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2005年度 - 静岡大学工学部

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2005年度 - 静岡大学工学部
静岡大学
工学部
平成17年度年次報告書
目次
Ⅰ. はじめに
Ⅱ.組織
Ⅲ.財 政
Ⅳ.教育
Ⅴ.研究
Ⅵ.海外派遣および国際連携
Ⅶ.将来計画
Ⅷ.社会貢献
Ⅸ.学生の活躍
X. 学生の進路
XI. 学生の就学状況
XII. 地域における産学連携研究発表
XIII.主な報道発表等
1
2
2
3
6
8
8
9
9
10
11
12
16
平成17 年度
静岡大学工学部年次報告書
Ⅰ.はじめに
国立大学が法人化されて2年が経過しました。
従来の護送船団方式は終わりを告げ、各大学で新
たな個性とビジョンの構築が必要とされていま
す。静岡大学工学部では、基本スタンスを“創造
的技術者育成”に置き、教育研究の個性化をはか
る努力をしております。
静岡大学工学部五十年史には、浜松高等工業学
校の教育方針が「学徒を最も自由な境遇に置き、
その個性を十分に尊重し、その天賦の才能を遺憾
なく進展せしめるよう、これに適応せる手段方法
をとるところに理想の教育があるとし、自由啓発
主義にもとづき、生徒の素質、学力、性能等を十
分考慮して教養する」、具体的な教育方法として
「教科書、プリントを用い、問答式によって啓発
的、指導的に授業が進むようにし、あるいは教材
の選択按配、教授要目並びに休業の順序等につい
て教官が予め案を立て、研究工夫をこらして教室
にのぞむことにし、実力の養成、教授能率の増進
につとめる等のことが実施された」と記述されて
います。このことから、当時は教育に創意工夫を
凝らし、人材育成に非常に力を注いでいたことが
分かります。
そこで工学部が「自由啓発」の理念の下に分
かりやすい目標を掲げました。
おります。また、地域の理科教育の拠点になる工
学教育の Show Case になると期待しております。
高学年における学生実験については、大きな教
育効果あるいは改善が期待される電気・電子工学
科と機械工学科に予算を重点配分し、学生実験の
充実を図りました。また、学生の教育に対して浜
松工業会から二つの教育プログラム(企業紹介特
別講演、実務講座)を提供して戴くことになりま
した。これらのプログラムは学生の勉学に対する
意欲を高めると同時に、付加価値を高めることと
なると期待し、浜松工業会のご協力に関し深く感
謝しております。
修士課程は、平成18年度から、浜松キャンパ
スに設置されていた理工学研究科博士前期課程
を工学研究科に改組するとともに社会人を対象
とした事業開発マネジメント専攻を設置するこ
とになりました。この専攻は、平成16年10月
に浜松商工会議所等の協力で実施したアンケー
ト結果から、地域ニーズに応えることを目的とし
て設置したものです。ものづくりを基盤とするマ
ネジメントを教育目標としており、主に社会人が
対象です。そのため、社会人学生が受講やすいよ
う学生の希望に応じて夜間あるいは土曜日開講
も可能としました。また、近い将来は職場でも受
講可能な e-learning の構築も考えています。な
お、限られた人的資源で新しい道へ踏み出すこと
から、役割を終了した工学部夜間主コース(有職
の就労者の割合が10%以下)は、平成18年度
から募集を停止することにしました。
人材育成について長いスパンで考えると、若手教
員の育成が最重要課題です。国立大学法人の使命
として加えられた“産学連携”も人材あっての話
です。若手教員は、次世代の教育・研究および産
学連携を担う原動力です。国際的な視野でものご
とを考え、英語で講義ができるような人材が必要
です。幸い工学部には若手育成のための海外派遣
を目的に村川二郎氏から寄附された基金があり
ます。若い教員がこのスキームを積極的に利用し、
工学部の新しい風土を作ってくれると期待して
おります。
なお、村川二郎氏から、カリフォルニア工科大学
との連携強化および学部学生奨学金の基金とし
て 米国の企業社債 US$700,000 および 200 万
円のご寄附、有限会社橋本部品工業(地域企業)
(目標)
ものづくりを基盤とした
■ 基礎力と実践力を備えた人材育成
■ 地域とともに世界へはばたく研究
■ 地域社会・産業への貢献
を通し、「社会から期待される学部」を目指しま
す。
大学の役割の基本は人材育成であり、最大の顧
客である学生の教育です。従って当面は、教育の
改善に学部内の競争的資金を重点的に配分し、そ
の内容の充実・改善に努めることとします。具体
的には、入学生全員が受講する実験プログラム開発
を継続して行い、平成18年度4月から工学基礎
実習および創造教育実習の授業科目として導入
することになりました。社会構造が変化してもの
づくり経験がほとんどない学生に、入学当初から
工学を学ぶ喜びを体験させることを目的として
1
および卒業生(匿名希望)から大学の教育研究に
活用してほしいと、それぞれ 1,000 万円のご寄附
を賜りました。
実行する重点化経費であり、平成 17 年度は教育
改善に重点を置いて配分した。また、新しく学生
の「ものづくり活動」を支援するための予算を設
けた。
教育研究費は、人件費等本部管理分を除くと、
総額は約 3.1 億円である。
(項目別比率の概要は円
グラフを参照)。平成16年度は猛暑であったに
も関わらず、省エネ対策(エアコンを停止する時
間帯の設定等)が効果を挙げ、光熱水料費の節約
ができた。そのため、平成17年度予算ではその
データを基礎にして光熱水料費で約 1,000 万円削
減した。また、一般管理費等は、浜松キャンパス
共通費の見直しを行うなどして削減した。学生の
教育に関わる経費は昨年度と同じ単価で配分し
た。学科に配分の基礎となる教員研究費は、昨年
度当初配分より若干増加し1名当たり 14万円弱
(旅費も含む)となったが、3 年生以下の教育に
必要な最低限の経常的費用しかなく、学生の教育
上必要な財源は依然として危機的状況にあるこ
とに変わりない。
