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No.361 8・9月号

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No.361 8・9月号
8月・9月
合併号
平成19年
No. 361
会報
2007杏林大学オープンキャンパス
○他大学での兼職および授業時間割編成について ・・・・2
○機能的で居住性を重視した
外科病棟の運用開始 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
○平成19年度事務部門業務計画・・・・・・・・・・・・・・・・3
○平成19年度収支改善への取り組みについて ・・・4
○新潟中越沖地震の被害を受けた
学生の実家に父母会からお見舞金 ・・・・・・・・・・・・5
−八王子だより−
○日本中国語通訳翻訳研究会シンポジウム・・・・・・6
○第23回保健衛生四大学学部長会議を開催 ・・・・・6
○大学院保健学研究科に看護学専攻を新設・・・・・・7
○外国語学部東アジア言語学科、
中国語・日本語学科に名称変更 ・・・・・・・・・・・・・・7
○台湾日本語教師本邦研修会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
○外国語学部夏期語学合宿・研修 ・・・・・・・・・・・・・・8
○大仁科技大学の学生が本学夏期研修 ・・・・・・・・・・9
○別科日本語研修課程修了式 ・・・・・・・・・・・・・・・・・10
○マイクロソフトと提携、
WindowsLive@edu を秋から導入開始 ・・・・・・10
○留学生を励ます集いを開催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・11
−三鷹だより−
○NHKでも紹介された
虐待防止委員会の取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・11
○多数傷者発生時の救助演習を実施・・・・・・・・・・・12
○マンモグラフィ検診施設の認定を受ける ・・・・12
○杏林医学会総会と公開講演会のお知らせ ・・・・12
−文化・スポーツ−
○国際協力研究科 板垣さん「ケニア活動報告」・13
○私立医科大学野球大会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
○各種助成金 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
○新外科病棟建設募金終了のお礼とご報告 ・・・・15
○寄付金・物件寄付申込者芳名・・・・・・・・・・・・・・・15
その他
初代外国語学部長 伊藤清司先生を偲ぶ会
保健学部卒業生の論文が入賞
教職員メディア情報
www.kyorin-u.ac.jp
他大学での兼職および授業時間割編成について
学長
長澤 俊彦
近年、学部教育において教員側の教育力向上の重要
授会、運営審議会の討議と承認を得ましたので平成20
性が叫ばれており、本学においても学生の立場から見
年度から八王子3学部の兼職、時間割編成、担当コマ
た教育体制の改革と充実が必須と考えます。
数については下記のごとく定めることにいたします。
そこで、授業編成と兼職に関する他大学の実状、本
(附;医学部は第2外国語を除く全科目が必修、一コマ
学4学部専任教員の兼職、担当コマ数に関する実態調
75分授業、臨床系教員の付属病院における勤務など他
査を踏まえて、学長、八王子3学部長、教務関係の教
の3学部と事情が異なるので、今回の変更の対象外と
員と職員により学生が受けやすい授業編成について討
します。
)
議を行いました。その結果について、学部長会議、教
記
(1)他大学における兼職 :他の大学の講義担当などの兼職は“週1日”とする。
兼職先からの依頼状を添付して学部長に提出し、教授会了承後に学部長から学長に兼職願いを提出して承
認を得る。ただし、当該兼職が大学若しくは学部にとって有益なものとして学部長、教授会が承認したも
のであれば、特例取り扱いを認める場合がある。
(2)時間割編成 :各学部教務部長と連絡を図り、出講日数“週4日”を標準に学生が選択しやすいように各
学部教務課が事務的に編成する。
(3)担当コマ数 :1日の上限担当コマ数は、講義科目2コマ、演習科目など2コマ、計4コマを原則とする。
(4)夜間時間帯の授業:夜間時間帯に相当する6限には学部授業は設けない。
機能的で居住性を重視した外科病棟の運用開始
病院長 東原 英二
外科病棟の運用が始まりました。機能面では関係す
明が効果を上げています。大部屋も面積を広くし洗
る職員・業者が種々検討してきたので、ほぼ予測した
面・トイレを各室に置き、ベッドにはTV、インター
通り稼働しています。しかし、イメージ面では思った
ネット接続端末が揃っています。個室の居住性も良く
より良くできており、設計、建設、内装、設備に携わ
シャワー室があり、特に8階の個室からは緑が眺めに
って頂いた方々に感謝しています。
入ってきます。デイルームと家族用ラウンジは家庭的
新外科病棟建設委員会委員長を命じられた時に、た
な雰囲気の調度があり、北東のコーナーにある家族待
またまサンフランシスコで米国泌尿器科学会があり、
合室はガラス張りで眺望も良く、おしゃれなものにな
Stanford 大学病院を見学しに行きました。居住性を重
っています。各部屋の名前表示はタッチパネル方式で
視した、静かで落ち着いた雰囲気と、清潔な感じが印
個人のプライバシーが守られるようになっています。
象的でした。外科病棟では、このStanford 大学病院で
エレベーターは4台が連動しているので、待つことな
受けた印象の多くが実現されています。廊下は広く、
く来ます。
廊下に物を置かなくてすむよう収納を充実していま
職員のスタッフルームは広く、7:1看護体制で多
す。廊下の壁の配色は落ち着いた感じになり、間接照
くなった看護師を含めても十分です。4月から勤務を
― 2
―
始めたばかりの新人看護師が先輩看護師に混じって活
のICU をSICU(Surgical ICU)とし、SICU を効果的
