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平成 27 年度 筑前町合併 10 周年 合併効果の検証業務 報告書 平成 28

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平成 27 年度 筑前町合併 10 周年 合併効果の検証業務 報告書 平成 28
平成 27 年度
筑前町合併 10 周年
合併効果の検証業務
報告書
平成 28 年3月
株式会社
賑わいあさくら
目次
Ⅰ.目的 .................................................................................................................................... 1
Ⅱ.人口動態の分析 .................................................................................................................. 2
1.合併後 10 年の人口動態の分析 ................................................................................... 2
2.定住意向調査 ............................................................................................................... 4
Ⅲ.合併後の行財政の検証 ....................................................................................................... 6
1.歳入 .............................................................................................................................. 6
2.歳出 .............................................................................................................................. 7
3.財政指数 ...................................................................................................................... 8
Ⅳ.新町建設計画の進捗状況 ................................................................................................. 10
1.新町建設計画の概要 .................................................................................................. 10
2.新町建設計画の検証 .................................................................................................. 12
Ⅴ.合併効果の評価 ................................................................................................................ 26
1.新町建設計画委員による評価.................................................................................... 26
2.住民アンケート調査結果 ........................................................................................... 31
Ⅵ.検証のまとめ ................................................................................................................... 50
1.人口動態 .................................................................................................................... 50
2.財政の検証 ................................................................................................................. 50
3.合併効果の検証 ......................................................................................................... 50
4.施策の満足度 ............................................................................................................. 51
5.今後のまちづくり ...................................................................................................... 51
Ⅶ.まちづくりの課題 ............................................................................................................ 53
2
Ⅰ.目的
筑前町では平成 27 年に合併後 10 年が経過することから、一つの大きな節目
と捉えて合併効果の検証を行い、合併によって得られた効果と、合併によって
生じた課題等を、
「新町建設計画」を軸に整理し、計画した事項の進捗状況、住
民の率直な感想などを確認することにより、今後のよりよいまちづくりを行っ
ていくための基礎調査とする。
□検証の流れ
1
Ⅱ.人口動態の分析
1.合併後 10 年の人口動態の分析
平成 16 年度から平成 26 年度の 10 年間で 262 人増加、増加率は 0.9%である。
近隣市町の状況を見ると、
筑紫野市が 5.6%、
小郡市が 2.8%の増加であり、
朝倉市は-9.4%、
大刀洗町が-0.5%と減尐している。
筑前町内は甘木鉄道沿線(南高田・原地蔵・山隈)と篠隈と小郡インターを結ぶ地域(安
野)はニュータウンが整備され+10~20%以上と高い増加率である。また国道 386 号沿い
で市街地を形成している地域(篠隈・松延・朝日・二・新町・依井)も町営住宅や民間資
本のアパート等が整備され+10%増加した地域である。
逆に減尐地域としては、北部の山間地域が高く、中でも三箇山・黒岩地区は-24.8%と高
い減尐率となっている。
このように国道 386 号や甘木鉄道沿いで交通の便が良く、またニュータウンや町営住宅や
民間資本のアパートなどの住環境が整備された中心部及び南部地域は人口が増加している
が、北部山間地域は減尐しており、地域で人口の増減状況が大きく異なっている。
2
【筑前町:地域別人口動態図】
3
2.定住意向調査
人口動態の分析と合わせ、筑前町まちづくりアンケート調査結果から筑前町への定住意
向についてまとめると以下のとおりである。
◇問:これからも筑前町に住み続けたいと思いますか。
「住み続けたい」
「どちらかといえば住み続けたい」との意見が合わせて 292 人(62.8%)
と半数以上の回答であった。
住み続けたい
どちらかといえば住み続けたい
どちらともいえない
どちらかといえば住みたくない
住みたくない
無回答
計
回答数
184
108
108
37
12
16
465
年齢別にみると 60・70 歳代は住み続けたいとの意見が多いが、20 歳代は「住み続けた
い」
「どちらかといえば住み続けたい」との意見が合わせて半数以下であり低い。
4
構成比
39.6%
23.2%
23.2%
8.0%
2.6%
3.4%
100.0%
◇問:筑前町への愛着をどの程度感じていますか。
「愛着を感じている」
「どちらかといえば愛着を感じている」との意見が合わせて 293 人
(63.0%)と半数以上の意見であった。
愛着を感じている
どちらかといえば愛着を感じている
どちらともいえない
どちらかといえば愛着を感じていない
愛着を感じていない
無回答
計
回答数
131
162
119
22
17
14
465
構成比
28.2%
34.8%
25.6%
4.7%
3.7%
3.0%
100.0%
年齢別にみると筑前町への愛着は 20 代が一番高く、次いで 60・70 代が高くなっている。
5
Ⅲ.合併後の行財政の検証
1.歳入
平成 16 年度と平成 26 年度を比較すると 15 億 1400 万円増加している。
内訳をみると、自主財源である地方税が 3 億 5400 万円、依存財源の地方交付税が 9 億
8200 万円増加している。逆に大型事業(下水道整備やオンリーワン事業の施設整備な
ど)が完了し、国や金融機関からの借金である地方債は 1 億 1300 万円減尐している。
6
2.歳出
平成 16 年度と平成 26 年度を比較すると、15 億 2600 万円増加している。
内訳をみると、人件費が 7 億 2100 万円オンリーワン事業等を含む普通建設費が 3 億
4100 万円減尐している。反面社会保障制度に基づき支出する扶助費が 9 億 9100 万円
増加している。
7
3.財政指数
1)財政力指数
財政力指数は、地方公共団体の財政力を示し、指数が大きいほど財政にゆとり
があることを示している。
平成 16 年度は、筑前町が 0.48 ポイント福岡県の市町村平均が 0.44 ポイントで筑
前町が 0.04 ポイント高かったが、平成 26 年度は筑前町が 0.46 ポイント福岡県の
市町村平均が 0.5 ポイントと筑前町の方が 0.04 ポイント低くなっている。
2)経常収支比率
経常収支比率は、財政構造の弾力性を示し、数値が小さいほど財政にゆとりが
あることを示している。
平成 16 年度は筑前町が 93.5 ポイント福岡県の市町村平均が 91.9 ポイントと 1.6
ポイント高く平成 26 年度も筑前町が 93.5 ポイント福岡県の市町村平均が 91.93