Ⅱ.組織
(執行部)
平成 17 年 4 月 1 日―18 年 3 月 31 日の執行部
は、以下の通りである。
学部長
中村高遠(物質工学科教授)
副学部長・評議員・技術部長
岡村静致(電気・電子工学教授)
評議員
大坪順次(システム工学科)
学部長補佐室委員
(教育担当)
岡野泰則(物質工学科教授)
(創造教育・財務担当)
山田眞吉(共通講座教授)
(研究担当)
齋藤隆之(機械工学科教授)
事務長
伊藤健二
企画係長(財務担当):
牧澤久光
その他 教員教育研究経費 計算機借料
学部長裁量費
(学生および教職員数)
平成 17 年 5 月 1 日における在籍学生数および
教職員数は以下の通りである。
工学部学生数
総額 313,926千円
2,880 名
568 名
教員総数
171 名
職員数
光熱水料費
一般管理費(電話・
郵便代を含む)
技壽部経費
平成17年度 工学部予算配分
67 名
なお、12 月にそれぞれの費目に対する余剰金
確定分および年度末までの経費予測を行い、教員
1名当たり、教員研究費として 11 万円を追加配
分した。
(平成17 年7月1日現在)
学 科
教授
助教授
講師
助手
合計
機械工学科
17
15
0
7
39
電気・電子工学科
19
15
0
9
43
物質工学科
18
14
0
9
41
システム工学科
11
12
0
4
27
7
13
1
0
21
共通講座
修士学生経費
専門基礎科目実験経費
工作技術センター経費
(昼間コース 2,516 名 夜間主コース 367 名)
理工学研究科前期課程
教員内訳
卒業研究生経費
■ 重点化経費(競争的資金Ⅰ型)
外部資金獲得額に応じて学部に配分される競
争的資金を下記の通り使用した。
1) 教育
(創造教育プログラム開発)
1000 万円
18年度に学部全体で導入する実践教育プログ
ラムの開発支援に配分した。
(JABEE 認証獲得)
400 万円
機械工学科が JABEE 認証を獲得したことに対
して報奨金を与えた。
(事業開発マネジメント専攻)
350 万円
平成18年設置準備のため
Ⅲ.財 政
工学部の予算は、平成 16 年度配分を基準に措
置される教育研究費と外部資金獲得額に応じて
配分される競争的資金Ⅰ型で構成されている。前
者は学部運営に必要な経常経費である。後者は学
部長が学長から委任され、学部の教育研究改善を
2
(学生実験充実費:公募)
電気・電子工学科
1,000 万円
機械工学科
750 万円
2) 研究
(若手プロジェクト研究)
公募・審査し、以下の1件を採択した。
「ネットワーク型モニタリングと自律ロボット
を用いた災害救助支援システム」
390 万円
研究代表者 山下淳(機械工学科助手)
3)新任教員
100 万円 x 3 名
3名にスタートアップ経費を配分した。
4)社会貢献
佐鳴湖プロジェクト(継続)
300 万円
代表;溝口健作(物質工学科教授)
5)学生の「ものづくり」活動支援(新規)
“ものづくり”をベースする学生の活動に対し、
公募による支援を実施した。
応募件数 2 件
① Shizuka Univresity Motors
70 万円
全日本学生フォーミュラ大会
代表者機械工学科 3 年 岩田秀矢
協力教員福田充宏(機械工学科助教授)
② 人力飛行機の製作
70 万円
鳥人間コンテスト選手権大会
代表者電気・電子工学科 2 年 大野裕明
協力教員大津広敬(機械工学科助手)
■ 工学振興基金
(科学研究費応募支援)
100 万円 x 4 名
間接経費が措置される基盤研究(A)以上の申
請を奨励することを目的とした支援
なお、前年度申請1件(6 件中)が基盤研究(A)
に採択された。
研究題目「光電マルチマイクロプローブの開発
とマイクロバブルの機能発現」
齋藤隆之(機械工学科教授)
(重点プロジェクト公開研究会支援)
重点プロジェクトの公開研究会等活動費(講
師招へい料)
643,400 円
■ 奨学金
今年度新設された村川奨学金を公募し、9 名の
応募があり、面接審査により 5 名に 25 万円ずつ
支給した。
なお、三井デュポン・フロロケミカル株式会社からアジアか
らの留学生(工学部4年生、工学研究科学生)を
支援する奨学金の申し出があり、平成 18 年度か
ら実施することとなった。
Ⅳ.教育
4-1 JABEE 認証獲得
機械工学科が教育プログラム、教育方法、学生
の理解度等を審査する第3者評価機関である日
本技術者教育認定機構(JABEE)の審査を受けて
認証を取得した。平成 17 年 5 月 30 日に佐鳴会
館にて授与式を行った。
JABEE 認定書授与式
4-2 創造教育
平成 18 年度から実施する1年次の創造教育プロ
グラムが完成した。オリジナル実験書を作成する
ため、1 年生 10 数名の協力を得て、実験時間や
分かり難い点の改訂を行い、実験書を作成した。
また、一部を創造教育支援センターが応募して採択さ
れた日本学術振興会の“ひらめき☆ときめきサイ
エンス”事業(中学生・高校生に大学の最先端の
研究成果の一端を見る、聞く、触れることで、学
術と日常生活との関わりや、科学(学術)がもつ
意味を理解させることを目的とした事業)の実施、
および浜松市が採択された科学技術振興機構の
“理数大好きモデル地域”事業(理数教育の振
興・科学技術理解を深めることを目的とした事
業)の支援のため、中学校教員の実験指導を行っ
た。
(1)トライアル実験に協力する学生
(2)&(5)制作課題
(3)テクノフェスタで公開
(4)理数大好きモデル事業に協力
3
方法を体験する。
創造教育支援センターが
作成した実験書
二足歩行ロボット実験教材
4-3 専門科目(学生実験)の充実
機械工学科および電気・電子工学科が学生実験
充実のための経費(公募)により獲得した経費は、
以下のように使用された。
④ 「二足歩行ロボット実験教材 e-nuvo」 制御工学の授
業を踏まえてより実践的にメカトロ制御機器に関する
理解を深める
(機械工学科)
(電気・電子工学科)
平成 19 年度から開講される「電気電子工学実
験 I,II」の充実を図るため、以下の学生実験装置を
新たに導入した。