発に働いています。カンファランスルームを広く取り
に運用するためスタッフ一同頑張っています。また、
ましたが、看護師の勉強会などにはちょうど良い広さ
外科病棟の病床稼働をより機能的に行うための入退院
でした。スクリーンにはPACSやPCからの画像が映写
管理室も活発に働いています。地下1階厨房から出入
されるので、カンファランス参加者がより分かりやす
りする配膳車がオルゴールを鳴らしながら病院の廊下
く勉強できるシステムになりました。
を行き来する光景は、杏林大学病院の風景として定着
杏林大学病院のICU が二つになったので、外科病棟
していくでしょう。
平成19年度事務部門業務計画
学園の課題解決に自信を持って
いま1年前のことを振り返ってみますと、この1年で
われわれの気持ちが劇的に変わったことを実感しま
また、学んだことのもう1つは、目標、課題の設定
の大切さです。
収支改善という大きな目標を掲げ、各職場でその目
す。
17年度決算で30億円を上回る赤字を記録したという
標を達成するための課題を設定して、その解決に向け
ニュースが学園を駆け巡ったとき、われわれはかなり
て全職場が取り組んだこと、そのことが大きな成果に
暗い沈んだ気持ちとなったことを思い出します。
結びついたのだといえます。
しかし、すぐさま病院が収支改善に向けて強力な取
この2つの教訓から、われわれはいま学園が抱える
り組みを展開し、職員も遅ればせながら部長会が中心
課題を整理し、今年度或いは中長期的に取り組むべき
となって夏以降全職場で経費削減に取り組みました。
課題、目標を5項目設定しました。
その結果、18年度決算では赤字が昨年度の1/5の6億3、
さらにこの学園の課題、目標を達成するために各職
000万円まで縮小するという成果を挙げました。この
場が実情に応じて具体的に取り組む課題を設定しても
成果の多くは病院の努力に負うところが大きいのです
らいました。この中にはすぐに成果の現れるものと、
が、事務系職員の取り組みによって収支が改善された
すぐには成果が現れず長期的に取り組む必要のある課
分も決して少なくはなく、はっきり計算できるだけで
題とが当然ながら混在しています。しかし、やれば出
も1億4,000万円余りに上っています。
来るのだという自信と課題設定の大切さを学んだわれ
この1年間の取り組みからわれわれは多くのことを
われは、1人ひとりが学園の目標、課題を常に意識し、
業務に当たることによって多くの課題を解決すること
学び、大きな収穫を得ることが出来ました。
大きな収穫の1つはわれわれはやれば出来るのだと
が出来ると確信するようになりました。
この自信を胸にわれわれ1人ひとりが学園の発展に
いう自信を得たことです。
1年前には30億円という数字を前にして、この赤字
を解消できるのかという不安が先に立ち、見通しさえ
寄与できることを信じて、課題解決に取り組んでいた
だくよう全職員のご協力をお願いする次第です。
もてない状態でしたが、この1年の取り組みによって
平成19年7月
トンネルの明るい出口が見えるようになり、いまでは
事務局長 堀 和生
われわれも学園の収支改善に役立つことができたの
各部署における平成19年度の業務計画については各部署
だ、やれば出来るのだという自信すら湧いてきた気が
に配布したほか、あんずNETでも紹介しています。
いたします。
― 3
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平成19年度収支改善への取り組みについて(事務部門)
病院はじめ、事務部門において実施している収支改
総務部長
後藤 義次
るために、平成19年度収支改善への取り組み計画を策
善の取り組みについては、広報誌あんず6・7月号
定いたしました。内容は共通項目の収入増加では、①
(No360)誌上で、平成18年度収支改善取り組み結果と
受験生の確保、②外部資金の獲得、③資産の有効活用、
して報告いたしました。これによると、平成18年度決
支出の削減では、各課・各部署配布予算の5%削減を
算では赤字が6.3億円まで縮小し、そのうち事務部門の
実施するほか、①契約の見直し、②一般管理費の削減、
取り組みでの収入増加、支出削減を合わせると金額が
③調達業務の改善・見直しなどです。引き続き皆様の
わかっているだけでも約1億4千万円となりました。
ご理解、ご協力をお願いいたします。担当責任者及び
その成果を基に、事務部門では平成19年度も引き続
き収支改善に取り組む所存です。本年度の目標は、3.9
億円の赤字予算の解消であります。この目標を達成す
①共通項目・・・事務組織全体として取り組む課題
達成目標等の詳細は次のとおりです。
*各部署の取り組み計画はあんずNETに掲載してい
ますのでご覧ください。
【達成目標】①会議室・教室等の利用率10%増を目指
収入増加
す(前年度498千円)
、②学園施設・設備を利用しての
1.受験生の確保:入学検定料の増収を図る
収入の対象を把握するため、他大学の状況を調査する
【担当責任者】○樋田、斉藤、黒田、堀、岡
支出の削減
【達成目標】 1万人委員会が設定した「一般入試にお
※ 各課・各部署配布予算の5%削減を実施する
ける全学部合計志願者6,100名」達成を全面支援すると
【担当責任者】○長沼、中野
共に、経過管理を行う。
【達成目標】平成19年度収支差額△3.9億をクリアーす
2.外部資金の獲得
るために、配布した予算の5%削減を目標に予算の執
(1)補助金の増額:①補助金担当者の教育、②新規補
行に当たってもらう。
助金の掘り起こし
【担当責任者】○加藤、長沼、樋田、黒田、後藤、原、
岡、黒田(正)
1.契約の見直し(業務委託契約、保守契約)
【担当責任者】○堀、樋田、長沼、中野
【達成目標】 国の補助金の支給政策を十分に把握し、 【達成目標】来年度の改定に向けて、今年度は契約状
獲得できる補助金を確実に受給する。申請する補助金
況を把握し、分析を進める。
は翌年度分であり、補助金額決定のための基礎数字は
2.一般管理費の削減(電話代・光熱水費・消耗品等)
前年度実績のため、収支改善への寄与は平成20年度と
【担当責任者】○後藤、岡、金関、阿久津
なる。
【達成目標】 ①「冷房28度、暖房18度」の設定で運転
