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評 価 結 果 に つ い て の 考 察

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評 価 結 果 に つ い て の 考 察
評 価 結 果 に つ い て の 考 察
1 肯定的評価が9割以上の評価項目について
肯定的評価が9割以上の評価項目について
経年比較するために昨年度と同じ評価項目(文言は一部修正)でアンケートを実施しました。肯定的評価(AまたはBと回
答)の割合が9割以上の項目は、45評価項目中(児童・保護者・教職員各15評価項目×3)41項目あり、昨年度の36
項目よりさらに5項目向上しました。残りの4項目も1項目を除いて9割近い肯定的評価がされています。また、児童による
評価は15項目中11項目・保護者による評価は15項目中13項目・教職員による評価は15項目中12項目で昨年度の評
価を上回っており、全体では45項目中36項目で、昨年度より向上しました。このように、ほとんどの評価項目で9割以上
の肯定的評価がされている状況の中では、それ以上に変化することは難しいのですが、その中でも、昨年度より3%以上向上
しているのが、児童では、
「1 私は学校へ行くのが楽しみだ。+4.8%」
「4 わたしは、大きな声で返事をしたり、元気なあい
さつをしたりしている。+3.7%」
。保護者では、
「4 学校は、気持ちの良い受け答えや元気な挨拶ができる子どもを育ててい
る。+4.9%」
「9 先生は、学力の定着を図るために、子どもの実態にあった宿題や課題を出し、それを生かしている。+3.7%」
。
教職員では、
「4 本校の子ども達は、気持ちの良い挨拶をしたり、自分の考えをはっきりと話したりすることができている。
+4.4%」「10 『大部っ子いきいきタイム』や『きらりタイム』を活用し、子ども達の集中力や脳の活性化を図っている。+
4.3%」などがあります。特に「4 学校生活」は、児童・保護者・教職員ともに向上が見られ、子どもの返事や挨拶が改善さ
れていることが分かります。
児 童
全 体
9割以上
9割未満
9割以上
9割未満
4
41
項目41
9割以上
9割未満
項目
12
割以上
9
割未満
9
1
3
15 15
教職員
保護者
項目12
14
14
項目
肯定的評価が9割以上の割合の項目数(全体45項目、児童・保護者・教職員各15項目中)
このように、児童・保護者・教職員ともに肯定的評価の割合が高くなっており、中でも児童が、すべての評価項目で9割以
上の肯定的評価をしていることは、大変嬉しいことです。これも、学校と家庭並びに地域が連携して、大部小学校の教育を推
進している成果であると考えています。一方で、少数でも肯定的評価でない項目に対しては、個々に対応を行っていきます。
今後も保護者の皆様・地域の方々のご支援・ご協力を得まして、大部小学校の教育をさらに高めてまいります。
2 肯定的評価が9割未満の評価項目について
肯定的評価が9割未満の評価項目について
① 評価項目4「本校の子ども達は、気持ちの良い挨拶をしたり、自分の考えをはっきりと話したりすることができてい
」
自分の考えをはっきりと話したりすることができている。
ている。
(教職員)87.0% ⇒ 挨拶については、大部地区地域づくり協議会が地域をあげて取り組んでおられる「大部地区あい
さつ運動」や児童会の「あいさつ運動」で定期的に推進しています。子ども達の挨拶の声も以前に比べ随分大きくなった
のではないかと思います。児童や保護者の評価が今回初めて 9 割を超えたことからも成長がうかがえます。それに比べ、
教職員は、後半の「子どもが自分の考えをはっきり話したりすることができる力」がやや弱いと捉えております。今後も
授業を通して、自分の意見がはっきり言える子どもを育てていきます。
② 評価項目7「
「先生は、
(保
先生は、子どもが学習の内容を理解しているかどうかをよく把握し、分かりやすい授業をしている。」
護者)89.9% ⇒ 昨年度より 1.1%向上しました。今年度は、国語科を中心に「PISA 型読解力を育む学びの創造」を研
究主題として、子ども達の基礎基本の定着とともに思考力・判断力・表現力の向上を図ってきました。教室環境の整備と
ともに、授業においては、
「学びの約束(学習規律の確立)
」
「ノートの達人」
「話型(発表の仕方)
」
「板書の工夫」等によ
り、子どもにとってよく分かる授業を進めています。今後も、指導方法の工夫・改善を進めていき、さらに楽しく分かり
やすい授業の創造に向けて努力していきます。
③ 評価項目13「
「子ども達
」(保護者) 79.5% ⇒ この
子ども達は、人に優しい言葉や相手を思いやる言葉づかいができている。
は、人に優しい言葉や相手を思いやる言葉づかいができている。
項目は昨年度と同様に 45 項目中唯一 8 割に達しない項目でもあります。学校では、道徳の時間や学級指導で、挨拶や返
事とともに、正しい言葉の遣い方や友達を呼ぶ時は必ず「さん」をつける等の指導をしています。また、児童会活動で「ぽ
かぽかハート育てよう大作戦」や「おおべっ子いいことニュース」等で、友達の良い所を見つけて紹介をしています。こ
のような学校での指導とともに、家庭でも保護者の皆さんがお子さんの手本となる言葉遣いを心がけていただき、学校と
家庭が連携して児童の言葉遣いが改善されるように努めていきましょう。
④ 評価項目14「子ども
「子ども達は
「子ども達は、交通ルールを守って安全に登下校したり、危険な目に合わないように気をつけ
達は、交通ルールを守って安全に登下校したり、危険な目に合わないように気をつけたりし
、交通ルールを守って安全に登下校したり、危険な目に合わないように気をつけたりして
たりしてい
る。
」
(保護者)87.1% ⇒ この項目は昨年度も保護者評価のみ9割に達しませんでした。子ども達の登下校に際しては、
保護者の皆様をはじめ、地域の見守り隊、市民安全部の方々にお世話になっております。また、昨年 12 月からは、子ど
もの登校時間帯に学校前道路が通行規制となり、登校時の子どもの安全性が高められたと思います。今後も教職員による
危険個所の点検・指導や下校時の巡回等を実施するとともに、学校・家庭・地域・関係機関が連携して、児童が事故や不
審事案に巻き込まれないように、危険回避に向けた取組を継続していきます。
3 学校評議員の皆様
学校評議員の皆様方から、授業参観をされた感想並びに
方から、授業参観をされた感想並びに学校評価結果についてご意見をいただきました。
授業参観をされた感想並びに学校評価結果についてご意見をいただきました。
・教育環境がよく整っている。すばらしい環境の中で子どもの素質を伸ばしている。
・子どもがよく落ち着いて学習できている。先生もしっかり教材研究ができており、ICT 機器の活用も進んでいる。
・授業では、子どもがじっくり考える時間が確保されており、友達の意見をよく聞いて、自分の言葉で発表ができている。
・高学年の学習ぶりに感心した。1学年ずつしっかり力をつけて伸ばしてほしい。
・児童の評価で、15項目すべてで9割を超えているのは、大部小学校の子ども達自身がとても素直だからである。
・
「3 先生はまちがったことをしたらきちんと注意してくれる。
」
(児童)の肯定的評価がほぼ100%であるのはすばらし
い。子どもが正しくないことをした時には、先生がきちんと指導しているからである。
・子育ては学校と家庭でするもので、家庭でのしつけもしっかりできている結果だろう。親が子のよい手本となっている。
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