ポイントと高くなっている。
8
3)実質公債費比率
実質公債費比率は、資金繰りの危険度を示し、数値が小さいほど財政にゆとり
があることを示している。
平成 16 年度は筑前町が 6.2 ポイント福岡県の市町村平均が 11.6 ポイントと小
さかったが、平成 26 年度は筑前町が 13.1 ポイント福岡県の市町村平均が 9.8 ポ
イントと福岡県の市町村平均よりも高くなっている。
9
Ⅳ.新町建設計画の進捗状況
1.新町建設計画の概要
1)新町の基本理念
快適でゆとりある田園生活都市「筑前町」の創造
~住民一人ひとりが主役となる「共生」「自立」「協働」のまちづくり~
2)新町の将来像及び新町のシンボル事業
共生
人と自然が共生する循環型まちづくり
(1)循環型まちづくり事業
①循環型まちづくりの体制整備
②新町における環境マネジメントシステム(ISO14001)の認証取得
③清流を守る下水道整備の推進
④農村環境保全モデル地区の選定とモデル事業の推進
(2)潤い生活空間形成事業
①民間・行政の協働による潤いある生活空間の形成
②子育て環境の充実
③両町融和のシンボルとしての「多目的運動公園」の整備
④新町の憩いの場としての夜須高原の活用
自律
農を活かした新生活産業づくり
(3)農・商・工・交流を結ぶ産業開発事業
①環境保全型農業の推進(生産)
②「安心・安全」な食材やフルーツ・花卉など生活彩り農産物の販路開拓(商)
③農業を活かした製造業の誘致と地域特産物の開発促進(工)
④福岡都市圏を対象とする交流型農業の展開(交流)
(4)コミュニティビジネス開発事業
①農産物・特産品直売所や市民農園等の充実による地産地消の推進
②食・農と福祉・教育等の新生活産業との連携
③バイオマス産業の開発促進
10
協働
多機能型自治ネットワークづくり
(5)新しい住民自治推進事業
①行政区再編による新しい住民自治組織の設立
②地域振興計画(コミュニティプラン)に基づく住民主体の地域づくりの推進
③まちづくりリーダーの育成
(6)まちづくりネットワーク事業
①住民自治組織やボランティアグループのネットワーク化
②地域の自主活動の支援を行う地域コーディネーターの配置
③地域イントラネットの整備による庁舎や公共施設と住民自治拠点の情報ネッ
トワークの形成
3)オンリーワン事業
(1)大刀洗平和記念館再整備事業
<ハード事業>
①甘木鉄道太刀洗駅周辺の整備
②大刀洗平和記念館の再整備
③平和ゾーンの整備
<ソフト事業>
①収蔵庫の調査・収集と保存・公開
②証言などの記録と保存・公開
③平和学習・生涯学習・文化交流活動等への活用
④施設の自立的運営の促進
(2)ファーマーズマーケット整備
<ハード事業>
①ファーマーズマーケットの整備
②滞在型市民農園の整備
③山麓線沿線の整備
<ソフト事業>
①農家による飲食サービス、販売サービスの提供
②農業・農村体験、自然体験メニューの提供
③特産品の開発・製造・販売
④運営組織の設立と経営ノウハウの導入
11
2.新町建設計画の検証
新町建設計画の事業のなかで、完了及び完了し継続している事業は以下のとおりであ
る。
1)シンボル事業
共生
人と自然が共生する循環型まちづくり
(1)循環型まちづくり事業
①環境型まちづくりの体制整備
*平成 19 年度環境基本計画策定(平成 25 年度環境基本計画中間見直し)
③清流を守る下水道整備の推進
*公共下水道許可計画区域の整備完了(H25 年度)
④農村環境保全モデル地区の選定とモデル事業の推進
*農村環境保全モデル地区住民と協働による事業の実施
(2)潤い生活空間形成事業
①民間・行政の協働による潤いある生活空間の形成
*筑前町国土計画策定(H20 年 3 月)
*筑前町都市計画マスタープラン策定(H21 年 1 月)
*筑前町緑の基本計画策定(H21 年 1 月)
*都市計画一部見直し(H23 年 1 月)
*公園緑地の維持管理
②子育て環境の充実
*子育て支援センター「あいあい」
「たんぽぽ」の整備
*子育て支援・相談等の業務実施
*白梅保育園の新設(保育所の受け入れ枠の拡大)
*各主催講座で託児を実施
*自校方式による給食の提供
*第 1 次食育推進基本計画策定(H22 年度)
*第 2 次食育推進基本計画策定(H26 年度)
③両町融和のシンボルとしての「多目的広場」の整備
*H23 年度より多目的運動公園を整備中
(H27 年 9 月一部供用開始)
④新町の憩いの場としての夜須高原の活用
*夜須高原音楽祭を人的・財政的に支援
*夜須高原へ通じる道路緑化の維持管理
12
自律
農を活かした新生活産業づくり
(3)農・商・工・交流を結ぶ産業開発事業
④福岡都市圏を対象とする交流型農業の展開(交流)
*貸農園や民間による体験農園やフルーツ狩りなどを実施
*みなみの里を通じてバスツアーや体験イベントを実施
*どーんとかがし祭りで収穫体験を実施
(4)コミュニティビジネス開発事業
①農産物・特産品直売所や市民農園等の樹実による地産地消の推進
*農産物直売所の筑前町ファーマーズマーケットみなみの里の整備
*直売所活性化補助金を交付し、町内の農産物直売所支援を実施(H24、25 年
度)
*みなみの里開設時に、POS システムの導入
協働
多機能型自治ネットワークづくり
(5)新しい住民自治推進事業
①行政区再編による新しい住民自治組織の設立
*平成 19 年度までの「小路」
「勝山」
「陣高」
「一八」の4行政区について平成 20
年度から「三並」行政区へ再編
*平成 17 年度より区長会の内部で 6 名の運営委員を選出し、自主運営がなされ
ている
②地域振興計画(コミュニティプラン)に基づく住民主体の地域づくりの推進
*筑前町コミュニティ推進計画を策定(H19 年 3 月)
*拠点となる南部地区コミュニティセンター「ちくぜん尐年大使館」整備(H21
年 3 月)
13
(6)まちづくりネットワーク事業
①住民自治組織やボランティアグループのネットワーク化
*めくばーる学習館へ公民館係の設置
コスモスプラザへコスモス公民館の設置(H17 年度)
③地域イントラネットの整備による庁舎や公共施設と住民自治拠点の情報ネ
ットワークの形成
*情報格差解消のため、夜須地区に光インターネット整備(H22 年度)
*コスモスプラザ内にボランティアセンターを設置(H26 年 10 月)
14
2)オンリーワン事業
(1)大刀洗平和記念館再整備事業
<ハード事業>
①甘木鉄道太刀洗駅周辺の整備
*公衆トイレ設置(平成 20 年度)
②大刀洗平和記念館の再整備
*筑前町立大刀洗平和記念館 平成 21 年 10 月開館
③平和ゾーンの整備
*主要な施設に案内板を設置
<ソフト事業>
①収蔵品の調査・収集と保存・公開
*常設展の維持に加え、毎年度3回程度の企画展を開催
*旧陸軍大刀洗飛行場の変遷と戦時の歴史を柱とした館内試聴用映像を制作
②証言などの記録と保存・公開
*「大空の彼方へ」DVD を制作し、めくばーる、コスモス図書館へ配架
③平和学習・生涯学習・文化交流活動等への活用
*朗読ボランティアやフィールドボランティア、館内ボランティアの育成
*修学旅行や社会科見学などの学校団体の積極的受入
*朗読会を随時開催
*平和メッセージコンテスト、平和の集い、ピースキャンドル、平和講演会等の開
催
*知覧特攻平和祈念館や万世平和祈念館との交流
④施設の自立的運営の促進
*館収入による運営経費の確保
15
(2)ファーマーズマーケット整備事業
<ハード事業>
①ファーマーズマーケットの整備
*筑前ファーマーズマーケットみなみの里 平成 21 年 4 月オープン
②滞在型市民農園の整備
*小動物とのふれあいとして、みなみの里でヤギを飼育中
③山麓線沿線の整備
*平成 19 年度から計画的に寺社及び歴史的由緒があるところ 80 ヶ所に説明版の
設置
<ソフト事業>
①農家による飲食サービス、販売サービスの提供
*みなみの里農村レストランで地元料理を提供
*町の新鮮な野菜や筑前クロダマルをはじめとした特産品が充実
②農業・農村体験、自然体験メニューの提供
*みなみの里主催で、料理体験・収穫体験などの農業体験ツアー実施
③特産品の開発・製造・販売
*みなみの里や町内事業所にて地元農産物を使った加工品の商品化
④運営組織の設立と経営ノウハウの導入
*(株)筑前町ファーマーズマーケットみなみの里により運営
*営業収入を柱とした自立経営
16
新町建設計画の現状及び今後の方向性については、以下のとおりである。
(H26 年度末現在)
1)シンボル事業
共 生
人と自然が共生する循環型まちづくり
(1)循環型まちづくり事業
分類
施策
施策小項目
担当課
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
現状の達成状況
①
②
③
循環型ま 1) 環境基本計画・
B H25年環境基本計画中間見直し
ちづくりの
行動計画、環境
体制整備
保全条例等、新 環境防災
町の循環型まち
課
づくりの指針の策
定
2) ワークショップや
検討する必要性があり、未实施
フォーラム等の開
催、環境学習の
環境防災
推進による住民・
D
課
事業者・行政の
パートナーシップ
醸成
3) 環境型まちづくり 環境防災
検討する必要性があり、未实施
D
推進組織の創設
課
新町にお 1) 三輪町における
D 取得後の維持費がかかる為、検討する必要性が
ける環境
ISO14001認証
あり、未实施
マネジメ
取得ノウハウを活
ントシス
かした新町での 環境防災
テム(ISO
ISO14001の認
課
14001)
証取得
の認証取
得
2) PDCAサイクルの 環境防災
検討する必要性があり、未实施
D
有効機能
課
3) 事業者等への
検討する必要性があり、未实施
環境防災
ISO14001認証
課
への啓発・普及
清流を守 1) 計画的な下水道
平成25年度に筑前町の公共下水道認可計画区
る下水道
事業の推進によ 上下水道
域内の汚水整備は、ほぼ完了した。
A
整備の推
る早期全面供用
課
進
開始の实現
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
今後の取組方針
現状での課題
完了に向けて事前準備を行ってい
る。
A H30年に環境基本計画完了予定
検討する必要性あり。
予定なし
C
検討する必要性あり。
検討する必要性あり。
検討する必要性あり。
C
予定なし
C 予定なし
C
検討する必要性あり。
予定なし
予定なし
C
認可計画区域内の開発・新築等に
開発・新築等に伴う汚水整備を实施し、汚水処理
伴う汚水整備を計画的に行っていく
普及の促進を図っていく。
A
必要がある。
2) 農業集落排水施
処理場、マンホールポンプ場について、計画的に
設の適切な維持
オーバーホールを实施して、施設の長寿命化を
上下水道
管理
B 図っている。
課
④
マンホールポンプ場の制御盤が老
処理場・マンホールポンプ場の機器類について
朽化により、更新が必要となってき
は、老朽化に伴い計画的な更新・修繕を行う必要
ているが内部の電子機器類が既に B があるが、財政的な負担がかからないよう平準化
生産がされていないため、新規に
を図っていきたい。
更新する時期がきている。
3) 計画外区域にお