(2)寄付金募集の推進:①「教育研究募金」の充実、
を徹底。さらに、冷・暖房の運転を1∼1.5時間の短縮
②新規「大学創設40周年記念募金」に向けての準
を図る(例:ファンコイル図書館棟67台1.5時間短縮、
備、③手続きの整備(書類、振込み等)
情報センター棟66台・1時間短縮→1,332千円削減)
。②
【担当責任者】○長沼、樋田、加藤、黒田、原、岡
昨年に続き節水の徹底を図る。③携帯電話への取り次
【達成目標】・19年度予算額(募金関係)以上の獲得
ぎは、0033を活用。④メール・NETの活用でコピー・
を目指す(1.34億円以上)
。
用紙の節減を図る。
・今後、継続して安定した寄付金収入を獲得するため
3.調達業務の改善・見直し
に寄付者から賛同が得られるような“体制”を構築
【担当責任者】○加藤、長沼、後藤、黒田、曽根田
する。具体的には、
【達成目標】従来、学園の調達業務は法人本部一括で
●税制面で優遇措置が得られる“受け皿”増設に向
けて準備する。
行っていたが、病院は業務の多くの部分を病院管理部
で行うようになった。このため、現在の本部調達業務
●分かりやすい書類、簡単な手続きの見直し。
を見直し、最適な体制を構築する。
●募金活動を組織化した“体制”を検討する。
3.資産の有効活用:学園施設・設備の利用率を上げ、
②部署の取り組み・・・各職場で取り組む課題
増収を図る
(あんずNET掲載)
【担当責任者】○後藤、黒田、中野、川目、荒木
― 4
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新潟中越沖地震の被害を受けた学生の実家に父母会からお見舞金
平成19年8月28日
杏林大学 保健学部 杏会長
杏林大学 総合政策学部杏会長
杏林大学 外国語学部杏会長 杏林大学 保健学部長
杏林大学 総合政策学部長
杏林大学 外国語学部長
先の、新潟県中越沖地震において、被害に遭われた方々に、あらためまして心よりお見舞い申し
上げます。皆様の一日も早い復興をお祈り申し上げます。
さて、本学では先般長澤学長名で被害地出身学生のご父母の皆様へお見舞いの書簡をお送りする
とともに被害状況のご確認をさせていただきました。結果下記のとおり2学部で6名の学生のご実家
で被害があったことが判明しました。
つきましては被害に遭われたご実家へ杏林大学の学生の父母会である杏会より、些少ではござい
ますがお見舞金を送らせて頂くことになりました。
末筆ながらこれからも厳しい残暑がつづく季節がら、どうかご自愛のうえ乗り切られますよう祈
念申し上げます。
記
被害状況 学生数 見舞金
1.壁一部損壊、家財道具一部損壊
2名(外)
各2万円
2.家屋の一部損壊など
2名(総)
各2万円
3.家 屋 半 壊
1名(総)
3万円
4.家屋の破壊が酷く生活できない
1名(総)
2万円
計6名
13万円
※(外):外国語学部、
(総):総合政策学部
初代外国語学部長 伊藤清司先生を偲ぶ会
6月16日にお亡くなりになられました、外国語学部初代学部長 伊藤清司先生を偲ぶ会が
7月24日(火)午後1時30分から八王子キャンパス外国語学部棟で行われました。追悼会に
続く偲ぶ会では、外国語学部の教員や事務職員など縁の方々から伊藤先生の思い出をお
話しいただきました。
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八王子だより
日本中国語通訳翻訳研究会 第一回シンポジウムを開催して
の当該分野での研究について熱心な討議が行なわれま
した。
パネリストとして、塚本慶一杏林大学教授、呉
小
北京語言大学教授、徐瓊北京外国語大学助教授、
周莉北京第二外国語学院大学助教授、藤井達也高等学
校中国語教育研究会代表理事のほか、主な参加機関と
しては、中国大使館、国際交流基金、日本放送協会、
共同通信社、読売新聞社、日中友好協会、日中文化交
日本中国語通訳翻訳研究会が発足し、第一回大会と
流協会、日本ビジネス中国語学会、日中教育交流セン
して国際シンポジウムが7月28日 杏林大学八王子キャ
ター、サイマルインターナショナル、大修館書店、ア
ンパスで開催されました。
ルク社、金星堂、亜東書店、など関係機関やメディア
当該研究会は、日本語−中国語間の通訳・翻訳の理
論と実践および教育に関する科学的・多面的研究を促
各社が名を連ね、そして各大学・高等学校の関係者や
現役通訳者・翻訳者も多数参加しました。
進するとともに、この分野の社会的理解の増進に寄与
参加者は今後ともこの分野のレベルアップに一層尽
することを目的に、本学の国際協力研究科にて関連講
力したいとの願いを熱く語り合い、日頃の現場での経
座を担当されている塚本慶一教授を会長として、内外
験を踏まえた研鑽の場が創設されたことを喜び合って
の教育関係者・現役の通訳者翻訳者・関係諸機関を結
いました。
大学院生・学部学生・高校生も参加し、第一線の
集して設立されたものです。
シンポジウムは、
「日本と中国における通訳者・翻
訳者養成の現状およびその将来 ―高校、大学、大学
方々と交流できて発奮し、今後大いに研鑽していきた
いとの思いを新たにしていました。
(外国語学部東アジア言語学科教授 塚本 尋)
院の連携―」と題するもので、杏林大学との共催で行
なわれました。内外の関係者200名余が参加し、今後
第23回保健衛生四大学学部長会議を開催
7月5日三鷹キャンパスで、第23回保健衛生四大学学
含め6名、藤田保健衛生大学からは、学部長が海外出
部長会議が開催されました。保健衛生四大学学部長会
張中とのことで、学科長を含め3名の参加がありまし
議は、今から四半世紀前、当時専門学校主体で行なわ
た。本学からは長澤俊彦学長のご出席もいただき、ご
れておりました臨床検査技師養成を、近い将来高学歴
挨拶と本学の現状についてお話しいただきました。そ
へと移行するであろうという信念の基に、大学での養
の後、主に臨床検査技師養成に関しての議事に入りま
成を始めた私大4校(麻布大学、北里大学、藤田保健衛
した。入試・教育・就職・学生気質などについて、踏
生大学、杏林大学)が年1回集まり、お互いに情報交換
み込んだ意見の交換ができ、有意義な会議となりまし
をし、親睦を深めるために開催されてきた会議です。
