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就業規則
就 業 規 平成27年4月1日 株式会社 クロリナ -1- 則 【改定履歴】 全面改訂 平成 27 年 4 月 1 日 -2- 第1 章 (目 総 則 的) 第1条 この就業規則は,株式会社クロリナ社員(以下「社員」という)の就業に関する事項を定めるこ とを目的とする。 2 社員の就業に関し,この規則に定めのない事項については,労働基準法その他の法令に定め るところによる。 (職 員 の 定 義) 第2条 この就業規則の適用対象となる社員とは,次の各号に掲げる者を除き,第 9 条に定める手続 きを経て採用され,期間の定めなく正社員として雇用された者を言う。 (1)日々雇い入れられる者 (2)パートタイマー,非常勤嘱託者など短時間労働者 (3)定年後再雇用者,契約社員など有期的雇用の社員 (4)その他特殊雇用形態者 (適 用 範 囲) 第3条 この規則は,前条に定める社員に適用する。但し,前各号に定める者についてはこの規則を 適用せず,別に定める規則 を適用する。 第4条 管理費任の職位にある管理者は,この規則に定める勤務時間・超過勤務および休日勤務に関 する規定については適用されない。 (規 則 の 遵 守) 第5条 会社は,この規則に定める労働条件により社員を就業させる義務を負い,社員はこの規則を 遵守する義務を負う。 第2 章 人 事 (人事の基本原則) 第6条 社員の採用・配置・異動・休職・表彰・制裁・退職・解雇などの人事に関しては本人の知識・技能・ 経験・健康・環境などを考慮して公平に行う。 (採 用) 第7条 会社は,就職を希望する者の中から選考試験に合格し,第 1 0 条の手続きを経た者を採用す る。 2 選考試験は,書類選考・身体検査・面接試験のうち,2 つ以上を併せ行なう。 3 満 1 8 歳末満の者を採用する場合は,行政官庁の許可を受け,前各項の手続きを経たときは, 社員として採用する。 -3- (提 出 書 類) 第8条 会社に就職を希望する者は,次の書類を提出しなければならない。 (1)自筆の履歴書 (2)各種資格証明書 (3)未成年者については親権者の同意書 (4)写真( 3 カ月以内に撮影したもの) 2 新たに社員となった者は,採用後 2 週間以内に,次の書顛を提出しなければならない。 (1)誓 約 書 (2)身元保証書( 2 0 歳末満) (3)扶養家族申告書(住民票記載事項証明書) (4)所得税源泉徴収票 (5)年金手帳ならびに雇用保険被保険者証 (6)交通機関利用の経路 (7)その他会社が必要と認めた書類 (提出書類の変更手続) 第9条 社員は,第 1 0 条の提出書類の記載事項に変更があった場合は,所属長を経由して遅滞なく会 社に届け出なければならない。 (試 用 期 間) 第10条 会社は,社員として採用した日から 3 カ月間を試用期間とし,人物・成績・技能適性・健康 などを審査する。 2 試用期間中の者について,健康状態,出勤状態,勤務状態,成績等を総合勘案して本採用の 有無を決定する。この決定は試用期間の途中または満了日に行う。 3 試用期間中に,社員としての適格性を欠くと認められる事実があるときは,いつでも解雇す ることができる。 4 試用期間は, 必要あるとき,あらかじめ短縮しまたは 1 年を限度として延長することがある。 5 試用期間を経過し,引き続き本採用となったときは,その試用期間は勤続期間として通算す る。 (配 置) 第11条 社員の配置は,職務の重要度・困難度・責任度,業務の必要性,本人の知識・技能・経験・健 康・環境・適正等を考慮して決定する。 2 (異 社員は,決定された配置につき正当な理由なくしてこれを拒むことはできない。 動) 第12条 会社は,業務上必要あるときは,社員に異動を命ずることがある。 2 前項の異動とは,配置替・職務変更および人事上の異動をいう。 3 社員は正当な理由なくして,異動を拒むことはできない。 -4- (届 出 義 務) 第13条 社員は,次の各号の一に該当するときは,遅滞なく会社に届け出なければならない。 (1)現住所を変更したとき (2)改姓または改名したとき (3)婚姻,離婚,養子縁組をしたとき (4)家族手当受給の扶養家族に変更があったとき (5)公職につくために立候補するときおよび公職に就任したとき (事務引継ぎと貸与物件の返納) 第14条 社員は,異動または退職等により,職務を離れるときは,その担当業務の書類物件等を,後 任者または所属長の指定する者に引き縦がなければならない。 2 社員が退職し,または解雇されたときは,会社より貸与された物品および健康保険被保険 者証をすみやかに返納しなければならない。 (休職) 第15条 社員が次の各号の一に該当する場合は,休職を命ずることがある。 (1) 業務外の傷病により引き続き欠勤し,1ヶ月を経過しても,その傷病が治癒しないとき なお,本就業規則上「治癒」 とは,民法493条に定める債務の本旨に従った弁済(本 旨弁済)ができる状態,すなわち従来の業務を健康時と同様に所定労働時間,業務遂行で きる程度に回復することを意味する。 (2) 業務外の傷病により通常の労務の提供ができず,またその回復に一定の期間を要するとき (3) 社命により関係会社等へ出向するとき (4) 前各号のほか,特別の事情があって会社が休職をさせることを適当と認めたとき 2 前項は,試用期間中の者には適用されない。 3 第 1 項 1 号,2 号の「業務外の傷病」とは,私生活においても療養を必要とする傷病をいう。 4 業務外の傷病を理由とする休職(以下「私傷病休職」という)のとき,社員は医師の診断書 を会社に提出しなければならない。 5 前項の診断書の提出に際して,会社が診断書を作成した医師に対する面談による事情聴取を 求めた場合,社員はその実現に協力しなければならない。 6 第 4 項の診断書が提出された場合といえども,必要があれば社員に対し会社の指定する医師 への受診を求めることがある。会社は,社員が正当な理由なくこれを拒否した場合,第 4 項 の診断書を,休職を命ずるか否かの判断材料として採用しないことがある。 7 社員は,私傷病休職による休職期間中,療養に専念しなければならない。 (休職期間) 第16条 休職期間は,休職事由を考慮のうえ,次の期間を限度として会社が定める。 (1) 第 17 条の第 1 項 1 号,2 号の場合 勤続年数 3 年末満の者 3 カ月 勤続年数 3 年以上の者 6 カ月 (結核性疾患の場合に限り期間を 2 倍とする) -5- (2) 同 3 号 出向期間 (3) 同 4 号 会社が認めた期間 2 私傷病休職で,復職後1年以内に同一または類似の傷病により欠勤したときは,その欠勤開 始日より再休職とみなし,前回の休職期間と通算する。 (休職期間中の取り扱い) 第17条 休職期間中の勤続年数の計算は,第 17 条第 1 項 1 号,2 号についてはその期間の 1/2 , 同第 3 号については出向期間を通算する。同第 4 号については原則として通算しない。 休職期間については賃金を支給しない。但し,第 17 条第 1 項 3 号の休職事由による場合, 2 出向先との合意の内容によっては賃金を支給することもある。 3 休職中の社員は,休職期間中の社会保険料の本人負担分を会社が指定する日までに,会社に 振り込み送金しなければならない。 3 休職中の社員は,休職中会社の許可なくして,他の事業または職に従事してはならない。 4 私傷病休職中の者は,会社が求めたとき,現状の報告または指定医師の診断書を提出しなけ ればならない。 (復職) 第18条 休職期間が満了しても,休職事由が消滅しない場合は,休職期間の満了をもって自動退職と する。 2 私傷病休職していた者が,休職事由が消滅したとして復職を申し出るときは,当該社員は医 師の治癒証明(診断書)を会社に提出しなければならない。 3 前項の診断書が提出に際し,会社が診断書を作成した医師からの面談による意見聴取を求め た場合,社員はこれに応じ,協力しなければならない。 第 2 項の診断書が提出された場合といえども,必要があれば社員に対し会社の指定する医師 4 への受診を求めることがある。会社は,社員が正当な理由なくこれを拒否した場合,第 2 項 の診断書を,休職事由が消滅したか否かの判断材料として採用しないことがある。 (退 職) 第19条 社員が次の各号の一に該当するときは,退職とする。 (1)死亡したとき (2)退職希望日の 30 日以上前に退職を願い出て会社が承認したとき,又は退職願を提出して 14 日を経過したとき (3)定年に達したとき (4)会社に連絡なく 30 日を経過し,会社が所在を知らないとき (5)第9条に定める休職期間が満了したとき (退 職 願) 第20条 社員が自己の都合で退職しようとするときは,原則として 30 日前までに所定様式により所 属長を経て,会社に願い出なければならない。ただし,退職の申出した後,1 4 日を経過し ても退職の許可がない場合は,この限りではない。 -6- (定 年) 第21条 社員の定年は満 6 0 歳とし,誕生日の翌日をもって,退職日とする。 2 前項の規定にかかわらず,定年後も引き続き雇用されることを希望し,解雇事由又は退職事 由に該当しない社員については,会社との間で労働条件について合意したとき定年退職後引 き続き1年間嘱託社員として再雇用する。その後は1年毎更新基準に基づき,65歳までを 限度として雇用を継続することがある。 (解 雇) 第22条 会社は,社員が次の各号の一に該当するときは解雇する。 (1)心身障害により,業務に堪えられないと認めたとき (2)事業の縦続が困難となり,または事業の縮小および転換をする場合,もしくは他の職務に転 換させることも不可能なとき (3)試用期間中の者で,解雇を適当と認めたとき (4)勤務成績または業務能率が不良で,就業に適しないと認められるとき (5)他の社員と協調性に欠け,他の社員の業務遂行に悪影響を及ぼすとき (6)勤務態度が不良で注意しても改善しないとき (7)その他会社の正社員として適格性がないとき (解雇の手続) 第23条 前項の規定により労働者を解雇する場合は,少なくとも30日前に予告をする。予告しない ときは,平均賃金の30日分以上の手当を解雇予告手当として支払う。予告の日数について は,解雇予告手当を支払った日数だけ短縮することができる。前条第 3 号の解雇が試用開始 後 1 4 日以内に行なわれる場合は,本条を適用しない。 第3章 服務規律 (服務の原則) 第24条 社員は,株式会社クロリナの理念を認識し,公平誠実にその職務に専念し,目的達成しなけ ればならない。 (服務の心得) 第25条 社員は,常に健康に留意し,積極的に創意と工夫を心掛け,明るい職場を築くとともに,互 いに協力して会社の秩序を維持するため,次の各号の事項を守らなければならない。 (1)社員は,顧客に対して,常にその立場を理解し,特に言行に注意を払い,顧客に安心を与え, 信頼を得るように努めること。 (2)社員は,会社の施設内外の清潔・整頓に心掛け,環境の整備に努めること。 (3)社員は,消火器具等の使用方法を習得し,災害防止に努力し,また災害時における患者の生 命保全に全力をつくすこと。 (4)社員は,会社の資材・物資を合理的に用い,経費の節約につとめること。機械・器具・備品 -7- 等の管理保全に注意し,万一故障・破損・紛失等の事故が生じたときはただちに所属長に報 告すること。 (5)社員は,職務遂行するにあたって責任を持ち,法令および会社の諸規程を遵守し,また職務 上の指揮・命令に従うこと。 (禁 止 行 為) 第26条 社員は,次の各号に該当する行為をしてはならない。 (1)会社の内外を問わず,社員としての品位を欠き,会社の信用を傷つけまたは名誉を損なうよ うな行為をすること。 (2)会社の許可または承認なくして,公職または他所に勤務したり,営利を目的とする業務に従 事すること。 (3)職務上知り得た会社および顧客の秘密事項を自分の担当たると否とを問わず,他に漏らすこ と。 (4)職務上の地位を利用して,会社と取引きするものから,金銭・物品・供応など利益を受けま たはこれを要求し,もしくは約束し,あるいはその行為を仲介すること。 (5)就業時間中,所属長の許可なくみだりに職場を離れ,または他の職場に立ち入り他の社員の 業務を妨げること。 (6)風紀を乱す行為または酒気をおびて勤務すること。