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「カニューレ閉塞(詰まり)の原因と対策を 正しく理解しましょう」
あ なたと未 来をつなぐ希 望 の 輪 No. パラダイムサークル 2 「カニューレ閉塞(詰まり)の原因と対策を 正しく理解しましょう」の巻 ? カニューレの詰まりの原因は 対策や予防はどうすればいいの ? カニューレの詰まりは、注入セットの不適切な穿刺や留置に よって起こることが多いのじゃ。高血糖を防ぐためにも正しい使い 方を身につけることが大切なんじゃよ! 詰まりを知らせるNO DELIVERY(ノーデリバリー)アラームとは? 詰まり等によるインスリン注入が遮断された状態を検出し、インスリン注入が停止していることをお知らせします。 ム アラー 画面 対処方 法画面 インスリン注入が 停止しています。 注入セット・リザーバを 交換してください。 血糖値をチェックしてください。 下矢印ボタン を押す ※対処方法はユーザーガイドを参照してください。 注意 対処方法はユーザーガイドを 参照してください。 ESC 、ACT を押して アラームを解除してください。 詰まりによるアラームはすぐに鳴らない可能性があります。 詰まりの検知に時間がかかることがあります。 また、完全に詰まっていない場合は、回路異常を検知できないことがあります。 血糖自己測定を定期的 に行うことが大切なんじゃぞ! NO DELIVERYアラームが鳴らないのに血糖値が高い場合は? カニューレ部分や注入セットのチューブまたはリザーバとの接続部分に問題があり、インスリンが漏れてい る場合や、穿刺部位に問題がありインスリンの吸収がうまく行われていない場合があります。 □ カニューレ部分の確認事項 誤ったカニューレ部分の状態 □ 注入セットは2∼3日以内で 交換していますか? □ 穿刺部位を毎回変えていますか? □ 皮膚がかたくなっている部位を避けて 穿刺していますか? カニューレ → 皮下組織 □ 皮下でカニューレはまっすぐ 留置されていますか? 皮膚との間に隙間(微妙なヨレ)が できてしまっている □ 皮下組織の薄い部位を避けて 穿刺していますか? □ チューブまたはリザーバとの 接続部分の確認事項 カニューレ曲がりの 現象が起こる 皮下組織 □ チューブ部分に折れ曲がり・詰まり・ねじれが ないことを確認できましたか? □ 接続部分に注入を妨げる物がないことを確認できましたか? □ チューブとカニューレ部分の接続部分を外して、 チューブ先端からインスリンが出てくることを確認できましたか? NO D EL IVER Y が 発 生したら… 血糖値を測定して安全を確認し、高血糖の場合はかかりつけの医療機関へご連絡ください。 ESCボタン の次にACTボタン を押してアラームを解除し、 『Resume』 を選択してACTボタン を押します。 注入セットのチューブとカニューレ部分の接続部分を外してFixedプライム10単位程度をセットし、 チューブの先端からインスリンが出てくることを確認します。 インスリン流出がある場合 チューブ 皮下に留置されたカニューレの折れ曲がり・詰まりが原因と考えられるため 注入セットの交換が必要です。 インスリン流出が無い場合 注入セットのチューブとリザーバの接続部分の詰まりが原因と考えられるため、適切に接 続し直してください。 リザーバをポンプへセットし、チューブの先端からインスリンが出て くることを確認してください。 ※1時間後に血糖値を確認してください。改善が見られない場合には、注入セットの交換 を行い、必要に応じて予め主治医と決めておいた対処を行ってください。 接続部分 リザーバ カチッ 2 Check point! ● カニューレの詰まりの原因の多くは、注入セットの不適切な穿刺や留置が 影響しています。 トラブルを防ぐために、下記内容を十分ご確認ください。 正しいカニューレ部分 カニューレ → ● 前回の注入部位は新しい注入セットの穿刺が完了するまで確保してください。 皮下組織 ※注入セットの予備がない場合の応急処置です。 できるだけ早く新しい注入セットに交換してください。 1 皮膚がかたくなっていない適切な部位を選択し、留置部位は毎回変える。 2 クイックセットをクイックサーターにしっかり固定し、 皮膚をつままずに皮膚を張って穿刺する。 ※穿刺の方法がとても重要です。慣れるまで医療従事者による十分な教育を受けましょう。 3 カニューレが根元まで入っていることを確認し、粘着テープでしっかり固定する。 4 インスリンが適切に注入されていることを確認するため、 カニューレ留置2時間後に血糖自己測定で血糖値を確認する。 5 1日4回以上、血糖自己測定を行う。 6 接続部のずれや外れ、注入セットの折れ曲がり・詰まり・漏れがないことを 常にチェックする。 7 インスリンポンプによるインスリン注入ができない場合に備え、 緊急セット (インスリンペン型注入器やインスリン用注射器など) を必ず携帯する。 ご家族やご友人、職場の方へ緊急セットの保管場所を知らせておく。 ※詰まりによる注入セットトラブルの他、水没・落下などによる故障や災害時のためにも備えてください。 8 高血糖など体調に異変があった場合、医療機関へただちに連絡をする。 9 緊急事態の対処方法を予め主治医と決めておく。 ※高血糖時の対処方法、インスリンポンプ以外の予備の注入方法などについて医療機関へご相談ください。 Let s try! カニューレの詰まりによる高血糖を防ぐためにも、 クイックセットを正しく穿刺・留置することが大切なんじゃぞ! クイックセット (注入セット)の正しい穿刺と留置手順 1 4 皮膚を伸ばす 押さえながら外す 青いハンドル チューブの位置がクイックサーターの下部または横側 チューブの先の青いハンドルを指で押さえながら、 にくるように置き、皮膚はつままずに伸ばします。 クイックサーターをまっすぐ引き上げて外します。 2 5 同時に一気に押す 針をまっすぐ抜き取る クイックサーターを身体に押し付けた状態で、2つの カチッ 白いリリースボタンを同時に一気に押し、穿刺します。 ● この時点では、まだクイックサーターを身体から離さないでください。 3 抜き取った針は 青いカバーを かぶせます。 指でクイックセットを押さえながら金属針をまっすぐ 抜き取ります。 青いつまみを押す 6 しっかり固定する 青いつまみ 根本まで穿刺するために青いつまみを上から1、2回 押し、 クイックセットとクイックサーターのロックを解除 します。 粘着テープを押さえ、 しっかりとテープを固定します。 安全使用のため、操作方法の詳細につきましては、必ず「ユーザーガイド」 でご確認ください。 ● 操作に不安がある場合は、かかりつけの医療機関または下記サポートラインまでご連絡ください。 パラダイムインスリンポンプ 使い方に関する 24時間サポートライン DIB 1206-1 コール ミニ コール 0120-56-32-56 日本メドトロニック株式会社 ダイアビーティス事業部 〒105-0021 東京都港区東新橋2-14-1 コモディオ汐留5F www.medtronic.co.jp 販売名 パラダイムインスリンポンプ クイックセット 医療機器承認番号 21700BZY00314000 21500BZY00588000