た。お互いに各大学の良い点をすぐにでも取り入れよ
今年度は本学が主催校でしたので、三鷹キャンパス
うと、意気込んでおりますので、活発な意見の交換が
で開催することにし、会議は外来棟10階の会議室で、
でき、実りある会議となりました。なお来年度は北里
懇親会は6階レストランで行いました。出席者は麻布
大学が主催校となります。
(保健学部長 大瀧 純一)
大学から学部長を含め3名、北里大学からは学部長を
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―
大学院保健学研究科に看護学専攻を新設
来年の4月入学生から、大学院保健学研究科博士前
期課程(修士、修業年限2年)に、看護学専攻を新設し、
保健学専攻と看護学専攻の2専攻となります。また、
既存の保健学専攻も刷新し、新たに4つの分野に生ま
れ変わります。
保健学専攻の保健・福祉科学分野では、養護教諭な
●博士前期課程(修士)
・保健学専攻 臨床検査・生命科学 分野
・保健学専攻 保健・福祉科学 分野
・保健学専攻 臨床工学 分野
・保健学専攻 救急救命学 分野
・看護学専攻 地域保健看護 分野
・看護学専攻 看護ケアマネジメント 分野
どの専修免許の取得。看護学専攻の看護ケアマネジメ
ント分野では、専門看護師をめざすことができます。
また、博士後期課程(博士、修業年限3年)は、保健学専
攻が4分野で構成されます。
取得学位は以下の通りです。
■保健学専攻
・保健学専攻 博士前期課程 取得学位:修士
(保健学)
・保健学専攻 博士後期課程 取得学位:博士
(保健学)
■看護学専攻
・看護学専攻 博士前期課程 取得学位:修士
(看護学)
●博士後期課程(博士)
・保健学専攻 臨床検査・生命科学 分野
・保健学専攻 保健・福祉科学 分野
・保健学専攻 臨床工学 分野
・保健学専攻 救急救命・看護学 分野
外国語学部東アジア言語学科、中国語・日本語学科に名称変更
外国語学部東アジア言語学科 教授
中国はその膨大な人口と旺盛な生産力により、遠か
らず世界第二の大国になることは間違いありません。
私たち日本人にとって、その近さから言っても、最も
金田一 秀穂
また中国も日本から多くのことを学んでいくでしょ
う。
私たちは中国を理解しなければならないし、わたし
たちを中国に理解してもらわなければなりません。
重要な外国であるといえます。
かつて、私たちは中国から、漢字をはじめ、様々な
外国語学部は、その伝統を生かし、東アジア言語学
ものを学びました。近代を迎え、不幸な時期はあるも
科を、中国語・日本語学科、と名前を変えます。私た
のの、逆に、私たちが多くのものを彼らに渡してきま
ちの平和のための武器は、言葉です。言葉を学び、真
した。そして現在、私たちと中国は、完全に対等なパ
の良好な関係を作り出す礎となる人材を育てたいと思
ートナーである時代になりました。
います。
私たちは、多くのことを中国から学ぶ必要があり、
台湾日本語教師本邦研修会
会は財団法人交流協会が主催し、杏林大学が受託実施
するもので、今回でちょうど第10回を迎えました。
研修には、台湾各地の大学の日本語担当者10名が、
日本語学あるいは日本語教育学についての知識を深
め、各自の研究を発展させるという強い目的意識をも
って参加されました。
研修では、日本語の通時論、日本語意味論、日本語
の構文論と形態論、日本語教育文法、日中対照音声研
究、日本語語彙論、日本事情と異文化理解、教材研究、
コンピュータを使った日本語教育、能力試験の聴解・
今年も台湾日本語教師本邦研修会を7月17日から8
口頭表現、コースデザイン、日本の歴史と文化、日本
月4日までの19日間にわたり実施しました。この研修
語辞書論、日中翻訳研究、言語行動、社会言語学など
― 7
―
多岐にわたる講義を計画しました。また、学外研修と
が行われるなど、研修の成果が見受けられます。この
して、国際交流基金や凡人社(日本語専門書店)を訪問
ような杏林での研修が契機となり研究教育活動が発展
したり、研修メンバー全員による発表・討論会と金田
することは本当に喜ばしいことです。
一春彦記念図書館・風林火山博・寺院・日本庭園等の
この研修に際し、本当に多くの方々にご協力いただ
見学とを兼ねた合宿に出かけたりもしました。
短期間ではありましたが、充実した研修になったと
きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
(外国語学部東アジア言語学科教授 玉村 禎郎)
思われます。
帰国後も、研修者10名が集まり日本語研究教育活動
外国語学部夏期語学合宿・研修
夏期英語合宿を終えて
外国語学部で昨年度より実施している夏期英語合宿
を、今年度も8月1日から5日にかけて八王子セミナー
ハウスで行いました。
昨年度は1年生のみの合宿でしたが、今回は新体制2
年目ということで、1・2年生あわせて53名が2つのセッ
ションに分かれ、それぞれ2泊3日のスケジュールで実
践的な英語力を養う特訓を受けました。
各セッションともネイティブ講師による英会話の授
業と、日本人講師による英語の基礎固めと実践的な英
語力を身につけるための授業が用意され、学生たちは
して有意義な時間を過ごしていました。いままで教室
3日間で14時間の授業を受けました。
英会話の授業は、必修英語の授業(外国語学部独自
の外では減多に使うことのなかった英語を、ネイティ
の実践英語習得プログラム PEP:Practical English
ブ講師との合宿生活の中でコミュニケーションの道具
Program)で学んだ表現を応用し、より自然な流れで
として役立てた経験は、合宿に参加した外国語学部の
会話ができるようにトレーニングを行い、英語の「瞬
学生にとって大きな励みとなったようです。携帯電話
発力」を養いました。日本人講師の授業では、英語の
やメールが日常生活でのコミュニケーションの大きな
基礎固めを行いながらも、知識としての英語ではなく、
部分を占める時代ですが、いつの時代でも人の目を見
バランスの取れた実践的な英語力を習得するノウハウ
て会話することがもっとも大切なコミュニケーション
を学びました。
であることを忘れないでほしいと願いつつ、5日間の
学生たちは授業以外の時間を利用して、ネイティブ