(セクシヤルハラスメントによるものを含 む。) (7)許可なくして会社構内において貼紙し,または印刷物などを配布すること。 (8)前各号のほか,この規則およびその他の諸規程に違反する行為をすること。 第4章 (均 労働条件 等 待 遇) 第27条 社員の国籍・性別・信条または社会的身分を理由として,賃金・労働時間その他労働条件に ついて,差別的取扱いをしない。 (フレックスタイム制の対象とする社員の範囲) 第28条 株式会社クロリナ所属の社員で,会社が指定する社員に関してはフレックスタイム制を適用 するものとする。但し,勤務状況が著しく不良な場合は労使協議の上,適用を解除すること もある。 (始業・終業時刻等) 第29条 フレックスタイム制が適用される社員の始業及び終業の時刻については,社員の自主的決定 に委ねるものとする。 2 午前10時30分から午後3時までの間(休憩時間を除く。)については,これをコアタイム とし,所属長の承認のない限り,所定の労働に従事しなければならない。 3 フレックスタイム制対象外の社員に関しては指定された始業および就業時間にて勤務する。 この場合、第30条記載の標準労働時間をみたすものとする。 -8- (標準労働時間) 第30条 標準となる 1 日の労働時間は,8時間とする。 (清算期間及び総労働時間) 第31条 清算期間は1か月間とし,毎月21日を起算日とする。 2 各清算期間に労働すべき総労働時間は,8時間に当該清算期間における所定労働日数を乗じ て得た時間勤務とする。 清算期間における総労働時間=8 時間×1 ヶ月の所定労働日数 3 所定労働日数とは第36条に定めるところの休日を除いた日数とする。 3 一清算期間における勤務時間が,前項の労働すべき総労働時間に満たなかった場合は,基本 給のうちその満たない時間に相当する部分の額は支給しない。 4 社員がコア・タイムの全部又は一部を勤務しなかった場合においても,当該清算期間内にお いて第2項の労働すべき総労働時間を勤務している限りにおいて,賃金は控除しない。ただ し,懲戒問題の発生および賃金の査定に関しては,遅刻・早退または欠勤回数を考慮するも のとする。 5 フレックスタイムを適用される社員が,年次有給休暇又は50条の規定による特別休暇を取 得した場合においては,当該休暇を取得した日については,8時間勤務したものとみなす。 (休 懇 時 間) 第32条 休憩時間は,原則として正午より 1 時間とする。 2 休憩は,一斉に与える。ただし,業務の都合により,一斉に与えることができない部署につ いては,所属長が社長の許可を得て,変更することができる。 (自 由 時 間) 第33条 社員は,休憩時間を利用することができる。ただし,会社を離れる場合には,所属長に届け 出なければならない。 (超 過 勤 務) 第34条 会社は,会議・打ち合わせ等業務上必要なとき出勤時間を指定し,又は業務上必要なとき休 日に勤務させることがある。 2 第 38 条 2 項の週 1 回の法定休日出勤および午後 10 時から午前 5 時までの深夜時間労働に際 しては必ず事前に上長の承認を得るものとする。 次に掲げる社員については,第 1 項の規定により,時間外または休日に労働させる場合にお 3 いても,1 ヶ月について 24 時間,1 年について 1 5 0 時間を超えないものとする。 (1)小学校就学の始期に達するまでの子を養育する社員 (2)負傷,疾病または身体上もしくは精神上の障害により,2 週間以上の期間にわたり常時介護 を必要とする状態にある次に掲げるいずれかの者を介護する社員 ア 配偶者,父母もしくは子または配偶者の父母 イ 当該社員が同居し,かつ,扶養している祖父母,兄弟姉妹または孫 -9- 4 1 8 歳末満の者については第 1 項による時間外または休日に労働させることはない。 5 1 8 歳末満の者については,午後 1 0 時から午前 5 時までの深夜に労働させることはない。 (災害緊急時の勤務) 第35条 社員は,会社に急務または災害非常事態が発生したときは,就業時間外であってもすみやか に出勤して,会社の指示に従わなければならない。 