なお、これらの実験設備は、卒業生(M15)の
寄附を加えて整備致しました。
① 「3次元ヘリコプターシステム」 航空宇宙分野の
実験として飛行原理や姿勢制御理論を体験的に学習
する(平成19年度開始)
② 「金属顕微組織解析システム」 機械材料として最
も重要な炭素鋼の標準組成と熱処理後の組織をディス
プレイ上に映し出し、顕微組織の炭素量および熱処理
による変化を視覚的および定量的に理解する
① 「継続的エネルギーの電気変換の実験装置」は、実験
テーマ「太陽光発電の実験」および「風量発電と 3 相
回路」で使用し、計測制御システムを PIC ボードで作
成し、コンピュータとオシロスコープにより発電量等
を計測する。このことから計測用電気電子回路の作成、
計測制御システムの構築、そして実際の測定を行う実
践的学生実験により講義で学んだ内容の理解を深め
る。
3 次元ヘリコプターシステム
太陽光発電計測システム
金属顕微組織解析システム
風力発電システム
③ 「ナノ・ミクロ硬さ試験機」 炭素鋼の熱処理サンプル
を使用してナノ・ミクロ領域からマクロ領域までの硬
さ測定を行い、複合組織における微視的強度特性から
巨視的強度特性が発現する過程を理解する。また、半
導体デバイスの配線部のナノ・ミクロ材料の強度評価
② 「応用センサーの実験装置」は、実験テーマ「温度セン
サーとオンオフ制御」「光強度・電気伝導率の測定」
「論
理回路」で使用する。計測制御システムを PIC ボード
4
で作成し、温度、光強度、電気伝導率などを測定する。
このことから、計測原理、計測器としての校正方法等
を実践的に学ぶ。
情報セキュリティ論は、富士ゼロックス社の協
力により、約10名の専門家による講義が実現し
た。
MOTベンチャー戦略論Ⅰは、ベンチャーの起業
に拘らず、企業内研究者として必要最低限の経営感
覚を身につけさせることを目的とした講義である。
受講者は合計 175 名(内訳:1 年生 143 名、2 年
生 22 名)であった。1 学年約 260 名であること
から、このプログラムへの関心の高さが伺える。
電気伝導率測定用システム
MOTベンチャー戦略論Ⅱは、学生数を 20 名に
限定して、 人材組織論、 財務戦略論、ビジネス
③ 「インダストリアルコントロール実験装置」は、実験
テーマ「自動制御(平成 20 年度から)」で使用する。計
測制御システムを PIC ボードで作成し、古典制御理論
の代表的制御方法である PID 制御による温度制御の実
験に利用する。
④ 「電動発電機実験装置」は、「電動機」で使用します。
学生は、現代産業に必要不可欠なモータの各種原理を
体験的に実験し、講義で学んだ内容を体験的に理解す
る。
このほか、オシロスコープ、電源、電気電子計測器、
ブリッジ、発振器、光メータなど計器類を購入して平
成 18 年度の学生実験から使用する。
事業プラン審査会(MOT ベンチャー戦略論Ⅱ)
4-4 数学プロジェクト
学力の多様化に備えて平成 17 年 7 月にプロ
ジェクトを発足させた。共通講座数学の9名と
各学科の代表4名で構成した。平成 18 年度か
ら数学質問室「数学の広場」を開設すること、
および平成 20 年度からの静大工学部生に適し
たテキストを作成することを目標にしている。
プラン策定方法の講義、および学生の専攻横断的
なグループがバーチャルビジネス企業設立のた
めのビジネスプラン策定を目標とし、担当教員、
客員教授、イノベーション共同研究センター内ベ
ンチャー支援ネットワーク室の支援スタッフに
よるグループ指導する新しい形態の講義である。
(TOEIC 受験体制の整備)
キャンパス内で TOEIC 受験ができる体制を整
え、平成17年 5 月 28 日、10 月 22 日、平成 18
年 1 月 28 日の3回学内で試験を実施した。各試
験日の受験者数(大学院生を含む)は、それぞれ
266、294 および 296 名であった。
4-5 理工学研究科(博士前期課程)で専攻横断
講義を開始
今日の技術者に必要な専門科目以外の知識を
修得させる目的で情報セキュリティ論およびM
OTベンチャー戦略論Ⅰ・Ⅱを専攻横断科目とし
て開講した。
(長期インターンシップ)
スズキ株式会社と長期インターンシップに関
する協定を締結し、6 ヶ月間のインターンシップ
プログラムを導入して理工学研究科(博士前期課
程)学生 2 名を派遣した。
(学生の受賞)
○
○
受講生および講師
5
日本機械学会 (2005.11.30)
フェロー賞
榊原和也君 (機械工学専攻1年)
日本機械学会(2005.3.12)
Best Presentation Award
松尾 昌君(機械工学科4年)
○ 自動車技術会 (2006.3.24)
学生優秀研究賞
水野泰宏君(機械工学専攻2年)
○日本設計工学会(2006.3.24)
武藤栄次賞
松村健壮君(機械工学科4年)
○ 日本材料学会
第 35 回 FRP シンポジウム・論文賞
奥田尚紀君(機械工学科4年)
○ 自動車技術会(2005.3)
奨励賞
永見 信一郎(機械工学専攻*年)
市にある。新規産業の創出・育成を目的とした3
つの浜松地域クラスター事業、①文部科学省「知
的クラスター創成事業」、②文部科学省「地域結
集型共同研究事業」、③経済産業省「産業クラス
ター事業」などに工学部教員が参加している。こ
のため、中期計画では、プロジェクト型研究の一
層の推進を図ることを明記している。
○ 化学工学会関東支部 50 周年記念大会(2005.8.4)
学生奨励賞
石井 章伸君(物質工学専攻 1 年)
○ 第20回「放射線検出器とその応用」研究会(2006.2.2)
ポスター賞 古橋代司君(電気・電子工学専攻2年)
○ 電子情報通信学会(2005.4)
東海支部奨励賞 松本拓洋君(電気・電子工学専攻2年),
○ 第 21 回 日本セラミックスス協会 関東支部研究発表会
(2005.7.21)
優秀座長賞 大田直毅君(物質工学専攻)
○ 風力・再生型自然エネルギー・燃料電池国際
会議&見本展示(2005.6.7-9)
ベストポスター賞 青木勇祐君(物質工学科4年)
○ 第 68 回情報処理学会全国大会(2006-03).
