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「高松市こども未来館(仮称)事業運営計画書(案)」 (PDF形式/2692KB)

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「高松市こども未来館(仮称)事業運営計画書(案)」 (PDF形式/2692KB)
高松市こども未来館(仮称)
事業運営計画書(案)
平成
年 月
高松市
目次
Ⅰ 施設概要と基本方針
3
1 施設概要
2 こども未来館(仮称)の基本方針
Ⅱ 事業計画
9
1 目指すこと
2 活動指針とプログラム
3 空間コンセプト
Ⅲ 運営計画
24
1 運営方針
2 施設利用
3 施設の管理運営や事業展開の考え方
2
Ⅰ 施設概要と基本方針
1 施設概要
(1) 立地
所
交通アクセス
在:高松市松島町一丁目15‐1
琴電志度線
敷地面積:約 3,120㎡
「今橋」駅下車 徒歩5分
(2) 建築概要
施設名称:高松市こども未来館(仮称),高松市図書館の地域館,
ことでんバス
高松市平和記念館(仮称),高松市男女共同参画センター
「松島町」バス停下車
延床面積:約 6,800㎡
階
数:地上7階
施設構成:1階 市民交流ゾーン
今橋
琴電志度線
2階 図書館ゾーン
3階 子育て支援ゾーン
4階 科学体験ゾーン
高松中央高校
5階 科学体験ゾーン
平和記念館(仮称)
高松商業高校
高松第一学園
6階 男女共同参画センター
7階 機械室
3
(3) 平面図
2階
[図書館ゾーン]
1階
[市民交流ゾーン]
3階
[子育て支援ゾーン]
[市民交流ゾーン]
4
4階
[科学体験ゾーン]
5階
[科学体験ゾーン][平和記念館(仮称)]
6階
[男女共同参画センター]
5
(4) 四つの施設の思い
~ここから始まる
夢
未来
男女共同参画センター
交流~
つながる,学ぶ
6階
本施設は,こども未来館(仮称)を中心に,機能的な連携を図ること
ができる,図書館ゾーン(高松市図書館の地域館),平和記念館(仮
称),男女共同参画センターの四つの施設で構成されます。
平和記念館(仮称)
学ぶ,考える,語り合う,伝える
5階
こども未来館(仮称)は,子どもを主体とした,子どものための施策・
科学体験ゾーン
事業を実施し,子どもを中心に,幅広い世代の人々が交流できる施
設とするため,市民交流ゾーン,子育て支援ゾーン,科学体験ゾーン
4階
学ぶ,興味を持つ,発見する,体感する
の三つのゾーンで構成することにしています。
こども未来館(仮称),図書館ゾーン,平和記念館(仮称),男女共
同参画センターが,それぞれの特色を生かしながら結びつき,交わる
ことにより,子どもから大人まで幅広い世代の人々が多様な関わりを
3階
子育て支援ゾーン
くつろぐ,交流する,協力する,体験する
持ち,にぎわいと交流を生み出します。
緩やかな連携が施設の特色となり,利用者が直感的にそれを捉え
られるような,全体を貫くデザインコンセプトを取り入れます。
2階
※図書館ゾーンについて
図書館ゾーンは,全市的な図書館ネットワークを利用した幅広い
図書館サービスを提供するため,高松市図書館の地域館として設
置する予定です。
本計画では,平和記念館(仮称)や男女共同参画センターと同様
に,事業面の連携について検討することとします。
1階
図書館ゾーン
学ぶ,調べる,発見する,楽しむ
市民交流ゾーン
出会う,交流する,創造する,発表する
6
2 こども未来館(仮称)の基本方針
(1) 基本理念
~こども・ふれあい・夢体験~
未来を担うすべての子どもたちが,限りない夢と想像力を持ち健や
かに成長していくために,成長段階にあわせた,子育て支援や学び・
