シュレッダー業、再生業、自動車製造業などの協力と各々の役割分担が求め られ、関係業界の連携が今後必須となる。 126 127 図 2-3-3-1 アルミニウム展伸材リサイクルモデルと自動車リサイクルの関連 2―3―3―2 処理圏拡大の可能性 「モノ」を集め、移動し、処理するという「モノ」の流通機構の整備は、 「モノ」を 扱うビジネスの基本項目である。 本調査でのアルミニウム多用車からのアルミニウム展伸材回収対象量は2-3―2 で述べたケース 1、2、3 の場合 2025 年生産・販売車(2035 年廃車)で 1,500~3,000 トン/月(全国)程度と見られる。この全量を全国の解体業者 4,600 社で均等に分散した 場合、解体業者一社あたり 326~652kg/月程度にとどまる。このように量が少ない場 合には、コストをかけて展伸材としてリサイクルするよりも、鋳物・ダイカスト用に リサイクルされる方が経済的である。 アルミニウム多用車以外も含めて 3,000 台/月程度の規模で LEV を回収する解体業 者の場合には 11~20 トン/月のアルミニウム回収対象量であるが、アルミニウム多用車 のみを集中的に 3,000 台/月回収し解体すれば高価格のアルミニウム展伸材スクラッ プを 2003 年販売車(2013 年 ELV)で 46 トン/月、2025 年販売車(2035 年 ELV)で 200 トン/月の回収対象量となる。したがって、アルミニウム展伸材回収・再生事業を 成立させるには、アルミニウム多用車またはアルミニウム展伸材部品を処理拠点に集 中できるほど有利である。 図 2-3-3-2 に、ELV、自動車解体業、アルミニウム再生業、アルミニウム展伸材製 造業、更には自動車製造業の分布から考えた、アルミニウム多用車の拡大回収圏構想 を示す。この程度の拡大圏を考えて回収拠点を設置することで、LEV の回収対象量が 増大し、リサイクル事業が容易となる。 スクラップ量の確保と地域産業の活用 ビジネス圏を関東に留めず東・北日本に拡大する 西日本地域 中国・四国・九州・沖縄 東・北日本地域 北海道・東北・関東・北陸信越 近畿・中部地域 関東圏 図 2-3-3-2 ビジネス圏拡大のイメージ 128 また、自動車リサイクル法の施行に伴って、ELV 引き取り段階で、アルミニウム多 用車の所在情報を把握できるシステムを開発することで、経済的なアルミニウム多用 車集荷輸送システムを構築できる。 2―3―3―3 モデルの成長イメージ ELV からの展伸材からのアルミニウムスクラップのリサイクルは初期の段階では 対象量が少なく、鋳物・ダイカスト材への用途があること、流通網が整備されていな いことなどから当初は小規模であり、アルミニウム多用車が増えるつれ順次拡大して 行くものと思われる。図 2-3-3-3 にモデル成長のイメージを三段階に分けて示す。 (1)開始の当初 2003 年~2007 年販売登録車が ELV になる 2013~2017 年頃には関東圏全体で 150 トン/月程度のアルミニウム展伸材スクラップ回収が見込まれるが、量的にはまだ少な く、アルミニウム展伸材回収ビジネスに参画できる業者は、大手解体業あるいはアル ミニウム多用車を優先回収し展伸材スクラップの販売ルートを確立できる解体業者、 またはより多くの LEV を回収できるディーラーとその系列業者などに限定される。 一定量のスクラップ(90 トン/日程度)を集荷することで、既存のシュレッダー業や 選別業に請負契約で処理を依頼できる。 キルン、再生処理についても既存のインフラを活用するが、キルン処理能力を 50 トン/日と見ると、参画可能な業者は極めて限定される。 ビジネスの初期段階では、経験的に「モノ」としての情報網、流通網が形成される とともに、解体から再生溶解および展伸材への再利用までの全工程に渡って、作業改 善、「モノ」受け渡し技術条件・規格などが整備されていき、自動車アルミニウム展 伸材リサイクルに合う姿が試行錯誤される。 一方では、鋳物・ダイカスト用スクラップ市場用としての需要が大きいので、展伸 材メーカーによる積極的なスクラップ買取りも必要である。 (2)成長途上 初期段階で事業モデルが成立し、その後アルミニウム多用車の ELV が増加した場合 には参入企業が増加するだけでなく、解体・回収・SRD・選別といった工程一貫化を 指向する企業においては、図 2-3-3-1 に示すように、アルミニウム分離選別装置の自 社装備化や自動車塗装除去専用キルン、キルン/溶解炉連続ラインなどへの設備投資も 経済的に可能と見られる。 一方で、スクラップの引き取りから再生工程までの処理能力をバランスさせるため に、処理拠点絡みの企業グループ形成も進行する。この時期を、アルミニウム展伸材 129 スクラップ回収対象量が 300~400 トン/月と想定すると、2025 年前後と推定できる。 処理圏の拡大および EAA ターゲットアルミニウム多用車の増加によって、処理規模 はさらに拡大する。 引取業 解体・回収業 キルン SRD+選別業 再生業 既存のインフラを活用し「委託処理」を行う 開始の当初 キャン用キルン 4トン炉 各業界の「能力が異なる」ため、複数の引取業や解体業が回収した自動車アルミスクラップ を既存SRD業が集中的に破砕し、キルン業者を経て再生業で再生溶解する キャン用キルン 4~15トン炉 成長途上 解体・回収・SRD・選別一貫 専用キルン キルン・溶解連続炉 引取業や解体業の参入が拡大し、解体・回収・SRD・選別一貫、キルン・溶解連続炉が出現 キャン用キルン 4~15トン炉 解体・回収・SRD・選別一貫 専用キルン 将来の姿 キルン・溶解連続炉 解体~再生一貫 解体~再生までの一貫処理形態が出現 アルミニウム合金分別ラインが実用化 図 2-3-3-3 モデルの成長イメージ (3)将来の姿 2035 年廃車の想定では関東でのスクラップ回収可能量は 500~800 トン/月である が、EAA ターゲット車が実現すると、10,000 トン/月にも拡大する。 130 各工程のバランスがとれた解体から再生までの一貫形態の出現と安定稼動が期待 される。 一貫処理では、安価で高性能、高速操業型のアルミニウム合金分別機が実現するこ とにより、アルミニウム展伸材回収のための解体および二次処理などが省略され、低 コストで高品質の再生アルミニウムが生産される「理想的な処理工程」の実現も期待 される。 2―3―3―4 2035 年の姿 2035 年における、解体から再生までの処理能力と負荷バランスを試算した(試算方 法の詳 細は付属資料 1 に示す)。 [1] 解体処理工程 図 2-3-3-4 に各廃車年における ELV の平均アルミニウム使用量を、図 2-3-3-5 に同 じく全国アルミニウム多用車の解体台数を示す。関東圏においては図 2-3-3-6 に示す 解体台数になる。 本調査では、関東における解体対象のアルミニウム多用車からのアルミニウムスク ラップ回収のうち 25%をディーラーあるいは系列の解体業者によると想定した場合の 処理台数を図 2-3-3-7 に示す。 kg/台 80 70 50 40 30 20 10 廃車年 図 2-3-3-4 ケース 1,2,3 におけるアルミニウム多用車のアルミニウム使用量 131 20 36 20 34 20 32 20 30 20 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 18 20 16 20 14 0 20 12 アルミニウム使用量 60 千台/年 800 全国解体アルミニウム多用車 ケース4:EAAターゲット 600 ケース3:多用車2.0倍 400 ケース4:多用車1.5倍 ケース4:EAAターゲット ケース4:多用車1.1倍 200 36 20 34 20 32 20 30 20 28 20 20 26 24 20 22 20 20 20 18 20 14 16 20 20 20 12 0 廃車年 図 2-3-3-5 ケース 1,2,3,4 における全国アルミニウム多用車台数(解体台数) 千 千台/月 14 ケース3:多用車2.0倍 10 ケース2:多用車1.5倍 8 ケース2:多用車1.1倍 6 廃車年 図 2-3-3-6 ケース 1,2,3 における関東アルミニウム多用車台数(解体台数) 132 20 36 20 34 20 32 20 30 20 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 18 20 16 20 14 4 20 12 関東解体アルミニウム多用車 12 千台/月 4 3 ディーラー解体台数 ケース3:アルミ多用車2.0倍 3 ケース2:アルミ多用車1.5倍 2 ケース1:アルミ多用車1.1倍 2 36 20 34 20 32 20 30 20 28 20 20 26 24 20 22 20 20 20 18 20 16 20 14 20 20 12 1 廃車年 図 2-3-3-7 ケース 1,2,3 における関東ディーラー多用車台数(解体台数) 関東アルミニウム回収対象量、関東アルミニウム多用車台数を 2035 年工程負荷と してまとめた結果を表 2-3-3-1 に示す。解体・回収については 3,000 台/月のアルミ ニウム多用車を処理した場合に 200 トン/月のアルミニウムスクラップを回収できる ので、3,000 台/月の解体能力で計算すると、2035 年には解体ラインが 2~4 程度必要 になる。 [2] シュレッダー工程、キルン工程、溶解工程 シュレッダー以降の処理能力は図 2-3-2-5 に示してあるが、シュレッダー+選別、 キルンラインとも 1 ラインで、2035 年ケース 3 のアルミニウム回収量:843 トン/月 の処理能力がある。シュレッダー+選別工程では、関東圏以外からも能力の 50%程度、 キルンでは同じく 20%程度回収するとして、現状設備並の「アルミニウム専用ライン を設置」しても、ほぼフル稼働となる。ケース 1 では規模を縮小することになり、溶 解炉 1 基では能力不足と推定される。 溶解・再生・鋳造について、関東圏におけるアルミニウム回収量と、4 トン炉およ び 15 トン炉の必要基数との関係をケース 1 および 3 について試算した結果を、図 2-3-3-8、図 2-3-3-9 に示す。図で関東圏回収と整備業回収(関東の 75%)との差は ディーラー回収分に相当する。 2035 年にケース 1 の場合には 4 トン炉で全量処理する場合に 4 基、15 トン炉では 2 基稼働の負荷となり、ケース 3 の場合には、4 トン炉で全量処理する場合に 7 基、 15 トン炉で 3 基フル稼働となる。 ケース 3 として、関東圏において既存設備をアルミニウム専用で運転する際の各工 133 程への負荷を試算した結果を表 2-3-3-2 に示す。前記の関東圏外分は余力と表現した。 実際には、スクラップ回収量、流通、合金品種など複雑な要因によって様々な形態を とる。 134 表 2-3-3-1 2035 年関東における工程負荷と各工程処理能力 2035年工程負荷 解体・回収能力 解体 ケース1: 6,837台/月 ケース2: 9,324台/月 ケース3:12,431台/月 200トン/月/社 アルミ(板+押出)回収 (3,000台/月の解体業) ケース1:463トン/月 ケース2:632トン/月 ケース3:843トン/月 (SRD+選別)能力 キルン処理能力 溶解・再生・鋳造能力 86トン/日/基 52.8トン/日/基 4トン炉:7トン/日/基 15トン炉:20トン/日/基 1,806トン/月/基 1,108トン/月/基 4トン炉:129トン/月/基 15トン炉:386トン/月/基 表 2-3-3-2 2035 年ケース 3 到達の際の関東における各工程の負荷 2035年工程負荷 アルミ多用車解体 12,000台/月 解体・回収 SRD+選別 アルミ(板+押出)回収 解体業:4社 能力:1,800トン/月 900トン/月 (3,000台/月の解体業) (余力:900トン/月) キルン処理 溶解・再生・鋳造 能力:1,100トン/月 (余力:200トン/月) 4トン炉:1基:130トン/月 15トン炉:2基:770トン/月 基 トン/月 1,000 20 18 16 800 10 400 関東回収計 8 整備業回収計 6 4トン炉 4 15トン炉 2 200 20 36 20 34 20 32 20 30 20 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 18 20 16 0 20 14 0 廃車年 図 2-3-3-8 ケース 1 における関東アルミニウム回収量と必要溶解炉基数 135 溶解炉基数 12 600 20 12 回収対象量 14 トン/月 基 1,000 20 18 800 16 12 10 整備業回収計 400 8 6 200 4トン炉 4 15トン炉 2 20 36 20 34 20 32 20 30 20 28 20 26 20 24 20 22 20 20 20 18 20 16 0 20 14 0 廃車年 図 2-3-3-9 ケース 3 における関東アルミニウム回収量と必要溶解炉基数 136 溶解炉基数 14 600 20 12 回収対象量 関東回収計 2-3-4 スクラップリサイクル促進策の検討 〔1〕ビジネス開始初期における課題 表 2-3-4-1 に、展伸材回収・再利用ビジネス開始初期の各処理工程または担当業界 が回収量拡大、品質向上、低コストを実現するために想定される課題を示す。展伸材 回収対象車両を確実に捕捉することによる量の確保、現状技術・設備による少量低コ スト処理を想定している。本調査では、5000 系と 6000 系合金の混合回収までは目処 をつけているが、展伸材メーカーがこの再生材を受け入れる必要がある。 自動車メーカーから、アルミニウム多用車毎のアルミニウム部品とその材質明細が 開示され、更にアルミニウム多用車の ELV の存在場所が開示されることによって、地 域毎の回収対象量およびその地域における最適な回収流通網の構築および地域圏の各 処理工程の仕事量の詳細な推定が可能となり、モデル設計や稼動精度は向上する。 表 2-3-4-1 ビジネス開始初期における課題 処理工程 引取 (ディーラーによる解体) 解体・回収 2015年頃までに整備(斜体はキイテクノロジー ) 回収量拡大 品質向上 コスト低減 ①アルミニウム多用車捕捉 ①アルミニウム部品優先取外 ①解体・保管・輸送コスト低減 ②回収部品捕捉 ①アルミニウム多用車捕捉 ②回収部品捕捉 ①少量アルミニウム処理 ①アルミニウム部優先取外 ①低コスト解体・回収ライン ②二次解体:アルミニウム回収 ②保管・輸送コスト低減 ③アルミニウム合金種別分別 ①アルミニウム選別機活用 ①少量処理コスト低減 ①少量アルミニウム処理 ①塗膜除去技術確立 ①少量処理コスト低減 ②再生溶解との連結 ①少量アルミニウム処理 ①展伸材再生技術 ①少量処理コスト低減 ①受け入れ規格提示 ①アップグレード技術適用拡大 ①ベースメタル多用技術 破砕(SRD)・選別 塗装除去(キルン焙焼) 再生溶解 アルミニウム展伸材製造 ②ベースメタル受け入れ ①アルミニウム部品情報開示 自動車製造 全般・共同 ①回収対象の分布の把握 ②流通網の構築 ①想定コストの精度向上 〔2〕将来に向けての課題と施策 表 2-3-4-2 にアルミニウム多用車からのアルミニウム展伸材回収・再生ビジネスを 促進するために必要な将来の施策、技術開発項目を示す。 