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北カリフォルニアの Oroville 湖の水位変化
北カリフォルニアの Orovil le 湖の 水位変化 原文は「Lake Oroville / Feather Rive」 「この場所は南カリフォルニアの水供給の 5 割を担っているが、現実には ”カリフォルニアは問題を抱えている!“ この一年間で大きく状況は変化している。樹木が生えているところが、湖の最 大貯水レベルであり、現在、水位は、その半分にまで下がっている。」 Being this location is 50% of Southern California's water supply, it is realistic to say ..... "CALIFORNIA !!, We Have a Problem" What a difference one year makes - the tree line is full capacity - water level now down 52%. と書かれて、以下に掲げる一連の写真が紹介されている。 しかし、写真はともかく、Oroville 湖とか Feather 川などの名前などを聞い ても、普通の日本人には分かりにくいと思うので、少し捕捉させてもらう。 Orville 湖は、日本で言うと、ちょうど多摩川を小河内ダムで堰き止めて作ら れた東京都水道局管理の水道用の人造湖、奥多摩湖にあたる。1957 年(昭和 32 年)完成で、総貯水量は 0.2km3(2 億 m3)弱。完成当時、水道用の人造湖とし ては世界最大と言われた。 その 10 年後の 1967 年に Feather 川を Orville ダムによって堰き止めて作ら れたのがカリフォルニア水資源局(California Department of Water Resources) 管理の水道用の人造湖、Orville 湖である。カリフォルニア州水プロジェクト (California State Water Project)の一環として、Oroville 市郊外に建設さ れ、その水はサンフランシスコ湾地域と南カリフォルニアに供給されている。 総貯水量は 4.4km3。奥多摩湖の約 20 倍である。 1 1970 年頃、サンフランシスコに住んでいたも ので、当時、かなりの話題になったことも思い 出した。その付近から下の地図の右にある大き な湖、タホ湖辺りにも数回出掛けたことなども 思い出した。 ―――――――――――――――――― 改めて調べたら、2007 年 7 月 18 日現在の奥 多摩湖の貯水率は約 9 割である。前年同日は約 8 割、前々年同日は約 6 割であった。今年は比 較的雨に恵まれているが、10 年程前には貯水量 が半分ぐらいにまで減少し、湖底に沈んだ建物 などが現れ、給水制限されたこともあった。 「喉元過ぎれ ば熱さを忘れ る」である。 いつまでも同 じ条件が続くは ずがないとは頭 では分かってい ても、水没の危 機に瀕している 地域もあれば、 砂漠化が進んで いる地域もある という地球の現 状を知るとやは り心が痛む。 2 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2007 年 4 月 3 2008 年 4 月 4 5