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Rexroth ローラー レール システム 潤滑

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Rexroth ローラー レール システム 潤滑
Rexroth ローラー レール システム
潤滑
潤滑
潤滑剤選択に関する基本的知識と基準を
スタートアップ前に、システムに十分潤
記載した潤滑ガイドです。
滑がゆきわたっているか確認してくださ
Rexroth ローラー レール システムは防
い。
錆剤を塗布して納入されます。潤滑剤と
してオイルまたはグリースが使用できま
す。
ドライ状態の軸及びクーラント液の付着が最少限の軸
グリース潤滑
グリース ガンまたは分配給油システムを
集中潤滑システムで計量バルブによる
用いた潤滑:
潤滑:
下記分類による DIN 51 825 規格グリー
DIN 51 825 の液状グリースの使用をお
スの使用をお勧めします。
勧めします:
− KP 2 K(DIN 51 818 規格 NLGI ク
− 推奨タイプ:用途に適応した潤滑特性
ラス 2 のグリース)
− 用途に適応した潤滑特性をもった K P
1 K または KP 0 K
短いストローク
ストロークがランナー ブロック長さの
2 倍より小さい場合:
• ランナー ブロック 1 個当り 2 個の潤
滑口を付けて 2 個とも潤滑します。
をもつ(ベース オイル、濃厚化剤など) ストロークがランナー ブロック長さの
KP 0 K(低粘度グリース、DIN 51
818 の粘度クラス NLGI 0)
• ランナー ブロック当り 2 個の潤滑口を
(ベース オイル、濃厚化剤など)
− KP 00 Kまたは GP 00 K
0.2 x Cdyn を超える高荷重の場合、高品
グリースと潤滑システムのメーカーの使
質グリースをお勧めします(合成ベース
用説明書に従ってください。
オイル)。
半分より小さい場合:
付けて 2 個とも潤滑します。
• 潤滑サイクル毎に、ランナー ブロック
をその長さの 2 倍のストローク動かし
固形潤滑剤(グラファイトや
MoS 2 など)を含んだグリースは使用し
ます。これができない場合、Rexroth
にご相談ください。
ないでください。
ランナー ブロックの初期潤滑
サイズ
初期
潤滑量
(cm3)
初期潤滑は表 1 に記載の部分量の 3 倍必
要です。
1. グリース ガンを慎重に押して、表 1 の
部分量の潤滑剤をランナー ブロックに
給油します。
2. ランナー ブロックをその長さの最低 3
倍の長さのストロークを 3 往復滑らせ
ます。サイズ 125 の場合、少なくと
も 300 mm を 3 往復させます。
3. 上記 1 と 2 のステップをさらに 2 回
25
35
45
55
65
55/85
65/100
125
0.8
0.9
1.0
1.4
2.7
1.8
3.2
グリース潤滑
補給量
初期潤滑、サイズ 125
1 つの端面の潤滑口:
25 cm3 (3x)
(cm3)
(x 3)
(x 3)
(x 3)
(x 3)
(x 3)
(x 3)
(x 3)
0.8
0.9
1.0
1.4
2.7
1.8
3.2
右図参照
ご相談ください
全 4 側面の潤滑口:
各 7.5 cm3 (3x)
表1
グリース NLGI ≧ 1
サイズ NLGI ≦ 0
クします。
補給間隔
通常運転条件で
荷重 0.15C dyn 以下*
補給間隔
通常運転条件で
荷重 0.15C dyn 以下*
グリースの補給
走行距離(km)
反復します。
4. ガイド レール上に油膜が見えるかチェッ
• 表 2 に記載された潤滑間隔に達した
ら、表 1 の潤滑量を補給します。
装置がほこりまたは振動や衝撃などに曝
される環境で運転する場合、この潤滑間
隔は短縮されます。
荷重が小さいほど潤滑間隔は長くなりま
す。
サイズ
25
35
45
55
65
55/85
65/100
125
表2
走行距離(km)
600
375
190
115
75
115
75
20
800
500
250
150
100
150
100
30
* 荷重が 0.3 x Cdyn までの場合、補給間隔は