会社は,災害時その他やむを得ない事由のある場合で労働基準監督署長の許可を受けたとき は,この規則の定めに関わらず必要な限度において,勤務時間を延長または変更し,もしく は,休日に勤務を命ずることがある。 (休 日) 第36条 社員の休日は次の通りとする。 (1)土曜日 (2)日曜日 (3)国民の祝日に定められた休日 (4)その他会社が定める日 2 前項のうち,法定休日を上回る休日は所定休日とする。なお1週間の起算日は,土曜日とす る。 (休日の振替) 第37条 会社は,業務上の必要性がある場合,前条の休日を他の労働日に振り替えることがある。 2 前項の場合,会社は,社員に対し,その振替の通知を対象となる休日または労働日の前日ま でに社員に通知する。 (出 退 勤) 第38条 社員は,出勤,退出を,自ら,会社で運用する勤怠管理システムに時刻を記録しなければな らない。記録のない場合は,欠勤の取扱いを受けても異議の申し立ては認められないことが ある。 2 社員は,勤務終了後すみやかに退出しなければならない。別途,申告した場合はこの限りで はない。 3 交通事故その他不可抗力による場合は事故として遅刻の取扱いをしない。 (遅刻・早退・外出の取扱い) 第39条 フレックスタイム制適用の社員が病気その他やむを得ない事由によって第 31 条 2 項に定め る「コア・タイム」の全部又は一部を勤務できないときは、事前にその事由と勤務開始時間 を、会社に願い出てその承認を受けなければならない。ただし,やむを得ない事情のために, 事前に承認を受けることができないときは,電話等をもって一時承認を受け,事後すみやか に願い出て,その承認を受けなければならない。 2 フレックスタイム制適用の社員が第 31 条 2 項に定める「コア・タイム」の全部又は一部を 勤務しなかった場合においても,当該清算期間内において第 33 条 2 項に定める「労働すべ - 10 - き総労働時間」を勤務している限りにおいて,賃金は控除しない。ただし,懲戒問題の発生 および賃金の査定に関しては,遅刻・早退または欠勤回数を考慮するものとする。 3 フレックスタイム制適用外の社員が自己の都合により定められた始業、終業時間内で遅刻・ 早退しようとするとき,または勤務時間中に私用で外出しようとするときは,所属長に届け 出て承認を受けなければならない。ただし,あらかじめ許可を受けることができなかった場 合は,事後すみやかに届け出てその承認を受けなければならない。 4 フレックスタイム制適用外の社員が始業および終業時間の全部又は一部を勤務しなかった 場合においても,当該清算期間内において第 33 条 2 項に定める「労働すべき総労働時間」 を勤務している限りにおいて,賃金は控除しない。ただし,懲戒問題の発生および賃金の査 定に関しては,遅刻・早退または欠勤回数を考慮するものとする。 (病気等欠勤の取扱い) 第40条 社員が病気その他やむを得ない事由によって欠勤するときは,事前にその事由と日数を所定 様式に記入し,所属長を経て,会社に願い出てその承認を受けなければならない。ただし, やむを得ない事情のために,事前に承認を受けることができないときは,電話等をもって一 時承認を受け,事後すみやかに願い出て,その承認を受けなければならない。 2 病気欠勤が 3 日を超える場合は,原則として医師の診断書を添えなければならない。診断書 が提出されないときは,病気欠勤として認めないことがある。 (年次有給休暇の振替) 第41条 社員が正規の手続きによる病気その他やむを得ない事由によって欠勤したときは本人の申 し出により,年次有給休暇の残余日数の限度において,これを欠勤日数に振り替えることが できる。 2 前項の休暇振替の手続きは,第 4 7 条第 1 項の手続きに準じて届け出るものとする。 (年次有給休暇) 第42条 会社は,職員が 6 カ月間継続勤務し,全労働日の 8 割以上出勤した場合は,1 0 労働日の年 次有給休暇を与える。 2 第 1 項の規定にかかわらず,試用期間を終了した職員には採用の日から 6 カ月を経過するま で,特別に 3 労働日の有給休暇を与える。 ただし,この有給休暇については,繰り越すことはできない。 (年次有給休暇の期間計算) 第43条 年次有給休暇の期間計算は,採用の翌月 1 日を起点として,6 カ月を経過した翌日からとす る。 (年次有給休暇の手続) 第44条 社員は,年次有給休暇を受けようとするときは,会社運用の勤怠管理システムにて休暇届に 期間等を記入し,その承認を受けなければならない。 2 年次有給休暇は,分割しまたは縦続して請求することができる。ただし,業務上支障がある - 11 - と認めるときは,その期日を変更することがある。 3 年次有給休暇は,1 労働日を単位とし,半日等時間分割でとることはできない。 (夏季有給休暇) 第45条 入職後 1 カ月を経過し,引き続き勤務する社員は,夏季( 7 月 1 日~9 月 3 0 日)に会社の定 める期間において夏季有給休暇をとることができる。 2 夏季有給休暇は,翌年度に繰り越すことはできない。 (冬季有給休暇) 第46条 入職後 1 カ月を経過し,引き続き勤務する社員は,冬季( 1 2 月 1 日~1 月 3 1 日)に会社の定 める期間において冬季有給休暇をとることができる。 2 (公 冬季有給休暇は,翌年度に繰り越すことはできない。 務 休 暇) 第47条 社員は,労働時間中であっても,選挙権その他公民としての権利を行使するために必要な時 間を請求することができる。 2 前項の時間については,無給とする。 (特 別 休 暇) 第48条 社員は次の各号の一に該当するときは,各所定日数以内の休暇を請求することができる。 (1)本人が結婚するとき 5 日 (2)妻が出産するとき 3 日 (3)忌引き 配偶者,父母,子女の死亡 5 日 祖父母,兄弟姉妹,配偶者の父母の死亡 3 日 (4)女子職員が出産するとき産前 6 週間産後 8 週間 (5)生理日の就業が著しく困難なとき就業が困難な期間 2 前項の第 1 号から第 3 号までの特別休暇については通常の賃金を支払い,第 4 号および第 5 号については無給とする。 (特別休暇の手続) 第49条 社員は,特別休暇を請求しようとするときは,事前にその事由と日数を所定様式に記入し, 所属長を経て,会社に届け出て,その承認を受けなければならない。ただし,緊急やむを得 ない事情のために,事前に届け出ることができないときは,電話等をもって一時承認を受け, 事後すみやかに届け出て,その承認を受けなければならない。 2 会社は,業務の都合により休暇目的を妨げない限度において,期日を変更することがある。 3 特別休暇は,業務上または特別の場合を除き,断続してとることはできない。 4 特別休暇の届出には,特に免ぜられたものを除き,すべてのその事実を記載したものまたは 証明する書類を添えなければならない。 5 社員が本条の手続を怠った場合,原則として無断欠勤として扱う。 - 12 - (育 児 休 業) 第50条 1 歳に満たない子を養育するために必要があるときは,関係法令により会社に申し出て育児 休業をし,または育児短時間勤務制度の適用を受けることができる。 ただし,育児休業の期間および育児短時間勤務制度の適用を受ける場合,その欠業期間もし くは欠業時間については無給とする。 (介 護 休 業) 第51条 社員のうち必要がある者は,会社に申し出て介護休業をすることができる。 介護休業することができる期間は一人につき最大 93 日とする。 2 第5章 賃 金 (賃金の原則) 第52条 賃金については,別途賃金規定で定める。 (退 職 金) 第53条 社員が退職するときは,会社は,別に定めるところにより退職金を支払う。 第6 章 安全衛生 (安全衛生の通則) 第54条 社員は,安全衛生に関する法令ならびに会社の定める規定および指示事項を遵守するととも に,会社の行う安全衛生等に関する措置には,進んで協力しなければならない。 (危 険 防 止) 第55条 社員は,常に各自の職場を整理整頓し,危険防止のため,特に次の事項を守らなければなら ない。 (1)災害および危険を予知したときは,ただちに報告し,必要な措置を講ずること。ただし,急 を要する場合は,臨機の措置を行なうこと。 (2)火気および油紙類の取扱いは特に注意を払うこと。 (3)患者の救護に必要な救急材料,消火器具の使用方法および備付場所を熟知しておくこと。 (健 康 診 断) 第56条 会社は,社員に対して年 1 回定期健康診断を行なう。ただし法令で定める職種のほか,必要 ある者には,随時健康診断を行なう。 第7 章 (災 害 補 償) - 13 - 災害補償 第57条 社員が業務上負傷し,または疾病にかかったときは,労働基準法の規定にしたがって療養補 償・休業補償・障害補償を行なう。 社員が業務上で負傷または疾病にかかり死亡したときは,労働基準法の規定にしたがい遺族 補償および葬祭料を支払う。 2 前項により補償を受けるべき者が,同一の事由について労働者の災害補償保険法に基づいて 前項の災害補償に相当する保険給付を受けるべき場合においては,その給付額の限度におい て前項の規定を適用しない。 3 社員が業務外の傷病にかかったときは,健康保険法により,扶助を受けるものとする。 (補償の除外) 第58条 社員が故意または重大な過失によって,業務上負傷しまたは疾病にかかった場合は,休業補 償または障害補償を行なわない。 第8 章 表彰・制裁 (表彰・制裁の目的) 第59条 会社は,業務の円滑なる遂行および向上を図ることを目的として,社員の表彰および制裁を 行う。 (表 彰) 第60条 社員が次の各号の一に該当するとき,これを表彰する。 (1)人物・技術優秀,業務に熱心で,他の社員の模範となるとき (2)業務上特に有益な工夫・考案または意見を具申したとき (3)災害または危険を未然に防止し,または非常時に,特に功績のあったとき (4)社会的な貢献をなし,会社の名誉を高めたとき (5)永年,誠実に勤務したとき (6)その他前各号に準ずる善行または功労があったと認められたとき 2 前項の表彰は,賞状のほか賞品または賞金を授与することがある。 (制裁の種類) 第61条 制裁は,次の通りとする。 (1)戒 告 始末書を提出させ,将来を戒める (2)減 給 始末書を提出させ,賃金の一部を減額して支給する。ただし,減給額は,1 回 の額が平均賃金の 1 日分の半額,総額が 1 賃金支払期間における賃金総額の 1 0 分の 1 を超えることはない。 (3)昇給停止 始末書を提出させ,1 カ月以上 1 年以内の昇給を行なわない。 (4)出勤停止 始末書を提出させ,7 日間を限度とし,出勤を停止し,その期間は賃金を支払 わない。 (5)降 職 (6)論旨解雇 職制をさげるか,解任する。 退職願いを,会社が指定する期日までに提出することを勧告し,これを提出し - 14 - ない場合は,懲戒解雇とする。 (7)懲戒解雇 行政官庁の認定を受けた場合,予告期間もしくは予告手当を支払うことなく, 即時解雇する。 2 前項第 6 号・7 号の場合は,退職金を支給しない。ただし,情状により退職金の一部を支給 することがある。 (制裁の事由) 第62条 社員が次のいずれかに該当するときは,情状に応じ,戒告,減給,出勤停止,昇給停止又は 降職とする。 (1)正当な理由なく業務に関する命令に従わないとき (2)自己の職責を怠り,職務怠慢であったとき (3)無断欠勤,無断遅刻,無断早退,無断外出をしたとき (4)フレックスタイムが適用される社員がコア・タイムの全部又は一部を勤務しなかったとき (5)業務上の権限を超え,又はこれを濫用して専断的行為があったとき (6)施設内または敷地内において,業務に関係のない集会・演説・放送または文書の掲示・配布 を行なうなどして職場の秩序を乱したとき (7)素行不良で会社内の風紀を乱したとき (8)会社内において,性的な関心を示したり,性的な行為をしかけたりして,他の社員の業務に 支障を与えたとき (9)監督不行届により,部下がこの規則に違反する行為をしたとき (10)職務上,関係先から金銭・物品その他贈与・供応など授受したとき (11)勤怠または特別休暇等に関し虚偽の申告または不正の行為をしたとき (12)業務外に当会社の施設・機械・資材等の物品を許可なく使用し,または持ち出したとき (13)故意または過失により,機械・設備・備品・帳票等を破損し,または紛失させたとき (14)火気の取扱いを粗略にし,火災・事故等過失行為をしたとき (15)立入禁止の場所に許可なく立入ったとき (16)喧嘩・賭博その他職場の風紀・秩序をみだす行為をしたとき (17)経費の不正処理をしたとき (18)この規則その他会社の諸規定に違反したとき (19)企業外非行行為により会社の名誉・信用を損ない,又は会社に損害を及ぼした場合,その他 企業外非行行為により企業秩序が乱されたとき (20)その他前各号に準ずる程度の不都合な行為があったとき 2 社員が次のいずれかに該当するときは,諭旨解雇又は懲戒解雇とする。