137 表 2-3-4-2 将来のビジネス展開への課題 ビジネス活性化への施策・技術開発(斜体はキイテクノロジー ) 処理工程 引取 (ディーラーによる解体) 解体・回収 破砕(SRD)・選別 塗装除去(キルン焙焼) 【拠点処理によるコストダウン・設備能力向上・技術開発力向上】 ①処理量拡大 ②アルミニウム解体・回収・破砕・選別一貫 解体・回収ノウハウの蓄積に加え、アルミニウム展 伸材の一番大きなハードルである、合金種分 ③先進合金分別技術 別の装置化を実現し、低コスト・高品質回収シ ステムを実現する。 【一貫処理による設備能力・技術開発力向上】 ①塗装・鉄除去一貫ライン 塗装除去・鉄部品除去・精製・鋳造の一貫 化を行ない、コストダウンと展伸材スクラップから 展伸材へのリサイクル量を拡大する。 ②アップグレード活用 ③押出しビレット製造 再生溶解 【リサイクル材受け入れ拡大のための技術開発】 リサイクル性拡大の障害となる合金分別回収コ スト低減のため、合金統合、不純物許容限 の拡大を実現するとともに、再生業一貫生 産ビレットを活用する。1.5次製品には合金識 ④再生ビレット購入 別マークを付ける。高Si、Fe展伸合金の開発 ⑤1.5次製品合金マーキング は展伸メーカーによるスクラップ再生材受け入れ ⑥溶湯圧延実現 量を拡大する。 ①合金統合、添加物統合 ②合金コンパチビりティ拡大 ③不純物許容限拡大、高Si、Fe展伸 アルミニウム展伸材製造 合金の開発 自動車製造 【リサイクル工程簡易化のための技術開発】 ①展伸材部品表示・開示 解体・回収・合金分別作業簡素化、回収量 ②合金統合/一体化 拡大のため合金情報表示または開示システム ③易解体締結 を構築する。 ④表面処理工夫、廃止 回収・分別工程能力を勘案した合金統合・ 締結構造を実現する。 【リサイクル円滑化のためのコンソーシアム】 ①リサイクルのプレイヤー達の情報交換 ②リサイクル促進のための規格整備 全般・共同 ③リサイクル促進のための技術開発 プレイヤーのコンソーシアムにより、スクラップ流通促 進のための規格整備、技術開発課題抽出を 行う。 プレイヤー共通課題については横・縦断の共 同研究を実施し技術の実用化を促進する。 ①合金統合、添加物統合 アルミニウム展伸材リサイクルビジネスを先導する展伸材メーカーが自動車業 界と協力してリサイクル関連業者に対してのハードルを下げるために、合金統合、 添加物統合は中・長期的に取組む課題である ②合金コンパチビリティ拡大 製造プロセスにおけるアルミニウム合金の改質技術活用などによる合金成分 規格範囲の拡大は、リサイクル工程でのアルミニウム合金混合を許容するた め、リサイクル工程を単純化する効果がある ③不純物許容限拡大、高 Si、Fe 展伸合金の開発 低コストリサイクルビジネスは不純物許容限の拡大、さらにはある程度の鉄部品 およびダイカスト材の混入を歓迎する合金を展伸材メーカーが開発することによ り実現する ④易解体締結 自動車の信頼性と製造コストが両立する易解体構造とその締結構造の開発は、解 138 体作業などリサイクル工程の単純化およびコストの低減と共に、鉄などによる汚染 を嫌うアルミニウム展伸材のリサイクル性を向上することになる ⑤先進合金選別技術 取り外したアルミニウム部品のリサイクル処理において、安価で高性能、高速型 のアルミニウム合金種別選別装置の SRD(Shredder)+選別ラインへの組み込み の実現は ELV からの展伸材回収における大抵の問題を解決する可能性がある。ただ 環境保全上、これのみに頼ることは望ましくない。多材の混合破砕を行う ELV のシ ュレッダー工程からのアルミニウムスクラップの回収については、欧米ではこの関 連の技術開発も行われている。 ⑥塗装・鉄除去・溶解一貫ライン 熱エネルギーの効率的活用の見地から、熱を利用する工程は将来一貫化するべき 対象である ⑦リサイクル促進のための規格の整備 「モノ」の移動は需要と供給の関係で決まるが、各工程間でどのような「モノ」 を受け渡せばよいかが決まらないとスムーズに動かない。「モノ」を動かすための 規格、施策、技術・設備の開発項目などの課題を関係プレイヤーの協働により抽出 し制定および開発するための活動が必要である。 139 付属資料1 スクラップの回収量などの計算の考え方と計算結果 表 1 本文に用いた数値の計算の考え方(例:ケース1) この間の任意の年 販売・登録年 2003 2004 1 販売登録の10年後 廃車年 2013 2014 2 販売(台/年) 22,571 48,608 3 板(kg/台) 8.8 10.6 この間直線的に変化するとしてアルミニウム多用の高級・ 4 押出(kg/台) 14.2 15.7 上級・大型車について販売ベースで計算 5 高級・上級・大 鋳物など(kg/台) 186.0 186.0 6 型販売 板(トン/年) 7 販売台数×板、押出、鋳物等使用量から計算 押出(トン/年) 8 鋳物など(トン/年) 9 販売(台/年) 100,694 92,894 10 板(kg/台) 6.4 7.7 この間直線的に変化するとしてアルミニウム多用の中型販 11 押出(kg/台) 10.3 11.4 売車について販売ベースで計算 12 中型販売 鋳物など(kg/台) 137.0 137.0 13 板(トン/年) 14 販売台数×板、押出、鋳物等使用量から計算 押出(トン/年) 15 鋳物など(トン/年) 16 販売(台/年) 100,791 145,672 17 板(kg/台) 6.8 8.2 この間直線的に変化するとしてアルミニウム多用の小型・ 18 押出(kg/台) 6.1 6.8 大衆販売車について販売ベースで計算 19 66.7 66.7 20 小型・大衆販売 鋳物など(kg/台) 板(トン/年) 21 販売台数×板、押出、鋳物等使用量から計算 押出(トン/年) 22 鋳物など(トン/年) 23 販売台/年 147 48 24 板(kg/台) 5.6 6.7 この間直線的に変化するとしてアルミニウム多用のリッター 25 押出(kg/台) 5.3 5.9 カー/軽ベース車について販売ベースで計算 26 リッターカー/軽ベー 鋳物など(kg/台) 60.4 60.4 27 ス販売 板(トン/年) 28 販売台数×板、押出、鋳物等使用量から計算 押出(トン/年) 29 鋳物など(トン/年) 30 販売台/年 10,841 10,841 31 板(kg/台) 4.7 5.6 この間直線的に変化するとしてアルミニウム多用の軽乗用 32 押出(kg/台) 4.3 4.8 車について販売ベースで計算 33 軽 乗用 鋳物など(kg/台) 25.8 25.8 34 販売 板(トン/年) 35 販売台数×板、押出、鋳物等使用量から計算 押出(トン/年) 36 鋳物など(トン/年) 37 販売台/年 38 39 全国販売計 板(トン/年) アルミニウム多用車格別販売ベースの総和 押出(トン/年) 40 鋳物など(トン/年) 41 42 43 アルミ多用車 (板+押出) アルミ多用車 全国解体 アルミ多用車 関東解体 全国解体 (板+押出) 全国解体 (鋳・ダイ・鍛) kg/台 アルミニウム多用車の算術平均アルミニウム(板+押出)使用量 台/年 車格別アルミニウム多用車国内解体台数の総和 2025 2035 53,469 47.5 48.0 186.0 102,183 34.6 34.8 137.0 160,239 36.7 20.6 66.7 53 30.2 17.9 60.4 11,925 25.4 14.5 25.8 台/年 44 車格別アルミニウム多用車関東解体台数の総和 台/月 45 トン/年 46 車格別国内解体アルミニウム多用車のアルミニウム(板+押出)使用量の総和 トン/月 47 トン/年 48 車格別国内解体アルミニウム多用車のアルミニウム(鋳物・ダイカスト・鍛造)使用量の総和 トン/月 49 トン/年 50 全国解体計 車格別国内解体アルミニウム多用車のアルミニウム(板+押出)+(鋳物・ダイカスト・鍛造)使用量 トン/月 51 トン/年 関東解体 52 車格別関東解体アルミニウム多用車のアルミニウム(板+押出)使用量の総和 トン/月 53 (板+押出) トン/年 関東解体 54 車格別国内解体アルミニウム多用車のアルミニウム(鋳物・ダイカスト・鍛造)使用量の総和 トン/月 55 (鋳・ダイ・鍛) トン/年 56 関東解体計 格別関東解体アルミニウム多用車のアルミニウム(板+押出)+(鋳物・ダイカスト・鍛造)使用量の総 トン/月 57 台/月 58 ディーラー回収 アルミ多用車関東解体アルミニウム多用車の台数と(板+押出)量のうち全ディーラー回収分 トン/月(25%関東) 59 (板+押出) 台/月 整備業回収 60 アルミ多用車関東解体アルミニウム多用車の台数と(板+押出)量のうち全整備業回収分 61 (板+押出) トン/月(75%関東) 62 63 64 65 66 67 解体業処理 (板+押出) 拠点回収 (板+押出) 4トン炉能力 129トン/月 15トン炉能力 386トン/月 トン/月/3,000台 解体業が3,000台解体する内のアルミ多用車からの(板+押出)回収量 トン/月/3,000台 解体業がアルミ多用車を3,000台解体するときの(板+押出)回収量 稼働率 必要基数 稼働率 必要基数 関東解体(板+押出)回収アルミニウムを4トン炉1基で処理するとしたときの稼働率と必要基 関東解体(板+押出)回収アルミニウムを15トン炉1基で処理するとしたときの稼働率と必要基 140 表 2 本文に用いた数値の計算式(例:ケース1) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 販売・登録年 廃車年 販売(台/年) 板(kg/台) 押出(kg/台) 高級・上級・大 鋳物など(kg/台) 型販売 板(トン/年) 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 販売(台/年) 板(kg/台) 押出(kg/台) 中型販売 鋳物など(kg/台) 板(トン/年) 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 販売(台/年) 板(kg/台) 押出(kg/台) 小型・大衆販売 鋳物など(kg/台) 板(トン/年) 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 販売台/年 板(kg/台) 押出(kg/台) リッターカー/軽ベー 鋳物など(kg/台) ス販売 板(トン/年) 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 販売台/年 板(kg/台) 押出(kg/台) 軽 乗用 鋳物など(kg/台) 販売 板(トン/年) 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 販売台/年 板(トン/年) 全国販売計 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) アルミ多用車 kg/台 (板+押出) アルミ多用車 台/年 全国解体 台/年 アルミ多用車 関東解体 台/月 トン/年 全国解体 (板+押出) トン/月 トン/年 全国解体 (鋳・ダイ・鍛) トン/月 トン/年 全国解体計 トン/月 トン/年 関東解体 (板+押出) トン/月 トン/年 関東解体 (鋳・ダイ・鍛) トン/月 トン/年 関東解体計 トン/月 台/月 ディーラー回収 (板+押出) トン/月(25%関東) 台/月 整備業回収 (板+押出) トン/月(75%関東) 解体業処理 トン/月/3,000台 (板+押出) 拠点回収 (板+押出) 4トン炉能力 129トン/月 15トン炉能力 386トン/月 トン/月/3,000台 2003 2013 22,571 8.8 14.2 186.0 2004 2014 48,608 10.6 15.7 186.0 100,694 6.4 10.3 137.0 92,894 7.7 11.4 137.0 100,791 145,672 6.8 8.2 6.1 6.8 66.7 66.7 147 5.6 5.3 60.4 48 6.7 5.9 60.4 10,841 4.7 4.3 25.8 10,841 5.6 4.8 25.8 この間の任意の年 販売登録の10年後 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間変化しない 販売台数×板材使用量 販売台数×押出材使用量 販売台数×鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間変化しない 販売台数×板材使用量 販売台数×押出材使用量 販売台数×鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間変化しない 販売台数×板材使用量 販売台数×押出材使用量 販売台数×鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間変化しない 販売台数×板材使用量 販売台数×押出材使用量 販売台数×鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間直線的に増加 この間変化しない 販売台数×板材使用量 販売台数×押出材使用量 販売台数×鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量 販売台数総和 車格別板材使用量の総和 車格別押出材使用量の総和 車格別鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量の総和 2025 2035 53,469 47.5 48.0 186.0 102,183 34.6 34.8 137.0 160,239 36.7 20.6 66.7 53 30.2 17.9 60.4 11,925 25.4 14.5 25.8 (板材+押出材)使用量総和÷販売台数の総和 車格別販売台数×国内解体率の総和/年 アルミ多用車全国解体台数×0.293/年 アルミ多用車関東解体台数/月 車格別販売×(板材+押出材)使用量×国内解体率の総和/年 車格別販売×(板材+押出材)使用量×国内解体率の総和/月 車格別販売×鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量×国内解体率の総和/年 車格別販売×鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量×国内解体率の総和/月 車格別販売×(板材+押出材+鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量)×国内解体率の総和/年 車格別販売×(板材+押出材+鋳物・ダイカスト・鍛造材使用量)×国内解体率の総和/年 全国解体(板+押出)×関東シエア(0.293)/年 全国解体(板+押出)×関東シエア(0.293)/月 全国解体(鋳・ダイ・鍛)×関東シエア(0.293)/年 全国解体(鋳・ダイ・鍛)×関東シエア(0.293)/月 (関東解体(板+押出)+関東解体(鋳・ダイ・鍛))/年 (関東解体(板+押出)+関東解体(鋳・ダイ・鍛))/月 アルミ多用車関東解体台数×0.25/月 全廃車アルミニウム平均使用量×国内自動車総解体台数×関東シエア×ディーラーシエア アルミ多用車関東解体台数×0.75/月 全廃車アルミニウム平均使用量×国内自動車総解体台数×関東シエア×整備業シエア 全廃車アルミニウム平均使用量×3,000台 アルミニウム多用車(板+押出)×3,000台 関東解体(板+押出)/4トン炉能力/月 稼働率 関東解体(板+押出)を処理するのに必要な4トン炉基数 必要基数 関東解体(板+押出)/15トン炉能力/月 稼働率 関東解体(板+押出)を処理するのに必要な15トン炉基数 必要基数 注1.