合宿を終えました。
(外国語学部英語学科教授 田中 茂彦)
講師との交流を楽しんだり、新しい友だちを作るなど
中国語学内研修を終えて
外国語学部は昨年に続いて今年も8月7日から8月10
日の4日間、八王子キャンパスで中国語学内研修を行
いました。外国語学部の1年生26人と2年生19人が参加
した研修では、クラスを学年ごとに分けてネイティブ
講師による初級の中国語会話の授業を行いました。
授業は会話を習うだけではなく、中国の歌を歌った
り、ビデオ鑑賞もしたほか、台湾大仁科技大学から来
校している日本語研修生と太極拳を体験したり、交流
会も行うなど、楽しみながら中国語や中国の文化につ
いて学びました。
台湾大仁科技大学の日本語研修生と一緒に行った太
極拳は、みな初めての体験で、指導にあたった外国語
― 8
―
学部の中村信幸教授の動作を真似て、一つ一つの動作
た。普段の授業はどうしても文法中心になりがちです
をしていきました。最後の動作をやり終えたときには、
が、研修は話したり聞いたりする授業が中心なので、
達成感から自然と拍手が沸き起こりました。
学生たちにとっては最初こそ多少の戸惑いはあったよ
交流会ではグループに分かれてお互い興味のあるこ
うですが、新鮮な経験となったことでしょう。
とやそれぞれの国のことについて紹介し合うなど、初
最終日などは学生たちはみな達成感に満ちた顔をし
対面であるにもかかわらず、どのグループも会話が弾
ていました。授業が終わっても名残惜しくてなかなか
んでいるようでした。交流会が終了するころには、と
帰ろうとせず、そのまましばらく教室でおしゃべりを
ころどころで記念撮影会が始まっていました。
する姿もありました。4日間という短い時間でしたが、
猛暑が続く中、朝から夕方まで行われた研修でした
学生たちは確実に力を付けたようですし、大きな励み
が、学生たちはみな最後までよく頑張りました。担当
にもなったようです。これを契機に中国語の勉強にさ
の講師は短い時間の中で学生が力を付けられるよう
らに意欲的に取り組んでもらいたいと思います。
に、教材の選定から様々な工夫をして研修に備えまし
(外国語学部東アジア言語学科 講師 千野 万里子)
大仁科技大学の16人の学生が本学で夏期研修
うかと、気をもんだのは教師の老婆心にすぎず、始め
てみれば、日台の学生交流はとてもスムーズに、また
楽しげに進み、
『大人のあずかり知らぬ』共通の関心
事を話題に時間いっぱいまで盛り上がっていました。
その場で耳にした日本の若者ことばに早速興味を抱い
て、最終日の発表のテーマにしたグループもありまし
た。
17日までの2週間にわたり、日本語の授業の他、山
今年度も台湾の大仁科技大学夏期研修が八王子キャ
梨県大月のリニア・センターや地下水力発電所の見
学、本学少林寺拳法部との交流、太極拳、茶道のお点
ンパスで開かれました。
陳錫宏先生に引率され8月6日に来日した参加学生16
前や浴衣の着付け体験など、盛りだくさんのスケジュ
名は、みな二十歳前後、興味関心の対象も若々しく、
ールをこなし、さらに放課後は、折からの記録的猛暑
日本のミュージシャン、タレント、ゲームやテレビ番
をものともせずに、新宿、渋谷、秋葉原やお台場へと
組等の情報にも大変詳しい。今年は、恒例の中国語を
遠征、陳先生の厳しい門限を気にしながら自主的に今
学ぶ日本人学生との交流会を研修二日目に組みまし
の日本を取材してまわり、日本の夏を満喫してくれた
た。来日直後で、まだ口も重く、話が弾まないのでは
ことと思います。
(外国語学部講師 荒川 みどり)
なかろうか、大勢の日本人学生の中に溶けこめるだろ
保健学部卒業生「第5回看護学生論文」 論文部門入賞
平成18年度看護学科を卒業生した坂井繭子さん(横浜みなと赤十字病院勤務)と千葉由梨子さん(杏林大学医学部付属
病院勤務)の卒業研究論文「成人期透析患者の食事自己管理の工夫と困難」が医学書院 第5回看護学生論文の論文部門で
入賞しました。受賞論文は「看護教育48(8)
」に掲載されています。
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別科日本語研修課程修了式
る人が、外国語を学習してはじめてよく理解できるよ
うになると言われています。ぜひ母国語を大切にして、
それをもとに日本語や他の外国語を勉強してみなさん
の将来の発展につなげてください」と餞の言葉を贈り
ました。
また外国語学部の本田弘之教授が教員を代表して
「これまでみなさんは互いに助け合い、励まし合いな
がら勉強してきました。しかし、まだまだみなさんの
日本語の力は十分ではありません。これからは時には
競争し合いながら、頑張って勉強してください」と励
平成19年度別科日本語研修課程修了式が、7月25日、
ましました。
八王子キャンパスで行われました。今回の修了生は中
式のあと、4人の修了生たちは1年間指導を受けた先
国からの留学生3人、ベトナムからの留学生1人の合わ
生たちと一緒に懇親会に臨み、これまでの勉学での苦
せて4人で、昨年9月に入学し1年間の課程を経て、こ
労話しやこれからの抱負を語り合っていました。修了
の日修了式を迎えました。
した4人のうち3人は本学総合政策学部に、1人は同じ
式では、長澤俊彦学長が4人の修了生1人1人に修了
く外国語学部に進むことになっています。
(別科事務係)
証書を手渡しました。このあと長澤学長は式辞の中で
「最近自分の国の言葉をよく勉強してよく理解してい
杏林大学とマイクロソフトが提携、Windows Live@edu を秋から導入開始
杏林大学は、マイクロソフトの教育機関向けウェブ
なります。そしてPCだけでなく携帯電話からでも、
サービスWindowsLive @eduを採用し、この10月よ
国内外を問わず速やかなコミュニケーションが可能と
り導入を開始します。このシステムはすでに欧米など
なります。
TM
15カ国200校以上で広く採用され、約400万人の学生が
本学でこのシステムの運用に当たる総合情報センタ
活用しています。国内では本学が初の導入事例となり
ー 笈川博一センター長は、
「これまで切実に求められ
ます。
ていた大学名を付した全構成員のメールアドレスが、
本学ではこのWindows Live@eduによりメールシス
