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CIM(3Dモデル)の活用による施工性向上
∼ CIM(3Dモデル)の活用による施工性向上 発 注 者:国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所 橋長(支間):216.5m([email protected][email protected]+30.5) 上部工形式:鋼 6 径間連続非合成少数鈑桁橋(合成床版) 下部工形式:逆 T 式橋台、張出式橋脚 基 礎 形 式:場所打ち杭基礎φ1200 架 設 工 法:トラッククレーンベント架設工法 幅 員:全幅員 13.890∼17.434m 設 計 工 期:平成 24 年 3 月∼平成 25 年 3 月 ∼ 完 成 予 想 CG 上部工標準断面図 本線第一橋の概要 本業務は、首都圏中央連絡自動車道の栄IC・JCT(仮称)に計画される本線第一橋の橋梁詳 細設計を行ったものである。本橋はランプ分合流部を有するため幅員変化が大きく、架橋地周辺 は工場や住宅地に近接、かつ工場撤去跡地での工事となる。業務遂行にあたり、幾何構造特性、 交差市道条件、狭隘な用地条件等に配慮して、①コスト縮減計画、②周辺状況を踏まえた施工の確 実性、③CIM試行による施工性向上、に着眼し、様々な創意・工夫を実践した。 本線第一橋の特徴(着眼点) ①コスト縮減計画 ・幅員変化に応じ、標準幅員は3主桁配置、ランプ分合流部の幅員拡幅が大きい径間は3主桁+ 外縦桁とし、経済的な桁配置を計画した。 ・軟弱なⅢ種地盤に対する地盤応答解析(SHAKE)の結果、本橋の固有周期は地盤と共振する範囲であ り、多点固定支承形式/弾性固定支承(NETIS KK-040051-V)の適用によりコスト縮減を図った。 ②周辺状況を踏まえた施工の確実性 ・工場跡地の残置杭の撤去費を考慮した比較検討、表層の軟弱層に対する杭頭付近の杭の細り回避、 隣接工場に対する騒音振動の配慮から、基礎工は場所打ち杭(リバース工法)で計画した。 ・借地条件の工程遅延リスクに配慮した施工計画を立案した。狭隘な施工ヤードに対し、上下線の 橋脚間に工事用道路を配置、上り線先行架設後に用地内でのトラッククレーンベント架設が可能 なベント配置・重機配置を計画した。 ・橋脚躯体に高強度鉄筋(SD490)を適用し、過密配筋解消、およびコスト縮減を図る計画とした。 ③CIMの活用による施工性向上 鉄筋間隔の調整 ・3次元モデルの作成による下部工の配筋 確認を行った結果、2次元の設計図では 把握しにくかった鉄筋干渉を回避する 配筋計画とし、施工性の向上を図った。 (鉄筋間隔の調整など) キーワード:橋梁詳細設計 多径間連続少数鈑桁橋 CIM 【連絡先】 〒111-8648 八千代エンジニヤリング株式会社 東京都台東区浅草橋 5-20-8 CS タワー 総合事業本部 構造・橋梁部 水津・谷口 TEL 03-5822-2399