学生奨励賞 鈴木望(システム工学科 4 年)
○ 第 68 回情報処理学会全国大会 2006-03)
学生奨励賞 中安俊行君(システム工学専攻)
○ 情報処理学会モバイルコンピューティングとユビキ
タス通信研究会(2005-09)
第 32 回研究会優秀発表
舛田知弘君(システム工学専攻)
○情報処理学会モバイルコンピューティングとユビキタ
ス通信研究会(2005-09)
第 31 回研究会優秀発表 土田元(システム工学専攻)
(学生の学会発表)
平成17年度における博士前期課程に在籍す学
生の学会発表は、下図の通りである。
国内学会
国際学会
100
80
60
40
システム工学専攻
物質工学専攻
電気・電子工学専攻
機械工学専攻
20
0
2005.07.27(日経産業新聞)
「パソコンのカーソル 目の動きで操作 静岡大学装置
メガネもOK」
海老澤嘉伸(システム工学科教授)
2005.07.04 (日経エレクトロニクス)
「HDTV 放送の次は「リアリティー」を送り届ける」
下平美文(電気・電子工学科教授)
2005.09.12(日本経済新聞)
「遠隔治療 色に忠実なカメラと表示用の色変換技術が
焦点に」
下平美文(電気・電子工学科教授)
2005.11.18(中日新聞)
「浜松知的クラスター 地域連携へ意見交換スウェーデ
ンの研究者らと」
下平美文(電気・電子工学科教授)
5-2 地域における産学連携プロジェクト
①経済産業省 産学連携製造中核人材育成事業「輸送機器
製造業を支える人材育成システムの開発」
(H17-18 年度)
中村 保(機械工学科教授)ほか
②経済産業省 産業技術競争力強化人材育成事業「ものづ
くりMOT」
(H17年度)
中村 保(機械工学科教授) ほか
5-3 大学発ベンチャー
セサミテクノロジー株式会社(2006年3月設立)
代表取締役:浅井秀樹
事業内容:電気電子機器の設計・製造・販売やそ
れに関連する情報処理・情報提供サービスを事業
目的とする。従来、大学で実施してきた電子設計
自動化技術や各種技術計算分野におけるソフト
ウエアの設計・開発を基礎とし、回路設計を中心
とした情報の調査や研究、技術提供を実施する。
140
120
5-1 文部科学省 知的クラスター創生事業
平成 14 年度から始まった浜松オプトロニクス
クラスター事業(中核機関:(財)浜松地域テク
ノポリス推進機構)のうち、工学部教員の成果に
関する報道発表は以下の通りである。
Ⅴ.研究
学部のブランド力は、研究の個性化にある。幸
い、本学部は全国でも有数の製造業が盛んな浜松
6
3次元電磁界・回路
マルチレベルシミュレーション技術の開発
平成17年9月2日 総合研究棟
「グローバル・サステイナブル・テクノロジー研究会」設立
平成17年12月2日 静岡県中小家畜試験場
「第 2 回超臨界流体技術グループミーティング」
5-4 重点プロジェクト
(ナノ・マイクロメカニクス)代表
川田善正(機械工学科助教授)
本プロジェクトは、ナノ領域における機械工学
の学問体系を構築するとともに、新しいものづく
り技術の創成を目指して活動を行なっている。今
年度は、3回の研究会を実施するとともに、外部
資金の獲得を目指して活動を行なってきた。研究
会の詳細は次の通りである。
(工学部先端研究プロジェクト)
代表
永津雅章(電気・電子工学科教授)
平成17年6月17日 総合研究棟
「プラズマ科学を基盤とした革新的プラズマプロセス技
術の構築」第 4 回研究会および 21 世紀 COE プログラム
「ナノビジョンサイエンスの拠点形成」COE 先端研究セ
ミナー・合同講演会
平成17年9月30日イノベーション共同研究センター 1 階会議室
「工学部先端研究プロジェクト「プラズマ科学を基盤とし
た革新的プラズマプロセス技術の構築」第5回研究会およ
びイノベーション共同研究センター未踏技術開発プロジ
ェクト「マイクロ波プラズマを用いる新規医療用低温滅菌
法」第3回研究会
平成17年12月26日 総合研究棟
「工学部先端研究プロジェクト「プラズマ科学を基盤とし
た革新的プラズマプロセス技術の構築」第 6 回研究会お
よび学長裁量経費研究プロジェクト「先端プラズマ科学を
融合した新しい学際的教育研究基盤の構築」第 1 回研究
会
平成17年10月31日 場所:機械工学科会議室
「マイクロ流体機械の現状と試作マイクロコンプレッサ
の紹介」
平成17年11月7日
場所:機械工学科会議室
「Caltech の紹介および所属研究室での取組み」
平成17年11月21日 場所:機械工学科会議室
「カーボンナノチューブ/エポキシ複合材料の成型とそ
の評価」
(ナノフォトニクスファクトリー)
代表 大坪順次(システム工学科教授)
本プロジェクトは、フォトニクスをキーワード
に、ナノ領域の科学、技術に踏み込み、先端的未
踏分野のナノ材料開発、ナノ領域の加工、ナノ領
域の計測、分子・生体などのナノ領域観察、ナノ
を使ったデバイス、システム、ナノを見るシステ
ムなどの開拓を目指して研究を進めている。今年
度は、2 回の研究会を静岡大学で実施するととも
に、中部化学関係学協会支部連合秋季大会でシン
ポジウムを企画した。研究会およびシンポジウム
の詳細は次の通りである。
なお、重点プロジェクトを含む学内での公開
研究会情報は下記のアドレスに掲載されている。
http://www.eng.shizuoka.ac.jp/messa10c.htm
(平成16年度若手萌芽研究成果)
ホームページに pdf 版で掲載した。
・
・
平成17年5月26日 浜松分館SCSメディアルーム
「水晶未来材料、Ⅲ-Ⅴ-N混晶半導体」
平成17年9月23日 静岡グランシップ
中部化学関係学協会支部連合秋季大会特別討論会)
「ナノフォトニクス機能開発の展望」
平成17年12月21日 総合研究棟
「光コムジェネレータの開発とベンチャー創業」
・
・
・
・
(グローバル・サステイナブル・テクノロジー)
代表 佐古 猛(物質工学科教授)
平成 17 年度は、農林水産省プロジェクト(先
端技術を活用した農林水産高度化事業委託事業)
において、「超臨界水中燃焼法による家畜排せつ
物からの熱エネルギー回収技術」の研究開発を行
