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Ⅰ種 31-32(carrier planning)
carrier planning 農林水産省では、 「なりたい自分」を実現するためのキャリアアップが可能です。 幅広い知識と経験を養うための多様なキャリアパスをご用意しています。 キャリアパス 国内留学 農村 派遣研修 海外留学 市町村 交流 係員クラス FAO準専門家 研 修 大使館 国際機関︵FAO、 OIE等︶ 他省庁︵内閣官房、食安委等︶ 他機関への出向 国 営 事 務 所 漁業調整事務所 森 林 管 理 局 植 物 防 疫 所 動 物 検 疫 所 地 方 農 政 局 係長クラス 地方支分部局、施設等機関 本 省 課長補佐クラス 地方公共団体、民間企業 課長クラス 研修制度 初任者研修(入省1年目) 英会話研修(入省1年目∼) 農村派遣研修体験レポート 入省1年目の職員を対象としたプログラムです。 民間の英語学校で英会話の授業を受講する研修です。個人のレベルにあった 農村派遣研修は、実際の農山漁村での作業等が体験できる、農林水産省独自 ンドも様々で、作目も、稲作、野菜、 まず、他府省庁職員との合同研修が、 4月上旬の2泊3日と5月以降の約1ヶ月の コースを受講します。 の研修制度です。実際に研修に参加し、農村での生活経験をしてきた職員の 養鶏とこれまた様々でした。 レポートを紹介します。 2本立てで行われます。政策課題研究やディベート、地方自治体での研修など、 様々なプログラムが組まれています。 さらに、 4月中旬には農林水産省独自の研修において、農林水産政策全般に関す る講義を受講するとともに、実際に圃場に出て農業の生産分野に関する実地研 修等を行います。 農村派遣研修(入省2年目) 各自の設定したテーマごとに全国各地の農山漁村に派遣され、 1ヶ月間農家に泊 まり込んで現地の作業等を体験する研修制度です。 生産現場の実態を見聞きし、農家の方と意見交換をする中で、現場に根ざした政 策立案能力を身につけることを目的としています。 国内留学(入省3年目∼) 人事院の国内研究員制度により、国内の大学の修士課程等に2∼3年間派遣す る制度です。 海外留学(入省4年目∼) 人事院の長期在外研究員制度により、修士号取得を目的として海外の大学へ 2年間派遣する制度です。 民間派遣研修(係長級∼) 行政に求められるニーズが多様化する中で、 これらのニーズに的確に対応できる よう、職員の資質と能力の向上を目的としています。 経営局金融調整課 市橋 寛久 各種勉強会 月に1度、各会の有識者等を講師とした職員能力向上講座を開催しています。 また、職員有志による自主勉強会への助成や、大学などの公開講座を受講する際 の助成なども行っています。 Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries ろ、得るところがとても多い、大い に充実した研修でした。 平成20年入省(農学Ⅰ) きなことから小さなことまでいろ (消費・安全局表示・規格課配属) いろありますが、そ の 中でひとつ 平成21年6月 挙げるとすれば、ともすると国 の 現職 派遣先:千葉県旭市 農事組合法人旭愛農生産組合 では、何を学び、何を得たか。大 施策は、現場においてその当初の目的が失われる、ということでしょうか。現場 では予算の消化が目的化してしまったり、あるいはそもそも施策が実態に即し ていなかったり・・・。 千 葉 県 旭 市は日本 有 数 の 農 業 日々仕事をしていると、どうも、予算の獲得、制度の設計、法令の改正と 地帯ですが、その中でも、旭愛農 いった目先のゴールにとらわれがちです。でももちろん、これらは施策のス 生 産 組 合は先 駆け的な産 直 団 体 です。私は、 1ヶ月の研修期間中、 5軒の組合員の農家で、それぞれ 制度が目的に即して運用されているか等々、そういったことが大事なはずな する。その積み重ねが「本当に役に立つ施策」への地道な道のりなのではな お邪魔した5軒の農家は、脱サ ラして新規就農された方からベテ タートに過ぎません。本当はそこから先、予算が目的通りに使われているか、 のです。 「やりっぱなし」ではなく、自分の日々の仕事の結果を振り返り評価 5∼6日ずつ研修を受けました。 ラン農家まで世代もバックグラウ 31 ろなところが 刺 激され、学 ぶとこ Hirohisa Ichihashi 公共政策学や国際関係論、食品衛生学など公務に活かせる学問分野を各人で 自由に選択できます。派遣先国は、アメリカ、イギリス、中国、フランス、オース トラリア、オランダ等多岐にわたります。 様々な業態の民間企業において、接客や広報業務などの実地研修を行います。 ですので、非常に「ギュッ」と詰 まった1ヶ月間で、頭と体のいろい いかと、1ヶ月の研修を終え職場に戻った今、そんなことを感じているところ お世話になった農家の皆さんとの懇親の様子 (筆者:前列右から3番目) です。 Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries 32