ただし,平素の服務 態度その他情状によっては,前項の処分にとどめることがある。 (1)会社の金銭または物品の窃取,詐取,横領または事業所内における窃取,詐取,横領,傷害 等刑法犯に該当する行為があったとき (2)重要な事実や経歴を偽り,または不当な方法で採用されたとき (3)会社の承認を得ないで,同業他社または会社の業務に関連する企業に雇入れられる等して兼 業したとき (4)14 日以上正当な理由なく無断欠勤し,出勤の督促に応じないとき - 15 - (5)業務に関する重大な秘密を部外に漏らそうとし,または漏らしたとき (6)業務に関連し私利がはかり,または不当に金品その他を収受するなどの行為があったとき (7)職責を利用して交際を強要したり,性的な関係を強要したとき (8)重要な会社の指示命令に反抗し,または著しい業務の妨害行為があったとき (9)株券等に関して内部者取引を行ったとき。 (10)その他業務上の指示又は会社の諸規定に著しく違反した場合で行為態様が悪質な場合 (11)企業外非行行為により,会社の名誉・信用を著しく損ない,又は会社に重大な損害を及ぼし たとき,その他,企業秩序が著しく乱されたときでその行為態様が悪質な場合 (12)その他前各号に準ずる不都合な行為があったとき。 3 前項に掲げる事項で論旨解雇または懲戒解雇に該当またはそのおそれがあると認められる 者に対しては,その処分に至るまで出勤停止することがある。 4 2 人以上共同して,制裁の原因となる行為を行なった場合,その各人を本条の規定によって 処する。 5 社員が,他の社員をして,制裁事由に該当する行為をなさしめるよう教唆し,もしくは,扇 動したときは,その違反行為に準じて制裁に処分する。 6 懲戒処分対象の規律違反行為等が次の各号の一に該当する場合は,懲戒処分を加重する。 (1)動機,手段または方法が極めて悪質な場合又は規律違反行為の結果が極めて重大である場合 (2)集団による規律違反行為等を主動した場合 (3)規律違反行為を行った社員が部長以上の役職者である場合 (4)規律違反行為が会社に及ぼす影響が特に大きい場合 (5)懲戒処分を受けた者が,過去に類似の規律違反行為を行ったことがある場合 (6)同時に2つ以上の対象行為をおこなっていた場合 (損害賠償義務) 第63条 社員が,故意または過失により,会社に損害を与えた場合は,制裁に処せられるほか,その 損害を賠償しなければならない。 第9 章 (教 教 育 育) 第64条 会社は,社員の知識の向上,あるいは技能の練磨その他社員の教養を高めるため教育と研 修を行う。 2 前項の目的を達成するため,必要に応じ,研修会・セミナーなどに出席させることがある。 第 10 章 (結 慶 弔 金 婚 祝 金) 第65条 社員の慶弔に対しては,本人の届け出により次の通り祝金を支給する。 1社員が結婚した場合 1 0 , 0 0 0 円 2社員または配偶者が出産した場合 1 0 , 0 0 0 円 - 16 - (死亡弔慰金) 第66条 社員または社員の家族が在職中死亡した場合,弔慰金として次の通り支給する。 社員の死亡 5 0 , 0 0 0 円 社員の家族の死亡 配 偶 者20,000円 父母および子女 1 0 , 0 0 0 円 - 17 - 付 (施 則 行 期 日) 第67条 この規則は平成27年4月1日 から施行する。 (細則の効力) 第68条 この規則に基づいて定める細則および別規則は,この規則と同一の効力を有する。 (改正の手続) 第69条 会社は,法令改正等により,この規則の改正が必要となったときは,社員の過半数を代表す る者と協議の上,すみやかに改正する。 (周知の方法) 第70条 会社は,この規則および関係諸規程を社員が随時閲覧できる手段を設け,開示する。 - 18 -