合併後、公共下水道計画区域外において合併浄 公共下水道計画区域の拡大が進
個別処理区における未水洗化世帯に対する浄化
上下水道
ける合併処理浄
B 化槽5人槽14基、7人槽16基、10人槽3基の計33基 み、合併浄化槽の普及が鈍化して B 槽普及促進を図っていく。
課
化槽の普及推進
を整備し、133人の水洗化を实施した。
きている。
農村環境 1) 農村環境保全モ
筑前町農村環境計画を策定(平成19年度)し、環 必要性を含め検討中である。
予定なし
保全モデ
デル地区の募集
境配慮区域及び環境創造区域のゾーニングを行っ
ル筑の選
と選定
農林商工
た。
D
C
定とモデ
課
ル事業の
推進
2) 農村集落の家並
国の多面的機能支払交付金を活用して、各地域の 必要性を含め検討中である。
多面的機能支払交付金の活用を促していく予定で
み、田園景観、親
共同活動を支援している。
ある
水水辺環境、里
農林商工
山環境の保全・
D
C
課
回復・向上など農
村環境保全モデ
ル事業の創設
3) モデル地区住民
老朽化した農業用施設の補修工事を町が補助す 農村の多面的機能維持につながっ
継続の予定である。
と行政の協働に 農林商工 A ることにより、住民が主役となる「協同」のまちづくり ている。
A
課
よる事業の实施
を進めている。
17
(2)潤い生活空間形成事業
分類
施策
施策小項目
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
担当課
現状の達成状況
①
②
民間・行 1) 土地利用の見直
筑前町国土利用計画(平成20年3月策定)
政の協働
しと環境に配慮し
筑前町都市計画マスタープラン(平成21年1月策
による潤
た土地利用計画 都市計画
定)
A
いある生
の策定
課
筑前町緑の基本計画策定(平成21年1月策定)
活空間の
都市計画一部見直し(平成23年1月)
形成
2) 潤いある身近な
公園緑地等については、毎年定期的な維持管理を
公園・緑地・親水
行っている。
都市計画
空間・生活道路な
A
課
どの維持・整備の
推進
3) 歩道整備、バリア
篠隈・下高場線道路改良事業(防衛省補助事
フリー化、花や緑
業)、南北線道路改良事業(国交省補助事業)及び
の植栽など道路
篠隈地区都市再生事業(国交省補助事業)、道路
環境の整備推進 建設課 B 新設改良(単独事業:合併特例債)などによる約14
㎞の道路改良に伴い約10㎞の歩道整備を行った。
歩道整備についてはバリアフリーを考慮した構造と
した。
子育て環 1) 子育て支援、男
子育て支援センター「あいあい」「たんぽぽ」の2カ
境の充实
女共同参画の拠
点設置による子
育て環境の充实
こども課
企画課
所を整備し、乳幼児の子育て支援、相談業務を实
A 施している。
平成25年度には白梅保育園が新設され、保育所
の受け入れ枠の拡大を図っている。
各主催講座で託児を实施し、子供がいる方、見て
A いる方も受講できる環境を整えている。
施策
施策小項目
担当課
施設の老朽化が進んでいるため、
年々維持管理費が増加しているこ
とが課題である。
④
両町融和 1) サイクリンング、
のシンボ
ジョギンング、ス
ルとして
ポーツなど健康づ
都市計画
の「多目
くりの場となる機
B
課
的広場」
能の整備
の整備
今後も引き続き適正な維持管理を行う。
A
町の財政状況による事業進捗の遅
行政区からの要望、通学路危険箇所調査などに
れが懸念される。また用地の確保
基づき、歩道整備に必要な箇所について総合計画
も困難になってきている。
实施計画に位置付け、補助事業を活用しながら整
花や緑の植栽については、整備後 A 備を行う。
の維持管理を考慮する必要があ
る。
子育て支援センター建物の老朽化
への対応が課題である。
町西部地区に新たに民設民営保育所を誘致整備
する。
A
町西部地区における保育需要拡大
への対応などが課題である
託児スタッフの数が減尐しスタッフ
を確保することが難しくなってきて
いる。
同左
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
現状の達成状況
③
今後の取組方針
現状での課題
策定した計画については、定期的
朝日地区の準工業地域について、住宅と工場等
にフォローアップし、適宜見直す必
が混在していることから、用途の見直しを含めた検
要がある。また、計画の改訂には
討を行う。
B
多くの費用を要することが課題であ
る。
2) アンビシャス広場
アンビシャス広場については町内2地区(原地蔵・
の拡充など、子ど
朝日東)に開催されていた経緯があるが、現在休
もの居場所の確 生涯学習
眠状態となっている。参加する子どもの減尐や尐
C 子化や指導員の高齢化・後継者不足等によるも
保と地域教育力
課
の活用
の。アンビシャス広場だけでないく、地域における
子どもの居場所づくりを検討しているが地域の協力
が課題となる。
3) 学校給食への地
平成18年度 三並小、東小田小
实施完了済。
元産の安全な食
平成19年度 中牟田小
材の供給や給食
平成20年度 夜須中
の自校方式の導
上記のとおり、給食棟工事完了し、自校方式により
入・充实による食 教育課 A 給食の提供。
育の推進
平成22年度 第1次食育推進基本計画策定
平成26年度 第2次食育推進基本計画策定し、計
画に基づき、食育を推進している。
分類
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
現状での課題
託児についての条件を整えると共に、家庭や地域
B での男女共同参画についても更に啓発していく必
要がある。
通学合宿等を通じて地域での青尐年育成事業の
推進を行う。
学校運営協議会を通じた学校と地域が連携した
B 取り組みの推進を行う。
平成31年度に、食育推進基本計画の見直し予定
である。
A
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
今後の取組方針
平成23年度より筑前町多目的運動公園を整備して
いる(A=9.6ha)。
平成27年9月に一部供用開始を行った(こども広
場、多目的広場等)。
国の交付金を活用し整備している
今後も交付金を活用し、その範囲での計画的な事
が、交付率に左右されるため、計
業進捗を図る。事業完了後は、施設等の適正な維
画的な事業進捗ができない。また、
持管理を行う。
物価等の高騰により、事業費が拡 A
大している。
サイクリングについては、園内でで
きない。
2) 並木のある遊歩
平成23年度より筑前町多目的運動公園を整備して 国の交付金を活用し整備している
今後も交付金を活用し、その範囲での計画的な事
道、花園など憩い
いる(A=9.6ha)。
が、交付率に左右されるため、計
業進捗を図る。また、植栽等の定期的な維持管理
の場となる機能
平成27年5月に福岡県植樹祭が行われ、ボラン
画的な事業進捗ができない。また、
を行う。
の整備
都市計画
ティア等による植樹がなされた。
物価等の高騰により、事業費が拡
B
A
課
平成27年9月に一部供用開始を行った(こども広 大している。
場、多目的広場等)。
植栽については、平成27年度より
維持管理をしており、多くのコストを
要している。
3) 新町民の交流・イ
平成23年度より筑前町多目的運動公園を整備して スポーツ施設であり、駐車場等の
公園散策や健康づくり・スポーツイベント以外のも
ベンントやまつり・
いる(A=9.6ha)。
問題により祭り等のイベントには不
のについては、開催困難である。
憩いの場としての
平成27年9月に一部供用開始を行った(こども広 向きである。
都市計画
活用
B 場、多目的広場等)。また、開園に併せて健康づく
C
課
りイベントが行われた。
オープンしてしばらく経つが、景観もよく、憩いの空
間として多くの家族連れで賑わっている。
新町の憩 1) 新町民の憩いの
夜須高原音楽祭を人的、財政的に支援しており、 財政支援については限界がある。
継続して支援していく。
いの場と
場としての夜須
年々来場者も増加する等町の一大イベントの1つと
しての夜
高原の機能の充 企画課 A して定着してきている。
A
須高原の
实
活用
2) 暮らしに密着した
自然環境保全条例等により、一定の行為(工作物 山林開発等把握が困難である。
今後も条例及び規則に基づき、規制を行う。
都市計画
自然環境の保全
A の新設、伐採等)には申請が必要となっている。
A
課
の促進
3) 夜須高原におけ 都市計画
夜須高原へ通じる道路沿線の緑地の維持管理を 維持管理には毎年多くのコストを要
今後も景観向上のため、適正な維持管理を行う。
A
A
る景観形成事業
行っている。
する。
課
の推進
18
自 律
農を活かした新生活産業づくり
(3)農・商・工・交流を結ぶ産業開発事業
分類
施策
施策小項目
担当課
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
現状の達成状況
①
②
③
④
環境保全 1) 環境保全型農業
型農業の
研究グループへ
促進(生
の情報提供や農
産)
業生産法人化支
援
2) 県機関やJAと連
携した技術指導
体制の強化
3) 家畜ふん尿処理
施設の改善・整
備による良質堆
肥の生産と土づく
りの促進
4) トレーサビリティ
の確保
「安全安 1) 環境保全型農業
心」な食
の促進による農
材やフ
産物のブランド力
ルーツ・
の向上
花卉など 2) 都市住民を対象
とする「安全・安
生活彩り
心」な食材の販路
農産物の
開拓
販路開拓
3) フルーツ・花卉な
(商)
ど生活彩り農産
物や国際競争力
のある高付加価
値農産物の導入
促進
4) 販路開拓のため
の第3セクターの
機能充实
水田協議会において土壌改良資材の助成を实施
している。
各農業者の活動に任せている状況である。
農林商工
D
課
A
今後も同様の活動を实施する。
A
国の補助事業であり、町単独では
なかなか实施できない。
必要性を含め検討したい。
他の流通施設になかなか同じ措置
国の状況等を見極めて検討したい。
を求めていくことができないことが B
課題である。
経費面など必要性を検討しなけれ
ばならない。
ファーマーズマーケットみなみの里を通して、安全・ アンテナショップの設置など安全・
農林商工
安心な食材の提供に努めている。
安心な食材の提供先を増やしてい
B
課
く必要がある。
県が推進している農産物(あまおう・とよみつひめ) TPP締結により競争激化が予想さ
を栽培している農業者が増えてきている。
れるため、他と区別できる農産物
の導入が求められる。
加工施設機能強化に加え、(株)筑前町ファーマー 出荷者及び商品の確保や(株)筑
農林商工
C ズマーケットみなみの里の組織体制見直しを検討 前町ファーマーズマーケットみなみ
課
中である。
の里の組織体制が課題である。
農業を活 1) 農産物を活かし
かした製
た健康食品や機 農林商工
D
造業の誘
能性食品などの
課
致と地域
開発
特産品の 2) 大豆など地域特
開発促進
産物を活かした
農林商工
(工)
農産加工品の開
B
課
発と起業支援
今後も同様の活動を实施する。
C
ファーマーズマーケットみなみの里出荷者に栽培