2007年秋学期から最も使いやすいウェブメールの形で
テム管理をアウトソーシングすることでサーバ等の負
実現されます。ウィルス対策、スパム対策などの利用
荷の軽減を図ります。しかし、最も重要となる個人情
者保護の点でもマイクロソフトと連携してこれまでよ
報は学内サーバで管理し、セキュリティに万全を期し
り効果的に行っていきたい」と抱負を述べています。
ます。また大学側の学生・教職員や卒業生などは無償
なお、このシステムは秋学期に向けて準備が進めら
でウェブサービスが利用できるようになります。具体
れており、利用条件その他の詳細は近日中に発表する
的には、全学の在学生、卒業生、教職員が無料で大学
予定です。
(総合情報センター)
のドメイン(在学生・卒業生は[email protected],
教職員は[email protected])を持つメールアドレ
スやブログなどの種々のサービスが利用できるように
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*Windows Live@eduに関する詳細は、
http://get.live.com/edu/homeを参照。
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留学生を励ます集いを開催
う言葉をあげて、
「慣れない留学生活でしょうが何事
も経験と考えて、さまざまなことに取り組んでくださ
い」と励ましの言葉を送りました。続いて、留学生代
表として挨拶に立ったスリランカからの留学生で外国
語学部3年生のモハメッド・シワールさんが「日本語
も上達して、今ではとても楽しく学生生活を送ってい
る」と近況を報告して、入学間もない留学生にメッセ
ージを送りました。
このあと、塚本尋国際交流センター長の発声で、留
学生の今後の奮闘を期待し、また日本人学生や教職員
国際交流センターでは、本学に留学中の学生と日本
人学生や教職員が交流を深める場として、毎年「留学
が学生生活を温かく見守ることを約束して乾杯をしま
した。
生を励ます集い」を開いています。今年は7月4日午後
会では歓談をはさんで、日本人学生による中国語の
4時10分から、八王子キャンパスのガーデン丘(学生
スピーチや歌の披露、それに対して留学生が英語の漫
食堂)で開かれ学生・教職員合わせて150人以上が参
才などを披露しました。留学生にとっては本学で勉学
加して盛大に行われました。
を共にする多くの仲間や指導を受ける教員と過ごす楽
式では長澤俊彦学長が『百聞は一見にしかず』とい
しいひと時となりました。
(国際交流センター)
三鷹だより
NHKニュースで紹介された虐待防止委員会の取り組み
本院の虐待防止委員会の取り組みが、7月27日に放送されたNHK総合テレビ「おはよう日本」の番組の中の医
療ネグレクトを特集したコーナーで紹介されました。親が子どもなどに必要な治療を受けさせないという医療ネ
グレクトは社会的な問題となっています。番組では本院が虐待防止委員会を発足させ、このような問題に組織的
に取り組んでいることが詳しく紹介されました。
そこでこの虐待防止委員会の活動について、同委員会副委員長の加藤雅江さんに報告していただきましたので
紹介します。
(広報・企画調査室)
虐待防止委員会副委員長 加藤 雅江
【杏林大学虐待防止委員会の取り組み】
杏林学園には平成10年から活動している虐待防止委
害者全般を対象に支援を行う為に、名称を現在の虐待
員会があります。活動を始めた当初の対象は児童が中
防止委員会に変え活動を行っています。虐待は重大な
心でした。当初は虐待の概念も不明確で院内スタッフ
疾患であり、なお且つ見落としや不適切な対応により
や地域の関係機関と事例を通して共通理解を得たり、
重症化し、致死的にさえなります。適切な診断を行い、
対応方法を四苦八苦しながら検討していきました。そ
早期に治療を開始し、再発・重篤化を防ぐという点で
ういった一事例、一事例の体験を積み重ね、事例を発
は、虐待防止の視点は医療機関が本来果たすべき役割
見したスタッフがどのように情報を集め、窓口である
そのものです。さらに、虐待防止についての講演、勉
医療ソーシャルワーカーへつなぎ、委員会がサポート
強会や事例検討会の開催など、広く啓蒙活動を行うこ
して介入・対応していくのかというフローチャートを
とも医療機関の役割です。それぞれの委員が持つ専門
作成していきました。そのような活動を続ける中、7
性を生かし、まだまだ蔓延する、虐待に対する偏った
年目の平成17年度から対象を児童に限らず、DV(ド
見方、誤った知識、そして強い抵抗を変化させていけ
メスティック・バイオレンス)
、高齢者虐待等、親密
るよう情報を発信していきたいと思っています。
な関係を持つ人の間の暴力行為を対象にして、その被
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多数傷者発生時の救助演習を実施 =関係機関合同救助救急対応訓練=
さんの3人は7月20日、三鷹駅で行われた三鷹消防署と
JR東日本三鷹電車区の合同救助訓練に参加しました。
関係機関が合同で実施したこの訓練は、三鷹駅2番
線ホームから男性1人が転落し、走行してきた電車の
運転手が急ブレーキをかけたため、電車内の乗客が将
棋倒しとなり、多数の乗客が受傷。線路上に転落した
男性は、車輪の下敷きとなっている、という想定のも
と行われました。本院DMAT隊、JR職員、消防隊、
警察官あわせて205人が参加して、初動体制の確認や
状況把握、救出活動、処置及びトリアージを行い、各
東京DMAT隊として活動する本院救命救急センター
技術の向上と連携要領の向上を図りました。
の後藤英昭医師と看護師の高野裕也さん、宇佐美友紀
本院が「マンモグラフィ検診施設」の認定を受けました
ことができました。
昨年12月に、本院のデジタルマンモグラフィ(乳房
X線撮影)装置が更新されました。新しい装置は従来
施設認定とは、精中委が厚生省老人保健福祉局老人
のものに比べ高精細な画像が提供でき、患者様にも優
保健課長通達(老健第65号)に定める書類審査、画質
しい機構が取り入れられております。撮影に携わる技
