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20-032 A110 工事検査業務(PDF:20.5KB)
業務精査評価表 平成20年度 精査対象事務事業 工事検査業務 部・室 課・グループ 財務部契約検査室 検査課 所管部局 補充調書作成日 ヒアリング実施日 ヒアリンググループ B班 精査番号 20-032 評価番号 A110 平成20年6月25日 平成20年7月1日 1 相当期間を経過した事務事業で、平成19年度の業務精査で未実施の事業 2 選定理由 1.「官民の役割分担」の見直し 市の関与の必要性は(必要条件)の項目です。チェックが入らなければ、市の関与の必要性 に疑問があることになります。 市の関与の妥当性は、(十分条件)の項目です。チェックが入らなければ、「事業の廃止」 「民営化」「国・府への事業移管」となる可能性があります。 1 ○ 法令等で事務事業の実施が市に義務付けられている 市民が社会生活を営むうえで必要な生活水準の確保を目的とした事務事業(受益の範囲 が不特定多数の市民に及び、サービスの対価の徴収ができない事務事業を含む) 市民の生命、財産、権利を擁護し、あるいは市民の不安を解消するために必要な規制、 監視指導、情報提供、相談などを目的とした事務事業 個人の力だけでは対処し得ない社会的・経済的弱者を対象に、生活の安定を支援し、あ るいは生活の安全網(セーフティネット)を整備する事務事業 市民にとっての必要性は高いが、多額の投資が必要、あるいは事業リスクや不確実性が 存在するため、民間ではその全てを負担しきれず、これを補完・先導する事務事業 民間のサービスだけでは市域全体にとって望ましい質・量のサービスの確保ができない ため、これを補完・先導する事務事業 特定の市民や団体を対象としたサービスであっても、サービスの提供を通じて広く市民に も受益がおよぶ事務事業 2 3 4 市 の 関 与 の 必 要 性 所管課による 事前確認 5 6 7 8 9 作業チーム 確認欄 組織管理の施策として効果を説明できる事務事業 上記のいずれにも該当しないが、市政の推進上、事務事業の実施・継続には市の関与が 必要であることを客観的な説得力をもって説明できるもの 所管課の事前評価 市の関与の必要性は明確です 作業チームによる 精査結果 作業チーム評価 市の関与の必要性が明確に認められます 地方自治法第234条の2第1項において、当該地方公共団体の職員が検査をしなければな らないと明記されている。 特記事項 事務事業の目的に照らした結果、現在の市の関わり方による事業の実施・継続の妥当性 を説明できる 民間の成熟や規制緩和などの事業開始時からの環境変化を勘案しても、現在の市の関 2 わり方が適正であることが説明できる 市民ニーズの観点から、事業の必要性が説明でき、そのサービスの提供には、現在の市 3 の関わり方が適正であることが説明できる サービスの提供は、法令等による義務付け範囲で行っており、いわゆる上乗せ(追加)、 4 ○ 横出し(対象範囲の拡大)は行っていない サービスの提供範囲や内容が、他の自治体との比較において、適正な水準であることを 5 説明できる 国や府との役割分担の視点においても、市がサービスの提供主体として適切であること 6 を説明できる 市によるサービスの提供が、民間の参入を妨げていることについて、その正当性を説明 7 できる 同種のサービスを民間が行っている場合、互いが競合していないことを説明でき、かつ、 8 市としてそのサービスを提供する必要があることを説明できる 1 市 の 関 与 の 妥 当 性 所管課による 事前確認 9 作業チーム 確認欄 市の財政状況を勘案しても、実施するべき明確な緊急性が認められる 所管課の事前評価 作業チームによる 精査結果 市が主体的に関与する必要がある 作業チーム評価 市が主体的に関与する必要性を認めます 検査課では、事務取扱規程に定められた検査基準(工事設計金額1,000万円以上)以外 に、工事品質確保の観点から独自に対象範囲の拡大を行っている。 特記事項 2.