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修復および再キャリブレーションにより SWIFT® トランスデューサの
修復および再キャリブレーションにより SWIFT® トランスデューサの計測パフォーマンス・整合性を 維持 SWIFT本体 MTS SWIFT 車軸六分力計ほど過酷な使用状態に置かれるトランスデューサは ほとんどありません。SWIFTセンサはこの厳しい使用条件に対応するよう設計さ れています。工場出荷される各SWIFTは、 カスタム設計のソフトウェアおよびハ ードウェアによる専用の自動工程を経てキャリブレーションされています。 これら のユニットの性能は、時間の経過とともに確認、 メンテナンスする必要がありま す。 そのため、MTSは完全で包括的、かつ洗練されたシステム性能の有効性を検 証する再キャリブレーションサービスを提供しています。 キャリブレーションは計 測精度を保証するために実施されます。機械および電気コンポーネントもまた修 復措置によって検査され、最適な状態まで回復します。SWIFT センサ修復およ び再キャリブレーションプログラムにより、必要かつ期待通りの精度と信頼性を 保証します。 このサービスは、最適な設計性能を得るために1年に1度実施するこ とをお勧めいたします。 トレーサブル基準 再検査のために返送されたSWIFTシステム MTSは、迅速、包括的、そして完全に、ISO17025に計量適合する徹底的なキャリ ブレーションを行うためのキャリブレーション台及びソフトウェアを設計しまし た。慎重な目視検査の後、各SWIFTシステムはキャリブレーション台の上に取り 付けられ、10台のアクチュエータのマトリックス制御により、NISTトレーサブル基 準を通して正確なベクトル荷重を各軸にかけます。荷重が加わると、SWIFTシス テムからのブリッジ出力信号および基準信号が収集され記録されます。 キャリブ レーションソフトウェアはデータを収集し、必要なキャリブレーションゲインおよ びクロストーク補正係数を計算し、それらをシステムのトランスデューサ インタ ーフェイスに読み込みます。 キャリブレーションファイルの演算後、すべての荷重 が再度加えられ、 トランスデューサ インターフェイスからの出力がシステム精度 を求めるために記録されます。各荷重軸にかけられた荷重はNISTトレーサブル キャリブレーションマスターロードセルを通して読み込まれます。変位制御がス ラック アダプタとともに、負荷のかかっていない軸の非接触荷重を確認するた めに使用されます。すべての出力信号は保証されたデジタル マルチメータによ って記録されます。 SWIFTシステム劣化率のばらつきを促進する要因 度重なる使用、過酷なアプリーション、動作環境条件が複雑に組み合わさり、通 常の摩耗率およびSWIFT トランスデューサ計測の整合性や性能は損なわれ変 化します。 この劣化率は装置が設計上の制限を超える条件で使用されたり、誤っ た操作を行ったりした場合に加速もします。未修理による劣化の具体的な結果と しては、1) 装置能力の低下、2) データ信頼性の低下、3) 高いダウンタイム率が 挙げられます。 これらすべてはユーザーの運転コストに対してマイナスに作用し ます。 以下の標準サービスに関しましては、正式な RAN サービスを経て製品が MTS 工場に到着 した営業日を基準にリードタイムがあらかじ め設定されています。 再検査のために返送された作動可能なSWIFT システム ユニット到着の4週間前にスケジュールが確定し ている場合、SWIFTシステムのリードタイムは10 営業日となっています。 A1.オリジナルのゲインへのチェックお よび再検査 A2.新しいゲイン設定での最適化 A3.リム及びハブアダプタ効果を検証 するための回転台での回転試験。 SWIFTシステムの定期的な再検査が唯一、現状の修復に必要な効果的な手段となります。SWIFT シ ステムの再検査周期は、劣化率に影響を及ぼすすべての要因を考慮に入れた上で、決定されます。通 常の使用では、MTSによる1年ごとの再検査を受ければ、長期所有によるコストは低下します。 その理 由は簡単です。SWIFTシステムの非ブリッジ関連領域における軽度の劣化を早期検出すれば、簡単 かつ経済的に計画されたメンテナンスサイクル期間に修正することが可能だからです。修復しないで おくと、 より大きな劣化に繋がり、結果として費用がかかってしまうのです。 SWIFTセルは、規格に適合し、力と運動のわずかな変化を測定するセンサ感度を提供するものです。 この適合性を提供するため、弾性シーリング材が使用されます。 シールは、湿気およびその他の腐食 性物質をブリッジ領域から隔離するために不可欠です。MTSは、独自の加圧と保持試験手法を使用し てシールの効果を検証しています。MTSは、 シールの劣化が発見されたら、弾性シーリング材を交換 します。MTS再検査では、非ブリッジ関連領域以外も必要に応じて、 スリップリング及びエンコーダト ランスミッションを含む、 ケーブル及びその他の電線の接続を確認します。 これにより断続的なコネク タの問題のほとんどが取り除かれます。 また、 ノイズ比に対するスリップリング信号の発生を認識し、 測定忠実性の劣化を招く前に対応します。 A4.スパイダ、TIボックス、および エンコーダ検証試験 修復プログラムのカテゴリー: A5.TIスパイダ ボックスに関連するECN アップグレード SWIFTシステムのOEMとして、MTSは何年にも及ぶ修理経験を生かしてリストアをカテゴリー化しま した。 カテゴリー化により、SWIFTシステムをモジュール方式による資産管理を可能にしました。 SWIFT センサ再検査では、 このモジュール構造を使用して、 より確実な予算および長期的な所有コス トを削減することにより、目技術的結果に到達することができます。