遊び・交流などの機能を持ち,子どもを主体とした,子どものための
施策・事業を実施し,子どもを中心として,幅広い世代の人々が交流
できる施設を目指すことを基本理念とします。
(2) 基本理念を具体化する方向性
子ども自身を育む場づくり
(4) こども未来館(仮称)の位置づけ
市民みんなで子どもを育み,
親を育む,
世代をつなぎ,
高松の未来をつくる施設
未来を担うすべての子どもたちが,
限りない夢と想像力を持ち,
健やかに成長していくための拠点施設
快適な遊び・交流の場づくり
子育て力を高める場づくり
ふれあい・集いの場づくり
子どもを支援する場づくり
(3) 施設構成の考え方
市民交流・子育て支援・科学体験の
機能を持つ複合施設
高松市こども未来館(仮称)基本構想・基本計画より抜粋
7
(5) 事業活動に求められる機能
市
民交流
市
市民交流ゾーン
民交流
~集い・ふれあい~
様々なイベントや催し等,にぎわい
や交流が生まれるシンボリックな場
子どもがみんなで様々な活動が行
える場
こども未来館のシンボリックな場・
空間となる「ふれあい・夢ひろば」
科
学体験
子
育て支援
子育て支援ゾーン
~子育て・親育て~
幅広い世代の人々が,子どもの成長
や発達にあわせた遊び体験や子育て
支援の事業を行うことで,子どもの育ち
を支え,子どもを中心とした世代が安
心して過ごせ,成長できる場
子どもたちの居場所・
活動の場の機能
子どもの豊かな情緒や創造性を育む機能
ここならではの遊び・体験・学び機能
科
学体験
科学体験ゾーン
~学び・遊び・つなぐ~
プラネタリウム(多目的ドームシアター)
や展示,科学実験等,様々な学びと楽
しめる体験プログラムを提供することで,
子どもも大人も楽しく科学に親しめる場
子どもと親がともに育ちあう子育て支援機能
ふれあい・交流による多世代間交流機能
子
育て支援
高松市こども未来館(仮称)基本構想・基本計画より抜粋
8
Ⅱ 事業計画
1 目指すこと : 「小さな循環」と「大きな循環」をつくる。
■小さな循環 ―
子どもたちは,館内で,一人ひとりの個性を尊重し,お互いに認め合いながら,みんなが集い,遊び,学ぶことを
繰り返していくこと(循環)で,居場所・活動場所を構築していきます。
こども未来館(仮称)
カタチにする
子どもの夢を育む
人に出会い,素材に出会い,ダイナ
ミックに表現する。一人で,子ども同士
で,子どもと大人で,作り上げる楽しさを
存分に味わう。
こども未来館(仮称)での活動を通じ
て,知識が深まり,また,豊かな心や創
造力が育まれ,子どもたちが夢を描く。
子どもたちの居場所・
活動の場
ここならではの
遊び・体験・学び
発表する
何度訪れても,遊び・体験・学びの中
に新たな発見や感動がある。子どもた
ちが挑戦と冒険を行う場となる。
子どもたちが作り上げたものを使って
演じたり,作品を展示する。お互いの作
品に触発されたり,次への意欲をかき
たてる。
9
■大きな循環 ―
こども未来館(仮称)のノウハウや活動を支えるツールは,こども未来館(仮称)の中にとどまることなく,他の様々
な施設,教育機関,各種団体などへと広げていきます。このやりとりが,こども未来館(仮称)と市民とのコミュニケー
ションを生み,市内において有機的な循環を生み出し,「子育て」を地域全体で支える仕組みとなります。
地域の人・物・技術をつなぎ,地域全体で子どもの育ちを支える。
男女
学校・幼稚園・
保育所・こども園
子どもに関わる
施設・組織
美術館などの公共施設
共同参画
平和
記念館
市民・地域コミュニティ
こども未来館(仮称)
事業者
市民活動団体・
ボランティア など
10
2 活動指針とプログラム
(1) ターゲット
◯高松市の未来を担うすべての子どもたち(子どもは,0歳から18歳までを範囲とする)