「実施手法」の見直し 1 ○ 法令等で市による実施が義務化されている 2 許認可等の行政処分 3 政策形成に関するもの 4 機密保持が必要なもの 行政に対する信頼性が特に高いもの 5 市 が 6 実 施 所管課による 7 主 事前確認 体 8 で あ 9 る 10 こ と 11 の 必 12 要 性 13 特に公平性・安定性が必要なもの プライバシーの保護が特に必要なもの 職員のスキルが空洞化しては困る必要な範囲・量のもの 市民の生命・財産に直接関係するもの 即時対応が必要なもの 採算性の問題を抱えるもの 市場が成熟していない 公正・中立な遂行が特に必要なもの 所管課の事前評価 作業チームによる 精査結果 市 が 実 施 所管課による 主 事前確認 体 で あ る こ と の 妥 当 性 作業チーム 確認欄 市が実施主体であることが必要あり、かつ正職員(再任用職員を含む)が従事する必要がある 作業チーム評価 市が実施主体であることが必要あり、かつ正職員(再任用職員を含む)が従事する必要がある 地方自治法第234条の2第1項において、当該地方公共団体の職員が検査をしなければな らないと明記されている。 特記事項 1 市民サービスの質的向上・市民満足度の向上には、現行の実施手法で適正である 2 他の手法と比較検討しても、同水準のサービス提供には、現行の実施手法で適正である 3 業務処理の効率性は、現行の実施手法で適正である 4 ○ 専門的な技術・知識の活用が必要な事務事業であり、現行の実施手法で適正である 経費削減の観点から他の手法を比較検討しても、現行の実施手法が適正である 5 作業チーム 確認欄 職員数の抑制・削減の観点から、外部委託等の手法を検討しても、現行の実施手法で適 正である 人的資源を緊急性の高い特定事務事業へ集中させるべき必要が生じた場合でも、現行 の実施手法を維持する必要性がある 民間部門の成熟や規制緩和などの環境変化、また、年数の経過による市民ニーズの変動 などを勘案しても、現行の実施手法を継続する必要性がある 6 7 8 市民・地域との協働の見地から勘案しても、現行の実施手法を継続する必要性がある 9 所管課の事前評価 作業チームによる 精査結果 現行の実施手法で適正と考えます 作業チーム評価 現行の実施手法で適正と考えます 検査は1班2名で2班4名体制。業務量は学校の休暇時期や年度末など繁忙期がある。2名 がともに正職員である必要はなく、非常勤、アルバイト等の活用が可能と考えられる。 特記事項 1 業務の全部または一部委託 想定される「外部化」 2 人材派遣の活用 手法の検討 3 指定管理者制度の活用(公の施設に関するもの) 実 作業チーム 施 確認欄 手 チェックが入れば、 4 市場化テストの活用 法 外部化の検討が 5 市民・地域協働(NPO・ボランティア等の住民参加) の 必要とされます。 検 6 PFI制度の活用(公の施設に関するもの) 討 検査業務は、その専門性から、実務経験を有する職員OBの活用が期待できるのではない か。 作業チームによる 特記事項 精査結果 3.「事務事業」の効率的運営(見直し) 1 収支の改善、収入の増加が検討できないか 実 施 体 制 の 検 討 すでに ・「市の関与」 ・「実施手法」 はクリアしていま す。 ここでは、運営面 のチェックになり ます。 2 コストの削減、コストパフォーマンスの向上が図れないか 3 財源の確保が図れるか 4 事務の効率化(作業工程の標準化、外部化、機械化など)が図れるか 5 組織のスリム化が可能か 作業チーム 確認欄 6 職員の削減(作業量の平準化、作業内容に応じた多様な職員構成)が図れるか 7 質の向上、市民満足度の向上が図れないか 8 単位当たりコストの圧縮・削減が可能か 繁忙期について、派遣社員やアルバイト等の活用が図れないか。 作業チームによる 精査結果 特記事項 4.「受益と負担」の見直し(適正化) 1 受益者が不特定多数で、かつ必要なサービス(=公益的・必需的サービス) 2 受益者が不特定多数で、選択可能なサービス(=公益的・選択的サービス) 受 益 者 負 担 3 受益者が特定され、必要なサービス(=私益的・必需的サービス) 作業チーム 確認欄 4 受益者が特定され、選択可能なサービス(=私益的・選択的サービス) 内部管理事務としての性質上、受益者負担には馴染まない。 作業チームによる 精査結果 特記事項 作業チーム総合評価 方向性 地方自治法上、当該地方公共団体の職員が従事する旨明記されており、実施手法に問題はない。実施体制 についても、既にアルバイト職員の活用を図っているが、業務には繁忙期があるとのことであり、アルバイト 職員等の更なる活用などで業務の効率化を図られたい。 成果維持 業務精査事務局 市長公室行政経営室 eメール [email protected] 経営評価チーム 電 話 072−674−7398