農林商工
D 履歴を求めている。
課
農林商工
B
課
今後の取組方針
現状での課題
国の環境保全型農業直接支払交付金を活用して、 担い手不足により法人化はなかな
環境保全型農業に取り組む農業者に支援してい か進まないのが課題である。
農林商工
B る。
課
集落営農の農業生産法人化については、各地区
で説明会を開催し、法人化を促している。
一水会(営農推進会議)等により情報を共有し、指 特になし
農林商工
B 導体制の強化に努めている。
課
農林商工
D
課
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
現状では、研究開発の体制が整っていなし。
加工品の開発については、筑前町ファーマーズ
マーケットみなみの里の加工部門や町内の事業所
などにおいて商品化。焙煎機や製粉機を導入し、1
次加工を行うことで更なる商品化を促した。起業支
援については、未着手である。
貸農園や民間による体験農園やフルーツ狩りなど
農林商工
实施中。またみなみの里を通じて实施している(バ
A
課
スツアーや体験イベントなど)
福岡都市 1) 農業体験、自然
圏を対象
体験などが可能
とする交
な交流ゾーンの
流型農業
整備
の展開 2) 福岡都市圏から
どーんとかがし祭や収穫体験の实施。
(交流)
集実可能な農業
農林商工
A
イベントの開催と
課
マーケティングへ
の活用
3) 農村環境を活か
みなみの里を通じて实施している(バスツアーや体
した日帰り滞在メ 農林商工
験イベントなど)
A
ニュー、週末滞在
課
メニューの開発
専門性を持った部門との連携やス
タッフの確保。
予定なし
C
アンテナショップの開店の検討
B
県と連携して高付加価値農産物の導入を促進す
る。
A
ネット通販強化やアンテナショップ・テナント出店に
B ついて調査検討を行う。
B
高齢社会に向けて、国は介護食を「スマイルケア
食」とし六次化推進中。今後加工施設等整備後に
検討
木酢や黒大豆の原料増産が必要
6次産業化の支援と併せて、起業支援の实施も検
である。起業支援については、組
討。
織や専門知識を持った人材の確保 B
の必要がある。
町運営の貸農園については、施設
継続して实施。
や器具の老朽化対応が出てきてい
A
る。
スタッフの確保。
継続して实施。
A
受入地域を増やし、町内に広がり
を持たせることが課題である。
継続して实施
A
19
(4)コミュニティビジネス開発事業
分類
施策
施策小項目
担当課
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
現状の達成状況
①
②
③
農産物・ 1) 農産物・特産品
特産品直
販売所の充实に 農林商工
A
売所や市
よる販売力の強
課
民農園等
化
の充实に
2) POSシステム等
よる地産
の導入による農
地消の推
産物・特産品直 農林商工
A
進
課
売所の情報化と
売上データの活
用
3) 近接する福岡都
市圏住民を対象
農林商工
とした滞在型市
A
課
民農園、貸農園
等の充实・整備
4) 農産物・特産品
直売所や貸農
農林商工
園、農産加工等
A
課
における農村女
性起業の促進
食・農と 1) 学校給食、配食
福祉・教
サービス等への
育等の新
供給する安全な
ビジネス
食材の生産振興
との連携
2) 農業・農村の教
育力を活かした
ファーム・ステイ、
教育ファーム等
の起業化支援
3) 農村環境を活か
した農家グルー
プホーム、介護ハ
ウス等の起業化
支援
バイオマ 1) 農産物残渣、家
ス産業の
畜ふん尿、生ご
開発促進
み、下水汚泥、廃
材、間伐材等バ
イオマス資源を活
かした事業化の
研究
2) 民間企業の事業
化支援とバイオマ
ス研究開発企業
の誘致
農林商工
B
課
農林商工
B
課
今後の取組方針
現状での課題
農産物直売所の筑前町ファーマーズマーケットみ
なみの里整備済み。またH24、25年度には、直
売所活性化事業費補助金を交付し農産物直売所
支援を实施した。
事業完了済み。
筑前町ファーマーズマーケットみなみの里開設時
に導入。
事業完了済み。
耐用年数経過後の更新時に費用
面等の課題がある。
A
(株)筑前町ファーマーズマーケットと連携し更なる
充实を図る。
今後は、データの更なる活用が必要である。
A
貸農園や民間による体験農園やフルーツ狩りなど 町運営の貸農園については、施設
継続して实施する。
实施中。
や器具の老朽化対応が出てきてい
る。
A
H24.25年度に加工所助成、雨よけハウスの助
成を行った。
女性枠と限定せず広く呼びかけを
行った。一定の成果はあったが、
予算の確保が課題である。
町単独ではなかなか難しく、国や県との連携など
を検討する。
B
筑前町食育推進基本計画に基づいて推進を図って 量の確保や市場及び直売所間で
いる。
の価格差などの課題あり。
基本計画の施策を中心に、継続して实施。
A
簡易宿泊の営業許可を取得した農家が一軒ある。 規制や設備投資費の問題などか
ら、広がりをみせない。
特異な内容、専門性が高く未着手である。
農家民泊の推進を図っていく。
起業化支援については、業種分野を限定せず「創
B 業支援事業計画」に沿って支援を行っていく。
充分な検討時間が必要である。
農林商工
D
課
起業化支援については、業種分野を限定せず「創
業支援事業計画」に沿って支援を行っていく。
C
先進自治体の視察を实施。
町独自ではできない事業のため、
企業誘致に努める。
農林商工
C
課
全国の動向等を注視していく。
A
木材バイオマス企業誘致を検討している。
農林商工
C
課
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
土地・法規制などいろいろな課題
がある。
企業誘致のためいろいろな問題の解決に努める。
B
20
協 働
多機能型自治ネットワークづくり
(5)新しい住民自治推進事業
分類
施策
施策小項目
担当課
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
現状の達成状況
①
行政区再 1) 行政区の見直し
編による
と再編
新しいい
住民自治
組織の設
立
2) まちづくりを主体
的に担う新しい住
民自治組織の設
立
3) 住民自治活動の
拠点となる自治
公民館の機能充
实やコミュニティ
センターの整備
②
総務課
総務課
企画課
平成19年度までの「小路」「勝山」「陣高」「一八」
の4行政区について平成20年度から「三並」行政
区へと再編がなされた。
A
三箇山地区、曽根田地区について行政区合併を推
進したものの、各行政区の地域性、行事、財産等
様々な問題があり合併には至らなかった。
筑前町において住民自治組織の単位は行政区で
あり、区長会がその中心と位置付けられている。
A 平成17年度より区長会の内部で6名の運営委員
を選出し、現在では区長会で独自に意見交換やア
ンケートなど自主運営がなされている。
一部モデル事業ではあるが、平成21年3月に宝く
C じ助成事業により南部地区コミュニティセンター「ち
くぜん尐年大使館」を整備。
今後の取組方針
現状での課題
現状では曽根田4区「玉虫」「坂根」
「下曽根田」「上曽根田」にて曽根
田大区長が存在しており、今後の
C
行政区合併については地域の自
主性に任せている。
行政区合併については現在の各行政区内での行
事などの取り組み状況や地域性もありなかなか行
政主導での再編については困難であり、各区の自
主性に任せている。
特になし。
現行通り自主運営で行う。
A
全町でのセンター整備は、町の方向
性含め再検討の必要がある。
自治公民館長会議・研修会等を实施、自治公民館 校区コミュニティセンターの今後の
活動の推進を図っている。
方向性が課題である。
生涯学習
B
課
自治公民館等施設整備事業による自治公民館等
の施設整備・改修を推進している。
地域振興 1) 住民自治組織単
行政区中心のコミュニティが根付いていることから
計画(コ
位での地域振興
現時点で、未着手である。
ミュニティ
計画(コミュニティ 企画課 D
プラン)に
プラン)の策定
基づく住
民主体の 2) 新町総合計画へ
平成24年3月策定の後期基本計画に反映済であ
地域づく
の地域振興計画 企画課 B る。
りの推進
の反映
3) 地域振興計画に
平成19年3月に筑前町コミュニティ推進計画を策
基づくまちづくりモ 企画課 A 定し、平成21年4月から南部5地区(高田、南高
デル事業の实施
田、野町、山隈、原地蔵)においてモデル事業を实
施。
まちづくり 1) 各種計画策定
関係各課で個別の計画を策定しているが、計画の
リーダー
等、計画づくりの
性格にもよるが、ほとんどの計画策定において住
への学習
段階からの住民
民代表がかかわっている。
関係各課 B
機会の提
参加の促進によ
直近では地方創生総合戦略策定中であるが、5名
供
るまちづくり意識
の住民代表が係っている。
の醸成
2) 住民自治組織や
必要性を含め再検討の課題があるため、未着手で
ボランティアグ
ある。
ループにおけるま 企画課 D
ちづくりリーダー
の登録
3) まちづくりリー
必要性を含め再検討の課題があるため、未着手で
ダー育成のため
ある。
の情報提供や研 企画課 D
修機会等の提供
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
全町でのセンター整備は、町の方向性含め再検討の
B 必要がある。
継続实施
A
行政区中心のコミュニティが根付い
行政区中心のコミュニティが根付いていることか
ていることから、必要性を含め再検
ら、必要性を含め再検討の必要。
討の必要。
B
反映済
反映済
B
現在7年目を経過し、モデル事業
からフィードバックを行い、計画へ
反映する必要がある。
住民代表が各分野で係っているも
ののまちづくり意識が大きく高まっ
ているわけではなく、継続していく
必要がある。
今後の方向性も含め、再検討が必要。
B
今後も継続していく必要がある。
A
必要性含め再検討の課題がある
必要性含め再検討が必要。
B
必要性含め再検討の課題がある
必要性含め再検討が必要。
B
21
(6)まちづくりネットワーク事業
分類
施策
施策小項目
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
担当課
現状の達成状況
①
②
③
住民自治 1 両町複合施設へ
組織やボ ) のコミュニティ担
ランティア
当部門の設置
グループ
のネット 2) 両町複合施設や
ワーク化
庁舎を利用した
ボランティア拠点
の設置
3) コミュニティ担当
部門への住民自
治組織やボラン
ティアをつなぐセ
ンター機能の整
備
地域の自 1) 住民自治組織単
主活動の
位での地域コー
支援を行
ディネーターの配
う地域
置
コーディ 2) 地域振興計画の
策定支援
ネーター
の配置 3) コミュニティ担当
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
今後の取組方針
現状での課題
企画課
平成17年度にめくばーる生涯学習課へ公民館係 地域コミュニティについては企画課