◯子どもを取り巻く地域の大人たち(保護者や子どもに関わる人々)
(2) 活動指針
こども未来館(仮称)のプログラムは,職員が計画するもの,市民・地域・大学などと連携して計画するものなど,様々なプログラムで構成されます。
数多くのプログラムがバラバラではなく,すべてがこども未来館(仮称)の目的を実現するためのプログラムであることが明確に分かるよう四つの活動指針を設け,
目的を全員で確認できるよう工夫します。
○創造力を育む
○探究心を育む
○子育てを支援する
○協力・交流を生む
11
(3) 活動指針ごとのプログラム
<創造力を育む>
子どもの成長段階に応じた体験や遊びのプログラムを提供します。
① 乳児に対応したプログラム
乳児へのプログラムは,子どもの五感を刺激するもの,親子で楽しめるものを中心とします。
《例》 読み聞かせ,手遊び,鏡を使ったおもちゃや手触りの違いを感じるおもちゃなどを活用した遊び,風船を使った遊び など。
② 幼児に対応したプログラム
幼児へのプログラムは,言葉や体を使ったプログラム,お絵かき,模倣・疑似体験プログラム(ごっこ遊びなど)を中心とします。
《例》 読み聞かせ,手遊び,様々な体の動きを楽しむ,段ボールでのいろいろな遊び など。
③ 小学生以上に対応したプログラム
小学生以上のプログラムは,クリエイティブなプログラム,他者と協力して行う(作る)プログラムを中心とします。
学年が上がるごとに,より自分で考え,計画し,じっくり取り組むものとします。
《例1》 だんだんダンボール団
段ボールという扱いやすい素材で,空間そのものを子どもたち自身で作っていきます。家,原っぱ,畑,乗り物,遊園地,店舗,川,海,動物…
長い期間にわたって展開され,少しずつ成長・変化を遂げます。安全な道具と簡易な材料で,年齢に合わせて楽しめます。
段ボールのお絵かきウォール,軽量な段ボールの積み木,段ボールの鏡の部屋 など。
《例2》 クリエイティブリユース
事業者や地域の協力を得て,使わなくなった物を材料として収集し,それを利用して何かを創るプログラムを展開し,
子どもの想像力や創造力を高めるとともに,資源の有効利用を通して,環境に配慮する心を育みます。
卵でサイエンス、卵でアート、卵をめぐるクリエイティブリユース
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<探究心を育む>
見て,考え,工夫し,試す力を身につけるプログラムを提供します。
① プラネタリウム
本物に近い星空の再現や,宇宙空間に飛び出したような疑似体験ができるプログラムを実施し,天体や宇宙への
関心を高めます。
《例》 天文を中心とした理科学習の番組,子どもたちがプラネタリウムの番組づくりに参加できるプログラム など。
② 科学体験
ワークショップ型の科学体験プログラムや,学校ではできない実験を行い,科学への興味や関心を高めます。
《例》 スライムづくり,空飛ぶ紙の模型づくり,液体窒素実験 など。
③ 昆虫標本
高松に生息する昆虫を中心に収集してきたコレクションを見て,自然界の仕組みや環境に対する関心を高めます。
《例》 昆虫標本研究,昆虫標本づくり,昆虫なんでも相談教室 など。
④ 子どもによるイベントの開催
子どもたち主体でイベントを企画・運営するプログラムを行い,年齢の違う人や地域の人との交流を体験し,地域や
職業などへの興味や理解を深め,一つのものを創り上げていきます。その経験を通じて,社会の一員として協働して
いく喜びを伝えます。
⑤ 他の施設との連携プログラム
図書館ゾーンや平和記念館(仮称),男女共同参画センター,美術館などの他の公共施設と連携し,小中学校や
幼稚園,保育所などの利用ニーズに合ったプログラムを提供します。
《例》 校外学習,こども教室 など。