表示した走行距離の 1/4 に低下します。
141
141-148J.p65
141
RJ 82 302/2003-04
04.5.25, 4:32 PM
Rexroth ローラー レール システム
潤滑
オイル潤滑
注意
通常の運転条件の場合、手作業の潤滑で
も集中潤滑でも ISO VG 220 規格の CLP
オイルの使用をお勧めします。
低速運転の場合や高荷重運転( >0 . 2 x
Cdyn)の場合、粘度 220 ∼ 460 mm2/s
の合成オイル潤滑をお勧めします。
オイル及び潤滑システム メーカーの使用
説明書に従ってください。
ランナー ブロックの初期潤滑
サイズ
初期潤滑は表 3 に記載の部分量の 2 倍必
要です。
1. 表 3 の部分量の潤滑剤をランナー ブ
ロックに給油します。
2. ランナー ブロックをその長さの最低 2
倍の長さのストロークを 3 往復滑らせ
ます。
3. 上記 1.と 2. のステップをもう一度反
復します。
4. ガイド レール上の油膜が見えるかチェッ
25
35
45
55
65
55/85
65/100
125
オイル潤滑
初期潤滑
部分量
(cm3)
補給量
1.2 (2x)
1.3 (2x)
1.5 (2x)
2.0 (2x)
4.0 (2x)
2.7 (2x)
4.8 (2x)
38.0 (2x)
1.2
1.3
1.5
2.0
4.0
2.7
4.8
38.0
初期潤滑、サイズ 125
1 つの端面の潤滑口:
38 cm3 (2x)
(cm3)
表3
クします。
オイルの補給
サイズ
• 表 4 に記載された潤滑間隔に達した
オイル補給間隔
通常運転条件で
荷重 0.15 Cdyn 以下*
補給間隔、サイズ 125
1 つの端面の潤滑口:
38 cm3 (1x)
ら、表 3 の潤滑量を 1 パルスで補給
します。
走行距離(km)
計量バルブを使った集中オイル潤滑の場
合の潤滑量は表 5、6、7 に記載されて
います。
装置がほこりまたは振動や衝撃などに曝
される環境で運転する場合、または冷却
剤が使用されている場合、この潤滑間隔
は短縮されます。
荷重が小さいほど潤滑間隔を長くなりま
す。
25
35
45
55
65
55/85
65/100
125
400
250
125
75
50
75
50
10
ストロークがランナー ブロックの
長さの 2 倍より短い:
次ページ短いストロークの説明参照
表4
* 荷重が 0.3 x Cdyn までの場合、補給間
初回運転中に潤滑状態を監視し、必要に
隔は表示した走行距離の 1/4 に低下
応じて補給間隔を調整します。
します。
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141-148J.p65
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Rexroth ローラー レール システム
潤滑
通常のストロークと短いストローク
通常のストローク:
短いストローク:
ストロークがランナー ブロック長さの
ストロークがランナー ブロック長さの
2 倍より長い場合
2 倍より小さい場合
• ランナー ブロック当り 1 個の潤滑口を
• ランナー ブロック 1 個当り 2 個の潤滑
付けます。
ストロークがランナー ブロック長さの
− 左記の「ストロークがランナー ブロッ
口を付けて 2 個とも潤滑します。
• 取付け方向 I、II、III:表 3 の(潤滑
• 取付け方向 III、IV、 V、:表 3 の(潤
補充)オイル量を 1 パルスで給油し
滑補充)オイル量を 1 パルスで給油し
ます。
ます。
取付け方向 III でこれが不可能な場合、
Rexroth にご相談ください。
半分より短い場合:
ク長さの 2 倍より短い場合」に加え
て、下記を留意してください。
• 潤滑サイクル毎に、ランナー ブロック
をその長さの少なくとも 2 倍のスト
ローク動かします。これができない場
取付け方向 III でこれが不可能な場合、
合、ガイド レールを潤滑します。
− この場合、グリース潤滑をお勧めしま
Rexroth にご相談ください。
す。
取付け方向
I
潤滑口 1 個
II
潤滑
IV
潤滑口 2 個
0 - 90°max.
