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Keio University 慶應義塾

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Keio University 慶應義塾
新しい概念に“感動”して
Avaya SDN Fxアーキテクチャーを採用
慶應義塾大学の最先端研究を安定したネットワークで支援
業種▶教育
展開範囲▶教育インフラ
慶應義塾
所 在 地 東京都港区三田2-15-45
開 塾 1858年
学 部 文学部、経済学部、法学部、商学部、医学部、
理工学部、総合政策学部、環境情報学部、
看護医療学部、薬学部
U R L http://www.keio.ac.jp/
Avaya SDN Fxアーキテクチャーの主たるコンポーネントであるFabric
Connectの最大の導入効果は、
“全く意識をせずに使えている”ことです。
ネットワークが 安定 稼 働しているので、
「何も起こっていません」
。また、
大規模ネットワークにも適応でき得る可能性を高く評価しています。
1858年に「蘭学塾」として創立され、
念じ、志操はあくまでこれを高く堅持す
じめ、小学校から高校までの一貫教育校
1868年に時の元号にちなみ「慶應義
る「独立自尊(自他の尊厳を守り、何事
や地域社会と連携して最先端の研究や発
塾」と命名。1871年には三田に移り、
も自分の判断・責任のもとに行うこと)
」
信を行うためのタウンキャンパスなどを
現在につながる礎を構築した。創立者で
の精神にほかならない。その建学の精神
全国に展開している。慶應義塾の人材育
ある福澤諭吉が、三田に移転した翌年に
は慶應義塾にいまも脈々と受け継がれて
成を支える基盤として、情報環境ネット
刊行した『学問のすゝめ』では、自由・
いる。
ワークを活用。必要なネットワークおよ
びコンピュータ環境を、インフォメー
平等の尊さと学問の重要性を説き、広
く社会に受け入れられた。その福澤の精
現在、三田、日吉、信濃町、矢上、湘
ションテクノロジーセンター(ITC)が
神は、一身の独立を論じ、一国の独立を
南藤沢、芝共立の主要6キャンパスをは
運営している。
課題
効果
●構築当初から、運用面、利用面で様々な技術的問題が発生していた
●ネットワークが安定稼動しており、高い信頼性を得られる
●サテライトキャンパスのため、ITリソースが限定されていた
●ネットワーク変更の際も、設定箇所が激減し、コマンドも簡素化
●ネットワーク変更や障害対応の際に、構成が複雑だったため、不具合
や保守対応の際、原因の調査が非常に煩雑で余計なコストがかかって
いた
されているため、迅速に対応ができ、ヒューマンエラーの減少にも
貢献できる
●WOSによりWireless LAN 9100の 設 定 や 状 況 を 遠 隔 地 から
集中管理できる
1
初めてアバイアのプレゼンテーションを聴いた時にはその
ソリューションに感動しました。実物とその動きを見た時に
『感動』が『確信』に変わりました。他社との違いは一目瞭然で、
この技術に挑戦したいと思いました。
慶應義塾
ITC 本部(インフォメーションテクノロジーセンター)
宮本 靖生
氏
構築後4年で不具合が頻発
原因の究明も非常に困難
地域への貢献」を柱とする事業を展開す
ス間のネットワーク環境の運営・管理等
TTCKは2001年に、山形県および庄
に新しい分野に実験的に取り組むことが
をサポートするITC本部の7つで構成さ
内地域の市町村との連携により、山形県
必要だったことも、マルチベンダー構成
れている。慶應義塾 ITC本部の宮本靖
鶴岡市に開設された産官学連携の研究
でネットワーク環境を構築した理由だっ
生氏は、
「ITC本部は、各キャンパスの
拠点であり、中核として慶應義塾大学
た。しかし構築から4年を経て、運用面、
ITCと並列の位置づけにある組織です。
先端生命科学研究所が設置されている。
利用面それぞれで、さまざまな技術的問
キャンパス間のネットワークに加えて、
TTCKでは、たとえば唾液で癌を診断す
題が発生していた。
鶴岡タウンキャンパス(以下、TTCK)
る技術の研究や、アメリカ航空宇宙局
など6つのサテライトキャンパスにおけ
(NASA)も研究をあきらめたといわれ
「構成や仕様、機器の老朽化により、
るICT環境の利活用支援も担当していま
る次世代の繊維「人工クモ糸」を開発し
不具合が頻発したり、予想外の動きをし
す」と語る。
て事業化したベンチャー企業を輩出する
てネットワークそのものが切れてしまっ
など、さまざまな研究成果を挙げている。
たりと、さまざまな問題がありました。
ITCは、6つの主要キャンパスにそれ
ぞれ設置され、各キャンパス内のICT環
境を管理・運営するITCと、各キャンパ
る産学官連携の拠点である「先端研究教
育連携スクエア」が設置されており、常
マルチベンダー環境なので、導入した機
ITC本 部 で は、TTCKの ネ ッ ト ワ ー
ク 環 境 の 刷 新 に あ た り、Avaya SDN
TTCKの研究教育を支えるネットワー
器そのものの問題なのか、組み合わせに
Fxアーキテクチャーの採用を決定。こ