公民館担当については利便性の観点から現行維
の設置、コスモスプラザへのコスモス公民館の設 で別途担当係が存在し、コミュニ
持ではあるが、今後公共施設利用の観点からの
A 置済み。
ティと公民館の棲み分けについて A 検討は必要と考えられる。
課題が残る。
平成26年10月にコスモスプラザ内に筑前町ボラ 設置済
設置済
ンティアセンターを設置した。
A
A
企画課
D
総務課
D
企画課
今後の方向性を含め検討の必要があり、未着手で 今後の方向性含め、再検討
D ある。
総務課
今後の方向性を含め検討の必要があり、未着手で 今後の方向性含め、再検討
ある。
今後の方向性含め、再検討を行う。
B
各行政区でそれぞれの運営・活動が活発になされ 特に問題は感じられない。
ており、必要性が感じられないため、未实施。
現行通り各区の自主運営で行っていく。
C
B
今後の方向性を含め検討の必要があり、未着手で 今後の方向性含め、再検討
部門と住民自治
企画課 D ある。
B
組織との連絡・調
地域イン 1) 整
新町における地
平成22年度に国庫補助を活用し、それまでADSL 想定してなっかたスマホの著しい
トラネット
域イントラネットの
しか利用できなかった夜須地区にインターネットを 普及により、大幅な加入が困難で
企画課 A
A
の整備に
整備
整備し三輪地区との情報格差を解消した。
あるが、あらゆる機会を通じて加入
よる庁舎
促進へ取組む。
や公共施 2) 庁舎・公共施設と
自治公民館とのネットワークは未着手である。
相当の費用が必要であり、現状の
設と住民
コミュニティセン
自治公民館運営を考えれば、ネット
生涯学習
自治拠点
ター(公民館)と
D
ワークによる効果が期待できない C
課
の情報
の情報ネットワー
ネット
クの形成
ワークの 3) 住民と行政の双
住民→行政については、区長を通じての区の意見 現在のホームページがわかりにく
形成
方向からの情報
や、町長へのたより(郵便・メール)での住民個人 いものになりつつあるため、改良が
提供による開か
からの意見の吸い上げを行っている。
必要になってきている。
れた自治システ
総務課 A 町→住民については広報誌、防災行政無線、ホー
A
ムの構築
ムページ、町政報告会のほか、スマートフォンアプ
リを利用した広報やイベント情報など様々な方法で
情報提供を行っている。
今後の方向性含め、再検討を行う。
今後の方向性含め、再検討を行う。
継続して加入促進へ取り組む。
ネットワークによる効果が期待できないため。
今後も双方向での情報提供を心掛けていく。
22
2)オンリーワン事業
(1)大刀洗平和記念館再整備事業
<ハード事業>
分類
施策
施策小項目
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
担当課
現状の達成状況
①
甘木鉄道 1) 太刀洗駅駅舎の
太刀洗駅
整備にともなう周
周辺の整
辺機能の充实
備
2) 住民の憩いの場
となる駅前広場
の整備
3) 駅前・駅裏への
充分な駐車場・駐
輪場の確保
②
③
大刀洗平 1) 大刀洗飛行場・
和記念館
大刀洗北飛行場
の再整備
の歴史を伝え、平
和を祈念すること
を目的とする大刀
洗平和記念館の
再整備
企画課
D
企画課
A
今後の取組方針
現状での課題
平成20年度に公衆トイレを設置した。
事業完了済
現状の課題があるため、未着手である。
現在、甘木鉄道の枕木やレール交
大刀洗平和記念館増床等工事後の状況を検証す
換等のための搬入・搬出場所にも
る必要がある。
なっており、40t級の大型クレーン
が作業する駅前広場となっている。
甘木鉄道にも他を検討してもらった
が、代替地がないと回答。よって、
B
アスファルト整備についても見送っ
ている状況にある。また、町営住宅
駐車場整備の代替地や大刀洗平
和記念館の第2駐車場的場所と
なっているが、明確な活用ビジョン
はない。
同上
大刀洗平和記念館増床等工事後の状況を検証す
る必要がある。
A
企画課
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
完了済のため、今後の予定はなし
C
駐車、駐輪にあたり台数的な確保は出来ている。
平成28年度に増床工事を行う
平成21年10月に筑前町立大刀洗平和記念館を開 団体を初めとする、増加する来館
館した。
者への対策が課題である。
企画課
A
2) 三輪南部コミュニ
平成21年3月に、南部地区コミュニティセンター「ち
ティセンターなど
くぜん尐年大使館」を整備した。
企画課 A
コミュニティ機能
の整備
平和ゾー 1) 田園景観の保全
大刀洗平和記念館自体が緑化されており、うるお
ンの整備
や街並みの復
いのある公共空間が形成されている。平和ゾーン
元、ポケットパー
の範囲が不明であるが、緑の基本計画では周辺
ク、散策路、植栽
地域において街区公園を整備する計画が計上され
等うるおいある空 都市計画課 D ている。
間の整備
また、周辺は国道から入れば農地が広がっている
が、国道500号沿線であり、もともと田園風景が尐
ない地域である。
2) 大刀洗飛行場関
主要な施設に案内板を設置した。
連施設や跡地の
保全と説明サイン 企画課 A
A
事業完了済
C
新たな公園等整備については、建
設と維持管理に多大なコストを要す
ることが課題である。
C
未設置については、民間所有地で
あるため設置できておらず協力依
頼が必要である。
完了済のため、今後の予定はなし
緑の基本計画にはあがっているが、建設及び維持
管理に多大なコストが生じるため充分な検討が必
要であり、当面この地域において新たに公園等を
整備する予定はない。
重要な戦跡について、保存計画を進める。
A
の配置
3) 歩道や交通安全
施設等の設置に
よる一帯を散策で
きる環境の整備
建設課
太刀洗駅前交差点付近の国道500号に朝倉県土
整備事務所による歩道整備が行われ、甘木鉄道
利用の来館者の安全性が向上された。しかし一帯
B を散策できる環境の整備は未着手である。
記念館とキリンビール花園(コスモ
国道の歩道整備は継続して朝倉県土整備事務所
ス、ポピー)の来実が安全に往来で
へ要望を行う。太刀洗駅から南高田方面の甘木鉄
きるため国道500号の歩道整備が
道南側の歩道整備を28年度以降に实施する。周
必要。一帯の大刀洗飛行場の遺構 B 辺の環境整備は、総合的(費用対効果等)に検討
を安全に散策できる環境整備が望
を行う。
まれるが、費用対効果を検討する
必要がある。
23
<ソフト事業>
分類
施策
施策小項目
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
担当課
現状の達成状況
①
収蔵品の 1) 展示テーマ・展示
調査・収
ストーリーの策定
集と保
存・公開 2) 既存収蔵品の活
用と新たな収蔵
品の調査・収集
3) 収蔵品の保存・
公開
②
③
④
4) 展示テーマに
沿った視聴覚ソフ
トの充实
証言など 1) 大刀洗飛行場・
の記録と
大刀洗北飛行場
保存・公
や戦争に関する
開
証言の映像によ
る記録
2) 記録した映像の
デジタル・ライブラ
リー化
3) 記録した映像の
再構成による映
像作品の制作と
公開
平和学 1) 語り部などボラン
習・生涯
ティアの育成と施
学習・文
設への配置
化交流活 2) こどもたちの平和
動等への
学習、大空や宇
活用
宙への夢を育む
青尐年健全育成
への活用
3) 朗読会・平和作
文コンクールなど
平和の意識を後
世に伝えるイベン
トの開催
4) 甘木市の頓田の
森など関連史跡
との連携による平
和ロードの設定
5) 知覧特攻平和祈
念館、碓井平和
祈念館など関連
施設との交流の
推進
施設の自 1) 運営組織の設立
立的運営
または民間組織
の促進
への運営委託
2) 営スタッフ、支援
組織の育成
3) 収入源の設定に
よる自立的運営
の促進
4) 周辺機能との連
携によるプロモー
ション活動の推進
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
今後の取組方針
現状での課題
企画課
常設展示の維持に加え、毎年度、3回程度の企画 新しい常設展示の推進が課題であ
記念館増床事業にあわせ、新たな展示を計画する。
A 展を開催してきた。
A
る。
企画課
A
企画課
A
企画展時に収蔵品の活用を行った。
収蔵品の専門的整理と体系化及
企画展に活用可能な戦時収蔵品を収集、整理す
び収蔵スペースの狭小化が課題で A る。
ある。
収蔵企画展を開催し公開を行った。
収蔵倉庫の狭小化と整理、体系化
整理、体系化をすすめ、企画展を初めとして公開し
A ていく。
が課題である。
企画課
旧陸軍大刀洗飛行場の変遷と戦時の歴史を柱とし 新たなテーマでの映像制作が課題
増床に伴う新たな映像テーマの検討を行う。
である。
A た館内視聴用映像を作製した。
A
企画課
A
企画課
新たな映像作製にあわせ、ライブラリー化を行う。
「大空の彼方へ」DVDを製作し、めくばーる、コスモ
記録した映像の整理と分類化が課
A ス図書館へ配架を行った。
A
題である。
企画課
C
企画課
朗読ボランティア、フィールドボランティア、館内ボラ 今後各組織の継続的、安定的な運
各組織の継続的、安定的活動にむけてサポートし
営が課題である。
A ンティアの育成し取組实施を行っている。
A ていく。
企画課
A
「大空の彼方へ」のDVDを製作した。
新たな映像作製にあわせ、ライブラリー化を行う。
今後戦争体験者の証言の発掘と
記録化が課題である。
A
新たなテーマの策定が必要であり、現在未着手である。
新たなテーマの策定が必要である。
増床計画と合わせ、検討していく。
B
修学旅行や社会科見学の学校団体を積極的に受 増加する学校団体数への対応が
け入れてきた。
課題である。
企画課
朗読会は、館内定例化をはじめ、随時開催。平和 更なる効果的、効率的な平和イベ
メッセージコンテスト開催。平和の碑の集い、ピー ントの企画が必要である。
A スキャンドル開催。戦争体験者の講話を中心とする
平和講演会随時開催。
企画課
C
企画課
A
企画課
D
平成28年度に増床を行い、大規模校や増加団体
への対応を可能とする。
A
今後もイベント内容や成果を精査しながら、効果的
な取り組みを行っていく。
A
記念館主催のフィールドワークは实施しているが、 戦時史跡の保存と周辺の整備や
平和ロード構想目的の再検討を行う。
平和ロード設定までは至っていない。
関係市町との共通理解が必要であ
B
る。
関連の深い、知覧特攻平和祈念館や万世平和祈 各種平和関連施設との関係性の
念館と関係を結ばせて頂いた。
確保が課題である。
現在は直営で運営中である。
運営方法の検討
期限雇用に伴う、熟練者の経験や
知識、関係者との人的財産等の喪 B
失の怖れが課題である。
企画課
運営スタッフの育成については、順調に推移。支 熟達した運営スタッフの継続的体
A 援組織については、朗読ボランティアをはじめとし 制づくりが課題である。
て協力いただいている。
館収入による運営経費の確保はクリアできている。 安定的な来館者確保による、収入
の確保が課題である。
A