評価、線量評価を行い、基準を満たしている施設であ
師も、認定資格を持った女性技師が中心となっており
ると認めるものです。診療報酬上の加点はありません
ます。また、生検(デジタルバイオプシー)にも対応
が、今後は精中委のホームページに「認定施設」とし
でき、乳がんの早期診断、早期治療に大きく貢献でき
て公開され、当院のマンモグラフィ診療の水準の高さ
るものと期待されます。
を多くの人々に発信できることとなります。すでに当
本院では新装置導入に伴い、マンモグラフィ検診精
院には読影認定医師、撮影認定技師がおり、今般の施
度管理中央委員会(関連の主要6団体で構成された
設認定の取得により、マンモグラフィ診療を行う3条
NPO法人:精中委)に対して施設認定の評価を申請し
件が揃うこととなりました。
ておりましたが、このたび無事に施設認定を取得する
(放射線部 部長 似鳥 俊明、技師長 大戸 眞喜男)
第36回杏林医学会総会と公開講演会のお知らせ
杏林医学会事務局
11月17日(土)に開催いたします杏林医学会総会は今
二部では、やや専門的に「内視鏡」をテーマに、医
年で36回目を迎えます。今年は、通常の事務総会終了
学部からは外科学、形成外科学、耳鼻咽喉科学、泌尿
後に、昨年好評を博しました公開シンポジウムに加え、
器科学、産科婦人科学、保健学部からは先端臨床工学
公開講演会を開催いたします。一部は、昨今より大き
から、最先端の医療技術、最新技術を用いた大学病院
な社会問題ともなっている「老い−アルツハイマーと
ならではのシンポジウム行います。
認知症」がテーマです。講演者には、会員でもある医
今年度は、会員だけではなく、広く地域の皆様にも
学部精神神経科学古賀良彦教授、高齢医学鳥羽研二教
開かれた、杏林医学会総会を予定しております。会員
授、保健学部成人・高齢者看護学近藤ふさえ教授、地域
の皆様にはもちろんの事、一人でも多くの方に、参加
看護学大木幸子教授、また医学部付属病院看護部から
頂けますよう、案内よろしくお願いいたします。
在宅医療、在宅支援などについて、また薬剤部永井茂
なお、例年通り一般会員の皆様による口演会も行いま
部長からは、薬に関する疑問など、それぞれの専門的
す。詳細は当ホームページでご案内しますので、期間
見地から、さまざまな角度からの講演会となります。
内に登録をお願いいたします。
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文化・スポーツ
国際協力研究科 板垣さんの「ケニアからの活動報告」
大学院国際協力研究科の国際開発専攻2年に在籍中の板垣奈緒さんは、今年3月から2年間の予定で青年海外協力
隊員としてケニアに渡り、地方行政サービスに関するボランティア活動をしています。
板垣さんがケニアから毎月よせてくれる「ケニアからの活動報告」の最新号をご紹介します。
2007年3月から7月までの報告は大学院ホームページで紹介しています。
2007年3月から7月までの報告は大学
院ホームページで紹介しています。
2007.6[4] キグモ村での生活
2007.5[3] ナイロビのスラム街
2007.4[2] ケニア到着/ケニア
食/ミニバス
2007.3[1] 青年海外協力隊参加
にあたって
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私立医科大学野球大会
試合は結局4回裏、味方の守備の乱れからランナー
を許し、ダメ押しとなるホームランにより3点を奪わ
れ、そのまま5対1で試合終了。試合後、両チームはエ
ールの交換をして互いの健闘を称え合いました。
今大会は昨年に続き、初戦敗退という残念な結果に終
わりましたが、一人の負傷者もなく、選手一同フェア
ープレーの精神で最後まで全力でプレーをすることが
できました。
また、何よりも野球を通じて他大学の方と交流、懇
第29回日本私立医科大学協会加盟大学職員野球大会
親を深められことは大きな糧となりました。
が、8月22日、23日に東京都江東区夢の島総合運動場
最後に本学園職員野球部を多方面よりご支援いただ
において行われました。目も眩むような猛暑の中、参
いております松田理事長をはじめ、選手派遣にあたり
加15大学が母校の名誉をかけ熱い戦いを繰り広げまし
快くご協力をいただきました職場関係者の皆様と、大
た。
会運営にあたりご尽力下さいました人事課の方々にこ
杏林大学の1回戦の相手は抽選の結果、埼玉医科大
の紙面をもちまして厚く御礼申し上げます。
(野球部主将 キャリアサポートセンター 安藤 英視)
学との対戦となりました。
試合は制球に苦しむ相手投手の立ち上がりを攻め、
初回から満塁のチャンスを掴むなど杏林大学のペース
で進み、2回表には先頭柴田のレフト前ヒットを皮切
りに、ランナー1、3塁とし、すかさず1塁ランナー森
川が盗塁、相手捕手の暴投を誘い1点を先制しました。
このまま、波に乗りたいところでしたが、その裏、埼
玉医科大学も2点を返し、杏林大学が1点を追う展開と
なりました。2回以降、立ち直りをみせた相手投手の
緩急をつけた投球に打線が苦しみ、新人加藤の右中間
を破る2塁打などでチャンスは作るものの後続が倒れ、
得点に結びつけることができませんでした。
(出場選手名)
守備位置 選 手 名
監督(内野手) 篠原 高雄
野球部長
関根 康央
助監督(外野手)渡辺 元夫
主将(内野手) 安藤 英視
投手
加藤 真人
捕手
柴田 祝男
坂本 岳士
内野手
森川 英樹
内野手
田村 勝彦
外野手
岩本 敏彦
外野手
野村 久祥
外野手
所属部署名
薬剤部
八王子事務部
総務部付
キャリアサポートセンター
医療安全管理室
病院管理部
放射線部
総務部付
薬剤部
放射線部
薬剤部
各種助成金
財団法人 武田科学振興財団 2007年度「医学系研究奨励(基礎系研究)
」
氏 名
所属・役職
研究テーマ
安西尚彦
医学部薬理学教室・講師
高尿酸血症による腎障害発症の分子機序の解明
助成金額
200万円
社団法人 日本臨床衛生検査技師会
氏 名
菰田照子
所属・役職
研究テーマ
助成金額
保健学部・学内講師
女性生殖器系細胞におけるChlamydia trachomatisの増殖
性と薬剤効果測定−Real-time PCR法を用いた評価−
80万円