ク環境について宮本氏は、「前回の刷新
よる問題なのかを切り分けるのも非常に
のAvaya SDN Fxア ー キ テ ク チ ャ ー
で構築したネットワーク環境は、マルチ
困難で、
原因究明に時間がかかりました。
の主要なコンポーネントであるAvaya
ベンダーのネットワーク機器で構成さ
マルチベンダー環境は、非常に興味深い
Fabric Connectは、 ネ ッ ト ワ ー ク
れていました。1つのメーカーのネット
試みでしたが、運用面では多くの苦労が
仮 想 化 技 術 と し てIEEEやIETFに よ っ
ワーク機器で構成すると、安定性や保守
ありました」
(宮本氏)
。
て 標 準 化 さ れ た 技 術SPB(Shortest
性は高いのですが、研究教育機関のネッ
Path Bridging)をベースとしている。
トワーク環境として、
同じような機器で、
ネットワーク環境における不具合が頻
TTCKには、設定が容易で、安定性や拡
同じような構成へのリプレースを継続す
発し、保守の回数も多くなってくるなど
張性が高く、ネットワークサービスの提
ることが本当に適切なのか再考すること
の問題を解決することを目的に、TTCK
供を開始するまでの時間を短縮できる新
が必要と感じていました」と当時を振り
のネットワーク環境を刷新することを決
しいネットワーク環境が必要だった。
返る。
定。マルチベンダー構成にするのか、あ
るいは別の構成にするのかを検討した結
2
TTCKには、最先端の研究や教育活動
果、Avaya Fabric Connectを 利 用 し
を推進し、
「新産業・新事業の振興」
「社会・
たネットワーク構築が採用された。
Avaya Fabric Connect
採用で鶴岡キャンパスの
新ネットワークを構築
また宮本氏は、
「開発期間は実質3カ
ラフィックが流れ、どのような認証が
月程度で、ネットワーク機器の入れ替え
なされているかを把握することが困難
作業としては非常に短期間で実現できま
だった。Avaya WLAN Orchestration
した。稼働後も、問題なく、安定稼働し
System(以下、WOS)を利用するこ
TTCKは、JR鶴岡駅を挟み、南にキャ
ています」と話している。
とで、TTCK内のWireless LAN 9100
のアクセスポイントの状況をリモートか
ンパスセンター棟、北にバイオラボ棟と
2つの拠点で構成されている。キャンパ
スセンター棟とバイオラボ棟は、光ファ
イバーで結ばれ、インターネットには学
術ネットワーク経由で接続されている。
今回、キャンパスセンター棟にはコア
スイッチとして
「Avaya Virtual Services
Platform 8284(以下、VSP 8284)
」
、
エッジスイッチとして「Avaya Ethernet
Routing Switch 4826( 以 下、ERS
4826)
」 が 導 入 さ れ て い る。 一 方、
バイオ ラボ 棟 は、コ ア スイッチとして
「Avaya Virtual Services Platform
4450(以下、VSP 4450)
」
、エッジス
イッチとして「Avaya Ethernet Routing
Switch 4850(以下、ERS 4850)
」が
導入されている。
さらに無線LANアクセスポイントと
して、
「Avaya Wireless LAN 9100シ
リーズ(以下、Wireless LAN 9100)
」
が採用されている。
TTCKの ネ ッ ト ワ ー ク 構 築 にAvaya
Fabric Connectを採用した理由を宮本
氏は、次のように語る。「実際には飛び
込み営業のようなご提案から、アバイア
に興味を持ち、他の従来ネットワーク技
術を提案するベンダーとは違い、新しい
ネットワークの概念に、物凄い進化だ
と“感動しました”
。そしてアバイアの
オフィスを訪問し、詳細な技術理論を学
び、デモによる実物の動きも確認した時
に、
“感動”は“確信”に変わり、是非
この技術に挑戦してみたい!と思ったの
が採用に至った最大のポイントです。導
入サポートに関しても、時間をかけて丁
寧に対応してもらえたので、信頼できる
ベンダーだと感じました」
最大の効果は、スムーズな
移行と安定稼動、そして
「何も起こっていないこと」
Avaya Fabric Connectを 採 用 し た
ネットワーク環境を構築した効果を宮本
氏は、「何も起こっていないことです」
と語る。“何も起こっていない”という
意味は、安定した稼働を実現できてい
るということである。宮本氏はさらに、
「今回、ネットワーク環境を刷新して、
TTCKのスタッフから“(前回と比較す
ると、)スムーズな移行で、通信も安定
しているし、非常にいいですね”という
言葉をもらいました」と話す。
TTCKでは、大量のデータを拠点間で
やり取りしているが、ネットワークが切
れることもなく、十分なパフォーマンス
も得られている。今回、シャーシ型のス
イッチではなく、ボックス型のスイッチ
を選定しているので、将来的に拠点が増
えたり、データ量が増えたりしても、容
易に拡張することができることも高く評
価されている。
またTTCKは、サテライトキャンパス
