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雨 水 流 出 抑 制 対 策 の て び き 平成28年4月1日 1.目 的 近年、都市
1.目 雨水流出抑制対策のてびき 平成28年4月1日 的 近年、都市化が急速に進み、宅地開発等により雨水の浸透する場所 が減少しています。そのため、地域に降った雨が一挙に下水道や河 川に流れ込むようになり、毎年各地で集中豪雨や台風による水害が 発生して、貴重な財産が失われています。 飾区では、水害に強い「安全で快適なまちづくり」を目指して、 雨水流出抑制施設の設置に、ご協力をいただいております。 そこで、新しく宅地開発・中高層集合住宅建設あるいは300㎡以 上の敷地に住宅の新築・増改築又は倉庫、駐車場、工場、店舗、墓 苑等を建設する場合、その規模に合せて雨水の流出を抑制する施設 を設置するようにお願いしています。 ※ ただし、公共施設については、全て対象となります。 ※ 宅地開発の場合は、開発道路の透水性舗装をお願いしています。 2.抑制施設 雨水の流出を抑制する方法には、次の施設等があります。 浸透トレンチ…雨水を浸透トレンチ内に貯留、また地中浸透させ、 ( 浸 透 ま す ) 流出量を低減しオーバーフロー分を放流する。 ② 透 水 性 舗 装…雨水を浸透させ流出量を低減する。 ③ 貯 留 施 設…降雨時の雨水一時貯留施設であり、下水道の流下能 力により規模を決定し、排水部は排水ポンプ等で排 水設計を行い雨水の流出をピークカットする。 (下水道への放流量は2.00㎥/ha min以下に抑制) ① 3.雨水流出抑制施設の設計例 設計条件 の 整 理 事業面積や土地利用状況など設計条件を整理する。 ▼ 土地利用状況に応じ流出係数C1∼3 を選択し、処理 すべき雨水量を計算する。 ▼ (計算式) Q=C0 × A0 × I Q : 流出雨水量(㎥) C0 : 平均流出係数 A0 : 敷地の面積(㎡) I : 時間雨量(50㎜) ▼ 現在の公共下水道は、降雨強度50㎜/hr・流出 係数0.5で計画されているので、これ以下とする。 ▼ 雨水処理施設を決定し、設計処理量を計算する。 施設の設計処理量 ≦ 処理すべき雨水量 流出雨水量 の 計 算 設計の条件 施設の設計 4.工種別流出係数値 工 種 流出係数値 屋根・一般の舗装・コンクリート等 C1 = 0.90 透 水 性 舗 装・屋上緑化(土壌30cm以上) C2 = 0.40 緑地・裸地等 C3 = 0.25 5.雨 水 流 出 抑 制 施 設 の 計 算 例 計算条件 敷 地 面 積 屋 根 面 積 駐車場(透水性舗装) 緑地・裸地等 A0 A1 A2 A3 :1,300㎡ : 750㎡ : 300㎡ : 250㎡ 公 屋 根(A1) 駐車場(A2) 透水性舗装 道 緑地(A3) 【凡例】 ■浸透ます □雨水ます ○汚水ます たて樋 浸透トレンチ 排水管 6.上記の事例で、浸透トレンチで雨水流出抑制対策を実施した場合。 1)平 均 流 出 係 数 C0 C0 ={(A1 ×C1 )+(A2 ×C2 )+(A3 ×C3 )}÷A0 = {(750×0.9)+(300×0.4)+(250×0.25)}÷1300=0.659 ※小数4位切り捨て 2)浸透すべき水量 Q㎥ Q =A0 ×0.05×(C0 −0.5)=1,300×0.05×(0.659-0.5)=10.34㎥ ※小数3位切り上げ 3)浸透ますの浸透量を差し引く(P3型を3個設置の場合) Q1 =Q−(0.56×3)=10.34−1.68=8.66 4)浸透トレンチの必要延長 L0 m (T3型を使用した場合) L0 =Q1 ÷0.31 =8.66÷0.31≒27.94m 注1)各面積計算及び浸透トレンチ延長は図面により確認致しますので、色分け・求積 方法等の明記をお願い致します。 注2)地下水面は、浸透能力に影響を与えるので地下水位(宙水位)と浸透施設底面 までの距離は0.5m以上とってください。 ※ 問い合わせ先:飾区都市整備部調整課 電話:03-5654-8374 浸透ます(丸ます) ますの深さ 型番 ますの径 a (mm) b (mm) P1 300 500 P2 400 600 P3 500 800 高 さ h (mm) 600 700 800 c 掘削辺 (mm×mm) 600×600 800×800 900×900 設計処理量 (㎥) 0.24 0.40 0.56 b 100 mm 地面 本体 a a 単粒度砕石S-30 洗砂(荒目)又は しゃ断層用砂 50mm c 断面図 c 平面図 100mm以上 150mm以上 浸透トレンチ(1mあたり) 型番 管径 高さ 施設幅 設計処理量 (㎥) a (mm) h (mm) c (mm) T1 150 600 600 0.22 T2 150 750 750 0.30 T3 200 750 750 0.31 ※集水面積が600㎡未満のときは、管径150mmのものを使ってください。 地面 浸透管 a 透水シート 50mm h 単粒度砕石S-30 c 断面図 洗砂(荒目)又は しゃ断層用砂 c h 透水シート 雨水流出抑制施設の設置に関する計画書 (様式第1号) 事 務 処 月 係長 年 日 担当 飾区都市整備部長 欄 課長 住宅等建設計画に伴う雨水流出抑制施設の整備 について、下記のとおり届け出ます。 平成 理 殿 申請者 住所 氏名 ㊞ 電話 代理者 ( ) 住所 氏名 ㊞ 電話 ( ) 記 1 集合住宅等の名称 飾区 2 敷地の位置 丁目 (住居表示 3 協議の内容 番地 番) 別添図書のとおり 4 建築物の概要 建築物の主要用途 敷地面積 ㎡ 構造 造 建築面積 ㎡ 階数 階 延べ面積 ㎡ 戸数 戸 着工予定 平成 年 月 日 竣工予定 平成 年 月 日 ・添付書類 1案内図、 2土地求積図、 3工種別図(流出係数別に色分けした求 積図等)、 4流出抑制計算書、 5流出抑制施設構造図(透水性舗 装、浸透トレンチ等)、 6排水経路図、 7建物立面図 ・ 提出部数 2部(副本は押印不要、確認後返却) * 竣工後は、完了届を提出してください(竣工図、工事施工中・後の写真を添付)。 完 了 届 平成 飾区都市整備部長 (様式第2号) 年 月 日 殿 届出人(申請者) 住 所 氏 名 電 話 ㊞ 下記のとおり、工事が完了したので届け出いたします。 記 1 完了日 平成 2 工事個所名称 3 工事施工場所 飾区 4 工事概要 年 月 日 丁目 番 浸透ます 型 個 抑制量 ㎥ 浸透トレンチ 型 m 抑制量 ㎥ ㎡ 抑制量 ㎥ 抑制量 ㎥ 透水性舗装 貯留槽等その他施設 5 協議(届出)確認日 6 添付資料 7 号 平成 年 月 日付け 第 号 竣工図、工事施工中・施工後写真 その他 貯留、浸透施設は、流出抑制機能を保持するため、清掃等の維持管理を定期的に行ってく ださい。