った。この研究では、平成 15 年度に製作した超
臨界水中燃焼ベンチプラントを用いて、超臨界水
中での家畜排せつ物の完全かつクリーン燃焼法
の最適条件の決定や長期連続運転の実証を行っ
た。その結果、平成 17 年度は超臨界水を用いる
家畜排せつ物の連続・完全・クリーン燃焼技術が
実用可能なことを実証した。
・
・
・
コンピュータビジョンを用いた極限環境センシング
に関する研究 山下 淳(機械工学科助手)
光発がん性および光毒性に対する新規化学防護剤の
開発平川和貴(共通講座助教授)
リモートセンシングによる適応型マルチスピーカ音
場再現システム 立蔵洋介(電気・電子工学科助手)
GaN 系窒化物半導体ナノ構造による可視・紫外線発
光素子の開発 井上 翼(電気・電子工学科助手)
銅ナノ電極パターン作成技術の開発とその応用 富
田靖正(物質工学科助手)
開離時アークの移動特性と接点表面状態との関係に
関する研究 関川純哉(電気・電子工学科助手)
頭部と頚肩腕部の筋・腱組織の高精度な組織酸素濃
度計測 庭山雅嗣(電気・電子工学科助手)
多チャンネル・ファイバーグレーティングに関する
研究 李 洪譜(電気・電子工学科助教授)
分子性材料を用いたナノリングの簡便作成法の確立
植田一正(共通講座助教授)
5-4 外部資金
(科学研究費)
平成17年度獲得金額は、前年度を 2,500 万円
ほど下回り、1.77 億円であった。獲得額減少の原
因は、教員定員の削減、応募できない教員(研究
期間内に定年)数が多いことが重なったためと考
7
えられる。
獲得額/億円
2.5
共通講座
システム工学科
2.0
物質工学科
電気・電子工学科
機械工学科
1.5
1.0
0.5
0
9
10
11
12
13
14
15
16
17
年度
学科別・年度別科学研究費獲得額
(共同研究)
平成17年度は、件数は前年度とほぼ同数であ
ったが、金額が大きく伸びた。このことは、共同
研究1件当たりの金額が増加したことを表すも
のである。
2.5
107
2.0
獲得額 / 億円
(カリフォルニア工科大学と研究者交流協定締結)
カ リ フ ォ ル ニ ア 工 科 大 学 の Engineering and
Applied Science 部門と工学部との間で研究者交流
協定を締結(平成 17 年 5 月 2 日)
(村川基金:長期海外派遣)
62
59
53
0.5
0
12
13
14
(ビクトリア大学(カナダ)との研究交流)
平成 16 年 8 月 25 日、中村工学部長が、ビク
トリア大学を訪問し、研究者交流、学生交換を骨
子とした学部間協定を締結した。それを受け、平
成 16 年 9 月より 6 ヶ月間、大学院博士後期課程
2 年(当時)の水口尚、平成 17 年 5 月より 3 ヶ
月間、大学院博士前期課程 1 年(当時)の石井絢
子が燃料電池に関する研究実施のためビクトリ
ア大学に滞在した。また現在カナダ-日本共同プ
ロジェクト(AUTO21:代表 S. Dost 教授)、科研
費(代表:岡野泰則教授)を実施中であり、研究
の一環として、平成 17 年 8 月と 12 月に岡野教
授がビクトリア大学に滞在した。
108
69
1.5
1.0
科 に て 客 員 研 究 員 と し て 滞 在 。 Micro-Electro
Mechanical Systems(MEMS)の Yu-Chong Tai
教授 の研究室で、超微細加工技術やマイクロキ
ャピラリーデバイスの開発に携った。
15
年度
共同研究の推移
17
16
平成 17 年 4 月から平成 18 年 3 月末
杉田篤史(物質工学科助手)
(受託研究)
平成17年度は、件数および金額ともに過去最
高を記録した。
マックス・プランク研究所(ドイツ)量子工学部門 F.
Krausz 教授研究室に派遣。
平成 18 年度派遣
山下
32
獲得額 / 億円
2.0
1.8
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0
カリフォルニア工科大学の機械工学科 Joel W. 教授の
研究室に派遣を決定。
23
29
15
20
12
13
14
淳(機械工学科助手)
21
15
16
(村川基金:Caltech フェロー制度)
村川二郎氏からの基金により、新たにカリフォ
ルニア工科大学との研究者交流を盛んにする目
的で、5年程度の任期で研究交流する教員 10 名
を指名し、1,2週間程度の短い期間で交流費用
を支給する制度を創設した。
17
年度
受託研究の年度推移(図中の数字は件数)
Ⅶ.将来計画
第1期目の中期計画を実行中であるが、教員の
年齢構成、雇用形態、教育の継続性から、教育研
究の個性化には 10 年先を見通した目標が必要で
ある。そこで第2期にむけてビジョン・理念・目
標を整理して本学部の中長期的あり方を検討す
るため、平成 16 年 10 月「工学部長期戦略会議」
Ⅵ.海外派遣および国際連携
(文部科学省海外先進教育研究実践支援プログ
ラム)
岩田 太(機械工学科 助教授)
平成17年 2 月中旬から 8 月末の約 6 ヶ月間、
カリフォルニア工科大学(Caltech)の電気工学
8
を設置し議論を重ねた。さらに、平成 17 年 5 月
て検討が進み、浄化システム提案のための知見が
「工学部長期戦略会議」を改組して「将来計画企
集積された。浄化システムについては、提案内容
画会議」を設置し、計 6 回の審議した。企業にお
の具体的な形が整うに至っていないが、個々のテ
ける戦略的経営の考え方に基づき、教育、研究、
ーマについて着実な進展が見られた。成果は以下
管理運営における戦略ステートメントの整理お
のようである。
1.汚濁機構解明
よび将来の学部構成の提案をまとめた。
① 佐鳴湖水を用いて植物プランクトンの培養実験を行い、
なお、会議は工学部から 40-50 歳前半を中心に、
以下の知見を得た。
企業からは「技術部長」などのメンバーに加え、 ○植物プランクトンの増殖速度および COD 発生量を測定
本学部の OB と学部長補佐室メンバーにより組織
した。これより浄化のための目標設定が可能となった。