全てアルミニウム多用車の台数、アルミニウム使用量である 注2.全廃車アルミニウム平均使用量=アルミニウム多用車(板+押出)÷国内自動車総解体台数 注3.国内自動車総解体台数=5,270,100台 注4.関東シエア=0.293、ディーラーシエア=0.25 141 142 63 64 65 66 67 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 1,037 板(kg/台) 販売(台/年) 60.4 0 60.4 1 押出(kg/台) 15トン炉能力 386トン/月 4トン炉能力 129トン/月 解体業回収 (板+押出) 拠点回収 (板+押出) 整備業回収 (板+押出) ディーラー回収 (板+押出) 関東解体計 関東解体 (鋳・ダイ・鍛) 関東解体 (板+押出) 全国解体計 全国解体 (鋳・ダイ・鍛) 全国解体 (板+押出) アルミ多用車 関東解体 アルミ多用車 (板+押出) アルミ多用車 全国解体 全国販売計 軽 乗用 販売 4.7 4.3 押出(kg/台) 1,580 2,020 押出(トン/年) 4,922 3,130 261 21,724 1,810 24,854 2,071 917 76 6,365 530 7,282 607 1,231 台/月 トン/月 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 台/月 1 必要基数 1 0.3 1 0.9 1 0.2 稼働率 0.6 必要基数 稼働率 3 85 4,662 28 1,554 54 2 57 3,692 783 9,400 670 8,038 113 1,362 2,673 32,081 2,286 27,433 387 4,648 6,216 74,588 254,567 17.9 31,766 2,862 2,477 298,063 280 52 61 25.8 4.8 5.6 10,841 3 0 6.7 46 トン/月/3000台 トン/月/3000台 トン/月(75%関東) 台/月 19 59,065 台/年 トン/年 トン/月(25%関東) 201,586 15.3 台/年 kg/台 25,005 板(トン/年) 鋳物など(トン/年) 235,044 販売台/年 280 47 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 51 板(トン/年) 25.8 板(kg/台) 鋳物など(kg/台) 10,841 9 鋳物など(トン/年) 販売台/年 1 押出(トン/年) リッターカー/軽 鋳物など(kg/台) ベース販売 板(トン/年) 5.9 5.6 5.3 板(kg/台) 48 147 販売台/年 9,716 985 1,189 615 685 6,723 鋳物など(トン/年) 押出(トン/年) 8.2 6.8 66.7 6.8 6.1 66.7 145,672 12,726 1,060 714 137.0 11.4 7.7 92,894 9,041 100,791 13,795 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 644 板(トン/年) 137.0 10.3 鋳物など(kg/台) 押出(kg/台) 押出(kg/台) 小型・大衆販 鋳物など(kg/台) 売 板(トン/年) 中型販売 6.4 100,694 板(kg/台) 販売(台/年) 4,198 765 513 199 鋳物など(トン/年) 押出(トン/年) 321 186.0 186.0 高級・上級・ 鋳物など(kg/台) 大型販売 板(トン/年) 10.6 15.7 8.8 14.2 48,608 2004 2014 押出(kg/台) 22,571 2003 2013 板(kg/台) 販売(台/年) 登録年 廃車年 1 0.3 1 1.0 61 3 97 4,684 32 1,561 802 9,621 673 8,076 129 1,545 2,736 32,837 2,297 27,564 439 5,273 6,245 74,943 255,779 20.2 31,918 3,156 2,903 299,482 281 57 72 25.8 5.2 6.6 10,893 3 0 0 60.4 6.4 7.8 48 9,763 1,086 1,393 66.7 7.4 9.5 146,366 12,787 1,169 837 137.0 12.5 9.0 93,336 9,084 844 602 186.0 17.3 12.3 48,839 2005 2015 1 0.4 2 1.1 68 3 108 4,706 36 1,569 820 9,844 676 8,114 144 1,730 2,800 33,599 2,308 27,695 492 5,904 6,275 75,298 256,991 22.6 32,069 3,453 3,334 300,902 282 62 82 25.8 5.7 7.5 10,944 3 0 0 60.4 7.0 9.0 48 9,809 1,188 1,600 66.7 8.1 10.9 147,059 12,848 1,279 961 137.0 13.6 10.2 93,779 9,127 923 691 186.0 18.8 14.1 49,071 2006 2016 1 0.4 2 1.2 75 4 120 4,728 40 1,576 839 10,069 679 8,153 160 1,917 2,864 34,366 2,319 27,825 545 6,541 6,304 75,654 258,203 24.9 32,220 3,752 3,768 302,321 284 68 93 25.8 6.2 8.5 10,996 3 0 0 60.4 7.6 10.1 49 9,855 1,291 1,808 66.7 8.7 12.2 147,753 12,908 1,390 1,086 137.0 14.8 11.5 94,221 9,170 1,003 781 186.0 20.3 15.8 49,302 2007 2017 1 0.5 2 1.4 82 4 132 4,751 44 1,584 858 10,296 683 8,191 175 2,105 2,928 35,139 2,330 27,956 599 7,183 6,334 76,009 259,416 27.2 32,372 4,054 4,207 303,740 285 73 104 25.8 6.6 9.4 11,047 3 0 1 60.4 8.2 11.2 49 9,901 1,395 2,018 66.7 9.4 13.6 148,447 12,969 1,502 1,213 137.0 15.9 12.8 94,663 9,213 1,084 872 186.0 21.9 17.6 49,534 2008 2018 1 0.5 2 1.5 89 4 143 4,773 47 1,591 877 10,524 686 8,229 191 2,295 2,993 35,918 2,341 28,086 653 7,832 6,364 76,364 260,628 29.5 32,523 4,359 4,649 305,160 286 79 115 25.8 7.1 10.3 11,099 3 0 1 60.4 8.7 12.3 49 9,948 1,500 2,230 66.7 10.1 15.0 149,140 13,029 1,615 1,340 137.0 17.0 14.1 95,106 9,256 1,165 963 186.0 23.4 19.4 49,765 2009 2019 1 0.5 2 1.6 96 5 155 4,795 51 1,598 896 10,754 689 8,268 207 2,486 3,059 36,703 2,351 28,217 707 8,486 6,393 76,719 261,840 31.8 32,674 4,666 5,095 306,579 288 84 126 25.8 7.5 11.3 11,151 3 0 1 60.4 9.3 13.4 49 9,994 1,605 2,444 66.7 10.7 16.3 149,834 13,090 1,729 1,469 137.0 18.1 15.4 95,548 9,299 1,248 1,056 186.0 25.0 21.1 49,997 2010 2020 1 0.6 2 1.7 102 5 167 4,817 55 1,606 915 10,985 692 8,306 223 2,680 3,124 37,493 2,362 28,348 762 9,145 6,423 77,074 263,052 34.2 32,825 4,977 5,545 307,998 289 90 137 25.8 8.0 12.2 11,202 3 0 1 60.4 9.9 14.5 50 10,040 1,712 2,660 66.7 11.4 17.7 150,528 13,151 1,844 1,599 137.0 19.2 16.7 95,990 9,342 1,331 1,149 186.0 26.5 22.9 50,228 2011 2021 1 0.6 2 1.9 109 6 180 4,839 59 1,613 935 11,219 695 8,344 240 2,875 3,191 38,289 2,373 28,478 818 9,811 6,452 77,430 264,265 36.5 32,977 5,289 6,000 309,418 290 95 148 25.8 8.5 13.2 11,254 3 1 1 60.4 10.5 15.7 50 10,086 1,819 2,878 66.7 12.0 19.0 151,221 13,211 1,960 1,730 137.0 20.3 17.9 96,433 9,386 1,414 1,243 186.0 28.0 24.6 50,460 2012 2022 1 0.7 2 2.0 116 6 192 4,862 64 1,621 954 11,454 699 8,382 256 3,071 3,258 39,091 2,384 28,609 873 10,482 6,482 77,785 265,477 38.8 33,128 5,605 6,458 310,837 292 101 160 25.8 8.9 14.1 11,306 3 1 1 60.4 11.0 16.8 50 10,133 1,928 3,098 66.7 12.7 20.4 151,915 13,272 2,077 1,862 137.0 21.4 19.2 96,875 9,429 1,499 1,338 186.0 29.6 26.4 50,691 2013 2023 1 0.7 2 2.1 123 6 204 4,884 68 1,628 974 11,690 702 8,421 272 3,269 3,325 39,898 2,395 28,740 930 11,158 6,512 78,140 266,689 41.1 33,279 5,923 6,920 312,256 293 107 171 25.8 9.4 15.1 11,357 3 1 1 60.4 11.6 17.9 50 10,179 2,037 3,319 66.7 13.4 21.8 152,609 13,332 2,195 1,995 137.0 22.6 20.5 97,317 9,472 1,584 1,433 186.0 31.1 28.2 50,923 2014 2024 1 0.7 2 2.2 130 7 217 4,906 72 1,635 994 11,928 705 8,459 289 3,469 3,393 40,711 2,406 28,870 987 11,841 6,541 78,495 267,901 43.4 33,430 6,244 7,385 313,676 294 113 182 25.8 9.9 16.0 11,409 3 1 1 60.4 12.2 19.0 51 10,225 2,148 3,543 66.7 14.0 23.1 153,302 13,393 2,313 2,129 137.0 23.7 21.8 97,760 9,515 1,669 1,530 186.0 32.6 29.9 51,154 2015 2025 表3 ケース1(2025年アルミ多用車率 現状の1.1倍)の計算書 1 0.8 3 2.4 137 7 229 4,928 76 1,643 1,014 12,168 708 8,497 306 3,671 3,461 41,530 2,417 29,001 1,044 12,529 6,571 78,850 269,113 45.8 33,582 6,567 7,855 315,095 296 118 194 25.8 10.3 16.9 11,460 3 1 1 60.4 12.7 20.1 51 10,272 2,259 3,768 66.7 14.7 24.5 153,996 13,454 2,433 2,265 137.0 24.8 23.1 98,202 9,558 1,756 1,627 186.0 34.2 31.7 51,386 2016 2026 1 0.8 3 2.5 144 8 242 4,950 80 1,650 1,034 12,410 711 8,536 323 3,874 3,530 42,355 2,428 29,131 1,102 13,223 6,600 79,205 270,326 48.1 33,733 6,893 8,329 316,514 297 124 206 25.8 10.8 17.9 11,512 3 1 1 60.4 13.3 21.3 51 10,318 2,371 3,995 66.7 15.3 25.8 154,690 13,514 2,554 2,402 137.0 25.9 24.3 98,644 9,601 1,843 1,725 186.0 35.7 33.4 51,617 2017 2027 1 0.9 3 2.6 151 8 255 4,973 84 1,658 1,054 12,653 714 8,574 340 4,079 3,599 43,185 2,439 29,262 1,160 13,923 6,630 79,561 271,538 50.4 33,884 7,222 8,807 317,934 298 130 218 25.8 11.3 18.8 11,564 3 1 1 60.4 13.9 22.4 51 10,364 2,484 4,224 66.7 16.0 27.2 155,383 13,575 2,676 2,539 137.0 27.0 25.6 99,087 9,644 1,931 1,824 186.0 37.2 35.2 51,849 2018 2028 1 0.9 3 2.8 158 8 268 4,995 89 1,665 1,075 12,898 718 8,612 357 4,286 3,668 44,021 2,449 29,393 1,219 14,628 6,660 79,916 272,750 52.7 34,036 7,553 9,288 319,353 300 136 229 25.8 11.7 19.8 11,615 3 1 1 60.4 14.5 23.5 52 10,410 