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メサと滝回廊基本構想(提案)
メサと滝回廊基本構想(提案) 作成:国道210号線・JR久大本線沿線活性化まちづくりの会 ◆基本構想の概要(※裏面をご覧下さい) メサと滝回廊 平成22年4月 / メサと滝回廊HP:検索サイトにて“滝回廊”で検索出来ます。 1.中九州観光ルート 1.中九州観光ルート(日田~別府) 中九州観光ルート(日田~別府)の再構築 (日田~別府)の再構築と渓流下りの提案 の再構築と渓流下りの提案 3.玖珠川の渓流を再生 3.玖珠川の渓流を再生 日田市から別府市へ至るルートは、大分県の観光ルートの背骨でありますが、近年 取水堰から取り込んだ玖珠川の水は約6kmのトンネルで天ヶ瀬温泉にある湯山発電所 の社会構造及び旅行形態の変化、高速道路の割引化による素通り、景気停滞等により、 へ導いています。この区間(伝里の立岩から羅漢淵)は、平成19年に選定が行われた地質 APUアジア太平洋大学 旧豊後森機関庫 昔日の賑わいから後退しています。また、一点に集中した旅行が常識になり、その結 百選の第一次候補地になった美しい渓谷でありますが、水が少ないため川を活用した地域活 果、観光地の連携が減少し、点と点を結ぶ線と面(エリア)の部分が弱体化していま 性化は行われていません。一方、平成37年に取水堰の水利権が消滅しますが、その前に取 す。一方、深い渓谷とメサの山々を有する滝回廊は、筑後川において最も景観の優れ 水堰を改修し昔日の渓流を取り戻すことが地域の活性化に繋がると考えています。 たエリアであることから、提案した三日月の滝から天ヶ瀬温泉に至る渓流下りを実現 4.メサと 4.メサと滝回廊基本構想(概要) メサと滝回廊基本構想(概要) することで、別府、湯布院、九重を訪れる年間 1,300 万人の観光客を滝回廊に誘引す ①水を取り戻すことで、三日月の滝~天ヶ瀬温泉渓流下りを運行し、鮎やなを設置する。 ると同時に、上流域と下流域が相互交流することにより観光客にとっても魅力的に映 ②荒れた山肌を整備(竹林伐採、杉間伐枝打、紅葉木植樹)する。 り、現在の弱体化した中九州観光ルートを再構築することが出来ると考えられます。 ③JRゆふいんの森号と連携した施策(杉河内駅の移設、景観の整備)やDMV(鉄道道路 2.渓谷の再生 併用車両)を活用して、旧豊後森機関庫と連携した地域を回遊する観光ルートをつくる。 三日月の滝から天ヶ瀬温泉に至るルートはメサの地形が織り成す起伏に富んだ渓 谷と玖珠川の渓流、多くの滝をつくり出しました。しかしながらこの魅力的な景観を メサと滝回廊基本構想説明図(メサとは頂上がテーブル状の形) 詳細は、メサと滝回廊HPをご覧下さい。 ④APUアジア太平洋大学(玖珠キャンパス:アニメーション学科)を誘致し、童話の里 に相応しいまちづくりを推進する。 活かした回遊する施策は行われてきませんでした。山肌は荒れ、川の水は少なく、休 ⑤三日月の滝を整備(滝岩塊の修復及び魚道改修、公園整備、紅葉樹植栽等)する。 憩する道の駅のような施設もありません。荒れた杉を手入れし、紅葉木を植樹し、発 ⑥慈恩の滝を整備(県道直角取付、埋立整備、JR杉河内駅移設、公園整備等)する。 電所取水堰を改修して、昔日の渓谷を再生する必要があると考えています。 ⑦桜滝を整備(車道と遊歩道整備、公園整備等)する。 