COD の発生量概略値は佐鳴湖全体で 3.5 トン/日である。
した。
○プランクトン増殖に与える栄養塩濃度の影響を評価し、
全窒素については
1.0 mg/L,全リンについては 0.05mg/L 以下とするこ
とでプランクトン増殖が抑制されるとの知見を得た。
(参考)佐鳴湖では、全窒素 2.5mg/L,全リン 0.2mg/L
② 2005 年 9 月 27 日に14時間にわたる水質調査を行っ
た。その結果、有機物汚濁の半分余りを占める溶存態有機
物について、上流側では洗剤由来の界面活性剤や流域由来
のフミン酸のような難分解性有機物が多く、湖内・下流域
ではプランクトン関連物質が大部分を占めることがわか
った。
2.浄化技術提案
① 汽水域で生物浄化に利用可能な数少ない生物として、
藍藻類スピルリナについて人工培地および湖水にて培養
実験を行い、浄化の可能性を確認した。
② マイクロバブルによる水質浄化の可能性を検討した。
平均径 30μmの空気マイクロバブルを大量に発生する装
置を試作し,バブル供給による水質変化を分析・調査した。
その結果,マイクロバブルが植物プランクトンの増殖を抑
制すること,およびアンモニア態窒素を亜硝酸・硝酸態窒
素に変化する過程を促進することが分かった。
3.その他
浜松キャンパス学部学生対象の総合科目「佐鳴湖から考
える」を平成 17 年度後期にプロジェクトメンバーが担当
して開講した。(受講生数約 90 名)
Ⅷ.社会貢献
(出張講義)
高等学校側の要望により実施した出張授業は下
図の通りである。
新たな試みとして、高校生に静岡大学の教育成
果を実感させること、および工学に興味を抱かせ
る目的で、高校生の前で学生が英語により国際会
議と同じ形式(2006.2.20)で講演した。
文部科学省のスーパーサイエンスハイスクー
ルに指定されている静岡県立清水東高等学校で、
理工学研究科宮本悠樹君が国際会議(流体力学:
ギリシャ)で発表したことと同じ内容を英語で発
表し、質疑討論を行った。
35
30
回数/年
25
20
Ⅸ.学生の活躍
(鳥人間コンテスト出場)
静岡大学チーム(ハマハマ+静岡大学)は、平成
17 年 7 月 16-17 日に開催された第 29 回鳥人間
コンテストする選手権大会滑空機部門オープン
クラスに出場し、飛行距離 195.80 m で 6 位とな
った。
15
10
5
0
13
14
15
16
17
年度
出張講義
(アメニテイ佐鳴湖プロジェクト)
プロジェクト世話人代表 溝口健作
平成 15、16 年度においては、静岡大学工学部
の教職員をはじめ、静岡県、浜松市、市民の方々、
民間企業、学生諸君のご協力をいただき、水質調
査や他の湖沼の現地調査、講演会、公開報告会を
行った。また、これらの結果をもとに汚濁機構解
明と浄化システム提案を目指し、いくつかのテー
マについて実験的、理論的検討を開始した。
平成 17 年度においては、汚濁機構解明につい
9
(学生フォーミュラ出場)
平成17年9月6―9日に行われた富士スピー
ドウエイで開催された第3回全日本学生フォーミュラ大会
に出場した。競技は、加速性能・旋回性能・オートク
ロス・耐久走行・燃費の評価項目からなる動的競技
およびコスト評価・設計評価・プレゼンテーションからなる
静的競技で評価される。この競技の準備ために学
生は、1年間かけて企画、スポンサーの獲得、CAE
を活用した設計、部材の購入、車両の製作、各種
レポートの作成等を行った。活動には多方面の工
学知識、文章力、プレゼンテーション能力の他、問題解
決能力、マネジメント能力といった実践的な能力も要
求され、学生は大学の座学だけでは学び得ない問
題探求力を身につけるとともに、物作りのおもし
ろさ、喜び、厳しさを実感している。静岡大学の
車両はユニークなサイドエンジンレイアウトを採用しており、今
後、さらなる軽量高強度化、サスペンジョンジオメトリや
燃調マッピングの最適化等が課題である。このよう
な活動を外部に広く知って頂くことにより、工学
部や「ものづくり」に興味を持つ人を増やすこと
ができると期待している。
(博士前期課程(修士)
)
就 職 (平成18年3月修了) / 博士前期
公務員
0%
サービス業
3%
<製造業内訳>
食料品・飲料・飼料/1 繊維工業・衣服・その他繊維/1 出版・印刷/2
化学工業・石油・石炭製造/19 鉄鋼業・非鉄金属・金属製造/8 一般機械器具製造
/12
電気・情報通信機械器具/50 電子部品・デバイス製造/19 輸送業機械器具/62
精密機械器具製造/12 その他の製造業/43
1)学部
就 職 (平成18年3月卒業) / 工学部生 (夜間主コースを含む)
公務員
1%
その他
8%
進学状況
56%
製造業
31%
進学状況
2%
製造業
86%
Ⅹ.学生の進路
サービス業
4%
その他
9%
<製造業内訳>
食料品・飲料・飼料/2 繊維工業・衣服・その他繊維/6 出版・印刷/0
化学工業・石油・石炭製造/9 鉄鋼業・非鉄金属・金属製造/2
一般機械器具製造/11 電気・情報通信機械器具/28
電子部品・デバイ製造/15 輸送業機械器具/67 精密機械器具製造/6
その他の製造業/32
10
XI.学生の就学状況
3年次の多いのは、卒業研究履修資格取得と無縁
(休学・退学等)
ではないと思われる。
平成18年3月末における学部学生の休学、退
学、除籍者の数は、以下の通りである。いずれも
(卒業研究履修資格)
4年次に履修する卒業研究は、1-3年までに所
平成 17 年度末における 4 年進級判定は、以下の
定の単位を取得することが前提となっている。卒
通りである。
業研究履修資格を取得できないと、留年となる。
つづき
11
XII.地域における産学連携研究発表
1)静岡大学 平成17年度 第 1 回 共同研究希望テーマ説明会・技術相談会
開催日:平成 17年6月 20日(月)・21日(火)13時 30 分~
場所:静岡大学浜松キャンパス 総合研究棟 10 階
主催:国立大学法人静岡大学イノベーション共同研究センター
共催:財団法人浜松地域テクノポリス推進機構、静岡大学イノベーション共同研究センター協力会
浜松商工会議所