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新外科病棟建設募金終了による御礼とご報告について
新外科病棟建設募金につきましては、平成17年7月
募金実績
から募金が開始され平成19年6月末をもって募金期間
募金期間:平成17年7月1日∼平成19年6月30日(2年間)
を終了いたしました。
この間に杏林学園内外の関係各位には本事業の趣旨
単位:千円 をご理解いただき、そのおかげをもちまして募金目標
区 分
額5億円に対して、募金総額は3億4千1百万円を達成す
法 人
53
256,110
ることが出来ました。
個 人
291
85,295
344
341,405
件 数
これも関係各位の杏林学園に対する深いご理解とご
金 額
後援の賜物と、ここにあらためて厚く御礼申し上げま
す。
(経理部経理課内 募金事務局)
寄付金・物件寄付申込者芳名
◆寄付金申込者芳名(6・7月分)
教育研究寄付金
名前のみ掲載
匿名寄付 2件
新外科病棟建設寄付
金 750,000円 金 100,000円 金 100,000円 金 100,000円
金 500,000円
金 100,000円
名前のみ掲載 一般寄付
金 1,000,000円 このたびは本学園の募金事業等にご理解をいただき、多大なるご支援を賜り誠にありがとう
ございます。皆様からのご寄付はご芳志に沿って、有効に活用させていただきます。
堀 和生様
樋田哲夫様
上田光久様
上田萬利子様
神谷研二様
井上邦典様
橋本博隆様
医)城東整形外科様
一般寄付金(教室分)
匿名寄付 19件 16,900,000円
(衛生学公衆衛生学、小児科学、第二内科学、精神神経科学、
産婦人科学、外科学、形成外科学、心臓血管外科学、眼科学、
脳神経外科学、救急医学、病理学
一般寄付金(教室分)
匿名寄付 26件 27,700,000円
(高齢医学、総合診療科学、第二内科学、精神神経科学、救急
医学、外科学、形成外科学、第一内科学、第三内科学、麻酔
科学、生化学、臨床検査医学、耳鼻咽喉科学、脳神経外科学、
泌尿器科学、皮膚科学)
二宮淑子様
◆物品寄付申込 者芳名 (平成19年6・7月分)
屋外ベンチ パーソナルコンピュータ
5脚(外国語学部D棟・E棟の中庭)
1台(基礎棟6F)
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外国語学部第16期卒業生一同様
匿名
―
る・
・き
よむ
教職員メディア情報
・み
く
大塚薬報
杏林大学病院
アイセンター
吉野秀朗
新聞・雑誌・テレビなどマスコミの取材を受け、テレビに出演したりあるい
は記事に掲載された教職員の皆さまを各号でご紹介します。
「ちょっと拝見:地域密着型硬度先端医療の現実」
6月号
付属病院が4頁にわたり紹介される
読売新聞
7月1日
病院の実力45:脳腫瘍
読売新聞
8月20日
院内暴力妙薬探る
日テレG+
7月放送
主要病院の脳腫瘍の手術実績(関東地区)で紹介
一部の患者から受ける院内暴力が増え問題に。本院での対策も紹介される。
医療ルネサンス 加齢と目の健康:いつまでも自分の目で見るために
IPPO(いっぽ)
2007.秋号
高血圧の薬剤療法:飲む前に…知っておきたい降圧剤のイロハ
医学部教授
若林進
IPPO(いっぽ)
高血圧の薬剤療法
薬剤部主任
2007.秋号
高血圧治療に使われる主な降圧薬表を監修
波利井清紀
ラジオNIKKEI
医学部教授
7月10日
塚本慶一
中国情報局ニュース
国際協力研究科教授
7月12日
降圧薬使用の際に知っておきたいこと、その種類や仕組みを解説
医学講座
「形成外科手技の進歩」をテーマに解説
今後の国際交流には「コミュニケーター」が絶対不可欠
通訳翻訳の仕事には実力・資格・学位が必要となる。社会的な地位が上がる
などして、若い世代が誇りを持って選択する職業の一つとなるとコメント。
産経新聞
熱くなったらハンドマッサージ・脳の働き円滑に
古賀良彦
7月13日
手を揉みほぐすことが脳の働きを円滑にする。調査・研究の結果から解説。
医学部教授
産経新聞
通勤電車さらばストレス
7月29日
通勤時のストレス原因と対処法を解説
TBSテレビ
7月17日
「はなまるマーケット」
山口芳裕
日本テレビ
「午後は○○ おもいっきりテレビ」
医学部教授
7月30日
熱中症をテーマに特に注意したい症状などについて解説
TBSラジオ
救急の日スペシャル できますか?家庭内での救急手当て
9月3日
救急の日にちなみ、家庭での救急手当の仕方を紹介
NHK総合
おはよう日本
虐待防止委員会
7月27日
熱中症の予防法について解説
「医療ネグレクト」に対する本院の取り組みが紹介される
参議院議員選挙の開票結果分析
若者向けの「報道特別番組参議院スペシャル」で参議院選挙の開票結果を解
説。高校生、大学生、投票率の低い若者が今後、政治に目を向けるよう促す。
譲れぬ大原則と現実論 北方四島返還論者団結せよ
北方領土問題に関する本『北方領土は泣いている 国を売る平成の「国賊」
を糺す』に収録された対談の一部が紹介
豊島典雄
東京FM放送、JFN
総合政策学部教授
7月29日
田久保忠衛
FujiSankei Business i.
杏林大学客員教授
8月1日
佐藤喜宣
毎日新聞
事故の運転者 急病原因統計の50倍
医学部教授
8月5日
交通事故を起こした患者データ分析にコメント
古森義久
産経新聞
杏林大学客員教授
8月25日
緯度経度 小沢氏「反米」への変節
テロ対策特別措置法延長に反対する小沢氏。かつては日米関係重視の立場で
はなかったか。
このコーナーは皆さまからの情報提供により構成されています。広報・企画調査室 [email protected]
お詫びして訂正いたします
あんず6・7月号
●26ページ・教職員メディア情報 佐藤喜宣医学部教授
●複数ページに渡り印字の乱れがありました。
ここでお詫び申し上げます。
― 16
発 行 平成 19
年 9 月 20 日
あんず編集委員会
東京都三鷹市新川6- 20 -2
連絡先 TEL
―
0422−(44)−0611
広報・企画調査室
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