2,598 4,455 66.7 16.6 28.5 156,077 13,635 2,799 2,678 137.0 28.1 26.9 99,529 9,687 2,020 1,924 186.0 38.8 36.9 52,080 2019 2029 2 1.0 3 2.9 165 9 281 5,017 93 1,672 1,095 13,145 721 8,650 375 4,494 3,739 44,863 2,460 29,523 1,278 15,339 6,689 80,271 273,962 55.1 34,187 7,887 9,774 320,772 301 142 241 25.8 12.2 20.7 11,667 3 1 1 60.4 15.0 24.6 52 10,457 2,713 4,688 66.7 17.3 29.9 156,771 13,696 2,922 2,818 137.0 29.2 28.2 99,971 9,730 2,109 2,025 186.0 40.3 38.7 52,312 2020 2030 2 1.0 3 3.0 172 9 294 5,039 97 1,680 1,116 13,393 724 8,689 392 4,704 3,809 45,710 2,471 29,654 1,338 16,056 6,719 80,626 275,174 57.4 34,338 8,224 10,263 322,192 302 148 254 25.8 12.6 21.6 11,719 3 1 1 60.4 15.6 25.7 52 10,503 2,829 4,923 66.7 18.0 31.3 157,464 13,757 3,047 2,959 137.0 30.3 29.5 100,414 9,773 2,199 2,126 186.0 41.9 40.5 52,543 2021 2031 2 1.1 3 3.2 179 10 307 5,061 102 1,687 1,137 13,643 727 8,727 410 4,916 3,880 46,563 2,482 29,785 1,398 16,779 6,748 80,981 276,387 59.7 34,489 8,563 10,757 323,611 304 154 266 25.8 13.1 22.6 11,770 3 1 1 60.4 16.2 26.8 52 10,549 2,945 5,160 66.7 18.6 32.6 158,158 13,817 3,173 3,102 137.0 31.5 30.8 100,856 9,816 2,290 2,228 186.0 43.4 42.2 52,775 2022 2032 2 1.1 3 3.3 186 10 321 5,084 106 1,695 1,158 13,895 730 8,765 427 5,129 3,952 47,422 2,493 29,915 1,459 17,507 6,778 81,336 277,599 62.0 34,641 8,905 11,254 325,030 305 160 278 25.8 13.6 23.5 11,822 3 1 1 60.4 16.8 28.0 53 10,595 3,063 5,398 66.7 19.3 34.0 158,852 13,878 3,300 3,245 137.0 32.6 32.0 101,298 9,859 2,381 2,331 186.0 44.9 44.0 53,006 2023 2033 2 1.2 3 3.5 193 10 334 5,106 111 1,702 1,179 14,148 734 8,803 445 5,345 4,024 48,287 2,504 30,046 1,520 18,241 6,808 81,692 278,811 64.3 34,792 9,250 11,755 326,450 306 167 290 25.8 14.0 24.5 11,873 3 1 2 60.4 17.3 29.1 53 10,642 3,181 5,638 66.7 19.9 35.3 159,545 13,938 3,427 3,390 137.0 33.7 33.3 101,741 9,902 2,474 2,435 186.0 46.5 45.7 53,238 2024 2034 2 1.2 4 3.6 200 11 348 5,128 115 1,709 1,200 14,403 737 8,842 463 5,561 4,096 49,157 2,515 30,177 1,582 18,980 6,837 82,047 280,023 66.7 34,943 9,597 12,261 327,869 308 173 303 25.8 14.5 25.4 11,925 3 1 2 60.4 17.9 30.2 53 10,688 3,301 5,881 66.7 20.6 36.7 160,239 13,999 3,556 3,536 137.0 34.8 34.6 102,183 9,945 2,567 2,540 186.0 48.0 47.5 53,469 2025 2035 143 63 64 65 66 67 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 43 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 6.4 1,037 板(kg/台) 販売(台/年) 5.9 60.4 0 5.6 5.3 60.4 1 押出(kg/台) 4.7 4.3 押出(kg/台) 販売台/年 15トン溶解炉 386トン/月 4トン回転炉 150トン/月 解体業回収 (板+押出) 拠点回収 (板+押出) 整備業回収 (板+押出) ディーラー回収 (板+押出) 関東解体計 関東解体 (鋳・ダイ・鍛) 関東解体 (板+押出) 全国解体計 全国解体 (鋳・ダイ・鍛) 全国解体 (板+押出) アルミ多用車 関東解体 17.9 3,130 261 21,724 1,810 24,854 2,071 917 76 6,365 530 7,282 607 1,231 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 台/月 台/月 1 必要基数 1 0.3 1 0.9 1 0.2 稼働率 0.6 必要基数 稼働率 3 85 4,662 54 2 57 3,692 28 1,554 783 9,400 670 8,038 113 1,362 2,673 32,081 2,286 27,433 387 4,648 6,216 74,588 46 トン/月/3000台 トン/月/3000台 トン/月(75%関東) 19 4,922 トン/月(25%関東) 59,065 台/月 254,567 15.3 201,586 台/年 台/年 2,477 2,862 31,766 1,580 298,063 280 52 61 25.8 4.8 5.6 10,841 3 0 2,020 25,005 235,044 280 47 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 51 板(トン/年) 25.8 板(kg/台) 鋳物など(kg/台) 10,841 9 鋳物など(トン/年) 販売台/年 1 押出(トン/年) 6.7 48 147 9,716 6,723 985 板(kg/台) 615 1,189 685 8.2 6.8 66.7 6.8 6.1 66.7 145,672 12,726 1,060 714 販売台/年 全国販売計 板(トン/年) 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) アルミ多用車 kg/台 (板+押出) アルミ多用車 全国解体 7.7 11.4 137.0 鋳物など(トン/年) 押出(トン/年) 9,041 92,894 100,791 13,795 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 644 板(トン/年) 137.0 10.3 鋳物など(kg/台) 押出(kg/台) リッターカー/軽 鋳物など(kg/台) ベース販売 板(トン/年) 軽 乗用 販売 4,198 100,694 板(kg/台) 押出(kg/台) 小型・大衆販 鋳物など(kg/台) 売 板(トン/年) 中型販売 販売(台/年) 鋳物など(トン/年) 押出(トン/年) 765 513 199 321 186.0 186.0 高級・上級・ 鋳物など(kg/台) 大型販売 板(トン/年) 10.6 15.7 8.8 14.2 48,608 2004 2014 押出(kg/台) 22,571 2003 2013 板(kg/台) 販売(台/年) 登録年 廃車年 1 0.3 1 1.0 61 3 98 4,773 33 1,591 817 9,804 686 8,229 131 1,574 2,788 33,460 2,341 28,086 448 5,373 6,364 76,364 260,628 20.2 3,216 32,523 2,958 305,160 286 58 73 25.8 5.2 6.6 11,099 3 0 0 60.4 6.4 7.8 49 9,948 1,106 1,420 66.7 7.4 9.5 149,140 13,029 1,191 852 137.0 12.5 9.0 95,106 9,256 860 613 186.0 17.3 12.3 49,765 2005 2015 1 0.4 2 1.2 68 3 112 4,884 37 1,628 851 10,216 702 8,421 150 1,795 2,906 34,867 2,395 28,740 511 6,127 6,512 78,140 266,689 22.6 3,583 33,279 3,460 312,257 293 65 85 25.8 5.7 7.5 11,357 3 0 0 60.4 7.0 9.0 50 10,179 1,233 1,660 66.7 8.1 10.9 152,609 13,333 1,327 997 137.0 13.6 10.2 97,318 9,472 958 717 186.0 18.8 14.1 50,923 2006 2016 1 0.4 2 1.3 75 4 127 4,995 42 1,665 886 10,637 718 8,612 169 2,024 3,025 36,302 2,449 29,393 576 6,910 6,660 79,916 272,750 24.9 3,964 34,036 3,981 319,353 300 71 98 25.8 6.2 8.5 11,615 3 0 1 60.4 7.6 10.1 51 10,410 1,364 1,910 66.7 8.7 12.2 156,077 13,636 1,469 1,147 137.0 14.8 11.5 99,529 9,687 1,060 825 186.0 20.3 15.8 52,080 2007 2017 1 0.5 2 1.5 82 4 141 5,106 47 1,702 922 11,066 734 8,803 189 2,262 3,147 37,767 2,504 30,046 643 7,721 6,808 81,692 278,811 27.2 4,357 34,792 4,521 326,450 306 79 112 25.8 6.6 9.4 11,874 3 0 1 60.4 8.2 11.2 53 10,642 1,499 2,169 66.7 9.4 13.6 159,546 13,939 1,614 1,303 137.0 15.9 12.8 101,741 9,902 1,165 937 186.0 21.9 17.6 53,237 2008 2018 1 0.5 2 1.6 89 5 157 5,217 52 1,739 959 11,503 750 8,995 209 2,508 3,272 39,259 2,558 30,699 713 8,560 6,956 83,468 284,873 29.5 4,765 35,548 5,082 333,547 313 86 126 25.8 7.1 10.3 12,132 3 0 1 60.4 8.7 12.3 54 10,873 1,639 2,438 66.7 10.1 15.0 163,014 14,242 1,765 1,465 137.0 17.0 14.1 103,953 10,117 1,274 1,053 186.0 23.4 19.4 54,395 2009 2019 1 0.6 2 1.8 96 5 173 5,328 57 1,776 996 11,949 766 9,186 230 2,763 3,398 40,781 2,613 31,352 786 9,428 7,104 85,244 290,934 31.8 5,185 36,305 5,661 340,644 320 93 140 25.8 7.5 11.3 12,390 3 1 1 60.4 9.3 13.4 55 11,104 1,784 2,716 66.7 10.7 16.3 166,482 14,545 1,921 1,632 137.0 18.1 15.4 106,165 10,333 1,386 1,173 186.0 25.0 21.1 55,552 2010 2020 1 0.7 3 2.0 102 6 189 5,439 63 1,813 1,034 12,403 781 9,378 252 3,025 3,528 42,331 2,667 32,005 860 10,325 7,252 87,019 296,995 34.2 5,619 37,061 6,261 347,740 326 101 155 25.8 8.0 12.2 12,648 3 1 1 60.4 9.9 14.5 56 11,336 1,933 3,003 66.7 11.4 17.7 169,951 14,848 2,082 1,805 137.0 19.2 16.7 108,376 10,548 1,502 1,297 186.0 26.5 22.9 56,709 2011 2021 1 0.7 3 2.1 109 6 206 5,550 68 1,850 1,072 12,865 797 9,569 275 3,296 3,659 43,909 2,722 32,659 938 11,251 7,400 88,795 303,056 36.5 6,066 37,817 6,880 354,837 333 109 170 25.8 8.5 13.2 12,906 3 1 1 60.4 10.5 15.7 57 11,567 2,087 3,300 66.7 12.0 19.0 173,419 15,151 2,247 1,984 137.0 20.3 17.9 110,588 10,763 1,622 1,425 186.0 28.0 24.6 57,867 2012 2022 1 0.8 3 2.3 116 7 223 5,661 74 1,887 1,111 13,336 813 9,760 298 3,576 3,793 45,516 2,776 33,312 1,017 12,205 7,548 90,571 309,117 38.8 6,526 38,574 7,519 361,934 