慈恩の滝基本構想(合成写真) ◆メサと滝回廊基本構想概要説明図及び三日月の滝~天ヶ瀬温泉 渓流下り(提案) 国道210号線 大分自動車道 JR久大本線 鏡山 至 風力発電所 ● 玖珠町 ●三日月の滝 ・滝岩塊修復提案 ・魚道改修提案 竜門の滝 ・公園、紅葉樹植栽提案 桜 滝 天ヶ瀬渓谷 湯山発電所 湯山発電所取水堰(最大24t/sを取水) 下泊里渓谷 下泊里渓谷 特急ゆふいんの森 湯山発電所 取水堰 矢ノ釣渓谷 玖珠川の渓谷整備イメージ写真 (香嵐渓) 伝里の立岩 杉河内渓谷 棚田百選:早水の棚田 地質百選 ●慈恩の滝 天ヶ瀬温泉 渓流下り終着所(案) 天ヶ瀬付近の渓流 万年山 ・埋立整備(トイレ、駐車場、農産物等販売所、公園)提案 湯ノ釣渓谷 湯山発電所 ● 天ヶ瀬温泉 DMVイメージ写真 鮎やな場イメージ写真 ●桜滝 至 日田市 三日月の滝 渓流下り発着所(案) ・JR杉河内駅移設提案 羅漢淵 川下り写真(球磨川) 杉河内渓谷 ・県道の国道210号線直角取付整備提案 羅漢淵 ● 三日月の滝 ・車道及び遊歩道提案 平成の名水百選 ・公園整備提案 妙見様湧水 慈恩の滝 伝里の立岩(高さ約100m) 滝回廊基本構想概要 ※インバウンドツーリズムとは、海外から日本を訪れる旅行のことである。 ◆インバウンドツーリズム インバウンドツーリズムの受入れを目指した観光地づくり インバウンドツーリズムの受入れを目指した観光地づくり ◆国策(国土交通省 観光庁) a.中九州観光ルート 訪日外国人 3,000 万人プログラム 日田市から別府市に至るルートで、沿線には温泉や自然景勝地、歴 史遺産が点在する。 b.滝回廊 桜滝から竜門の滝へ至るルートで、メサによる起伏に富んだ地形が 織り成すことで特色ある滝が形成されている。慈恩の滝、三日月の滝 を含む4つの滝。 国 策 c.観光資源 中九州観光ルート 日田市 歴史・文化エリア 2010 年から 2019 年までの3年3期で訪日外客 2,500 万人を達成す る。各期(3年)においてローリングプランを用い、期毎の目標管理・ PDCA を徹底する。 (PACA とは plan-do-check-act cycle 事業活動における生産管理や品質管理などの 管理業務を円滑に進める手法の一つ) 関係施策の連携による効果的な施策展開を図ることで、「訪日外国人 旅行者数を将来的に 3,000 万人、2019 年までに 2,500 万人」との目標 の達成を目指し、観光立国を実現する。 a.国際競争力の高い魅力ある観光地の形成 滝 回 廊 玖珠町 自然景観エリア b.国際観光の振興 c.観光産業の国際競争力の強化及び観光の振興に寄与する人材育成 九重町 自然景観エリア 観 光 資 源 由布市 温泉リゾートエリア d.観光旅行の促進のための環境整備 滝回廊は、筑後川流域で最も景観の優れたエリアである 別府市 温泉リゾートエリア 平成 18 年(2006 年)の訪日外国人旅行者数 (国土交通省) 順位 中九州観光ルート 滝回廊 日田市 玖珠町 九重町 由布市 別府市 観光客の増加 数 構成比 韓 国 2,117,325 28.9% 2 台 湾 1,309,121 17.8% 3 米 国 816,727 11.1% 4 中 国 811,675 11.1% 5 香 港 352,265 4.8% 6 英 国 216,476 3.0% 7 豪 州 195,094 2.7% 8 カナダ 157,438 2.1% 9 インバウンドツーリズムに対応した観光地を整備し、アジアからの観光客を受け入れる 人 1 10 中九州観光ルートを整備し、年間 1300 万人の観光客を取り込む 国 タ イ フランス 125,704 1.7% 117,785 1.6% その他 1,114,467 15.2% 合 7,334,077 100.0% 計