平成 17年6月20日(月)説明(工学部発表 13 件/発表総数 20 件)
説 明 者
タイトル
電気・電子工学科
水分、イオン濃度の電磁波による計測
教授
岡村 静致
電気・電子工学科
自己混合半導体レーザを用いた血流速度計測
助手
庭山 雅嗣
教授
篠原 茂信
電気・電子工学科
非定常スペクトル解析の応用
教授
犬塚
博
システム工学科
光線形中継器と中継伝送系の特性評価技術の研究
教授
相田 一夫
システム工学科
弾性波を用いた材料診断技術の開発
助教授
林 康久
機械工学科
ステレオビジョンシステムを用いた書籍の電子化
助手
山下 淳
教授
金子 透
平成 17年6月21日(火)説明
説 明 者
タイトル
機械工学科
レーザー光を用いた微細領域の計測と加工
教授
川田 善正
電気・電子工学科
マイクロ波プラズマによるカーボンナノ材料の作製とその応用
教授
永津 雅章
電子科学研究科
プラズマ CVD を用いた高機能性薄膜コーティング
助手
荻野 明久
電気・電子工学科
非線形サンプル値系による制御系の設計
助教授 片山 仁志
電気・電子工学科
次世代通信にふさわしい誤り訂正符号化技術
助手
和田 忠浩
電気電子工学科
超分解信号処理によるミリ波イメージング分解能向上技術の開発
助教授 桑原 義彦
電気・電子工学科
電気接点間で発生するアーク放電による接点損傷過程の測定
助手
関川 純哉
2)静岡大学イノベーション共同研究センター未踏技術開発部門 プロジェクト開発研究成果報告会
開催日:平成17年8月31日(水)
場所:静岡大学浜松キャンパス佐鳴会館ホール
主催:静岡大学イノベーション共同研究センター未踏技術開発部門
(工学部発表 16 件/発表総数 27 件)
電気・電子工学科
AlN/GaN系量子井戸とその赤外レーザへの応用
助教授 石田 明広
電気・電子工学科
ナノ構造光回路の研究開発
教授
岡本 尚道
電気・電子工学科
サン(Shizuoka University Network)分析システム
教授
荻田 正巳
電気・電子工学科
高圧電極マイクロ波放電によるカーボンナノチューブ生成装置
教授
神藤 正士
電気・電子工学科
ナノブロックのソフト構造化による革新的デバイスの創製
教授
喜多 隆介
電気・電子工学科
窒化物半導体の内部電界効果を利用した新規機能デバイスの開発
12
助手
角谷 正友
電気・電子工学科
教授
永津 雅章
物質工学科
教授
稲垣 訓宏
物質工学科
教授
小林 健吉郎
物質工学科
助教授 昆野 昭則
物質工学科
教授
佐古 猛
物質工学科
教授
鈴木 久男
物質工学科
教授
須藤 雅夫
物質工学科
助教授 田中 康隆
物質工学科
教授
山下 光司
電気・電子工学科
教授
窪野 隆能
マイクロ波プラズマを用いる新規医療用低温滅菌法
低誘電率芳香族ポリマーをベースフィルムとするフレキシブルプリント基
板の開発
酸化亜鉛のpn制御と紫外線レーザの開発
有機薄膜光電池と色素増感太陽電池の融合による高効率光二次電池の開発
超臨界流体を用いる廃棄物からの資源・エネルギー回収技術の研究開発
CSD法による強誘電体薄膜マイクロアレイの作製と人体五感代替ナノセ
ンサーへの応用
直接メタノール形燃料電池用MEAの新規構成材料の開発
分子メモリーと電子線レジスト材料開発:新規な光活性芳香族分子の合成と
その動性に関する研究開発
自然に学ぶ医用材料…環境や人に優しい高機能性新規バイオメディカルマ
テリアルの研究開発
42V電源回路を開閉するリレー接点でのアーク放電によるスチッキング
対策
3)静岡大学 平成17年度 第 2 回 共同研究希望テーマ説明会・技術相談会 《機械設計・生産分野》
開催日:平成 17年9月 6日(火)
・ 7日(水)13時00 分~
場所:静岡大学浜松キャンパス 総合研究棟 10 階
主催:国立大学法人静岡大学イノベーション共同研究センター
共催:財団法人浜松地域テクノポリス推進機構、静岡大学イノベーション共同研究センター協力会
浜松商工会議所
平成 17年9月6日(火)説明(工学部発表 22 件/発表総数 21 件)
説 明 者
タイトル
機械工学科
ものづくりに強い人材育成と新技術開発への挑戦により製造業の体質強化
教授
中村 保
を!
機械工学科
ワーク・ツール間の6自由度完全相対運動を目指した超高精度機械
助教授 大岩 孝彰
システムの開発
機械工学科
超音波振動を用いたリニアボールガイドの摩擦力制御
助教授 大岩 孝彰
機械工学科
遊星歯車式往復機関
教授
松田 孝
機械工学科
往復機関クランク軸用粒子トーショナルダンパ
教授
松田 孝
機械工学科
振動工学を利用した新しい健康・福祉機器の開発と実用化
教授
森田 信義
機械工学科
表面改質材の強度予測技術の研究開発
助教授 坂井田 喜久
機械工学科
圧電複合平板の変形制御手法の提案
助教授 石原 正行
機械工学科
高性能伝熱促進面の開発
教授
中山 顕
機械工学科
形状記憶合金複合化によるミニ・アクチュエータの開発
教授
東郷 敬一郎
機械工学科
高分子材料製品の変形・強度の高精度数値解析法の提案
助教授 早川 邦夫
平成 17年9月7日(水)説明
説 明 者
タイトル
13
機械工学科
教授
三浦
機械工学科
助教授 藤森
電気・電子工学科
助教授 片山
機械工学科
鷺坂
機械工学科
助教授 田中
機械工学科
助手
大津
機械工学科
助教授 松丸
機械工学科
講師
伊藤
システム工学科
教授
八巻
機械工学科
教授
中村
憲二郎
篤
大規模点群データからのスケーラブルな形状生成法の開発とその製品化
先進制御理論の実システムへの応用
非線形サンプル値系による制御系の設計
仁志
芳弘
繁一
広敬
隆文
友孝
直一
保
鍛造用トライボロジー性能評価試験法による潤滑技術開発の支援
高精度なインクリメンタル成形技術の研究開発
小型飛行船の研究開発
ロボティクス・メカトロニクス技術をコアとした自動化・省力化・高
機能化などへの応用展開
不明確な対象への感覚を伴うロボット遠隔操作技術の開発および
立体ディスプレイを用いた高臨場感情報呈示技術の開発
拡張AHP(階層化意思決定支援法)とコンジョイント分析を用いた
製品開発計画
ものづくりMOTに強い人材育成により製造業の飛躍的発展を!