のため、インフラを担当する専任のス
タッフが常駐しているわけではない。そ
ら集中管理することができる。
無線LANのアーキテクチャーも選定
の大きなポイントの1つであった。以前
の無線LANアクセスポイントは、コン
トローラ型だったため、柔軟な認証の仕
組みが導入できないという課題があっ
た。Wireless LAN 9100は 自 律 型 で
あることから、コントローラの障害によ
る無線LANの全断といったような事態
を防ぐことができる。各アクセスポイン
トにつながれば、問題なく認証が行え、
ネットワークに接続できるメリットが
ある。且つ、自律分散型でありながら、
WOSによる集中管理ができる。
宮本氏は、
「Wireless LAN 9100は、
さまざまな認証方式に柔軟に対応できる
ので、もし問題が発生しても、ほかの認
証方式でネットワークに接続できるのは
大きなメリットでした。利用できること
が当たり前の時代になっており、万が一
のときにも迅速に対応できる柔軟性と冗
長性の確保はとても重要です」と話して
いる。
Avaya SDN Fxアーキテク
チャーの拡張性に期待
のため通常運用はもちろん、何かトラブ
今 回、Avaya SDN Fxア ー キ テ ク
ルが発生した場合、遠隔地から設定変更
チ ャ ー のAvaya Fabric Connectは、
や機器の修復などの作業が必要になる。
TTCKのネットワーク環境に採用された
宮本氏は、
「直感的に操作でき、運用が
が、今後は、運用ノウハウの活用も含め、
容易な点も評価しています。1から設定
より大規模なキャンパスネットワークや
を習得しなければ使えない機器ではない
キャンパス間ネットワークにも十分適応
ので、安心して運用することができます」
できる「拡張性の高い」ソリューション
と言う。
であることを、宮本氏は強調している。
宮本氏は、「主要6キャンパスのITCで
さらに以前は、無線LANアクセスポ
は、
各キャンパスのポリシーに基づいて、
イントのログを調べて、どのようなト
ネットワーク環境を構築し、運用してい
3
ます。AvayaのFabricソリューション
(宮本氏)という。宮本氏は、
「ITC本部は、
意したいと思っています。その一環とし
はこれらの環境にも十分適応できる可能
すべてのキャンパス間やインターネット
て、今後もアバイアのファブリック技術
性を秘めていて、管理・運用面でもより
に接続する安定したネットワーク環境を
をベースとしたAvaya SDN Fxアーキ
一層の最適化を期待できます」と語る。
提供することが使命であり、すべての利
テクチャーの更なる進化に大いに期待し
用者が安心してネットワークを利用で
ています」と話している。
またTTCKのネットワーク環境におい
き、満足することが最も望ましい状況と
ては、「キャンパス間のネットワーク環
いえます。しかし“もっとスピードがほ
境を刷新する場合に有効であればSDN
しい”という要望は尽きることがなく、
の本格導入の可能性を探っていきたい」
要望に迅速に対応できる仕組みは常に用
他キャンパスへ
キャンパスセンター棟
バイオラボ棟
WLAN9100
VSP 4000
VSP 4450
VSP 8200
WLAN9100
VSP 4000
VSP 4000
VSP 4000
VSP 4000
VSP 8200
VSP 4000
VSP 4000
VSP 4000
VSP 4000
VSP 4000
VSP 4000
VSP 4000
VSP 4000
VSP 4450
ERS3549
VSP 4000
ERS3549
➢ Fabric Connectによるキャンパスセンター棟とバイオラボ棟をまたがる形でコアネットワークを構成
➢ キャンパスセンター棟およびバイオラボ棟のエッジまでFabric Connectを拡張
➢ ネットワーク変更はエッジのみで済み、リスクのあるコアスイッチは存在しない
➢ リモートからの簡潔なオペレーションでネットワークの管理・運用が可能
ソリューション
AvayaFabricConnect
●AvayaVirtualServicesPlatform8284
●AvayaVirtualServicesPlatform4450
●AvayaEthernetRoutingSwitch4826
●AvayaEthernetRoutingSwitch4850
©2016 Avaya Inc. AvayaおよびアバイアのロゴはAvaya Inc.の商標です。
その他のすべての商品は個々の商標権者に帰属します。
日本アバイア株式会社
〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー
電話:
(03)
5575-8700 ファックス:
(03)
5575-8701
URL:http://www.avaya.com/jp
mail:[email protected]
●AvayaEthernetRoutingSwitch3524
●AvayaWirelessLAN9100シリーズ
●AvayaWLANOrchestrationSystem
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