企画課
A
企画課
関係性を持つことができた施設との継続と新たな
施設との関係性確保を行う。
A
マスコミ等の取材を活用し、館のPRを効果的に行っている。
類似施設との連携したPR活動の
取組が課題である。
運営スタッフが館の安定的運営に寄与する比重は
A 極めて大きく、適材なスタッフ採用と優秀なスタッフ
育成に努める。
安定的な来館者の確保を目指す。
A
A
マスコミ等との関係性を大切にし、館の周知に協
力してもらう。
24
(2)ファーマーズマーケット整備事業
<ハード事業>
分類
施策
施策小項目
担当課
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
現状の達成状況
①
1) 山麓線沿線の活
ファー
農産物直売所の筑前町ファーマーズマーケットみ
マーズ
性化の核施設と 農林商工
なみの里整備済み。
A
マーケッ
なるファーマーズ
課
トの整備
マーケットの整備
2) かつての農家の
昭和30年代をイメージし施設を整備を行った。
暮らしや技術を復 農林商工 A
課
元した施設配置
②
3) 小動物とのふれ
あい農場の整備
③
農産物直売所の筑前町ファーマーズマーケットみ
なみの里整備済み。
農林商工
A
課
今後の取組方針
現状での課題
事業完了済
A
事業完了済
3) 地元農産物を
農産物直売所に併設し「レストラン筑膳」を整備し、 事業完了済
使った田舎料理 農林商工
地元食材を使った田舎料理を提供。
A
を味わえる農家レ
課
ストランの整備
4) 新鮮な農産物を
販売する市場や
特産品販売所の
整備
3) 見学もできる特産
品加工施設の整
備
滞在型市 1) 都市住民が農場
民農園の
として利用できる
整備
休憩施設付き滞
在型市民農園の
整備
2) 観光農園、体験
農園の整備
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
(株)筑前町ファーマーズマーケットと連携し更なる
充实を図る。
当初のコンセプトを守りながら、運営や施設整備を
A 行う。
継続实施。
A
事業完了済
A
(株)筑前町ファーマーズマーケットと連携し更なる
充实を図る。
衛生面から、現在のみなみの里加工施設では難し 加工所はあるが、商品製造の場で
農林商工
あり不特定多数の人が入った場合 C
D いため、未着手である。
課
の衛生面での問題がある。
民間で計画がある(アガペファーム)
貸農園はあるが、休憩施設や滞在
長期運営計画立案時に検討を行う。
型施設としては、整備していなし。
農林商工
D
C
課
民間で实施中(緑の王国、らいおん果实園、花立
農林商工
D 山農業研究所)
課
民間では实施しているが、公共施
設としてはイベント等で实施に止
まっている。
みなみの里でヤギを飼育し、来店者が触れ合って 特にない
農林商工
A いる。
課
山麓線沿 1) 田園景観の保全
山麓線沿線については、優良農地であり、田園景
線の整備
や集落景観の復
観は一定保全されている(もともと転用不可)。周
元、ビオトープ、
辺状況もあり、新たな開発は行われていないた
都市計画
里山空間、散策
D め、もともとある景観については維持されている。
課
路等いやしの空
みなみの里だけでなく、周辺が散策でき、徒歩圏
間の整備
内に新たな観光スポット等できれば観光実が見込
めるのではないか。
2) 神社・仏閣等の
平成19年度から計画的に寺社及び歴史的由緒が
歴史文化遺産の
ある場所に説明板の設置・建て替えを80カ所に
教育課 A
保全と説明サイン
行った。
の設置
3) 歩道や交通安全
みなみの里周辺に散策できる名所旧跡等がないた
施設等の設置に
め歩道などの環境整備は未着手である。
よる一帯を散策で 建設課 D
きる環境の整備
C
長期運営計画立案時に検討を行う。
(株)筑前町ファーマーズマーケットと連携し更なる
A 充实を図る。
開発適地があるかどうか不明であ
るが、開発を抑制することは法的に
不可能である。
緑の基本計画においては、山麓線沿線では、牧の
池周辺に風致公園を設置するよう計画があるが、
現实問題としては困難である。
C
今後は、住民等の要望や文化財と
必要に応じて实施を検討する。
しての説明が必要な場合により設
C
置を検討したい。
一帯を散策できる環境でないため
一体を散策できる環境整備については、予定な
整備の必要性がないと思われる。
し。
県道の全面開通により交通量が増 C
加しつつあり、将来的には既設歩
道の自歩道への拡幅が望まれる。
<ソフト事業>
分類
施策
施策小項目
担当課
現状(進捗度・成果)及び課題
(進捗評価/A:完了済及び完了し継続 B:完了に向け進行中
C:実施に向け検討中 D:未着手)
現状の達成状況
③
④
特産品の 1) 地元農産物を原
開発・製
材料とした農産
造・販売
加工品の開発
2) オリジナル農産
加工品の製造
3) 作りたての農産
加工品の販売
筑前町ファーマーズマーケットみなみの里をはじ
農林商工
A め、町内事業所にて地元農産物を使った加工品が
課
商品化されている。
農林商工
地元特産品を使ったオリジナル商品を開発、販売
A
課
している。
筑前町ファーマーズマーケットみなみの里にて販売
農林商工
A している。
課
運営組織 1) 地元住民による
地元住民ではなく、町、JA、商工会、出荷組合の
の設立と
運営組織の設立 農林商工
出資の「(株)筑前町ファーマーズマーケットみなみ
A
経営ノウ
課
の里」による運営を行っている。
ハウの導
2) 運営組織、運営
地元住民ではなく、町、JA、商工会、出荷組合の
農林商工
スタッフの育成
A 出資の「(株)筑前町ファーマーズマーケットみなみ
課
の里」による運営を行っている。
3) 経営ノウハウの
営業収入を柱とした自立経営を行っている。
農林商工
導入による自立
A
課
的経営
4) 夜須高原との連
みなみの里から土日・祝日には多くの方が訪れる
携ルートの設定
夜須高原記念の森ルート上に位置する夜須高原
企画課 A
によるプロモー
茶屋で、みなみの里のアンテナショップで特産品販
ション活動の推進
売を行っている。
今後の方向性
(実施評価/A:継続して実施
B:実施方法等を見直し・検討 C:実施予定なし)
今後の取組方針
現状での課題
原料供給に課題がある。
継続して实施し、核となる商品の開発を図る。
A
原料供給に課題がある。
A
継続して实施し、核となる商品の開発を図る。
一部商品において、製造施設や機
継続して实施を行う。
械等の生産能力が限界にきてお
A
り、増産ができない。
特になし
継続して实施を行う。
A
スタッフの雇用環境向上の必要が
ある。
継続して实施を行う。
A
修繕費や備品の老朽化に伴う経費
継続して实施を行う。
が発生する。
A
夜須高原茶屋の老朽化
継続してアンテナショップを開店する。
A
25
Ⅴ.合併効果の評価
1.新町建設計画委員による評価
「筑前町合併 10 年検証事業に伴う意見交換会」開催
◇日にち:2015 年 12 月 7 日
◇場 所:筑前町役場庁議室
◇参加者:新町建設計画委員
◇内 容:
1)合併効果について
(1)新町建設計画段階にイメージしていたものがどうなったか
⇒合併効果として以下のような意見があった
① インフラ整備(上下水道や道路整備など)が出来た。
② 文化度があがったと思われる。
③ オンリーワン事業により、みなみの里と大刀洗平和記念館という拠点が出来、
筑前町から外へ発信(食・平和など)できるものが出来た。
④ みなみの里には、リピーター客や遠方からの買い物客、大刀洗平和記念館へ
は修学旅行生など多くの人が訪れ、交流人口交流人口が増加し、地域の活性
化につながっている。
⇒合併効果が見えないものとして以下のような意見があった
① 福祉の効果が目に見えない。
② 国保の赤字が増加した。
③ 福祉の予算が倍増した。
(2)合併して、地域イメージや両町の一体化はどうなったか新町建設計画段階にイメー
ジしていたものがどうなったか
① 町民が筑前町の良いところを知らず、メディアからの再発見がある。
② 様々な活動を通じてメンバーと話す中で、融和が培われてきた。
(3)今後のまちづくりへの提案や課題
① 雇用の場や通勤通学のための道路や交通整備が必要である。
② 基幹産業である農業に力を入れ、6次産業化や特産物を製造し、雇用促進を
図る。
③ 人口減対策が重要である。
⇒*三箇山周辺を活かした PR 計画をたて、移住促進を図る。
*三並小周辺を「教育」をキーワードに開発を行う。
*若者を受け入れるため、空き家を活用する。
26
⑤交流人口を定住人口へ結びつけるため、観光と合わせ教育の充実を図る。
⑥今は直売所ブームであるが、今後ニーズにあった運営を行う。
⑦平和記念館を教育と結び付け考えていく。
⑧「食と平和」は筑前町として将来に残していくものである。
また事前に全委員の方にアンケートを配布し、意見を徴収しており結果は以下のとおり
である。
◇合併10周年検証に関するアンケート結果
問1.合併前と比較して行政サービスが充実したと思われますか。また行政サービスが向
上したことについて具体的にお聞かせください。
*時代の流れに乗ることは大切なことであり、合併もその一つであった。
*合併効果は、年齢層で考えは違うと思うが、前向きに進む以外にないと思う。
*時代は大きく変わってきており、合併した以上、過去の比較ではなく、今からの問題を
前向きに考えていくことが大切である。
*行政サービスが充実したとは、感じないが普通だとは思う。
*合併のメインテーマである「快適でゆとりある田園都市の創造」の実現にむけて、イン
フラ整備をはじめファーマーズマーケットみなみの里、大刀洗平和記念館の運営等積極
的な取組の結果、朝倉市郡の中で進んだ結果が出ていることは、町民の多くが認めてい
るところであり、今後、新町計画の完成を願う。
*事業の計画に対し地域の意見を取り入れるためにも、夜や土曜日曜等も考えるべきでは
ないかと思う。
*取組は早くなって良くなってきたと思う。
*窓口の事務処理等、合併前よりよりふさわしい人材がそろったと感じる。
*職員教育を継続し、公職にふさわしい人材の確保を期待している。
*サービスには、必ず「費用」「経費」がついてまわり、「ちくちゃんバス」にしても利
用できる便利な人がいる一面、利用者のないバスがただ走っている等難しい点がある。
*コミュニティバス等の活用方法が、住民に徹底されているのか疑問に感じる。誰がいつ
どこで何のために利用するのかがはっきりしていないのではないか。
*合併前に比べると非常に充実してきた。
*合併後に拠点を 1 つにしてサービスの範囲が広がったが、地域でも不平不満は尐なくな
った。
*行政が行う事業の一つ一つの内容に手が行き届いている。
*今の満足度を維持するためには、職員数も必要である。
*教育行政においても、町独自の指導受持の導入も成果をあげた要因ではないかと思う。
27
*上下水道の整備が行われた。
*ちくちゃんバスの整備が行われた。
*サンポートの利便性の向上が図られた。
*男女共同参画の取組へのバックアップが図られた。
*2つの図書館の休館日がべつになり利用しやすい。また返却もどちらでも出来るので便
利が良くなった。
*行政サービスは普通と思われる。