定期的再検査を利用すること で、SWIFTシステムの寿命を伸ばし、結果としてSWIFTへの投資の回収を増進します。 A6.非ブリッジ関連の非揮発性修理 »弾性材の取り除き及び再シール »スリップ リング/エンコーダの 清掃、チェック、および/または 調整 修理およびキャリブレーションのために返送された機 能しない SWIFT システム リードタイムは、 コラムの状態により増減いた します。 B1.電気接続およびコンポーネントの 簡単な修理、およびファームウェ ア/ソフトウェア再読み込み (1週間) B2.故障したスリップリングおよび/ またはエンコーダの交換(3日間) B3.スリップリングおよびエンコーダの 修理(4週間) B4.複雑なスパイダおよび/または TI ボックスの修理/交換 (2 週間) B5.分解、再計測、テストのみ(4週間) B6.新品セルとの交換、試験のみ (1週間) SWIFTライフサイクル延長の計 画 的なアプローチ 弊社のMTS計量システムでは、資産管理の計画的アプローチに参加する顧客にMet-Track システム を使用しています。 これにより、SWIFT再検査をより迅速に行うために、特定の日時に予約を入れるこ とで可能となります。弊社では、ニーズに応じた修理契約付きのMet-Trackリコール システムをオプシ ョンで用意しています。 MTSとの連携によりSWIFTシステムの整合性を確認する SWIFT車軸6分力計を、仕様や記載された精度どおりにキャリブレーション、調整、修復できるのは MTSだけです。MTSキャリブレーションシステムは、業界で最も正確なホイールフォース トランスデュ ーサ キャリブレーションを実現します。MTSは経験に基づき製品、 自動システム、計量学処理を使用し て、特許取得済みSWIFTシステムが確実に最大限の精度を発揮できるよう評価、調整を行います。 MTS の SWIFT トランスデューサ キャリブレーションは、発見時の検証および新しく最適化されたキ ャリブレーションデータの両方を提供します。 これによって、キャリブレーションの実行後に最善の製 品が手元にあることを保証します。検証のみの場合と比較してみてください。 この場合エラーは報告さ れますが、最適化はされません。MTS の SWIFT トランスデューサ キャリブレーションは、真のエラー が報告されるように、 フルスケールで読み込みを行います。 その他のホイールフォース トランスデュー サのキャリブレーションでは、 タイヤ組立部を通して荷重をかける可能性があります。 タイヤは均一で はなく、制御された形状を示さないため、荷重ポイントは、荷重によりタイヤパッチが変化したり変形 したりすると変化してしまいます。 タイヤへの荷重で起こる別の問題は、 タイヤの滑りとともに発生し、 部分的にキャリブレーションを行う必要性が生じます。MTS 自動 SWIFT トランスデューサ キャリブレ ーションシステムは、SWIFTシステムへのキャリブレーションを実施する能力において並ぶものがあり ません。 迅速な応答時間 SWIFTシステムのキャリブレーションおよび再検査は、2週間の納期で処理可能です。弊社では返送 承認番号プロセスを使用して、SWIFTシステムに必要な工場での修理を追跡しながら完了します。 こ れには、顧客からの要請された作業範囲に関する顧客提供情報の収集と、返送される装置に関連し た問題点の把握が含まれます。 MTS工場プロセスでは、 「発見時」の状態でキャリブレーションされ、荷重は前年のキャリブレーション 設定を用いて加えられます。 「発見時」の精度を確認し、キャリブレーションレポートを提出します。 MTSキャリブレーション専門エンジニアは、その後ゲインを調整してSWIFTシステムの精度を最適化 します。 「出荷時」の最終精度を確認し、包括的なキャリブレーションレポートを作成します。 レポート には次の情報が記載されます。 »» システムのシリアル番号およびモデル »» お客様識別番号 »» フルスケールレンジ »» 今回のキャリブレーション日 »» 前回のキャリブレーション日 »» 今回のキャリブレーションゲイン設定 »» 前回のキャリブレーションゲイン設定 »» 前回、発見時、および今回のキャリブレーション状態における各軸の最大エラーの要約 レンタル ユニットによる最小限の中断 試験プログラムへの影響を最小限に抑えるために、MTSは工場キャリブレーション期間にユニットを 貸し出すことができます。 これによって、SWIFTを再キャリブレーションしている間も、試験プログラム を実施することができます。 お問い合わせ MTS SWIFT トランスデューサ キャリブレーションに関する詳細は、最寄りの MTS カスタマ・サービ ス部までお電話 (03-6658-0905(東京)/052-709-6433(名古屋))、 または電子メール ([email protected]) にてお問い合わせください。 SWIFT トランスデューサ キャリブレーション台 エムティエスジャパン株式会社 〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-1 アルカセントラル8階 電話:03-6658-0901 ファックス:03-6658-0904 メール:[email protected] www.mts.com/japan ISO 9001 Certified QMS MTS および SWIFT は、米国 MTS Systems Corporation の登録 商標です。 これらの商標は他の国でも保護されている場 合があります。RTM No. 211177. © 2009 MTS Systems Corporation. 100-223-034b SWIFTperformance Printed in U.S.A. 9/09