<子育てを支援する>
子育て中の保護者や,これから子育てをする人に対して,子育てを豊かに,楽しくできるように,子育て力を
育みます。
《例》 子育て相談コーナー,ファミリー・サポート・センター,乳幼児ふれあい体験 など。
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<協力・交流を生む>
幅広い世代の人々が集い,交流・活動できるプログラムを提供します。
① 居場所づくりプログラム
気軽に参加できるメニューを豊富に揃え,更なる利活用につなげます。
《例》 のんびりとくつろぐ,ワークショップへの参加,親子体操,ベビーマッサージ,
おじいちゃんおばあちゃんの知恵袋講座,図書館ゾーンと連携した絵本の読み聞かせ など。
② 協働によるプログラム
企画事業の立案や運営を市民との協働で行うことで,持てる力を十分に発揮していただき,更にそれを発展させ,広げていきます。
《例》 ワークショップの企画,実施および補助,
図書館ゾーンと連携した絵本の読み聞かせ教室やおたのしみ会 など。
③ 中高生を対象にしたプログラム
中高生の居場所として,平日の放課後の時間を中心に,こども未来館(仮称)の部屋を学習室や活動場所として提供します。
また,中高生が知識や興味を深めるプログラム,社会参画を促すプログラムを実施します。
《例》 乳幼児ふれあい体験,企画事業の立案・運営 など。
小さな子どもも、お兄さんお姉さんも一緒に楽しむ海の物語
14
(4) 実施形態
① 個人利用向け
1)単発型:1回ごとに実施します。気軽に参加できるメニューを中心に行います。
2)継続型:一定のテーマで,複数回にわたって継続的に実施します。子どもの創造力や探究心を育むメニューを中心に行います。
3)クラブ活動:登録制のクラブを設け,通年にわたって継続的に実施します。
② 団体利用向け
小中学校や幼稚園,保育所などの団体利用にあたっては,利用人数や要望に応じて,事前に相談・打ち合わせを行い,実施します。
※ なお,こども未来館(仮称)の活動やプログラムのイメージを分かりやすくするために,体験ストーリーや
諸室の活動イメージを掲載した別冊参考資料を作成いたしましたので,併せてご覧ください。
15
3 空間コンセプト
(1) 目指す空間づくり
活動内容に合わせ子どもと大人が活動しやすい,ユニバーサルデザインを取り入れた環境づくりを行います。
天井・壁・床・遊具・おもちゃ・備品などをその場に合った色・形・大きさとし,さらには,活動・運営を見越したものを選定します。
全体の調和を図り,興味を触発するとともに,いつも訪れる場所だけではなく,それ以外の場所にも回遊しやすいように,次への移動の手がかりに
なるような場を構成します。
○創造性をかきたてる空間
○やすらぎ,交流が生まれやすい空間
○安全・安心な空間
○子どもにとって親密な印象を与える空間
○子どもも大人も,ウキウキと楽しく学べる空間
(2) しつらえ
○子どもたちの創造性をかきたてる,いくつもの仕掛けを用意する。
○親子のコミュニケーションを育みつつ,大人もゆったりと過ごし,情報交換ができる。
○作品で,さらなる表現を楽しめる発表の場がある。
○季節ごとにテーマとしつらえがガラリと変わる,飽きない場が作りやすいよう,シンプルな壁や床にする。
○容易に移動でき,プログラムに応じて空間を変えられるパーテーションがある。
○棚には豊かな素材や道具が用意されており,子どもが自由に選択できる。
○興味を持ったことを容易に調べられるよう,備品などの配置を工夫する。
○安全で,メンテナンスが十分に行き届いた遊具やおもちゃ,備品(机・椅子など)がある。
○スタッフのサポートを受けなくても,子どもが自由に自発的な遊びを楽しめる遊具やおもちゃがある。