340 118 186 25.8 8.9 14.1 13,164 4 1 1 60.4 11.0 16.8 58 11,798 2,245 3,607 66.7 12.7 20.4 176,887 15,454 2,418 2,168 137.0 21.4 19.2 112,800 10,978 1,745 1,558 186.0 29.6 26.4 59,024 2013 2023 1 0.8 3 2.5 123 8 241 5,772 80 1,924 1,151 13,816 829 9,952 322 3,864 3,929 47,152 2,830 33,965 1,099 13,187 7,696 92,347 315,178 41.1 7,000 39,330 8,178 369,031 346 126 202 25.8 9.4 15.1 13,422 4 1 1 60.4 11.6 17.9 59 12,030 2,408 3,923 66.7 13.4 21.8 180,356 15,757 2,594 2,358 137.0 22.6 20.5 115,012 11,194 1,872 1,694 186.0 31.1 28.2 60,181 2014 2024 1 0.9 3 2.7 130 8 260 5,883 86 1,961 1,192 14,303 845 10,143 347 4,160 4,068 48,817 2,885 34,618 1,183 14,198 7,844 94,123 321,239 43.4 7,487 40,086 8,856 376,127 353 135 219 25.8 9.9 16.0 13,681 4 1 1 60.4 12.2 19.0 61 12,261 2,575 4,248 66.7 14.0 23.1 183,824 16,060 2,774 2,553 137.0 23.7 21.8 117,223 11,409 2,002 1,835 186.0 32.6 29.9 61,339 2015 2025 表4 ケース2(2025年アルミ多用車率 現状の1.5倍)の計算書 2 1.0 3 2.9 137 9 279 5,994 92 1,998 1,233 14,799 861 10,335 372 4,465 4,209 50,510 2,939 35,271 1,270 15,238 7,992 95,899 327,300 45.8 7,987 40,843 9,554 383,224 360 144 236 25.8 10.3 16.9 13,939 4 1 1 60.4 12.7 20.1 62 12,492 2,747 4,583 66.7 14.7 24.5 187,293 16,363 2,959 2,755 137.0 24.8 23.1 119,435 11,624 2,136 1,979 186.0 34.2 31.7 62,496 2016 2026 2 1.0 4 3.1 144 9 299 6,105 99 2,035 1,275 15,304 877 10,526 398 4,778 4,353 52,231 2,994 35,925 1,359 16,307 8,140 97,675 333,362 48.1 8,500 41,599 10,271 390,321 366 153 254 25.8 10.8 17.9 14,197 4 1 1 60.4 13.3 21.3 63 12,724 2,924 4,927 66.7 15.3 25.8 190,761 16,666 3,150 2,962 137.0 25.9 24.3 121,647 11,840 2,273 2,128 186.0 35.7 33.4 63,653 2017 2027 2 1.1 4 3.3 151 10 319 6,216 106 2,072 1,318 15,816 893 10,717 425 5,099 4,498 53,981 3,048 36,578 1,450 17,403 8,288 99,451 339,423 50.4 9,027 42,355 11,008 397,418 373 163 272 25.8 11.3 18.8 14,455 4 1 1 60.4 13.9 22.4 64 12,955 3,105 5,280 66.7 16.0 27.2 194,229 16,969 3,345 3,174 137.0 27.0 25.6 123,859 12,055 2,414 2,280 186.0 37.2 35.2 64,811 2018 2028 2 1.2 4 3.5 158 11 339 6,327 112 2,109 1,361 16,338 909 10,909 452 5,429 4,647 55,760 3,103 37,231 1,544 18,529 8,436 101,227 345,484 52.7 9,567 43,112 11,765 404,514 380 172 291 25.8 11.7 19.8 14,713 4 1 2 60.4 14.5 23.5 65 13,186 3,291 5,643 66.7 16.6 28.5 197,698 17,272 3,545 3,392 137.0 28.1 26.9 126,070 12,270 2,558 2,437 186.0 38.8 36.9 65,968 2019 2029 2 1.2 4 3.7 165 11 360 6,438 119 2,146 1,406 16,867 925 11,100 481 5,767 4,797 57,567 3,157 37,884 1,640 19,683 8,584 103,003 351,545 55.1 10,121 43,868 12,542 411,611 386 182 310 25.8 12.2 20.7 14,971 4 1 2 60.4 15.0 24.6 66 13,418 3,481 6,016 66.7 17.3 29.9 201,166 17,575 3,750 3,616 137.0 29.2 28.2 128,282 12,485 2,706 2,598 186.0 40.3 38.7 67,125 2020 2030 2 1.3 4 3.9 172 12 382 6,549 126 2,183 1,450 17,405 941 11,291 509 6,114 4,950 59,403 3,211 38,537 1,739 20,866 8,732 104,779 357,606 57.4 10,687 44,624 13,338 418,708 393 193 330 25.8 12.6 21.6 15,229 4 1 2 60.4 15.6 25.7 67 13,649 3,676 6,398 66.7 18.0 31.3 204,634 17,878 3,960 3,846 137.0 30.3 29.5 130,494 12,701 2,858 2,763 186.0 41.9 40.5 68,283 2021 2031 2 1.4 4 4.2 179 13 404 6,660 134 2,220 1,496 17,951 957 11,483 539 6,469 5,106 61,267 3,266 39,190 1,840 22,077 8,880 106,555 363,667 59.7 11,267 45,381 14,154 425,805 400 203 350 25.8 13.1 22.6 15,488 4 1 2 60.4 16.2 26.8 69 13,880 3,875 6,789 66.7 18.6 32.6 208,103 18,181 4,175 4,081 137.0 31.5 30.8 132,706 12,916 3,013 2,932 186.0 43.4 42.2 69,440 2022 2032 2 1.5 4 4.4 186 13 427 6,771 141 2,257 1,542 18,506 973 11,674 569 6,832 5,263 63,161 3,320 39,844 1,943 23,317 9,028 108,330 369,728 62.0 11,861 46,137 14,989 432,901 406 214 370 25.8 13.6 23.5 15,746 4 1 2 60.4 16.8 28.0 70 14,112 4,079 7,190 66.7 19.3 34.0 211,571 18,484 4,395 4,322 137.0 32.6 32.0 134,917 13,131 3,172 3,105 186.0 44.9 44.0 70,597 2023 2033 2 1.6 5 4.7 193 14 450 6,882 149 2,294 1,589 19,069 989 11,866 600 7,204 5,424 65,082 3,375 40,497 2,049 24,585 9,176 110,106 375,790 64.3 12,467 46,893 15,844 439,998 413 225 391 25.8 14.0 24.5 16,004 4 1 2 60.4 17.3 29.1 71 14,343 4,288 7,600 66.7 19.9 35.3 215,040 18,787 4,619 4,569 137.0 33.7 33.3 137,129 13,346 3,334 3,282 186.0 46.5 45.7 71,755 2024 2034 2 1.6 5 4.9 200 15 474 6,993 157 2,331 1,637 19,640 1,005 12,057 632 7,584 5,586 67,032 3,429 41,150 2,157 25,882 9,324 111,882 381,851 66.7 13,087 47,650 16,719 447,095 420 236 413 25.8 14.5 25.4 16,262 4 1 2 60.4 17.9 30.2 72 14,574 4,501 8,019 66.7 20.6 36.7 218,508 19,090 4,849 4,821 137.0 34.8 34.6 139,341 13,562 3,500 3,463 186.0 48.0 47.5 72,912 2025 2035 144 63 64 65 66 67 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 43 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 6.4 1,037 板(kg/台) 販売(台/年) 5.9 60.4 0 5.6 5.3 60.4 1 押出(kg/台) 販売台/年 鋳物など(トン/年) 15トン炉能力 386トン/月 4トン炉能力 129トン/月 解体業回収 (板+押出) 拠点回収 (板+押出) 整備業回収 (板+押出) ディーラー回収 (板+押出) 関東解体計 関東解体 (鋳・ダイ・鍛) 関東解体 (板+押出) 全国解体計 全国解体 (鋳・ダイ・鍛) 全国解体 (板+押出) アルミ多用車 関東解体 917 76 6,365 530 7,282 607 1,231 19 3,692 57 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 トン/年 トン/月 台/月 トン/月(25%関東) 台/月 トン/月(75%関東) 1 0.2 1 必要基数 0.6 稼働率 稼働率 必要基数 46 トン/月/3000台 2 2,071 トン/月 トン/月/3000台 1,810 24,854 21,724 トン/年 トン/年 4,922 3,130 261 トン/月 59,065 台/月 トン/年 トン/月 201,586 1 0.3 1 0.9 54 3 783 1,554 28 4,662 85 9,400 670 8,038 113 1,362 2,673 32,081 2,286 27,433 6,216 4,648 387 74,588 254,567 17.9 15.3 台/年 台/年 2,477 2,862 31,766 1,580 298,063 280 52 61 25.8 4.8 5.6 10,841 3 0 2,020 25,005 235,044 280 47 押出(トン/年) 鋳物など(kg/台) 51 押出(kg/台) 板(トン/年) 4.7 4.3 25.8 板(kg/台) 10,841 9 鋳物など(トン/年) 販売台/年 1 押出(トン/年) 6.7 48 147 9,716 6,723 985 板(kg/台) 615 1,189 685 8.2 6.8 66.7 6.8 6.1 66.7 145,672 12,726 1,060 714 販売台/年 全国販売計 板(トン/年) 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) アルミ多用車 kg/台 (板+押出) アルミ多用車 全国解体 7.7 11.4 137.0 鋳物など(トン/年) 押出(トン/年) 9,041 92,894 100,791 13,795 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 644 板(トン/年) 137.0 10.3 鋳物など(kg/台) 押出(kg/台) リッターカー/軽 鋳物など(kg/台) ベース販売 板(トン/年) 軽 乗用 販売 4,198 100,694 板(kg/台) 押出(kg/台) 小型・大衆販 鋳物など(kg/台) 売 板(トン/年) 中型販売 販売(台/年) 鋳物など(トン/年) 押出(トン/年) 765 513 199 321 186.0 186.0 高級・上級・ 鋳物など(kg/台) 大型販売 板(トン/年) 10.6 15.7 8.8 14.2 48,608 2004 2014 押出(kg/台) 22,571 2003 2013 板(kg/台) 販売(台/年) 登録年 廃車年 1 0.3 2 1.0 61 3 836 1,628 33 4,884 101 10,032 702 8,421 134 1,611 2,853 34,238 2,395 28,740 6,512 5,498 458 78,140 266,689 20.2 3,290 33,279 3,027 312,256 293 59 75 25.8 5.2 6.6 11,357 3 0 0 60.4 6.4 7.8 50 10,179 1,132 1,453 66.7 7.4 9.5 152,609 13,333 1,219 872 137.0 12.5 9.0 97,318 9,472 880 627 186.0 17.3 12.3 50,923 2005 2015 1 0.4 2 1.2 68 4 890 1,702 39 5,106 117 10,680 734 8,803 156 1,877 3,038 36,451 2,504 30,046 6,808 6,406 534 81,692 278,811 22.6 3,746 34,792 3,617 326,450 306 68 89 25.8 5.7 7.5 11,873 3 0 0 60.4 7.0 9.0 53 10,642 1,289 1,735 66.7 8.1 10.9 159,546 13,939 1,388 1,042 137.0 13.6 10.2 101,741 