*子育て支援が向上した。
*福祉バスの運行が改善された。
*窓口の対応が良く、職員のひたむきな姿に感謝している。
*電話での対応が親切丁寧になった。
*職員の敏速な受け答えが良いと思う。
*職員の接客態度が良くなった。
*窓口対応の笑顔ある対応が良い。
*充実してきたと思う。
*職員の意識が町民に伝わっているのではないかと思う。
問2.合併前に比べ行政サービスが低下したと思われますか、また行政サービスが低下し
たことについて具体的にお聞かせください
*行政サービスが低下したとは思わないが、職員が事務的で温かみをなくしたように感じ
る。
*低下しているとは、思わない。
*行政サービスの範囲が広くなったことで、細かいサービスができていない。
*町全体の催し物への参加意欲などがないと思われる。
*サービスの低下はあまり感じない。
*日常に低下したと思うことはない。
*旧三輪町は、行政と住民の垣根が低かったので、それを懐かしむ気持ちはある。
*サービスの低下ではないが、旧三輪町役場は活気がなく、暗くてさびしい。(職員の対
応は親切でテキパキしていて気持ちが良い)
*職員の笑顔が、年がたつにつれ減尐したことがさびしい。
*低下したとは感じないが、三輪地区の方は庁舎が遠くなったと不満があるだろうと思う。
*アンケート調査では、「税金や施設利用が悪くなった、やや悪くなった」が高い数値を
示しているが、近隣市町村と比較すると高くないと思われ、広報等を通して理解させて
ほしい。
*良くなってきている。
*庁舎内が明るい。
28
問3.旧両町の「融和」についてどう感じられますか
*筑前町は一つと考える。
*前向きに努力していく以外にないと思う。
*三輪・夜須の老人クラブの組織が出来たことがよかった。
*人の交流が広くなり親密感が出来てよかった。
*他の市町村で「筑前町」の認知度が低かったが 10 年後は、認知度が上がったと感じる。
*融和は進んだと思うが、生まれたときから両町に住んでいる人とは若干感じ方が違うか
もしれない。
*10年経過するが、いまだに旧町の線引きがされているように感じる(行政区のこだわ
り。学校の地区制など)
*一般町民は、皆仲良し。融和について考えたり話し合ったりすれば、ライバル心が出て
くると思う。心は一つという思いで前進あるのみと思う。
*合併当初の雰囲気は相当融和されたように感じる。
*様々な活動を通じてメンバーと話す中で、融和が培われてきた。
*多くの町民が何らかの形で筑前町に関わっていくことで、融和が推進できるのではない
かと思う。
*違和感なく生活できている。
*両地区の融和は時間がかかり、現在は、道半ばというところではないか。
*グループ活動を通して、一人一人の出会いで融和が生まれた。
*若い人たちが感じていない違和感も老人クラブなどに参加すると不快なことを耳にする
ことがある。
*表向きは、あまり問題はないかと思う。
*合併時は、「三輪」「夜須」という声を多く聞いたが、今では違和感もなくなってきて
いる。
*インフラ整備や施設整備(みなみの里、記念館、多目的運動公園)で協調融和がより高
まると思う。
*住民としては、まだまだ旧態の意識が多いのではないか。
29
問4.現在あるいは将来に向けて町の行政に望むことや、まちづくりに関するご意見やご
提案
*農村地域であり、今後農地をどう利用していくかが、大きな課題であり農家へのアンケ
ート調査を要望する。
*国際化の時代、都会への人口流出、尐子高齢化、財政難等が進行すると考えられる。
*オンリーワン事業は大成功であり、事業効果は大きいと思われる。
*子どもの安全対策として、町内の通学路の危険個所の点検を行ってほしい。
*三輪中入口信号機左右の歩道の拡幅は、以前からの課題である。
*三輪町役場を何らかの形で残してほしい。
*町づくりは人づくりと言われ、子どもの教育に今以上に力を入れてほしい。
*人材教育が必要である。
*現在進行中の事業目標とする結果がでるよう継続してほしい。
*長期的な視点が必要である。
*胸を張って「筑前町に住んでいる」と言えるような町になってほしい。
*これぞ、筑前町といえる事業、行政サービスを考えてほしい。
*山麓線から 200 号への乗り降り口が必要である。
*都市高速の延長(朝倉路の入口まで)を望む。
*冷水トンネルの早期無料化を望む。
*何でもお尋ねできる電話の開設を望む。
*町民が誇りを持って町を紹介できるように情報発信が必要である。
*町づくりはひとづくり。リーダー養成や町民が喜んで活動できる環境づくりが必要であ
る。
*誇りが持てる町にしてほしい。
*筑前町から平和が発信できるような町づくりを目指す。
*心身ともに「住みやすい」と思われるような町になる。
*運動公園の充実を図る。
*福祉館内にある食堂の営業時間の延長を望む。
*役所で制服着用(一目で職員とわかる)してほしい。
*オンリーワン事業は大成功である。
*上水道の全町完備を望む。
*386 号の歩道整備を望む。
*オンリーワン事業は大変よかったと思う。
*三並小学校の活性化(分譲住宅の開発、学校環境のすばらしさを発信し、人口増と三並
小学校の活性化に取組む)を望む。
*自然の美しさの中で、健康に過ごせる町としての企画を望む。*すべての農業者の充実
した経営と町内企業社の経営の充実を望み、このことが大きな税収になると思われる。
30
2.住民アンケート調査結果(H27 年 8 月実施)
「平成 27 年度 筑前町まちづくりアンケート調査」を実施し、合併に関しての住民の意
見や意向を把握した。
◇対象:筑前町民
◇回答数:465 サンプル
1)属性
◇性 別
男女比は、ほぼ同数である。
回答数
男
女
無回答
計
195
203
67
465
◇年 齢
年齢は 60 歳代 70 歳代以上が多く、次いで 50 歳代、40 歳代、20 歳代、30 歳代の順に
なっている。
回答数
◇通勤地・通学地
20歳代以下
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代以上
無回答
計
41
26
48
82
136
124
8
465
町内が一番高く、次いでその他、近隣の朝倉市、福岡市、筑紫野市となっている。
町内
福岡市
筑紫野市
朝倉市
太宰府市
小郡市
久留米市
その他
無回答
回答数
143
30
29
38
9
11
17
50
138
31
◇世帯構成
親子世帯が一番多く、次いで夫婦のみ世帯となっている。
親子世帯
夫婦のみ世帯
三世代世帯
単身世帯
兄弟姉妹のみ世帯
その他
無回答
計
回答数
218
115
75
27
0
19
11
465
◇世帯人数
世帯人数は、2 人、3 人が多く次いで 5 人、1人となっている。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
◇以前の居住地
10人以上
無回答
計
回答数
31
129
122
82
46
24
16
5
1
0
9
465
町内が最も多いが次いでその他地域や朝倉市、福岡市、筑紫野市となっている。
町内
福岡市
筑紫野市
朝倉市
太宰府市
小郡市
久留米市
その他
無回答
計
回答数
127
47
47
48
25
18
13
113
27
465
32
2)合併の効果
(1)総合評価
合併の総合評価として、
「よくなった・まあ良くなった」の方が「悪くなった・
やや悪くなった」より多くなっている。
(2)年齢別の総合評価
20 歳代が「良くなった・まあ良くなった」との意見が一番多く次いで、70 歳代、
50 歳代となっている。
33
(3)項目別評価
期待される合併効果として挙げられていた項目についての評価は以下のとおり
である。オンリーワン事業の効果が高く評価されており、新町の一体化について
は評価が低い。
さらに詳細な項目ごとに評価を行うと以下のとおりである。
34
合併の効果として「良くなったもの」「悪くなったもの」の上位 10 項目につい
て比較した。
結果、
「良くなったもの」についてオンリーワン事業についで3位が日常的な買物
環境と町民生活に関する内容であった。逆に「悪くなったもの」として税金や施
設利用料金(行政サービス)や筑前町民としての誇りや活動意欲(地域イメージ)
について意見が多かった。また行政サービスについては、「良くなったもの」「悪
くなったもの」それぞれ上位に同じような項目があり、日常生活に関係する項目
について特に評価がわかれた。
◇比較表
合併の効果
良くなったもの
悪くなったもの
1 大刀洗平和記念館の整備による効果
税金や施設利用料金
2 みなみの里の整備による効果
筑前町民としての誇りや活動意欲
3 日常的な買物環境
窓口での手続き業務の受けやすさ
4 公共施設の利用機会や利用しやすさ
筑前町で暮らしていくことや活動していくこと
5 窓口での手続き業務の受けやすさ
合併後实施の公共事業(道路・施設整備等)
6 行政職員の応対姿勢
移動のための交通環境
7 合併後实施の公共事業(道路・施設整備等) 行政職員の応対姿勢
8 災害に対する対応
合併前の地域個性
9 児童福祉や高齢者サービスの利用しやすさ 児童福祉や高齢者サービスの利用しやすさ
10 医療施設の利用しやすさ
公共施設の利用機会や利用しやすさ
(4)年齢別評価
合併効果の項目によっては、対象となる年齢により評価が異なるため、特に町
民生活の身近な項目である「行政サービス」と「町民生活」について年齢別評価
を上げると以下のとおりである。
◇行政サービスについて
「窓口での手続き業務の受けやすさ」については、70 歳代、60 歳代、40 歳代か
ら「良くなった・まあ良くなった」との意見が多い。
35
「公共施設の利用機会や利用しやすさ」についても 60 歳代・70 歳代や 20 歳代、
30 歳代から「良くなった・まあ良くなった」との意見が多い。
「児童福祉や高齢者福祉サービスの利用しやすさ」について利用対象と思われ
る 70 歳代や 40 歳代から「良くなった・まあ良くなった」との意見が多い。
「税金や施設利用料金」については、年齢に関係なく「良くなった・まあ良く
なった」との意見が尐ない。
36
行政職員の対応姿勢については、特に接する機会が多いと思われる 70、60、50
歳代から「良くなった・まあ良くなった」との意見が多い。
「合併後実施の公共事業」については、70 歳代、次いで 30 歳代が「良くなった・
まあ良くなった」との意見が多い。
「災害に対する対応」については、70 歳代、次いで 40 歳代が「良くなった・ま
あ良くなった」との意見が多い。
37
◇町民生活について
「日常的な買物環境」については年齢を問わず全体的に「良くなった・まあ良
くなった」との意見が多い。
「医療施設の利用しやすさ」は、70 歳代、30 歳代が「良くなった・まあ良くな
った」との意見が多い。
「雇用機会」については、年齢を問わず「良くなった・まあ良くなった」との
意見が尐ない。
38
「子育て環境」については対象と思われる 30 歳代から「良くなった・まあ良く
なった」との意見が多い。
「移動のための交通環境」について 70 歳代が「良くなった・まあ良くなった」
との意見が多いが全体的に低い。
39
3)施策の満足度
新町建設計画に基づき、進めてきた施策について住民の満足度について以下のよう