4)大学発産学官連携フォーラム2005
開催:平成 17 年 10 月 21 日(金)
場所:グランドホテル浜松
主催:財団法人浜松地域テクノポリス推進機構、静岡大学
(発表 14 件/発表総数 30 件)
分科会A(鳳の間・東) 静岡大学未公開特許新技術発表
物質工学科 佐古研
「生ごみ」+「プラごみ」から、水を使ってサラサラ
岡島 いずみ
燃料へ
電気・電子工学科
光を用いた生体内の酸素濃度の測定
助手 庭山 雅嗣
機械工学科
走査型プローブ顕微鏡を用いた微細操作及び
助教授 岩田 太
加工技術開発
電気・電子工学科
自己形成による分岐光導波路
助手 冨木 政宏
電気・電子工学科
マイクロ波点灯による超高輝度の放電光源
教授 神藤 正士
分科会C(レ・アンジェ) 共同研究開発
静岡大学未踏技術開発分野プロジェクトの紹介
電気・電子工学科
窒化物半導体量子構造デバイスの開発
助教授 石田 明広
電気・電子工学科
ナノブロックのソフト構造化による革新的デバイス
教授
喜多 隆介
の創製
物質工学科
有機薄膜光電池と色素増倍感太陽電池の融合による
助教授 昆野 昭則
高効率二次電池の開発
研究事例及び研究シーズ発表
機械工学科
冷間鍛造における工具の変形・損傷・
助教授 早川 邦夫
破壊シミュレーション
電気・電子工学科
新エネルギー利用による住宅・建築物の
助手 松尾 廣伸
省エネルギー化
システム工学科
環境対策技術のためのソフトウェア開発
14
助教授 瀬野 忠愛
物質工学科
教授 佐古 猛
物質工学科
助手 富田 靖正
システム工学科
教授 海老澤 嘉伸
超臨界水を用いるプラスチックのリサイクル技術
信頼性・安全性の向上を目的とした
全固体リチウム二次電池の開発
ビデオカメラによる瞳孔検出技術とその応用技術
展示・ポスターセッション(発表 19 件/発表総数 48 件)
大学・研究機関名
出展者名(役職)
静岡大学
下平 美文(教授)
知的クラスター
海老澤嘉伸(教授)
静岡大学
システム工学科
知的クラスター
電気・電子工学科
高野 泰(助教授)
電気・電子工学科
石田 明広(助教授)
電気・電子工学科
電気・電子工学科
岡本 尚道(教授)
荻田 正巳(教授)
電気・電子工学科
神藤 正士(教授)
電気・電子工学科
喜多 隆介(教授)
電気・電子工学科
永津 雅章(教授)
物質工学科
稲垣 訓宏(教授)
物質工学科
物質工学科
小林健吉郎(教授)
昆野 昭則(助教授)
物質工学科
佐古
猛(教授)
物質工学科
鈴木
久男(教授)
物質工学科
須藤 雅夫(教授)
物質工学科
田中 康隆(助教授)
物質工学科
山下 光司(教授)
電子科学研究科
窪野
機械工学科
福田 充宏(助教授)
隆能(教授)
出展テーマ
ビジョンカラーイメージングシステム
瞳孔マウス:瞳孔検出を利用した頭部運動によ
るカーソル制御装置
シリコン基板上無転位結晶成長
AIN/GaN 系量子井戸とその赤外レーザへの応
用
ナノ構造光回路の研究開発
サン(Shizuoka University Network)分析シス
テム
高圧電極マイクロ波放電によるカーボンナノ
チューブ生成装置
ナノブロックのソフト構造化による革新的デ
バイスの創製
マイクロ波プラズマを用いる新規医療用低温
滅菌法
低誘電率芳香族ポリマーをベースフィルムと
するフレキシブルプリント基板の開発
酸化亜鉛のpn制御と紫外線レーザの開発
有機薄膜光電池と色素増感太陽電池の融合に
よる高効率光二次電池の開発
超臨界流体を用いる廃棄物からの資源・エネル
ギー回収技術の研究開発
CSD 法による強誘電体薄膜マイクロアレイの
作製と人体五感代替ナノセンサーへの応用
直接メタノール形燃料電池用 MEA の新規構成
材料の開発
分子メモリーと電子線レジスト材料開発:新規
な光学活性芳香族分子の合成とその動性に関
する研究開発
自然に学ぶ医用材料--環境や人に優しい高機
能性新規バイオメディカルマテリアルの研究
開発
42V 電源回路を開閉するリレー接点でのアー
ク放電によるスチッキング対策
フォーミュラスタイルの小型レーシングカー
(学生チームによる開発、製作)
5)静岡大学 平成17年度 第3回 共同研究希望テーマ説明会・技術相談会《食品・バイオサイエンス分野》
開催日:平成 17年 10 月 25 日(火)・26 日(水)13 時 00 分~
場所:静岡大学静岡キャンパス 農学部 B 棟 201講義室(25日)210講義室(26日)
15
主催:国立大学法人静岡大学イノベーション共同研究センター
共催:財団法人しずおか産業創造機構、新規機能性食品等開発研究会
後援:静岡商工会議所・清水商工会議所
平成 17年10月26日(水)説明 (発表 2 件/発表総数 22 件)
説 明 者
タイトル
電気・電子工学科
低温プラズマ滅菌技術の医療・食料品分野への応用
教授
永津 雅章
従来出来なかった血管やがん組織、特定臓器が造影できる MRI 造影剤の
物質工学科
開発と製品化行程 超親水性医用材料・撥水性材料の開発と医療器具の光
教授
山下 光司
学系曇り止めや医療器具製造、IT 産業等への応用
6)オプトロニクス浜松フォーラム2006
開催日:平成 18 年 3 月 7 日(火)
場所:オークラアクトシティホテル浜松 4 階
主催:浜松地域クラスター推進協議会、文部科学省、経済産業省、関東経済産業局、
財団法人浜松地域テクノポリス推進機構、浜松商工会議所、静岡県、浜松市、
知的クラスター創成事業
発表 3 件 うち 1 件
下平美文教授 医療用イメージングシステム開発
ポスター3 件 うち 1 件
医療用イメージングシステム開発
XIII. 主な報道発表等
2005.04.04 好感度の赤外線センサー開発(静岡新聞)高橋直行(物質工学科助教授)
2005.04.19 接触せず振動計測(日経新聞)
篠原茂信(電気・電子工学科教授)
2005.04.21 大学院で単位互換(静岡新聞)
中村高遠(工学部長)
2005.05.27 事業マネジメント専攻 静大大学院が設置(中日新聞)中村高遠(工学部長)
2005.05.26 燃料電池開発に有効 静大が研究用ソフト(静岡新聞)岡野泰則(物質工学科教授)
2005.07.21 地域との連携推進(静岡新聞)中村高遠(工学部長)
2005.06.23 有機溶剤使わずポリアクリル酸 医薬品や化粧品への応用期待(中日新聞) 環境、人体に優しい高分
子合成を開発(静岡新聞) 無害の超臨界CO2 で高分子合成に成功(朝日新聞)佐古 猛(物質工学科教
授)
2005.09.01 MRI撮影造影剤を改良 長時間化(中日新聞)山下光司(物質工学科教授)
2005.08.22 数年に1度なぜセミが大量に発1「素数」に謎解く鍵(静岡新聞)吉村 仁(システム工学科教授)
2005.09.05 富士山ろくに「浜風」吹け(中日新聞)岩田秀矢ほか(学生)
2005.09.17 内視鏡の汚れ防ぐ「コート剤」開発(中日新聞)山下光司(物質工学科教授)
2005.11.02 将来に役立て大学模擬授業(静岡新聞)松本隆宇(電気・電子工学科助教授)
2005.11.22 大学生気分で水の実験(静岡新聞)大学の講義を体験(中日新聞)犬塚弘(電気・電子工学科教
授)
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