○簡易で移動可能な遊具を設置する。
16
(3) 諸室の基本的な考え方
1階
ふれあい・夢ひろば
【用途・活動イメージ】
中西太コーナー
【用途・活動イメージ】
・高松市出身の元プロ野球選手・中西太氏から寄贈されたユニ
フォームやトロフィーなどの野球資料を展示する。
・高松市出身の芸術家・川島猛氏のデザインにより,こども未来館
(仮称)のシンボリックな空間として演出する。
多目的室
【用途・活動イメージ】
・団体利用の際,オリエンテーションや活動の場となり,昼食を食べる場所にもなる。
・子育てや科学に関する講演会やセミナーを開催できるよう,映像設備やLAN設備を設置する。
・館に訪れた子どもも大人もワクワクし,館内に進んで入ってくるような
空間にする。
・イベント時には,間仕切りを取り払い,ふれあい・夢ひろばと一体で利用できるようにする。
・あまり大きな備品は置かず,開放感のある空間にする。
・複数の用途に対応できるよう,多目的室を分割利用できるようにする。
・子どもたちの作品展示,館の活動記録の展示,館の活動に関する
リーフレットなどを置き,広報に努める。
【参考イメージ】
【備品選定の考え方】
・収納しやすい机と椅子を選定する。
体験学習コーナー
【参考イメージ】
【用途・活動イメージ】
・様々な種類の材料を利用してモノづくりが楽しめ
るアトリエスペース。
・図画工作系の学習やアート体験プログラムなどを
実施する。
・団体で,あるいは個人でも,素材を選ぶ楽しみや,
道具を使いこなす喜びを味わえる。
にぎわい・憩ひろば (外)
・窓ガラスを利用したお絵描きコーナーを備える。
・容量の大きい電源や流し台を備える。
【用途・活動イメージ】
・芝生の上で,のんびりと過ごしてもらえるよう,日当たりの良い
建物南東に整備する。
・こども未来館(仮称)に相応しい,機能的,かつ,デザイン性の
あるオブジェを配置する。
17
テラス
3階
【用途・備品選定の考え方】
・親子でのんびりと過ごせる憩いの空間として
開放する。
ファミリー・サポート・センター
・デザイン性のある机や椅子を配置することで,
建物の外から見ても,プレイルームの中から見
ても,ワクワクする空間を演出する。
プレイルーム
【参考イメージ】
【用途・活動イメージ】
・壁面でボルダリングをしたり,遊具で遊ぶなど,来館した
子どもが体を使って自発的に,自由に遊べるスペース。
・可動式の遊具を片付けると,空いたスペースでワーク
ショップも実施できる。
・床はフローリングで,靴を脱いで利用する。
【用途・活動イメージ】
・子育ての援助をしたい人(まかせて会員)と子育ての
援助をして欲しい人(おねがい会員)をコーディネートし,
一時的な子育ての助け合いをサポートする。
【備品選定の考え方】
・子どもが遊べる,明るいコーナーを設ける。
・日々の運営管理とメンテナンスが簡単な遊具を選定する。
みんなのひろば
【参考イメージ】
【用途・活動イメージ】
・主に未就学児を対象に,「木のおもちゃ」や「ごっこ遊び」を心行く
まで楽しめるスペース。
男性・女性用トイレ
【用途・備品選定の考え方】
・絵本の読み聞かせやベビーマッサージ,ワンポイントアドバイスを
行うメニューなどの簡単なワークショップも実施する。
・洋式トイレの個室に,ベビーチェアを設置する。
・幼児も利用できるよう,補助便座も用意する。
スタッフルーム
【参考イメージ】
・年齢やプログラムに応じて,緩やかに仕切ることができる。
(例)ベビーマッサージ
・床暖房を備えたフローリングで,靴を脱いで利用する。
・保護者が子どもを見守りながら,安心してくつろぎ,保護者同士で
気軽に子育て情報を交換できる「パパママコーナー」を,日当たりの
良い南側に設ける。時間を決めて昼食場所としても利用できるよう,