な回答があった。
(1)生活環境分野
全体的に満足度が高いが、特に「ごみ収集・処理の状況」
「防犯・安全施設整備
の状況」
「騒音・振動・悪臭等の環境」「下水道等の整備状況」「自然環境の豊かさ」「火
災や災害からの安全性」について満足度が高い結果となっている。
(2)保健・医療・福祉分野
全体的に満足度が高いが、中でも保健・医療などの状況、高齢者福祉・介護の
状況について満足度が高くなっている。
40
(3)教育・文化分野
子どもの教育環境や青尐年の健全育成環境について満足度が高いが、文化財の
保護や国内外との交流活動については、満足度がやや低い結果となっている。
(4)産業分野
日常の買物の便利さや働きがいのある職場など満足度が高くなっているが、工
業振興・企業誘致や農業振興、観光施設整備の状況や林業振興の状況については、
やや低いという結果である。
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(5)生活基盤分野
交通機関の便利さや道路の整備状況について、満足度は高いが、情報通信体系
の整備状況や町営住宅の整備状況については満足度がやや低い傾向となっている。
(6)人権・参画・行財政分野
他の分野に比べると全体的に満足度がやや低くなっている。
42
(7)項目別評価
さらに詳細な項目ごとに評価を行うと以下のとおりである。
43
施策の満足度について「満足」
「不満足」の上位 10 項目について比較した。
結果、
「満足」が高い項目については生活環境分野に関する項目が上位を占めている。逆に
「不満足」ついては生活基盤分野や産業分野について上位を占めている。
◇比較表
施策の満足度
満足
1 ごみ収集・処理の状況
2 下水道等の整備状況
3 自然環境の豊かさ
4 し尿の収集・処理の状況
5 水道の整備状況
6 騒音・振動・悪臭等の環境
7 火災や災害からの安全性
8 公園・緑地・広場の整備状況
9 日常の買物の便利さ
10 保健・医療サービスや施設整備の状況
不満足
交通機関の便利さ
働きがいのある職場
工業振興・企業誘致の状況
道路の整備状況
インターネット環境など情報通信体系の整備状況
騒音・振動・悪臭等の環境
市街地の整備状況
日常の買物の便利さ
土地利用の状況
防犯、交通安全施設の整備の状況
(8)年齢別評価
施策については対象となる年齢により評価が異なるため、分野の中で特に対象
が絞られる項目について年齢別に評価を行う。結果は以下のとおりである。
◇保健・医療サービスや施設整備の状況
60、70 歳代の高齢者から「満足・まあ満足」との評価が高い。
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◇地域福祉(地域における福祉活動、福祉ボランティア等)の状況
70 歳代の高齢者から「満足・まあ満足」との評価が高い。
◇高齢者福祉・介護サービスや施設整備の状況
対象となる 70 歳代の高齢者から「満足・まあ満足」との評価が高い。
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◇保育・子育て環境
対象となる 20、30 歳代から「満足・まあ満足」との評価が高い。
◇子どもの教育環境
対象となる 20、30 歳代から「満足・まあ満足」との評価が高い。
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4)今後のまちづくりについて
筑前町がどのようなまちになったらいいか、質問した結果以下のような結果と
なった。
全体では「健康福祉のまち」が一番多かった。
年代別には、20、30 歳代は「子育て・教育のまち」次いで「健康福祉のまち」
との意見が多かった。40、50、60、70 歳代とも「健康福祉のまち」との意見が多
く、次いで「快適住環境のまち」であった。
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今後の重点施策については、全体的には「高齢者福祉の充実」「医療体制の充
実」「若者の定住促進のための施策」「就労の場の充実」「児童福祉・子育て支
援の充実」が上位意見であった。
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年代別に上位の重点施策を見ると、20~30 歳代は「就労の場の充実」や「学校教
育環境・幼児教育環境の充実」が挙げられ、40~70 歳代は「高齢者福祉」や「医療
体制の充実」が挙げられる。また若者、高齢者共に求められる内容として「若者の
定住促進のための施策」が挙げられる。
1位
20歳代 就労の場の充实
2位
若者の定住促進のための施策
3位
学校教育環境・幼児教育の充实
30歳代 児童福祉・子育て支援の充实 学校教育環境・幼児教育の充实 医療体制の充实
40歳代 医療体制の充实
高齢者福祉の充实
交通安全・防犯対策の充实
50歳代 高齢者福祉の充实
医療体制の充实
就労の場の充实
60歳代 高齢者福祉の充实
医療体制の充实
若者の定住促進のための施策
70歳代 高齢者福祉の充实
医療体制の充实
若者の定住促進のための施策
49
Ⅵ.検証のまとめ
1.人口動態
人口は増加したが地域内で増減率が異なる
*10 年前に比べると 262 人増加、増加率は 0.9%である。
*町の中心部及び南部地域で増加しており、北部地域は減尐している。
*増加した地域の特徴として、交通の便が良い(国道 386 号沿い、甘木鉄道沿い)、住環境
が整備されている(ニュータウン・町営住宅・アパートなど)ことが言える。
町への愛着及び定住意向が高い
*町への愛着は「愛着を感じている」「どちらかと言えば愛着を感じている」という意見が
半数以上である。
*定住意向は「住み続けたい」
「どちらかと言えば住み続けたい」との意見が半数以上ある。
*町への愛着は「筑前町」として馴染みが高い 20 歳代が高く、定住意向は居住年数が高い
60、70 歳代が高い
2.財政の検証
経済状況が厳しい中で、堅実な状況を保っている
*歳入は、地方税・地方交付税が増加し、地方債が減尐した。
*歳出は、扶助費が増加し、人件費・普通建設費が減尐した。
*財政力指数は、10 年前に比べるとやや減尐した。(0.48 ポイントから 0.46 ポイントへ)
*経営収支比率は、10 年前に比べると財政にややゆとりが生まれた。
(93.5 ポイントから
91.8 ポイントへ)
3.合併効果の検証
総合評価として、
「良くなった・まあ良くなった」との意見の方が「悪くなっ
た・やや悪くなった」との意見より多い
*オンリーワン事業が合併効果として一番高く評価されている。核となる施設が出来、交
流人口の増加、地域活性化につながり、目に見える効果について評価が高い。
*新町の一体化や将来への展望、地域イメージについては、成果が見えにくくまた時間を
要する内容でもあり、合併効果としてやや低い評価である。
*「児童福祉や高齢者福祉サービス」、
「医療施設の利用しやすさ」「子育て環境」について
は、特に対象となる年代が絞られる項目であるが、それぞれ対象となる年代からの評価
が高く、施策が的確に伝わっていることがいえる。
*「税金や施設利用料金について」と「雇用機会」については、年齢層関わらず期待する
効果が低いとの意見が多かった。
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4.施策の満足度
生活環境分野についての満足度が高く、生活基盤分野や産業分野についての
満足度が低い
*生活環境分野については、新町建設計画のシンボル事業で実施した「下水道の整備状況」
や「水道の整備状況」
「公園・緑地・広場の整備状況」について満足度が高い評価であっ
た。
*「福祉」や「子育て」については、対象となる年齢層から高い評価であり、施策が的確
に伝わっていることがいえる。
*「交通機関の便利さ」や「道路の整備状況」などの生活基盤分野や「働きがいのある職
場」
「工業振興・企業誘致の状況」など産業分野について満足度が低い評価である。
5.今後のまちづくり
「健康・福祉」
「快適な住環境」
「子育て環境」
「若者の定住促進」が望まれて
いる
*今後のまちづくりのイメージについては、
「健康福祉のまち」「快適住環境のまち」「子育
て教育のまち」という要望が高い。年代別には 40~70 歳代は「健康福祉のまち」20~30
歳代は「子育て・教育のまち」というイメージとの要望が高い。
*今後の重点施策については「高齢者福祉の充実」「医療体制の充実」「若者定住促進の
ための施策」が上位を占めており、年代別にも「健康・福祉」「快適住環境」「子育て環
境」が共通して高い。
「若者の定住促進のための施策」については、若者及び高齢者から
も要望が高い。
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合併効果として人口はこの 10 年間で増加し、また町民の定住意向や町への愛着が高い
結果となっており、財政・施策面からは、10 年間で新町建設計画を基に様々な施策に取
り組んできた結果、合併効果として良くなったと住民より評価されている。
特にオンリーワン事業に関して効果が高いと意見が多く、みなみの里と大刀洗平和記念
館という拠点が誕生したことで、町外へ発信するものが生まれ、その結果交流人口の増加
や地域振興が図られ、また、「食と平和」というコンセプトのもと町づくりを進めてきた
ことで、筑前町の地域性が確立されてきており、このようにシンボル事業やオンリーワン
事業がもたらした合併効果は大きいと思われる。
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Ⅶ.まちづくりの課題
合併 10 年の検証を行い、今後のまちづくりの課題をまとめる。
◇筑前町民が住み続けたい町へ
*町への愛着や定住意識が高い
*生活環境への満足度が高い
【キーワード】
*健康・福祉
*快適な住環境
*子育て教育
*生活基盤・産業分野の満足度が低
い
*交通の便や住環境が整った地域
の人口増加率が高い
【キーワード】
*産業振興
*雇用促進
*交通・道路整備
検証結果より導き出されるキーワードをもとに施策を進めることで・・・
住み続けたい町へ
◇筑前町が住んでみたい町へ
【効
果】
*町の魅力発信
*交流人口増加
*町の拠点施設
【まちづくりのキーワード】
*産業振興
*健康・福祉
*雇用促進
*快適な住環境
*交通・道路整備
*子育て教育
拠点をきっかけに筑前町に訪れ、キーワードをもとに進めた町に触れること
で・・・
住んでみたい町へ
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◇筑前町が住んでよかった町へ
住民の生活環境・基盤を整え、
「食と平和」をコンセプトに地域性を大切にし
た町づくりを進めることで・・・
筑前町民としての
誇りが生まれる
地域イメージアッ
プが生まれる
魅力ある町づくりの継承
魅力ある町づくりが継承されることで・・・
住んでよかった町へ
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