個
口1
V
0 - 90°max.
潤滑
集中オイル潤滑
III
0 - 90°max.
品番
個
口2
潤滑方式
パルス当りの
潤滑料量
取付け方向 I、II、IV、 V、
1 サイクル当りの
パルス回数
パルス回数/時間(h)
(cm3)
注意
25
潤滑方式 1 は表 5 の通り:
潤滑補充間隔は表 4 の通りです。
35
潤滑方式 2 は表 5 の通り:
45
• 初期潤滑の場合または長時間停止後
は、オイルを 2 ∼ 5 パルス連続給油
します。
55
65
• ランナー ブロックはできるかぎり動か
しながら給油してください。
• クリーニングの間隔に関しては「メン
1
2
1
2
1
2
1
2
1
2
21)
1
21)
1
31)
1
41)
1
71)
1
0.6
0.06
0.6
0.1
0.6
0.1
0.6
0.16
0.6
0.2
−
3 - 42)
−
3 - 42)
−
3 - 42)
−
3 - 42)
−
3 - 42)
表5
1) パルス間隔:最長
2) 走行距離と無関係
20 秒
テナンス」
(P145)をご参照ください。
品番
潤滑方式
取付け方向 I I I のように傾斜取付された
パルスと
ポート当りの
潤滑量
1 サイクル当りの
パルス回数
パルス回数/時間(h)
(cm3)
ランナー ブロックの場合に限った潤滑
18..-3..-18
18..-4..-18
18..-5..-18
2
2
2
0.06
0.06
0.10
1
1
1
3 - 42)
3 - 42)
3 - 42)
表6
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RJ 82 302/2003-04
04.5.25, 4:32 PM
Rexroth ローラー レール システム
潤滑
クーラント液が付着したウェット状態の軸
オイル潤滑
品番
潤滑方式
取付け方向 I、II、IV、 V
パルスと
ポート当りの
潤滑量
1 サイクル当りの
パルス回数
パルス回数/時間(h)
(cm3)
注意
潤滑方式 2 は表 7 の通り:
• 初期潤滑の場合または長時間停止後
は、オイルを 2 ∼ 5 パルス連続給油
します。
• ランナー ブロックはできるだけ動かし
25
35
45
55
65
2
2
2
2
2
表7
0.06
0.10
0.16
0.20
0.20
1
1
1
1
1
1) 走行距離と無関係
ながら給油してください。
• クリーニング サイクルに関しては「メ
ンテナンス」(P145)の項をご参照
ください。
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RJ 82 302/2003-04
141-148J.p65
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04.5.25, 4:32 PM
41)
41)
41)
41)
41)
Rexroth ローラー レール システム
メンテナンス
クリーニングの間隔
ほこりがガイド レールに付着して固まる
8 時間毎に少なくとも 1 回、レール全長
ことがあります。特にレールがむきだし
をクリーニングして下さい。
の場合にこの恐れがあります。
汚れかたやクーラント液使用量によって
シールやカバー バンドの機能を維持させ
は、より頻繁にクリーニングする必要が
るには、定期的に汚れを落としてくださ
あります。
い。
機械停止前には必ず、レール全長にわ
たって 2 回クリーニングして少なくとも
2 サイクルの潤滑を行います。
アクセサリーの点検
金属スクレーパーやシール類は定期的に
点検してください。
汚れのひどい環境にて、全ての部品は交
換可能です。
アクセサリーは少なくとも 1 年に 1 度点
検してください。
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04.5.25, 4:32 PM
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