メンテナンスの簡単な畳マットを床材に選定する。
【用途・活動イメージ】
・スタッフやボランティアがミーティングや
イベント準備などを行うスペース。
・市民活動団体の研修会やセミナーなど
も行う。
【備品選定の考え方】
・はいはいする赤ちゃんが安全に動き回れるよう,柔らかなぬいぐるみなど,
やさしい雰囲気のものを中心に選定する。
・手触りの良いもの,安全・安心なもの,五感を刺激するおもちゃを選定する。
18
プレイルーム
みんなのひろば
平成26年1月現在 展示案イメージCG
19
4階
昆虫標本展示室
【参考イメージ】
【用途・活動イメージ】
科学体験ひろば
【参考イメージ】
【用途・活動イメージ】
・文化センター所蔵の,豊富な昆虫標本を活用し,
ダイナミックな展示を展開する。
・モニターを活用したクイズ形式の展示を用意し,
子どもから大人まで年齢を問わず,楽しめる。
・科学の実験や工作を通じて,科学への興味・
関心を更に深める場にする。
・郷土の昆虫をテーマにしたジオラマを作成する。
・科学に関する学習やクラブ活動などを行う。
・科学展示室と共同してワークショップを行うことも
できる。
・汚れや傷に強い床材や机を選定する。
・容量の大きい電源と流し台を備える。
科学展示室
【用途・活動イメージ】
・触れたり,見たり,聞いたり…科学への興味・関心を
引きつけるスペース。
・展示ケースによる固定展示と,ワゴンやデジタル機器
による可動展示を組み合わせて配置し,空間利用の
自由度を高める。
・標本とデジタル映像を組み合わせた展示を展開し,
何度来ても楽しめるよう工夫する。
・市民文化センター所蔵のはく製や化石を活用する。
【参考イメージ】
収蔵庫
【参考イメージ】
【用途・活動イメージ】
・収蔵品を保管し,様々な事業で
使う道具・資材などを整理し,ス
トックしておく。
・バックヤードツアーを行うことを
想定し,集密式の保管棚にする。
・誰でもどこにあるか分かるように,
見せる収納を基本とする。
・ ワゴン展示コーナーを兼ねた学習スペースを設け,
自主的に調べられるよう,関連図書を配置する。
20
科学展示室
昆虫標本展示室
平成26年1月現在 展示案イメージCG
21
5階
プラネタリウム
【用途・活動イメージ】
ホワイエ
・学習利用を基本に,幅広い世代の人々が楽しめる多様な番組投映を行う。
・解説者による生解説を行い,問いかけや語りかけなど,観覧者とのコミュニ
ケーションが図れる投映を行う。
【用途・活動イメージ】
・プラネタリウムの前室。
・本物に近い星空の再現や,宇宙空間に飛び出したような疑似体験ができる
プログラムを提供する。
・高松の夜空をきっかけに,広い宇宙へと興味が広がっていく展示を
行う。
・観覧者のニーズを踏まえた番組の自主制作や,子どもたちが番組づくりに参
加できるようなプログラムの展開を図る。
・市民文化センターのプラネタリウム投映機を展示する。
・実物資料を用いた国分寺隕石の紹介や,市民が撮った天体写真の
展示を行う。
【施設概要】
・ドーム直径13m 定員80名
【参考イメージ】
・光学式投映機とデジタル式投映機を組み合わせた最新型のプラネタリウム。
・耳に障がいを持つ人の利用も想定した補聴システムを整備する。
【参考イメージ】
共有スペース(廊下など)
【参考イメージ】
・全館でさりげない統一感を出す。
(色を決めて,それに沿ったカラーリングを行う)
・楽しく,回遊しやすい雰囲気を作る。
(エントランスデザインのパーツを使った壁面グラフィック)
~ 思いもかけない所から,ひょいっと顔を出すグラフィック…
階段の踊り場,天井と壁面の境目など。
遊び心いっぱいの思いがけなさが,子どもだけでなく,大人の心も和ませる。
次はどこから現れるかな? ~