9,902 1,001 749 186.0 18.8 14.1 53,237 2006 2016 1 0.5 2 1.4 75 4 945 1,776 45 5,328 135 11,346 766 9,186 180 2,159 3,227 38,722 2,613 31,352 7,104 7,370 614 85,244 290,934 24.9 4,228 36,305 4,246 340,643 320 76 105 25.8 6.2 8.5 12,390 3 0 1 60.4 7.6 10.1 55 11,104 1,454 2,037 66.7 8.7 12.2 166,482 14,545 1,566 1,224 137.0 14.8 11.5 106,165 10,333 1,130 880 186.0 20.3 15.8 55,552 2007 2017 1 0.5 2 1.6 82 5 1,002 1,850 51 5,550 154 12,028 797 9,569 205 2,459 3,421 41,051 2,722 32,659 7,400 8,392 699 88,795 303,056 27.2 4,736 37,817 4,914 354,837 333 85 121 25.8 6.6 9.4 12,906 3 0 1 60.4 8.2 11.2 57 11,567 1,629 2,358 66.7 9.4 13.6 173,419 15,151 1,755 1,417 137.0 15.9 12.8 110,588 10,763 1,266 1,018 186.0 21.9 17.6 57,867 2008 2018 1 0.6 2 1.8 89 5 1,061 1,924 57 5,772 173 12,727 829 9,952 231 2,775 3,620 43,436 2,830 33,965 7,696 9,471 789 92,347 315,178 29.5 5,271 39,330 5,622 369,030 346 95 139 25.8 7.1 10.3 13,422 4 1 1 60.4 8.7 12.3 59 12,030 1,813 2,697 66.7 10.1 15.0 180,356 15,757 1,953 1,621 137.0 17.0 14.1 115,012 11,194 1,409 1,165 186.0 23.4 19.4 60,181 2009 2019 1 0.7 3 2.0 96 6 1,120 1,998 64 5,994 194 13,442 861 10,335 259 3,108 3,823 45,878 2,939 35,271 7,992 10,607 884 95,899 327,300 31.8 5,833 40,843 6,369 383,224 360 105 157 25.8 7.5 11.3 13,938 4 1 1 60.4 9.3 13.4 62 12,492 2,007 3,055 66.7 10.7 16.3 187,293 16,363 2,161 1,836 137.0 18.1 15.4 119,435 11,624 1,560 1,320 186.0 25.0 21.1 62,496 2010 2020 1 0.7 3 2.2 102 7 1,181 2,072 72 6,216 216 14,175 893 10,717 288 3,457 4,031 48,378 3,048 36,578 8,288 11,800 983 99,451 339,422 34.2 6,421 42,355 7,155 397,417 373 116 177 25.8 8.0 12.2 14,455 4 1 1 60.4 9.9 14.5 64 12,955 2,209 3,433 66.7 11.4 17.7 194,229 16,969 2,379 2,063 137.0 19.2 16.7 123,859 12,055 1,717 1,482 186.0 26.5 22.9 64,811 2011 2021 1 0.8 3 2.5 109 7 1,244 2,146 79 6,438 239 14,924 925 11,100 319 3,824 4,245 50,935 3,157 37,884 8,584 13,051 1,088 103,003 351,545 36.5 7,036 43,868 7,981 411,611 386 127 197 25.8 8.5 13.2 14,971 4 1 1 60.4 10.5 15.7 66 13,418 2,420 3,829 66.7 12.0 19.0 201,166 17,575 2,607 2,301 137.0 20.3 17.9 128,282 12,485 1,881 1,653 186.0 28.0 24.6 67,125 2012 2022 1 0.9 3 2.7 116 8 1,307 2,220 87 6,660 263 15,690 957 11,483 351 4,207 4,462 53,549 3,266 39,190 8,880 14,358 1,197 106,554 363,667 38.8 7,678 45,381 8,846 425,804 400 138 219 25.8 8.9 14.1 15,487 4 1 1 60.4 11.0 16.8 69 13,880 2,641 4,243 66.7 12.7 20.4 208,103 18,181 2,845 2,550 137.0 21.4 19.2 132,706 12,916 2,053 1,833 186.0 29.6 26.4 69,440 2013 2023 2 1.0 4 3.0 123 9 1,373 2,294 95 6,882 288 16,472 989 11,866 384 4,607 4,685 56,220 3,375 40,497 9,176 15,723 1,310 110,106 375,789 41.1 8,346 46,893 9,750 439,998 413 150 241 25.8 9.4 15.1 16,003 4 1 1 60.4 11.6 17.9 71 14,343 2,871 4,677 66.7 13.4 21.8 215,040 18,787 3,092 2,811 137.0 22.6 20.5 137,129 13,346 2,232 2,020 186.0 31.1 28.2 71,755 2014 2024 2 1.1 4 3.2 130 10 1,439 2,368 104 7,104 314 17,272 1,021 12,248 419 5,024 4,912 58,948 3,484 41,803 9,472 17,145 1,429 113,658 387,911 43.4 9,041 48,406 10,694 454,191 426 163 264 25.8 9.9 16.0 16,520 4 1 1 60.4 12.2 19.0 73 14,806 3,110 5,130 66.7 14.0 23.1 221,976 19,393 3,350 3,083 137.0 23.7 21.8 141,553 13,777 2,417 2,215 186.0 32.6 29.9 74,069 2015 2025 表5 ケース3(2025年アルミ多用車率 現状の2倍)の計算書 2 1.2 4 3.5 137 11 1,507 2,442 113 7,326 341 18,088 1,053 12,631 455 5,457 5,144 61,734 3,592 43,109 9,767 18,624 1,552 117,210 400,034 45.8 9,762 49,919 11,677 468,385 440 176 288 25.8 10.3 16.9 17,036 5 1 2 60.4 12.7 20.1 75 15,269 3,358 5,601 66.7 14.7 24.5 228,913 19,999 3,617 3,367 137.0 24.8 23.1 145,976 14,207 2,610 2,419 186.0 34.2 31.7 76,384 2016 2026 2 1.3 4 3.8 144 11 1,577 2,516 122 7,548 369 18,921 1,084 13,014 492 5,907 5,381 64,577 3,701 44,416 10,063 20,161 1,680 120,762 412,156 48.1 10,510 51,431 12,699 482,578 453 189 314 25.8 10.8 17.9 17,552 5 1 2 60.4 13.3 21.3 78 15,731 3,615 6,091 66.7 15.3 25.8 235,850 20,605 3,894 3,662 137.0 25.9 24.3 150,400 14,638 2,810 2,631 186.0 35.7 33.4 78,699 2017 2027 2 1.4 4 4.1 151 12 1,648 2,590 132 7,770 398 19,771 1,116 13,397 531 6,374 5,623 67,476 3,810 45,722 10,359 21,754 1,813 124,313 424,278 50.4 11,284 52,944 13,760 496,772 466 203 340 25.8 11.3 18.8 18,068 5 1 2 60.4 13.9 22.4 80 16,194 3,881 6,600 66.7 16.0 27.2 242,787 21,211 4,181 3,968 137.0 27.0 25.6 154,823 15,068 3,017 2,851 186.0 37.2 35.2 81,013 2018 2028 2 1.5 4 4.4 158 13 1,720 2,664 142 7,992 429 20,637 1,148 13,779 571 6,858 5,869 70,433 3,919 47,028 10,655 23,405 1,950 127,865 436,400 52.7 12,085 54,457 14,861 510,965 479 218 367 25.8 11.7 19.8 18,585 5 1 2 60.4 14.5 23.5 82 16,657 4,157 7,128 66.7 16.6 28.5 249,723 21,817 4,478 4,285 137.0 28.1 26.9 159,247 15,499 3,232 3,079 186.0 38.8 36.9 83,328 2019 2029 2 1.6 5 4.8 165 14 1,793 2,738 152 8,214 460 21,520 1,180 14,162 613 7,358 6,121 73,448 4,028 48,335 10,951 25,113 2,093 131,417 448,522 55.1 12,913 55,970 16,001 525,159 493 233 395 25.8 12.2 20.7 19,101 5 1 2 60.4 15.0 24.6 85 17,119 4,441 7,675 66.7 17.3 29.9 256,660 22,423 4,784 4,614 137.0 29.2 28.2 163,670 15,930 3,453 3,315 186.0 40.3 38.7 85,643 2020 2030 2 1.7 6 5.1 172 15 1,868 2,812 163 8,436 492 22,420 1,212 14,545 656 7,875 6,377 76,519 4,137 49,641 11,247 26,878 2,240 134,969 460,645 57.4 13,767 57,482 17,181 539,352 506 248 424 25.8 12.6 21.6 19,617 5 1 2 60.4 15.6 25.7 87 17,582 4,735 8,241 66.7 18.0 31.3 263,597 23,029 5,101 4,954 137.0 30.3 29.5 168,094 16,360 3,681 3,559 186.0 41.9 40.5 87,957 2021 2031 2 1.8 6 5.4 179 16 1,945 2,886 174 8,658 526 23,337 1,244 14,928 701 8,409 6,637 79,648 4,246 50,947 11,543 28,700 2,392 138,521 472,767 59.7 14,648 58,995 18,400 553,546 519 264 455 25.8 13.1 22.6 20,133 5 1 2 60.4 16.2 26.8 89 18,045 5,038 8,826 66.7 18.6 32.6 270,534 23,635 5,427 5,306 137.0 31.5 30.8 172,517 16,791 3,917 3,812 186.0 43.4 42.2 90,272 2022 2032 2 1.9 6 5.8 186 17 2,023 2,960 185 8,880 560 24,270 1,276 15,310 747 8,960 6,903 82,833 4,354 52,254 11,839 30,580 2,548 142,073 484,889 62.0 15,555 60,508 19,658 567,739 533 280 486 25.8 13.6 23.5 20,650 6 2 3 60.4 16.8 28.0 91 18,507 5,350 9,429 66.7 19.3 34.0 277,470 24,241 5,763 5,669 137.0 32.6 32.0 176,941 17,221 4,160 4,072 186.0 44.9 44.0 92,587 2023 2033 3 2.1 7 6.2 193 19 2,102 3,034 197 9,102 595 25,220 1,308 15,693 794 9,527 7,173 86,076 4,463 53,560 12,135 32,516 2,710 145,624 497,011 64.3 16,489 62,020 20,955 581,933 546 297 518 25.8 14.0 24.5 21,166 6 2 3 60.4 17.3 29.1 94 18,970 5,671 10,051 66.7 19.9 35.3 284,407 24,847 6,110 6,043 137.0 33.7 33.3 181,364 17,652 4,409 4,341 186.0 46.5 45.7 94,901 2024 2034 3 2.2 7 6.5 200 20 2,182 3,108 209 9,324 632 26,187 1,340 16,076 843 10,111 7,448 89,376 4,572 54,867 12,431 34,510 2,876 149,176 509,134 66.7 17,450 63,533 22,292 596,126 559 314 551 25.8 14.5 25.4 21,682 6 2 3 60.4 17.9 30.2 96 19,433 6,002 10,692 66.7 20.6 