・階ごとのテーマカラーを設け,何階にいるか分かりやすくする。
・各階の階層表示(アイコン)にも,エントランスデザインのパーツを使う。
・館内サインは,楽しい図記号(ピクトグラム)を使い,文字情報よりも
感覚的に分かりやすくする。
22
ホワイエ
プラネタリウム
平成26年1月現在 展示案イメージCG
23
Ⅲ 運営計画
1 運営方針
(1) 市民との協働による運営
子育て支援や子どもの健全育成に携わる市民活動団体,大学や高等専門学校などの教育機関,地域コミュニティ,事業者など,多様な市民の協力を得なが
ら,各種事業を市民と一緒になって展開する仕組みをつくることを目指します。
また,人材の掘り起こしやボランティアスタッフの育成に努め,地域の人材資源を有効活用するとともに,市民が求めている内容を市民とともに実践する,市民
協働の施設運営を行います。
(2) 利用者ニーズを反映した運営
創造力を高める体験・遊びのプログラムや,科学や図画工作の分野を中心に学校では体験できない学びのプログラムを提供するなど,子どもの成長段階に応
じた,様々なプログラムを用意し,利用者のニーズに応えられる運営を行います。
(3) 利用者がアクセスしやすい情報発信
子ども・子育てに携わる市民活動団体や関係機関とネットワークを構築して,様々な情報を集約し,子どもや保護者,さらには,これから子育てを行う人たちなど
に分かりやすく発信します。
また,専門相談を必要とする方などには,適切なアドバイスや専門窓口への取次ぎを行うなど,子ども・子育ての総合的な窓口になることを目指します。
(4) 安全・安心な運営
カメラなどの機械的な安全確保だけでなく,人の目による見守りを行うなど,利用者が安心して施設を利用できる安全・安心な運営を行います。
(5) 周辺の施設や関係機関と連携した運営
他の公共施設と連携を図りながら,学習・発見・体験・感動を創作活動に発展させるようなプログラムを提供します。
また,大学や高等専門学校などの教育機関と連携して,創造力が更に高まるソフトを充実させ,五感を刺激し,自分の思いや考えが表現できる豊かな人間性を
育むことを目指します。
2 施設利用
(1) 開館時間:9:00〜19:00 「みんなのひろば」,「プレイルーム」の開室時間は10:00~16:00,「プラネタリウム」などは,利用形態に応じて設定します。
(2) 休館日:週1日および年末年始期間
24
3 施設の管理運営や事業展開の考え方
高松市
こども未来館(仮称)
施設全体の
維持管理
業務委託
清掃・警備等
専門業者
諸室の管理,
各ゾーンの運営,
相談,情報発信 など
こども教室,
ふれあい交流事業,
企画事業 など
協働・業務委託
市民活動団体,
教育機関,事業者など
直営
ファミリー・サポート・
センター事業
図書館ゾーン
平和記念館
(仮称)
男女共同
参画センター
部分的な
業務委託
業務委託
市民活動団体,
事業者など
指定管理者
市民団体
協議会
○こども未来館(仮称)の管理運営は,開館後当分の間は,本市の直営とします。
(建物全体の管理運営面のルールが構築された後,改めて望ましい管理運営の方法を検討します。)
○イベントなどの企画事業は,市民活動団体,教育機関,事業者などとの協働や業務委託の手法も取り入れながら,実施します。
○市民活動団体や地域等と連携してボランティアスタッフを募り,運営への協力をお願いします。
○こども未来館(仮称)の運営などを協議するため,有識者や関係者などで構成する外部組織を設置する予定です。
● 本計画書は,今後の利用者ニーズや施設を取り巻く環境変化に対応するため,適宜,必要に応じた改訂を行うものとします。
25
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