36.7 291,344 25,453 6,465 6,428 137.0 34.8 34.6 185,788 18,082 4,666 4,618 186.0 48.0 47.5 97,216 2025 2035 145 63 64 65 66 67 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 43 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 板(kg/台) 販売台/年 鋳物など(トン/年) 15トン炉能力 386トン/月 4トン炉能力 129トン/月 解体業回収 (板+押出) 拠点回収 (板+押出) 整備業回収 (板+押出) ディーラー回収 (板+押出) 関東解体計 関東解体 (鋳・ダイ・鍛) 関東解体 (板+押出) 8,458 705 1,231 19 3,692 57 トン/年 トン/月 台/月 トン/月(25%関東) 台/月 トン/月(75%関東) 46 0.6 1 0.2 1 トン/月/3000台 稼働率 必要基数 稼働率 必要基数 2 628 トン/月 トン/月/3000台 76 917 7,541 トン/年 トン/年 2,406 トン/月 トン/月 2,145 28,868 25,738 トン/年 全国解体 (鋳・ダイ・鍛) トン/年 3,130 261 トン/年 トン/月 全国解体 (板+押出) トン/月 4,922 全国解体計 59,065 201,586 0.7 1 1 2 2.2 76 7 1,522 2,801 71 8,403 214 18,258 1,236 14,827 286 3,432 5,193 62,315 4,217 50,604 11,712 976 11,205 134,455 458,890 25.3 6,181 58,346 6,960 0.4 1 1.1 65 3 931 1,554 34 4,662 103 11,174 794 9,522 138 1,651 3,178 38,135 2,708 32,499 5,635 470 6,216 74,588 254,567 21.7 15.3 台/月 台/年 3,266 38,087 2,020 29,932 3,805 518,466 542 3,195 1,580 298,063 502 542 61 5.2 50.0 235,044 台/年 アルミ多用車 関東解体 アルミ多用車 全国解体 4.8 50.0 6.6 76,107 3,076 398 47 押出(トン/年) 3 5.7 10,841 414 580 60.4 8.1 11.4 50,920 20,197 1,829 2,710 100.0 9.1 13.4 201,966 16,555 1,750 1,554 150.0 15.9 14.1 110,368 14,714 1,791 1,614 186.0 22.6 20.4 79,105 2005 2015 52 51 鋳物など(kg/台) 板(トン/年) 4.3 50.0 押出(kg/台) 4.7 板(kg/台) 9 10,841 販売台/年 鋳物など(トン/年) 0 0 1 8.5 6.7 60.4 5.6 5.3 60.4 48 147 1 全国販売計 板(トン/年) 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) アルミ多用車 kg/台 (板+押出) 軽 乗用 販売 1,473 14,567 1,104 685 615 10,079 押出(トン/年) 押出(kg/台) リッターカー/軽 鋳物など(kg/台) ベース販売 板(トン/年) 板(kg/台) 販売台/年 鋳物など(トン/年) 押出(トン/年) 7.6 100.0 6.1 10.1 145,672 13,934 1,215 951 150.0 13.1 10.2 92,894 9,041 100.0 6.8 100,791 1,037 15,104 販売(台/年) 押出(トン/年) 鋳物など(トン/年) 644 150.0 板(トン/年) 鋳物など(kg/台) 10.3 押出(kg/台) 押出(kg/台) 小型・大衆販 鋳物など(kg/台) 売 板(トン/年) 中型販売 6.4 4,198 100,694 販売(台/年) 板(kg/台) 鋳物など(トン/年) 押出(トン/年) 895 710 199 321 186.0 186.0 高級・上級・ 鋳物など(kg/台) 大型販売 板(トン/年) 14.6 18.4 8.8 14.2 48,608 2004 2014 押出(kg/台) 22,571 2003 2013 板(kg/台) 販売(台/年) 登録年 廃車年 2 1.2 4 3.7 89 11 2,157 4,048 119 12,145 359 25,883 1,678 20,131 479 5,751 7,361 88,337 5,726 68,708 19,630 1,636 16,193 194,322 663,214 29.5 9,821 78,605 12,003 738,869 7,069 805 1,067 50.0 5.7 7.6 141,373 6,148 971 1,453 60.4 9.5 14.3 101,792 25,826 2,720 4,320 100.0 10.5 16.7 258,259 19,176 2,382 2,291 150.0 18.6 17.9 127,842 20,386 2,943 2,872 186.0 26.9 26.2 109,603 2006 2016 38.3 19,276 119,123 25,926 1,179,675 13,595 1,800 2,570 50.0 6.6 9.5 271,905 12,294 2,517 4,082 60.4 12.4 20.1 203,536 37,085 5,001 8,658 100.0 13.5 23.3 370,847 24,418 3,937 4,168 150.0 24.2 25.6 162,790 31,731 6,021 6,449 186.0 35.3 37.8 170,598 42.8 25,091 139,382 34,805 1,400,078 16,859 2,388 3,507 50.0 7.1 10.4 337,171 15,366 3,506 5,837 60.4 13.8 22.9 254,408 42,714 6,392 11,385 100.0 15.0 26.7 427,141 27,040 4,861 5,308 150.0 27.0 29.4 180,264 37,404 7,945 8,768 186.0 39.5 43.6 201,095 2009 2019 47.3 31,631 159,641 44,963 1,620,480 20,122 3,037 4,568 50.0 7.5 11.4 402,437 18,439 4,639 7,887 60.4 15.2 25.8 305,279 48,343 7,948 14,485 100.0 16.4 30.0 483,434 29,661 5,881 6,582 150.0 29.7 33.3 197,738 43,076 10,127 11,441 186.0 43.7 49.4 231,592 2010 2020 51.8 38,896 179,900 56,400 1,840,883 23,385 3,746 5,753 50.0 8.0 12.3 467,703 21,512 5,915 10,231 60.4 16.6 28.7 356,151 53,973 9,671 17,958 100.0 17.9 33.3 539,728 32,282 6,998 7,990 150.0 32.5 37.1 215,212 48,749 12,566 14,467 186.0 47.9 55.2 262,090 2011 2021 56.3 46,887 200,159 69,115 2,061,286 26,648 4,516 7,062 50.0 8.5 13.3 532,969 24,584 7,336 12,869 60.4 18.0 31.6 407,023 59,602 11,560 21,804 100.0 19.4 36.6 596,022 34,903 8,213 9,533 150.0 35.3 41.0 232,686 54,421 15,262 17,848 186.0 52.2 61.0 292,587 2012 2022 60.8 55,602 220,418 83,109 2,281,689 29,912 5,346 8,495 50.0 8.9 14.2 598,235 27,657 8,900 15,802 60.4 19.4 34.5 457,895 65,232 13,616 26,021 100.0 20.9 39.9 652,315 37,524 9,524 11,209 150.0 38.1 44.8 250,160 60,094 18,216 21,582 186.0 56.4 66.8 323,084 2013 2023 65.3 65,042 240,677 98,382 2,502,092 33,175 6,237 10,052 50.0 9.4 15.2 663,501 30,730 10,608 19,028 60.4 20.9 37.4 508,767 70,861 15,837 30,612 100.0 22.4 43.2 708,609 40,145 10,933 13,020 150.0 40.9 48.7 267,634 65,766 21,427 25,670 186.0 60.6 72.6 353,582 2014 2024 69.8 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10,552 51,116 613,390 10 9.4 29 28.3 196 85 8,859 14,026 905 42,079 2,734 106,305 5,214 62,568 3,645 43,738 30,235 362,817 17,795 213,541 149,276 12,440 56,105 673,256 12 11.0 33 32.9 210 99 9,899 15,273 1,053 45,820 3,182 118,787 5,656 67,872 4,243 50,914 33,785 405,415 19,304 231,645 173,769 14,481 61,094 733,123 13 12.7 38 37.9 223 114 10,984 16,521 1,213 49,562 3,664 131,807 6,098 73,177 4,886 58,631 37,488 449,854 20,812 249,750 200,105 16,675 66,083 792,990 15 14.4 44 43.2 237 130 12,114 17,768 1,384 53,304 4,180 145,368 6,540 78,481 5,574 66,886 41,345 496,135 22,321 267,854 228,282 19,023 71,071 852,857 17 16.3 49 48.9 250 147 13,289 19,015 1,566 57,045 4,730 159,468 6,982 83,786 6,307 75,682 45,355 544,258 23,830 285,958 258,300 21,525 76,060 912,724 17 18.4 55 54.9 264 165 14,509 20,262 1,759 60,787 5,314 174,107 7,424 89,090 7,085 85,017 49,519 594,223 25,339 304,062 290,161 24,180 81,049 21 20.5 62 61.3 278 184 15,774 21,510 1,963 64,529 5,931 189,287 7,866 94,395 7,908 94,892 53,836 646,029 26,847 322,166 323,863 26,989 86,038 23 22.7 69 68.0 291 205 17,084 22,757 2,179 68,270 6,582 205,005 8,308 99,699 8,776 105,306 58,306 699,677 28,356 340,270 359,407 29,951 91,027 26 25.1 76 75.1 305 226 18,439 24,004 2,406 72,012 7,266 221,264 8,750 105,004 9,688 116,260 62,931 755,167 29,865 358,375 396,792 33,066 96,016 28 27.6 83 82.5 318 248 19,839 25,251 2,643 75,754 7,985 238,062 9,192 110,308 10,646 127,754 67,708 812,498 31,373 376,479 436,020 36,335 101,005 31 30.2 91 90.3 332 272 21,283 26,498 2,892 79,495 8,737 255,400 9,634 115,613 11,649 139,787 72,639 871,672 32,882 394,583 477,089 39,757 105,994 33 32.9 85 98.4 346 296 22,773 27,746 3,152 83,237 9,522 273,277 10,076 120,917 12,697 152,360 77,724 932,687 34,391 412,687 519,999 43,333 110,983 972,591 1,032,458 1,092,324 1,152,191 1,212,058 1,271,925 1,331,792 867,538 1,071,862 1,276,185 1,480,509 1,684,833 1,889,156 2,093,480 2,297,804 2,502,127 2,706,451 2,910,775 3,115,098 3,319,422 3,523,746 3,728,069 3,932,393 4,136,717 4,341,041 4,545,364 33.9 14,186 98,864 18,325 959,272 10,332 1,272 1,756 50.0 6.2 8.5 206,639 9,221 1,672 2,620 60.4 11.0 17.2 152,664 31,455 3,777 6,303 100.0 12.0 20.0 314,553 21,797 3,111 3,163 150.0 21.4 21.8 145,316 26,059 4,353 4,483 186.0 31.1 32.0 140,100 2008 2018 表6 ケース4(EAAターゲット)の計算書 2007 2017 付属資料 2 保管および輸送システムの考察 使用済み自動車(以下 ELV)から取り外したアルミニウム展伸材の保管輸送を考察 する A.貸切りケージ(コンテナ)搬送方式(NET 物流) ・比較的嵩密度の高いある物品の搬送に有効で、A 地点→B 地点まで1回運ぶのに使 う。 (1) 運搬料金込みの使用料金(標準型) 1 コンテナ/1 回/15,000 円 搭載重量=500kg〔標準型) (2) (コンテナサイズ 縦 1m×横 1m×高さ 1.7m) 搬送距離 50km 程度以内 部品をそのままの形で運ぶ場合 標準型の寸法手直しで、アルミボンネット〔1m×1.1m×厚み(曲がり)15cm〕な ら 20 個入り→9~10kg/枚として、200kg (ただし、現行の標準型=全国統一社内基準だが、必要により追加仕様作り対応する) 現行料金 15,000 円/200kg=75 円 kg となる (3) 部品をプレス塊化して運ぶ場合 このコンテナは強度的に 500kg 積める。大手解体業〔関東 50~100 社程度=処理 台数イメージ 1,000 台/月以上)はプレスを保有とみる。 ケージ(コンテナ)を数個、解体業者に預けておく。抜き取ったアルミ部品をプレ スしこのケージに入れてもらう。貯まったら連絡して貰うとこの業者の車で取りに 行き、所定の次拠点(委託したSRD業者)に搬送する。空きケージは取りに行った 時などに補充する。 Net 物流は幹線搬送とエリア内搬送(集荷)などの連携で合理的に行う。 ELV プレスは力が強いので圧縮した後の体積は小さく出来る。仮にボンネット 8 枚をプレスし、70cm×70cm×25cm〔空隙アル)の塊にすると、6 ブロックが入る。こ れは、 8 枚×9~10Kg/枚×6 ブロック=約 450kg ・現行料金15,000 円/450kg=33 円/kg 〔500Kg 目一杯積むなら、30 円/kg) ・将来の大量搬送下では、20%価格ダウンとすると、 146 30~33×0.8=24~26 円/kg (注)ニーズある所に搬送容器を数個置いておき、部品が発生の都度、容器に整理して いれてもらい、適当に貯まったら電話など連絡貰い、取りに行く。どの程度貯まった ら集荷にいくか、個別に話して決めておくとよい。コピー機械のトナーの補給、使用 済みトナーカセットの回収を、複写機メーカーの委託で行っている。 (4) 更なる検討としては、30 円/kg をベースとしてコスト低下方法を模索すればよ い (5) 全国規模のこの運送業者は、人手でスピーディに運ぶのを特長としており、関 東の数拠 点への、その周囲からの回収網も構築可能であろうとしている。 1発生点からいつも 4 トンもの量が出る場合を除き、200~400kg 程度の量があ る数箇所を拾い集めるケースでは、同社の場合、より効率的な運送のためには運送 中継基地での車→車のように荷物の積み替えも当然あるので、その場合にフォーク リフトで行うのでなく、キャスター付きのケージであると、スピーディに行なえる、 としている。 ・ケージ料金は[ケージ使用料+運送料金]であり、一切の費用がこれに含まれ る ・従い、この業者が個別に 4 トン車で集め、10 トン車に乗せ変え、指定 SRD 業に持ち込み、キャスター付のケージで指定場所に下ろすことになる。また、 何個かのケージを 1 車に積んで運ぶ。この回収システムが将来的に、広大な規 模になるなら、現状の各種の制限は効率的な形に修正できるという。 図1 キャスター付き金網パレット(例) http://www.webshiro.com/buturyufile/buturyu_syousai/SSC-1S.htm 147 図 2 ロールボックスパレット(かご車) http://www.chubu-sangyo.co.jp/paret/paret.htm 148 付属資料3 アルミニウム展伸材の SRD+選別コストの推計 A.既存の大型 SRD( Shredder)機と選別ラインの処理コスト <処理規模 前提> シュレッダーで破砕する母材原料を 5,000 トン/月投入(仮に廃車ガラでいうと 400 ~500kg/個のガラを 10,000~12,000 個/月投入)し、鉄スクラップを約 3,500 トン/月 回収生産する場合の SRD 処理費。 ①主要機器類の型式、台数、能力 ・プレ SRD:300 馬力×1基 ・本 SRD:2,500 馬力(乾式)×1 基 ・磁力選別機:3 連(永久磁石式×1 基、電磁式×2 基) ・非鉄金属選別機:ミラクル選別機×1 基(最後のページに概要を添付) ・風選×1 基 振動式選別機×1 基 渦電流選別機×2 基 ・SRD ダスト分離機器:200kW ブロアー集塵 ・輸送機器(重機など):原料投入用タワークレーン(電動 50 トン)×1 基 スクラップ積込みキャタピラークレーン×1 基 個別破砕用ニブラー×1 基 ・付帯機器(排水処理など):排水処理設備 1 式 ・敷地面積:6,600 ㎡ (イメージ 50m×132m) ②非鉄金属回収 ・MM(ミックスメタル=非鉄金属混合物)として 105 トン/月(これは SRD ス クラップの 3%相当等)を回収し販売する。販売先は主として国内の選別業 者(重選によるアルミ選別設備保有企業など)、または中国へ輸出する。 ③ASR(Automobile Shredder Residue)排出量 ・ASR を 1,395 トン/月(投入母材量の約 30%)排出し、殆どがそのまま管理 型最終処分場において処分される。ただ、ASR の好適な処理技術は最近開 発、実用化されつつあり、自動車リサイクル率 95%の実現に向けて、次第 に ASR 再処理活用が増える傾向にある。 ④投入される資源、エネルギー ・電力:2,200kW×0.8×0.85×7Hr×20 日÷3、500 トン=59.8kWH/トン ・燃料:軽油 3,070ℓ/月 (0.88ℓ/トン←鉄スクラップ) ・用水:6 ㎥/日(0.034 ㎥/トン←鉄スクラップ) ・ 薬 剤 な ど : 油 水 分 離 4.3kg/ト ン 、 苛 性 ソ ー ダ (25% )4.3kg/ト ン 、 消 泡 剤 0.015kg/トン、界面活性剤 0.009kg/トン ⑤要員 ・工場 7 名(クレーン×2 SRD×1 149 非鉄回収×1 ユンボ関係×1 管理者 ×1) 事務 2 名 ⑥処理費用(概算) ・投資金額:17~18 億円(土地代除く。建屋、防音防振、防爆、水処理など 含む) ・単位重量当たりの処理費の総額:20,000 円/トン(←鉄スクラップ) 費用構成の概略:製造コスト 65%(償却、工場人件費など含む) :管理費 :ASR 処分費 35%(金利、フロント・事務人件費など含む) 10,000 円/トン-鉄スクラップ重量 <処理コスト> ・母材投入量:5,000t/月 ・鉄スクラップ回収量:3,500t/月 ・非鉄金属(ミックスメタル)回収量:105t/月 表 1 シュレッダー処理費用(試算値) 費用 円/t 備考 (千円/年) (鉄スクラップ) 電気 50,000 1,200 60kWh/t×20円/kWh×3,500t/月×12月/年 水道 571 2 0.034㎥/t×400円/㎥×3,500t/月×12月/年 変動費 燃料 2,646 63 0.9l/t×70円/l×3,500t/月×12月/年 ダスト処理 418,500 9,964 25,000円/t-ダスト×1,395t/月×12月/年 計 472,117 11,229 労務費 44,160 1,051 運転員5名×460千円/月×16ヶ月、非鉄回収 ×230千円/月×16ヶ月 製造固定 減 価 償 却 90,000 2,143 1,000百万円×0.9÷10年 費 租税公課 7,000 292 1,000百万円×1/2×1.4% 保全工事 13,500 321 償却費×15% 計 154,660 3,808 一般管理費 26,720 636 事務2名×460千円/月×16ヶ月、事務費1,000 /月×12月 営業外費用 13,750 938 設備金利 1,000百万円×2.75%×1/2 非鉄金属売却益 63,000 △ 1,500 105t/月×50,000円/t×12ヶ月 処理コスト 826,847 19,611 (上記費用の合計) 項目 B.回収された自動車アルミ展伸材部品を前項の設備で破砕+選別する場合のコスト の推算 <処理方法と処理規模 前提> ①回収したアルミパネル部品(アルミニウムボディ)を処理するため前項の SRD ラインを数日/月使う場合を考えてみる。 ②月に 20 日稼動とすると、鉄で〔5,000 トン/月〕/(20 日/月)=250 トン/日の能力 である。 150 この能力をアルミニウム処理能力に換算するには、アルミニウムと鉄では切断 効率が違うと思われるが、鉄と同じ体積充填度または形状でシュレッダーライン に投入すると想定すると、次のように換算できる 250×アルミニウムの比重/鉄の比重) =250×(2.7/7.85) =86 トン/日 アルミニウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) または 5,000×〔アルミニウムの比重/鉄の比重) =5,000×(2.7/7.85) =1,719 トン/月 アルミニウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) ③表 A から非鉄金属売却益を除くと、事例のシュレッダーラインの運転費は 826,847+63,000 =889,847 千円/年 =74,154 千円/月・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) ③アルミニウムのシュレッダー処理費は (3)/(2)=43 千円/トン〔43 円 kg) アルミニウムとなる C.コストダウンの検討 前項 A の費目を見ると、手解体をしたボディの際はダストを過剰に見ていることに なる。この費用を取りあえず95%カットする (3)-(418,500×0.95) =491,969 千円/年 =40,997 千円/月・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) アルミニウムのシュレッディング・分別コストは (4)/(2)=23.8 千円/トン〔23.8 円/kg) が期待コストになる D.アルミニウム合金を処理するためのシュレッダー業者の機会損失の見積もり アルミニウム合金を処理するためにシュレッダー業者にライン清掃を要請する必要 がある。 ①清掃のため 0.5 日ラインを停止すると、次が回収できない(機会損失)と考え る {(製造固定費+一般管理費+営業外費用+非鉄金属売却益)年/12 月/20 日}× 0.5 =(261,130/12/20)×0.5 = 544 千円 ②今、シュレッダーラインを1日運転しアルミニウムを能力の 86 トン処理する 151 と、処理コストは 〔処理量 86 トン×処理単価 23.8 千円/トン+機会損失 544 千円〕/処理量 86 トン =30.1 千円/トン(30.1 円/kg)となる ③以下連続運転日数(連続処理量)が増えると、トン当たりの機会損失補償分が 減少する 表 2 連続運転日数増加による処理コストダウン 1 2 3 4 5 86.0 172.0 258.0 344.0 430.0 30.1 27.0 25.9 25.4 25.1 処理日数 処理量(トン) 処理単価(円/kg) 6 516.0 24.9 E.まとめ 文献に紹介された比較的大規模なシュレッダーラインについてのコスト試算を用い、 大雑把に当ラインにおけるアルミニウムスクラップの外注(委託)処理費を試算した。 86 トン以上纏めると、30 円/kg 以下で処理できるとの目安を得た。 ライン定期修理直後などを利用することによりシュレッダー業者の資金回収機会損 が免除されると 24 円/kg でアルミニウムをシュレディングし分別することが出来る。 2-4 まとめ 今年度は、 (1)廃車シュレッダーチップからのアルミニウムスクラップ中の不純物 混入量把握として、 「フードtoフードリサイクルのための技術開発」、 (2)リサイク ルシステムの提案として、 「 使用済み自動車からのアルミニウムスクラップマテリアル リサイクルモデル」の検討を行った。 フード to フードリサイクルのための技術開発として、実車から解体したアルミニウ ムフードの 100kg規模再溶解試験を実施し、溶解時の環境問題の有無、溶解歩留や 不純物混入状況の調査を行った。解体後にスチール部品を除去しただけの状態でフー ドを再溶解した場合には悪臭、黒煙の発生など環境面での問題に加え、溶解歩留の悪 化、および 5000 系合金(インナー材)と 6000 系合金(アウター材)の混在に伴う Mg 量の増加を招くことが確認され、前処理として塗料の除去工程が必要であること が確認された。アルミニウムフードにシュレッド、キルン加熱、乾留、圧延などの種々 の塗料前処理試験を実施した後に再溶解試験を行った結果、溶解歩留、環境面からみ て(シュレッド+キルン加熱)>キルン加熱>乾留>シュレッド>圧延>前処理無し の順になる。 これらの実験結果から、廃車から回収されたアルミニウム展伸材スクラップのうち、 塗料付きのスクラップの場合には塗料除去のための前処理工程、好ましくは(シュレ ッド+キルン加熱)処理工程を組み入れたリサイクルシステムを提案する必要がある こと、また 6000 系合金と 5000 系合金とのミックススクラップは 6000 系にリサイク 152 ル可能であると結論付けられた。 廃車から回収されるアルミニウム展伸材スクラップリサイクルの経済性はその回収 量に大きく左右されることから、該当するスクラップの発生量および回収量の予測を 行うとともに、廃車回収から再溶解して展伸材再生地金にリサイクルするまでの処理 コスト試算を行った。展伸材スクラップの回収量は、車一台当たりのアルミニウム展 伸材使用量と、アルミニウム展伸材を多用する車(以下、アルミニウム多用車と称す る)の台数との積から試算し、小規模炉(容量4tの回転炉)および大規模炉(容量 15tの反射炉)による再溶解リサイクルビジネスモデルをケーススタディした結果、 当面はスクラップ回収量が少ないために小規模炉での単発的な操業になるものの、現 状の車が 10 年後に廃車になる場合であっても新地金より安価な再生地金としてマテ リアルリサイクル可能な回収条件が提示された。 これらの結果から、廃車から回収されるアルミニウム展伸材部品をモデルとしたマ テリアルリサイクルの具体的なフローを提示し、関係する業界に対するリサイクル促 進策を提案した。 今後の課題としては、本提案の具体化を進めることであり、そのためには 1)スクラップ回収技術指針・規格の制定 2)関係業界との連携強化 3)提案具体化のための組織整備 が急務と考えられる。 153 2-5 成果の普及 関連業界 自動車技術会:材料委員会等で報告(1回/年) 自動車工業会: 自動車委員会へ 解体業者 :ヒアリング&実験 シュレッド業者:ヒアリング&実験 新聞発表:H16年5月10日 日経産業新聞 特許 プロジェクトの公益性を考え、出願しない 論文・講演発表など 題名 廃車シュレッダーチップからのアルミニウム材料 論文 自動車技術会論文集 分別回収の評価 講演 Vol.36,No5,(2005) 自動車技術会 廃車シュレッダーチップからのアルミニウム 展伸材回収方法の検討 自動車技術会秋季大会 2004年10月 自動車技術会 廃車解体工程で回収選別されたアルミニウム 展伸材のリサイクル可能性評価 第107回軽金属学会秋期大会 2004年11月 軽金属学会 廃車シュレッドチップから回収選別された アルミニウム展伸材のリサイクル可能性評価 第107回軽金属学会秋期大会 2004年11月 軽金属学会 アルミニウムスクラップの国内需要予測 第107回軽金属学会秋期大会 2004年11月 軽金属学会 使用済み自動車から回収されるアルミニウム 展伸材のリサイクル可能性評価 第108回軽金属学会春期大会 2005年5月 軽金属学会 154